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JPH0312849Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0312849Y2
JPH0312849Y2 JP1985119182U JP11918285U JPH0312849Y2 JP H0312849 Y2 JPH0312849 Y2 JP H0312849Y2 JP 1985119182 U JP1985119182 U JP 1985119182U JP 11918285 U JP11918285 U JP 11918285U JP H0312849 Y2 JPH0312849 Y2 JP H0312849Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
float valve
bottom member
outer tank
container member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985119182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6231178U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985119182U priority Critical patent/JPH0312849Y2/ja
Publication of JPS6231178U publication Critical patent/JPS6231178U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0312849Y2 publication Critical patent/JPH0312849Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、結露を防止した水洗便器用洗浄タン
クに関し、詳しくは内タンク及び外タンクを有す
る二重構造の水洗便器用洗浄タンクに関する。
[従来の技術] 従来の結露防止タンクは、第3図に示すように
タンク10の陶器製カバータンク12の内側壁面
上に断熱材からなる断熱層14を設け、該断熱層
14によりタンク10に供給された低温の水で該
タンク壁が冷却されるのを防いで、カバータンク
12の表面温度を周囲温度と同程度の温度に維持
し、これにより該カバータンク12上の結露を防
止していた。
なお、第3図は第2図の−線に沿う断面図
を示す。第2図及び第3図の符号16は便器を示
す。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の断熱層によりタンク内の水は周囲温度か
ら断熱されるので、カバータンク外面の結露は防
止される。しかし、低温の水がタンクに供給され
た場合、その水は周囲温度に上昇することなく低
温のままで便器に吐出されて該便器を冷却し、該
便器に結露を生じさせる。さらに、防露層の端部
には、シール材や接着剤による仕上げが必要であ
り、その乾燥に長時間を要する。シール材によつ
てはカビ等の問題も生じる。
また、上記の断熱層としては従来、発泡スチロ
ール又は発泡塩化ビニルの着肉発泡品が用いられ
ていたが、それらの断熱層には下記の欠点があつ
た。即ち、発泡スチロールの断熱層は、芳香族
の薬品(ブルーレツト等)におかされる、剥離
により浮き上がることがある、型代が必要なた
め、少量の製品には不適である、陶器層とスチ
ロールとを接着する必要がある、フロート弁の
周りには断熱層を設けることができないため、そ
の周囲は結露する、陶器製のカバータンク壁面
とスチロール断熱層との嵌合が不完全である、
タンクのコストが大になる、等の欠点がある。
一方、発泡塩化ビニル着肉発泡品の断熱層は、
特別の生産設備が必要で、生産に手間がかか
る、製品の一定化が困難、外観が悪い、フ
ロート弁回りの防露効果が少なく、また断熱性能
が悪いために、かなりの厚みを必要とする、タ
ンクのコストが大になる、カバータンク壁面と
断熱層間に接着剤を必要とするので、接着剤の周
りにカビが発生し易い、等の欠点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、結露が確実に防止されると共
に、組み立て時の内タンク及び外タンクの位置決
めも極めて容易となるように改良され、しかも製
造コストも安価となる水洗便器用洗浄タンクを提
供することにある。
本考案の水洗便器用洗浄タンクは、底面に洗浄
水吐出口が開設された外タンクと、該外タンクの
内周面から間隔を置いて設置された内タンクとを
有する。そして、この内タンクは、底部材と、こ
の底部材上側に連結された容器部材とを有してい
る。底部材は、外タンク底面上に設置されてお
り、洗浄水吐出口上方部位にフロート弁弁座が設
けられている。容器部材は、このフロート弁弁座
に着座するフロート弁の挿通用の開口をその底面
に有しており、また、フロート弁の浮止めが一体
に成形されている。
[作用] 本考案の水洗便器用洗浄タンクは、二重構造で
あるので、冷たい水が内タンクに貯蔵されても外
