JPH02290966A - スパッタリング装置およびその制御方法 - Google Patents
スパッタリング装置およびその制御方法Info
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- JPH02290966A JPH02290966A JP10933889A JP10933889A JPH02290966A JP H02290966 A JPH02290966 A JP H02290966A JP 10933889 A JP10933889 A JP 10933889A JP 10933889 A JP10933889 A JP 10933889A JP H02290966 A JPH02290966 A JP H02290966A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、低温で高速製膜が可能なスパッタリング装置
およびその制御方法に関するものである。
およびその制御方法に関するものである。
従来の技術
従来、スパッタリング装置としてはマグネトロンスパッ
タリング装置が主に用いられており、第4図に示すよう
な構成をしている。真空チャンバ1には真空排気系2、
ガス導入系3、基板4を固定する基板ホルダー5等が設
置されている。真空チャンバ1内に設けられているカソ
ード部は次のように構成されている。真空チャンバ1と
カソードホルダー6は。絶縁物7により電気的に絶縁さ
れており、このカソードホルダー6内に所定の極性配置
された永久磁石8が取り付けられている。スパッタリン
グターゲット9をボンディングしたパッキングプレート
10が、この永久磁石8にほぼ接するようにカソードホ
ルダ−6に設置されている。そして、永久磁石8、スパ
ッタリングターゲット9、パッキングプレート10等を
冷却するための冷却系11も設置されている。スパッタ
に必要な電力は電源系12から供給されている。真空チ
ャンバ1には放電を行うためにシールドリング13が取
り付けられている。
タリング装置が主に用いられており、第4図に示すよう
な構成をしている。真空チャンバ1には真空排気系2、
ガス導入系3、基板4を固定する基板ホルダー5等が設
置されている。真空チャンバ1内に設けられているカソ
ード部は次のように構成されている。真空チャンバ1と
カソードホルダー6は。絶縁物7により電気的に絶縁さ
れており、このカソードホルダー6内に所定の極性配置
された永久磁石8が取り付けられている。スパッタリン
グターゲット9をボンディングしたパッキングプレート
10が、この永久磁石8にほぼ接するようにカソードホ
ルダ−6に設置されている。そして、永久磁石8、スパ
ッタリングターゲット9、パッキングプレート10等を
冷却するための冷却系11も設置されている。スパッタ
に必要な電力は電源系12から供給されている。真空チ
ャンバ1には放電を行うためにシールドリング13が取
り付けられている。
この装置での製膜は以下のようになされる。ガス導入系
3からアルゴン等の不活性ガスを主成分とするスパッタ
ガスが所定の流量で真空チャンバ1内に導入され、真空
チャンバ1内の真空度は真空排気系2により所定の値に
設定される。この状態で電源系12から電圧を印加する
と、マグネトロン放電によるプラズマが発生する。そし
て、このプラズマ中の電離したイオンがスパッタリング
ターゲット9に衝突する結果、スパッタ粒子がスパッタ
リングターゲット9から飛散し基板4上に薄膜が形成さ
れる。
3からアルゴン等の不活性ガスを主成分とするスパッタ
ガスが所定の流量で真空チャンバ1内に導入され、真空
チャンバ1内の真空度は真空排気系2により所定の値に
設定される。この状態で電源系12から電圧を印加する
と、マグネトロン放電によるプラズマが発生する。そし
て、このプラズマ中の電離したイオンがスパッタリング
ターゲット9に衝突する結果、スパッタ粒子がスパッタ
リングターゲット9から飛散し基板4上に薄膜が形成さ
れる。
発明が解決しようとする課題
しかし、このような構成のスパッタリング装置では、基
板4上の薄膜の膜質分布が大きいという欠点を有してい
た。
板4上の薄膜の膜質分布が大きいという欠点を有してい
