[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0327444Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327444Y2
JPH0327444Y2 JP14006687U JP14006687U JPH0327444Y2 JP H0327444 Y2 JPH0327444 Y2 JP H0327444Y2 JP 14006687 U JP14006687 U JP 14006687U JP 14006687 U JP14006687 U JP 14006687U JP H0327444 Y2 JPH0327444 Y2 JP H0327444Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thin copper
surface plate
coating layer
copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14006687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63127402U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14006687U priority Critical patent/JPH0327444Y2/ja
Publication of JPS63127402U publication Critical patent/JPS63127402U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327444Y2 publication Critical patent/JPH0327444Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は銅イオンの殺菌作用で水虫の治療及
び予防に効果がある靴の中敷きに関する。
〈従来の技術〉 実公昭55−42727号公報で中敷きの表面に銅、
或いはその合金の粉を含有する被覆層を設けたも
のが公知である。
又、銅線製の網を通気性シートからなる表面板
の下面に敷いた中敷きは実開昭55−13872号公報
で公知である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記実公昭55−42727号では、銅或いはその合
金の粉末はそのまゝでは中敷きの表面に付着しな
いため固まると硬化する接着剤に練込み、層とし
て付着させるため実際に銅イオンを発生するのは
被覆層の表面に露出した銅粉だけで、大部分の銅
粉は接着剤の硬化層中に閉じ込められ、銅粉の使
用量の割には殺菌効果が乏しい。
又、実開昭55−13872号公報のものは銅線で網
を編成するのに手数がかゝると共に、これを通気
性シートの下面に敷くとゴワゴワして履き心地が
著しく悪い。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は一層又は複数層の通気性シート
からなる表面板の下面に、銅又はその合金からな
る薄層(銅薄層と記す。)を介在させてプラスチ
ツクの被覆層を設け、この被覆層には下面から上
記銅薄層に達する孔と、下面から下向きに突出す
る突起を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 銅薄層が発生する銅イオンは通気性シートの表
面板を通じ足裏に作用する以外に、表面板の下面
のプラスチツクの被覆層の孔から突起で保たれた
靴底上面との間隙を通り靴の内部全体から足の表
にも作用する。
そして、銅薄層が表面板下面から剥れるのを被
覆層が防止する。
〈実施例〉 図示の各実施例において、1は一枚或いは複数
枚の通気性シートからなる表面板、2はその下面
に設けた銅薄層、3は上記銅薄層2を介在させて
前記表面板1の下面を被覆するプラスチツクの被
覆層、4は上記被覆層の下面から銅薄層に達する
様に開設した孔、5は被覆層の下面に突設した突
起を示す。
表面板1を構成する通気性シートは編成或いは
織成した布地や、不織布、ヘチマやサランネツト
などの網材、その他天然或いは合成の皮革、細孔
を多数あけた天然或いは合成の薄ゴム板等、通気
性があり、且つ可撓であればどの様な材質でもよ
く、又、その二枚、三枚を接着剤等で貼合わせ、
例えば銅薄層を下面に介在させてプラスチツク被
覆層を下面に射出成形で設けた孔を有する薄ゴム
板の上面にタオルなどのパイル布地を接着しても
よい。
又、プラスチツクの被覆層3は表面板1の可撓
性を損わない様に弾性がある合成樹脂、例えば軟
質塩化ビニル、EVA、ポリエチレン、熱可塑性
ポリウレタン等で厚さ0.2〜1.5mm程度にする。こ
の被覆層3は銅薄層2を介在させて前記表面板1
の下面に射出成形で積層し、同時に孔4と突起5
を成形してもよいし、孔4と突起5を有するシー
ト状に成形し、表面板1の外形と同大に截断して
接着剤などで固定してもよい。尚、孔4は銅薄層
2を覆う部分にだけ設ければ足り、孔径は約1〜
3mm位、相互の間隔は約5〜10mm位でよい。これ
に対し、突起5は被覆層3の下面全体に相互の間
隔約5〜10mm位、下向き長さ約0.2〜2.0mm位と
し、一様に分散して設ける。
さて、第1,2図の実施例は表面板1の下面
に、溶融状態の銅或いはその合金を圧風により噴
霧化して高速度で吹付ける溶射法で銅薄層2を設
けてある。溶射によるこの銅薄層2は銅の微粒子
の一部が表面板の網目、織目等の間隙に喰込んで
表面板とほゞ一体状になり、多孔質で、摩擦係数
