JPH0237136Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237136Y2 JPH0237136Y2 JP1980165964U JP16596480U JPH0237136Y2 JP H0237136 Y2 JPH0237136 Y2 JP H0237136Y2 JP 1980165964 U JP1980165964 U JP 1980165964U JP 16596480 U JP16596480 U JP 16596480U JP H0237136 Y2 JPH0237136 Y2 JP H0237136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- solenoid
- movable member
- capstan
- magnetic tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は停止状態、録音再生状態及びキユー、
レビユーの3状態を有するテープレコーダに関す
るものである。
レビユーの3状態を有するテープレコーダに関す
るものである。
従来の技術
従来この種のテープレコーダは実願昭53−
161200号に示されているように磁気ヘツドを載置
したスライドベースを再生位置と、停止位置との
中間の位置に保持して高速再生するものがあつ
た。ここに示されているテープレコーダは停止状
態から再生状態へはモータを回転させることによ
つて行い、更にモータを回転させることによつて
中間位置にヘツドを移動し、ソレノイドに通電す
ることによつてラツチを外しヘツドを停止位置に
戻していた。
161200号に示されているように磁気ヘツドを載置
したスライドベースを再生位置と、停止位置との
中間の位置に保持して高速再生するものがあつ
た。ここに示されているテープレコーダは停止状
態から再生状態へはモータを回転させることによ
つて行い、更にモータを回転させることによつて
中間位置にヘツドを移動し、ソレノイドに通電す
ることによつてラツチを外しヘツドを停止位置に
戻していた。
考案が解決しようとする課題
しかしながらこの場合、停止状態、録音再生状
態、及び高速再生状態の3状態の変化はモータと
ソレノイドとの2つの駆動装置を用いているの
で、装置を構成する部品点数が多く、装置の小型
化、低価格化にも限界があつた。
態、及び高速再生状態の3状態の変化はモータと
ソレノイドとの2つの駆動装置を用いているの
で、装置を構成する部品点数が多く、装置の小型
化、低価格化にも限界があつた。
本考案はこの点に鑑み、1つの駆動装置によつ
て3状態を実現することを目的とする。
て3状態を実現することを目的とする。
課題を解決するための手段
この課題を解決するために本考案は磁気ヘツド
が記録面から離れる方向に可動部材を付勢するば
ねの付勢力に対抗して、磁気ヘツドが磁気テープ
の記録面に接する方向に可動部材を移動させるソ
レノイドを設け、ソレノイドに通電して、その通
電を断つ動作毎に可動部材を停止状態とキユー、
レビユー状態との2状態に交互に保持する保持部
材と、ソレノイドに通電を続けることによつて付
勢された可動部材を録音再生状態に位置決めする
部材とを備えてなります。
が記録面から離れる方向に可動部材を付勢するば
ねの付勢力に対抗して、磁気ヘツドが磁気テープ
の記録面に接する方向に可動部材を移動させるソ
レノイドを設け、ソレノイドに通電して、その通
電を断つ動作毎に可動部材を停止状態とキユー、
レビユー状態との2状態に交互に保持する保持部
材と、ソレノイドに通電を続けることによつて付
勢された可動部材を録音再生状態に位置決めする
部材とを備えてなります。
実施例
以下本考案の一実施例について図面とともに説
明する。図において1は基板、2はキヤプスタ
ン、3はキヤプスタン2に取付けられたフライホ
イール、4はキヤプスタン2の軸受、5はキヤプ
スタン2の軸受、6はピンチローラ、7は可動部
材として動作するシヤーシ、8はシヤーシ7に取
付けられたピンチローラ軸、9はシヤーシ7に取
付けられた磁気ヘツド、14はテープ保持体10
〜13を有するテープカセツト、15,16は一
対のリール、17はモータ、18はプーリ、19
