JPH0247793Y2 - - Google Patents
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- JPH0247793Y2 JPH0247793Y2 JP1383785U JP1383785U JPH0247793Y2 JP H0247793 Y2 JPH0247793 Y2 JP H0247793Y2 JP 1383785 U JP1383785 U JP 1383785U JP 1383785 U JP1383785 U JP 1383785U JP H0247793 Y2 JPH0247793 Y2 JP H0247793Y2
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- elastic member
- liquid chamber
- annular elastic
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 13
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 10
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は特に自動車とエンジンユニツトとの間
に介在させて防振をはからせるための液体封入防
振ゴム装置に関する。
に介在させて防振をはからせるための液体封入防
振ゴム装置に関する。
(従来の技術)
自動車用エンジンから発生する振動騒音には、
アイドル振動などの低周波振動と、高速走行中に
車室内に生じるこもり音などの高周波振動と、そ
れ等両振動領域の中間の中周波振動とがあるが、
それ等各振動による騒音は互いに特性が異なるた
めに全てを同時に解消し得る防振ゴム装置の開発
が急がれている。
アイドル振動などの低周波振動と、高速走行中に
車室内に生じるこもり音などの高周波振動と、そ
れ等両振動領域の中間の中周波振動とがあるが、
それ等各振動による騒音は互いに特性が異なるた
めに全てを同時に解消し得る防振ゴム装置の開発
が急がれている。
そこで、ゴム等の環状弾性部材を室壁に用いる
と共に、減衰媒体として水などの非圧縮性流体を
液室内に密封してオリフイスを介してダンパ効果
をもたせるようにした液体減衰付防振ゴム装置が
汎く採用されるようになつてきている。
と共に、減衰媒体として水などの非圧縮性流体を
液室内に密封してオリフイスを介してダンパ効果
をもたせるようにした液体減衰付防振ゴム装置が
汎く採用されるようになつてきている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところがこの種の防振ゴム装置は、オリフイス
を有して前記液室内に設けた仕切板が一般に剛性
が高くて、しかもアツパプレートなどの板体に固
定されているので、ダンパ液室の液圧が上昇する
ことがあつて、その結果、高周波領域では動ばね
定数が大きくなることがあつた。
を有して前記液室内に設けた仕切板が一般に剛性
が高くて、しかもアツパプレートなどの板体に固
定されているので、ダンパ液室の液圧が上昇する
ことがあつて、その結果、高周波領域では動ばね
定数が大きくなることがあつた。
一方、高周波領域の振動を特に吸収する特性の
仕切板を利用したのでは、中、低周波数領域の振
動に対する動作特性が好ましくなく広範囲の振動
に対して安定した動作特性を有し得る装置とはい
い難かつた。
仕切板を利用したのでは、中、低周波数領域の振
動に対する動作特性が好ましくなく広範囲の振動
に対して安定した動作特性を有し得る装置とはい
い難かつた。
さらに、環状弾性部材と液室の外壁を形成する
筒体との間の結合強度の高いものが得られにくく
て、環状弾性部材の耐久性が劣るのと環状弾性部
材の軸直角方向のバネ定数が低くて振動吸収性に
問題があつた。
筒体との間の結合強度の高いものが得られにくく
て、環状弾性部材の耐久性が劣るのと環状弾性部
材の軸直角方向のバネ定数が低くて振動吸収性に
問題があつた。
本考案は従来のこの種装置が有する欠点を排除
することを技術的課題とし、特に静バネ定数及び
低周波数領域の振動に対する減衰係数を変えるこ
となく、中、高周波数各領域の動バネ定数を下げ
得るようにして、こもり音をなくすることを可能
