JPH02304277A - 液体処理プラントにおける多点管路自動切換装置のシール機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、食品や薬品等の液体処理プラントにおける多
点管路自動切換装置のシール機構に関するものである。

［従来の技術］ 食品や薬品等の液体処理プラントは、定期的にまたは必
要に応じて、管路を洗浄液や蒸気等で洗浄、殺菌する必
要があるために、多点管路切換装置により管路の接続を
切換えて、洗浄液や蒸気を供給するようにしている。

上記多点管路の切換装置としては１例えば特公昭４Ｇ−
３５３０９号公報、特公昭５０−１０８９号公報が提案
されているが、管路切換えのために管路接続部を開放し
た場合に、接続部をシールするシールパツキンが脱落す
ることがあり、特に高粘度の液体や管内圧が高い場合に
顕著であり、脱落したシールパツキンを人手によって再
装着することは、手数を要するばかりでなく、処理液体
が人体の接触によって微生物に二次感染するので１食品
や薬品を対象とする液体プラントにおいては好ましくな
い。

また、管路接続部からの漏洩は、同様に微生物の二次感
染の恐れがあるので、シールが不完全になったシールパ
ツキンは、簡単に交換できることが望ましい。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明が解決しようとする課題は、シール部くツキンの
脱落がなく、かつ交換が容易な、多点管路切換装置のシ
ール機構を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明は、多点管路を構成す
る複数の管を取付けた固定板と、これらの管の開口に対
向して開口するＵ字形の接続管を取付けた揺動板と、該
揺動板を固定板に対して直線往復動及び回転揺動させる
駆動部とを備え、上記揺動板の固定板に対する直線往復
動及び回転揺動によって多点管路の接続を切換える液体
処理プラントにおける多点管路自動切換装置において、
上記管路接続部をシールする断面り字形のシールパツキ
ンが、軸方向の屈曲片の先端に対向する管の接続部をシ
ールする断面きのこ状のシール部を備え、上記シールパ
ツキンの径方向屈曲片が、接続管の先端と接続管に螺着
させたパツキンホルダの間に挟持されていることを特徴
とするものである。

［作　用］ 断面り字形のシールパツキンの径方向屈曲片が、接続管
の先端とパツキンホルダとによって挟持されているので
、処理液体の粘度や管内圧が高い場合であっても、管路
接続部の開放によるシールパツキンの脱落を完全に防止
することができる。そして、軸方向屈曲片の先端に形設
した断面きのこ状のシール部は、接続等におけるパツキ
ン先端部の円周方向へのずれを防ぎ、管路接続部を確実
にシールするので、管路接続部における液の漏洩を防止
することができる。

また、パツキンホルダを外すことによってシールパツキ
ンが取外せるので、その交換が簡単である。

［実施例］ 以下に本発明の実施例を図面を参照しながら詳述する。

第１図ないし第６図は本発明の実施例を示し。

この多点管路自動切換装置は、管路の接続を切換える切
換部１．切換部ｌを駆動する駆動部２、管路接続部の液
垂れを洗浄する洗浄装置３、管路接続部をシールするシ
ール機構４、シール機構４における漏洩を検出する漏洩
検出装置５．切換部ｌの位置を検出する位置検出装置、
及びこれらの動作を制御する制御装置７を備えている。

上記切換部ｌにおける固定板１０には、多点管路を構成
する複数の管１１ａ、ｌｌｂ、Ｉｌｃ、ｌｉｄの一端が
、同心円上にかつ周方向に等間隔に取付けられており、
管１１ａ〜ｌｉｄの屈曲した他端は一対ごとに背向して
開口し、これらの他端開口に食品や薬品等の配管（図示
省略）が連結される。

上記固定板１０の中心部分に固定した筒体１２には、揺
動軸１３が、軸受１４によって直線往復動及び回転揺動
可使に装着され、該揺動軸１３の一端に中心部が固定さ
れた揺動板１６に、管１１ａ〜ｌｉｄの開口に対向して
開口する一対のＵ字形の接続管１７ａ。

１７ｂが取付けられている。

上記筒体１２に連結した取付板２０ａ、これと軸方向の
間隔を置いて設置した取付板２０ｂ、及びこれらの板を
連結する枠体２１は、多点管路切換装置の支持部を構成
し、取付板２０ａに流体圧シリンダ２３が、取付板２Ｑ
ｂに揺動アクチュエータ２４がそれぞれ固定されており
、駆動部２を構成する流体圧シリンダ２３と揺動アクチ
ュエータ２４におけるロッド２３ａとシャフト２４ａは
、滑りキー２５．平行キー゛２７及びカップリング２６
によって一体揺動及び相対往復動可能に連結され１ロ７
ド２３ａと揺動軸１３は。

