JPH02503364A - コインソーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は種々混合したコインが、傾斜した坂路をコイン縁によって転がり落ち進 み、かつ、コインを分類するために使用する一連のテストにさらされる様なコイ ンソーターに関する。

ここでは「コイン」という語は擬似コイン又はにせコインを含む意味で使用する 。

通常、上記の様な機械においては、コインは段階状の外形を成す横長いスロット の設けられた横長い支持面によって裏面を支持されながら坂路を転がり落ち、前 記スロットは坂路の下端に進むに従って垂直方向により広くなる。コインの直径 に依存して該コインは支持面のスロットを通って、坂路を少し下るか又は大きく 下った位置で落下する。特定の幅を有するスロット各部に対しコイン収集落し樋 が、スロットのその部分を通って落下するコインを上部の開口した夫々のコイン 収容箱又は引出しに導（ために設けられている。種々の手法によって検出される 不合格コインは別の手法によって処理される。

多数種の異なるコインを分類することが要求される場合には、坂路の下側に列状 に配列された対応した数のコイン収容箱を設けることが必要である。坂路の長い 長さ寸法とコイン箱の列とが大変に大きくて扱い難い機械の原因となる。

上記の様な機械の他の形態において、階段状のコインスロットの代りに、コイン が転がり落ちる坂路面からの距離が夫々異なり、長手方向に離隔したピーラナイ フが設けられることが知られている。該ピーラナイフはコインの直径に応じ、坂 路に沿った異なる位置において適宜な直径のコインの頂部に係合することによっ て選択的にコインを傾斜させる。然しなから、多数種類のコインを分類するには 坂路は長くなければならない。

我々は、ピーラナイフとスロットとの両方を設けることは可能であり、しかも有 利であるということに気づいた。

本発明によれば、傾斜して使用されるよう設けられ、混合したコインをその上端 に供給される坂路を具備し、コインは該坂路のコイン縁支持面をコイン縁によっ て転がり落ち、坂路にはコインの一面を支えつつコインが該坂路を降下するため のコイン面支持面が設けられており、該コイン面支持面には、前記コイン縁支持 面に垂直な方向における異なった幅を有する開口部を具備した開口手段が設けら れており、前記幅は前記坂路の下端に行くに従って増大しており、これによりあ るコインは開口部の横断寸法に対するコインの直径に応じて対応する開口部を通 じて落下する種類のコインソーターであって、前記坂路は該坂路に沿って離間さ れ、前記コイン縁支持面から異なった距離に位置している複数のコインそらせ部 材をも具備しており、前記距離は前記坂路の上端から下端へ向かって減少してお り、前記コインそれせ部材は、あるコインがその直径寸法に応じて対応するそら せ部材と係合してコイン面支持面からそらされ、坂路から落下するよう配設され たコインソーターを提供する。

本発明によってもコイン収容箱の相当コンパクトなレイアウトが可能となる。本 来、コインが落下する落し樋はこのタイプの知られているソーターにおける単一 ライン状の配列よりもよい２列に並べて配設することができ得る。

コイン収容箱の好ましい配列においては、箱の上側ラインは鉄箱の前部が箱の下 側ラインにおける箱の前部上方にライン状に配設されており、下側ラインの箱が 箱の前面に垂直な水平方向における上側ラインの箱の深さよりも深く、これによ り下側の箱が開口手段を通って落下したコインを収容し、上側の箱がそらせ部材 によって坂路から離脱させられたコインを収容する、或いは、もし望むならばそ の逆から成る。

下側ラインの容箱は、好ましくは上側ラインの箱の真下に配設されているが、望 むならば千鳥足状に配設することもできる。

好ましくは坂路にはホッパータイプのコイン供給装置によってコインが供給され る。即ち、その周辺にホッパーに挿入された一群のコインから１個ずつコインを 取り出すポケットを有する傾いた円盤を具備したタイプのコイン供給装置である 。

