JPH027015Y2 - - Google Patents
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- JPH027015Y2 JPH027015Y2 JP1981164177U JP16417781U JPH027015Y2 JP H027015 Y2 JPH027015 Y2 JP H027015Y2 JP 1981164177 U JP1981164177 U JP 1981164177U JP 16417781 U JP16417781 U JP 16417781U JP H027015 Y2 JPH027015 Y2 JP H027015Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- base metal
- noise
- cutting
- plates
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 10
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は石材、コンクリート等を切断するブレ
ードに係り、特に消音効果のあるブレードに関す
るものである。
ードに係り、特に消音効果のあるブレードに関す
るものである。
石材、コンクリートなどの切断に第1図の形の
ダイヤモンド砥石が用いられる。図中1は鋼製の
基板で、円板の周縁に切欠溝2を設けて円周を多
数のセグメント3に分割してある。各セグメント
3にダイヤモンド砥粒を含む砥石片4をろう付な
どの手段で取付けて切断砥石を構成する。5は回
転軸に取付けるための中心穴である。以下鋼製基
板1を台金、砥石片4をチツプを称する。この種
の切断砥石には大量の需要があり、業界では単に
ブレードとも呼ばれる。
ダイヤモンド砥石が用いられる。図中1は鋼製の
基板で、円板の周縁に切欠溝2を設けて円周を多
数のセグメント3に分割してある。各セグメント
3にダイヤモンド砥粒を含む砥石片4をろう付な
どの手段で取付けて切断砥石を構成する。5は回
転軸に取付けるための中心穴である。以下鋼製基
板1を台金、砥石片4をチツプを称する。この種
の切断砥石には大量の需要があり、業界では単に
ブレードとも呼ばれる。
このブレードは大量に使用されるので、切断仕
上り品質、切断能率などの切断性能、またブレー
ド寿命などの経済性については改良が重ねられて
来た。現在残る問題は切断作業時に著るしい騒音
を伴う点である。
上り品質、切断能率などの切断性能、またブレー
ド寿命などの経済性については改良が重ねられて
来た。現在残る問題は切断作業時に著るしい騒音
を伴う点である。
騒音の害はよく知られ、ことに近年はますます
重大視される傾向にある。また切断現場の作業者
が常時苦通を訴えているところである。一方、ブ
レードの性能向上に伴つて切断作業は高能率化さ
れ、騒音はますます激しくなる傾向にある。
重大視される傾向にある。また切断現場の作業者
が常時苦通を訴えているところである。一方、ブ
レードの性能向上に伴つて切断作業は高能率化さ
れ、騒音はますます激しくなる傾向にある。
騒音対策としては防音壁などでは効果も適用範
囲も限られる。できる限り発生源において騒音を
減少させることが望ましい。切断作業における騒
音の発生源としては、機械の駆動系、冷却注水
系、およびブレードと石材、コンクリートなどの
被切断材との接触点から発する振動などが一次的
原因であり、これ等が機械各部を振動させて二次
的の音源を作る。中でもブレードの振動が強大な
騒音の主原因であることが明らかである。
囲も限られる。できる限り発生源において騒音を
減少させることが望ましい。切断作業における騒
音の発生源としては、機械の駆動系、冷却注水
系、およびブレードと石材、コンクリートなどの
被切断材との接触点から発する振動などが一次的
原因であり、これ等が機械各部を振動させて二次
的の音源を作る。中でもブレードの振動が強大な
騒音の主原因であることが明らかである。
1枚板の台金に替えて2枚、3枚など複数の鋼
板の重ね合わせにより構成することにより振動を
減衰する原理が知られている。この原理により騒
音を防止したブレードの提案もあるが、何れ不満
足であつた。すなわち構造が徒に複雑で製造費が
嵩む、台金としての精度・強度に不安がある等の
欠点があつた。
板の重ね合わせにより構成することにより振動を
減衰する原理が知られている。この原理により騒
音を防止したブレードの提案もあるが、何れ不満
足であつた。すなわち構造が徒に複雑で製造費が
嵩む、台金としての精度・強度に不安がある等の
欠点があつた。
[考案が解決しようとする課題]
本考案の課題は振動を減衰させる特性を持つブ
レードを提供することにある。
レードを提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本考案の手段は、周縁に所要間隔を存して多数
の切欠溝を設けた鋼板を複数枚重ねて点溶接によ
り接合して各鋼板の間に微小な間隙を形成した台
金となし、該台金の周縁の切欠溝間のセグメント
にチツプを取付けたことにある。
の切欠溝を設けた鋼板を複数枚重ねて点溶接によ
り接合して各鋼板の間に微小な間隙を形成した台
金となし、該台金の周縁の切欠溝間のセグメント
にチツプを取付けたことにある。
[作用]
台金の振動モードは1枚板でも簡単ではない
が、重ね板では複数の弾性板の連成振動のため甚
だ複雑である。各板の振動の位相が一致するとは
限らないので、板間の微小な間隙は時間および板
間の位置の関数として変化する。点溶接により重
ね合わせた場合は板間には薄い空気層がある。板
間間隔の振動的変化により、間隔が圧縮された位
置から間隔が開いた位置に向つて空気が移動をく
り返すので、この微小間隙中の空気の流れが粘性
抵抗となつて板の振動を減衰させる。
が、重ね板では複数の弾性板の連成振動のため甚
だ複雑である。各板の振動の位相が一致するとは
限らないので、板間の微小な間隙は時間および板
間の位置の関数として変化する。点溶接により重
ね合わせた場合は板間には薄い空気層がある。板
間間隔の振動的変化により、間隔が圧縮された位
置から間隔が開いた位置に向つて空気が移動をく
り返すので、この微小間隙中の空気の流れが粘性
抵抗となつて板の振動を減衰させる。
[実施例]
(第3図及び第4図参照)
実施例 1
比較用の従来品として直径300mm、セグメント
数20、台金厚さ3.5mm、チツプ寸法は厚さ5mm、
長さ40mm、深さ8mmのブレードで御影石を切断す
る際の騒音は、ブレードより1.5mを距てる位置
で94〜95フオンであつた。これに対し、厚さ1.7
mmの鋼板2枚1a,1bを点溶接6して微小間隙
7,7を形成して1体として台金1を得た。その
