JPH03159714A - 加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置 - Google Patents
加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置Info
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- JPH03159714A JPH03159714A JP29971089A JP29971089A JPH03159714A JP H03159714 A JPH03159714 A JP H03159714A JP 29971089 A JP29971089 A JP 29971089A JP 29971089 A JP29971089 A JP 29971089A JP H03159714 A JPH03159714 A JP H03159714A
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- cavity
- mold member
- decorative sheet
- mold
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14008—Inserting articles into the mould
- B29C45/14016—Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould
- B29C45/14024—Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould and punching or cutting a portion from the endless articles during mould closing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
本発明は成形品表面に威形と同時にシート材で被覆して
装飾性等を向上させた加飾シートで被覆された合戒樹脂
製品の成形方法及びその装置に関するものである。
装飾性等を向上させた加飾シートで被覆された合戒樹脂
製品の成形方法及びその装置に関するものである。
く従来の技術〉
合戒樹脂製成形品を射出成形すると同時に表面をシート
材で被覆する成形方法として、例えば特公昭55−25
972号公報に開示されたものが知られている. この方法では、予備加熱されたシート材を第l金型部片
と第2金型部片によって威形晶製造可能面積だけを打ち
抜くと同時に、打ち抜いた部分を第1金型部片と第2金
型部片とで固定し、次いで打ち抜いた部分を第1金型部
片のキャビティの形状に応じて真空成形し、次いで第l
金型部片と第2金型部片を第3金型部片と型締めしてか
ら溶融樹脂を射出し、表面をシート材で被覆した合成樹
脂製成形品を製造する。
材で被覆する成形方法として、例えば特公昭55−25
972号公報に開示されたものが知られている. この方法では、予備加熱されたシート材を第l金型部片
と第2金型部片によって威形晶製造可能面積だけを打ち
抜くと同時に、打ち抜いた部分を第1金型部片と第2金
型部片とで固定し、次いで打ち抜いた部分を第1金型部
片のキャビティの形状に応じて真空成形し、次いで第l
金型部片と第2金型部片を第3金型部片と型締めしてか
ら溶融樹脂を射出し、表面をシート材で被覆した合成樹
脂製成形品を製造する。
また、別の成形方法として例えば特開昭6342891
7号公報に開示された方法が知られている。
7号公報に開示された方法が知られている。
この方法では、雌金型のキャビティを覆う位置に絵柄付
きシート材を位置決めした後、加熱板を該雌金型と対向
する位置に移動し、次いで該加熱仮を雌金型に押し付け
て、絵柄付きシート材を加熱板と雌金型とで扶持固定し
、次いで加熱板により絵柄付きシート材を加熱軟化させ
て、加熱板から圧空を供給して絵柄付きシート材を雌金
型のキャビティの内面に沿わせて圧空成形し、次いで加
熱板を待機位置に退避させ、次いで雌金型を雄金型と合
体させて溶融樹脂を射出し、この後雄型又は雌型に設け
た刃部により絵柄付きシート材から合戒樹脂製成形品と
一体化した部分を打ち抜く。
きシート材を位置決めした後、加熱板を該雌金型と対向
する位置に移動し、次いで該加熱仮を雌金型に押し付け
て、絵柄付きシート材を加熱板と雌金型とで扶持固定し
、次いで加熱板により絵柄付きシート材を加熱軟化させ
て、加熱板から圧空を供給して絵柄付きシート材を雌金
型のキャビティの内面に沿わせて圧空成形し、次いで加
熱板を待機位置に退避させ、次いで雌金型を雄金型と合
体させて溶融樹脂を射出し、この後雄型又は雌型に設け
た刃部により絵柄付きシート材から合戒樹脂製成形品と
一体化した部分を打ち抜く。
く発明が解決しようとする課題〉
しかし、前者の成形方法(特公昭55−25972号公
報)では、第2金型部片を第1金型部片側に移動して成
形品製造可能面積だけをシート材から打ち抜くが、この
打ち抜きに際しては、第1金型部片のキャビティの周辺
部の外に設けた凹状溝部と第2金型部片に設けた凸状部
の工冫ジ部を利用して行っており、打ち抜かれたシート
材の周縁部は第1金型部片のキャビティの外の周辺部分
に位置している.このため打ち抜き後にシート材の周縁
部が第1金型部片と第2金型部片とによって扶持固定さ
れて、真空成形時に位置ズレを起こさないようになるが
、射出成形後、該周縁部がパリのように合成樹脂製成形
品から突出してしまい、外観が劣る他に、成形後に削り
取る等の作業が必要となる等の欠点があった. またシート材を予備加熱してから第l金型部片に位置決
めするために、シート材の位置決め精度を上げることが
難しく、絵柄付きシート材を使用した場合には戊形品表
面の所定位置に正確に絵柄等を設けることが難しく、位
置ずれを生じるおそれもあった。
報)では、第2金型部片を第1金型部片側に移動して成
形品製造可能面積だけをシート材から打ち抜くが、この
打ち抜きに際しては、第1金型部片のキャビティの周辺
部の外に設けた凹状溝部と第2金型部片に設けた凸状部
の工冫ジ部を利用して行っており、打ち抜かれたシート
材の周縁部は第1金型部片のキャビティの外の周辺部分
に位置している.このため打ち抜き後にシート材の周縁
部が第1金型部片と第2金型部片とによって扶持固定さ
