JPH0331526Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331526Y2 JPH0331526Y2 JP1982034958U JP3495882U JPH0331526Y2 JP H0331526 Y2 JPH0331526 Y2 JP H0331526Y2 JP 1982034958 U JP1982034958 U JP 1982034958U JP 3495882 U JP3495882 U JP 3495882U JP H0331526 Y2 JPH0331526 Y2 JP H0331526Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- veneer
- hole
- air
- cutter
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 16
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 16
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 8
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ベニヤ単板(以下、単板と称す)に
切込みを形成するとともに、該切込み内に糸を埋
入する糸入刃物を備えた糸入装置に関する。
切込みを形成するとともに、該切込み内に糸を埋
入する糸入刃物を備えた糸入装置に関する。
従来、上記装置に備えられる糸入刃物として
は、本願図面に例示した外にも種々公知である
が、いずれの刃物においても単板に糸の埋入を図
る際、糸の糸切れを惹起する問題が存在してい
た。この糸切れはその都度、糸入刃物への糸の挿
通に該装置の稼動を休止する必要性を生起し、生
産性を低下させる大きな要因となつていた。その
ため従来装置では過大に強度ある糸が使用される
傾向にあり、それに伴い糸のコスト高を招来して
いた。
は、本願図面に例示した外にも種々公知である
が、いずれの刃物においても単板に糸の埋入を図
る際、糸の糸切れを惹起する問題が存在してい
た。この糸切れはその都度、糸入刃物への糸の挿
通に該装置の稼動を休止する必要性を生起し、生
産性を低下させる大きな要因となつていた。その
ため従来装置では過大に強度ある糸が使用される
傾向にあり、それに伴い糸のコスト高を招来して
いた。
本考案は係る糸切れの問題に関し、多くの実験
分析より該糸切れは主として糸にまつわる木粉等
の粉塵の集積に起因していることを究明し、該現
象を根本的に防止すべくベニヤ単板に切込みを形
成するとともに該切込み内に糸を埋入する糸入刃
物を備えた糸入装置において、該糸入装置に糸孔
を設け、さらに該糸孔に連通する送風孔を形成
し、そして該送風孔に送風する送風装置を設けた
ことを特徴とするベニヤ単板の糸入装置であり、
以下、その構成を図面に例示した実施例に基ずき
詳述する。
分析より該糸切れは主として糸にまつわる木粉等
の粉塵の集積に起因していることを究明し、該現
象を根本的に防止すべくベニヤ単板に切込みを形
成するとともに該切込み内に糸を埋入する糸入刃
物を備えた糸入装置において、該糸入装置に糸孔
を設け、さらに該糸孔に連通する送風孔を形成
し、そして該送風孔に送風する送風装置を設けた
ことを特徴とするベニヤ単板の糸入装置であり、
以下、その構成を図面に例示した実施例に基ずき
詳述する。
第1図並びに第2図に例示したものは、単板2
0を矢視方向に搬送するアンビルロール21に対
して、糸入刃物2を刃物押え19とホルダーピン
18とで挾持して図の如き状態に備え、更に該刃
物2の両側に単板20を押圧しつつ回転するベア
リング17を設けて構成した糸入装置である。前
記ホルダーピン18は、固定ブラケツト26の支
点ピン27を中心として揺動可能な揺動ブラケツ
ト23で保持され、該揺動ブラケツト23は加圧
アーム24によつて加圧されているために、ホル
ダーピン18に備えられた前記糸入刃物2は、ア
ンビルロール21上の単板20に対してその厚さ
変化に追従する。この時、両側のベアリング17
は糸入刃物2を単板20に対して所定位置に位置
ずけるとともに、アンビルロール21に単板20
を押圧して単板送り力を発生する。一方、糸1は
ホルダーピン18に形成された糸孔を通じて糸入
刃物2に挿通され、単板20に形成される切込み
内に供給される。そして、糸入れ後の単板はアン
ビルロール21並びに該ロールの溝に先端部分が
没入して備えられた案内板22の上を矢視方向に
搬出され、所望のとおりに単板補強および接合が
実施される。尚、図中、25はアンビルロール2
1に搬入される単板20を必要時切断する切断刃
であり、前記案内板22とともに周知の有寸切
断、並びに不要部分と有効部分とを弁別する弁別
機構を構成する。
0を矢視方向に搬送するアンビルロール21に対
して、糸入刃物2を刃物押え19とホルダーピン
18とで挾持して図の如き状態に備え、更に該刃
物2の両側に単板20を押圧しつつ回転するベア
リング17を設けて構成した糸入装置である。前
記ホルダーピン18は、固定ブラケツト26の支
点ピン27を中心として揺動可能な揺動ブラケツ
ト23で保持され、該揺動ブラケツト23は加圧
アーム24によつて加圧されているために、ホル
ダーピン18に備えられた前記糸入刃物2は、ア