他は比較品と同様のブレードで同じ御影石を等し
い条件で切断する騒音は92〜93フオンで、従来品
よりも2フオンの低下となつた。
数20、台金厚さ3.5mm、チツプ寸法は厚さ5mm、
長さ40mm、深さ8mmのブレードで御影石を切断す
る際の騒音は、ブレードより1.5mを距てる位置
で94〜95フオンであつた。これに対し、厚さ1.7
mmの鋼板2枚1a,1bを点溶接6して微小間隙
7,7を形成して1体として台金1を得た。その
他は比較品と同様のブレードで同じ御影石を等し
い条件で切断する騒音は92〜93フオンで、従来品
よりも2フオンの低下となつた。
実施例 2
厚さ1.1mmの鋼板3枚1a,1b,1cを点溶
接6して微細間隙7を形成して一体とした台金1
は実施例1と等しいブレードで、実施例1と等し
い切断をす騒音は88〜89フオンで、従来品よりも
6フオン低い。
接6して微細間隙7を形成して一体とした台金1
は実施例1と等しいブレードで、実施例1と等し
い切断をす騒音は88〜89フオンで、従来品よりも
6フオン低い。
実施例 3
直径550mm、セグメント数40で、台金は上記
実施例2と等しい構成原理になるブレードで御影
石を切断する騒音は87〜89フオンで、従来形の相
当品の100〜103フオンに対み13〜14フオンの低下
を示した。一般にブレード径が大きいほど騒音が
大きい傾向があり、実施例1〜2の直径300mmの
場合に比較すると従来品ではこの傾向が明らかに
認められるが、騒音の大きい大径ブレードにおい
て本考案のブレードの効果は顕著である。
実施例2と等しい構成原理になるブレードで御影
石を切断する騒音は87〜89フオンで、従来形の相
当品の100〜103フオンに対み13〜14フオンの低下
を示した。一般にブレード径が大きいほど騒音が
大きい傾向があり、実施例1〜2の直径300mmの
場合に比較すると従来品ではこの傾向が明らかに
認められるが、騒音の大きい大径ブレードにおい
て本考案のブレードの効果は顕著である。
[考案の効果]
本考案によれば、振動を減衰させ、騒音を低下
させるブレードが得られる。
させるブレードが得られる。
第1図は従来のブレードの半部側面図、第2図
は断面図、第3図は本考案に係るブレードの一部
の側面図、第4図は拡大断面図である。 1……台金、1a,1b,1c……鋼板、2…
…切欠溝、3……セグメント、4……チツプ、6
……点溶接。
は断面図、第3図は本考案に係るブレードの一部
の側面図、第4図は拡大断面図である。 1……台金、1a,1b,1c……鋼板、2…
…切欠溝、3……セグメント、4……チツプ、6
……点溶接。
Claims (1)
- 周縁に所要間隔を存して多数の切欠溝を設けた
鋼板を複数枚重ねて点溶接により接合して各鋼板
の間に微小な間隙を形成した台金となし、該台金
の周縁の切欠溝間のセグメントにチツプを取付け
たブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16417781U JPS5870869U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | ブレ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16417781U JPS5870869U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | ブレ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5870869U JPS5870869U (ja) | 1983-05-13 |
JPH027015Y2 true JPH027015Y2 (ja) | 1990-02-20 |
Family
ID=29956443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16417781U Granted JPS5870869U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | ブレ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5870869U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002022298A1 (fr) * | 2000-09-12 | 2002-03-21 | Kanefusa Kabushiki Kaisha | Corps lamellaire a structure stratifiee |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100414155B1 (ko) * | 2000-12-26 | 2004-01-07 | 주식회사 다이아피플 | 방진재가 구비된 무소음 톱 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244075A (en) * | 1975-10-04 | 1977-04-06 | Babcock Hitachi Kk | Hot waste gas burning method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1104926B (it) * | 1978-07-28 | 1985-10-28 | Gomex Verktyg Ab | Lama di sega circolare |
-
1981
- 1981-11-02 JP JP16417781U patent/JPS5870869U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244075A (en) * | 1975-10-04 | 1977-04-06 | Babcock Hitachi Kk | Hot waste gas burning method |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002022298A1 (fr) * | 2000-09-12 | 2002-03-21 | Kanefusa Kabushiki Kaisha | Corps lamellaire a structure stratifiee |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5870869U (ja) | 1983-05-13 |
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