れて、真空成形時に位置ズレを起こさないようになるが
、射出成形後、該周縁部がパリのように合成樹脂製成形
品から突出してしまい、外観が劣る他に、成形後に削り
取る等の作業が必要となる等の欠点があった. またシート材を予備加熱してから第l金型部片に位置決
めするために、シート材の位置決め精度を上げることが
難しく、絵柄付きシート材を使用した場合には戊形品表
面の所定位置に正確に絵柄等を設けることが難しく、位
置ずれを生じるおそれもあった。
一方、後者の成形方法(特開昭63−128917号公
報)では、シート材を雌型に対して位置決めをしてから
加熱板で加熱するために前者のような問題はないものの
、シート材の加熱時に加熱板を待磯位置から鮪型と対向
する位置まで移動させるため、時間がかかる欠点があっ
た。
報)では、シート材を雌型に対して位置決めをしてから
加熱板で加熱するために前者のような問題はないものの
、シート材の加熱時に加熱板を待磯位置から鮪型と対向
する位置まで移動させるため、時間がかかる欠点があっ
た。
また射出威形後に雄型又は鮪型に設けた刃部によって絵
柄付きシート材から合或柑脂!A成形品と一体化したシ
ート材部分を打ち抜くために、シート材の一部が合成樹
脂成形品からパリのようになって突出するおそれがあり
、前者の場合と同様に外観が劣る他に、成形後に削り取
る等の作業が必要となる等の欠点があった。
柄付きシート材から合或柑脂!A成形品と一体化したシ
ート材部分を打ち抜くために、シート材の一部が合成樹
脂成形品からパリのようになって突出するおそれがあり
、前者の場合と同様に外観が劣る他に、成形後に削り取
る等の作業が必要となる等の欠点があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、シート材がパリのよ
うに成形品から突出するおそれがなく、また効率良く成
形作業が行なえる加飾シートで被覆された合成樹脂製品
の成形方法及びその装置を提供することである。
もので、その目的とするところは、シート材がパリのよ
うに成形品から突出するおそれがなく、また効率良く成
形作業が行なえる加飾シートで被覆された合成樹脂製品
の成形方法及びその装置を提供することである。
く課題を解決するための手段〉
上記目的を達成するため本発明の加飾シートで被覆され
た合成樹脂製品の成形方法では、キヤ・ビティを有した
一方の金型部材と該キャビティに挿入されるコアーを有
した他方の金型部材を開いて、一方の金型部材にシート
材を固定するシート材固定工程と、前記シート材固定工
程で固定されたシート材を加熱する加熱工程と、前記加
熱工程で加熱されたシート材を一方の金型部材によって
成形するシート材成形工程と、前記一方の金型部材のキ
ャビティ内に前記他方の金型部材のコアーを挿入する際
、該キャビティの開口縁と該コアーとによって前記シー
ト材を打ち抜くと共に打ち抜かれたシート材をキャビテ
ィとコアーとによって形成された空隙内に固定する打ち
抜き工程と、前記空隙内で合成樹脂を成形する成形工程
とを具備してなることを特徴としている。
た合成樹脂製品の成形方法では、キヤ・ビティを有した
一方の金型部材と該キャビティに挿入されるコアーを有
した他方の金型部材を開いて、一方の金型部材にシート
材を固定するシート材固定工程と、前記シート材固定工
程で固定されたシート材を加熱する加熱工程と、前記加
熱工程で加熱されたシート材を一方の金型部材によって
成形するシート材成形工程と、前記一方の金型部材のキ
ャビティ内に前記他方の金型部材のコアーを挿入する際
、該キャビティの開口縁と該コアーとによって前記シー
ト材を打ち抜くと共に打ち抜かれたシート材をキャビテ
ィとコアーとによって形成された空隙内に固定する打ち
抜き工程と、前記空隙内で合成樹脂を成形する成形工程
とを具備してなることを特徴としている。
また前記加熱工程を、成形品を金型から取り出す取り出
し工程と同時に行うことを特徴としていまた本発明の加
飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形装置では、シ
ート材を成形する;及形手段を設けた一方の金型部材と
、該キャビティ内に挿入するコアーを有した他方の金型
部材とからなる金型と、前記一方の金型部材にシート材
を固定する固定手段と、前記固定手段で固定されたシー
ト材を加熱する加熱手段とを具備し、かつ前記一方の金
型部材のキャビティの開口縁と該キャビティに挿入する
前記他方の金型部材のコアーに前記シート材を打ち抜く
刃部を設けて、キャビティ内にコアーを挿入する際に該
刃部で前記シート材を打ち抜くと共に打ち抜かれたシー
ト材を前記キャビティとコアーとによって形成された空
隙内に固定するように構成したことを特徴としている。
し工程と同時に行うことを特徴としていまた本発明の加
飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形装置では、シ
ート材を成形する;及形手段を設けた一方の金型部材と
、該キャビティ内に挿入するコアーを有した他方の金型
部材とからなる金型と、前記一方の金型部材にシート材
を固定する固定手段と、前記固定手段で固定されたシー
ト材を加熱する加熱手段とを具備し、かつ前記一方の金
型部材のキャビティの開口縁と該キャビティに挿入する
前記他方の金型部材のコアーに前記シート材を打ち抜く
刃部を設けて、キャビティ内にコアーを挿入する際に該
刃部で前記シート材を打ち抜くと共に打ち抜かれたシー
ト材を前記キャビティとコアーとによって形成された空
隙内に固定するように構成したことを特徴としている。
また前記加熱手段を、成形品を金型から取り出す取り出
し手段に設けたことを特徴としている。
し手段に設けたことを特徴としている。
〈作用〉
上記手段によれば、一方の金型部材にシート材をセット
した状態で加熱することからシート材の位置決めが精度
良く出来、シート材に絵柄等を付した場合でも絵柄等の
位置精度が良い。
した状態で加熱することからシート材の位置決めが精度
良く出来、シート材に絵柄等を付した場合でも絵柄等の
位置精度が良い。
また一方の金型部材のキャビティ内に他方の金型部,材
のコアーを挿入する際、該キャビティの開口縁とコアー
とによってシート材を打ち抜くようにしているため、打
ち抜き後のシート材は、その周縁部が従来のようにキャ
ビティの開口縁から外に突出することがなく、またコア
