JPH0310795Y2 - - Google Patents
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- JPH0310795Y2 JPH0310795Y2 JP1984149422U JP14942284U JPH0310795Y2 JP H0310795 Y2 JPH0310795 Y2 JP H0310795Y2 JP 1984149422 U JP1984149422 U JP 1984149422U JP 14942284 U JP14942284 U JP 14942284U JP H0310795 Y2 JPH0310795 Y2 JP H0310795Y2
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- JP
- Japan
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- hair
- head
- threads
- thread
- bent
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 31
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 241001293250 Lagascea decipiens Species 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 3
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 201000001880 Sexual dysfunction Diseases 0.000 description 1
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- 238000002054 transplantation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は人形用毛髪に係り、特に、複数本毎
に束ねた糸体をソフトビニル製人形の頭部に植毛
した髪形を任意に成形するのに好適な人形用毛髪
に関する。
に束ねた糸体をソフトビニル製人形の頭部に植毛
した髪形を任意に成形するのに好適な人形用毛髪
に関する。
(従来の技術)
従来より、ソフトビニル製人形の頭部や、かつ
らカバーに毛髪用の糸体を植毛するには次のよう
な手段が採られていた。
らカバーに毛髪用の糸体を植毛するには次のよう
な手段が採られていた。
第1に人形の頭部用として、数十本づつ束ねた
糸体が頭部表面に対して略垂直になるように埋入
して植毛したもの(第3図参照)。
糸体が頭部表面に対して略垂直になるように埋入
して植毛したもの(第3図参照)。
第2にかつらカバー用として、すだれ状に連結
した毛髪用糸体をかつらカバーの表面に沿つて植
毛するもの(特開昭55−5664号公報参照)。
した毛髪用糸体をかつらカバーの表面に沿つて植
毛するもの(特開昭55−5664号公報参照)。
第3に、毛髪状に束ねた経糸を折曲し、この折
曲部分を帽状紙布の外部に当接して、この折曲部
分を縫糸により縫着した玩具髪(実公昭8−
14701号公報参照)。
曲部分を帽状紙布の外部に当接して、この折曲部
分を縫糸により縫着した玩具髪(実公昭8−
14701号公報参照)。
第4に、U字状に屈曲した毛糸の屈曲部分をミ
シン止めによつて頭体に固定し、この毛糸の端部
を頭体の頂部にあけた差込穴に差し込んだ人形の
頭髪(実公昭56−33590号公報参照)。
シン止めによつて頭体に固定し、この毛糸の端部
を頭体の頂部にあけた差込穴に差し込んだ人形の
頭髪(実公昭56−33590号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、第1の手段では、植設された糸体の
根元部分は、埋入部分の一点に集約し、該根元部
分の弾性力が糸体の他の部分と比較して極めて強
くなる。このため、糸体の先端部分を自由に梳か
すことができるのに対して、該根元部分は常に頭
