JPH0322485Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322485Y2 JPH0322485Y2 JP11016985U JP11016985U JPH0322485Y2 JP H0322485 Y2 JPH0322485 Y2 JP H0322485Y2 JP 11016985 U JP11016985 U JP 11016985U JP 11016985 U JP11016985 U JP 11016985U JP H0322485 Y2 JPH0322485 Y2 JP H0322485Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- main bearing
- eccentric shaft
- pipe member
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ロータリピストンエンジンにおける
軸受部潤滑装置の改良に関するものである。
軸受部潤滑装置の改良に関するものである。
(従来技術)
一般に、ロータリピストンエンジンにおいて
は、例えば、実公昭59−18085号に見られるよう
に、ケーシングにメインベアリングを介して偏心
軸を支承し、この偏心軸のメインベアリングにケ
ーシング内に形成されたオイル通路によつてオイ
ルを供給し、その潤滑を行うようにしている。
は、例えば、実公昭59−18085号に見られるよう
に、ケーシングにメインベアリングを介して偏心
軸を支承し、この偏心軸のメインベアリングにケ
ーシング内に形成されたオイル通路によつてオイ
ルを供給し、その潤滑を行うようにしている。
しかして、上記メインベアリングはエンジン回
転の振動等によつて軸方向もしくは周方向にずれ
る恐れがある。特に、上記メインベアリングに形
成されたオイル孔を介して偏心軸内にオイルを圧
送するようにした場合には、上記メインベアリン
グの軸方向もしくは周方向へのずれによつて偏心
軸内へのオイルの経路を遮断することになり、潤
滑不良が発生することになるものである。
転の振動等によつて軸方向もしくは周方向にずれ
る恐れがある。特に、上記メインベアリングに形
成されたオイル孔を介して偏心軸内にオイルを圧
送するようにした場合には、上記メインベアリン
グの軸方向もしくは周方向へのずれによつて偏心
軸内へのオイルの経路を遮断することになり、潤
滑不良が発生することになるものである。
(考案の目的)
本考案は上記事情に鑑み、簡単な構造でメイン
ベアリングの抜け止めおよび回り止めを行うよう
にしたロータリピストンエンジンの軸受部潤滑装
置を提供することを目的とするものである。
ベアリングの抜け止めおよび回り止めを行うよう
にしたロータリピストンエンジンの軸受部潤滑装
置を提供することを目的とするものである。
(考案の構成)
本考案の潤滑装置は、ケーシング内のオイル供
給通路の下流部分にパイプ部材を設け、このパイ
プ部材の先端部をメインベアリングに開口したオ
イル導入口に係合したことを特徴とするものであ
る。
給通路の下流部分にパイプ部材を設け、このパイ
プ部材の先端部をメインベアリングに開口したオ
イル導入口に係合したことを特徴とするものであ
る。
(考案の効果)
本考案によれば、オイル供給通路に設けたパイ
プ部材をメインベアリングに係合するだけの簡単
な構造で、メインベアリングの抜け止めおよび回
り止めを行うことができ、メインベアリングと部
品との干渉を阻止するとともに良好な潤滑性を得
ることができる。さらに、偏心軸内にオイルを圧
送するものではそのオイル経路の確保ができるも
のである。
プ部材をメインベアリングに係合するだけの簡単
な構造で、メインベアリングの抜け止めおよび回
り止めを行うことができ、メインベアリングと部
品との干渉を阻止するとともに良好な潤滑性を得
ることができる。さらに、偏心軸内にオイルを圧
送するものではそのオイル経路の確保ができるも
のである。
(実施例)
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は2気筒ロータリピストンエンジンの全
体断面図であり、ロータリピストンエンジン1は
2つのロータハウジング2とその両側に配設され
たサイドハウジング3とで構成されたケーシング
4を備え、このケーシング4内にそれぞれロータ
5が遊星回転運動するように偏心軸6に支承され
ている。上記偏心軸6は前記ケーシング4に対し
て前後端のメインベアリング7,8によつて支持
される一方、ロータベアリング9を介して上記ロ
ータ5を支承している。
体断面図であり、ロータリピストンエンジン1は
2つのロータハウジング2とその両側に配設され
たサイドハウジング3とで構成されたケーシング
4を備え、このケーシング4内にそれぞれロータ
5が遊星回転運動するように偏心軸6に支承され
ている。上記偏心軸6は前記ケーシング4に対し
て前後端のメインベアリング7,8によつて支持
される一方、ロータベアリング9を介して上記ロ
ータ5を支承している。
前後のサイドハウジング3,3にはオイルポン
プ10から吐出されたオイルが圧送されるオイル
供給通路11,12が形成され、このオイル供給
通路11,12は上記メインベアリング7,8を
貫通して前記偏心軸6の中心に形成されたオイル
通路13に連通している。このオイル通路13は
ロータベアリング9にオイルを供給するととも
に、ロータ5の冷却室5aにオイルを供給する。
プ10から吐出されたオイルが圧送されるオイル
供給通路11,12が形成され、このオイル供給
通路11,12は上記メインベアリング7,8を
貫通して前記偏心軸6の中心に形成されたオイル
通路13に連通している。このオイル通路13は