ならしめ、さらに環状弾性部材の耐久性増大なら
びに軸直角方向のバネ定数を上げるようにして、
静粛性の向上と振動の有効なしや断とを果させよ
うとするものである。
することを技術的課題とし、特に静バネ定数及び
低周波数領域の振動に対する減衰係数を変えるこ
となく、中、高周波数各領域の動バネ定数を下げ
得るようにして、こもり音をなくすることを可能
ならしめ、さらに環状弾性部材の耐久性増大なら
びに軸直角方向のバネ定数を上げるようにして、
静粛性の向上と振動の有効なしや断とを果させよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段)
そのために、本考案はエンジンユニツト側又は
車体側に取着するボス部1と、車体側又はエンジ
ンユニツト側に取着する板体4を蓋状をなす一体
に一端側に有して前記ボス部1の周りに同心的に
配設した筒体2の他端側との間に、環状弾性部材
3を介装し、それらにより囲まれる空間内にダイ
アフラム5を横設して、該ダイアフラム5、筒体
2、環状弾性部材3及びボス部1により囲繞され
る液室8を設けると共に、厚み方向に連通するオ
リフイス7が設けられた弾性体からなる仕切板6
を前記液室8内に介設して、この液室8を環状弾
性部材3に面する第1ダンパ液室8A及びダイア
フラム5に面する第2ダンパ液室8Bに区分して
なる液体封入形の防振ゴム装置に形成したもので
ある。
車体側に取着するボス部1と、車体側又はエンジ
ンユニツト側に取着する板体4を蓋状をなす一体
に一端側に有して前記ボス部1の周りに同心的に
配設した筒体2の他端側との間に、環状弾性部材
3を介装し、それらにより囲まれる空間内にダイ
アフラム5を横設して、該ダイアフラム5、筒体
2、環状弾性部材3及びボス部1により囲繞され
る液室8を設けると共に、厚み方向に連通するオ
リフイス7が設けられた弾性体からなる仕切板6
を前記液室8内に介設して、この液室8を環状弾
性部材3に面する第1ダンパ液室8A及びダイア
フラム5に面する第2ダンパ液室8Bに区分して
なる液体封入形の防振ゴム装置に形成したもので
ある。
本考案はさらに、前記環状弾性部材3は、その
周囲にカラー13を一体に固着して有していると
共に、該カラー13を絞り加工後、前記筒体2に
圧入することにより圧縮変形が加えられてなる構
成としたものである。
周囲にカラー13を一体に固着して有していると
共に、該カラー13を絞り加工後、前記筒体2に
圧入することにより圧縮変形が加えられてなる構
成としたものである。
(作用)
本考案は高周波振動については環状弾性部材3
により吸収が成され、中・低周波振動は前記液室
8内の液がオリフイス7を介して流出入すること
により吸収され、さらに仕切板6が高周波振動に
対し微小に振動して液圧を低下させるように作用
し、かくして液圧の低下により動バネ定数が小さ
くなつて、こもり音に対する防音性能が改善され
る。
により吸収が成され、中・低周波振動は前記液室
8内の液がオリフイス7を介して流出入すること
により吸収され、さらに仕切板6が高周波振動に
対し微小に振動して液圧を低下させるように作用
し、かくして液圧の低下により動バネ定数が小さ
くなつて、こもり音に対する防音性能が改善され
る。
また、環状弾性部材3は予圧縮が与えられてい
るので耐久性を増大し得ると共にボス部1の軸に
直角の方向のバネ定数を高く設定できる。
るので耐久性を増大し得ると共にボス部1の軸に
直角の方向のバネ定数を高く設定できる。
(実施例)
以下、本考案の1実施例を添付図面にもとづい
て詳述する。
て詳述する。
第1図において、1はエンジンユニツト側又は
車体側に取りつけ固着するためのボス部であつ
て、取りつけ用のボルト10を取りつけ側の端面
に突設して有しており、C形金具からなるストツ
パ9をボス部に対し同心となるようにその中心部
に穿設した孔とボルト10とを嵌合させて組みつ
けた状態とした後、ボルト10を用いてボス部1
を例えばエンジンユニツト側に取りつけ固着す
る。
車体側に取りつけ固着するためのボス部であつ
て、取りつけ用のボルト10を取りつけ側の端面
に突設して有しており、C形金具からなるストツ
パ9をボス部に対し同心となるようにその中心部
に穿設した孔とボルト10とを嵌合させて組みつ
けた状態とした後、ボルト10を用いてボス部1
を例えばエンジンユニツト側に取りつけ固着す
る。
