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JPH03157381A - フッ素置換アリルアミン誘導体 - Google Patents

フッ素置換アリルアミン誘導体

Info

Publication number
JPH03157381A
JPH03157381A JP29565689A JP29565689A JPH03157381A JP H03157381 A JPH03157381 A JP H03157381A JP 29565689 A JP29565689 A JP 29565689A JP 29565689 A JP29565689 A JP 29565689A JP H03157381 A JPH03157381 A JP H03157381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ring
formula
lower alkyl
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29565689A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hayashi
正弘 林
Masahiro Horie
堀江 雅弘
Toshio Kamei
亀井 敏夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Banyu Phamaceutical Co Ltd filed Critical Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority to JP29565689A priority Critical patent/JPH03157381A/ja
Publication of JPH03157381A publication Critical patent/JPH03157381A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 良果よ二且里分立 本発明は新規な置換アリルアミン誘導体に関し、更に詳
しくは、医薬の分野、特には、哺乳動物のスクアレン・
エポキシダーゼを選択的に阻害し、且つ、高コレステロ
ール血症、高脂血症ひいては動脈硬化症の治療及び予防
の分野で有用な置換アリルアミン誘導体及びその無毒性
塩、並びにその用途に関するものである。
従来ユ挾■ 近年、人口の高齢化及び食生活の変化等により、勧誘硬
化症並びにそれに伴う各棟冠及び脳動脈系疾患の発生頻
度の増加が指摘されている。この動脈硬化症の発生には
各種の要因が考えられているが、特には、血中コレステ
ロールの増加が最も主要な危険因子の1つである。事実
、各種の作用機序を有する血中コレステa−ル低下剖が
開発され、既に、その一部は臨床的にも応用されている
[エイジエンツ・ユーズド・ツー・トリート・ハイバー
リビデミイア、ドラッグ・エバリュエイションズ・シッ
クス・エデイジョン(Agents Used to 
TreatHyper−1ipide11ia、Dru
g  Evaluations  6th、editi
on)903−926(1986)]、また、これらコ
レステロール低下剤の中では、生体内に於けるコレステ
ロールの生合成阻害剤が、その明確な作用機序と切れ味
の鋭さで高い評価を受けている[プロシーディング・ナ
ショナル・アカデミ−・サイエンス(Proc、Nat
l。
Acad、Scf、 )、77.3957(1980)
]。
しかし、現在知られているコレステロール生合成阻害剤
は、コレステロール生合成過程の初期あるいは後期の阻
害剤であるため、コレステロールの合成を阻害すると同
時に生理的に重要な種々の代謝物の生成をも抑制し、ま
た阻害により生じる代謝物自体が他の疾病の原因となる
等の問題点を有する。
本発明者等は、先に、一連の置換アリルアミン誘導体が
哺乳動物のコレステロール生合成系の中期に位置するス
クアレン・エポキシダーゼを選択的に阻害し、その結果
、既存のコレステロール生合成阻害剤とは全く異なる作
用機序を有する新たな高コレステロール血症、高脂血症
ひいては動脈硬化症の治療及び予防剤として有用である
ことを報告した【特願昭63−296840 、欧州特
許公開318860号]、なお、補乳動物のスクアレン
・エポキシダーゼ阻害剤については1本発明者等に係わ
る報告以外にも最近いくつかの報告が見られるが、それ
らは全て選択性や活性が著しく低い[ジャーナル・オブ
・ケミカル・リサーチ・シップセス(J、Chem。
Re5earch(S))、 18−19(1988)
:ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサ
エティ(J、Am、Chem。
5OC−)lυユ、 1508−1510(1989)
;ジャーナル・オブ・メデイシナル・ケミストリー(J
、Med、Chem、)、32.2152−2158(
1989);特開昭64−3144号公報]。
明が  しようとする課題 本発明の主たる目的の1つは、既存の抗コレステロール
剤に比べて、より安全性が高く、且つ、優れたコレステ
ロール生合成阻害作用を有する抗高コレステロール血症
剤、抗高脂血症剤ひいては動脈硬化症の治療及び予彷剤
を提供せんとするものである。
課題を 決するための手段 本発明者等は、先に、一連の置換アリルアミン誘導体が
、哺乳動物のスクアレン・エポキシダーゼを選択的に阻
害し、且つ、強力な抗コレステロール作用を有すること
を報告した[特願昭63−296840、欧州特許公開
318860号]、今回、更に鋭意研究を重ねた結果、
下記一般式[!]で表される、窒素原子上にフッ素化ア
ルキル基を有する置換アリルアミン誘導体が、先に報告
した化合物群に比べて更に優れた薬効及び安全性を有す
ることを発見し、本発明を完成した。
即ち、本発明は一般式 [式中、A゛及びA′は同−又は異なってメチン基、窒
素原子、酸素原子又は硫黄原子を示し;Q″及びQ″は
同−又は異なって窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
なる群から選ばれる1個又は2個のへテロ原子を含んで
いてもよく、且つ、隣接する炭素原子及びA’又はA1
と共に5員又は6員の芳香環を形成する基を示し;X及
びYは同−又は異なっていてもよく、各々、酸素原子、
硫黄原子、カルボニル基1式ニーCHRa−(ここで、
)(aは水素原子又は低級アルキル基を示す)で表され
る基又は式ニーNRb−(ここで、Rhは水素原子又は
低級アルキル基を示す)で表される基を示すか、或いは
X及びYの両者が一緒になってビニレン基若しくはエチ
