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JPH0249719A - 易水分散・可溶性能を有する油溶性ビタミン粉末 - Google Patents

易水分散・可溶性能を有する油溶性ビタミン粉末

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Publication number
JPH0249719A
JPH0249719A JP20111888A JP20111888A JPH0249719A JP H0249719 A JPH0249719 A JP H0249719A JP 20111888 A JP20111888 A JP 20111888A JP 20111888 A JP20111888 A JP 20111888A JP H0249719 A JPH0249719 A JP H0249719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
soluble
vitamin
soluble vitamin
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20111888A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hori
雄二 堀
Masahisa Ibuki
昌久 伊吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP20111888A priority Critical patent/JPH0249719A/ja
Publication of JPH0249719A publication Critical patent/JPH0249719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、水に分散させた時に、瞬時に分散する様な被
覆粉末化された易水分故可溶性を有する油溶性ビタミン
粉末に関するものである。
【従来技術】
油溶性ビタミン、例えばビタミンEなどは、養魚用飼料
などに配合されているが、貯蔵する温度、湿度並びに飼
料中の他の成分により、そのビタミン価が低下してしま
う事が周知されており、これらの問題を解決するために
、ビタミンを40〜80°Cの融点をもつ油脂などで、
被覆粉末化する様になっ−Cきた。しかしながら、油脂
を被覆剤として用いると、水に対して不溶性となり、生
体内における有効利用率の低下という問題が起こる。そ
こで水溶性である被覆剤、ゼラチン、ヒドロヤシプロピ
ルセルロース等に乳化剤を混合し、水分散性を改良した
油溶性ビタミン粉末が開発されてきた。ここで用いられ
ている乳化剤は、ビタミンという物質の用途より医薬、
食品、飼料添加物のうち必ず一つは適合せねばならない
ため、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加
物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなど
が使用されており、ある一定の効果は認められてきた。 しかし、これらの乳化剤を用いて粉末化した油溶性ビタ
ミンは、養魚飼料用に使用した場合、給餌時にビタミン
の一部が水面に浮いてしまうなどの問題が発生しており
、さらに十分に水分散・可溶化する必要がでてきた。 このため、さらに良好な分散可溶化能を有する油溶性ビ
タミン粉末の開発が望まれている。
【発明が解決しようとする課8】 以上の現状に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、
ビタミン価の低価を防ぐ粉末形状を有し、かつ水分散・
可溶性の良好な油溶性ビタミン粉末を開発することであ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結
果、従来から使用されているポリオキシソルビタン脂肪
酸エステルにおいて、エチレンオキサイドを10以上3
0モル未満付加されたものと30以上50モル以下付加
されたものが共存する時に、油溶性ビタミンを良好に分
散・可溶化する事を見出し、これを油溶性ビタミン、水
溶解性の良好である高分子ポリエチレングリコール溶解
物とともに、被覆粉末化することにより、非常に良好な
水分散可溶性をもっ油溶性ビタミン粉末を開発するに至
った。 本発明におけるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステルを構成するエチレンオキサイドの付加モル数は、
既知の製造法により任意変化する事ができるが、エチレ
ンオキサイド付加モル数lθ以上30モル未満と30以
上50モル以下付加物のものが両者共存する時、優れた
油溶性ビタミン分散可溶性能を有する。この場合、エチ
レンオキサイド10以上30モル未満付加物や30以上
50モル以下付加物単品においても良好な油溶性ビタミ
ン分散・可溶化能を有するが、両者が共存することによ
り、さらに優れた分散可溶性能を発揮する事を見出し、
本発明の大きな特徴となっている。しかしエチレンオキ
サイド10モル未満付加数物と50モルを越える付加数
物が共存しても、油溶性ビタミンの分散可溶化能はそれ
ほど良好でない、また本発明において、製造上の経済性
を考慮してエチレンオキサイド10以上30モル未満付
加物と30以上50モル以下付加物が共存する事を特徴
としているが、−回の合成により、エチレンオキサイド
lO以h50モル以下付加数をもつ様な広い分子量分布
をもつポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを
用いても、同様な効果をもつ事も本発明者らの実験によ
り明らかとなった。従ってこれらの広い分子量分布を有
するものも1本発明に使用でき得る。また脂肪酸として
は1例えばカプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、バル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オレ
イン酸、リノール酸などの飽和又は不飽和中級乃至高級
脂肪酸が例示される。 エステル化はアルコールの水酸基の一部について行なわ
れていれば充分であるが水溶性であることが望ましい。 本発明において使用できる油溶性ビタミンとしては、ビ