テーバビン２８によって一体揺動及び一体柱復動可能に
連結されている。また、枠体２１に流体圧シリンダ２３
を覆うカバー２９が、取付板２０ｂに揺動アクチュエー
タ、２４を覆うカバー３０が、それぞれ取付けられてい
る。

上記駆動部２は、流体圧シリンダ２３に圧力流体を供給
すると揺動板１６が固定板１０に対してｍ離し、揺動ア
クチュエータ２４に圧力流体を供給すると揺動板１Ｂが
固定板ｌＯ対して回転揺動する。

洗浄？ＪＭ３は、揺動軸１３の一端に螺着させたカプラ
３３と、４！！動軸１３の径方向に開設した複数のノズ
ル３４．拳・を備え、図示を省略している洗浄液供給管
によってカプラ３３に供給される洗浄液が、ノズル３４
．　−−から管１１ａ　〜ｌｉｄと１７ａ、１７ｂの接
続部に向けて一定時間噴出され、管路接続部の開放によ
って生じた液垂れを洗浄する。

シール機構４は、接続管１７ａ　、　１７ｂとこれらの
外周に螺着させたパツキンホルダ３Ｂ、−−とによって
、径方向の屈曲片３９ａが挟持された断面り字形のシー
ルパツキン３９．・・を備え、接続管１７ａ。

１７ｂとパツキンホルダ３８．・・の間はガスケット４
０、＃ゆでシールされ、上記シールパツキン３８゜・・
の軸方向の屈曲片Ｈｂは、先端に管１１ａ〜１１ｄとの
接続部をシールするシール部４１を有し、管１１ａ〜ｌ
ｌｄの開口に液の滞留をなくすための末広がりのテーパ
が形設されている。

上記シールパツキン３８．拳−は、径方向の屈曲片３９
ａが接続管１７ａ　、　１７ｂの先端とパツキンホルダ
３８、Φ・で挟持されているので、管を通過する液体の
粘度や内圧が高くても管路接続部の開放によって脱落す
ることはなく、管路接続部は、軸方向の屈曲片３！３ｂ
先端のシール部４！によってシールされる。

また老化等により漏洩したときは、パツキンホルダ３８
．・・を外すことによって簡単に交換することができる
。

上記固定板１０の外周面には、揺動板１８及び接続管１
７ａ、１７ｂ　ｔｔ覆うカバー４５が取外し可能に取付
けられている。

上記カバー４５は、固定板１０と共同して洗浄装置３か
ら噴出する洗浄液の駆動部２への飛散を防止するととも
に、管１１ａ＝１１ｄと１７ａ、１７ｂの接続部の開放
時に、処理液体が外気や作業者等に接触して微生物によ
り二次汚染されることを防止するためのもので、ドレイ
ン４５ａ、漏洩した液体を集める集液溝４５ｂ、ドレイ
ン４５ａ近くの液漏れを検知する漏洩検出センナ４８等
を備えている。

上記揺動板１Ｂには、固定板ｌＯとの対向面に位置検出
機構を構成するロッド５１が、固定板１０にはロッド５
１が当接するストッパブロック５２．５２がそれぞれ固
定されており、ロッド５１がスト−２パブロツク５２．
５２に当接することにより揺動板１Ｂの回転揺動位置が
規制される。また、揺動板１６の直線往復動位置は、上
記固定板ｌＯに取付部材５４により固定された一対の近
接スイッチ５５．５５によって、回転揺動位置は、揺動
アクチュエータ２４に取付けられた近接スイッチ５６．
５６　　（第６図参照）によって、それぞれ検出される
。なお、近接スイッチ５５．５５は、洗浄液等が飛散し
ても支障のない完全防水形とされている。

制御装置７は、流体圧シリンダ２３に空気源６０の圧縮
空気を給排する第１方向切換弁８１．４ｇ、動アクチュ
エータ２４に上記圧縮空気を給排する第２方向切換弁Ｂ
２、ＷＩＪ１方向切換弁６１の出口ボートと流体圧シリ
ンダ２３のロッド２３ａを揺動板１６の開放方向に駆動
させる圧力室とを連通させる流路中の開閉弁６３、空気
ａ６０と第１方向切換弁Ｓｔの入口ポートとを連通させ
る流路中の、第１方向切換弁６１がら空気源６０への圧
縮空気の逆流を阻止する逆止弁６４、洗浄水を供給する
開閉弁６５．並びに第１方゛向切換弁６１及び第２方向
切換弁Ｂ２の出口ポートと流体圧シリンダ２３及び揺動
アクチュエータ２４とを連通させる流路中のスピードコ
ントローラ８８．８８゜８７．８７を備え、上記第１及
び第２方向切換弁８１゜６２は、中立位置においてすべ
てのボートが閉鎖されるセンタクローズド型として構成
されており、これらの弁８１〜６３及び８５は、制御盤
６８によってプログラム制御される。