ニレン基を示し;R゛は窒素原子、酸素原子及び硫黄原
子からなる群から選ばれる1個〜4個のへテロ原子を含
む5員又は6員の複素環基を示し;R′はフッ素原子を
有する低級アルキル基を示し、R”及びR′は同−又は
異なって低級アルキル基を示すか、或いは両者が結合し
て隣接する炭素原子と共にシクロアルカンを形成する基
を示し;R6は水素原子、低級アルキル基又は低級アル
コキシ基を示し;R1及びR2は同−又は異なって水素
原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級アルキル
基又は低級アルコキシ基を示す、但し、X及びYのどち
らか一方が酸素原子、硫黄原子又は式ニーNRb−(こ
二で、Hbは前記の意味を有する)で表される基を示す
場合、他方はカルボニル基又は式ニーCl1Ra−(こ
こで、Raは前記の意味を有する)で表される基を示す
]で表される置換アリルアミン誘導体及びその無毒性塩
、その製造法並びに高コレステロール血症、高脂血症及
び動脈硬化症の処置におけるその用途を提供するもので
ある。
次に、この明細書の記載において言及される各種用語の
定義及びその具体的な例について説明する。
[低級]なる語は、この語が付された基又は化合物の炭
素数が6個以下、好ましく4個以下であることを意味す
るのに用いる。従って、低級アルキル基としては、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、5ec−ブチル基、tert
−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチ
ル基、ヘキシル基等の炭素数1〜6個の直鎖又は分岐状
のアルキル基が挙げられ、また、低級アルコキシ基とし
ては、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、ブロボキシ
基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、
5ee−ブトキシ基又はtert−ブトキシ基等の炭素
数1〜4個の直鎖又は分岐状のアルコキシ基が挙げられ
る。シクロアルカンとは炭素数3〜6個のシクロアルカ
ンを意味し、具体的にはシクロプロパン、シクロブタン
、シクロペンタン又はシクロヘキサンが挙げられる。ハ
ロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は
ヨウ素原子を意味する。
次に、前訂一般式[I]で表される本発明の化合物をさ
らに具体的に開示するため、式[+]に於いて用いられ
る各種記号につき、その好適な具体例を挙げて更に詳細
に説明する。
R“で示されうる窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
なる群から選ばれる1個〜4個のへテロ原子を含む5員
又は6員の複素環基としては、例えばピロリル基、フリ
ル基、チエニル基、オキサシリル基、イソオキサシリル
基、チアゾリル基、インチアゾリル基、イミダゾリル基
、ピラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル
基、ドリアゾリル基、テトラゾリル基、フラザニル基、
ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジ
ニル基、トリアジニル基等の芳香族複素環基、例えばジ
ヒドロチエニル基、テトラヒドロチエニル基、ピロリニ
ル基、ピロリジニル基、オキサゾリニル基、オキサゾリ
ジニル基、イソオキサゾリニル基、インオキサゾリジニ
ル基、チアゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾ
リニル基、イソチアゾリジニル基、1.2−ジチアニル
基、1.3−ジチオラニル基、1.2−ジチオリル基、
1.3−ジチアニル基、ジヒドロチオピラニル基、テト
ラヒドロチオピラニル基、1.4−ジチアニル基、1.
4−ジチイニル基、1.4−オキサチイニル基又はチオ
モルホリニル基等の非芳香族複素環基等が挙げられ、二
のうち、チエニル基、ピロリル基、オキサシリル基。
イソオキサシリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基
、イミダゾリル基、ピリジル基又はジヒドロチエニル基
等が好ましく、更に、特には、3−チエニル基、l−ピ
ロリル基、5−オキサシリル基、4イソオキサシリル基
、5−イソオキサシリル基、4−チアゾリル基、5−チ
アゾリル基、3−イソチアゾリル基、4−インチアゾリ
ル基、5−イソチアゾリル基、3−ピリジル基、2,3
−ジヒドロ−4−チエニル基、2.5−ジヒドロ−3−
チエニル基等が好ましい。
X及びYは、前述のとおり、同−又は異なっていてもよ
く、各々、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、式ニー
C)lRa−(ここで Haは水素原子又は低級アルキ
ル基を示す)で表される基又は式ニーNRb(ここで 
Hbは水素原子又は低級アルキル基を示す)で表される
基を示すか、或いはX及びYが一緒になってビニレン基
若しくはエチニレン基を示し、但し、X及びYのどちら
か一方が酸素原子、硫黄原子又は式ニーNRb−で示さ
れる基を示す場合、他方はカルボニル基又は式ニーCH
Ra−で示される基を示すが、式ニーx−y−で示され
る基としては、具体的ニル、式ニー(C1(Ra)、−
、−CHRao−、−0CHRa−−C)l]’1aS
−1−3CHRa−、−CHRaNRb−、−NRbC
HRa−−CHRaCO−1−COCI(I’la−、
−COO−、−0CO−、−〇O5−1−5CD−1−
CONRb−、−NRbCO−、−C)I=C11−1
−CミC−C式中、Ha及びHbは前記の意味を有する
)で表される基を意味し、このうち、特に、エチレン基
、(E)ビニレン基、式ニーCH,O−で表される基、
式ニー0CI−1゜で表される基、式: −C)I 、
 S−で表される基、式−5CH,−で表される基、式
ニーCH,Nトで表される基若しくは式ニーN)ICH
t−で表される基が好ましい。
R’はフッ素原子を有する低級アルキル基を示し、好ま
しいフッ素原子を有する低級アルキル基の例としては、
ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フル
オロエチル基、2−フルオロエチル基、1.1−ジフル
オロエチル基、1.2−ジフルオロエチル基、2.2−
ジフルオロエチル基、2,2.2−トリフルオロエチル
基、3−フルオロプロピル基、2,2−ジフルオロプロ
ピル基、2−フルオロ−1−メチルエチル基、3,3.
