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JPH0256288B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0256288B2
JPH0256288B2 JP58246419A JP24641983A JPH0256288B2 JP H0256288 B2 JPH0256288 B2 JP H0256288B2 JP 58246419 A JP58246419 A JP 58246419A JP 24641983 A JP24641983 A JP 24641983A JP H0256288 B2 JPH0256288 B2 JP H0256288B2
Authority
JP
Japan
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zirconia
basic zirconium
zirconium
zircon
hydrochloride
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58246419A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS60141621A (en
Inventor
Soichiro Motoi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
Priority to JP58246419A priority Critical patent/JPS60141621A/en
Publication of JPS60141621A publication Critical patent/JPS60141621A/en
Publication of JPH0256288B2 publication Critical patent/JPH0256288B2/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明はジルコニアの製造方法に関し、特に、
ニユーセラミツクスの素材として要求される高純
度で且つ超微粒のジルコニアを得るための製造方
法に係る。 ジルコニアは古くから顔料や耐熱材料として用
いられており、種々の方法により工業的に製造さ
れている。このうち、ジルコンを出発原料とする
製造方法としては、夫々次に述べる乾式法と湿式
法が従来広く行なわれている。 乾式法 ジルコンにカーボン粉末を配合し、この混合物
をアーク炉にて還元溶融することによりジルコニ
アを製造する方法である。この乾式法ではシリカ
の除去が困難である。なお、完全にシリカを除去
しようとする還元が過度に進行して炭化ジルコニ
ウムが生成するため、後で加熱酸化してジルコニ
アに戻さなければならない。更に、生成物が塊状
であるため、粉末状のジルコニアを得るためには
機械的に粉砕する工程を必要とし、その過程で不
純物が混入するから純度は低下せざるを得ない。 湿式法 ジルコンをアルカリ溶融することにより、シリ
カを水ガラスとして除去すると共に、ジルコニウ
ムはジルコン酸ソーダとして回収する。続いて、
回収したジルコン酸ソーダに鉱酸を加えてジルコ
ニル塩とした後、水酸化物を経由してジルコニア
とする。この湿式法によればシリカを除去するこ
とはできるが、ジルコンとアルカリとの反応性が
悪いために収率は低く、しかも多量の水ガラスが
発生する。その上、回収したジルコニル塩のNa+
除去度が不完全となるため、得られたジルコニア
の純度が低下し、また凝集し易くなる傾向があ
る。 ところで、ジルコニアを近年脚光を浴びている
ニユーセラミツクの用途、例えばエンジンのピス
トンヘツドやシリンダ内筒に用いようとする場
合、ジルコニアには高純度で且つ超微粒であるこ
とが要求される。就中、粒径はジルコニア焼結体
の物性、例えば靭性等に大きく影響することが知
られており、粒径が0.5μmを超えると焼結体の物
性に急激な経時変化を生じることが報告されてい
る(昭和58年6月25日 フアインセラミツクス協
会発行 F.C.REPORT Vol.1、No.6、pp8〜14)。
そして、上記従来の製造方法では、このような要
件を満たすジルコニアを得ることは極めて困難で
あつた。 そこで、高純度で且つ超微粒のジルコニアを製
造するために、種々の新しい製造方法が提案され
るに至つた。その中の代表的のものとして、次の
二つの製造方法が挙げられる。 第1の方法は、ジルコンサンドをプラズマ炉中
でジルコニアとシリカとに熱解離した後、これを
水酸化ナトリウムで処理し、ジルコニアを回収す
ると共にシリカを水ガラスとして除去するもので
ある。以下、この第1の方法を改良乾式法とい
う。 第2の方法は、ジルコンサンドにカーボン粉末
を配合し、この混合物を1000℃以上の高温で直接
塩素化してジルコン中に含まれるZr等の成分を
塩化物に転化してガス化した後、生成ガス中に含
まれる四塩化ジルコニウムを塩基性塩酸ジルコニ
ウム(ZrOCl2(OH)2)として他の成分から単離
し、これを焼成してジルコニアに転化するもので
ある。以下、この第2の方法を直接塩素化法とい
う。 これらの新しい方法によつて、従来の乾式法や
湿式法の場合に比較すればかなり高純度で且つ微
粒のジルコニアが得られるようになつた。然し乍
ら、これらの新しい製造方法によつても、ニユー
セラミツク材料として充分に満足できる高純度お
よび超微粒化は達成されておらず、しかも前記の
直接塩素化法では収率が低いという問題があつ
た。 上記事情に鑑み、本発明はニユーセラミツク材
料としての用途に要求される高純度および超微粒
の要件を満足するジルコニアを得ることを目的と
してなされたものである。 発明者は上記の目的を達成するために鋭意研究
を行なつた結果、上述の改良乾式法および直接塩
素化法を組み合わせ、ジルコンをジルコニアとシ
リカとに熱解離した後、これに塩素化法を適用す
ることによつて、従来達成されなかつた高純度で
且つ超微粒のジルコニアが高収率で得られること
を見出し、本発明に至つたものである。 即ち、本発明は、ジルコンを熱解離する工程
と、該熱解離されたジルコンにカーボン粉末を配
合した混合物を400〜600℃で塩素と反応させる工
程と、該反応工程から四塩化ジルコニウムを含む
気体生成物を抜き出して水中に導入することによ
り前記四塩化ジルコニウムを塩化ジルコニル
(ZrOCl2)に転化する工程と、該塩化ジルコニル
を含む水溶液から塩基性塩酸ジルコニウムを単離
する工程と、該塩基性塩酸ジルコニウムを焼成し
てジルコニアを得る工程とからなることを特徴と
するジルコニアの製造方法である。 以下に本発明の詳細を説明する。 本発明においては、まず原料に使用するジルコ
ンサンドを高温でジルコニアとシリカとに熱解離