ロータベアリング9にオイルを供給するととも
に、ロータ5の冷却室5aにオイルを供給する。
上記後部メインベアリング8の部分は第2図お
よび第3図に示すように、リヤ側サイドハウジン
グ3に装着されたステーシヨナリギヤ14の内周
部にメインベアリング8(メタル)が嵌挿されて
いる。
よび第3図に示すように、リヤ側サイドハウジン
グ3に装着されたステーシヨナリギヤ14の内周
部にメインベアリング8(メタル)が嵌挿されて
いる。
上記サイドハウジング3の壁面に形成されたオ
イル供給通路12の下流側は上記ステーシヨナリ
ギヤ14に開口されたオイル孔12aにて構成さ
れ、このオイル孔12aにはパイプ部材15が挿
入されている。一方、前記メインベアリング8に
はオイル導入孔16が開設され、上記パイプ部材
15の先端部がこのオイル導入孔16に係合して
いる。また、上記オイル導入孔16に連通して偏
心軸6の径方向に形成された連通孔13aによつ
て、偏心軸6中心部のオイル通路13に接続され
ている。
イル供給通路12の下流側は上記ステーシヨナリ
ギヤ14に開口されたオイル孔12aにて構成さ
れ、このオイル孔12aにはパイプ部材15が挿
入されている。一方、前記メインベアリング8に
はオイル導入孔16が開設され、上記パイプ部材
15の先端部がこのオイル導入孔16に係合して
いる。また、上記オイル導入孔16に連通して偏
心軸6の径方向に形成された連通孔13aによつ
て、偏心軸6中心部のオイル通路13に接続され
ている。
上記メインベアリング8のオイル導入孔16
は、段付き形状に設けられ、段部16aにパイプ
部材15の先端部が当接してその位置が規制され
ている。これにより、パイプ部材15の先端部が
偏心軸6と摺接しないように構成されている。
は、段付き形状に設けられ、段部16aにパイプ
部材15の先端部が当接してその位置が規制され
ている。これにより、パイプ部材15の先端部が
偏心軸6と摺接しないように構成されている。
よつて、上記パイプ部材15とオイル導入孔1
6との係合によつてメインベアリング8の抜け止
めおよび回り止めが行われる。
6との係合によつてメインベアリング8の抜け止
めおよび回り止めが行われる。
なお、前部メインベアリング7においても同様
にパイプ部材15とオイル導入孔16の係合構造
が採用されている。また、上記実施例において
は、メインベアリング7,8に対するオイル供給
通路11,12にパイプ部材15を挿入するよう
にしているが、このパイプ部材によつてオイル供
給通路そのものを構成するようにしてもよいもの
である。
にパイプ部材15とオイル導入孔16の係合構造
が採用されている。また、上記実施例において
は、メインベアリング7,8に対するオイル供給
通路11,12にパイプ部材15を挿入するよう
にしているが、このパイプ部材によつてオイル供
給通路そのものを構成するようにしてもよいもの
である。
第1図は本考案の一実施例におけるロータリピ
ストンエンジンの縦断面図、第2図は後部メイン
ベアリングの部分の拡大断面図、第3図は第2図
の部の詳細図である。 1…ロータリピストンエンジン、2…ロータハ
ウジング、3…サイドハウジング、4…ケーシン
グ、6…偏心軸、7,8…メインベアリング、1
1,12…オイル供給通路、12a…オイル孔、
15…パイプ部材、16…オイル導入孔。
ストンエンジンの縦断面図、第2図は後部メイン
ベアリングの部分の拡大断面図、第3図は第2図
の部の詳細図である。 1…ロータリピストンエンジン、2…ロータハ
ウジング、3…サイドハウジング、4…ケーシン
グ、6…偏心軸、7,8…メインベアリング、1
1,12…オイル供給通路、12a…オイル孔、
15…パイプ部材、16…オイル導入孔。
Claims (1)
- ケーシングにメインベアリングを介して偏心軸
が支承され、上記ケーシングに形成されたオイル
供給通路からメインベアリングにオイルを供給す
るようにしたロータリピストンエンジンにおい
て、上記ケーシング内のオイル供給通路の下流部
分にパイプ部材が設けられ、該パイプ部材の先端
部が前記メインベアリングに開口されたオイル導
入口に係合されていることを特徴とするロータリ
ピストンエンジンの軸受部潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11016985U JPH0322485Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11016985U JPH0322485Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6218301U JPS6218301U (ja) | 1987-02-03 |
JPH0322485Y2 true JPH0322485Y2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=30988942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11016985U Expired JPH0322485Y2 (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0322485Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-18 JP JP11016985U patent/JPH0322485Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6218301U (ja) | 1987-02-03 |
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