ーとキャビティとの間の空隙部に固定される。このため
シート材が成形品表面の所定位置に正確に被覆され、ま
たシート材がパリのように成形品から突出することがな
い。
のコアーを挿入する際、該キャビティの開口縁とコアー
とによってシート材を打ち抜くようにしているため、打
ち抜き後のシート材は、その周縁部が従来のようにキャ
ビティの開口縁から外に突出することがなく、またコア
ーとキャビティとの間の空隙部に固定される。このため
シート材が成形品表面の所定位置に正確に被覆され、ま
たシート材がパリのように成形品から突出することがな
い。
さらに成形品を金型から取り出す際、次に成形されるシ
ート材を加熱するため、効率良く成形作業を行うことが
出来る。
ート材を加熱するため、効率良く成形作業を行うことが
出来る。
く実施例〉
以下、本発明の好適な一実施例について図面を参照して
説明する. 〔第1実施例〕 第1図乃至第8図は本発明の第1実施例を示している, まず本発明の成形装置の実施例について説明する。第l
図乃至第8図中符号10は可動側の第1金型部材、20
は固定側の第2金型部材、30は固定ガイドコア、40
は製品取り出しロボットである。
説明する. 〔第1実施例〕 第1図乃至第8図は本発明の第1実施例を示している, まず本発明の成形装置の実施例について説明する。第l
図乃至第8図中符号10は可動側の第1金型部材、20
は固定側の第2金型部材、30は固定ガイドコア、40
は製品取り出しロボットである。
第1金型部材lOは図示しない可動盤に固定されていて
、第2金型部材20側に移動されられるようになってい
る。そしてこの第1金型部材10には底面側の内径が小
さくなるようにテーパー状になったキャビティl1が形
成されていて、言亥キャビティl1の底面にはエアー吸
引用人子l2が設けられている。
、第2金型部材20側に移動されられるようになってい
る。そしてこの第1金型部材10には底面側の内径が小
さくなるようにテーパー状になったキャビティl1が形
成されていて、言亥キャビティl1の底面にはエアー吸
引用人子l2が設けられている。
エアー吸引用人子12は第1金型部材1oに設けたエア
ー吸引口13に連通し、また該エアー吸引口l3は図示
しない排気ポンプに接続されており、エアー吸引用人子
12の通気孔12aによってキャビティII内の空気を
排気すると共に、ポリ塩化ビニール等の熱可塑性樹脂か
らなる加飾シート材Aを該キャビティ11の内面に沿わ
せて吸引して成形出来るようになっている。
ー吸引口13に連通し、また該エアー吸引口l3は図示
しない排気ポンプに接続されており、エアー吸引用人子
12の通気孔12aによってキャビティII内の空気を
排気すると共に、ポリ塩化ビニール等の熱可塑性樹脂か
らなる加飾シート材Aを該キャビティ11の内面に沿わ
せて吸引して成形出来るようになっている。
ここで加飾シート材Aは絵柄等を付したものに限られず
、無地のものでもよく、また無地のものでもエンボス加
工等で立体的な模様を形成したものでもよい。すなわち
加飾シート材Aは合成樹脂製品の表面を飾るものであれ
ばよい。
、無地のものでもよく、また無地のものでもエンボス加
工等で立体的な模様を形成したものでもよい。すなわち
加飾シート材Aは合成樹脂製品の表面を飾るものであれ
ばよい。
また第1金型部材10の外周部には固定ガイドコア30
が軸方向移動可能に挿入している。この固定ガイドコア
30は、加飾シート材Aを第1金型部材lOに固定する
シート材固定手段として作用すると共に、第2金型部材
20をガイドするガイド手段として作用するもので、加
飾シート材Aを第1金型部材lOのキャビティ11の開
口面周辺部14に固定する固定面31と第2金型部材2
0をガイドするガイド孔32が設けられている。
が軸方向移動可能に挿入している。この固定ガイドコア
30は、加飾シート材Aを第1金型部材lOに固定する
シート材固定手段として作用すると共に、第2金型部材
20をガイドするガイド手段として作用するもので、加
飾シート材Aを第1金型部材lOのキャビティ11の開
口面周辺部14に固定する固定面31と第2金型部材2
0をガイドするガイド孔32が設けられている。
そして固定ガイド部材30の一端部の端面には突出ビン
33が立設しされており、該突出ビン33が第1金型部
材10の鍔部15の一端部に設けた孔15aを貫通して
いる.また第l金型部材10の鍔部l5の他端部にはス
トップピン16が立設されており、該ストップビンl6
がガイド部材30の他端部に設けた凹部34内に挿入さ
れている。
33が立設しされており、該突出ビン33が第1金型部
材10の鍔部15の一端部に設けた孔15aを貫通して
いる.また第l金型部材10の鍔部l5の他端部にはス
トップピン16が立設されており、該ストップビンl6
がガイド部材30の他端部に設けた凹部34内に挿入さ
れている。
ここで前記ストップピンl6の先端には止めナン1・1
7が設けられ、この止めナッ[7と前記凹部34の底面
との間にはスプリング18が介在されていて、該スプリ
ング18の弾発力によって固定ガイド部材30を第l金
型部材10側に付勢している。また前記突出ビン33は
スプリング18の弾発力に抗して固定ガイド部材30を
第l金型部材10から離して固定ガイド部材30と第1
金型部材30間に隙間Bを設けるものである。
7が設けられ、この止めナッ[7と前記凹部34の底面
との間にはスプリング18が介在されていて、該スプリ
ング18の弾発力によって固定ガイド部材30を第l金
型部材10側に付勢している。また前記突出ビン33は
スプリング18の弾発力に抗して固定ガイド部材30を
第l金型部材10から離して固定ガイド部材30と第1
金型部材30間に隙間Bを設けるものである。
また第2金型部材20には、その基板部2lに前記キャ
ビティ11の内径よりも小径のコア−22が設けられて
いて、該コア−22をキャビテイエ1内に挿入したとき
(第1金型部材10と第2金型部材20を型締めしたと
き)にキャビティ1lとコア−22との間に成形品形状
の空隙C(第4図参照)を形或するようになっている。
ビティ11の内径よりも小径のコア−22が設けられて
いて、該コア−22をキャビテイエ1内に挿入したとき
(第1金型部材10と第2金型部材20を型締めしたと
き)にキャビティ1lとコア−22との間に成形品形状
の空隙C(第4図参照)を形或するようになっている。
また基板部21からコア−22にかけて溶融した合成樹