する。その際の解離温度については研究者の報告
によつて区々であるが、1760℃でほとんど解離を
完了するとされている。この熱解離は電気炉など
で熱処理を行なつてもよいが、プラズマ炉中で行
なえば短時間で熱解離するため熱消費量が少なく
てすみ、また連続的に次の工程に移行させられる
点で優れている。 次に、上記の熱解離したジルコンにカーボン粉
末を配合して混合物とした後、これを400〜600℃
で塩素と反応させる。これによつて、混合物中に
含まれるジルコニアとシリカは下記の反応により
四塩化物となる。 ZrO2+C+2Cl2→ZrCl4+CO2 SiO2+C+2Cl2→SiCl4+CO2 ZrCl4(sub.p.300℃)、SiCl4(b.p.57℃)は、上記
の反応条件においてガス状の生成物となる。ま
た、原料中に不純物として含まれていたTi、Al、
Feも上記と同様に反応し、夫々ガス状生成物
TiCl4、AlCl3、FeCl2、FeCl3となる。なお、微
量不純物であるMgおよびCaも同様の反応によつ
て塩化物となるが、これらのb.p.は夫々1412℃、
1600℃と高いため、上記の反応温度においてはガ
ス状の生成物系には入つてこない。 上記のようにジルコンを熱解離した後、塩素化
を行なうのが本発明における最も重要な特徴であ
り、その作用は次の通りである。即ち、熱解離で
生成したジルコニアとシリカとでは熱膨張率がか
なり異なる。従つて、解離によりジルコンは増大
する歪応力によつて激しく崩壊して微粉化され
る。これが、本発明で超微粒のジルコンが得られ
る最大の理由と考えられる。また、こうして原料
のジルコンが微粉化されるため、その後の塩素化
工程での反応性が極めて良好となる。つまり、予
め熱解離を行なわない従来の直接塩素化法の場
合、充分な反応速度で塩素化を行なうためには
1000℃以上の高温を必要とし、且つ反応率も低い
のに対して、本発明の場合には400〜600℃という
低温で、しかも高い反応率で塩素化を行なうこと
ができる。この結果、既述のように微量不純物で
あるMg、Caはこの段階で排除される。 次に、上記の塩素化工程で得られたガス状生成
物からジルコニアを得る工程について説明する。
この工程は、従来の直接塩素化法の場合とほぼ同
じである。 まず、前記のガス状混合生成物を水中に導入す
る。これにより四塩化ジルコニウムおよび四塩化
珪素は次式により直ちに加水分解され、四塩化ジ
ルコニウムが塩化ジルコニルに転化されると共
に、四塩化珪素はシリカとして沈殿する。 ZrCl4+H2O→ZrOCl2+2HCl SiCl4+H2O→SiO2↓+4HCl 同時に、不純物として含まれる四塩化チタンも
加水分解され、チタン酸として沈殿する。 続いて、濾過により上記の沈殿物を除去した
後、濾液を塩酸酸性とする。これによつて、濾液
中の塩化ジルコニルは塩基性塩酸ジルコニウムと
して沈殿し、他方アルミニウム、鉄の塩化物は濾
液中に残留する。そこで、これを濾過することに
より塩基性塩酸ジルコニウムを単離する。 こうして得られた塩基性塩酸ジルコニウムを焼
成することにより、ジルコニアを得ることができ
る。この場合には塩素を完全に除去しにくいため
に純度が若干低下せざるを得ない。そこで、次に
述べるように、塩基性塩酸ジルコニウムを炭酸ア
ルカリ水溶液と反応させることにより、一旦塩基
性炭酸ジルコニウム(ZrCO3(OH)2)とし、これ
を1000℃以上の温度で焼成してジルコニアとする
のが望ましい。更に望ましくは、この塩基性塩酸
ジルコニウムに塩酸や硫酸等の鉱酸を加えて塩化
ジルコニルまたは硫酸ジルコニル(ZrOSO4)等
とした後、これにアンモニア水を添加して水酸化
ジルコニウムを析出沈殿させる。濾別後この沈殿
物を乾燥した後、1000℃以上で焼成することによ
り最も優れた結果、即ち、純度99.9%で、且つ最
大粒径0.08μmという超微粒のジルコニアを得る
ことが可能である。 以下に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 後記第1表の組成を有するジルコンサンドを、
アークプラズマ炉(35kW、11000℃)中のフレ
ームに約0.2秒間接触させて熱解離を完了した。
こうして熱解離された粒径100メツシユ以下のジ
ルコン粉末100重量部に対して、カーボン粉末25
重量部を配合した。続いて、得られた混合物を石
英ボートに入れて30mmφの石英製反応管に収め
た。次いで、管状電気炉中に置かれた前記反応管
に200ml/minの塩素を通し、500℃で1時間反沖
を行なつた。この反応によるガス状生成物を水中
に誘導し、析出したシリカ、チタン酸を濾別した
後、濾液中に1N塩酸を添加して塩基性塩酸ジル
コニウムの沈殿物を得た。濾別後、塩基性塩酸ジ
ルコニウムの沈殿物を110℃で乾燥し、電気炉に
より1000℃で1時間焼成することによりジルコニ
アの粉末を得た。このときの収率と、純度および
最大粒径を後記第2表に示す。 実施例 2 実施例1と同様にして得た塩基性塩酸ジルコニ
ウム沈殿物を50%炭酸ソーダ水溶液中に投入し、
撹拌することにより、塩基性塩酸ジルコニウムの
沈殿物となし、濾別分離した。 その後、塩基性塩酸ジルコニウムの沈殿物を
110℃で乾燥し、1000℃で1時間焼成することに
より、ジルコニアの粉末を得た。このときの収率
と、純度および最大粒径を後記第2表に示す。 実施例 3 実施例2と同様にして得た塩基性炭酸ジルコニ
ウムを、30%塩酸溶液中に溶解して塩化ジルコニ
ル溶液とした。これに20%アルカル水を添加し、
PHを8に調整したところ、水酸化ジルコニウムの
沈殿が生成した。この沈殿を濾別し、110℃で乾
燥後、電気炉により1000℃で焼成してジルコニア
の粉末を得た。このときの収率と、純度および最
大粒径を後記第2表に示す。 比較例 第1表の組成を有するジルコンサンドを直接塩
素化法によつてジルコニア粉末を造つた。このと
きの収率と、純度および最大粒径を下記第2表に
示す。
The present invention relates to a method for producing zirconia, and in particular,
