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JPH03258878A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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Publication number
JPH03258878A
JPH03258878A JP5550790A JP5550790A JPH03258878A JP H03258878 A JPH03258878 A JP H03258878A JP 5550790 A JP5550790 A JP 5550790A JP 5550790 A JP5550790 A JP 5550790A JP H03258878 A JPH03258878 A JP H03258878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
silica sol
coating film
alkoxysilane
silica
Prior art date
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Pending
Application number
JP5550790A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Nogami
野上 達哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP5550790A priority Critical patent/JPH03258878A/ja
Publication of JPH03258878A publication Critical patent/JPH03258878A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、コロイダルシリカの共存下にアルコキシシラ
ンを加水分解及び縮合する事により得られるコーティン
グ用組成物の改良に関する。
本発明のコーティング剤は、これを用いてガラス、セラ
ミックス、金属、プラスチック等の各種基材上に厚い塗
膜を形成させても、クラックの入らない塗膜が得られ、
この塗膜は密着強度と機械的強度に優れた、化学的及び
物理的保護コートとして機能する。
〔従来の技術] アルコキシシランを水及び触媒の存在下で加水分解する
事によってコーティング用組成物が得られる事は既に知
られ、ガラス基板からのアルカリ成分溶出防止等に実用
されている。又、特開昭61−291665号公報には
、コロイタルシリ力の共存下にアルコキシシランを加水
分解及び縮合させてなる組成物が、耐クラツク性に優れ
た厚塗り用コーティング剤として用いられることが開示
されている。
一方、アルコキシシランの加水分解物を結合剤として、
これにアルミナ、ムライト、石英等の無機耐火物粉末や
湿式法又は乾式法で得られたシリカ微粉を分散させた塗
料が提案されている。
[発明が解決しようとする課題1 上記アルコキシシランの加水分解によって得られるコー
ティング剤を基材に塗布すると、基材との熱膨張率の差
や塗膜の硬化時の体積収縮による内部応力により 0.
3μ以上の塗膜を形成した場合、クラックが発生する。
上記特開昭61−291665号公報に記載のアルコキ
シシランとコロイグルシリ力の反応物からなるコーティ
ング剤を用いても1回の塗布で形成しつる塗膜の厚みは
1.5uが限界であり、それ以上の厚みを有する塗膜を
形成させると、塗膜のクラック、剥離等が発生する。
上記アルコキシシランの加水分解物を結合剤として、こ
れにアルミナ、ムライト、石英等の無機耐火物粉末や湿
式シリカ微粉を分散させたコーティング剤は、分散後比
較的早い時間に粉末成分の沈降固結が起こり、再分散が
困難となり塗膜形成は不可能となる。一方、湿式シリカ
微粉、例えば、アエロジルは分散性が良く沈降固結の問
題はないものの、コーティング剤の粘度が増加し、塗布
性が良好でないばかりでなく貯蔵安定性にも欠ける。又
、得られた塗膜はアエロジルの結合力が弱いため基材に
対する密着力が低く、耐クラツク性にも劣る。
本発明は、上記従来技術における問題点を解決したもの
であって、−回の塗布により3LL以上の膜厚でも、ク