タンクの外面は周囲温度に保持され、結露が生じ
ることはない。
また、この内タンクは、底部材と容器部材とを
連結してなるものであり、組み付けが容易であ
り、かつ連結用ビス穴等の設置位置精度の緩和が
図れる。
また、内タンクは、底部材と容器部材とを別々
に製造することができるから、一体物に比べその
製造が容易であり、かつ成形精度の向上も図れ
る。この容器部材にフロート弁の浮止めが一体に
設けられているので、浮止め取付部品が不要にな
ると共に、浮止め取り付けの手間も省略できる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る水洗便器用洗浄
タンクの縦断面図、第4図は内タンクの第1図の
−線に沿う構成を示す断面図、第5図及び第
6図は、それぞれ底部材24及び容器部材26の
平面図、第7図は組み立て説明図である。なお、
第1図は第5図の−線に沿つて取つた断面を
示す。
この水洗便器用洗浄タンクは、外タンク18と
内タンク20とを有する二重構造とされている。
外タンク18は、その底面に洗浄水の吐出口22
が開設されている。また、内タンク20は底部材
24と容器部材26とが連結されて構成されてい
る。
底部材24は、外タンク18の底面上に設置さ
れる平面形のものであつて、第5図にその平面図
を示す如く、円板部24aの左右両側に方形板状
部24b,24cが突出された形状とされてい
る。円板部24aの中心よりもやや一方に片寄つ
た所には水の流出口26が開設されており、この
流出口26の開口周面にはフロート弁28の着座
する弁座30が設けられている。また、流出口2
6の開口下面側には、水の流出を案内する短い筒
状部材32が連設されている。この筒状部材32
の側面の周囲には若干の隙間があいており、内タ
ンク20のオーバーフロー水を便器16へ流下さ
せ得るようになつている。符号33はデイストリ
ビユータを示す。
また、第5図に示すように、この流出口26に
は3方向から斜め下方に脚34が突出され、流出
口26の中央部にフロート弁のストツパ36が該
脚34に支持されて設置されている。
方形板状部24b,24cには、舌状片38,
40,42が水平方向に延在するように突出され
ており、各舌状片38,40,42には抜孔38
a,40a,42aが穿設されている。この抜孔
38a〜42aは、後述のように、外タンク18
を便器16に組み付けるに際してボルトを通過さ
せるためのものである。
また、底部材24の円板部24aには、複数個
のねじ穴44が穿設されている。(図示の例では、
流出口26の円周6等分位置にそれぞれねじ穴4
4が設けられている。)また、本実施例において、
これらねじ穴44と等半径位置に、位置決め用突
起46が2個突出形成されている。この位置決め
用突起46は、第4図に示すように、容器部材2
6底面に穿設された凹部48と嵌合する。
容器部材26は、外タンク28の内周面から所
定間隔を保持できる大きさとされており、第6図
にも示すように、フロート弁28が挿通される開
口50がその底面に設けられた、底の抜けた形状
となつている。また、この開口50の縁部に沿つ
て円周方向等分位置に、6個の抜孔52が開設さ
れており、各抜孔52を挿通されたねじ54が底
部材24のねじ穴44に螺合して、容器部材26
と底部材24との連結が行われている。なお、容
器部材26と底部材24との間にはパツキン55
が介在されている。
容器部材26の開口50の縁部からは、柱部材
56,58が開口50の中心側に傾斜して立設さ
れており、柱部材56,58の上端にリング形の
フロート弁浮止め60が図示のとおり一体に成形
されている。フロート弁28は、この浮止め28
まで上昇して止まる。
しかして、第1図に示すように、外タンク18
の底面には、ボルト挿通孔62が貫通されてい
る。このボルト挿通孔62に挿通されたボルト6
4は、便器16の上面に開設された孔をも挿通す
る。そして、その先端に、ナツト68が螺合さ
れ、これによつて外タンク18と便器16との連
結が行われる。なお、外タンク18の底面と便器
16の上面との間にはゴムパツキン70が介在さ
れる。また、符号72はワツシヤを示す。
本実施例装置の上記以外の構成は、従来の通常
の水洗便器用洗浄タンクと同様であり、ボールタ
ツプ74、フロート弁操作用のハンドル76、該
ハンドル76とフロート弁28と連結するチエー
ン78及びタンクの蓋80を備えている。
第7図は上記実施例装置の組み立て説明図であ
る。図示の如く、便器16上にパツキン70を介
して外タンク18が設置され、該外タンク18の
底面上に底部材24及び容器部材26がこの順に
設置されるのであるが、容器部材26と底部材2
4との連結に先立つて、外タンク18と便器16
との連結を行う。この連結は、前述のように、ボ
ルト64及びナツト68によつて行われ、ボルト
64は組み付けに際し、底部材24の抜孔38
a,40a,42aを通過して、挿通孔に挿入さ
れる。
底部材24を設置した後、ゴムパツキン55を
介して底部材24上に容器部材26を載置し、ね
じ54で固定する。本実施例においては、底部材
24に位置決め用突起46が突設され、底部材2
6の底面に該突起46と係合する凹部48が形成
されているので、容器部材26の位置決めを極め