た。
一例としてIn(インジウム)の酸化物ターゲットとス
パッタガスとしてアルゴンとを用いてITO透明電極を
作成する場合、作製した薄膜のシート抵抗分布は第3図
(a)中の実線で示すようになり、永久磁石8の内側磁
石に対応する位置でシート抵抗の高い部分が発生する。
パッタガスとしてアルゴンとを用いてITO透明電極を
作成する場合、作製した薄膜のシート抵抗分布は第3図
(a)中の実線で示すようになり、永久磁石8の内側磁
石に対応する位置でシート抵抗の高い部分が発生する。
この場合の基板4近傍における永久磁石8の内側磁石に
対応する位置から径方向において、アルゴン(811n
m)と酸素(395nm)の発光スペクトル相対強度分
布は第3図(b)中の実線で示すようになり、発光スペ
クトル強度が高い部分ではシート抵抗が低いという状態
であった。これは他の波長のスペクトルでも同様な傾向
を示していた。発光スペクトル強度が高い部分は、電子
との衝突による励起、遷移が盛んであるということなの
で、これは電子密度が高い部分と考えられる。よって発
光スペクトル強度が高い部分、つまり電子密度が高い部
分は、シート抵抗が低いという状態である。
対応する位置から径方向において、アルゴン(811n
m)と酸素(395nm)の発光スペクトル相対強度分
布は第3図(b)中の実線で示すようになり、発光スペ
クトル強度が高い部分ではシート抵抗が低いという状態
であった。これは他の波長のスペクトルでも同様な傾向
を示していた。発光スペクトル強度が高い部分は、電子
との衝突による励起、遷移が盛んであるということなの
で、これは電子密度が高い部分と考えられる。よって発
光スペクトル強度が高い部分、つまり電子密度が高い部
分は、シート抵抗が低いという状態である。
この結果より、シート抵抗の分布発生は次の2つの理由
が考えられる。
が考えられる。
まず一点目の理由は、スパッタリングターゲット9と基
板4の間においては、永久磁石8により発生している磁
力線とスパッタリングターゲット9と基板4、基板ホル
ダー5、真空チャンバー1等との間に発生している電気
力線とにより、電磁界空間ができている。この空間にお
いて電子運動の軌跡はサイクロイドまたはトロコイド曲
線と呼ばれる一定角速度の回転運動と等速並進運動の組
み合わせたものとなる。第5図にスパッタリング時のス
バッタ源の要部と、基板4の概略図を示すが、この電子
運動の軌跡により電子との衝突が頻繁に起こる領域、つ
まり電離、励起が促進されて電子密度の高いプラズマ1
4が発生する領域ができる。このときスパッタリングタ
ーゲット9のエロージロン領域15からスバッタされた
製膜粒子(In1 0)はこの電子密度の高いプラズマ
14内を通過し基板4に到達する。この電子密度の高い
プラズマ14内を通過する際、製膜粒子( I n10
)は電子(プラズマ中のイオン、原子も考えられる)と
衝突することにより励起され活性な状態となるので、製
膜粒子のInとOは反応しやすくなっている。このため
Oが適度に薄膜に取り込まれて、シート抵抗の低い良質
の膜ができると推察される。ここで永久磁石の内側磁石
に対応する位置では電子密度が低いため電子(プラズマ
中のイオン、原子も考えられる)と製膜粒子(In10
)との衝突があまり起こらない。このためIn,0は励
起されにくいので、反応しにくい。このため薄膜に取り
込まれる酸素量が所定値以下になり、シート抵抗が高く
なる。よって第3図(a)中の実線で示すようにシート
抵抗の分布が発生すると推察される。
板4の間においては、永久磁石8により発生している磁
力線とスパッタリングターゲット9と基板4、基板ホル
ダー5、真空チャンバー1等との間に発生している電気
力線とにより、電磁界空間ができている。この空間にお
いて電子運動の軌跡はサイクロイドまたはトロコイド曲
線と呼ばれる一定角速度の回転運動と等速並進運動の組
み合わせたものとなる。第5図にスパッタリング時のス
バッタ源の要部と、基板4の概略図を示すが、この電子
運動の軌跡により電子との衝突が頻繁に起こる領域、つ
まり電離、励起が促進されて電子密度の高いプラズマ1
4が発生する領域ができる。このときスパッタリングタ