ラックが生じないで、耐熱性が高く且つ機械的強度に優
れた塗膜を形成させうるコーティング用組成物を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段1 本発明のコーティング用組成物は、 下記一般式[I] R’ nsi (OR”) 4−n・・・・・・ [I
](式中、R1は置換基を有することもあるアルキル基
、アルケニル基又はアリール基を表し、R2はアルキル
基、アシル基又はアリール基を表し、そしてnはOまた
は1の整数を表す、) で示されるアルコキシシランの1種又は2種以上と、湿
式法により得られたシリカ微粉を湿式粉砕することによ
り得られるシリカゾル、好ましくは珪弗化水素酸又はそ
のアンモニウム塩を水性媒体中でアンモニアと反応させ
ることにより生成した析出シリカを上させることにより
生成した析出シリカの濃度2〜50重量%において湿式
粉砕することにより得られるシリカゾルを、アルコキシ
シランをSingとして100重量部に対してシリカゾ
ルに含有される5in2を5〜400重量部の比率に混
合し、加水分解及び縮合させてなることを特徴とするち
のである。
本発明に用いられるアルコキシシランを表す上記一般式
[I]において、R’の例としては、−CH,、−CH
,CH,、−CHzCHzCHs、CHa (CH2)
 zcHa、−CH2(CH2) aCHa、−CHa
CH(CHs)z 、−CH2CH2)6CH8、CH
a (C)I2) 5CHs、−CH= CH2、−C
Ha (CHz) +6CHs 、CH2CH2CH2
Cl、−CH2CH2CH20H1 −C,H,、 等が挙げられる。好ましくは、炭素原子数1ないし5の
アルキル、アルケニル基である。
R2の例としては。
−cHs  、−CHlCHx、−CH,CH,CH,
、−CHz(CH2)2CH3、−COCHs  、−
CH2(CH,) 5CHs、 CH2CHfcHi)
 2、”’−CsHs、 等が挙げられる。
本発明に用いられるシリカゾルは、湿式法により得られ
たシリカ微粉を湿式粉砕することにより得られる。湿式
粉砕に用いられる湿式法により得られたシリカ微粉には
、珪弗化水素酸又はそのアンモニウム塩をアンモニアと
反応させるか又は珪酸ナトリウムを中和することにより
得られるものがあるが、好ましくは、珪弗化水素酸又は
そのアンモニウム塩をアンモニアと反応させる事により
得られる析出シリカ微粉である。
湿式粉砕には、通常の湿式粉砕機、例えば、コロイドミ
ル、ボールミル、ペブルミル、サンドグラインダー、ア
トライター、ホモジナイザー、デイスパー等が、用いら
れる。
上記湿式粉砕の分散媒としては、水又は有機溶剤が用い
られ、それぞれ水性ゾル、オルガノゾルが得られるが、
アルコキシシランとの混合を考慮した場合、分散媒に有
機溶剤を用いたオルガノゾルが好ましい。
分散媒として用いられる有機溶剤は、特に制限は無いが
、例えば、メタノール、エタノール等のアルコール類、
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチルカルピト
ール等のグリコールエーテル類、エチレングリコール、
ヘキシレングリコール等のグリコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、及びN−メチルピロリドン、ジメ
チルホルムアルデヒド等が挙げられる。
上記シリカゾルは動的光散乱法による粒子径が150〜
600ミリミクロンを有し、Singを2〜50重量%
含有している。
本発明のアルコキシシランを加水分解及び縮合するため
に用いられる水の量は、上記一般式[I]で示されるア
ルコキシシランのアルコキシ基4−nモルに対して、 
0.5から5倍モルの範囲が適当である。又、本発明に
用いられるシリカゾルの分散媒が水の場合には、シリカ
ゾルに含まれる水分が上記加水分解に用いられる水の量
に算入される。
本発明のアルコキシシランを加水分解及び縮合する際に
は、通常、触媒として酸が用いられる。触媒としての酸
の量は、アルコキシシランに対して0.1モル%以上が
良い、酸触媒は一般的に塩酸、硝酸又は硫酸等の鉱酸類
、宿酔、蟻酸、酢酸又はトルエンスルホン酸等の有機酸
類等が好ましい。
本発明の組成物を得るための、上記アルコキシシランと
上記シリカゾルとの混合及び引き続き起こる加水分解及
