JPH033467Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033467Y2 JPH033467Y2 JP1983029313U JP2931383U JPH033467Y2 JP H033467 Y2 JPH033467 Y2 JP H033467Y2 JP 1983029313 U JP1983029313 U JP 1983029313U JP 2931383 U JP2931383 U JP 2931383U JP H033467 Y2 JPH033467 Y2 JP H033467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition plate
- plate
- seaming
- peripheral edge
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、缶胴に仕切板を巻締固着した缶に
おいて、両者の巻締部における弾力性の発生及び
密着性の向上を目的とした密封缶に関するもので
ある。
おいて、両者の巻締部における弾力性の発生及び
密着性の向上を目的とした密封缶に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来、缶胴に中仕切板を巻締固着した缶におい
ては巻締中心部は中空となつていた。このために
巻締に際して缶胴と中仕切板との巻締当接部に圧
力を加えることができず、両者の重なり部分を加
圧密着させることが困難であつたので、巻締構造
に工夫を加えたり、仕切板を成形物としたり、缶
の気密性確保に苦心していた。
ては巻締中心部は中空となつていた。このために
巻締に際して缶胴と中仕切板との巻締当接部に圧
力を加えることができず、両者の重なり部分を加
圧密着させることが困難であつたので、巻締構造
に工夫を加えたり、仕切板を成形物としたり、缶
の気密性確保に苦心していた。
そこで、先に出願人は、缶胴と中仕切板との密
着性の向上を目的とするものとして缶胴に中仕切
板を巻締固着した缶において、中仕切板の巻締部
内側に環状の芯材を包み込み、巻締部の缶胴縁と
中仕切板の周縁とを加圧接着した缶の中仕切板装
置を提供した(実開昭57−177331号)。
着性の向上を目的とするものとして缶胴に中仕切
板を巻締固着した缶において、中仕切板の巻締部
内側に環状の芯材を包み込み、巻締部の缶胴縁と
中仕切板の周縁とを加圧接着した缶の中仕切板装
置を提供した(実開昭57−177331号)。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら掛る構造においては芯材が不可欠
であり、巻締加工が繁雑となる問題点を生じてい
た。
であり、巻締加工が繁雑となる問題点を生じてい
た。
(課題を解決する為の手段)
然るに本願考案は、中仕切板の周縁部に複数重
なりとなる折り返しを設けたので、缶胴と中仕切
板との加圧密着性の向上を図ることができ、前記
従来の問題点を解決した。
なりとなる折り返しを設けたので、缶胴と中仕切
板との加圧密着性の向上を図ることができ、前記
従来の問題点を解決した。
即ち本願考案は、金属製の缶胴口縁と中仕切板
の周縁とを前記缶胴の内側へ巻締固着した缶にお
いて、前記中仕切板の周縁部は複数重なりとなる
ように前記巻締の方向とは逆方向に折り返してあ
り、巻締部内の缶胴縁と中仕切板の周縁部とは気
密に巻締され、熱溶着された密封缶である。更
に、仕切板の周縁部の複数重なりの折り返しは2
重又は3重とした気密缶であり、中仕切板は熱溶
着性樹脂薄板又は、合成樹脂薄板又は金属薄板の
一面又は両面に熱溶着層を設けた気密缶であり、
また、中仕切板は複数フイルムの積層板とした気
密缶である。
の周縁とを前記缶胴の内側へ巻締固着した缶にお
いて、前記中仕切板の周縁部は複数重なりとなる
ように前記巻締の方向とは逆方向に折り返してあ
り、巻締部内の缶胴縁と中仕切板の周縁部とは気
密に巻締され、熱溶着された密封缶である。更
に、仕切板の周縁部の複数重なりの折り返しは2
重又は3重とした気密缶であり、中仕切板は熱溶
着性樹脂薄板又は、合成樹脂薄板又は金属薄板の
一面又は両面に熱溶着層を設けた気密缶であり、
また、中仕切板は複数フイルムの積層板とした気
密缶である。
(作用)
この考案は芯材を用いることなく缶胴と中仕切
板の密着を図ることができるため、材料を節約
し、製造工程を簡略化し、又、巻締部を形成する
中仕切板の周縁部を巻き締め方向とは逆の方向へ
折り返したことにより巻締部に弾力性を生じる。
板の密着を図ることができるため、材料を節約
し、製造工程を簡略化し、又、巻締部を形成する
中仕切板の周縁部を巻き締め方向とは逆の方向へ
折り返したことにより巻締部に弾力性を生じる。
(実施例)
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