3−トリフルオロ−1−メチルエチル基、4−フルオロ
ブチル基、5−フルオロペンチル基等の1〜3個のフッ
素原子を有する炭素数1〜5個の直鎖又は分岐状の低級
アルキル基を挙げることができる。
Ro及びRoは同−又は異なって低級アルキル基を示す
か、或いは両者が結合して隣接する炭素原子と共にシク
ロアルカンを形成する基を示し、好ましい低級アルキル
基としては1例えばメチル基、エチル基、プロピル基又
はブチル基等の炭素数1〜4個の直鎖の低級アルキル基
を挙げることができ、また好ましいシクロアルカンとし
ては、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペ
ンタン又はシクロヘキサン等の炭素数3〜6個のシクロ
アルカンを挙げることができる。 このうち、特に、R
1及びR4の置換基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基又は隣接する炭素原子と共にシクロプロパン環
を形成する基が好ましく、更にメチル基が最も好ましい
、R1は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ
基を示し、好ましい低級アルキル基としては、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基。
イソブチル基、5ee−ブチル基、tert−ブチル基
又はペンチル基等の炭素数1〜5個の直鎖又は分岐状の
低級アルキル基を挙げることができ、好ましい低級アル
コキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、インブトキシ基
、5ee−ブトキシ基又はtert−ブトキシ基等の炭
素数1〜4個の直鎖又は分岐状のアルコキシ基が挙げら
れる。このうち、特に、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基又はイソプロポキシ基が好ましく、更にメチル基
、エチル基又はメトキシ基が最も好ましい。
環としては、同−又は異なってベンゼン環、ピロール環
、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、インオキ
サゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、イミダ
ゾール環、1,3.4−オキサジアゾール環、1,3.
4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピ
リミジン環、ピラジン環又はトリアジン環等の窒素原子
、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1個〜
3個のへテロ原子を含んでいてもよい芳香環であること
が好ましく、ベンゼン環又はチオフェン環が特に好まし
い。
また、該芳香環は、通常無置換の場合が最も好ましいが
、場合により、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級
アルキル基又は低級アルコキシ基等の置換基で置換され
ていてもよく、それ等の置換基の例としては1例えば水
酸基、フッ素原子。
塩素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基等が挙げら
れる。
かくして1本発明により提供される化合物において、好
適な例としては、R1がピロリル基、フリル基、チエニ
ル基、オキサシリル基、インオキサシリル基、チアゾリ
ル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル
基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾ
リル基、テトラゾリル基、フラザニル基、ピリジル基、
ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、トリ
アジニル基、ジヒドロチエニル基、テトラヒドロチエニ
ル基、ピロリニル基、ピロリジニル基、オキサゾリニル
基、オキサゾリジニル基、イソオキサゾリニル基、イソ
オキサゾリジニル基、チアゾリニル基、チアゾリジニル
基、イソチアゾリニル基、インチアゾリジニル基、l、
2−ジチオラニル基、l。
3−ジチオラニル基、1,2−ジチオリル基、1.3−
ジチオリル基、ジヒドロチオピラニル基、テトラヒドロ
チオピラニル基、1.4−ジチアニル基、1,4−ジチ
アニル基、1.4−オキサチイニル基又はチオモルホリ
ニル基であり; る5員又は6員の芳香環が同−又は異なってベンゼン環
、ビロール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール
環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾー
ル環、イミダゾール環、l、3゜4−オキサジアゾール
環、l 、3.4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピ
リダジン環、ピリミジン環、ピラジン環又はトリアジン
環であり;X及びYが同一又は異なっていてもよく、各
々、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、式ニーCHR
a−(ここで、Raは水素原子又は低級アルキル基を示
す)で表される基又は式ニーNRb−(ここで Hbは
水素原子又は低級アルキル基を示す)で表される基であ
るか、或いはX及びYの両者が一緒になってビニレン基
若しくはエチニレン基[但し、X及びYのどちらか一方
が酸素原子、硫黄原子又は式ニーNRb−(ここで、)
(bは前記の意味を有する)で表される基を示す場合、
他方はカルボニル基又は式ニーCHRa−(ここで H
aは前記の意味を有する)で表される基である]であり
;R1がフッ素原子を有する低級アルキル基であり;R
’及びR4が同−又は異なって低級アルキル基であるか
、或いは両者が結合して隣接する炭素原子と共にシクロ
アルカンを形成する基であり:R@が水素原子、低級ア
ルキル基又は低級アルコキシ基であり:R°及びR′が
同−又は異なって水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シ
アノ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基である前
記一般式[Hの置換アリルアミン誘導体が挙げられる。
これらの群の中では、式 又はチオフェン環であるものが好ましく、更には、R′
がチエニル基、ピロリル基、オキサシリル基、イソオキ
サシリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダ
ゾリル基、ピリジル基又はジヒドロチエニル基であり;
式: 芳香環がベンゼン環、ビロール環、フラン環、チオフェ
ン環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾー
ル環、イソチアゾール環、イミダゾール環、1,3.4
−オキサジアゾール環、1..3.4−チアジアゾール
環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジ
ン環又はトリアジン環であるものが好ましく、このうち
、特に、R’が3−チエニル基、l−ピロリル基、5−
オキサシリル基、4−インオキサシリル基、5−イソオ
キサシリル基、4−チアゾリル基、5−チアゾリル基、
3−インチアゾリル基、4−イソチアゾリル基、5−イ
ソチアゾリル基、3−ピリジル基、2.3−ジヒドロ−
4−チエニル基又は2,5−ジヒドロ−3−チエニル基
であり:式・で、且つ1式・ ゾリル基、5−チアゾリル基、3−イソチアゾリル基、
4−インチアゾリル基、5−イソチアゾリル基、3−ピ
リジル基、2.3−ジヒドロ−4−チエニル基又は2.