部表面から垂直に立ち上つた状態を呈することに
なる。したがつて、人形の髪を梳かして種々のヘ
アースタイルを形成しようとしても、毛根部を形
成する糸体の流れの向きを変えることが極めて困
難であるために、イメージ通りの髪型を形成する
ことが極めて難しいものであつた。特に前髪部分
は、僅かに髪の流れを変えるだけで、ヘアースタ
イル全体のイメージが大きく変化してしまうほ
ど、ヘアースタイルにとつて重要なポイントとな
るにも拘わらず、第1の植毛法によれば、前髪の
生え際部分が直立して根元部分が特に露出し易い
ものになるから、自由なヘアースタイルの創出を
一層困難にするものであつた。
根元部分は、埋入部分の一点に集約し、該根元部
分の弾性力が糸体の他の部分と比較して極めて強
くなる。このため、糸体の先端部分を自由に梳か
すことができるのに対して、該根元部分は常に頭
部表面から垂直に立ち上つた状態を呈することに
なる。したがつて、人形の髪を梳かして種々のヘ
アースタイルを形成しようとしても、毛根部を形
成する糸体の流れの向きを変えることが極めて困
難であるために、イメージ通りの髪型を形成する
ことが極めて難しいものであつた。特に前髪部分
は、僅かに髪の流れを変えるだけで、ヘアースタ
イル全体のイメージが大きく変化してしまうほ
ど、ヘアースタイルにとつて重要なポイントとな
るにも拘わらず、第1の植毛法によれば、前髪の
生え際部分が直立して根元部分が特に露出し易い
ものになるから、自由なヘアースタイルの創出を
一層困難にするものであつた。
また、この直立した毛根部分に任意の癖を付け
ようとすると、従来では、熱処理にておこなう必
要があつたが、この熱処理加工によると、毛髪用
糸体を痛めてその強度が落る上に、この癖が付い
た毛髪を他のヘアースタイルにするには、やはり
困難が伴うものであつた。
ようとすると、従来では、熱処理にておこなう必
要があつたが、この熱処理加工によると、毛髪用
糸体を痛めてその強度が落る上に、この癖が付い
た毛髪を他のヘアースタイルにするには、やはり
困難が伴うものであつた。
しかも、毛根部分は、糸体を束ねた状態で植毛
しているから、この毛根部分から数本でも抜けて
しまうと、一纒めに束ねた糸体が緩み、この束ね
た糸体全体が抜けてしまう不都合があつた。この
ため、長期間使用しているこの種の人形では、全
体の3分の1程度の毛髪部分が抜けることが知ら
れている。
しているから、この毛根部分から数本でも抜けて
しまうと、一纒めに束ねた糸体が緩み、この束ね
た糸体全体が抜けてしまう不都合があつた。この
ため、長期間使用しているこの種の人形では、全
体の3分の1程度の毛髪部分が抜けることが知ら
れている。
また、第2の手段は、かつら用の毛髪であるこ
とから、ヘアースタイルに合わせて縫い付ける必
要があり、縫い付けた後のヘアースタイルを任意
に変更するには不都合なものであつた。すなわ
ち、すだれ状に連結した毛髪は、かつら下地に縫
い付ける前にカールを付け、このカール付毛髪を
かつら下地に渦巻状に縫い付ける。また、この外
のヘアースタイルを形成するには、そのスタイル
に応じた縫い合わせによつてヘアースタイルを設
定しなければならない。そして、すだれ状に連結
した毛髪は、その上段に位置するすだれ状毛髪に
より、この連結部分が覆われ、すべての縫い目が
隠れるように縫い付けられるものである。したが
つて、かつら下地に縫い付けられた毛髪は、すだ
れ状に形成する連結部分と、隣接する他のすだれ
状の毛髪とにより、強固に規制され、他のヘアー
スタイルに変更することは困難であつた。
とから、ヘアースタイルに合わせて縫い付ける必
要があり、縫い付けた後のヘアースタイルを任意
に変更するには不都合なものであつた。すなわ
ち、すだれ状に連結した毛髪は、かつら下地に縫
い付ける前にカールを付け、このカール付毛髪を
かつら下地に渦巻状に縫い付ける。また、この外
のヘアースタイルを形成するには、そのスタイル
に応じた縫い合わせによつてヘアースタイルを設
定しなければならない。そして、すだれ状に連結
した毛髪は、その上段に位置するすだれ状毛髪に
より、この連結部分が覆われ、すべての縫い目が
隠れるように縫い付けられるものである。したが
つて、かつら下地に縫い付けられた毛髪は、すだ
