JPH03196087A - 情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、情報表示装置に関し、例えば車載情報表示
システムにおけるラスター表示器のように、自動車など
の車両で屋外などの明るい所にラスター表示器を配置し
て使用される情報表示装置に関する。

一般的な車載情報表示システムの構成を第１図に示す０
図において、（１）は車両状態検出手段、（２）はピッ
チがａとなるように並設されたラスターを有するラスタ
ー表示器、（３）は車両状態検出ｆ段目）で検出された
車両状態に基いてラスター表示器（２）に表示するビデ
オ信号を発生する情報表示コントローラ、（４）はラス
ター表示器（２）の表示面に設けられたライトコントロ
ールフィルム（例えば、住友３Ｍ社製、商品名ＬＣＦ）
、＋５１は運転手などの使用者、（５）は操作入力手段
である。

車両の状態や車両周辺の状態を車両状態検出手段＋１）
で検出し、その信号や車外から通信で得た情報、任意の
記憶媒体に記憶したデータを任意のアルゴリズムに基い
て情報表示コントローラ（３）で加工してビデオ信号を
発生する。このビデオ信号をラスター表示器（２）に表
示して使用者（５）に８餅な情報を供給する。また使用
者（５）は必要な情報の種類を操作人力手段（６）によ
って指定する従来の情報表示装置は、例えば実開昭６２
−１１７１２５号公報にも記載されているように、ラス
ター表示器（２）の表示面にライトコントロールフィル
ム（４）が設けられており、その相互位置関係において
、ラスター表示器（２）のラスターが伸びる方向とライ
トコントロールフィルム（４）のストライプが伸びる方
向とは同一とされていた。

それと言うのも、この情報表示装置は自動車などの車両
で屋外などの明るい所にラスター表示器を配置して使用
されるものである。自動車のセンターコンソールの辺り
にラスター表示器（２）を設けたとき、フロントガラス
あるいはドアガラス越しに入ってくる太陽光線などの強
い外光がラスター表示器（２）の表示面に当って、表示
画像の視認性を劣化させる。あるいは夜間、表示器の表
示画像がフロントガラスに反射して使用者（５）の目に
入る。これを防止するためにラスター表示器（２）の表
示面にライトコントロールフィルム（４）が設けられて
いる。この目的のためには、ラスター表示器（２）のラ
スターが伸びる方向とライトコントロールフィルム（４
）のストライプが伸びる方向とは同一に構成され、わざ
わざライトコントロールフィルム（４）を傾斜させて配
置するようなことはされていなかった。即ち、格別の目
的もないのにライトコントロールフィルム（４）の利用
効率を低下させるようなことはされていなかった。

［発明が解決しようとする課題ｌ 従来の情報表示装置は、以上のように構成されており、
ラスター表示器のラスターの伸びる方向が部品性能や調
整のばらつきにより製品毎に微妙に異なる。また、ライ
トコントロールフィルムをラスター表示器に重ねて固定
する際にそのストライプの伸びる方向を一定にするのは
困難である。

このため、特にライトコントロールフィルムのブライン
ドピッチがラスターピッチの数分の−から数倍の時に、
モアレ縞が生じ、この縞のピッチが無視できないほど大
きく、かつ濃い色になることがあった。このモアレ縞が
ラスター表示器の本来表示しようとする表示に重なって
生じてしまい、このため使用者は違和感を感じ、良好な
視認性を維持したままで表示パターンを視認することが
できないという表示装置としては致命的な問題点があっ
た。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、モアレ縞のピッチを無視できる程度に小さく
できると共に、本来の表示を劣化させることなく表示で
きる情報表示装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段〕 この発明に係わる情報表示装置は、ライトコントロール
フィルムのストライプの伸びる方向とラスター表示器の
ラスターの伸びる方向の成す角度を所定角度性するよう
に構成したものである。