5〜ジヒドロ−3−チエニル基であり:Xがメチレン基
であり、Yがメチレン基、酸素原子、硫黄原子又はイミ
ノ基であるか又はYがメチレン基であり、Xがメチレン
基、酸素原子、硫黄原子又はイミノ基であるか、或いは
X及びYの両者が一緒になってフェン環、オキサゾール
環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾー
ル環、1,3.4−オキサジアゾール環、1.3.4−
チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミ
ジン環又はピラジン環であるものが好ましい。
更に好ましい化合物群としては、R’が3−チエニル基
、1−ピロリル基、5−オキサシリル基、4−イソオキ
サシリル基、5−イソオキサシリル基、4−チする芳香
環がベンゼン環又はチオフェン環で、且つ、フラン環、
チオフェン環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、
チアゾール環、イソチアゾール環、1,3.4−オキサ
ジアゾール環、1,3.4−チアジアゾール環、ピリジ
ン環、ピリダジン環、ピリミジン環又はピラジン環であ
り、R1が1〜3個のフッ素原子を有する炭素数1〜5
個の低級アルキル基であり;Hs及びR4が同−又は異
なって低級アルキル基であるか、或いは両者が結合して
隣接する炭素原子と共にシクロアルカンを形成する基で
・あり;R6が水素原子、低級アルキル基又は低級アル
コキシ基であり:R′及びR1が同−又は異なって水素
原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級アルキル
基又は低級アルコキシ基である化合物である。
このうち、特に、R’が3−チエニル基、1−ピロリル
基、5−オキサシリル基、4−イソオキサシリル基、5
−イソオキサシリル基、4−チアゾリル基、5−チアゾ
リル基:3−イソチアゾリル基、4−イソチアゾリル基
、5−イソチアゾリル基、3−ピリジル基、2,3−ジ
ヒドロ−4−チエニル基、2,5−ジヒドロ−3−チエ
ニル基であり; れる芳香環がベンゼン環、フラン環、チオフェン環、オ
キサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イ
ソチアゾール環、1,3.4−オキサジアゾール環、1
,3.4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン
環、ピリミジン環又はピラジン環であり、R1が1〜3
個のフッ素原子を有する炭素数1〜3個の低級アルキル
基であり;R゛及びR4がメチル基であり;Rsがメチ
ル基、エチル基又はメトキシ基であり;R6及びR′が
水素原子である化合物が好ましい。
前記式[IFの置換アリルアミン誘導体は、酸付加塩の
形で存在することができ、そのような酸付加塩としては
、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩。
ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩若しくは
リン酸塩等の無機酸塩;又は、例えばp−トルエンスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩
、シュウ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フ
マル酸塩若しくはマレイン酸塩等の有機酸塩が挙げられ
、特に製薬掌上許容され得る無毒性の塩が好ましい。
次に、本発明に係わる化合物の一般的製造法について説
明する。
本発明の式[!]の化合物は1例えば下記の製法A、B
及びCのいずれかの方法を用いて製造することができる
[製法A] [製法C] (以下余白) [製法B] [fV] [V] c式中、Zは脱離基を示し:またA1、A1、Q゛、Q
l、R’、R”、R′、R4、R1、R’ 及ヒR’ 
ハ前11a (7) ! 味を有する] 上記製法、A、B及びCはいずれも有機合成化学の分野
でよく知られたアミン類のアルキル化反応であり、従っ
て、それ自体公知の通常の手段を用いて行なうことがで
きる1反応は、通常、いずれの場合も反応に悪影響を及
ぼさない溶媒、例えばベンゼン、トルエン若しくはキシ
レン等の芳香族炭化水素1例えばエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン若しくはジオキサン等のエーテル類;例
えば塩化メチレン、クロロホルム若しくはジクロルエタ
ン等のハロゲン化炭化水素;例えばエタノール若しくは
イソプロパツール等のアルコール類;ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド又はそれ
らの混合物を使用して、通常、製法Aの場合、化合物[
I1]及び化合物[l111を、製法Bの場合、化合物
[IV]及び化合物[V]を、また製法Cの場合、化合
物[V[]及び化合物[■]を1等モル比で反応させる
か、いずれか一方を少過剰反応させることにより行なわ
わる。この時採用される反応条件としては、反応温度は
一般に一20〜150℃、好ましくは0−100℃であ
り、また反応時間は通常、5分間〜10日間、好ましく
は1〜24時間とすることができる。またこの反応では
、反応を円滑に進めるために塩基の存在下に行なうこと
が有利であり、その際使用される塩基としては1例えば
水素化ナトリウム、水素化リチウム若しくは水素化カリ
ウム等の水素化アルカリ金属:例えば水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム若しくは水酸化カルシウム等のアルカ
リ金属若しくはアルカリ土類金属水酸化物;例えば炭酸
ナトリウム。
炭酸カリウム若しくは炭酸水素ナトリウム等の炭酸アル
カリ金属塩;又は、例えばトリエチルアミン若しくはピ
リジン等の有機アミン類等が挙げられる。これら塩基の
使用量は1通常、各原料化合物に対して等モル又は過剰
量、好ましくは1〜2モルとすることができる。
以上の工程で得られる本発明の目的化合物口]は1例え
ばカラムクロマトグラフィー、溶媒抽出又は再結晶等を
単独又は適宜組み合せて行なうことにより単離精製する