The present invention relates to a manufacturing method for obtaining highly pure and ultrafine zirconia required as a material for new ceramics. Zirconia has been used as a pigment and a heat-resistant material for a long time, and is industrially manufactured by various methods. Among these, the dry method and wet method described below have been widely used as manufacturing methods using zircon as a starting material. Dry method This is a method of manufacturing zirconia by blending carbon powder with zircon and reducing and melting this mixture in an arc furnace. It is difficult to remove silica using this dry method. Note that since the reduction to completely remove silica progresses excessively and zirconium carbide is produced, it must be returned to zirconia by heating and oxidation later. Furthermore, since the product is in the form of lumps, a mechanical pulverization process is required to obtain powdered zirconia, and impurities are mixed in during this process, which inevitably lowers the purity. Wet method By melting zircon with an alkali, silica is removed as water glass and zirconium is recovered as sodium zirconate. continue,
A mineral acid is added to the recovered sodium zirconate to form a zirconyl salt, which is then converted to zirconia via a hydroxide. Although silica can be removed by this wet method, the yield is low due to poor reactivity between zircon and alkali, and moreover, a large amount of water glass is generated. Moreover, the Na + of the recovered zirconyl salt
Since the degree of removal is incomplete, the purity of the obtained zirconia decreases and it tends to aggregate more easily. By the way, when zirconia is to be used for new ceramic applications that have been in the spotlight in recent years, such as engine piston heads and cylinder inner cylinders, zirconia is required to have high purity and ultrafine particles. In particular, it is known that the particle size greatly affects the physical properties of zirconia sintered bodies, such as toughness, and it has been reported that when the particle size exceeds 0.5 μm, rapid changes in the physical properties of the sintered body occur over time. (FCREPORT Vol. 1, No. 6, pp. 8-14, published by Fine Ceramics Association, June 25, 1981).
With the conventional manufacturing method described above, it has been extremely difficult to obtain zirconia that satisfies these requirements. Therefore, various new production methods have been proposed in order to produce highly pure and ultrafine zirconia. The following two manufacturing methods are representative among them. In the first method, zircon sand is thermally dissociated into zirconia and silica in a plasma furnace, and then treated with sodium hydroxide to recover zirconia and remove silica as water glass. Hereinafter, this first method will be referred to as the improved dry method. The second method involves blending carbon powder with zircon sand, directly chlorinating this mixture at a high temperature of 1000°C or higher, converting components such as Zr contained in zircon into chlorides, and gasifying them. Zirconium tetrachloride contained in the gas is isolated from other components as basic zirconium hydrochloride (ZrOCl 2 (OH) 2 ), and this is converted into zirconia by firing. Hereinafter, this