れ状に形成する連結部分と、隣接する他のすだれ
状の毛髪とにより、強固に規制され、他のヘアー
スタイルに変更することは困難であつた。
しかも、このように一旦縫い合わせた毛髪を、
すだれ状の流れに逆らつて敢えて反対方向へ梳か
そうとすると、毛髪の根元の連結部分が持ち上が
つて目についてしまう。このため、無理に他のヘ
アースタイルに変更しようとすると、この表出す
る連結部分によつて、極めて不自然な状態とな
り、特に、前述の如く前髪の生え際部分をアツプ
に変更して全体のイメージを変えるということ
は、特に困難であつた。
すだれ状の流れに逆らつて敢えて反対方向へ梳か
そうとすると、毛髪の根元の連結部分が持ち上が
つて目についてしまう。このため、無理に他のヘ
アースタイルに変更しようとすると、この表出す
る連結部分によつて、極めて不自然な状態とな
り、特に、前述の如く前髪の生え際部分をアツプ
に変更して全体のイメージを変えるということ
は、特に困難であつた。
また、かつら用の毛髪は、もともと球体状を成
した人形頭部に直接縫い付けることはできず、す
だれ状の毛髪全体を一本の糸によつて、シート状
を成したかつら下地に縫い付けられるものであ
る。このため、毛髪の固着力が極めて弱いもので
あり、毛髪の流れを無理に変えようとすると、か
つら下地に縫い付けた糸体の縫い目がほころんだ
り、緩んだりする虞がある。そして、この糸が一
旦ほころんでしまうと、連続したすだれ状の毛髪
全体が纒まつて抜け落ちてしまい、一度に多量の
毛髪が抜ける虞がある。
した人形頭部に直接縫い付けることはできず、す
だれ状の毛髪全体を一本の糸によつて、シート状
を成したかつら下地に縫い付けられるものであ
る。このため、毛髪の固着力が極めて弱いもので
あり、毛髪の流れを無理に変えようとすると、か
つら下地に縫い付けた糸体の縫い目がほころんだ
り、緩んだりする虞がある。そして、この糸が一
旦ほころんでしまうと、連続したすだれ状の毛髪
全体が纒まつて抜け落ちてしまい、一度に多量の
毛髪が抜ける虞がある。
さらに、第3の玩具髪は、屈曲した経糸の折曲
部分を帽状紙布の外部に当接し、折曲部分を縫糸
により縫着したものなので、この縫着部分は、経
糸の他の部分よりも極めて密な状態で固定され、
この部分の髪の流れが他の部分と調和し難いもの
になつている。そのため、経糸を折曲した内側に
緯糸を通して屈曲した経糸の半分を帽状紙布の外
部に縫着した部分もあるが、この様な縫着手段に
よると、髪状を成す経糸が極めて抜け易く、耐久
性上の問題があつた。
部分を帽状紙布の外部に当接し、折曲部分を縫糸
により縫着したものなので、この縫着部分は、経
糸の他の部分よりも極めて密な状態で固定され、
この部分の髪の流れが他の部分と調和し難いもの
になつている。そのため、経糸を折曲した内側に
緯糸を通して屈曲した経糸の半分を帽状紙布の外
部に縫着した部分もあるが、この様な縫着手段に
よると、髪状を成す経糸が極めて抜け易く、耐久
性上の問題があつた。
また、第4の人形の頭髪にあつては、頭体の頂
部に設けた差込穴に、毛髪体となる毛糸の一端を
差し込み、この毛糸のU字状に屈曲された他端を
生え際に沿つてミシン止めしたものであるから、
一旦ミシン止めした毛糸によるヘアースタイルの
変更は困難であつた。しかも、この毛髪体でU字
状にカールされた部分は、ミシン止めされたU字
状の屈曲部分に限られてしまうものでもあつた。
部に設けた差込穴に、毛髪体となる毛糸の一端を
差し込み、この毛糸のU字状に屈曲された他端を
生え際に沿つてミシン止めしたものであるから、
一旦ミシン止めした毛糸によるヘアースタイルの
変更は困難であつた。しかも、この毛髪体でU字
状にカールされた部分は、ミシン止めされたU字
状の屈曲部分に限られてしまうものでもあつた。
そこでこの考案は、上述の問題点を解消すべく
案出されたものであり、耐久性に富み、人形のヘ
アースタイルを極めて自然な形で自由に変更でき
る人形用毛髪の提供を目的とするものである。
案出されたものであり、耐久性に富み、人形のヘ
アースタイルを極めて自然な形で自由に変更でき
る人形用毛髪の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