はプーリ18とフライホイール3の間に懸架され
たベルト、21,23は基板1に固着されたピ
ン、25はピン23を中心に回動自在に取付けら
れたカム板、20は上記ピン21とカム板25の
間に懸架され、上記カム板25を常時時計方向に
付勢するばね、22はカム板25の回動を規制す
るピン、24はヘツドシヤーシ7に取付けられた
ピン、26は基板1上のピン27とヘツドシヤー
シ7の間に懸架され、ピンチローラ7を常時図中
下方に付勢するばね、28はヘツドシヤーシ7の
案内孔7a内に遊嵌された案内ピン、29は駆動
手段として働くソレノイド、30はプランジヤ、
31はプランジヤ30とヘツドシヤーシ7を連結
するピンである。
明する。図において1は基板、2はキヤプスタ
ン、3はキヤプスタン2に取付けられたフライホ
イール、4はキヤプスタン2の軸受、5はキヤプ
スタン2の軸受、6はピンチローラ、7は可動部
材として動作するシヤーシ、8はシヤーシ7に取
付けられたピンチローラ軸、9はシヤーシ7に取
付けられた磁気ヘツド、14はテープ保持体10
〜13を有するテープカセツト、15,16は一
対のリール、17はモータ、18はプーリ、19
はプーリ18とフライホイール3の間に懸架され
たベルト、21,23は基板1に固着されたピ
ン、25はピン23を中心に回動自在に取付けら
れたカム板、20は上記ピン21とカム板25の
間に懸架され、上記カム板25を常時時計方向に
付勢するばね、22はカム板25の回動を規制す
るピン、24はヘツドシヤーシ7に取付けられた
ピン、26は基板1上のピン27とヘツドシヤー
シ7の間に懸架され、ピンチローラ7を常時図中
下方に付勢するばね、28はヘツドシヤーシ7の
案内孔7a内に遊嵌された案内ピン、29は駆動
手段として働くソレノイド、30はプランジヤ、
31はプランジヤ30とヘツドシヤーシ7を連結
するピンである。
上記構成において、停止状態で全部品は第1図
に示す位置にある。すなわち、このときはソレノ
イド29が通電されないから、ヘツドシヤーシ7
はばね26の付勢力により図中下方に移動され、
案内孔7aの一端が案内ピン28に当接した位置
で静止している。このとき磁気ヘツド9は磁気テ
ープ(図示せず)から後退し、ヘツドシヤーシ7
に設けたピン24はカム板25の先端に当接して
いる。
に示す位置にある。すなわち、このときはソレノ
イド29が通電されないから、ヘツドシヤーシ7
はばね26の付勢力により図中下方に移動され、
案内孔7aの一端が案内ピン28に当接した位置
で静止している。このとき磁気ヘツド9は磁気テ
ープ(図示せず)から後退し、ヘツドシヤーシ7
に設けたピン24はカム板25の先端に当接して
いる。
この状態からプレイ釦(図示せず)を操作する
とソレノイド29が通電され、ヘツドシヤーシ7
が図中上方に移動される。この過程でピン24が
カム板25の外周のカム面を滑り、このカム板2
5をばね20の付勢力に抗して反時計方向に回動
させる。その結果、ヘツドシヤー7が完全に引き
こまれた状態すなわち案内孔7aの他端が案内ピ
ン28に当接した状態では、第2図、第3図に示
すようにピン24がカム板25の第1の切欠部2
5aに係止され、プレイ状態が続く限りこの状態
を維持する。そしてこの状態では磁気ヘツド9が
磁気テープに対して深く接触し、かつピンチロー
ラ6が磁気テープを挟んでキヤプスタン2に圧接
するため、モータ17の駆動に応じて磁気テープ
が走行され、録音再生が行なわれる。
とソレノイド29が通電され、ヘツドシヤーシ7
が図中上方に移動される。この過程でピン24が
カム板25の外周のカム面を滑り、このカム板2
5をばね20の付勢力に抗して反時計方向に回動
させる。その結果、ヘツドシヤー7が完全に引き
こまれた状態すなわち案内孔7aの他端が案内ピ
ン28に当接した状態では、第2図、第3図に示
すようにピン24がカム板25の第1の切欠部2
5aに係止され、プレイ状態が続く限りこの状態
を維持する。そしてこの状態では磁気ヘツド9が
磁気テープに対して深く接触し、かつピンチロー
ラ6が磁気テープを挟んでキヤプスタン2に圧接
するため、モータ17の駆動に応じて磁気テープ
が走行され、録音再生が行なわれる。
次にキユー又はレビユーの状態に切り換える