て容易に行うことができる。
なお、本考案においても、前記先願と同様の襞
等の凹凸を内タンクに設けても良い。このように
すれば、周囲温度を利用して、内タンクに貯蔵さ
れる水を効率良く昇温させることが可能とされ
る。
[考案の効果] 以上の通り、本考案は外タンク及び内タンクを
有し、この内タンクが底部材と容器部材とに分割
されて構成されているものである。従つて、本考
案によれば次のような優れた効果が奏される。
内タンク内に貯えられた冷たい水の熱が外タ
ンク18に殆ど伝わらないので、外タンク18
の外表面に結露が生じることがない。
従来のタンクのように断熱層を設けないの
で、製造が容易でしかも材料費が低廉となり製
造コストの引き下げを図れる。また、断熱層を
設ける場合の問題点、例えば断熱層の剥離が、
耐薬品性に劣ること、局所的な結露等が生じる
恐れが全くない。
オーバーフロー管を別途に設ける必要がな
く、それだけ構成を簡易なものとできる。
外タンクと便器との間は、水卦性を考慮する
必要がないので、便器と外タンクとを連結する
ボルトの挿通孔については、その要求精度が緩
和され、また、取り付けも容易となる。
内タンクは、陶器製とする必要がなく、樹脂
或いは、金属等で構成することができる。この
ように樹脂或いは金属で内タンクを構成する場
合には、容器部材と底部材とを連結するための
ねじ挿通穴の設置精度を極めて高いものとする
ことができる。
内タンクを底部材と容器部材とに分割したの
で、それらの製造が容易であり、その成形精度
が向上する。また、要求される性能を確実に満
たした品質の底部材及び容器部材を製造し、所
定品質の内タンクを構成することも極めて容易
である。
フロート弁の浮止めを容器部材と一体に設け
たので、部品点数が少なくなると共に、組立て
も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る水洗便器用洗浄
タンクの縦断面図、第2図は洗浄用タンクを設け
た水洗便器の斜視図、第3図は従来の洗浄タンク
の縦断面図、第4図は第1図の−線に沿う断
面図、第5図は底部材24の平面図、第6図は容
器部材26の平面図、第7図は実施例に係る水洗
便器用水洗タンクの組み立て説明図である。 16……便器、18……外タンク、20……内
タンク、24……底部材、26……容器部材、2
8……フロート弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 底面に洗浄水吐出口が開設された外タンク及び
    該外タンクの内周面から間隔を置いて設置された
    内タンクを有する二重構造の水洗便器用洗浄タン
    クにおいて、該内タンクは、 前記洗浄水吐出口に臨むフロート弁弁座を有し
    外タンク底面上に設置された底部材と、 該底部材上側に連結されており、該弁座に臨む
    底面にフロート弁挿通用の開口を有すると共にフ
    ロート弁の浮止めが一体に成形された容器部材
    と、 を備えていることを特徴とする水洗便器用洗浄タ
    ンク。
JP1985119182U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0312849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985119182U JPH0312849Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985119182U JPH0312849Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6231178U JPS6231178U (ja) 1987-02-24
JPH0312849Y2 true JPH0312849Y2 (ja) 1991-03-26

Family

ID=31006313

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985119182U Expired JPH0312849Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

Country Status (1)

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JP (1) JPH0312849Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910229U (ja) * 1982-07-10 1984-01-23 有限会社山口商店 収納箱

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910229U (ja) * 1982-07-10 1984-01-23 有限会社山口商店 収納箱

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JPS6231178U (ja) 1987-02-24

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