ことができる。更に、必要により、一般式[I]で表さ
れる本発明化合物の遊離塩基をその酸付加塩に変換した
り、またその逆に酸付加塩をその遊離塩基に変換するこ
とができる1式[I]の化合物の遊離塩基をその酸付加
塩に変換する工程、また、酸付加塩をその遊離塩基に変
換する工程は、それぞれに対応する酸又は塩基を用いて
普通の方法により容易に行なうことができる。
なお、Zで示される脱離基としては、例えば塩素原子、
臭素原子若しくはヨウ素原子等のハロゲン原子、又は例
えばメタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニ
ルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基若
しくは0−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基等の有機
スルホニルオキシ基が挙げられる。
上記製法A−Cで用いられる原料化合物CU]〜[■]
は、市販品として購入するか又は本発明者等が先に報告
した製法[特願昭63−296840 、欧州特許公開
318860号コ、或いはそれらに準する方法等により
製造入手することができる。
一般弐〇同で表される本発明の化合物は、#乳動物のス
クアレン・エポキシダーゼを極めて選択的、且つ、強力
に阻害し、抗高脂血症剤ひいては抗動脈硬化剤としての
用途が期待される有用な化合物である。
このことを立証するために、以下に薬理試験例を挙げて
説明する。
薬理試験例1 スクアレン・エポキシダーゼの阻害作用(1)スクアレ
ン・エポキシダーゼの調製ヒトのスクアレン・エポキシ
ダーゼはジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミスト
リー(J、Biol。
Chem、)、第245巻、第1670頁(1970年
);同第250巻、第1572頁(1975年)に記載
の方法に串じて調製する。
即ち、ヒユーマンへバトーマ(Hep−02)細胞を5
%二酸化炭素混合空気下37℃で培養する。培養終了後
細胞をかき取り遠心分離により採取する。
0、IM Tris−HCI緩衝液(pF17.5)に
懸濁しくlXl0”ce11/a+1)ホモジナイズし
、9750Xgで10分間遠心分離する。得られた上清
をさらに105000X、gで1時間遠心分離し、つい
で沈渣を0.IM Tris−HCI緩衝液(p)17
.5)テ洗浄した後、1105000Xテ1時間遠心分
離する。得られたミクロソームを、蛋白量20mg/m
lになるよう0.IM Tris−HCI緩衝液(pF
17.5)に懸濁し、水冷下1%トリトンX−100の
存在下、撹拌して可溶化する。この可溶化処理後、1+
にEDTA及び1mMジチオスレイトールでトリトンx
−ioo濃度を0.125%に希釈し、1105000
Xテ1時間遠心分離する。得、られた上清をスクアレン
・エポキシダーゼ画分として、後記の試験に使用する。
(2)スクアレン・エポキシダーゼ活性の測定法ヒトの
スクアレン・エポキシダーゼ活性の測定は、ジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、Biol
 、Chem、)、第245巻、第1670頁(197
0年)に記載の方法に準じて行なう。
即ち、(1)で調製したスクアレン・エポキシダーゼ画
分の0.21111[蛋白量0.4mg、0.1%トリ
トンX−100,20μM Tris−HCI緩衝液(
pH7,5)]、 100μM FAD。
1 mM NADPHlL iM EDTA及び8μM
’H−スクアレンートウイーン80懸濁液からなる溶液
に試験薬剤のジメチルスルホキシド溶液3μlを加え、
全量を0.31111とし、37℃で60分間振盪反応
させる。10%水酸化カリウム−メタノール溶液0.3
i1を加えて反応を停止させ、75℃で1時間加熱する
1次いで非ケン化物質を石油エーテルで抽出した後、窒
素気流下濃縮乾固する。得られた残渣を少量のエチルエ
ーテルに溶かしてPre−coated Silica
gel TLCにスポットし、ベンゼン−酢酸エチル(
99,5: 0.5)で展開する。なお生成した3■−
スクアレン−2,3−エポキシドのTLCにおける位置
はエルゴステロールアセテートをマーカーとして確認し
、 TLCの゛H−スクアレンー2,3−エポキシド部
分を切り取る。該TLC片はトルエン系シンチレータ−
に浸し、液体シンチレーションカウンターで測定する。
これにより1本発明化合物のスクアレン・エポキシダー
ゼに対する50%の阻害濃度(IC,、値)を求め、そ
の結果を次の表に示す。
表 ヒトスクアレン・エポキシダーゼ阻害作用以上の結
果から明らかな如く、本発明の化合物はスクアレン・エ
ポキシダーゼを強力に阻害して。
コレステロールの生合成を阻害することから、コレステ
ロールの生合成機構の先進により惹起される各種疾患、
例えば肥満、高脂血症及び動脈硬化症等の疾患の治療及
び予防に有効である。また本発明化合物のスクアレン・
エポキシダーゼ阻害作用は、真菌等には認められず哺乳
動物に特異的であること、更に毒性も低いことから1本
発明は医薬の分野で極めて有用である。
本発明の式[I]の化合物は、経口又は非経口的に投与
することができ、そしてそのような投与に遺する形態に
製剤化する二とにより、高コレステロール血症、高脂血
症及び動脈硬化症等の治療及び改善に供することができ
る0本発明の化合物を臨床的に用いるにあたり、その投
与形態に合わせ、薬剤学的に許容される添加剤を加えて
各種製剤化の後投与することも可能である。その際の添
加剤としては、製剤分野に於いて通常用いられる各種の
添加剤が使用可能であり、例えばゼラチン、乳糖、白糖
、酸化チタン、デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、トウモロコシデンプン。
マイクロクリスタリンワックス、白色ワセリン、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム、無水リン酸カルシウム、
クエン酸、クエン酸三ナトリウム、ヒドロキシプロピル
セルロース、ソルビトール、ソルビタン脂肪酸エステル