脂を射出するためのスブルー23が設けられ、またコア
−22の端面に該スブール23に連通するゲート24が
設けられている。
脂を射出するためのスブルー23が設けられ、またコア
−22の端面に該スブール23に連通するゲート24が
設けられている。
ここでコア−22はキャビティl1に合わせてテーパー
状に形成されている.このコア−22の基部にはキャビ
ティ11に嵌まり込む段部22aが形成されている. そして第8図に示すように、キャビティ11の開口縁に
は刃部11aが形戒され、また段部22aの外縁(角部
)にも刃部22a1が形成されていて、これら刃部11
a、22a1との協働作用で加飾シート材AAを打ち抜
くようになっている。
状に形成されている.このコア−22の基部にはキャビ
ティ11に嵌まり込む段部22aが形成されている. そして第8図に示すように、キャビティ11の開口縁に
は刃部11aが形戒され、また段部22aの外縁(角部
)にも刃部22a1が形成されていて、これら刃部11
a、22a1との協働作用で加飾シート材AAを打ち抜
くようになっている。
また段部22aの端面22atは打ち抜かれた加飾シー
ト材Aの切断端面を押さえ付けるようになっている。段
部22aの端面22a2がキャビティ1lの開口部に入
り込む深さD(第8図参照)は打ち抜く加飾シート材六
の材質、厚さ等により異なるが、本実施例ではキャビテ
ィl1の開口面から0.1 maxi.Om程度、好ま
しくは0.3 vm〜0.8鰭に設定されている.深さ
Dが0.1Mよりも浅いと加飾シート材Aを打ち抜き難
く、また1.0 mよりも深くなると加飾シート材Aに
シワが発生するためであり、特に0.3 wg〜0.8
aの範囲内ではシワが発生することなく加飾シート材
Aを良好に打ち抜くことが出来る。
ト材Aの切断端面を押さえ付けるようになっている。段
部22aの端面22a2がキャビティ1lの開口部に入
り込む深さD(第8図参照)は打ち抜く加飾シート材六
の材質、厚さ等により異なるが、本実施例ではキャビテ
ィl1の開口面から0.1 maxi.Om程度、好ま
しくは0.3 vm〜0.8鰭に設定されている.深さ
Dが0.1Mよりも浅いと加飾シート材Aを打ち抜き難
く、また1.0 mよりも深くなると加飾シート材Aに
シワが発生するためであり、特に0.3 wg〜0.8
aの範囲内ではシワが発生することなく加飾シート材
Aを良好に打ち抜くことが出来る。
また段部22aの側面22a,は、第8図に示すように
キャビティ11と同しテーパーが形成された前記固定ガ
イド部材30のガイド孔32の内面32aに案内される
もので、型締め時に段部22aの刃部22a1がキャビ
ティ1lの開口縁の刃部11aに衝突して破損しないよ
うになっている。
キャビティ11と同しテーパーが形成された前記固定ガ
イド部材30のガイド孔32の内面32aに案内される
もので、型締め時に段部22aの刃部22a1がキャビ
ティ1lの開口縁の刃部11aに衝突して破損しないよ
うになっている。
製品取り出しロボット40は、lサイクルの成形加工が
終了して第1金型部材10が第2金型部材20から離れ
て開いたときに、加飾シート材Aの送り側から第1金型
部材IO寄り位置に移動してくるものである。そして製
品取り出しロボット40の第2金型部材20と対向する
面部側には製品取り出し手段としての吸盤4lが設けら
れ、また固定ガイドコア30によって固定された加飾シ
ート材Aと対向する面部側には加熱手段としてのヒータ
ー42が設けられていて、合成樹脂製成形品の取り出し
工程において加飾シート材Aを成形可能な状態に加熱軟
化するように構戒されている.すなわち製品取り出しロ
ボッl−40は第2金型部材20側から成形品を取り出
した後、第1金型部材10側に戻り、ヒーター42で加
飾シート材Aを加熱してから加飾シート材八の送り側に
退避するようになっている。
終了して第1金型部材10が第2金型部材20から離れ
て開いたときに、加飾シート材Aの送り側から第1金型
部材IO寄り位置に移動してくるものである。そして製
品取り出しロボット40の第2金型部材20と対向する
面部側には製品取り出し手段としての吸盤4lが設けら
れ、また固定ガイドコア30によって固定された加飾シ
ート材Aと対向する面部側には加熱手段としてのヒータ
ー42が設けられていて、合成樹脂製成形品の取り出し
工程において加飾シート材Aを成形可能な状態に加熱軟
化するように構戒されている.すなわち製品取り出しロ
ボッl−40は第2金型部材20側から成形品を取り出
した後、第1金型部材10側に戻り、ヒーター42で加
飾シート材Aを加熱してから加飾シート材八の送り側に
退避するようになっている。
次に本発明の成形方法の実施例を説明する。
まず第1図に示すように第l金型部材10が第2金型部
材20から離れて開いている状態において、突出ビン3
3により固定ガイドコア30の固定面31を第1金型部
材10のキャビティ1lの開口面周辺部l4から離して
隙間Bを作り、そしてこの隙間Bに図示しない公知のシ
ート材送り装置から加飾シート材Aを送って、加飾シー
ト材Aをキャビティ11の開口面上に位置決めする. 次いで第2図に示tように突出ピン33を下げると(同
図の右側に移動させると)、スプリング18の弾発力で
固定ガイドコア30が第l金型部材10側に付勢されて
、固定面3lとキャビティllの開口面周辺部l4とで
加飾シート材Aを挟持して固定する.そして製品取り出
しロボット40が加飾シート材Aの送り側から移動して
きて、ヒーター42により加飾シート材八を加熱し、軟
化状態にする。
材20から離れて開いている状態において、突出ビン3
3により固定ガイドコア30の固定面31を第1金型部
材10のキャビティ1lの開口面周辺部l4から離して
隙間Bを作り、そしてこの隙間Bに図示しない公知のシ
ート材送り装置から加飾シート材Aを送って、加飾シー
ト材Aをキャビティ11の開口面上に位置決めする. 次いで第2図に示tように突出ピン33を下げると(同
図の右側に移動させると)、スプリング18の弾発力で
固定ガイドコア30が第l金型部材10側に付勢されて
、固定面3lとキャビティllの開口面周辺部l4とで
加飾シート材Aを挟持して固定する.そして製品取り出
しロボット40が加飾シート材Aの送り側から移動して
きて、ヒーター42により加飾シート材八を加熱し、軟
化状態にする。
この加熱工程は加飾シート材Aを位置決めして固定した
