JPH03119334A

JPH03119334A - 反射型スクリーン

Info

Publication number: JPH03119334A
Application number: JP1258589A
Authority: JP
Inventors: Masao Nakajima; 正雄中島; Senhiko Yamada; 山田　千彦; Hideo Sato; 秀夫佐藤; Tsutomu Yoshida; 勉吉田
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1989-10-03
Filing date: 1989-10-03
Publication date: 1991-05-21
Anticipated expiration: 2010-10-11
Also published as: JPH0795186B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、反射輝度の高く明るい反射形スクリーンに関
するものである。

ＯＨＰが普及し、学校、会社等で幅広く使用されている
が、光源が明るく、スクリーンがない場合、白壁でも画
像、文字等を見ることができた。

通常、スクリーンとしては、表面の白い塩ビ製のスクリ
ーンが多く用いられていた。又、高級なスクリーンとし
て、表面にガラスピーズ加工を施し、反射輝度を上げた
ビーズ形スクリーンが用いられている。

近年、投写形テレビジョンが市場へ現れてきたが、光源
の明るさを高くすることが出来ず、スクリーン上で明る
い画像を得る為には、従来より反射特性の良い明るいス
クリーンの要望が強まっている。

本発明のスクリーンは、投射形テレビジョンの映写に適
した明るいスクリーンを提供するものである。

〈従来技術とその課題〉従来技術としては ■白壁にＯＨＰ等から映像を映写した場合、白壁の表面
はマット状となっている。その為、スクリーンに投影さ
れた光は、ランダム方向へ反射する。観察者は、スクリ
ーンの前のどこにいても映像を見ることが出来るが、そ
の映像は暗いという欠点がある。

■白色塩ビ製のスクリーンシートの場合は、表面にエン
ボスを施す事により、反射光にある程度の方向性（匈辺
には反射光が散乱しない様）をもたせて明るさの向上を
はかっているが、目立った改善は得られていない。

■白色塩ビ製シートの上に、粒径４０μｍ〜２００μｍ
のガラスピーズを均一に並べ、反射輝度を上げたものが
あるが、明視角度が狭くなる割には輝度は思った以上に
上がらない。

さらに、ガラスピーズを加工する設備、コスト又、加工
品質等、種々問題がある。

以上、従来技術には種々有るが、各々欠点を有している
。

〈課題を解決するための手段〉本発明を詳細に記す。

本発明は、プラスチックフィルム又はシート上に、Ａｌ
１１１片及びパール顔料鱗片を混合（混在）したものを
フィラーとしたインキからなる層を設けることにより光
反射層とすることを特徴とする反射形スクリーンである
。

本発明に用いるプラスチックフィルム又はシートとして
は、白色顔料を用いた塩ビフィルム叉はシートが望まし
いが、投影時の色相のコントラスト面を考えると黒色系
のものでも良い。

又、可塑剤の添加量としては、印刷、コーティング適性
を考え４０パーツ以下（以下、本願明細書中において、
・・・パーツというのは、可塑剤の添加量−パーセンテ
ージの事を意味する。）が望ましい。

又、ＡＩ鱗片としては、鋭意検討の結果、ノンリーフィ
ングタイプで、５μｍ〜５０ｚｍ（平均粒径１３μｍ）
の粒径のものが良い、又、粒径が５０ｔＩｍ以上のもの
でも使用可能であるが、印刷方式・再現性・反射層とし
てのＡＩ鱗片密度等を考慮した場合、上記の粒径のもの
が安定・均一性から良好である。

又、パール顔料鱗片としては鋭意検討の結果、天然雲母
を母体に二酸化チタンをコーティングしたタイプのフィ
ラーで、チタンの被覆率は１４％〜４３％、粒径５μｍ
〜２００ａｍの鱗片状のものが使用できる。その中でも
チタン被覆率２８％、粒径５μｍ〜６０μｍ（平均粒径
３０ＩＩｍ）の鱗片状のものが、印刷・コーティング時
の安定性を考慮した場合、最も効果が高い。

