JPH03212913A - インダクタンス部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスイッチング電源等に用いるトランスなどのイ
ンダクタンス部品に関するものである。

従来の技術 スイッチング電源は、スイッチング周波数の高周波化に
より小型・薄型化を実現しようとしており、トランスの
ようなインダクタンス部品は、巻線にプリント状のコイ
ルを用いた物が使用され始めている。プリント状のコイ
ルを用いると小型・薄型化が可能、巻線の表皮効果によ
る損失が少ない、１次−２次間の結合が高くできる等の
効果があるが、その反面、巻線が平板状であるためにギ
ャップ付近の磁束による渦電流が増加し、損失が大きい
という問題があった。従来、この種のトランスは、コア
のギャップ面は、プリント状のコイルに形成されている
導電体の平面図と平行方向に形成されていた。

第７図は、従来のプリント状コイルを用いたトランスを
示すもので、１．１’　はＥＥ型コア、２はプリント状
のコイル、３はプリント状に形成された導電体である。

第７図におけるギャップ及び巻線構造を示す要部断面図
を第８図に示す。２はプリント状コイル、１．１′はＥ
型コア、５はＥＥ型コア１，１′の外側の磁脚、６はＥ
Ｅ型ココア１１′の中央の磁脚、４はＥＥ型ココア１１
′の中央の磁脚６に形成したギャップである。

第９図は、第８図におけるギャップ４付近の磁束を説明
するための要部拡大図である。５はＥＥ型ココア１１′
のギャップ４付近に発生する磁束である。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、ＥＥ型ココア１１′のギャ
ップ４の面がプリント状コイル２に形成されている導電
体３の平面図と平行方向であるために前記ギャップ４の
付近に発生する磁束５は、前記プリント状コイル２に形
成されている導電体３の平面部を垂直に横切るため、渦
電流が発生し易い構造となっており、この渦電流による
損失が大きいと言う問題があった。

本発明はこのような問題に鑑み、ギャップ付近に発生す
る磁束によってプリント状に形成された導電体に渦電流
が発生しにくく損失の少ないインダクタンス部品を提供
するものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、コアのギャップ面
をプリント状コイルに形成されている導電体の平面部と
直交方向になるよう構成したものである。

作用 このような構成により、コアのギャップ面がプリント状
コイルに形成されている導電体の平面部と直交方向であ
るためにギャップの付近に発生する磁束は、前記プリン
ト状コイルに形成されている導電体の平面部を平行方向
に近い角度で横切るため、渦電流が発生し難い構造とな
っており、この渦電流による損失が少なくなる。

実施例 以下、本発明の実施例をトランスを例として説明する。

第１図は本発明の第１の実施例によるトランスの斜視図
である。

第１図において１０はＥ型コア、１１は１型コアである
。１２はプリント状のコイル、１３はプリント状コイル
１２に形成されている導電体である。第２図は第１の実
施例によるトランスの断面図である。１４はギャップで
あり■型コア１１を３つに分割することにより構成しで
ある。

第３図は第１の実施例によるトランスのギャップ部分の
拡大図である。１５は磁束でありギャップ１４がプリン
ト状コイル１２に形成されている導電体１３に対して直
交方向であるため磁束１５は、プリント状コイル１２に
形成されている導電体１３の平面部を平行方向に近い角
度で横切るため、渦電流が発生し難い構造となっている
ため損失が少ない。

第４図は本発明の第２の実施例によるトランスの斜視図
である。第４図において２１はＩ型コア、２０はＥ型コ
アである。２６はＥ型コア２０の中央の磁脚、２５はＥ
型コア２０の外側の磁脚であり、外側の磁脚２５は中央
の磁脚２６よりも前記Ｉ型コア２１の厚さ分だけ長くし
である。２２はプリント状のコイル、２３はプリント状
コイル２２に形成されている導電体である。第５図は第
２の実施例によるトランスの断面図である。２４はギャ
ップであるＩ型コア２１とＥ型コア２０の外側の磁脚２
５の間に設けである。

第６図は第２の実施例によるトランスのギャップ部分の
拡大図である。２５は磁束でありギャップ２４がプリン
ト状コイル２２に形成されている導電体２３に対して直
交方向であるため磁束２５は、プリント状コイル２２に
形成されている導電体２３の平面部を平行方向に近い角
度で横切るため、渦電流が発生し難い構造となっており
ギャップ２４がプリント状コイル２２から離れているた
め、さらに渦電流が発生し難く損失が少ない。

なお、本発明は、上記実施例のようなトランスだけでな
く、チョークコイルのようにギャップを有するコアを用
いたインダクタンス部品全てに適応できる。

発明の効果 以上のように本発明によればコアとプリント状のコイル
より構成されるインダクタンス部品において、前記コア
のギャップ面が前記プリント状のコイルの平面部と直交
方向となる構造としたのでギャップ付近の磁束は、プリ
ント状コイルに形成されている導電体の平面部を平行方
向に近い角度で横切るため、渦電流が発生し難い構造と
なっているため損失が少ないという効果を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例によるトランスを示す斜
視図、第２図は同断面図、第３図は第２図の要部の拡大
図、第４図は本発明の第２の実施例によるトランスを示
す斜視図、第５図は同断面図、第６図は第５図の拡大図
、第７図は従来のプリント状コイルを用いたトランスを
示す斜視図、第８図は同断面図、第９図は第８図の拡大
図である。 １０．２０・・・・・・Ｅ型コア、１１．２１・・・・
・・Ｉ型コア、１２．２２・・・・・・プリント状コイ
ル、１３゜２３・・・・・・導電体、１４．２４・・・
・・・ギャップ、１５゜２５・・・・・・外側の磁脚、
１６．２６・・・・・・中央の磁脚、１７．２７・・・
・・・磁束。 第７図 第４図 ６ 第６図 第７図 篤９図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コアとプリント状のコイルより構成し、前記コア
   のキャップ面が前記プリント状のコイルの平面部と直交
   方向となるように構成したインダクタンス部品。
2. （２）コアはＥ型コアとＩ型コアより成り、前記Ｅ型コ
   アの中央の磁脚にプリント状のコイルを配置し、前記Ｅ
   型コアの外側の磁脚を中央の磁脚よりもＩ型コアの厚さ
   分だけ長くし、前記Ｉ型コアと前記Ｅ型コアの外側の磁
   脚の間にギャップを設けた請求項１記載のインダクタン
   ス部品。