上記ボス部1に対し金属材料からなる筒体2を
同心的に配設して、この筒体2の一端側例えば上
端側の鍔部と前記ボス部1との間に亘らせてゴム
からなる環状弾性部材3を介装せしめている。
同心的に配設して、この筒体2の一端側例えば上
端側の鍔部と前記ボス部1との間に亘らせてゴム
からなる環状弾性部材3を介装せしめている。
この環状弾性部材3は加硫接着によつてボス部
1に対し内周部を、カラー13に対し外周部を
夫々固着一体化せしめて、しかる後に、後述する
如くカラー13を絞り加工して、前記筒体2に圧
入せしめている。
1に対し内周部を、カラー13に対し外周部を
夫々固着一体化せしめて、しかる後に、後述する
如くカラー13を絞り加工して、前記筒体2に圧
入せしめている。
しかして前記筒体2の他端側例えば下端側の鍔
部に対しては、車体側又はエンジンユニツト側、
例えばエンジンユニツト側に取りつけ固着するた
めのハツト状をなす板体4をカシメ等の手段によ
り固設せしめている。
部に対しては、車体側又はエンジンユニツト側、
例えばエンジンユニツト側に取りつけ固着するた
めのハツト状をなす板体4をカシメ等の手段によ
り固設せしめている。
この板体4は取りつけ用のボルト11を中心部
に突設して有しており、該ボルトによつて車体に
固着せしめる。
に突設して有しており、該ボルトによつて車体に
固着せしめる。
かかる構造となしたことによりボス部1、環状
弾性部材3、筒体2及び板体4により囲まれる空
間が形成されるが、この空間内の適当位置、例え
ば筒体2と板体4との結合部分に形成される嵌合
用環状溝部に亘らせてゴム材料からなるダイアフ
ラム5を横設せしめており、かくして、ダイアフ
ラム5、筒体2、環状弾性部材3及びボス部1に
囲繞される密閉空間とダイアフラム5及び板体4
に囲繞される空間とが形成される。
弾性部材3、筒体2及び板体4により囲まれる空
間が形成されるが、この空間内の適当位置、例え
ば筒体2と板体4との結合部分に形成される嵌合
用環状溝部に亘らせてゴム材料からなるダイアフ
ラム5を横設せしめており、かくして、ダイアフ
ラム5、筒体2、環状弾性部材3及びボス部1に
囲繞される密閉空間とダイアフラム5及び板体4
に囲繞される空間とが形成される。
この両空間のうち、前者の密閉空間にはクーラ
ント等の液体を適量封入して液室8を形成する一
方、後者の空間は気密構造あるいは板体4の適当
個所に孔を穿設して大気と連通し得る開放構造の
いずれかの空気室を形成する。
ント等の液体を適量封入して液室8を形成する一
方、後者の空間は気密構造あるいは板体4の適当
個所に孔を穿設して大気と連通し得る開放構造の
いずれかの空気室を形成する。
そして前記液室8内には、ダイアフラム5と環
状弾性部材3とに対し平行的な配置となるよう
に、筒体2の内壁周囲に密着させて仕切板6を介
設せしめている。
状弾性部材3とに対し平行的な配置となるよう
に、筒体2の内壁周囲に密着させて仕切板6を介
設せしめている。
上記仕切板6は天然ゴム、ポリウレタンエラス
トマなどの弾性材により全体が形成されていて、
筒体2の内壁周囲に密着させる周縁部は固定部分
として機能せしめるために環状弾性部材3の周囲
のカラー13と前記記板体4の鍔部とで挾着し得
る厚肉となすと共に、この周縁部に囲まれる内方
部を微小振動が可能な薄肉部に形成し、さらに前
記周縁部に厚み方向に連通するオリフイス7を設
けている。
トマなどの弾性材により全体が形成されていて、
筒体2の内壁周囲に密着させる周縁部は固定部分
として機能せしめるために環状弾性部材3の周囲
のカラー13と前記記板体4の鍔部とで挾着し得
る厚肉となすと共に、この周縁部に囲まれる内方
部を微小振動が可能な薄肉部に形成し、さらに前
記周縁部に厚み方向に連通するオリフイス7を設
けている。
図示例のオリフイス7は第3図に示す如く、周
縁部の周壁部分に全周の一部を残した有端の細溝
を切設してこの細溝の一端を周縁部の片面側に設
けた流入口に他端を周縁部の反対面側に設けた流
入口に夫々連絡した構造であつて、細溝の長さと
断面積とによつて絞り抵抗が決定される。
縁部の周壁部分に全周の一部を残した有端の細溝
を切設してこの細溝の一端を周縁部の片面側に設
けた流入口に他端を周縁部の反対面側に設けた流
入口に夫々連絡した構造であつて、細溝の長さと
断面積とによつて絞り抵抗が決定される。