［作用ｌ この発明におけるラスター表示器のラスターは意図的に
ｔ１対的な角度をずらせて配置されたライトコントロー
ルフィルムのストライプによって比較的に小さなピッチ
で周期的に遮られて使用者の目に入る。そのため、モア
レ縞はラスターのピッ［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図における（１１〜（３１、（５）　、　＋６１の各機
器は従来と同様のものである。この発明の一実施例に係
るライトコントロールフィルム（４）は従来のものとは
異なり、そのストライプの伸びる方向とラスター表示器
（２）のラスターが伸びる方向が所定角度β、例えばｌ
Ｏ°程度、有するようにずらして配置されている。ラス
ターのピッチをｋ、ストライプのピッチをａｒｋとし、
このライトコントロールフィルム（４）はガラス板で補
強している。第２図はラスター表示器（２）とライトコ
ントロールフィルム（４）を正面からみた時のラスクー
（直線Ａ）とストライプ（直線Ｂ）を示す説明図である
。ラスター（直線Ａ）とストライプ（直線Ｂ）の交点に
よって、ピッチがｐのモアレ縞が生じる。このモアレ縞
を点線Ｃで示す、この場合、モアレ縞のピッチｐは、ラ
スターとライトコントロールフィルムのストライプの成
す角度βが比較ｐ＝　　Ｉ　　ａｔ　ｋ／ｃｏｓ　　β
　１　　／５ＱＲＴ　（（ｔａｎ　　β　）”　　＋　
　（１−ｋ／ｃｏｓ　　β）２）ここで、βを変数５ｋ
をパラメータとした時のモアレ縞のピッチｐの演算結果
の一例を第３図に示す８図において、横軸をラスターと
ライトコントロールフィルムのストライプの成す角度β
（。

）、縦軸をモアレ縞のピッチｐ（ｍｍ）とし、ｋを１Ｄ
〜０．５まで０．１おきに変化させている。これによれ
ば、ｋの大小に係わらず、角度βの増大につれてモアレ
縞のピッチは減少している。ラスターのピッチは例えば
０．数ｎｕｎ〜数ｍｍ、ライトコントロールフィルムの
ストライプのピッチは例えば０゜数ｍｍ程度である。モ
アレ縞のピッチｐをラスターのピッチと同程度、あるい
はそれ以下にすれば、使用者はモアレ縞が気にならなく
なる。第３図によれば、ｐ≦数ＩＩＩＩ＋にするために
は、角度β≧３１程度が望ましく、この実施例では１０
°程度にしている。一方、あまり角度βを大きくすると
、ライトコントロールフィルムを斜めに切り出す必要が
あるため、製造工程の面からみて、効率が悪くなる。

なお、パラメータｋが１から離隔した値の場合には、上
式とは異なる式で表現されるピッチのモアレ縞のモード
が生ずることも実験により明らかになっているので、上
記実施例の角度に限るものではない。いずれにしても、
角度βが比較的に小さい範囲では、角度βの増大につれ
てモアレ縞のピッチをラスターのピッチと同様の程度ま
で減少させることができる。これにより、使用者は違和
感なく良好な視認性を維持したままで表示パターンを視
認することができる。

また、並設するラスターを有するラスター表示器に限る
ものではなく、ドツトマトリックス型の液晶表示器のよ
うに、ドツトを線上にならべて画像を表示するようなも
のであっても同様の問題があり、この発明を適用するこ
とによって、同様の効果を奏することができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、並設するラスターを有
し画像情報を表示するラスター表示器、及びこのラスタ
ー表示器の表示面に設けられ、ブラインド状のストライ
プで構成されたライトコントロールフィルムとを備える
ものにおいて、ライトコントロールフィルムのストライ
プの伸びる方向とラスター表示器のラスターの伸びる方
向の成す角度を所定角度付するように構成したことによ
り、モアレ縞のピッチを無視できる程度に小さくでき、
本来の表示を劣化させることなく表示できる情報表示装
置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な車載情報表示システムを示す構成図、
第２図はこの発明の一実施例に係るラスターとライトコ
ントロールフィルムのストライプを示す説明図、第３図
はこの発明の一実施例に係るラスターとライトコントロ
ールフィルムのストラ、イブとのなず角度βと、モアレ
縞のピッチ■）との関係を示すグラフである。 （２）・・・ラスクー表示器、（４）・・・ライトコン
トロールフィルム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 並設するラスターを有し画像情報を表示するラスター表
   示器、及びこのラスター表示器の表示面に設けられ、ブ
   ラインド状のストライプで構成されたライトコントロー
   ルフィルムを備えるものにおいて、上記ライトコントロ
   ールフィルムのストライプの伸びる方向と上記ラスター
   表示器のラスターの伸びる方向の成す角度を所定角度有
   するように構成したことを特徴とする情報表示装置。