JPH02300085A - 昇降機における駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はエレベータ（被昇降体）を昇降するための昇降
機における駆動装置に関する。

〈従来の技術〉 従来の昇降機の昇降手段として、第４図に示すつるべ式
が広（知られている。・ つるべ式は、水平線上に配置した駆動プーリａと遊動ブ
ーＩＪ　ｂの間に索道Ｃを巻掛け、駆動プーリａの正逆
転によって索道Ｃの両端に接続した被昇降体ｄと調整重
りｅを昇降する機構である。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来のつるべ式の昇降技術には次のような問題
点がある。

〈イ〉索道Ｃは駆動プーリａとの間の摩擦抵抗を利用し
て駆動される。

そのため１両者間の摩擦抵抗が不十分である場合は索道
Ｃと駆動プーリａの周面の間ですべりを起こし、索道Ｃ
が損傷を受は易い。

〈口〉単に駆動プーリａと索道Ｃ間の摩擦抵抗を大きく
するのであれば、駆動ブー＋Ｊ　ａを大径に形成して両
者間の接触面積を増大する方法が考えられる。

しかし、大型化した駆動プーリａを収容するための余分
な空間を必要とするうえに、駆動プーリａが重量化する
から設計上不利である。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の間圧点を解決するために成されたもので
、その目的とするところは装置の大型化によらずに十分
な摩擦抵抗を確保できて、しかも索道の損傷を低減でき
る昇降機における駆動装置を提供することにある。

〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

〈イ〉全体の構成 第１図に本発明に係る駆動装置を装備した昇降機の全体
図を示す。

昇降機は、複数組のプーリを備えた駆動装置１０と、プ
ーリ間に配索する索道２０と、索道２０の一端に接続す
る被昇降体３０と、索道２０の他端に接続する調整重り
４０とよりなる。

〈口〉駆動装置 駆動装置１０は、水平線上に配置した一対の駆動プーリ
１１．１２と、駆動プーリ１１．１２間の下位に配置し
た空転プーリ１３とよりなる。

各駆動プーリ１１．１２及び空転プーリ１３は設置位置
を変えることな（、図示しない通路の天上部に載置され
る。

一対の駆動プーリ１１．１２を同時に駆動するには、例
えば駆動プーリー１１．１２の回転軸に夫々スプロケッ
ト１４．１５を一体に設けると共に、スプロケット１４
．１５間にチェーン１６を巻回すれば、何れか一方の駆
動プーリ１１．１２に図示しないモータの回転を与える
ことで、他方の駆動プーリ１１．１２に同時にしかも同
方向の回転を伝達することができる。

一対の駆動プーリ１１．１２を駆動するその他の方法と
して、歯車伝達機構やベルト巻掛機構を採用してもよい
。

この場合、駆動プーリ１１．１２の周速度を等速に設定
する必要がある。

空転プーリ１３は、索道２０が駆動プーリ１１．１２の
周面に巻きつく各巻掛中心角θ１、θ２を大きくするた
めのプーリである。　　　　　・尚、一方の駆動プーリ
１１．１２から駆動力を伝達して空転プーリ１３を駆動
式に構成してもよい。

或は、各駆動プーリ１１．１２毎にモータを個別に接続
してもよい。

〈作用〉 次に駆動装置の作動に伴う、索道２０のすべりと索道２
０に作用する張力について考察する。

〈イ〉索道のすべりについて 第１図に示すように索道２０は、駆動プーリ１１、空転
プーリ１３及び駆動プーリ１２の周面に巻掛られている
。

そして、例えば駆動プーリ１１を駆動するとスプロケッ
ト１４．１５及びチェーン１６を介して回転が伝えられ
て、他方の駆動プーリ１２が同時に回転を開始する。

空転プーリ１３の設置により、各駆動プーリ１１．１２
に巻掛られた索道２０の巻掛中心角θ１、θ２が大きく
確保されているため、各駆動プーリ１１．１２と索道２
０間ですべりが発生し難い。

〈口〉張力について 本発明では各駆動プーリ１１．１２が同時に駆動し、か
つ、その周速度ｖ１、ｖ２が等速に設定されている。

そのため、被昇降体３ｏの重量や調整重り４０の重量は
夫々駆動プーリ１１．１２から垂下する索道２０の直線
部分で支持される。

従って、駆動プーリ１１．１２の間に配索された索道２
０に、被昇降体３０と調整重り４０との総重量が作用す
ることはない。

その結果、索道２０の張力負担が従来のつるべ式に比べ
て小さくて済む。

くその他の実施例〉 第２図に示すように、駆動プーリ１１．１２間に複数の
空転プーリ１３．１３を配置してもよい。

また、第３図のように駆動プーリ１１．１２．１７を多
数配置すれば、その設置数が増すほど摩擦抵抗が分担さ
れて各駆動プーリ１１．１２．１７が個々に負担すべき
摩擦力が小さくて済む。

尚、第２．３図において、スプロケットやチェーンは作
図上省略しである。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。

〈イ〉複数のプーリを同時に駆動させると共に、索道の
巻掛角を太き（確保したことにより、各プーリと索道間
の摩擦抵抗の増大を図れる。

そのため、索道とプーリの周面の間ですべりを効果的に
抑制でき、索道の損傷を回避できる。

く口〉プーリを大径化したり重量化しないで索道との摩
擦抵抗を太き（確保できるので、設計上有利である。

〈ハ〉駆動プーリの設置数が増すほど、各プーリが個々
に負担すべき摩擦力が小さく・て済む。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明に係る駆動装置を備えた昇降機の全体図 第２．３図：その他の実施例の説明図 第４図：従来技術の説明図 第２図 第３図 第４図 従来技術の説明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数組のプーリ間に索道を配索し、索道の一端に
   被昇降体を接続し、索道の他端に調整重りを接続してな
   る昇降機において、 上下に設置位置をずらして複数のプーリを配置し、 前記複数のプーリを同時に駆動するように構成したこと
   を特徴とする、 昇降機における駆動装置。