と、ソレノイド29の通電が断たれ、ヘツドシヤ
ーシ7はばね26の付勢力により再び図中下方に
移動される。このときピン24は第1の切欠部2
5aから離れるが、ピン24が第1の切欠部25
aから離れた瞬間にカム板25がばね20の付勢
力により計方向に回動される。このためピン24
はカム板25の第2の切欠部25bに係止され、
この状態でヘツドシヤーシ7の図中下方への移動
が阻止される。この状態ではピンチローラ6がキ
ヤプスタン2から離れ、磁気ヘツド9が磁気テー
プに浅く接触するから、磁気テープは高速走行さ
れ、かつその磁気テープに記録された信号を磁気
ヘツド9が再生するため、キユー及びレビユーの
動作が行なわれる。
と、ソレノイド29の通電が断たれ、ヘツドシヤ
ーシ7はばね26の付勢力により再び図中下方に
移動される。このときピン24は第1の切欠部2
5aから離れるが、ピン24が第1の切欠部25
aから離れた瞬間にカム板25がばね20の付勢
力により計方向に回動される。このためピン24
はカム板25の第2の切欠部25bに係止され、
この状態でヘツドシヤーシ7の図中下方への移動
が阻止される。この状態ではピンチローラ6がキ
ヤプスタン2から離れ、磁気ヘツド9が磁気テー
プに浅く接触するから、磁気テープは高速走行さ
れ、かつその磁気テープに記録された信号を磁気
ヘツド9が再生するため、キユー及びレビユーの
動作が行なわれる。
この状態からソレノイド29に瞬間的に通電す
ると、ヘツドシヤーシ7は図中上方に引かれ、ピ
ン24が第2の切欠部25bから離れて第3の切
欠部25cに当接する。その後ソレノイド29の
通電が断たれると、ヘツドシヤーシ7はばね26
の付勢力により図中下方に移動される。このとき
ピン24はカム25の直線状の端面を滑りながら
斜め上方に切り起こされた突起25dに至り、こ
の突起25dの下を通過して再び第1図の位置に
復帰する。
ると、ヘツドシヤーシ7は図中上方に引かれ、ピ
ン24が第2の切欠部25bから離れて第3の切
欠部25cに当接する。その後ソレノイド29の
通電が断たれると、ヘツドシヤーシ7はばね26
の付勢力により図中下方に移動される。このとき
ピン24はカム25の直線状の端面を滑りながら
斜め上方に切り起こされた突起25dに至り、こ
の突起25dの下を通過して再び第1図の位置に
復帰する。
考案の効果
このように本考案は停止状態、録音再生状態、
キユー又はレビユーの状態を単一の駆動手段で切
換えるようにしたものであるから、テープレコー
ダのメカニズムを著しく簡略化することができ
る。
キユー又はレビユーの状態を単一の駆動手段で切
換えるようにしたものであるから、テープレコー
ダのメカニズムを著しく簡略化することができ
る。
また、磁気ヘツドを磁気テープに押し付け、ピ
ンチローラをキヤプスタンに押し付けた状態であ
る録音再生状態をソレノイドへの通電状態によつ
て保持し、ピンチローラがキヤプスタンに押し付
けられない停止状態とキユー、レビユー状態をソ
レノイドに通電していない状態で保持しているの
で、停電等によつて電力の供給が断たれた場合に
は、ソレノイドの通電状態が維持されず、ピンチ
ローラはキヤプスタンから離れることになり、ピ
ンチローラの変形や、磁気テープの伸びを防止す
ることができる。
ンチローラをキヤプスタンに押し付けた状態であ
る録音再生状態をソレノイドへの通電状態によつ
て保持し、ピンチローラがキヤプスタンに押し付
けられない停止状態とキユー、レビユー状態をソ
レノイドに通電していない状態で保持しているの
で、停電等によつて電力の供給が断たれた場合に
は、ソレノイドの通電状態が維持されず、ピンチ
ローラはキヤプスタンから離れることになり、ピ
ンチローラの変形や、磁気テープの伸びを防止す
ることができる。
第1図は本考案の一実施例の停止状態を示す平
面図、第2図、第3図はその録音再生状態を示す
平面図および側面図、第4図はそのキユー又はレ
ビユーの状態を示す平面図である。 1……基板、2……キヤプスタン、3……フラ
イホイール、6……ピンチローラ、7……ヘツド
シヤーシ、9……磁気ヘツド、10,11,1
2,13……テープ保持体、14……テープカセ
ツト、15,16……リール、17……モータ、
18……プーリ、19……ベルト、20……ば