ーゲット9のエロージロン領域15からスバッタされた
製膜粒子(In1 0)はこの電子密度の高いプラズマ
14内を通過し基板4に到達する。この電子密度の高い
プラズマ14内を通過する際、製膜粒子( I n10
)は電子(プラズマ中のイオン、原子も考えられる)と
衝突することにより励起され活性な状態となるので、製
膜粒子のInとOは反応しやすくなっている。このため
Oが適度に薄膜に取り込まれて、シート抵抗の低い良質
の膜ができると推察される。ここで永久磁石の内側磁石
に対応する位置では電子密度が低いため電子(プラズマ
中のイオン、原子も考えられる)と製膜粒子(In10
)との衝突があまり起こらない。このためIn,0は励
起されにくいので、反応しにくい。このため薄膜に取り
込まれる酸素量が所定値以下になり、シート抵抗が高く
なる。よって第3図(a)中の実線で示すようにシート
抵抗の分布が発生すると推察される。
次に二点目の理由は、電子密度の高いプラズマ14が発
生している基板4近傍では、薄膜表面にプラズマの粒子
(イオン、原子、電子)が基板4に多く衝突し、プラズ
マの粒子からエネルギーが薄膜に与えられると考えられ
る。しかし、電子密度の低いプラズマが発生している永
久磁石8の内側磁石に対応する位置では、薄膜表面に衝
突する粒子の個数が少ないと考えられ、このプラズマの
粒子の衝突により薄膜が得るエネルギー量の違いにより
、膜の成長プロセスが異なるので第3図(a)中の実線
で示すようにシート抵抗の分布が発生すると推察される
。
生している基板4近傍では、薄膜表面にプラズマの粒子
(イオン、原子、電子)が基板4に多く衝突し、プラズ
マの粒子からエネルギーが薄膜に与えられると考えられ
る。しかし、電子密度の低いプラズマが発生している永
久磁石8の内側磁石に対応する位置では、薄膜表面に衝
突する粒子の個数が少ないと考えられ、このプラズマの
粒子の衝突により薄膜が得るエネルギー量の違いにより
、膜の成長プロセスが異なるので第3図(a)中の実線
で示すようにシート抵抗の分布が発生すると推察される
。
上記説明ではInの酸化物ターゲットを用いて製膜した
場合の、膜質分布の発生をシート抵抗により説明したが
、透過率、結晶性等にも同様の理由で分布が発生する。
場合の、膜質分布の発生をシート抵抗により説明したが
、透過率、結晶性等にも同様の理由で分布が発生する。
ここでは、In(インジウム)の酸化物ターゲνトを用
いて作製する透明電極について述べたが、他の酸化物、
窒化物等の化合物材料の薄膜作製する場合にも、同様の
分布が存在シ、マグネトロンスパッタ法における重要な
問題である。
いて作製する透明電極について述べたが、他の酸化物、
窒化物等の化合物材料の薄膜作製する場合にも、同様の
分布が存在シ、マグネトロンスパッタ法における重要な
問題である。
本発明は上記のような問題点を解消するため膜質分布の
低減をはかり、均一な膜質の薄膜を形成スルスパッタリ
ング装置およびその制御方法を提供するものである。
低減をはかり、均一な膜質の薄膜を形成スルスパッタリ
ング装置およびその制御方法を提供するものである。
課題を解決するための手段
本発明のスパッタリング装置は、上記課題を解決するた
め、真空チャンバのカソード部に、永久磁石の内側磁石
に近接する位置に孔をもつスパッタリングターゲットお
よびパッキングプレートを設置し、前述孔の内部にプラ
ズマ供給装置とこのプラズマ供給装置にガスを供給する
ガス導入系とを設置すると共に、基仮近傍に発光スペク
トル検出用光学系に設置し、さらにガス導入系より導入
するガス流量を制御するガス流量制御系とプラズマ供給
装置に使用するプラズマ供給装置用電源系とを設けたこ
とを特徴とする。
め、真空チャンバのカソード部に、永久磁石の内側磁石
に近接する位置に孔をもつスパッタリングターゲットお
よびパッキングプレートを設置し、前述孔の内部にプラ
ズマ供給装置とこのプラズマ供給装置にガスを供給する
ガス導入系とを設置すると共に、基仮近傍に発光スペク
トル検出用光学系に設置し、さらにガス導入系より導入
するガス流量を制御するガス流量制御系とプラズマ供給
装置に使用するプラズマ供給装置用電源系とを設けたこ
とを特徴とする。
また、本発明のスパッタリング装置の制御方法は基板近