が小さく、耐摩耗性に優れてはいるが、引張り強
さや、伸びなどの機械的性質が劣り、じん性も殆
どない。
しかしながら、この溶射による銅薄層2は表面
板の下面を被覆するプラスチツクの被覆層3で覆
われているため、履用中に応力が繰返して加わ
り、表面板1、被覆層3とともに撓んでも表面板
1の下面から殆ど剥離することはないが、剥離し
た粉末状の銅粒子が被覆層3の孔4から外に洩れ
出るのを完全に防ぐには第2図に示した様に溶射
層を不織布や布地2′で下から覆つたのち、その
下に被覆層3を設ければよい。
尚、溶射による銅薄層2の厚さは数10μから
300μ程度とし、表面板1、被覆層3の可撓性を
なるべく損わない様にする。又、この銅薄層は表
面板の下面にほゞ全域に設けもよいし、必要な一
部分に設けるだけでもよい。
第3,4図の実施例は銅薄層2を銅或いはその
合金の箔によつて構成した場合のものである。
この場合の銅箔の厚さは同様に表面板1、被覆
層3の可撓性を損わない様に約0.05〜0.3mm位と
する。そして、所要の形状に打抜くと共に、片面
からバーリングパンチでプレスして他の片面に約
0.3〜1.00mm位突出したテーパ状のバリ筒6を数
個所打出し、このバリ筒6…を表面板1中に下面
から喰込ませて表面板と假結合し、被覆層3を成
形するプラスチツク用金型中に収め被覆層を射出
成形してある。
これにより第1,2図の実施例で被覆層3を表
面板1の下面に射出で成形した場合と同様に銅薄
層2が介在しない部分ではプラスチツクは表面板
1中に浸透するが、そのほかにこの実施例ではプ
ラスチツクの一部がバーリング筒6を通じ表面板
1中に浸透して接着し、銅薄層2が箔であつて、
溶射の様に銅微粒子が直接表面板に喰い込んで結
合することが行えない表面板との結合強度の弱さ
をこの接着部3′がカバーすると同時に、表面板
1と被覆層3の結合強度も高まる。
勿論、銅箔の銅薄層2は表面板1の下面を被覆
する被覆層で覆われているため表面板から剥離す
ることはない。
第3,4図の実施例は表面板の下面のほゞ全域
に銅薄層2を設けたが、第5図の実施例の様に銅
薄層2は一部分に設けるだけでもよい。
第6,7図の第4実施例、第8,9図の第5実
施例、第10,11図の第6実施例は、第3,4
図や、第5図の実施例と同様に銅薄層2を銅或い
はその合金の箔で構成し、第5図と同様に複数個
を、表面板1の下面に射出で成型したプラスチツ
クの被覆層3により取付ける。
箔によるこの銅薄層2は第3,4図や、第5図
と同様に表面板1に下面から喰込むバーリング筒
6を有し、射出した被覆層3のプラスチツクは上
記バーリング筒6の中を埋めて表面板1の下面と
接着するが、そのほか各銅薄層2は直径5〜15mm
程度の比較的大きな開口部7をも有する。このた
め被覆層3を射出成形すると、そのプラスチツク
は同様に上記開口部7を埋めて表面板1の下面に
接着する。この接着部3″は、バーリング筒6で
の接着部3′と同様に箔の銅薄層3の表面板1に
対する結合強度と、被覆層3の表面板1に対する
結合強度を高めるが、そのほかに、表面板1の下
面から遊離している銅薄層の箔が、使用中に繰返
し加わる応力により被覆層3で覆われた内部でペ
コペコと音を発するのを効果的に防止する。開口
部7は銅薄層2の中央部に一つ宛開設してある
が、一つに限定されず複数個開設してもよい。
第6,7図の第4実施例は銅薄層2を複数個、
表面板1の下面に配置し、これを表面板の下面全
体に射出成形した被覆層3で覆つて固定し、被覆
層3には全面に孔と下向きの突起5を均等に配置
してある。従つて、上記孔のうち銅薄層2の下に
位置するもの4からは銅イオンが靴底上面に出
る。
第8,9図の第5実施例は被覆層3を表面板1
の下面全体ではなく、銅薄層2より一回り大き
く、表面板1の下面に部分的に射出で設けたもの
で、この各被覆層3には全面に孔4と、下向きの
突起5が設けてある。この実施例では被覆層3を
表面板の下面全体に設けないので、その分、中敷
きの重量が軽減する。
第10,11図の第6実施例は、第5図よりも
更に重量を軽減するため、表面板1の下面の銅薄
層取付位置に、箔よりも一回り大きな窪み8を形
成し、窪み8の内部に射出した被覆層3で銅薄層
の箔を窪み8の上底面に固定してある。尚、被覆
層3の下向きの突起5の各下端は表面板1の下面
よりも下に突出することは勿論である。
これによつて表面板の下面に窪み8を形成した
分だけ第8,9図の実施例よりも更に重量を軽減
することができると共に、可撓性も高まる。
第12図は上述した第10,11図の実施例と
ほゞ同様であつて、相違するのは銅薄層2の箔
と、表面板下面の窪み8の上底面との間に殺菌
剤、脱臭剤等の薬剤の粉末や、これらを保持した
布やシート9を介在させた点である。
これによつて、この実施例では孔4から靴底上
に銅薄層2からの銅イオンが出るほかに、殺菌剤
や脱臭剤等の薬効成分も出るので水虫の予防、治
療効果以外に、脱臭、殺菌等の効果も発揮する。
第13図の実施例は、第10,11図の第6実
施例と同様に表面板1の下面に複数の窪み8を形
成し、そのうちの1つ又は幾つかには箔による銅
薄層2を嵌め、窪みの内部に射出した孔4と突起
5を有するプラスチツクの被覆層3で銅薄層2を
窪みの上底面に固定してある。そして、残りの窪
み8の中には殺菌剤、脱臭剤9を入れ、これを窪
み8の中にプラスチツクを射出するか、上記窪み
8を覆つて表面板1の下面に接着などで取付けた
可撓なカバー10により殺菌剤、脱臭剤9を封
入、保持してある。この殺菌剤や脱臭剤は粉末状
のものでもよく、その成分は表面板1を通じ足裏
に作用する。尚、粉末状のときはカバー10に孔