上述の目的を達成すべくこの考案は、合成樹脂
製の人形の頭部1に、複数本に束ねた糸体2を間
隔を置いて直接植毛して固定し、さらに、各糸体
2が頭部1の表面に沿つて接するようにして糸体
2の根元部分を束ねた糸ごとに、押え糸3で頭部
1表面に縫着したことを問題解決のための手段と
するものである。
製の人形の頭部1に、複数本に束ねた糸体2を間
隔を置いて直接植毛して固定し、さらに、各糸体
2が頭部1の表面に沿つて接するようにして糸体
2の根元部分を束ねた糸ごとに、押え糸3で頭部
1表面に縫着したことを問題解決のための手段と
するものである。
(作用)
すなわち、この考案によれば、複数本に束ねた
糸体2は、合成樹脂製の人形の頭部1に直接植毛
された部分で固定される。
糸体2は、合成樹脂製の人形の頭部1に直接植毛
された部分で固定される。
そして、この植設された一束ごとの糸体2は、
更に、押え糸3で頭部1表面に固定され、各糸体
2が頭部1の表面に沿つて接するようにものであ
る。
更に、押え糸3で頭部1表面に固定され、各糸体
2が頭部1の表面に沿つて接するようにものであ
る。
(実施例)
以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
図に示す符号1は、ソフトビニル等の合成樹脂
から成る人形の頭部であり、符号2は頭部1に植
設する糸体を示す。糸体2は、ナイロン製の糸を
予定しているが、この材質は適宜に変更しても良
い。また、糸体2は複数本束ねた多数条のものを
間隔を置いて頭部1に直接植毛してゆくもので、
通常は、頭部1の生際部分から頂部に向つて螺旋
状に植毛する(図示せず)。
から成る人形の頭部であり、符号2は頭部1に植
設する糸体を示す。糸体2は、ナイロン製の糸を
予定しているが、この材質は適宜に変更しても良
い。また、糸体2は複数本束ねた多数条のものを
間隔を置いて頭部1に直接植毛してゆくもので、
通常は、頭部1の生際部分から頂部に向つて螺旋
状に植毛する(図示せず)。
次に、このようにして植毛した糸体2を各列毎
に糸体2の根元部分から屈曲すると共に、屈曲し
た根元部分を束ねた糸ごとに頭部1表面に沿つて
当接するようにして押え糸3で縫着する。このと
き、第1図及び第2図で示す如く、糸体2を頭部
1下方に向けて屈曲して押え糸3で縫着すること
により、自然の毛髪の生え方と極めて似た状態で
糸体2を装着できるものである。特に、前髪部分
を形成する糸体2は、額の輪郭に沿つて埋設した
列の糸体2を、顔の前面に向けて糸体2の根元部
分から屈曲し、糸体2の根元部分を同じく額の輪
郭に沿うようにして押え糸3で縫着すると、該縫
着部分が前髪の生え際部分を形成することにな
る。したがつて、前髪部分を構成する糸体2根元
の流れの方向が、人間の髪の生際の流れと酷似
し、糸体の埋移入部分が際立たずに済み、自然な
ヘアースタイルを容易に形成することができる。
に糸体2の根元部分から屈曲すると共に、屈曲し
た根元部分を束ねた糸ごとに頭部1表面に沿つて
当接するようにして押え糸3で縫着する。このと
き、第1図及び第2図で示す如く、糸体2を頭部
1下方に向けて屈曲して押え糸3で縫着すること
により、自然の毛髪の生え方と極めて似た状態で
糸体2を装着できるものである。特に、前髪部分
を形成する糸体2は、額の輪郭に沿つて埋設した
列の糸体2を、顔の前面に向けて糸体2の根元部
分から屈曲し、糸体2の根元部分を同じく額の輪
郭に沿うようにして押え糸3で縫着すると、該縫
着部分が前髪の生え際部分を形成することにな
る。したがつて、前髪部分を構成する糸体2根元
の流れの方向が、人間の髪の生際の流れと酷似
し、糸体の埋移入部分が際立たずに済み、自然な
ヘアースタイルを容易に形成することができる。
更に、糸体2の屈曲方向は、頭部1下方のみに
限定されるものではなく、頭部1上方など任意の
方向へ屈曲しても良い。また、頭部付近など一部
の押え糸3の縫着を省略し、植毛したままの糸体
2を組み合わせる事で、ヘアースタイルの基本的
な変更も可能になり、ヘアースタイルのバリエー
シヨンを更に広げることができる。
限定されるものではなく、頭部1上方など任意の
方向へ屈曲しても良い。また、頭部付近など一部