なお、オリフイス7としては図示例のほかに周
縁部の厚み方向に貫通する細孔を穿設するように
しても勿論差支えなく、前記薄肉の内方部を避け
た周縁部に適当な細通路を設ければよい。
縁部の厚み方向に貫通する細孔を穿設するように
しても勿論差支えなく、前記薄肉の内方部を避け
た周縁部に適当な細通路を設ければよい。
かかる構造となした防振ゴム装置は前記液室8
を環状弾性部材3に面する第1ダンパ液室8Aと
ダイアフラム5に面する第2ダンパ液室8Bとの
上下2室に区分せしめて、この両室8A,8Bを
オリフイス7を通じて連絡するよう形成してい
る。
を環状弾性部材3に面する第1ダンパ液室8Aと
ダイアフラム5に面する第2ダンパ液室8Bとの
上下2室に区分せしめて、この両室8A,8Bを
オリフイス7を通じて連絡するよう形成してい
る。
しかしてこの装置をボルト10によつてボス部
1をエンジンユニツト側に取りつけ、ボルト11
によつて板体4を車体側に取り付けて使用する。
1をエンジンユニツト側に取りつけ、ボルト11
によつて板体4を車体側に取り付けて使用する。
なお、環状弾性部材3をカラー13を介して筒
体2に圧入する場合、筒体2の内径よりも僅かに
大なる外径を有するカラー13とボス部1とを同
心させて配置しその間に環状弾性部材3を加硫接
着を行わせてボス部1外周及びカラー13内周に
密着せしめる。
体2に圧入する場合、筒体2の内径よりも僅かに
大なる外径を有するカラー13とボス部1とを同
心させて配置しその間に環状弾性部材3を加硫接
着を行わせてボス部1外周及びカラー13内周に
密着せしめる。
ついでこの密着一体されてなる部材を絞り治具
に押し込んでカラー13を絞り加工すると、環状
弾性部材3は圧縮変形してボス部1の軸方向に厚
みが増大し、かつ外径が小さくなる。
に押し込んでカラー13を絞り加工すると、環状
弾性部材3は圧縮変形してボス部1の軸方向に厚
みが増大し、かつ外径が小さくなる。
かくして絞られたカラー13を環状弾性部材3
及びボス部1と一体で筒体2内に圧入する。
及びボス部1と一体で筒体2内に圧入する。
この場合に、カラー13を圧入後、筒体2の端
部に切り起し等によつて内側に折れ曲つた耳片1
4(第2図参照)を形成することによつて、カラ
ー13の脱落を防ぐストツパーとして機能させる
ようにすれば甚た好都合である。
部に切り起し等によつて内側に折れ曲つた耳片1
4(第2図参照)を形成することによつて、カラ
ー13の脱落を防ぐストツパーとして機能させる
ようにすれば甚た好都合である。
自動車走行中の高周波振動は基本的に環状弾性
部材3により吸収されるのでこもり音や透過音は
良好に吸収される。
部材3により吸収されるのでこもり音や透過音は
良好に吸収される。
一方、アイドリング振動などの低・中周波の振
動は、前記液室8内の液体をオリフイス7を介し
て第1ダンバ液室8A、第2ダンバ液室8Bの間
に流動させることによつて効果的に吸収される。
動は、前記液室8内の液体をオリフイス7を介し
て第1ダンバ液室8A、第2ダンバ液室8Bの間
に流動させることによつて効果的に吸収される。
ところで、前記高周波動領域では振動の振巾が
小さくて液室8の液圧が普通は上昇するが、この
装置は仕切板6の内方部が弾性を有し、しかも薄
いために振動しやすくなり、体積変化が生じ、か
くして液室8の液圧は下がり、従つて動バネ定数
は小さくなり、こもり音や透過音が吸収されて車
室への侵入を抑えることが可能である。
小さくて液室8の液圧が普通は上昇するが、この
装置は仕切板6の内方部が弾性を有し、しかも薄
いために振動しやすくなり、体積変化が生じ、か
くして液室8の液圧は下がり、従つて動バネ定数
は小さくなり、こもり音や透過音が吸収されて車
室への侵入を抑えることが可能である。
しかしてこの防振ゴム装置は、環状弾性部材3
を予圧縮しているので、所望のバネ定数を設定で
きると共に耐久性が向上し、さらにボス部1の軸
に直角な方向のバネ定数を高くし得る。
を予圧縮しているので、所望のバネ定数を設定で
きると共に耐久性が向上し、さらにボス部1の軸
に直角な方向のバネ定数を高くし得る。
(考案の効果)
以上、本考案によれば、エンジンなど振動発生
源の高周波振動領域では仕切板6が振動し易いた
め液圧の上昇が抑えられてこもり音や透過音のし
や断特性にすぐれており、車室の静粛性が保たれ
る。