次に、第６図を参照して、上記実施例の動作を説明する
。

制御盤６８からの電気信号により第１方向切換弁８１の
ソレノイドＥｌｌａを励磁すると、流体圧シリンダ２３
のロッド２３ａが第１図において左動して、揺動板１６
が固定板１０から離間する。

揺動板１６の離間を近接スイッチ５５が確認すると、開
閉弁８３のソレノイドＨａを励磁するとともにソレノイ
ド６１ａの励磁が解除されて、流体圧シリンダ２３を駆
動した圧縮空気が外部に排出される６次いで、第２方向
切換弁６２のソレノイドｅ２ａを励磁して揺動アクチュ
エータ２４を回転揺動させると、揺動軸１３と揺動板１
６が固定板１０に対して約９０度回転する。

揺動板１６の回転揺動位置を近接スイッチ５６が確認す
ると、ソレノ、イドＥｔ２ａの励磁が解除されて第２方
向切換弁８２が中立位置に復帰する。

第２方向切換弁６２の中立位置への復帰後、第１方向切
換弁６１のソレノイドＢｌｂを励磁すると、流体圧シリ
ンダ２３のロッド２３ａ　、　７ｇ動軸１３及び揺動板
１６が図において右動し、接続位置が切換えられた管路
接続部が閉鎖される。

その後、開閉弁６５のソレノイド８５ａを励磁してノズ
ル３４．・・から洗浄液を噴出させ、管路接続部の開放
で生じた液垂れをタイマ等により規定時間洗浄し、洗浄
液はカバー４５のドレイン４５ａから排出される。規定
時間の経過後、ソレノイド８５ａの励磁解除によって洗
浄が停止する。

このようにして管路の切換えと液垂れの洗浄を行なった
後、管１１ａ”ｌｌｄ等に接続する配管から洗浄液や蒸
気等が、供給されて、管路の洗浄や殺菌が行われる。

［発明の効果］ 本発明の液体処理プラントにおける多点管路自動切換装
置のシール機構は、断面路り字形のシールパツキンの径
方向屈曲片を、接続管と該接続管にＩＪ！１着させたパ
ツキンホルダで挟持したことにより、管路接続部を開放
してもシールパツキンが脱落しないので、シールパツキ
ンの脱落に伴うシール不良や、微生物の二次、感騎を完
全に防止することができる。

また、パツキンホルダの取外しによりシールパツキンが
容易に外せるので、その交換が簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の要部縦断正面図、第２図は一
部を切断した側面図、第３図及び第４図は第２図のＡ−
Ａ及びＢ−Ｂ断面図、第５図はシール機構の拡大断面図
、第６図は制御装置の構成図である。 ２・・駆動部、　　　　４・・シール機構。 １０−−固定板、　　　　　ｌｌａ　−１ｉｄ　ａ　＊
管。 １６・・揺動板、　　　　　１７ａ、１７ｂ　＊　＊接
続管。 ３８・・パー、キンホルダ、 ３９４１１シールパツキン、 ３９ａ、３１３ｂ　＠　番屈曲片、　４１−−シール部
。 第２図 第３図　　　第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多点管路を構成する複数の管を取付けた固定板と、
   これらの管の開口に対向して開口するＵ字形の接続管を
   取付けた揺動板と、該揺動板を固定板に対して直線往復
   動及び回転揺動させる駆動部とを備え、上記揺動板の固
   定板に対する直線往復動及び回転揺動によって多点管路
   の接続を切換える液体処理プラントにおける多点管路自
   動切換装置において、 上記管路接続部をシールする断面Ｌ字形のシールパッキ
   ンが、軸方向の屈曲片の先端に対向する管の接続部をシ
   ールする断面きのこ状のシール部を備え、 上記シールパッキンの径方向屈曲片が、接続管の先端と
   接続管に螺着させたパッキンホルダの間に挟持されてい
   る、 ことを特徴とする液体処理プラントの多点管路自動切換
   装置におけるシール機構。