後に行うことから、金型の外で予め加熱する場合のよう
に絵柄の位置決めが困難になるおそれがない。
後に行うことから、金型の外で予め加熱する場合のよう
に絵柄の位置決めが困難になるおそれがない。
尚、ここでは取り出すべき成形品がないことから加飾シ
ート材Aの加熱のみを行う。
ート材Aの加熱のみを行う。
次いで第3図に示すようにエアー吸引口13よりエアー
吸引用人子12の通気孔12aよりキャビティ11内か
ら排気し、加飾シート材Aを該キャビティ1lの内面に
沿わせて密着させて成形する。このときキャビティ11
の内面に凹凸模様を設けておけば、加飾シート材Aの外
面に該凹凸模様を形或することが出来る。
吸引用人子12の通気孔12aよりキャビティ11内か
ら排気し、加飾シート材Aを該キャビティ1lの内面に
沿わせて密着させて成形する。このときキャビティ11
の内面に凹凸模様を設けておけば、加飾シート材Aの外
面に該凹凸模様を形或することが出来る。
次いで第4図に示すように加飾シート材Aが吸引密着し
た状態で第1金型部材10、固定ガイドコア30を第2
金型部材20側に移動させて型締めを行う. この型締めに際し、コア−22が第1金型部材10のキ
ャビティ11内に入ると、第8図に示すように段部22
aの刃部22a Iがキャビティ11の開口縁の刃部1
1aとの協働作用で加飾シート材Aを打ち抜き、該段部
22aの端面22むが加飾シート材Aの切断端面をキャ
ビティl1の開口面より0.1 am−1,O rta
程度中に押し込んで固定する. ここで、打ち抜き過程では端面22a2がキャビティl
1の開口面より0.1 am−1.0 IIII1程度
中に入り込むので、打ち抜きが良好に行われると共に、
打ち抜かれた加飾シート材Aにシワが発生しない。
た状態で第1金型部材10、固定ガイドコア30を第2
金型部材20側に移動させて型締めを行う. この型締めに際し、コア−22が第1金型部材10のキ
ャビティ11内に入ると、第8図に示すように段部22
aの刃部22a Iがキャビティ11の開口縁の刃部1
1aとの協働作用で加飾シート材Aを打ち抜き、該段部
22aの端面22むが加飾シート材Aの切断端面をキャ
ビティl1の開口面より0.1 am−1,O rta
程度中に押し込んで固定する. ここで、打ち抜き過程では端面22a2がキャビティl
1の開口面より0.1 am−1.0 IIII1程度
中に入り込むので、打ち抜きが良好に行われると共に、
打ち抜かれた加飾シート材Aにシワが発生しない。
また段部22の側面22a,が固定ガイドコア30のガ
イド孔32のガイド面32aに案内されることから、刃
部22a,がキャビティ11の開口縁に衝突して破損す
るおそれもない。
イド孔32のガイド面32aに案内されることから、刃
部22a,がキャビティ11の開口縁に衝突して破損す
るおそれもない。
さらに加飾シート材Aは固定面3lと開口面周辺部14
とで固定されているため、打ち抜きに際し加飾シート材
Aのズレによる打ち抜き不良、絵柄部分の位置ズレ等の
問題もない. 打ち抜きと型締めが完了すると、コア−22とキャビテ
ィl1との間に成形品形状の空隙Cが出来る。
とで固定されているため、打ち抜きに際し加飾シート材
Aのズレによる打ち抜き不良、絵柄部分の位置ズレ等の
問題もない. 打ち抜きと型締めが完了すると、コア−22とキャビテ
ィl1との間に成形品形状の空隙Cが出来る。
次いで第5図に示すように溶融された合成樹脂Pがスブ
ルー23からゲート24を通って空隙C内に射出充填さ
れる. これにより加飾シート材Aの裏面に予め塗布された接着
剤と溶融された合成樹脂とが溶着状態となって加飾シー
ト材Aが合戒樹脂Pと一体化する。
ルー23からゲート24を通って空隙C内に射出充填さ
れる. これにより加飾シート材Aの裏面に予め塗布された接着
剤と溶融された合成樹脂とが溶着状態となって加飾シー
ト材Aが合戒樹脂Pと一体化する。
加飾シート材Aと合成樹脂Pが同材質の場合には接着剤
は不要である. そして射出された合戒樹脂Pが冷却固化したら、第6図
に示すように第1金型部材IO、固定ガイドコア30を
第l図に示す位置に復帰させる。そして突出ビン33に
より第1金型部材IOと固定ガイドコア30との間に隙
間Bを作り、打ち抜かれた残りの加飾シート材Aを該隙
間Bから図示しないシート材送り装置により第l金型部
材lOから送り出す一方、新たな加飾シート材Aをキャ
ビティ1lの開口面上に送り込み位置決めする。
は不要である. そして射出された合戒樹脂Pが冷却固化したら、第6図
に示すように第1金型部材IO、固定ガイドコア30を
第l図に示す位置に復帰させる。そして突出ビン33に
より第1金型部材IOと固定ガイドコア30との間に隙
間Bを作り、打ち抜かれた残りの加飾シート材Aを該隙
間Bから図示しないシート材送り装置により第l金型部
材lOから送り出す一方、新たな加飾シート材Aをキャ
ビティ1lの開口面上に送り込み位置決めする。
そして製品取り出しロボット40がヒーター42を加飾
シート材A側に向けて第1金型部材寄り位置に移動して
くる. 次いで第7図に示すように製品取り出し口ボット40が
第2金型部材20側に移動して、吸盤41によりコア−
22から合成樹脂製成形品P′を吸着して離型する。こ
のとき突出ビン33が下がり(同図の右側に移動し)、
スプリングl8の弾発力で固定ガイドコア30が第1金
型部材10側に付勢されて、固定面3lとキャビティl
1の開口面周辺部l4とで加飾シート材Aを扶持して固
定する。
シート材A側に向けて第1金型部材寄り位置に移動して
くる. 次いで第7図に示すように製品取り出し口ボット40が
第2金型部材20側に移動して、吸盤41によりコア−
22から合成樹脂製成形品P′を吸着して離型する。こ
のとき突出ビン33が下がり(同図の右側に移動し)、
スプリングl8の弾発力で固定ガイドコア30が第1金
型部材10側に付勢されて、固定面3lとキャビティl
1の開口面周辺部l4とで加飾シート材Aを扶持して固
定する。
そして移動してきた製品取り出しロボット40のヒータ
ー42により加飾シート材Aが加熱軟化される。
ー42により加飾シート材Aが加熱軟化される。
この加熱工程は製品取り出し工程と同時に1テわれるこ
とから、従来のように加熱工程のみを単独で行う場合に
比して成形作業能率を向上させることが出来る。
とから、従来のように加熱工程のみを単独で行う場合に
比して成形作業能率を向上させることが出来る。