、ポリソルベート、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ポリビニルピロリドン、ステア
リン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルク、植物油
、ベンジルアルコール、アラビアゴム、プロピレングリ
コール、ポリアルキレンゲリコール、シクロデキストリ
ン又はヒドロキシプロピルシクロデキストリン等が挙げ
られる。
これらの添加剤との混合物として製剤化される射影には
、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは坐剤
等の固形製剤、又は、例えばシロップ剤、エリキシル剤
若しくは注射剤等の液体製剤があり、これらは、製剤分
野に於ける通常功方法に従って調製することができる。
なお、液体製剤にあっては、同時に水又は他の適当な媒
体に溶解又は懸濁させる形であってもよい、また、特に
注射剤の場合、必要に応じて生理食塩水又はブドウ糖液
に溶解又は懸濁させてもよく、更に緩衝剤や保存剤を添
加してもよい。
これらの製剤は、本発明化合物を全薬剤1.0〜100
重量%、好ましくは1.0〜60重量%の割合で含有す
ることができる。これらの製剤は、また、治療上有効な
他の化合物を含んでいてもよい。
本発明の化合物を抗高脂血症剤、抗動脈硬化剤又は抗高
コレステロール血症剤として使用する場合、その投与量
及び投与回数は、患者の性別1年齢1体重、症状の程度
及び目的とする治療効果の種類と範囲等により異なるが
、一般に経口投与の場合、成人1日あたり、0.01〜
20謹g/kgを1〜数回に分けて、また非経口投与の
場合は、0.001〜2mg/kgを1〜数回に分けて
投与するのが好ましい。
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
(以下余白) 実施例1 N−(2−フルオロエチル)−3−[3−(3−チエニ
ル)ベンジルオキシ]ベンジルアミン塩酸塩80mgを
ジメチルホルムアミド10i1に溶解し、(E)−1−
ブロモ−6,6−シメチルー2−ヘプテン−4−イン4
3111gと炭酸ナトリウム30mgを加えて一夜撹拌
する0反応液に水とエチルエーテルを加えて抽出し、有
機層を分取後節和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
により乾燥する。乾燥剤を濾別後溶媒を留去し、残渣を
中圧液体クロマトグラフィー[カラム:Lobar c
olumn。
5ize A、Lichroprep Si 60F(
メルク社製)、溶出溶媒:ヘキサンl酢酸エチル=20
ハ→10/11により精製すれば、無色油状の表題化合
物68mg(収率70%)が得られる。
IRv neaual:2968,2824.1584
 、1491 、1458.1365 。
■ax 1152.1035,963,693 NMR(CDCI、 )δ:1.24(9H,s)、2
.76(2H,dt、J:26.1Hz5.1Hz)、
3.19(2H,dd、J=6.8Hz、1.9Hz)
、3.65(2Hs)、4.48(2H,dt、J=4
6.4Hz、5.1Hz)、5.11(2H,s)5.
65(IH,dt、J=15.8[Iz、1.9Hz)
、6.05(1B、d5に1.5.8Hz、6.8Hz
)、6.85−6.93(2H,i)、7.01−7.
03(IH,w) 、7.22(IH,t、J=8.0
Hz)、7.34−7.45(4H。
II)、7.47(1B、dd、J=2.6Hz、1.
7Hz)、7.55(II、dc。
に7.7Hz、1.7Hz)、7.66−7.68(I
I(、Im)実施例2 (E)−N−(2−フルオロエチル)−3−(2−[3
−(3−チエニル)フェニル]エチニル]ベンジルアミ
ン120mg及び(E)−1−ブロモ−6,6−シメチ
ルー2−ヘプテン−4−インl100Il1を用い、実
施例1と同様に処理すれば、表題化合物9smg(収率
65%)が無色油状物として得られる。
IRv”’ art:2968.1605,1482,
1365,1266.12]8゜a+aX 1029.963,852,774,696NMR(C
DC1,)δ:1.24(9■、s)、2.82(2H
,dt、J:26.1Hz。
5.1Hz)、3.23(2H,dd、J:6.3Hz
、1.5Hz)、3.70(28゜s)、4.53(2
H,dt、J=47.6Hz、5.1)1z)、5.6
8(IH,dt。
J=15.8Hz、1.5)1z)、6.09(IH,
dt、J=15.8Hz、6.3Hz)、7.16(2
1,s)、7.21−7.26(IH,m)、7.31
(1■1tlJ=7.6Hz)、7.38−7.52(
8H,m)、7.74(In、t、J4.7Hz) 実施例3 (E)−N−(6,6−シメチルー2−ヘプテン−4−
イニル)−3−(3−(3−チエニル)ベンジルオキシ
フベンジルアミン300mgをスルホラン4mlに溶解
し、2,2.2−トリフルオロエチル2−ニトロベンゼ
ンスルホナート400mgを加えて150℃で6時間加
熱撹拌する1反応液に水とエチルエーテルを加えて抽出
し、有機層を分取後飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムにより乾燥する。乾燥剤を濾別後溶媒を留去し、
残渣を中圧液体クロマトグラフィー[カラム:Lo−b
ar coluIIn、5ize B、Lichrop
rep St 60F(メルク社製)、溶出溶媒:ヘキ
サンl酢酸エチル・2011→511]により精製すれ
ば1表題化合物37mg(収率10%)が無色油状物と
して得られる。
1044.846,693 NMR(CDCI、 )δ:1.24(9H,s)、3
.08(2H,q、J=9.4Hz) 。
3.26(21,d、J=6.6Hz)、3.77(2
H,s)、5.10(21(、s)。
5.64(IH,dt、J=15.9Hz、1.5Hz
)、5.99(IH,dt、J=15.9Hz、6.6
Hz)、6.87−6.93(2H,m)、7.01(
IH,t。
J=2.0Hz)、7.23(IH,t、に7.8Hz
)、7.34−7.45(4H。
m)、7.47(1■、dd、J=2.3Hz、1.7
Hz)、7.56(IH,dt。
J=7.7Hz、1.7Hz)、7.66−7.68(
