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JPH0278692A - S,o−ジアルキル(2−オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレートの製造方法 - Google Patents

S,o−ジアルキル(2−オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレートの製造方法

Info

Publication number
JPH0278692A
JPH0278692A JP22775788A JP22775788A JPH0278692A JP H0278692 A JPH0278692 A JP H0278692A JP 22775788 A JP22775788 A JP 22775788A JP 22775788 A JP22775788 A JP 22775788A JP H0278692 A JPH0278692 A JP H0278692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
bep
phosphonothiolate
thiazolidinyl
oxo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22775788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2565381B2 (ja
Inventor
Rikuo Nasu
那須 陸男
Shinichi Kimura
信一 木村
Nobuyoshi Asai
浅井 信好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP63227757A priority Critical patent/JP2565381B2/ja
Publication of JPH0278692A publication Critical patent/JPH0278692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565381B2 publication Critical patent/JP2565381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、殺虫、殺ダニ、殺線虫、殺土壌害虫剤の活性
成分として有用なS,O−ジアルキル(2−オキソ−3
−チアゾリジニル)ホスホノチオレート(以下BEOT
P)の工業的有利な製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、BEOTPの製造方法については、特開昭60−
136590公報、同63−88193公報などにおい
て不活性溶媒及び塩基性物質の存在下に2−オキソチア
ゾリジン(以下2−OT)とS、0−ジアルキルホスホ
ロクロリドチオレート(以下BEP)とを反応させてB
EOTPを製造する方法が記載され公知である。前者に
は塩基性物質として有機リチウム化合物、無機塩基及び
有機塩基が列挙されているものの、具体的な製造例とし
ては工業的実施に適当でないn−ブチルリチウムが使用
されているに過ぎず、このため後者では金属ナトリウム
を使用(具体的な製造例では2−OT、!:BEPとを
等モル付近で反応)することによって工業的実施の適用
性が成程度改善されたが、金属ナトリウムは高価でかつ
取扱いの危険なものであり、しかも、溶媒に均一に溶融
、分散させる必要があって操作が煩雑であり、生産性が
低下するため、依然として改良が求められている。
「発明の開示」 本発明者達は、BEPに対して一定以上の2−OTを存
在させた反応系にて工業的適用性の高いアルカリ金属又
はアルカリ土類金属の各水酸化物を用いたところ、所期
の反応が良好に進んでBEOTPが高い生成率で製造で
きるため、従来法を改良できることを見出した。
本発明は、不活性溶媒及び塩基性物質の存在下、2−オ
キソチアゾリジンとS,O−ジアルキルホスホロクロリ
ドチオレートとを反応させてS、0−ジアルキル(2−
オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレートを製
造する方法において、塩基性物質としてアルカリ金属水
酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物を用い、かつS、
O−ジアルキルホスホロクロリドチオレート1モルに対
し2−オキソチアゾリジンを1.3モル以上反応させる
ことを特徴とする。
本発明方法において使用するアルカリ金属水酸化物又は
アルカリ土類金属水酸化物としては例えば水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウムなどが挙げられるが、望まし
くは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、より望ましく
は水酸化ナトリウムである。また前記不活性溶媒として
は本発明の反応の進行に対して実質的に影響を与えない
ものであり、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ク
ロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、塩化メチレン、
クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化脂肪族
炭化水素類、ジオキサン、ジエチルエーテル、メチルエ
チルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類な
どが挙げられるが、望ましくはトルエン、ジクロロエタ
ン、テトラヒドロフランなどであり、より望ましくはト
ルエンである。
本発明においては、不活性溶媒、塩基性物質、2−OT
及びBEPを添加する順序は特に問わずいずれの添加順
序によっても反応は進行するが、不活性溶媒に2−OT
を溶解させ次いで塩基性物質を加え、然る後にBEPを
加えて反応させる方法が反応操作、反応進行上望ましく
、また、その際少量の水を存、在させるとより望ましい
効果が得られるため、通常は塩基性物質をその水溶液又
は水分散液として加えたり或いは塩基性物質を加えると
きに水を別に加えたりする0本発明では2−OTはBE
P 1モルに対し少なくとも1.3モル以上望ましくは
1.5〜5モル使用される。2−OTの使用量が前記下
限値よりも少ないとき、例えばBEPと等モルのときに
は目的のBEOTPの生成率は約60%となって望まし
くない、−力木発明では2−OTの使用量の上限値は設
定されていないが、反応操作、循環操作などの工業的実
施面を考慮して自ずと適切な値が決定される。塩基性物