この後、第3図に示すように加飾シート材Aがキャビテ
ィ1lの内面に沿った形状に成形され、次いで第4図に
示すように加飾シート材Aが打ち抜かれ、次いで第5図
に示すように溶融した合成樹脂が射出されて、同様の操
作が繰り返される.〔第2実施例] 第9図乃至第13図は本発明の第2実施例を示している
。この第2実施例では合戊樹脂成形品P′の一部に孔開
き部Paを設けて、該孔開き部Paの内周面にも加飾シ
ート材Aを被覆する場合を示している。
ィ1lの内面に沿った形状に成形され、次いで第4図に
示すように加飾シート材Aが打ち抜かれ、次いで第5図
に示すように溶融した合成樹脂が射出されて、同様の操
作が繰り返される.〔第2実施例] 第9図乃至第13図は本発明の第2実施例を示している
。この第2実施例では合戊樹脂成形品P′の一部に孔開
き部Paを設けて、該孔開き部Paの内周面にも加飾シ
ート材Aを被覆する場合を示している。
なお、第L図乃至第8図に示す部分と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
符号を付してその説明を省略する。
第1金型部材10のエアー吸引用人子12はキャビティ
1lの底面において合成樹脂製成形品P′の孔開き部P
aに対応する位置に配置されていると共に、該キャビテ
ィ11の底面から一部突出している,またコア−22の
端面には工7一吸引用人子12の凸部12aが挿入する
凹部22bが設けられている。この四部22bの深さは
、凸部12aが凹部22b内に挿入しても該凸部12a
の先端面が凹部22bの底面に当接しないように凸部1
2aの高さよりも若干大きく形成されている。
1lの底面において合成樹脂製成形品P′の孔開き部P
aに対応する位置に配置されていると共に、該キャビテ
ィ11の底面から一部突出している,またコア−22の
端面には工7一吸引用人子12の凸部12aが挿入する
凹部22bが設けられている。この四部22bの深さは
、凸部12aが凹部22b内に挿入しても該凸部12a
の先端面が凹部22bの底面に当接しないように凸部1
2aの高さよりも若干大きく形成されている。
第9図は前記第1実施例の第2図に示す状態に対応して
おり、加飾シート材Aが固定ガイドコア30の固定面3
lと第1金型部材10のキャビティ11の開口面周辺部
14との間に挟持固定されている。
おり、加飾シート材Aが固定ガイドコア30の固定面3
lと第1金型部材10のキャビティ11の開口面周辺部
14との間に挟持固定されている。
この第9図に示す状態から前記製品取り出しロボット4
0のヒーター42で加飾シート材Aを加熱軟化した後、
エアー吸引用人子l2の通気孔12aから排気すると、
第lO図に示すように加飾シート材Aがキャビティ11
の内面形状に沿って戚形される。
0のヒーター42で加飾シート材Aを加熱軟化した後、
エアー吸引用人子l2の通気孔12aから排気すると、
第lO図に示すように加飾シート材Aがキャビティ11
の内面形状に沿って戚形される。
次いで第l1図に示すように型締めを行う.このとき段
部22aに設けた刃部22a,とキャビティ11の開口
縁に設けた刃部11aとの協働作用で加飾シート材Aを
打ち抜く,また第l2図に示すように、エアー吸引用人
子12の凸部12aがコア−22の端面の凹部22bに
嵌入して、咳凹部22bの開口縁の刃部22b lによ
り加飾シート材Aを打ち抜く.ここで凸部12aの嵌入
ID’は例えば0.1 wa−1.0 cmに設定され
ている. この後、溶融した合成樹脂を空隙C内に射出充填すると
、第l3図に示すような合成樹脂製成形品P′が成形さ
れる.そして孔開き部Paの内周面にも加飾シート材A
が被覆される. 第l4図(a)、Φ)は第2実施例における変形例で、
加飾シート材Aが薄い場合に何ら支障なく凹部22bの
刃部22b+で加飾シート材Aを打ち抜くことが出来る
ようにしている。
部22aに設けた刃部22a,とキャビティ11の開口
縁に設けた刃部11aとの協働作用で加飾シート材Aを
打ち抜く,また第l2図に示すように、エアー吸引用人
子12の凸部12aがコア−22の端面の凹部22bに
嵌入して、咳凹部22bの開口縁の刃部22b lによ
り加飾シート材Aを打ち抜く.ここで凸部12aの嵌入
ID’は例えば0.1 wa−1.0 cmに設定され
ている. この後、溶融した合成樹脂を空隙C内に射出充填すると
、第l3図に示すような合成樹脂製成形品P′が成形さ
れる.そして孔開き部Paの内周面にも加飾シート材A
が被覆される. 第l4図(a)、Φ)は第2実施例における変形例で、
加飾シート材Aが薄い場合に何ら支障なく凹部22bの
刃部22b+で加飾シート材Aを打ち抜くことが出来る
ようにしている。
すなわち加飾シート材Aが薄いと打ち抜きがし難くなる
。特に第2実施例のようにエアー吸引用人子l2に凸部
12aが設けられている場合には、第14図(b)に示
すように、凸部12aの先端面に当接している部分の加
飾シート材A1は厚さが変わらないのに該凸部12aの
円面に当接している部分の加飾シート材A2は引き延ば
されて厚さが薄くなり、凹部22bの刃部22b1で打
ち抜き難くなる。このため凹部22bが設けられたコア
−22側に、該凹部22bの周縁から盛り上がった盛り
上がり部22b2を設けて実質的に凸部12aの高さを
滅している。ここで盛り上がり部22b2の高さは合成
樹脂製成形品の厚さの1/2〜l/3に設定されている
。
。特に第2実施例のようにエアー吸引用人子l2に凸部
12aが設けられている場合には、第14図(b)に示
すように、凸部12aの先端面に当接している部分の加
飾シート材A1は厚さが変わらないのに該凸部12aの
円面に当接している部分の加飾シート材A2は引き延ば
されて厚さが薄くなり、凹部22bの刃部22b1で打
ち抜き難くなる。このため凹部22bが設けられたコア
−22側に、該凹部22bの周縁から盛り上がった盛り
上がり部22b2を設けて実質的に凸部12aの高さを
滅している。ここで盛り上がり部22b2の高さは合成
樹脂製成形品の厚さの1/2〜l/3に設定されている
。
このようにすると、加飾シ一ト材Aをキャビティ11の
内面に沿って威形しても、該加飾シート材Aの凸部12
aの周面に当接する部分A2は余り引き延ばされず、凸
部12aの先端面に当接する部分A1の厚さとほとんど
変わらなくなり、刃部22b.による打ち抜きが容易に
なる。
内面に沿って威形しても、該加飾シート材Aの凸部12