ね、25……カム板、26……ばね、28……案
内ピン、29……ソレノイド、30……プランジ
ヤー。
面図、第2図、第3図はその録音再生状態を示す
平面図および側面図、第4図はそのキユー又はレ
ビユーの状態を示す平面図である。 1……基板、2……キヤプスタン、3……フラ
イホイール、6……ピンチローラ、7……ヘツド
シヤーシ、9……磁気ヘツド、10,11,1
2,13……テープ保持体、14……テープカセ
ツト、15,16……リール、17……モータ、
18……プーリ、19……ベルト、20……ば
ね、25……カム板、26……ばね、28……案
内ピン、29……ソレノイド、30……プランジ
ヤー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 磁気テープを保持する保持手段とキヤプスタン
とを有する基板と、 前記基板に対して相対的に移動可能で、前記保
持手段に保持される磁気テープの記録面に対向し
て設けられた磁気ヘツド及び前記キヤプスタンに
対向して設けられたピンチローラを固定した可動
部材と、 前記磁気ヘツドが磁気テープの記録面から離れ
る方向に前記可動部材を付勢するばねと、 前記ばねの付勢力に対抗して、前記磁気ヘツド
が磁気テープの記録面に接する方向に前記可動部
材を移動させるソレノイドと、 前記ソレノイドに通電して、その通電を断つ動
作毎に前記可動部材を停止状態とキユー、レビユ
ー状態との2状態に交互に保持する保持部材と、 前記ソレノイドに通電を続けることによつて付
勢された前記可動部材を録音再生状態に位置決め
する部材と、 を有することを特徴とするテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980165964U JPH0237136Y2 (ja) | 1980-11-18 | 1980-11-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980165964U JPH0237136Y2 (ja) | 1980-11-18 | 1980-11-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5787351U JPS5787351U (ja) | 1982-05-29 |
JPH0237136Y2 true JPH0237136Y2 (ja) | 1990-10-08 |
Family
ID=29524632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980165964U Expired JPH0237136Y2 (ja) | 1980-11-18 | 1980-11-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237136Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5965965A (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-14 | Clarion Co Ltd | 一方向型操作機構 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116724A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-14 | Sato Kenkyusho | Price tag printing and attaching machine |
JPS5579447U (ja) * | 1978-11-22 | 1980-05-31 | ||
JPS55144646U (ja) * | 1979-04-03 | 1980-10-17 |
-
1980
- 1980-11-18 JP JP1980165964U patent/JPH0237136Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5787351U (ja) | 1982-05-29 |
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