を設けると、そこから外に洩れるが、殺菌剤や脱
臭剤をしみ込ませた不織布などのシートを窪みに
入れた場合はカバー10に孔を設け、その孔から
も成分が出るようにすることができる。
尚、被覆層3は透明ないし半透明にし、銅薄層
2の存在が外見して判る様にすることが好まし
い。
〈考案の効果〉 本案によれば銅薄層が発生する銅イオンは通気
性の表面板から足裏に作用する以外に、被覆層の
孔から、突起で形成された被覆層下面と靴底上面
との間の空間を通じ靴の内部全体に行き渡る。
特に歩行の際の応力で突起が形成する空間は、
突起の圧縮、復元により呼吸作用をして空気を給
排するため常に空気が流通し、その空気に乗つて
銅イオンは靴内で拡散し、足の全体に作用し、同
時に発汗等による湿気を乾燥して靴内に水虫の発
生、存在に適さない環境を作り出す。
従つて少ない銅の使用量で、水虫の治療、予防
に抜群に優れた効果を発揮する中敷きを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の中敷きの実施例を示すもので、
第1図は一半を表、他半を裏から見た第1実施例
の平面図、第2図は一部を拡大した第1図の断面
図、第3図は第2実施例の裏から見た平面図、第
4図は第3図の一部の拡大断面図、第5図は第3
実施例の裏から見た平面図、第6図は第4実施例
の一部を裏から見た平面図、第7図は第6図の要
部の拡大断面図、第8図は第5実施例の一部を裏
から見た平面図、第9図は第8図の要部の拡大断
面図、第10図は第6実施例の一部を裏から見た
平面図、第11図は第10図の要部の拡大断面
図、第12図は7実施例の第11図の同様な要部
の拡大断面図、第13図は他の一実施例の一部を
欠截して裏から見た平面図で; 図中、1は表面板、2は銅薄層、3は被覆層、
4は孔、5は突起を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一層又は複数層の通気性シートからなる表面板
    の下面に、銅薄層を介在させてプラスチツクの被
    覆層を設け、この被覆層には下面から上記銅薄層
    に達する孔と、下面から下向きに突出する突起を
    設けたことを特徴とする靴の中敷き。
JP14006687U 1986-09-25 1987-09-16 Expired JPH0327444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14006687U JPH0327444Y2 (ja) 1986-09-25 1987-09-16

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14583686 1986-09-25
JP14006687U JPH0327444Y2 (ja) 1986-09-25 1987-09-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63127402U JPS63127402U (ja) 1988-08-19
JPH0327444Y2 true JPH0327444Y2 (ja) 1991-06-13

Family

ID=33455152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14006687U Expired JPH0327444Y2 (ja) 1986-09-25 1987-09-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0327444Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63127402U (ja) 1988-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2440895C2 (ru) Самозакрывающаяся вентиляционная вставка (варианты), применение вентиляционной вставки (варианты) и способ ее изготовления
JP3474468B2 (ja) 靴底用通気部材及びこれを備えた通気靴
KR20070056932A (ko) 도포 패드
JP2010099332A (ja) 履物用パッド及びパッド保持具
JPH0327444Y2 (ja)
JP2987623B1 (ja) ひざ痛防止用靴下
JP2000217604A (ja) 靴の中敷き及び靴
JPH10179202A (ja) 通風防水性履物、その製法及びその部品
KR200425438Y1 (ko) 쿳션 방취 양말 스타킹
JP3208443B2 (ja) パウダー加工インソール
US20080142024A1 (en) Athlete's foot cure aid
JPH0838210A (ja) 靴のソール構造及びソール構造用中敷及び充填材
JP3139331U (ja) 履物用中敷
JP3091595U (ja) 靴中敷
JPS6110482Y2 (ja)
JP3038889U (ja) 履物用中敷の構造
JPS6354102A (ja) 靴の中敷体
JP2001008707A (ja) 履物用中敷
JP2004065885A (ja) 素足用足蒸れ防止カバー
JP3002027U (ja) 靴の中敷
JP2001276188A (ja) 殺菌部材
JPH055002Y2 (ja)
JPS624166Y2 (ja)
KR20070042600A (ko) 신발창의 제조방법
JPS6038894Y2 (ja) 靴の衛生中敷