び縮合は、通常水又は有機溶媒中で行われるが、有機溶
媒中が好ましい。
用い6れる有機溶媒の例としては、メタノール、エタノ
ール等のアルコール類、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、エチルカルピトール等のグリコールエーテル類
、エチレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリ
コール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、及びN−
メチルピロリドン、ジメチルホルムアルデヒド等が挙げ
られ、これらの2種以上を混合して用いてち良い。
上記アルコキシシランと上記シリカゾルとは、アルコキ
シシランを5iOaに換算して、その100重量部に対
して、シリカゾルを5iOa分として5〜400重量部
、好ましくは5〜300重量部混合される。
加水分解反応は、上記アルコキシシランと上記シリカゾ
ルを十分混合したのち、水と触媒を有機溶媒と共に添加
することによっても起こさせる事が出来、又アルコキシ
シランの有機溶媒液に水と触媒とシリカゾルの混合物を
添加することによっても起こさせる事が出来るが、好ま
しくは、水と触媒とシリカゾルの混合物をアルコキシシ
ランの有機溶媒溶液に加える方法により行うことが出来
る。
加水分解反応は通常室温で行われるが、必要に応じて加
熱下に行われる。この室温での加水分解反応は、約30
公租度行えば良い、加水分解反応に引き続く縮合反応は
、−数的には50°C以上150℃以下の温度で数時間
行われる。
本発明のコーティング用組成物としては、アルコキシシ
ランに由来のSiO□と、シリカゾル由来のSingと
の合計SiO□を、 0.1〜50重量%、好ましくは
5〜35重量%の範囲に含むちのである。
本発明のコーティング用組成物には、必要に応じてコロ
イダルシリカ、界面活性剤、有機又は無機増粘剤、その
化フィラーとしての無機粉末等を含有させてら良い。
更に上記アルコキシシランとシリカゾル混合の際に、下
記一般式[II ] R”+aS1 (OR’)4−111 ”’ ”・[I
I ](式中、R3は置換基を有することらあるアルキ
ル基、アルケニル基又はアリール基を表し、R4はアル
キル基、アシル基又はアリール基を表し、そしてmは2
または3の整数を表す、) で表されるモノアルコキシシラン、ジアルコキシシラン
又はこれらの混合物を少量併用してち良い、上記[II
 ]式のR3の例としては、上記[11式のR1例が、
モしてR4としてはR2の例が挙げられる。
本発明のコーティング用組成物の塗布法としては、ディ
ッピング、スピンコード、ロールコート、転写印刷、刷
毛塗り、スプレー等、通常使用される塗布法を用いるこ
とが出来る6〔作 用〕 [R1式で表されるアルコキシシランを、湿式粉砕法に
よらないで得られたシリカゾルの存在下に加水分解及び
縮合反応させた場合、コロイダルシリカそのものの乏し
い皮膜性によって、得られたコーテイング液の性能はさ
ほど向上せず、膜厚が厚いとクラックが生じる。それに
対し、本発明で用いられる湿式粉砕法によるシリカゾル
はコロイダルシリカの形状が不定形であって、乾燥膜に
クラックを生じさせない性質を有している。このような
シリカゾルを用いて得られる本発明の組成物ではそのシ
リカゾルが顕著に作用し、厚い膜を形成させてもその塗
膜に耐クラツク性を与える。
珪弗化水素酸又はそのアンモニウム塩を水性媒体中でア
ンモニアと反応させることにより生成した湿式粉砕法に
よるシリカ微粉を、湿式粉砕することにより得られるシ
リカゾルは、その固形分濃度が高くてち粘度が低い性質
を有しており、そのシリカゾルとアルコキシシランを用
いて得られるコーティング用組成物ち、高5iOz濃度
でありながら低粘度を示す、又、上記湿式法によるシリ
カ微粉より得られるシリカゾルを用いたために、組成物
中には金属、ハロゲン等の不純物が少ない。
シリカゾルの分散媒が有機溶媒であるシリカゾルを用い
ると、アルコキシシランとの混合時、混合物の分離及び
不均一化が起こらない。
又、加水分解に必要な水の量を正確に加えることが出来
る。
上記一般式[Nで示されるアルコキシシランのアルコキ
シ基4−nモルに対して、 0.5から5倍モルの水を
用いて加水分解する事により、本発明のコーティング用
組成物は優れた塗布性と、保存安定性を示す。加水分解