質の使用量は反応条件の相違により一概に規定できない
が、普通BEP 1モルに対し1.0〜5.0モル望ま
しくは1.0〜1.2モルであり、同様に不活性溶媒並
びに水の使用量は普通BEP 100重量部に対し、そ
れぞれ300〜1,O0重量部並びに10〜40重量部
である。また本発明の反応においてベンジルトリブチル
アンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブ
ロマイド、トリオクチルアンモニウムクロライドなどの
相間移動触媒、1.8−ジアザビシクロ(5,4,0)
−7−ウンデセン、1.4−ジアザビシクロ〔2゜2.
2〕オクタンなどの塩基性触媒をBEP 1モルに対し
O,OS〜S,Oモル添加すると、反応速度が高まり目
的のBEOTPの生成率が高まることもある。
本発明の反応は反応条件の相違により一概に規定できな
いが、反応温度−,O″C〜+40°C望ましくは一5
℃〜+15°Cで普通0.5〜4時間望ましくは1〜2
時間で終了する0反応生成物は一般に水と混合されて溶
媒相と水相とに分液され溶媒相を水洗した後溶媒を留去
すれば目的のBEOTPが取得できる。一方水相には2
−OTが溶解しているので、必要に応じ水相に塩酸を加
えて、PH4までの酸性状態にして、塩化メチレンで抽
出した後抽出相から塩化メチレンを留去すれば2−0T
が回収できるので、このものを循環して再度反応に供す
ることができる0本発明方法によれば目的のBEOTP
は85〜98%の高い生成率で製造することができる。
次に本発明の実施例を記載する。
「実施例」 実施例1: 2−オキソチアゾリジン10.3g (0,10モル)
をトルエン10011!i!に溶解し、そこへ95%固
体水酸化ナトリウム2.32 g (0,055モル)
に相当する,O%水酸化ナトリウム水溶液を室温で攪拌
しながら加えた。この溶液を0℃に冷却し、そこへ5−
see−ブチル 0,0−ジエチルホスホロチオレート
6%を含us−sec−ブチル 0−エチルホスホロク
ロリドチオレー)10.8g (0,047モル)を攪
拌しながら、O′Cを保って30分間で滴下した6滴下
後0℃で約1時間攪拌しながら反応させた0反応終了後
、反応液を水,O−で3回洗浄した後、溶媒を留去して
油状の5−sec−ブチル 〇−エチル(2−オキソ−
3−チアゾリジニル)ホスホノチオレート生成物13.
8gを得た。この生成物はガスクロマトグラフィーによ
る分析の結果、純度94.1%であった。
実施例2: 2−オキソチアゾリジン7.7g (0,075モル)
をトルエン100dに溶解し、そこへ95%固体水酸化
ナトリウム2.32g (0,055モル)に相当する
,O%水酸化ナトリウム水溶液を室温で攪拌しながら加
えた。この溶液をO″Cに冷却し、そこへ5−sec−
ブチル 0.0−ジエチルホスホロチオレート6%を含
む5−sec−ブチル O−エチルホスホロクロリドチ
オレート10.8g(0゜047モル)を攪拌しながら
、0°Cを保って30分間で滴下した0滴下後O″Cで
約2時間攪拌しながら反応させた0反応終了後、反応液
を水,Odで3回洗浄した後、溶媒を留去して、油状の
5−sec−ブチル 〇−エチル(2−オキソ−3−チ
アゾリジニル)ホスホノチオレート生成物12゜2gを
得た。この生成物はガスクロマトグラフィーによる分析
の結果、純度93.7%であった。
実施例3: 2−オキソチアゾI7’シフ 20.6g (0,20
モル)をエチレンジクロライド100mに溶解し、そこ
へ攪拌しながら93%固体水酸化カリウム3.3g(0
,055モル)と水2.2dとを加え、水酸化カリウム
が完全に溶解するまで室温で攪拌した。この溶液をlO
oCに冷却し、そこへ5−sec−ブチル 0,0−ジ
エチルホスホロチオレートを7%含む5−sec−ブチ
ル 0−エチルホスホロクロリドチオレー) 10.8
g (0,046モル)を攪拌しながら、10℃を保っ
て30分間で滴下した。
滴下終了後、30分間10℃で攪拌しながら反応させた
0反応終了後、反応液を水,Odで3回洗浄した後溶媒
を留去し、油状の5−sec−ブチル 0−エチル(2
−オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレート生
成物13.3gを得た。
この生成物はガスクロマトグラフィーによる分析の結果
、純度88.4%であった。
「発明の効果」 本発明によれば2−オキソチアゾリジンとS。
0−ジアルキルホスホロクロリドチオレートとを反応さ
せて目的物s,O−ジアルキル(2−オキソ−3−チア
ゾリジニル)ホスホノチオレートを製造する方法におい
て、塩基性物質としてアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の各水酸化物を使用して目的物を高い生成率で製造で
きるので、工業的実施面で従来法に比し有利である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不活性溶媒及び塩基性物質の存在下、2−オキソチアゾ
    リジンとS,O−ジアルキルホスホロクロリドチオレー
    トとを反応させてS,O−ジアルキル(2−オキソ−3
    −チアゾリジニル)ホスホノチオレートを製造する方法
    において、塩基性物質としてアルカリ金属水酸化物又は
    アルカリ土類金属水酸化物を用い、かつS,O−ジアル
    キルホスホロクロリドチオレート1モルに対し2−オキ
    ソチアゾリジンを1.3モル以上反応させることを特徴
    とするS,O−ジアルキル(2−オキソ−3−チアゾリ
    ジニル)ホスホノチオレートの製造方法。
JP63227757A 1988-09-12 1988-09-12 S,o−ジアルキル(2−オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレートの製造方法 Expired - Lifetime JP2565381B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102312486A (zh) * 2011-07-13 2012-01-11 宝钢钢构有限公司 大型铸钢节点及在超高层建筑结构中的应用
CN102702263A (zh) * 2012-05-24 2012-10-03 山东华阳农药化工集团有限公司 噻唑磷合成新工艺

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JPS6388193A (ja) * 1986-10-02 1988-04-19 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd S,o−ジアルキル(2−オキソ−3−チアゾリジニル)ホスホノチオレ−トの製造方法

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