又、コーティング方法としては、グラビア印刷、ロール
コート、コンマ−コート、ナイフコート、シルクスクリ
ーン印刷等、通常の印刷またはコーティング方法で良い
、。

この場合は少くとも均一の厚みにコーティングすること
が必要条件となるが、グラビア印刷法では、セル深度の
選択により、０．１〜２０μｍの膜厚の薄いインキ皮膜
が形成でき、コンマ−コート、ナイフコート、シルクス
クリーン印刷等では、５〜１１００ａの膜厚の厚いイン
キ皮膜が形成できる。

しかし、インキ膜厚としては０．５〜６０μｍ程度が良
く、中でも２〜３０μｍが、経済性・反射効果の上から
も良好である。

又、上記パール顔料を用い印刷又はコーティングした後
、表面保護性かつ明視角度を安定化させる為に、シリカ
粉等を含むＯＰニスをコーティングすることも良い。

く作用〉本発明によれば、ＡＩ鱗片をフィラーとしたペーストイ
ンキのみを光反射層とした場合と比較して、パール顔料
を混合（混在）させたものをフィラーとすることにより
、半値角度（スクリーンの真正面における反射輝度が、
１／２になる角度）を更に広げることができる。

〈実施例〉〈実施例−１〉白色塩ビフィルム（理研ビニル製）２３パーツ、ｔ　（厚さ）＝０．２ｍｍに以下の組成か
らなるインキ（イ）を作成し、グラビア印刷法にてコー
ティングを行い、スクリーンの試作品（３）を得た。

（イ）光反射インキ又、印刷条件としては、セル深度８０μｍ　（Ｄ　格子
彫刻グラビア版を用い、インキの膜厚は８μｍとした。

この試作品（３）を東京光学（株）製の輝度計、ルック
スメーターを用い、スクリーンゲイン値、（Ｓ　Ｃ値）
を求めた′。

計　１００重量部尚、ＡＩペーストは、東洋アルミニウム（株〕７０８Ｏ
Ｎを用い、ボールミルにて４８Ｈｒ微粉化し、平均粒径
を１３μｍとした０粒径の分布は７〜４４μｍであった
。

又、パール顔料は、（メルク社製、メルクジャパン（株
））より入手した二酸化チタンの被覆率２８％１粒径１
０〜６０μｍのものを用いた。

以上のように、ＳＧ値及び半値角度の向上した、従来に
ないスクリーンが得られた。

〈発明の効果〉以上説明したように、本発明によるスクリーンによれば
、反射輝度が高く明るいスクリーンが得られ、しかも明
視角度が広いため、光源光量の不足気味な投写形テレビ
ジョン投映機からスクリーン上に映写された画像であっ
ても従来より明るい画像を楽しむ事が出来る。

特　　許　　出　　願　　人凸版印刷株式会社代表者　鈴木和夫手続補正書（自発）平成２年μ月２日平成１年特許願第２５８５８９号２、発明の名称反射形スクリーン３、補正をする者事件との関係　特許出願人住所　東京都台東区台東−丁目５番１号明細書の発明の
詳細な説明の欄５、補正の内容明細書の発明の詳細な説明の欄を下記のごとく補正する
。

Ａ、明細書第８頁第６行目「・・・を求めた。」に続く
表を下記の如く補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラスチックフィルム又はシート上に、Ａｌ鱗片
及び、雲母を母体として二酸化チタンをコーティングし
たパール顔料鱗片を混合したものをフィラーとしたイン
キを印刷又はコーティングすることにより光反射層とす
ることを特徴とする反射形スクリーン。
（２）Ａｌ鱗片フィラーが、粒径５μｍ〜５０μｍ（平
均粒径１３μｍ）のノンリーフィングタイプであること
を特徴とする請求項１記載の反射形スクリーン。
（３）パール顔料鱗片が、二酸化チタンの被覆率２８％
、粒径５μｍ〜６０μｍ（平均粒径３０μｍ）であるこ
とを特徴とする請求項１記載の反射形スクリーン。
（４）プラスチックフィルム又はシートが塩ビ樹脂から
成ることを特徴とする請求項１記載の反射形スクリーン
。