IH,m)実施例4 エニル)フェニル]エチニル]ベンジルアミンの製(E
)、(E)−”N−(6,6−シメチルー2−ヘプテン
−4−イニル)−3−[2−[3−(3−チエニル)フ
ェニル]エチニル]ベンジルアミン240■g及び2,
2.2−トリフルオロエチル2−ニトロベンゼンスルホ
ナート170a+gを用い、実施例3と同様に処理すれ
ば、表題化合物10■g(収率3.5%)が無色油状物
として得られる。
11?vnea’ai1:2974,1368,131
7,1203,1149.1077゜18X 960.831.696 NMR(CDC1,)δ:1.24(9H,s)、3.
12(21(、q、J・9.5Hz)。
3.31(2[I,d、J=6.6Hz) 、3.82
(2H,s)、5.68(1■、dt。
J=15.4Hz、1.5)1z)、6.05(LH,
dt、J=15.4Hz、6.6Hz)、7.16(2
■、S)、7.21−7.23(IH,I)、7.33
(11(、t。
J=7.6Hz)、7.36−7.51(81,a+)
、7.74(LH,L、J=1.4)1z) 以下に参考例を記載し、上記実施例中で使用された原料
化合物の一般的合成法を説明する。
参考例I N−2−フルオロエチル−3−(3−(3−チエニルベ
ンジルオキシュベンジルアミン塩酸塩の製造3−ブロモ
ベンジルブロマイド5.Ogをイソプロピルアルコール
70111に溶解し、3−ヒドロキシベンズアルデヒド
2.4gと炭酸カリウム2.0gを加えて4時間加熱還
流する。放冷後エチルエーテルを加えて不溶物を濾別後
溶媒を留去する。残渣にエチルエーテルと水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えて抽出し、常法により後処理を行なえ
ば、3−(3−ブロモベンジルオキシ)ベンズアルデヒ
ド5.5g(収率95%)が得られる。
上記のアルデヒド体3.0gをトルエン50a+1に溶
解し、トリブチル(3−チエニル)スズ4.Og及びテ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム100
mgを加えて6時間加熱還流する。放冷後反応液にフッ
化カリウム水溶液を加えて、不溶物を濾別後トルエンを
加えて抽出する。有機層を分取後学法により後処理すれ
ば、3−[3−(3−チエニル)ベンジルオキシュベン
ズアルデヒド1.2g(収率40%)が得られる。 上
記のチエニル体100mgをテトラヒドロフラン−エタ
ノール(1:1)の混合溶媒20m lに溶解し、2〜
フルオロ工チルアミン塩酸塩90+IIg、炭酸カリウ
ム80a+g及びモレキュラーシーブス3Aを加えて一
晩放置した後、水素化ホウ素ナトリウム1100oを加
えて3時間撹拌する。不溶物を濾別後溶媒を留去し、常
法により後処理すれば、白色結晶の表題化合物a7mg
(収率68%)が得られる。
参考例2 m−ブロモベンズアルデヒド3.7g及びジエチル3−
シアノベンジルホスホネート5.1g[m−hルニトリ
ルをN−ブロモコハク酸イミドでブロモ化し、次いで亜
リン酸トリエチルを反応させて製造する]をジメチルホ
ルムアミド50I!Iに溶解し、水冷撹拌下、60%油
性水素化ナトリウム1.ogを加えて室温で3時間撹拌
する6反応液に水と酢酸エチルを加えて抽出し、常法に
より後処理を行なった後、シリカゲルクロマトグラフィ
ー[ワコーゲルC−Zoo、100g、溶出溶媒コヘキ
サンl酢酸エチル・100/1→20/l]により精製
すれば、 (E)−3−ブロモ−3′−シアノスチルベ
ン2.9g(収率50%)が得られる。
上記で得られたスチルベン2.9g、トリブチル(3−
チエニル)スズ4.0g及びテトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム1001gをトルエン100 
mlに溶解し、参考例1と同様な反応を行なえば、(E
)−3−シアノ−3’ −(3−チエニル)スチルベン
1.14(収率38%)が得られる。
上記のチエニル体1.1gをトルエン20m1に溶解し
、−78℃撹拌下、1M水素化ジイソブチルアルミニウ
ムートルエン溶液3.8mlを滴下する。同温で1時間
反応後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて常法によ
り後処理すれば、3−[2−[3−チエニル)フェニル
コニテニル]ベンズアルデヒド0.8g(収率69%)
が得られる。
上記のベンズアルデヒド150IIgをエタノール−テ
トラヒドロフラン(1:1)の混合溶媒20m lに溶
解し、2−フルオロエチルアミン塩酸塩1001I+g
及び28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液20
0μmを加え一夜放置する。水素化ホウ素ナトリウム1
00Jを加えて1時間撹拌した後溶媒を留去し、常法に
より後処理後、中圧液体グロマトグラフィ−[カラム°
Lobar column、5ize B、Lichr
oprep 5i60F(メルク社製)、溶出溶ls:
ヘキサン/酢酸エチル・to/1→511]により精製
すれば、表題化合物120mg(収率62%)が得られ
る。
参考例3 公誓童 3−[3−(3−チエニル)ベンジルオキシ]ベンズア
ルデヒド0.55g及び(IE)−6,6−シメチルー
2−へブテン−4−イニルアミン0.26gを参考例1
と同様に反応を行なえば、表題化合物0.55g(収率
71%)が無色油状物として得られる。
参考例4 3−[2−[3−(3−チエニル)フェニル]エチニル
]ベンズアルデヒド1.14及び6.6−シメチルー2
−へブテン−4−イニルアミン0.52gを参考例2と
同様な反応を行なえば、白色結晶として表題化合物]、
、2g(収率76%)、m −p 、 66−70℃、
を得る。
参考例5 0−ニトロベンゼンスルホン酸クロリド4.9g、トリ
フルオロエタノール2.Og及び水2mlの混合溶媒に
、50℃撹拌下、15%水酸化ナトリウム水溶液10m
1を滴下し3時間撹拌する。放冷後学法により後処理を
行なえば表題化合物2.2gH(収率77%)が得られ
る。
只里凹塾果 本発明化合物は、哺乳動物のスクアレン・エポキシダー
ゼを阻害することによりコレステロールの生合成を阻害