の押え糸3の縫着を省略し、植毛したままの糸体
2を組み合わせる事で、ヘアースタイルの基本的
な変更も可能になり、ヘアースタイルのバリエー
シヨンを更に広げることができる。
そして、押え糸3による糸体2の各列毎の縫着
の順序は、通常の糸体1埋設順序と同様に、頭部
1の生際部分から頂部に向つて螺旋状に縫着す
る。すなわち、頭部1の生え際部分にあたる糸体
2の列から頭部1の頂部に向けて順に縫着を行う
ものである。尚、押え糸3による糸体2の縫着順
序はこの例に限られず、これまでの他の埋設順序
と同様に適宜設定できるものとし、たとえば前髪
部分から頂部にかけて、直線状の縫着部分を複数
段平行に設けてもよいものである。
の順序は、通常の糸体1埋設順序と同様に、頭部
1の生際部分から頂部に向つて螺旋状に縫着す
る。すなわち、頭部1の生え際部分にあたる糸体
2の列から頭部1の頂部に向けて順に縫着を行う
ものである。尚、押え糸3による糸体2の縫着順
序はこの例に限られず、これまでの他の埋設順序
と同様に適宜設定できるものとし、たとえば前髪
部分から頂部にかけて、直線状の縫着部分を複数
段平行に設けてもよいものである。
また、図示例における押え糸3は、説明上、屈
曲した糸体2を各列毎に離して押さえてあるが、
隣接した列の糸体2が重なるようにして縫着して
も構わない。
曲した糸体2を各列毎に離して押さえてあるが、
隣接した列の糸体2が重なるようにして縫着して
も構わない。
(考案の効果)
この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を達成する。
初の目的を達成する。
すなわち、合成樹脂製の人形の頭部1に複数本
に束ねた糸体2を間隔を置いて直接植毛して固定
し、さらに、各糸体2が頭部の表面に沿つて接す
るようにして糸体2の根元部分を束ねた糸ごと
に、押え糸3で頭部1表面に縫着してあるから、
糸体2全体が人形の頭部1表面に強固に固定され
ることになる。
に束ねた糸体2を間隔を置いて直接植毛して固定
し、さらに、各糸体2が頭部の表面に沿つて接す
るようにして糸体2の根元部分を束ねた糸ごと
に、押え糸3で頭部1表面に縫着してあるから、
糸体2全体が人形の頭部1表面に強固に固定され
ることになる。
しかも、各糸体2は、束ねた糸ごとに押え糸3
で縫着してあるから、各糸体2の流れが頭部表面
に沿つたものになる。この結果、従来の玩具髪の
如く、折曲部分を縫糸により縫着したもののよう
に、折曲部分が他の部分よりも密な状態で固定さ
れることがなく、各糸体2の流れを自然に近くす
ることができる。
で縫着してあるから、各糸体2の流れが頭部表面
に沿つたものになる。この結果、従来の玩具髪の
如く、折曲部分を縫糸により縫着したもののよう
に、折曲部分が他の部分よりも密な状態で固定さ
れることがなく、各糸体2の流れを自然に近くす
ることができる。
しかも、各糸体2は、束ねられた状態で頭部に
直接植毛されているから、強固に固定されてい
る。したがつて、折曲した経糸の内側に緯糸を通
し、折曲した経糸の半分を帽状紙布の外部に縫着
した従来の玩具髪の如く、髪状を成す経糸が極め
て抜け易く、耐久性上の問題は解決され、自然な
ヘアースタイルを頗る自由に創出できる上に、各
糸体2の抜け落ちを防止でき、長期に亙つて楽し
むことが可能になる。
直接植毛されているから、強固に固定されてい
る。したがつて、折曲した経糸の内側に緯糸を通
し、折曲した経糸の半分を帽状紙布の外部に縫着
した従来の玩具髪の如く、髪状を成す経糸が極め
て抜け易く、耐久性上の問題は解決され、自然な
ヘアースタイルを頗る自由に創出できる上に、各
糸体2の抜け落ちを防止でき、長期に亙つて楽し
むことが可能になる。
また、前髪をアツプにした場合でも、従来のか
つら用毛髪のごとく、毛髪の根元の連結部分が持
ち上がつて極めて不自然な状態になるなどといつ
た不都合も解消され、さらには、U字状にカール
された部分をミシン止めして人形の頭髪の如く、
ヘアースタイルが極限られる事もなく、自然なヘ
アースタイルに整えることができる。
つら用毛髪のごとく、毛髪の根元の連結部分が持
ち上がつて極めて不自然な状態になるなどといつ
た不都合も解消され、さらには、U字状にカール