タミンA類、ビタミンD類、プロビタミンD類、ビタミ
ンE、ビタミンF、ビタミンに類、ビタミンUなどの単
品もしくはそれらを脂肪酸エステル化して安定化したも
のなどが例示できる。もちろんこれらの一種もしくは2
種以上の混合物でもよく、これらに水溶性ビタミン、例
えばビタミンC、ビタミンB類、コリン、葉酸などを1
種又は2種以上混合してもさしつかえない。 本発明において使用するポリエチレングライコール溶解
物とは、ポリエチレングリコールをその融点以上に加熱
して溶融したものであって、ポリエチレングリコールの
分子量を特に限定するものではない。 上記、乳化剤、油溶性ビタミン参ポリエチレングライコ
ールの配合割合は、油溶性ビタミンの量に対して乳化剤
の菫を多くしていけば可溶化に近づき、少なくしていけ
ば分散化に近づいてくるが、油溶性ビタミンを安定に分
散させるには、油溶性ビタミン90重値部に対して乳化
剤10重量部以上が好ましい、また、乳化剤、油溶性ビ
タミン合計50重量部に対してポリエチレングライコー
ルは50重量部以上が好ましく、それ以下になると粉末
化した際に、粉末粒子間で付着しゃすくなり、いわゆる
ケーキングしてしまう、又、これら3種の物質の他、ジ
ブチルヒドロキシトルエン、メタリン酸などの抗酸化剤
を混合してもかまわない。 上述してきた。油溶性ビタミン混合物の粉末化は、例え
ば80℃で溶融物とし、ディスク型スプレークーラーを
用いて、35℃以下の室内に噴霧すると、粒子径的50
〜500ILmの球状の粉末が得られる。この他ノズル
型スプレークーラーを用いても同様である。また、−・
度溶融した後、適当な温度で固化せしめて、粉砕するこ
とによって粉末化してもよい、粉末粒子の粒子径は小さ
ければ小さい程、水に対して分散可溶化能は向上する傾
向にあるため、5007zm以下の粒子径が好ましい。
【作用】
本発明によれば乳化剤としてポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステルがエチレンオキサイド10以上30
モル未満付加物と30以上50モル以下付加したものの
両者を必須成分とし、油溶性ビタミンとともに、ポリエ
チレングライコール溶解物に混合して、被覆粉末化する
と、著しく良好な水分散・可溶化能を有する油溶性ビタ
ミン粉末を得ることができる。その理由はポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステルの10以上30モル未
満付加物がまず、油溶性ビタミンをとりかこむように乳
化し、それを30以上50モル以下付加物が補うように
乳化せしめていると考えられる0本発明により、得られ
る油溶性ビタミン粉末は、水に対して分散・可溶化能が
著しく良好であるため、養魚用配合飼料分野、香粧品分
野などに添加した際、ビタミンの水とへの浮き、不透明
さ等がなく、利用価値は大である。
【実施例】
以下実施例及び比較例により発明をさらに詳しく説明す
るが1例示は当然説明用のもので発明の技術的範囲とは
、直接関係のないものである。 表−1に乳化剤としてのポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステルにおいてエチレンオキサイド付加モル数
を種々変化させたものを調整し、種々の割合で混合した
乳化剤を示し、実施例に供した。 表−1 (以F余白) 1〜6  び     7〜11 上記の乳化剤を用い、下記の処方め組成物を90℃にて
溶融混合し、粉末造粒した。 乳化剤 10   l/ ビタミンEアセテート      20 〃次にこの粉
末造粒品を用いて、油溶性ビタミン粉末の水分散・可溶
化能の評価を、以下の手順で行い、その結果を表−2に
示す。 1)上記油溶性ビタミン粉末を10g、蒸留水100m
A入ったビーカーへ添加した。 2)回転子を入れスターラーで1100Orpの回転速
度で15m1n間攪拌した。 3)光度計を用い、720nmでの波長における透過率
(%)を水を対照にして測定し。 分散可溶化能が高いもの程透過率が高いものとした。 4)上記の操作は全て室温25℃下で行なった。 造粒方法は、ノズル型スプレー冷却造粒を行ない、粉末
の粒径は100#Lm〜300gmに調整した。 表−2 表−2の結果より、乳化剤としてポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加モル
数lθ以上30モル未満のものと、30以上50モル以
下のものを両者混合したもののみが優れた分散可溶化能
を発揮しており。 比較例7〜11に示す様に、どちらか単品又は混合物で
あってもエチレンオキサイド付加モル数が10以上30
モル未満又は30以上50モル以下の範囲に入っていな
いものを混合しても、優れた性能を発揮しない、さらに
、2者混合物のうち、どちらか一方が、エチレンオキサ
イド付加モル数の範囲外である時も、優れた性能を示さ
ない。 この結果より乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加モル数10
以上30モル未満のものと、30以上50モル以下のも
のを両者混合したもののみが、優れた分散可溶化能を発
揮していることがわかる。
【発明の効果】
本発明はこれまでに十分な水分散11町溶化能をもたな
かった油溶性ビタミン粉末に、優れた水分散・可溶化能
を付かし得たことにより4飼料用分野をはじめとする関
連業者に大きく貢献しうる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、乳化剤として、エチレンオキサイドを10以上30
    モル未満付加したポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
    エステル及びエチレンオキサイドを30以上50モル以
    下付加したポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
    ルを必須成分とし、油溶性ビタミン、ポリエチレングラ
    イコール溶解物とともに、被覆粉末化することを特徴と
    する易水分散・可溶性能を有する油溶性ビタミン粉末。
JP20111888A 1988-08-11 1988-08-11 易水分散・可溶性能を有する油溶性ビタミン粉末 Pending JPH0249719A (ja)

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