し5、血中コレステロール値を低下させる。従って、コ
レステロールの過剰に起因する疾患、例えば肥満、高脂
血症、動脈硬化症並びにそれらに付随する心臓疾患及び
脳疾患等の治療及び予防剤として有効性が期待できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼【1】 [式中、A^1及びA^8は同一又は異なってメチン基
    、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を示し;Q^1及び
    Q^2は同一又は異なって窒素原子、酸素原子及び硫黄
    原子からなる群から選ばれる1個又は2個のヘテロ原子
    を含んでいてもよく、且つ、隣接する炭素原子及びA^
    1又はA^8と共に5員又は6員の芳香環を形成する基
    を示し;X及びYは同一又は異なっていてもよく、各々
    、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、式:−CHR^
    a−(ここで、R^aは水素原子又は低級アルキル基を
    示す)で表される基又は式:−NR^b−(ここで、R
    ^bは水素原子又は低級アルキル基を示す)で表される
    基を示すか、或いはX及びYの両者が一緒になってビニ
    レン基若しくはエチニレン基を示し;R^1は窒素原子
    、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1個〜
    4個のヘテロ原子を含む5員又は6員の複素環基を示し
    ;R^8はフッ素原子を有する低級アルキル基を示し;
    R^3及びR^4は同一又は異なって低級アルキル基を
    示すか、或いは両者が結合して隣接する炭素原子と共に
    シクロアルカンを形成する基を示し;R^8は水素原子
    、低級アルキル基又は低級アルコキシ基を示し;R^6
    及びR^7は同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子
    、水酸基、シアノ基、低級アルキル基又は低級アルコキ
    シ基を示す、但し、X及びYのどちらか一方が酸素原子
    、硫黄原子又は式:−NR^b−(ここで、R^bは前
    記の意味を有する)で表される基を示す場合、他方はカ
    ルボニル基又は式:−CHR^a−(ここで、R^aは
    前記の意味を有する)で表される基を示す]で表される
    置換アリルアミン誘導体及びその無毒性塩。
  2. (2)R^1がピロリル基、フリル基、チエニル基、オ
    キサゾリル基、イソオキサゾル基、チアゾリル基、イソ
    チアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサ
    ジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、テ
    トラゾリル基、フラザニル基、ピリジル基、ピリダジニ
    ル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、トリアジニル基
    、ジヒドロチエニル基、テトラヒドロチエニル基、ピロ
    リニル基。 ピロリジニル基、オキサゾリニル基、オキサゾリジニル
    基、イソオキサゾリニル基、イソオキサゾリジニル基、
    チアゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリニル
    基、イソチアゾリジニル基、1,2−ジチオラニル基、
    1,3−ジチオラニル基、1,2−ジチオリル基、1,
    3−ジチオリル基、ジヒドロチオピラニル基、テトラヒ
    ドロチオピラニル基、1,4−ジチアニル基、1,4−
    ジチイニル基、1,4−オキサチイニル基又はチオモル
    ホリニル基であり;式:▲数式、化学式、表等がありま
    す▼又は式:▲数式、化学式、表等があります▼で表さ
    れる5員 又は6員の芳香環が同一又は異なってベンゼン環、ピロ
    ール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イ
    ソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、
    イミダゾール環、1,3,4−オキサジアゾール環、1
    ,3,4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン
    環、ピリミジン環、ピラジン環又はトリアジン環である
    第1請求項記載の置換アリルアミン誘導体及びその無毒
    性塩。
  3. (3)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表される置
    換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有する高コ
    レステロール血症処置剤。
  4. (4)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表される置
    換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有する高脂
    血症処置剤。
  5. (5)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表される置
    換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有する動脈
    硬化症処置剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3190103A1 (en) * 2016-01-08 2017-07-12 Rijksuniversiteit Groningen Inhibitors of the pd-1/pd-l1 protein/protein interaction

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