second method will be referred to as the direct chlorination method. These new methods have made it possible to obtain zirconia of considerably higher purity and finer particles than in the case of conventional dry or wet methods. However, even with these new production methods, high purity and ultrafine particle size that are fully satisfactory as a new ceramic material have not been achieved, and the above-mentioned direct chlorination method has the problem of low yield. . In view of the above circumstances, the present invention was made with the object of obtaining zirconia that satisfies the requirements of high purity and ultrafine grains required for use as a new ceramic material. As a result of intensive research to achieve the above object, the inventor combined the above-mentioned improved dry method and direct chlorination method to thermally dissociate zircon into zirconia and silica, and then applied the chlorination method to this. The inventors have discovered that by applying this method, it is possible to obtain ultrafine zirconia of high purity and ultrafine particles in a high yield, which has not been achieved in the past, leading to the present invention. That is, the present invention comprises a step of thermally dissociating zircon, a step of reacting a mixture of the thermally dissociated zircon and carbon powder with chlorine at 400 to 600°C, and a gas containing zirconium tetrachloride from the reaction step. converting the zirconium tetrachloride to zirconyl chloride (ZrOCl 2 ) by extracting the product and introducing it into water; isolating basic zirconium hydrochloride from the aqueous solution containing the zirconyl chloride; This method of producing zirconia is characterized by comprising a step of firing zirconium to obtain zirconia. The details of the present invention will be explained below. In the present invention, first, zircon sand used as a raw material is thermally dissociated into zirconia and silica at a high temperature. The dissociation temperature at that time varies depending on researchers' reports, but it is said that dissociation is almost complete at 1760°C. This thermal dissociation can be performed in an electric furnace or the like, but if it is performed in a plasma furnace, the thermal dissociation occurs in a short time, resulting in less heat consumption, and the process can be transferred to the next step continuously. Excellent. Next, carbon powder is added to the thermally dissociated zircon to form a mixture, which is heated to 400 to 600℃.
to react with chlorine. As a result, zirconia and silica contained in the mixture become tetrachloride through the following reaction. ZrO 2 +C+2Cl 2 →ZrCl 4 +CO 2 SiO 2 +C+2Cl 2 →SiCl 4 +CO 2 ZrCl 4 (sub.p. 300°C) and SiCl 4 (bp 57°C) become gaseous products under the above reaction conditions. In addition, Ti, Al, which were contained as impurities in the raw materials,
Fe also reacts in the same way as above, producing gaseous products.
