JPH0244802A

JPH0244802A - 共振器

Info

Publication number: JPH0244802A
Application number: JP19500088A
Authority: JP
Inventors: Morikazu Sagawa; 守一佐川; Mitsuo Makimoto; 三夫牧本
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-08-04
Filing date: 1988-08-04
Publication date: 1990-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、フィルタ、発振器などに用いられるストリッ
プあるいはマイクロストリップ線路による共振器に関す
るものである。

従来の技術高周波帯で用いられるストリップあるいはマイクロスト
リップ線路共振器として、４分の１波長２　・のものが多く用いられるが、高周波的接地の処理方法に
より、共振周波数、無負荷Ｑなどの特性が変動するなど
の欠点を有していた。これを改善する共振器として、高
周波的接地がなく、小形化が可能なリング形共振器が知
られている。

このリング形共振器は、例えば特開昭６４４２６７４号
公報などに記載されている構成が知られている。以下、
第３図を参照して、従来のリング形共振器について説明
する。

第３図において、１はマイクロス）　ＩＪノブ線路から
構成され、ループ状に形成された単一線路、２は集中定
数容量である。この図では、形状は矩形であるが、電気
的特性はリング形と同一であるので、ここでは矩形もの
について説明する。また、線路もストリップ、マイクロ
ストリップ線路とも適用可能であるが、ここでは代表と
してマイクロス）　ＩＪノブ線路について説明する。

以上のような構成、即ち、ループ状に形成された単一線
路１および集中定数容量２により、通常の１波長リング
共振器に比べ、はるかに小形の共３・＼−１振器が実現できる。この共振器は、高周波的接地がない
こと、ループ状の構成のため放射損失が少ないことなど
、１波長リング形共振器の持つ特徴を損なうことなく、
小形化を図ったものである。

発明が解決しようとする課題しかし、以上の構成では、１波長リング形共振器の持つ
特徴を損なうことなく、小形化を図ることが可能である
が、共振周波数を再現性良く実現するには、集中定数容
量を精度良く実現することが必要であるのに対し、実現
が難しいこと、あるいは製作精度のバラツキを吸収する
ために、周波数調整機能を付加すると、部品点数が多く
なるので、性能の劣化、コスト高を招くなどの課題があ
った。また、形状がループ状であることから、その内側
の領域に無駄スペースが存在していた。

本発明は、従来技術の以上のような課題を解決するもの
で、共振周波数のバラツキを抑え、共振周波数の再現性
、精度の向−にを図るとともに、周波数調整が容易で、
小形、低コストな共振器を提供することを目的とするも
のである。

課題を解決ずろための手段本発明は、従来の容量装荷形リング共振器に不可欠であ
る集中定数容量を結合線路に置き換え、この結合線路を
、ループ状の単一線路の内側に形成することにより、上
記目的を達成するものである。

作用本発明は、製作精度が良好なフォトエツチング技術など
を用い、単一線路と分布容量を形成する結合線路とを同
時に製作し、共振器の低コスト化を図るとともに、共振
周波数の再現性、精度の向上を図るものである。また、
この結合線路長を変えることで、周波数調整を容易に行
うとともに、この結合線路を、ループ状の単一線路の内
側に形成することで、共振器の小形化を図るものである
。

実施例以下、図面を参照しながら本発明の第１の実施例につい
て説明する。

第１図は本発明の第１の実施例における共振器の平面を
示す図である。第１図において、１ｏは５・＼−。

ループ状に形成された単一線路、１１はループ状に形成
された単一線路の内側に設けられた平行結合線路である
。

以上のような構成において、以下その動作について説明
する。第３図に示した集中定数容量を、平行結合線路１
１による分布容量で置き換えたもので、この平行結合線
路１１をループ状の単一線路１Ｑと接続するとともに、
その内側に設けることで、低コストで、小形の共振器と
しての動作をする。この構成によれば、周波数が高い場
合には、平行結合線路の結合間隔を、広く設計すること
が可能であり、製作の再現性が良好で、共振周波数のバ
ラツキを小さくできる。また、共振周波数が所望の周波
数からずれた場合でも、ループ状の単一線路の内側に形
成された平行結合線路長を調整することで、簡単に周波
数調整が可能である。

また、集中定数容量に比べ、平行結合線路部で生じる損
失も極めて小さくできるので、共振器の無負荷Ｑが大き
くなる。実際の設計において、平行結合線路部の奇偶モ
ードインピークンス（Ｚｏｏ　。

Ｚｏｅ）と単一線路のインピーダンス（Ｚｏ）の間で、
Ｚｏ２＝　Ｚｏｏ　’　Ｚｏｅ　なる関係を満足するよ
うに選んで設計すると、平行結合線路部と単一線路部で
の反射が少なく、共振器の特性が安定になる。

以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、リ
ング形共振器の小形化に不可欠な容量を、平行結合線路
による分布容量で実現することにより、共振器の低コス
ト化を推進するばかりか、製作の再現性を向上させ、共
振周波数のバラツギを少なくするとともに無負荷Ｑの向
」−を図ったものである。また、この平行結合線路を、
ループ状の単一線路の内側に形成することで、共振周波
数が所望の周波数からずれた場合でも、平行結合線路長
を調整することにより、簡単に周波数調整が可能な小形
の共振器が実現できる。

次に、本発明の第２の実施例について説明する。

第２図は本発明の第２の実施例における共振器の平面を
示す図である。第２図において、第１図の構成と異なる
点は、結合線路を櫛の歯状とした点である。２０は第１
図と同様のループ状の単一７パ・−７線路、２１は櫛の歯状結合線路である。

上記構成において、以下その動作について説明する。結
合線路２１を櫛の歯状にすることで、結合線路長、結合
間隔が同じならば、大きな分布容量が得られるので、共
振器の小形化が達成できる。

また、分布容量が同じ（結合線路長な変えずに）であれ
ば、結合間隔は広がるので、製作の再現性が高まり、共
振周波数のバラツキは更に小さくなる。

以上本実施例によれば、単一結合線路に比べ単位長さ当
りの分布容量を大きく取れることから、結合長の短縮、
共振器の小形化を図ることができる。また、結合長を同
じにすれば、結合間隔が広くなるので、製作の再現性が
向上し、共振周波数のバラツキを小さくすることが可能
である。

発明の効果以上のように本発明は、従来の容量装荷形リング共振器
に不可欠であった集中定数容量を、単一線路と同一の製
作工程、即ち、フォトエツチング技術などの製作精度の
高い方法が使用可能な結合線路に替えることで、共振器
の低コスト化を図るとともに、共振周波数の再現性、精
度の向上を図ったものである。また、この結合線路を、
ループ状の単一線路の内側に形成することで、共振器の
小形化を、この結合線路長を変えることで、周波数調整
を容易にしたもので、その工業的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における共振器の平面図
、第２図は本発明の第２の実施例における共振器の平面
図、第３図は従来の共振器の平面図である。１ｏ１２０・・・単一線路、１１．２１・・結合線路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ストリップあるいはマイクロストリップ線路から
構成される単一線路と結合線路とを有し、前記結合線路
を前記単一線路の内側に形成したことを特徴とする共振
器。
（２）結合線路を平行結合線路としたことを特徴とする
請求項１記載の共振器。
（３）結合線路を櫛の歯状結合線路としたことを特徴と
する請求項１記載の共振器。