ンビルロール21上の単板20に対してその厚さ
変化に追従する。この時、両側のベアリング17
は糸入刃物2を単板20に対して所定位置に位置
ずけるとともに、アンビルロール21に単板20
を押圧して単板送り力を発生する。一方、糸1は
ホルダーピン18に形成された糸孔を通じて糸入
刃物2に挿通され、単板20に形成される切込み
内に供給される。そして、糸入れ後の単板はアン
ビルロール21並びに該ロールの溝に先端部分が
没入して備えられた案内板22の上を矢視方向に
搬出され、所望のとおりに単板補強および接合が
実施される。尚、図中、25はアンビルロール2
1に搬入される単板20を必要時切断する切断刃
であり、前記案内板22とともに周知の有寸切
断、並びに不要部分と有効部分とを弁別する弁別
機構を構成する。
上記装置例にあつて、本考案は、16で指示し
たエアーチユーブから糸入刃物2に供給される糸
1に送風するべく構成される。
たエアーチユーブから糸入刃物2に供給される糸
1に送風するべく構成される。
その詳細を第3図乃至第5図に基ずき説明する
が、まず例示した糸入刃物2については第3図の
平面図、第4図の正面図、第5図の側面図で図示
した如き形状で成る。図中、3は単板の繊維方向
を2分する切込み、即ち単板の上面から厚さ方向
に所定深さの切込みを形成するケ引刃であり、4
は該ケ引刃3に対して翼状を成し、前記切込みに
継続した状態で、単板内部において単板上面と平
行に延びる切込みを形成する翼状刃である。そし
て、翼状刃4の片方には、第4図図示の如き糸案
内溝5を有し、糸孔6から排出される糸1を翼状
刃4の片端に案内する。すなわち、翼状刃4で形
成する切込みの最深位置に糸1を埋入するのであ
る。
が、まず例示した糸入刃物2については第3図の
平面図、第4図の正面図、第5図の側面図で図示
した如き形状で成る。図中、3は単板の繊維方向
を2分する切込み、即ち単板の上面から厚さ方向
に所定深さの切込みを形成するケ引刃であり、4
は該ケ引刃3に対して翼状を成し、前記切込みに
継続した状態で、単板内部において単板上面と平
行に延びる切込みを形成する翼状刃である。そし
て、翼状刃4の片方には、第4図図示の如き糸案
内溝5を有し、糸孔6から排出される糸1を翼状
刃4の片端に案内する。すなわち、翼状刃4で形
成する切込みの最深位置に糸1を埋入するのであ
る。
一方、糸孔6に挿通される糸1は、第3図の如
く、ホルダーピンの糸孔7をも通じて糸カートン
14より供給されるが、本考案実施例において
は、前記ホルダーピンの糸孔7に連通する送風孔
8を形成し、該送風孔より圧縮空気9を送風す
る。流れを規制され、糸1の外周全面に効率よく
作用する。尚、該空気9はコンプレツサー又は送
風機12により供給されるが、好しくは、電磁弁
等の開閉弁11を介在させて必要時のみ送風でき
る構成とする。それは、糸入刃物2から突き出て
いる糸1が未た単板に埋入されていない作業開始
時に送風によつて糸入刃物2より引き戻されて抜
けてしまうことを防止する。
く、ホルダーピンの糸孔7をも通じて糸カートン
14より供給されるが、本考案実施例において
は、前記ホルダーピンの糸孔7に連通する送風孔
8を形成し、該送風孔より圧縮空気9を送風す
る。流れを規制され、糸1の外周全面に効率よく
作用する。尚、該空気9はコンプレツサー又は送
風機12により供給されるが、好しくは、電磁弁
等の開閉弁11を介在させて必要時のみ送風でき
る構成とする。それは、糸入刃物2から突き出て
いる糸1が未た単板に埋入されていない作業開始
時に送風によつて糸入刃物2より引き戻されて抜
けてしまうことを防止する。
上記の如き構成による効果は、木粉等の粉塵が
糸の外周のどの面に、まつわつていても、ふきと
ばすことができ、糸入刃物の糸孔の詰まりを防止
することができるのである。特に、糸カートン1
4から供給された糸1を張力ゲート13を介して
糸入刃物2に挿通、供給する場合などには、張力
ゲート13で張力を与える際、即ち、糸入刃物2
から排出される糸1に幾分かの排出抵抗を加える
べく前記張力ゲート13で糸1に抵抗を発生させ
るに摩擦力を利用するために、該摩擦によつて静
電気が糸1に惹起され、それ故に更に糸1にまつ
わる粉塵が増え、その集積が糸孔6で生じるの
で、該粉塵10の除去の必要性は特に高くなる。
因みに、図示した装置例において、送風した場合
としない場合とを比較してみれば、送風しない場
合の糸切れは約35分に1度、送風した場合には約
8時間に1度の割合であつて、該送風による糸切
れ防止の効果は多大であつた。
糸の外周のどの面に、まつわつていても、ふきと
ばすことができ、糸入刃物の糸孔の詰まりを防止
することができるのである。特に、糸カートン1
4から供給された糸1を張力ゲート13を介して
糸入刃物2に挿通、供給する場合などには、張力
ゲート13で張力を与える際、即ち、糸入刃物2
から排出される糸1に幾分かの排出抵抗を加える
べく前記張力ゲート13で糸1に抵抗を発生させ
るに摩擦力を利用するために、該摩擦によつて静
電気が糸1に惹起され、それ故に更に糸1にまつ
わる粉塵が増え、その集積が糸孔6で生じるの
で、該粉塵10の除去の必要性は特に高くなる。
因みに、図示した装置例において、送風した場合
としない場合とを比較してみれば、送風しない場
合の糸切れは約35分に1度、送風した場合には約
8時間に1度の割合であつて、該送風による糸切
れ防止の効果は多大であつた。