源の高周波振動領域では仕切板6が振動し易いた
め液圧の上昇が抑えられてこもり音や透過音のし
や断特性にすぐれており、車室の静粛性が保たれ
る。
さらに低・中周波の振動に対してはオリフイス
7を介して第1ダンパ液室8A、第2ダンパ液室
8B間に液体を流動させることによつて効果的に
吸収される。
7を介して第1ダンパ液室8A、第2ダンパ液室
8B間に液体を流動させることによつて効果的に
吸収される。
かくして低・中・高周波の広い領域の振動に対
してしや断性能を安定的に発揮する効果が奏され
る。
してしや断性能を安定的に発揮する効果が奏され
る。
特に本考案は環状弾性部材3が予圧縮を与えら
れているので、バネ定数を所望の値に設定できる
と共に耐久性の向上が果され、さらにボス部1の
軸に直角方向のバネ定数を高くすることが可能で
ある。
れているので、バネ定数を所望の値に設定できる
と共に耐久性の向上が果され、さらにボス部1の
軸に直角方向のバネ定数を高くすることが可能で
ある。
第1図は本考案の1実施例の縦断面図、第2図
は同じく平面図、第3図及び第4図は第1図にお
ける仕切板の平面図及び断面示正面図である。 1……ボス部、2……筒体、3……環状弾性部
材、4……板体、5……ダイアフラム、6……仕
切板、7……オリフイス、8……液室、8A……
第1ダンバ液室、8B……第2ダンバ液室、13
……カラー。
は同じく平面図、第3図及び第4図は第1図にお
ける仕切板の平面図及び断面示正面図である。 1……ボス部、2……筒体、3……環状弾性部
材、4……板体、5……ダイアフラム、6……仕
切板、7……オリフイス、8……液室、8A……
第1ダンバ液室、8B……第2ダンバ液室、13
……カラー。
Claims (1)
- ボス部1と、板体4を蓋状をなす一体に一端側
に有して前記ボス部1の周りに同心的に配設した
筒体2の他端側との間に、環状弾性部材3を介装
し、それらにより囲まれる空間内にダイアフラム
5を横設して、該ダイアフラム5、筒体2、環状
弾性部材3及びボス部1により囲繞される液室8
を設けると共に、厚み方向に連通するオリフイス
7が設けられた弾性体からなる仕切板6を前記液
室8内に介設して、この液室8を環状弾性部材3
に面する第1ダンパ液室8A及びダイアフラム5
に面する第2ダンパ液室8Bに区分してなる液体
封入形の防振ゴム装置において、前記環状弾性部
材3は、その周囲にカラー13を一体に固着して
有していると共に、該カラー13を絞り加工後前
記筒体2に圧入することにより圧縮変形が加えら
れていることを特徴とする防振ゴム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1383785U JPH0247793Y2 (ja) | 1985-02-02 | 1985-02-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1383785U JPH0247793Y2 (ja) | 1985-02-02 | 1985-02-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61129947U JPS61129947U (ja) | 1986-08-14 |
JPH0247793Y2 true JPH0247793Y2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=30498208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1383785U Expired JPH0247793Y2 (ja) | 1985-02-02 | 1985-02-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247793Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-02 JP JP1383785U patent/JPH0247793Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61129947U (ja) | 1986-08-14 |
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