傍において、永久磁石の内側磁石に対応する位置と、永
久磁石の内側磁石と外側磁石の間の部分に対応する位置
における発光スペクトルが等しくなるように制御するこ
とを特徴とする。
傍において、永久磁石の内側磁石に対応する位置と、永
久磁石の内側磁石と外側磁石の間の部分に対応する位置
における発光スペクトルが等しくなるように制御するこ
とを特徴とする。
作 用
本発明は上記した構成により、プラズマ供給用電源系に
よりスパッタリングターゲットおよびパッキングプレー
トの孔の内部に設置したプラズマ供給装置においてプラ
ズマを発生させる。このプラズマを永久磁石の内側磁石
に対応する位置に供給することにより、永久磁石の内側
磁石に対応する位置においても電子密度が高くなる。こ
の時の永久磁石の内側磁石に対応する位置と、内側磁石
と外側磁石の間の部分に対応する位置における発光スペ
クトルが等しくなるようにスパッタリングターゲットお
よびパッキングプレートの孔の内部に設置したガス導入
系から導入するガス流量を制御するガス流量制御系とプ
ラズマ供給装置用電源系とを制御する。
よりスパッタリングターゲットおよびパッキングプレー
トの孔の内部に設置したプラズマ供給装置においてプラ
ズマを発生させる。このプラズマを永久磁石の内側磁石
に対応する位置に供給することにより、永久磁石の内側
磁石に対応する位置においても電子密度が高くなる。こ
の時の永久磁石の内側磁石に対応する位置と、内側磁石
と外側磁石の間の部分に対応する位置における発光スペ
クトルが等しくなるようにスパッタリングターゲットお
よびパッキングプレートの孔の内部に設置したガス導入
系から導入するガス流量を制御するガス流量制御系とプ
ラズマ供給装置用電源系とを制御する。
よって永久磁石の内側磁石に対応する位置においても発
光スペクトルが高くなる。これは電子密度が高くなるこ
となので、電子との衝突により励起される製膜粒子は増
加し、膜に取り込まれやすくなる。またプラズマの粒子
が薄膜に衝突する個数も増える。よって膜質分布の少な
い良質な膜が得られる。
光スペクトルが高くなる。これは電子密度が高くなるこ
となので、電子との衝突により励起される製膜粒子は増
加し、膜に取り込まれやすくなる。またプラズマの粒子
が薄膜に衝突する個数も増える。よって膜質分布の少な
い良質な膜が得られる。
実施例
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例におけるスパッタリング装
置の概略構成図である。尚、第4図で説明した従来例の
構成要素と同一の構成要素については同一番号を付して
説明を省略する。
置の概略構成図である。尚、第4図で説明した従来例の
構成要素と同一の構成要素については同一番号を付して
説明を省略する。
永久磁石8の内側磁石に近接する位置に孔16を持つス
パッタリングターゲット17とパッキングプレート18
を具備している。スパッタリングターゲット17とパッ
キングプレート18の孔16の内部にプラズマ供給装置
19を配置し、このプラズマ供給装置19にガスを供給
するガス導入系20を設置している。基板4近傍には、
発光スペクトル検出用光学系21を設置している。ガス
導入系20より導入するガス流量を制御するガス流量制
御系22とプラズマ供給装置19に使用するプラズマ供
給装置用電源系23を具備しており、発光スペクトル検
出用光学系21に設置した検出回路系24からの信号で
これらガス流量制御系22とプラズマ供給装置用?!!
源系23を制御する制御系25を具備している。
パッタリングターゲット17とパッキングプレート18
を具備している。スパッタリングターゲット17とパッ
キングプレート18の孔16の内部にプラズマ供給装置
19を配置し、このプラズマ供給装置19にガスを供給
するガス導入系20を設置している。基板4近傍には、
発光スペクトル検出用光学系21を設置している。ガス
導入系20より導入するガス流量を制御するガス流量制
御系22とプラズマ供給装置19に使用するプラズマ供
給装置用電源系23を具備しており、発光スペクトル検
出用光学系21に設置した検出回路系24からの信号で
これらガス流量制御系22とプラズマ供給装置用?!!