aの周面に当接する部分A2は余り引き延ばされず、凸
部12aの先端面に当接する部分A1の厚さとほとんど
変わらなくなり、刃部22b.による打ち抜きが容易に
なる。
[第3実施例]
第15図及び第l6図は本発明の第3実施例を示してい
る.この第3実施例では合成樹脂成形品P′の一部に孔
開き部Paを設けているが、前記第2実施例のように孔
開き部Paの内周面に加飾シート材Aを被覆しない場合
を示している。
る.この第3実施例では合成樹脂成形品P′の一部に孔
開き部Paを設けているが、前記第2実施例のように孔
開き部Paの内周面に加飾シート材Aを被覆しない場合
を示している。
なお、第1図乃至第l4図に示す部分と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
一符号を付してその説明を省略する。
第1金型部材IOのエアー吸引用入子l2の先端面12
bは第1実施例の場合と同様にキャビティl1の内面と
同一高さになっており、そして該先端面12bに凹部1
2cを形或している。またコア−22の端面には該凹部
12cに挿入する凸部22cが設けられている。ここで
凸部22cは凹部12cの底面に当接しない高さに設定
され、かつその先端面は傾斜している. このようにすると、型締めに際し段部22aに設けた刃
部22aIとキャビティl1の開口縁に設けた刃部11
aとのta働作用で加飾シート材Aを打ち抜く他に、第
I5図に示すように凸部22cが凹部12cに挿入し、
この挿入時に凸部22cの先端面の縁部に設けられた刃
22c,と凹部12cの開口縁に設けられた刃12c,
との協働作用によって加飾シート材八の所定部位を打ち
抜くことが出来る。
bは第1実施例の場合と同様にキャビティl1の内面と
同一高さになっており、そして該先端面12bに凹部1
2cを形或している。またコア−22の端面には該凹部
12cに挿入する凸部22cが設けられている。ここで
凸部22cは凹部12cの底面に当接しない高さに設定
され、かつその先端面は傾斜している. このようにすると、型締めに際し段部22aに設けた刃
部22aIとキャビティl1の開口縁に設けた刃部11
aとのta働作用で加飾シート材Aを打ち抜く他に、第
I5図に示すように凸部22cが凹部12cに挿入し、
この挿入時に凸部22cの先端面の縁部に設けられた刃
22c,と凹部12cの開口縁に設けられた刃12c,
との協働作用によって加飾シート材八の所定部位を打ち
抜くことが出来る。
この後溶融した合成樹脂を射出充填することにより、第
l6図に示すような内周面に加飾シート材Aが被覆され
ない孔開き部Paを有した合成樹脂製成形晶P′が成形
される。
l6図に示すような内周面に加飾シート材Aが被覆され
ない孔開き部Paを有した合成樹脂製成形晶P′が成形
される。
なお、凸部22cの先端を傾斜面とした場合を示したが
、平面状や凹状やほぼM字状に形成してもよい。
、平面状や凹状やほぼM字状に形成してもよい。
〔第4実施例〕
第17図(a)、(b)は第4実施例を示している。
前記第1、2、3実施例では加飾シート材Aを第1金型
部材lOと固定ガイドコア30とで挟持固定している。
部材lOと固定ガイドコア30とで挟持固定している。
この場合は、加飾シート材Aに施された文字、模様等と
合戒樹脂製成形品との位置合わせが必要なときに適して
いる。しかし、単一色の加飾シート材Aの場合には文字
、模様等と合戒樹脂製成形品との位置合わせの必要がな
い.この第4実施例ではこのように加飾シート材Aに施
した文字、模様等と合戒樹脂製成形品との位置合わせの
必要がない場合に適している.すなわち、第1金型部材
10に第l4図(a)に示すように通し孔l9を設けて
、該通し孔l9内に挿通した加飾シート材Aを図示しな
い公知のシート材送り装置を利用してテンシラン状態に
して位置決めすることにより固定している. 換言すれば、シート材送り装置をシート材固定手段とし
て利用している. したがって、第1金型部材lOからストップピン16、
スプリング18等を省略することも出来て、第l金型部
材10の構戒が簡単となる. なお、シート材送り装置を利用する代わりに、第14図
(ロ)に示すように、エアーシリンダ50により動作す
る押さえ板5lを上下位置に設けて、該押さえFi51
と第1金型部材10とで通し孔l9内の加飾シート材A
を扶持固定するようにしてもよい。
合戒樹脂製成形品との位置合わせが必要なときに適して
いる。しかし、単一色の加飾シート材Aの場合には文字
、模様等と合戒樹脂製成形品との位置合わせの必要がな
い.この第4実施例ではこのように加飾シート材Aに施
した文字、模様等と合戒樹脂製成形品との位置合わせの
必要がない場合に適している.すなわち、第1金型部材
10に第l4図(a)に示すように通し孔l9を設けて
、該通し孔l9内に挿通した加飾シート材Aを図示しな
い公知のシート材送り装置を利用してテンシラン状態に
して位置決めすることにより固定している. 換言すれば、シート材送り装置をシート材固定手段とし
て利用している. したがって、第1金型部材lOからストップピン16、
スプリング18等を省略することも出来て、第l金型部
材10の構戒が簡単となる. なお、シート材送り装置を利用する代わりに、第14図
(ロ)に示すように、エアーシリンダ50により動作す
る押さえ板5lを上下位置に設けて、該押さえFi51
と第1金型部材10とで通し孔l9内の加飾シート材A
を扶持固定するようにしてもよい。
く発明の効果〉
以上説明したように本発明によれば、第1金型部材に設
けたキャビティの開口縁と第2金型部材に設けたコアー
とでシート材を打ち抜くようにしているため、合成樹脂
成形加工後にシート材の周縁が合成樹脂製品から突出す
ることがなく、外観を損ねるおそれがない。
けたキャビティの開口縁と第2金型部材に設けたコアー
とでシート材を打ち抜くようにしているため、合成樹脂
成形加工後にシート材の周縁が合成樹脂製品から突出す
ることがなく、外観を損ねるおそれがない。
またシート材を位置決めしてから加熱するためシート材
に絵柄等を付けた場合、該絵柄等を成形品の所定位置に
正確に位置決めすることが出来る.さらに成形品取り出
し工程と同時にシート材を加熱する場合には、威形作業
能率を向上させることが出来る。
に絵柄等を付けた場合、該絵柄等を成形品の所定位置に
正確に位置決めすることが出来る.さらに成形品取り出