金属製の缶胴1の口縁部と、周縁部が2層重な
りとなるように外側に折り返し部3を形成したポ
リエチレン製の中仕切板2の周縁とが、巻締固着
してあり、前記折り返し部3は前記巻締部内に包
み込んである。又、前記缶胴1と中仕切板2との
巻締による当接部は加熱溶着してある。
りとなるように外側に折り返し部3を形成したポ
リエチレン製の中仕切板2の周縁とが、巻締固着
してあり、前記折り返し部3は前記巻締部内に包
み込んである。又、前記缶胴1と中仕切板2との
巻締による当接部は加熱溶着してある。
上記実施例に示す密封缶を得るには、有底筒状
でその立ち上り壁4の外側に折り返し部3を有す
る中仕切板2を、第3図及び第4図に示すように
缶胴1の口部へ嵌装し、前記缶胴1と中仕切板2
の立ち上り壁4及び折り返し部3を、第5図に示
すように一体的に内側へ加圧しつつ、巻締し、ヒ
ーター6を有するヒートチヤツク7を第6図に示
すように巻締部に当接加圧する。缶胴1の口縁部
と中仕切板2の周縁部はヒーターの熱により加熱
され、前記両者の当接部は第7図に示すように加
圧状態で熱溶着される。中仕切板には開缶用スコ
アー5を設けてあるが、これのないものであつて
もよい。
でその立ち上り壁4の外側に折り返し部3を有す
る中仕切板2を、第3図及び第4図に示すように
缶胴1の口部へ嵌装し、前記缶胴1と中仕切板2
の立ち上り壁4及び折り返し部3を、第5図に示
すように一体的に内側へ加圧しつつ、巻締し、ヒ
ーター6を有するヒートチヤツク7を第6図に示
すように巻締部に当接加圧する。缶胴1の口縁部
と中仕切板2の周縁部はヒーターの熱により加熱
され、前記両者の当接部は第7図に示すように加
圧状態で熱溶着される。中仕切板には開缶用スコ
アー5を設けてあるが、これのないものであつて
もよい。
この実施例においては中仕切板の折り返し部が
巻締部内にあるようにしたので中仕切板端部が缶
内に露出せず、中仕切板の端部に内容物、特に粉
体が付着するおそれがない。
巻締部内にあるようにしたので中仕切板端部が缶
内に露出せず、中仕切板の端部に内容物、特に粉
体が付着するおそれがない。
上記においては、缶胴を金属製としたが、缶と
して使用されるものであれば材料は限定されな
い。
して使用されるものであれば材料は限定されな
い。
又、中仕切板2をポリエチレン製としたので、
缶胴1の内面には熱溶着の為に何ら処理を施すこ
となく両者を熱溶着することができるが、ポリエ
チレン以外でも金属との親和性のよい熱溶着性樹
脂薄板であれば同様である。又、中仕切板2を金
属との親和性の悪い合成樹脂薄板又は金属薄板と
した場合にもこれら薄板の一面又は両面に熱溶着
層を設けることにより熱溶着することができる。
又、中仕切板は上記のものに限定されるものでは
なく複数フイルムの積層板とすることもできる。
缶胴1の内面には熱溶着の為に何ら処理を施すこ
となく両者を熱溶着することができるが、ポリエ
チレン以外でも金属との親和性のよい熱溶着性樹
脂薄板であれば同様である。又、中仕切板2を金
属との親和性の悪い合成樹脂薄板又は金属薄板と
した場合にもこれら薄板の一面又は両面に熱溶着
層を設けることにより熱溶着することができる。
又、中仕切板は上記のものに限定されるものでは
なく複数フイルムの積層板とすることもできる。
尚、缶胴1と中仕切板2との接着は、前記実施
例の熱溶着に限定されるものではなく、接着剤を
用いることもできる。
例の熱溶着に限定されるものではなく、接着剤を
用いることもできる。
又中仕切板の折り返しは前記実施例の2重に限
定されるものではなく、3重またはそれ以上とす
れば、巻締部の弾力性の大きい密封缶が得られ
る。
定されるものではなく、3重またはそれ以上とす
れば、巻締部の弾力性の大きい密封缶が得られ
る。
(考案の効果)
すなわち、この考案によれば、金属缶胴と仕切
板の巻締部において中仕切板の周縁部が複数重な
りとなるように折り返してあるので巻締加工時に
缶胴と中仕切板の当接部に強い圧力を加えること
ができる。又、仕切板の周縁部を巻締方向とは逆
に折り返してあるので、巻締部に弾力性が生じる
ことにより気密性が向上すると共に、中仕切板の
取付強度を増強することができるなどの効果があ
る。
板の巻締部において中仕切板の周縁部が複数重な
りとなるように折り返してあるので巻締加工時に
缶胴と中仕切板の当接部に強い圧力を加えること
ができる。又、仕切板の周縁部を巻締方向とは逆
に折り返してあるので、巻締部に弾力性が生じる
ことにより気密性が向上すると共に、中仕切板の
取付強度を増強することができるなどの効果があ
る。
然して缶胴と中仕切板の当接部は緊密な巻締、
加圧溶着又は加圧接着したので、気密性を高める
ことができる。
加圧溶着又は加圧接着したので、気密性を高める
ことができる。
又、缶胴の内側に巻き締めたので、缶胴外側に
突出部が生ぜず、缶の保管、移動の際の取扱いが