に用いる水の量が上記比率0.5より少ないとアルコキ
シシランの加水分解及び縮合反応が不十分となり、成膜
性、塗布膜の強度等が向上しない。
方、上記比率の5倍より多くなると、コーテイング液の
貯蔵安定性が乏しくなり、且っ成膜時に塗膜のはじき等
を起こす。
本発明の組成物は、5iOi?1度0.1〜50重量%
の範囲に於いて良好な塗布性を示す、 3102濃度が
0.1重量%より少ないと一回の塗布により得られる塗
布膜の厚みが薄くなり、所定の厚みを有する塗膜を得る
ためには多数回の塗布が必要となり、不経済になるうえ
ピンホールが発生しやすい、また、SiO□濃度が50
重量%を越えると、組成物の粘度が高くなり、均一な塗
膜を得ることか困難になり、又、貝?蔵安定性も乏しく
なる。
アルコキシシラン由来のSiO□分100重量部に対し
てシリカゾル由来のSiO□分が5重量部より少ないと
塗膜の耐クラツク性が劣り、又400重量部を越えた場
合には、塗膜の結合力が不足する為に、耐クラツク性、
機械的強度、基板への密着力等が低下し、塗膜に割れが
生じたり、塗膜の剥離等が発生する。
アルコキシシランとシリカゾルを混合する際は、加水分
解に必要な水と触媒とシリカゾルの混合物をアルコキシ
シランの有機溶媒溶液に加えるという好ましい方法によ
って、アルコキシシランの様な親油性の物質にシリカゾ
ルを加えた場合に起こるゾルの凝集を防ぐ事ができ、更
にシリカゾルが分散媒として水を多量に含む場合でも、
加水分解時の反応系の不均一化を防ぐ事が出来る。
加水分解速度の異なるアルコキシシラン、例えばCHs
Si (OCH3) sと Si (OCH2CH,C
H,CH,)、の2種を組み合わせて用いる場合には、
加水分解速度差を解消し、均一反応を進めるため、50
℃以上の温度が好ましい。
加水分解反応に引き続(、縮合反応を行うことによって
、塗膜の耐クラツク性、機械的強度は向上する。縮合反
応の時間は温度により異なり、低温では長時間を要する
が、高温では短時間で良い、例えば80℃の場合、1時
間から5時間程度が適当である。1時間以内では十分な
性能が得られず、又5時間以上行ってちそれ以上性能が
向上しないばかりかコーテイング液の貯蔵安定性が乏し
くなる。
【実施例] 本発明を具体的に説明するために、実施例を述べる。な
お、本発明はこれら実施例によって何ら制限されるもの
ではない。
(シリカゾルの製造) 撹拌機と温度計をつけた1002反応容器に25%アン
モニア水2.72kgと15%弗化アンモニウム水溶液
9.86kgを仕込み、これに20%珪弗化水素酸水溶
液14.4kgを投入した1反応部度は25°Cから4
0℃に上昇し、弗化アンモニウムを含有する珪弗化アン
モニウム水溶液を得た。
この溶液中に25%アンモニア水16.32kgを15
分かけて添加した。反応温度は55℃まで上昇した。更
にこれに20%珪弗化水素酸水溶液14.4kgを30
分間添加し、反応を終了した。この反応により得られた
析出シリカを含有するスラリーが得られた。
この得られたシリカパウダースラリーをフィルタープレ
スを用いて加圧濾過しシリカパウダーのウェットケーキ
を得た。このウェットケーキを水と少量の酸水溶液で洗
浄した後110℃で加熱乾燥し、シリカパウダーのドラ
イケーキ2.46kgを得た。これを粉砕し、高純度シ
リカパウダーとして得られたシリカパウダー300gを
エチルアルコール700gに分散させた後、5mmφの
ジルコニアビーズを用い、回転数8Orpmで12時間
回転ボールミルで湿式粉砕し、エチルアルコール分散シ
リカゾルを得た。このゾルの動的光散乱法による粒子径
は290mμであった。
(塗布液の製造) 冷却管、滴下ロートを備えた反応フラスコに表−1記載
の組成でアルコキシシランとエチルアルコールを投入し
撹拌混合した。この混合液に、上記エチルアルコール分
散シリカゾルと水と触媒としての35重量%塩酸との混
合物を、30分かけて滴下した0滴下後、撹拌下、還流
温度で2時間保持した後、室温まで冷却し、下記の表−
1記載の固形分濃度を有する本発明塗布液No、 1〜
lOを得た0表−1にその仕込み組成と反応条件を示す
試験例1〜13 実施例の表−1塗布液No、 l = 10の塗布液を
、デイツプ法を用いて一定の速度で引上げる事によりス
ライドグラスに塗布し、室温で乾燥後500℃で30分
焼成した。引上げ速度及び焼成結果を下記の表−2に示
す。