They become TiCl 4 , AlCl 3 , FeCl 2 , and FeCl 3 . Note that the trace impurities Mg and Ca also become chlorides through the same reaction, but their bp is 1412℃ and 1412℃, respectively.
Because it is as high as 1600°C, it does not enter the gaseous product system at the above reaction temperature. The most important feature of the present invention is to perform chlorination after thermally dissociating zircon as described above, and its action is as follows. That is, zirconia produced by thermal dissociation and silica have significantly different coefficients of thermal expansion. Therefore, due to the dissociation, the zircon is violently disintegrated and pulverized by the increased strain stress. This is considered to be the biggest reason why ultrafine zircon particles can be obtained in the present invention. Moreover, since the raw material zircon is pulverized in this way, the reactivity in the subsequent chlorination step becomes extremely good. In other words, in the conventional direct chlorination method that does not perform thermal dissociation in advance, in order to perform chlorination at a sufficient reaction rate,
Whereas chlorination requires a high temperature of 1000°C or higher and has a low reaction rate, in the case of the present invention, chlorination can be carried out at a low temperature of 400 to 600°C with a high reaction rate. As a result, as mentioned above, trace impurities such as Mg and Ca are eliminated at this stage. Next, a process for obtaining zirconia from the gaseous product obtained in the above chlorination process will be explained.
This process is almost the same as in conventional direct chlorination methods. First, the gaseous mixed product described above is introduced into water. As a result, zirconium tetrachloride and silicon tetrachloride are immediately hydrolyzed according to the following formula, zirconium tetrachloride is converted to zirconyl chloride, and silicon tetrachloride is precipitated as silica. ZrCl 4 +H 2 O→ZrOCl 2 +2HCl SiCl 4 +H 2 O→SiO 2 ↓+4HCl At the same time, titanium tetrachloride contained as an impurity is also hydrolyzed and precipitated as titanic acid. Subsequently, after removing the above precipitate by filtration, the filtrate is acidified with hydrochloric acid. As a result, zirconyl chloride in the filtrate precipitates as basic zirconium hydrochloride, while aluminum and iron chlorides remain in the filtrate. Therefore, basic zirconium hydrochloride is isolated by filtering this. Zirconia can be obtained by firing the basic zirconium hydrochloride thus obtained. In this case, it is difficult to completely remove chlorine, so the purity must be slightly lowered. Therefore, as described below, basic zirconium hydrochloride is reacted with an aqueous alkali carbonate solution to form basic zirconium carbonate (ZrCO 3 (OH) 2 ), which is then fired at a temperature of 1000°C or higher to form zirconia. It is desirable to do so. More preferably, a mineral acid such as hydrochloric acid or sulfuric acid is added to the basic zirconium hydrochloride to produce zirconyl chloride or zirconyl sulfate (ZrOSO 4 ), and then aqueous ammonia is added to precipitate zirconium hydroxide. After drying the precipitate after filtration, it is possible to obtain the most excellent result, that is, ultrafine zirconia particles with a purity of 99.9% and a maximum particle size of 0.08 μm, by calcining at 1000° C. or higher. Examples of the present invention will be described below. Example 1 Zircon sand having the composition shown in Table 1 below,
Thermal dissociation was completed by contacting it with a flame in an arc plasma furnace (35kW, 11000℃) for about 0.2 seconds.
For each 100 parts by weight of zircon powder with a particle size of 100 mesh or less that has been thermally dissociated, 25 parts of carbon powder is added.