容易となる効果がある。更に、巻締部に芯材を用
いていないため、材料の節約と製造工程の簡略化
を図れる効果がある。
突出部が生ぜず、缶の保管、移動の際の取扱いが
容易となる効果がある。更に、巻締部に芯材を用
いていないため、材料の節約と製造工程の簡略化
を図れる効果がある。
第1図はこの考案の実施例の中仕切板の断面
図、第2図乃至第7図はこの考案の実施例の製造
過程を示すものであつて、第2図は缶胴に中仕切
板を嵌装した状態の一部縦断面図、第3図は同じ
く巻締部を加圧溶着した一部拡大縦断面図、第4
図は同じく缶胴に中仕切板を嵌装した状態の一部
拡大縦断面図、第5図は同じく缶胴と中仕切板を
巻締した一部拡大縦断面図、第6図は同じく巻締
部をヒートチヤツクで当接加圧した一部拡大縦断
面図、第7図は同じく巻締部を加熱固着した一部
拡大縦断面図、第8図は同じく実施例の要部拡大
断面図である。 1…缶胴、2…中仕切板、3…折り返し部、4
…立ち上り壁、5…開缶用スコアー。
図、第2図乃至第7図はこの考案の実施例の製造
過程を示すものであつて、第2図は缶胴に中仕切
板を嵌装した状態の一部縦断面図、第3図は同じ
く巻締部を加圧溶着した一部拡大縦断面図、第4
図は同じく缶胴に中仕切板を嵌装した状態の一部
拡大縦断面図、第5図は同じく缶胴と中仕切板を
巻締した一部拡大縦断面図、第6図は同じく巻締
部をヒートチヤツクで当接加圧した一部拡大縦断
面図、第7図は同じく巻締部を加熱固着した一部
拡大縦断面図、第8図は同じく実施例の要部拡大
断面図である。 1…缶胴、2…中仕切板、3…折り返し部、4
…立ち上り壁、5…開缶用スコアー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 金属製の缶胴口縁と中仕切板の周縁とを前記
缶胴の内側へ巻締固着した缶において、前記中
仕切板の周縁部は複数重なりとなるように前記
巻締の方向とは逆方向に折り返してあり、巻締
部内の缶胴縁と中仕切板の周縁部とは気密に巻
締され、熱溶着された密封缶。 2 仕切板の周縁部の複数重なりの折り返しは2
重又は3重とした実用新案登録請求の範囲第1
項記載の密封缶。 3 中仕切板は熱溶着性樹脂薄板又は、合成樹脂
薄板又は金属薄板の一面又は両面に熱溶着層を
設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の密
封缶。 4 中仕切板は複数フイルムの積層板とした実用
新案登録請求の範囲第1項記載の密封缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2931383U JPS59136428U (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 密封缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2931383U JPS59136428U (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 密封缶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59136428U JPS59136428U (ja) | 1984-09-12 |
JPH033467Y2 true JPH033467Y2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=30160171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2931383U Granted JPS59136428U (ja) | 1983-03-01 | 1983-03-01 | 密封缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59136428U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584812U (ja) * | 1981-07-02 | 1983-01-12 | 株式会社青山製作所 | タツピングねじ |
-
1983
- 1983-03-01 JP JP2931383U patent/JPS59136428U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584812U (ja) * | 1981-07-02 | 1983-01-12 | 株式会社青山製作所 | タツピングねじ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59136428U (ja) | 1984-09-12 |
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