し工程と同時にシート材を加熱する場合には、威形作業
能率を向上させることが出来る。
第1図乃至第8図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図乃至第7図は工程説明図、第8図は加飾シート材
の打ち抜き時の部分拡大説明図であり、また第9図乃至
第l4図(al、(b)は第2実施例を示すもので、第
9図乃至第10図は工程説明図、第12図は加飾シート
材の打ち抜き時の部分拡大説明図、第13図は合成樹脂
成形品の断面図、第14図(a)、(b)は第2実施例
の変形例を示す説明断面図であり、また第15図及び第
16図は第3実施例を示す説明断面図であり、また第1
7図(a)、(b)は第4実施例を示す説明図である。
第1図乃至第7図は工程説明図、第8図は加飾シート材
の打ち抜き時の部分拡大説明図であり、また第9図乃至
第l4図(al、(b)は第2実施例を示すもので、第
9図乃至第10図は工程説明図、第12図は加飾シート
材の打ち抜き時の部分拡大説明図、第13図は合成樹脂
成形品の断面図、第14図(a)、(b)は第2実施例
の変形例を示す説明断面図であり、また第15図及び第
16図は第3実施例を示す説明断面図であり、また第1
7図(a)、(b)は第4実施例を示す説明図である。
Claims (4)
- (1)キャビティを有した一方の金型部材と該キャビテ
ィに挿入されるコアーを有した他方の金型部材を開いて
、一方の金型部材にシート材を固定するシート材固定工
程と、 前記シート材固定工程で固定されたシート材を加熱する
加熱工程と、 前記加熱工程で加熱されたシート材を一方の金型部材に
よって成形するシート材成形工程と、前記一方の金型部
材のキャビティ内に前記他方の金型部材のコアーを挿入
する際、該キャビティの開口縁と該コアーとによって前
記シート材を打ち抜くと共に打ち抜かれたシート材をキ
ャビティとコアーとによって形成された空隙内に固定す
る打ち抜き工程と、 前記空隙内で合成樹脂を成形する成形工程とを具備して
なることを特徴とする加飾シートで被覆された合成樹脂
製品の成形方法。 - (2)前記加熱工程を、成形品を金型から取り出す取り
出し工程と同時に行うことを特徴とする請求項(1)記
載の加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法。 - (3)シート材を成形する成形手段を設けた一方の金型
部材と、該キャビティ内に挿入するコアーを有した他方
の金型部材とからなる金型と、 前記一方の金型部材にシート材を固定する固定手段と、 前記固定手段で固定されたシート材を加熱する加熱手段
とを具備し、 かつ前記一方の金型部材のキャビティの開口縁と該キャ
ビティに挿入する前記他方の金型部材のコアーに前記シ
ート材を打ち抜く刃部を設けて、キャビティ内にコアー
を挿入する際に該刃部で前記シート材を打ち抜くと共に
打ち抜かれたシート材を前記キャビティとコアーとによ
って形成された空隙内に固定するように構成したことを
特徴とする加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形
装置。 - (4)前記加熱手段を、成形品を金型から取り出す取り
出し手段に設けたことを特徴とする請求項(3)記載の
加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1299710A JP2824295B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1299710A JP2824295B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03159714A true JPH03159714A (ja) | 1991-07-09 |
JP2824295B2 JP2824295B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=17876032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1299710A Expired - Fee Related JP2824295B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 加飾シートで被覆された合成樹脂製品の成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824295B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013554A1 (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-01 | Se Planning Co. Ltd. | 樹脂板の印刷成型システム及び樹脂板の印刷・成型装置 |
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KR100766293B1 (ko) * | 2007-04-24 | 2007-10-12 | (주)가가디자인테크 | 도자기 마개 제조방법 |
US20180264697A1 (en) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | Uniteam Italia S.R.L. | Method for molding a part, for example for vehicle interiors, typically a dashboard and/or internal panels, and corresponding part |
JP2021020470A (ja) * | 2016-11-21 | 2021-02-18 | 三光合成株式会社 | 賦形成形型及び賦形成形方法 |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP1299710A patent/JP2824295B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2824295B2 (ja) | 1998-11-11 |
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