勿論、コインそらせ部材を開口部の横断寸法に応じて正しい順序に配設すること が必要である。

開口部は夫々別々の開口とすることができるが、好ましくは階段状の上縁によっ て区画形成される単一スロットから成る開口部である。

本発明に係るコインソーターを添付の略示図面を参照しながら例示のみによって 説明する。

第１図は機械の正面図、 第２図は第１図の矢視線２−２による断面図、そして第３図はピーラナイフの拡 大斜視図である。

図において、コイン用坂路１はコイン縁支持部材２とコイン面支持板３とを具備 し、該坂路の上端部は回転可能なコイン供給円盤５によってコインが供給される よう配設されている。該円盤は鉛直方向に対して傾斜しており、鉛直方向に対す る板３の傾斜角と同じであることが好都合である。円盤５はコインが分類のため 入れられる溝やホッパーにもぐり込み、そして周知の方法でコインは一群のコイ ンから取り出され、坂路１の上端に供給され、部材２に端面が支持され、更に裏 面が板３に支持された状態でコイン１０が坂路１を１列になって転がり落ちる。

板３にはその下端側に、支持部材２と、この実施例においては四種類の高さをも つ矩形スロット部６．７．８及び９を区画形成するよう多段状に形成された上縁 ５とによっ゛て長手方向に延設されたスロット４が設けられている。上記高さは 部材２のコイン縁支持表面に対して垂直な方向に測った高さであり、坂路を下る に従って増加している。スロット部６゜７．８及び９の高さは、コインの直径に 応じて適宜なスロット部を通して落下することにより分類されるよう選定される 。

第２図に示す様に、スロット部の１つ、即ち、第２図のスロット部７を通して落 下するコイーンは対応する鉛直方向の落し樋１１を落下して、下部のコイン収容 トレイ又は箱の１つ、即ち、この場合では箱１２の後端に落下する。コイン落し 樋１１は、スロット４の隣接スロット部間の境界に位置した、図示の例の場合に は３枚の隔壁１３によって互いに分離されている。

第３図に示される従来通りの曲がった形をしたピーラナイフ１４．１５．１６及 び１７は図示の如く板３の前面に坂路を下がるに従って部材２からの距離が漸次 減少する各位置に取り付けられている。

図示の例において４つのピーラナイフ１４から１７が使用されているが、ピーラ ナイフの数はスロット部６から９の数と同一である必要がないことは分るであろ う。

都合のよいことに、４つのピーラナイフ１４から１７は各スロット部６から９の 上方に位置しており、４個ずつのコイン箱が２列に示されている様に、整然とし たコンパクトなコイン箱の集合体が提供できる。ピーラナイフは、周知の方法で 板３から選択されたコインをそらせ、坂路から前方へ倒れて第２図の落し樋１８ の様に傾斜した落し樋を落下し、夫々の上部コイン収容箱１９の中へ入る。

閑瞭調査報告 国際調査報告 ＧＢ　８８００２７４

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．傾斜して使用されるよう設けられ、混合したコイン（１０）をその上端に供 給される坂路（１）を具備し、コインは該坂路のコイン縁支持面（２）をコイン 縁によって転がり落ち、坂路にはコインの一面を支えつつコインが該坂路を降下 するためのコイン面支持面（３）が設けられており、該コイン面支持面には、前 記コイン縁支持面に垂直な方向における異なった幅を有する開口部（６・７・８ ・９）を具備した開口手段が設けられており、前記幅は前記坂路の下端に行くに 従って増大しており、これによりあるコインは開口部の横断寸法に対するコイン の直径に応じて対応する開口部を通じて落下する種類のコインソーターであって 、前記坂路（１）は該坂路に沿って離間され、前記コイン縁支持面（２）から異 なった距離に位置している複数のコインそらせ部材（１４・１５・１６・１７） をも具備しており、前記距離は前記坂路の上端から下端へ向かって減少しており 、前記コインそらせ部材は、あるコインがその直径寸法に応じて対応するそらせ 部材と係合してコイン面支持面からそらされ、坂路から落下するよう配設されて いることを特徴とするコインソーター。
2. ２．コイン収容箱（１９）の上側ラインは、該箱の前部がコイン収容箱の下側ラ インにおける箱（１２）の前部上方にライン状に並ぶ様に配設されており、前記 下側ラインの箱が箱の前面に垂直な水平方向における前記上側ラインの箱の深さ よりも深く、これにより前記下側の箱が前記開口手段を通って落下したコインを 収容し、前記上側の箱が前記そらせ部材によって坂路から離脱させられたコイン を収容する、或いは、その逆から成ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 のコインソーター。
3. ３．前記下側ラインの各箱は前記上部ラインの箱の真下に配設されていることを 特徴とする請求の範囲第２項に記載のコインソーター。