また、第6図並びに第7図の如く、小孔を有す
る除塵体15を叙述の送風装置に代えて、あるい
は望ましくは送風に先立つ位置に設置して予め大
き目の粉塵を除去し本考案の送風と併用しても糸
切れ防止の効果を高めることが可能である。
る除塵体15を叙述の送風装置に代えて、あるい
は望ましくは送風に先立つ位置に設置して予め大
き目の粉塵を除去し本考案の送風と併用しても糸
切れ防止の効果を高めることが可能である。
尚、送風に代り、送水又は蒸気をして同様に粉
塵除去を実施することもでき、加えて例示した以
外の形状を有する糸入刃物に対しても本考案は適
用できる。また、糸1に対する送風方向は例示し
た通り、糸1の移動方向に逆方向に行うのが効果
的であるが、構造上の制限がある場合には、糸1
に対して糸の延在する方向の横方向から糸に直角
乃至、それより糸1の移動方向に向けて実施する
こともできる。
塵除去を実施することもでき、加えて例示した以
外の形状を有する糸入刃物に対しても本考案は適
用できる。また、糸1に対する送風方向は例示し
た通り、糸1の移動方向に逆方向に行うのが効果
的であるが、構造上の制限がある場合には、糸1
に対して糸の延在する方向の横方向から糸に直角
乃至、それより糸1の移動方向に向けて実施する
こともできる。
いずれにせよ、本考案によつて糸切れ防止が達
成されるので、使用する糸のコストダウンによる
効果は多大である。
成されるので、使用する糸のコストダウンによる
効果は多大である。
第1図は実施例装置の側面図、第2図はその正
面図、第3図は主として糸入刃物2を図示した平
面図、第4図はその正面図、第5図は同側面図、
第6図並びに第7図は除塵体15の拡大正面図で
ある。 図中、1……糸、2……糸入刃物、5……案内
溝、7……糸孔、8……送風孔、11……開閉
弁、13……張力ゲート、14……糸カートン、
16……エアーチユーブ、17……ベアリング、
18……ホルダーピン、20……単板、21……
アンビルロール……である。
面図、第3図は主として糸入刃物2を図示した平
面図、第4図はその正面図、第5図は同側面図、
第6図並びに第7図は除塵体15の拡大正面図で
ある。 図中、1……糸、2……糸入刃物、5……案内
溝、7……糸孔、8……送風孔、11……開閉
弁、13……張力ゲート、14……糸カートン、
16……エアーチユーブ、17……ベアリング、
18……ホルダーピン、20……単板、21……
アンビルロール……である。
Claims (1)
- ベニヤ単板に切込みを形成するとともに該切込
み内に糸を埋入する糸入刃物を備えた糸入装置に
おいて、該糸入装置に糸孔を設け、さらに該糸孔
に連通する送風孔を形成し、そして該送風孔に送
風する送風装置を設けたことを特徴とするベニヤ
単板の糸入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3495882U JPS58138603U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | ベニヤ単板の糸入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3495882U JPS58138603U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | ベニヤ単板の糸入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58138603U JPS58138603U (ja) | 1983-09-17 |
JPH0331526Y2 true JPH0331526Y2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=30046446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3495882U Granted JPS58138603U (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | ベニヤ単板の糸入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58138603U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169007A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for removing cutting chip of thrust board |
-
1982
- 1982-03-11 JP JP3495882U patent/JPS58138603U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169007A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for removing cutting chip of thrust board |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58138603U (ja) | 1983-09-17 |
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