Parts by weight were blended. Subsequently, the obtained mixture was placed in a quartz boat and placed in a 30 mmφ quartz reaction tube. Next, 200 ml/min of chlorine was passed through the reaction tube placed in a tubular electric furnace, and annealing was performed at 500° C. for 1 hour. The gaseous product resulting from this reaction was introduced into water, and the precipitated silica and titanic acid were filtered off. 1N hydrochloric acid was added to the filtrate to obtain a precipitate of basic zirconium hydrochloride. After filtration, the basic zirconium hydrochloride precipitate was dried at 110°C and fired in an electric furnace at 1000°C for 1 hour to obtain zirconia powder. The yield, purity and maximum particle size at this time are shown in Table 2 below. Example 2 A basic zirconium hydrochloride precipitate obtained in the same manner as in Example 1 was poured into a 50% aqueous sodium carbonate solution,
By stirring, basic zirconium hydrochloride was precipitated and separated by filtration. Then, the basic zirconium hydrochloride precipitate
Zirconia powder was obtained by drying at 110°C and firing at 1000°C for 1 hour. The yield, purity and maximum particle size at this time are shown in Table 2 below. Example 3 Basic zirconium carbonate obtained in the same manner as in Example 2 was dissolved in a 30% hydrochloric acid solution to obtain a zirconyl chloride solution. Add 20% alkaline water to this,
When the pH was adjusted to 8, a precipitate of zirconium hydroxide was formed. This precipitate was filtered, dried at 110°C, and then calcined at 1000°C in an electric furnace to obtain zirconia powder. The yield, purity and maximum particle size at this time are shown in Table 2 below. Comparative Example Zirconia powder was produced from zircon sand having the composition shown in Table 1 by a direct chlorination method. The yield, purity and maximum particle size at this time are shown in Table 2 below.

【表】【table】

【表】 第2表の結果から明らかなように、本発明の製
造方法によれば従来得られなかつた超微粒、高純
度のジルコニアを高い収率で得ることができる。
特に、得られるジルコニアの粒径が0.5μmよりも
小さいことは、エンジンのピストンヘツドやシリ
ンダ内筒等、ジルコニアの用途をニユーセラミツ
ク材料としての分野に拡大する上で極めて重要な
意義を有するものである。
[Table] As is clear from the results in Table 2, according to the production method of the present invention, ultrafine, highly pure zirconia, which could not be obtained conventionally, can be obtained at a high yield.
In particular, the fact that the particle size of the obtained zirconia is smaller than 0.5 μm is extremely important in expanding the use of zirconia to the field of new ceramic materials, such as engine piston heads and cylinder inner cylinders. be.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 ジルコンを熱解離する工程と、該熱解離され
たジルコンにカーボン粉末を配合した混合物を
400〜600℃で塩素と反応させる工程と、該反応工
程から四塩化ジルコニウムを含む気体生成物を抜
き出して水中に導入することにより前記四塩化ジ
ルコニウムを塩化ジルコニルに転化する工程と、
該塩化ジルコニルを含む水溶液から塩基性塩酸ジ
ルコニウムを単離する工程と、該塩基性塩酸ジル
コニウムを焼成してジルコニアを得る工程とから
なることを特徴とするジルコニアの製造方法。 2 前記単離された塩基性塩酸ジルコニウムを塩
基性炭酸ジルコニウムに転化した後、これを焼成
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のジルコニアの製造方法。 3 前記単離された塩基性塩酸ジルコニウムを塩
基性炭酸ジルコニウムに転化し、更に水酸化ジル
コニウムに転化した後、これを焼成することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のジルコニア
の製造方法。
[Claims] 1. A step of thermally dissociating zircon, and adding a mixture of the thermally dissociated zircon and carbon powder.
reacting with chlorine at 400 to 600° C.; converting the zirconium tetrachloride to zirconyl chloride by extracting a gaseous product containing zirconium tetrachloride from the reaction step and introducing it into water;
A method for producing zirconia, comprising the steps of isolating basic zirconium hydrochloride from an aqueous solution containing the zirconyl chloride, and firing the basic zirconium hydrochloride to obtain zirconia. 2. The method for producing zirconia according to claim 1, characterized in that the isolated basic zirconium hydrochloride is converted into basic zirconium carbonate and then calcined. 3. The method for producing zirconia according to claim 1, characterized in that the isolated basic zirconium hydrochloride is converted into basic zirconium carbonate, further converted into zirconium hydroxide, and then fired. .
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