焼成塗膜について試験した、表−2中に記載の項目につ
いて説明する。
硬度   JIS  K5400  鉛筆硬度試験によ
り表面硬度を測定した。
クラック 目視により観察し、クラックの有無を判定し
た。
密着強度 粘着テープ剥離試験により塗膜の剥離の有無
を調べた。全く剥離が観察 されない場合は○、一部剥離が認め られた物については△とした。
外観(目視により観察した透明度) 透明性微白色・・・塗膜は透明であるが僅かに白色が認
められる。
透明性乳白色・・・塗膜は透明で有るが上記より白色度
が強い。
半透明性乳白色・・・塗膜は光は通すが透明性が低下し
、白色を呈している。
乳白色・・・塗膜は不透明な白色である。
得られた塗膜の中で透明性乳白色、半透明性乳白色のち
のの表面状態を観察したところ、深さ約0.3μの細か
な凹凸を有しており、光の乱反射により乳白色を、呈し
ている事が分かった。
筬腹艶」 実施例の表−1塗布液No、 8の塗布液を、銅板にデ
イツプ法で45cm/分の速度で引上げ、塗布し、室温
で乾燥後500℃で30分焼成した。
焼成後の銅板は、コーテイング膜が若干白濁しているも
のの金属色を失わず熱酸化を受けていなかった。
汰11L■ 実施例の表−1塗布液No、10の塗布液を、ポリカー
ボネート板にデイツプ法で45cm/分の速度で引上げ
、塗布し、室温で乾燥後120℃で30分乾燥した。約
4μの半透明乳白色乾燥塗膜が得られ、表面硬度は鉛筆
硬度で7Hであった。
ま艷監長 実施例の表−1塗布液No、8の塗布液を、スライドグ
ラスにデイツプ法で45cm/分の速度で引上げ、塗布
し、室温で乾燥後500℃で30分焼成し、半透明乳白
色の塗膜を形成させた。
このものに、SiO□コーティング液(、−ツサン無機
コート剤 NTL−5007)をデイツプ法で45cm
/分の速度で引上げて重ね塗りし500℃で焼成したと
ころ、表面の凹凸が埋まり無色透明な塗膜が得られた。
(比較例) 希釈水ガラスから陽イオン交換法により得られた粒子径
180mμの球状コロイダルシリカのメタノール分散シ
リカゾルを、実施例の表−1塗布液No、 4において
用いたシリカゾルの代わりに用いた以外は、実施例と同
様にして塗布液を製造した。この塗布液から、試験例6
と同様にして塗膜を形成させたところ、塗膜の割れが発
生し、スライドグラスより剥離した。
そこで引上げ速度を変更して遅くしたところ割れの無い
塗膜が得られたが、クラックの無い塗膜を得る為の膜厚
は、1.0μ以下を必要とした。
〔発明の効果J 本発明のコーティング用組成物は、長期間にわたって安
定な塗布性を維持し、耐クラツク性、密着強度、機械強
度等に優れた厚い塗膜を形成せしめる。
又、−回の塗布により、クラック、ピンホールの無い、
3μ以上の厚みの塗膜が得られるため、基板の表面平滑
化、金属の防食等に適している。
又、コーテイング液は、金属、ハロゲン等の不純物含有
量が少ないため、電子材料等に用いるのに好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式[ I ] R^1_nSi(OR^2)_4_−_n・・・・・・
    [ I ](式中、R^1は置換基を有することもあるア
    ルキル基、アルケニル基又はアリール基を 表し、R^2はアルキル基、アシル基又はアリール基を
    表し、そしてnは0または1の 整数を表す。) で示されるアルコキシシランの1種又は2種以上をSi
    O_2として100重量部と、湿式法で得られたシリカ
    微粉を湿式粉砕することにより得られたシリカゾルをS
    iO_2として5〜400重量部の割合に混合し、上記
    アルコキシシランを加水分解及び縮合させてなるコーテ
    ィング用組成物。
  2. (2)シリカゾルが、珪弗化水素酸又はそのアンモニウ
    ム塩を水性媒体中でアンモニアと反応させることにより
    生成した析出シリカを、上記水性媒体から分離し、当該
    析出シリカの濃度2〜50重量%において湿式粉砕する
    ことにより得られたものである、請求項1記載の コーティング用組成物。
JP5550790A 1990-03-07 1990-03-07 コーティング用組成物 Pending JPH03258878A (ja)

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