された部分をミシン止めして人形の頭髪の如く、
ヘアースタイルが極限られる事もなく、自然なヘ
アースタイルに整えることができる。
このようにこの考案によれば、耐久性に富み、
人形のヘアースタイルを極めて自然な形で自由に
変更できるなどといつた、実用上有益な種々の効
果を奏するものである。
人形のヘアースタイルを極めて自然な形で自由に
変更できるなどといつた、実用上有益な種々の効
果を奏するものである。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は植毛状態を示す斜視図、第2図は同じく側面
図、第3図は従来の植毛状態を示す側面図であ
る。 1……頭部、2……糸体、3……押え糸。
は植毛状態を示す斜視図、第2図は同じく側面
図、第3図は従来の植毛状態を示す側面図であ
る。 1……頭部、2……糸体、3……押え糸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂製の人形の頭部に、複数本に束ねた
糸体を間隔を置いて直接植毛して固定し、さら
に、各糸体が頭部の表面に沿つて接するように
して糸体の根元部分を束ねた糸ごとに、押え糸
で頭部表面に縫着したことを特徴とする人形用
毛髪。 2 糸体は、自身の根元部分を頭部下方に向けて
屈曲した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
人形用毛髪。 3 糸体は、自身の根元部分を頭部上方に向けて
屈曲した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
人形用毛髪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984149422U JPH0310795Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984149422U JPH0310795Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6165988U JPS6165988U (ja) | 1986-05-06 |
JPH0310795Y2 true JPH0310795Y2 (ja) | 1991-03-18 |
Family
ID=30707606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984149422U Expired JPH0310795Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310795Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555664A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-16 | Fujishiro Heaa Kougei Kk | Wig for window dummy and its preparation |
JPS5633590U (ja) * | 1979-08-20 | 1981-04-02 |
-
1984
- 1984-10-02 JP JP1984149422U patent/JPH0310795Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555664A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-16 | Fujishiro Heaa Kougei Kk | Wig for window dummy and its preparation |
JPS5633590U (ja) * | 1979-08-20 | 1981-04-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6165988U (ja) | 1986-05-06 |
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