源系23を制御する制御系25を具備している。
マグネトロン放電によりプラズマを発生させた際、スパ
ッタリングターゲット17およびパッキングプレート1
8の孔16の内部に設置したプラズマ供給装置19によ
りプラズマを永久磁石8の内側磁石に対応する位置に供
給する。第2図に発光スペクトル検出用光学系21を設
置した基板4面に平行な面での発光スペクトル検出用光
学系21とスパッタリングターゲット17と基板4の間
で発生しているプラズマ14の概略図を示すが、この発
光スペクトル検出用光学系21によりプラズマ14の基
板4面に平行な面での横方向の発光スペクトル分布を検
出する。そして検出回路系24によりアーベル変換等の
演算処理を行い、永久磁石8の内側磁石に対応する位置
と、永久磁石8の内側磁石と外側磁石の間の部分に対応
する位置における発光スペクトルを検出する。この時、
各々の発光スペクトルが等しくなるよう検出回路系24
の信号でガス導入量制御系22とプラズマ供給装置用電
源系23とを制御系25により制御する。以上の制御に
より永久磁石8の内側磁石に対応する位置においても発
光スペクトルの強度が高くなる。つまり励起した粒子が
増加し、電子密度が高くなる。励起した粒子が増加し、
電子密度が高くなるので電子との衝突により製膜粒子は
励起されるので反応しやすくなり、またプラズマの粒子
が薄膜に衝突する個数も増える。
ッタリングターゲット17およびパッキングプレート1
8の孔16の内部に設置したプラズマ供給装置19によ
りプラズマを永久磁石8の内側磁石に対応する位置に供
給する。第2図に発光スペクトル検出用光学系21を設
置した基板4面に平行な面での発光スペクトル検出用光
学系21とスパッタリングターゲット17と基板4の間
で発生しているプラズマ14の概略図を示すが、この発
光スペクトル検出用光学系21によりプラズマ14の基
板4面に平行な面での横方向の発光スペクトル分布を検
出する。そして検出回路系24によりアーベル変換等の
演算処理を行い、永久磁石8の内側磁石に対応する位置
と、永久磁石8の内側磁石と外側磁石の間の部分に対応
する位置における発光スペクトルを検出する。この時、
各々の発光スペクトルが等しくなるよう検出回路系24
の信号でガス導入量制御系22とプラズマ供給装置用電
源系23とを制御系25により制御する。以上の制御に
より永久磁石8の内側磁石に対応する位置においても発
光スペクトルの強度が高くなる。つまり励起した粒子が
増加し、電子密度が高くなる。励起した粒子が増加し、
電子密度が高くなるので電子との衝突により製膜粒子は
励起されるので反応しやすくなり、またプラズマの粒子
が薄膜に衝突する個数も増える。
またガス導入系3から導入するガスに較べスパッタリン
グターゲット17とパッキングプレート18の孔16の
内部に設置したガス導入系20から導入するガスでは、
酸素量を多くする。このため励起された活性な状態の酸
素がプラズマ供給装置19により供給されるので、永久
磁石8の内側磁石に対応する位置でも励起された活性な
状態の酸素が増加し膜に取り込まれ易くなる。よって第
3図(a)中の破線で示すように良質で均一なシート抵
抗を持つ膜が得られる。
グターゲット17とパッキングプレート18の孔16の
内部に設置したガス導入系20から導入するガスでは、
酸素量を多くする。このため励起された活性な状態の酸
素がプラズマ供給装置19により供給されるので、永久
磁石8の内側磁石に対応する位置でも励起された活性な
状態の酸素が増加し膜に取り込まれ易くなる。よって第
3図(a)中の破線で示すように良質で均一なシート抵
抗を持つ膜が得られる。
本実施例においてはシート抵抗により膜質を代表して述
べたが、本発明によると透過率、結晶性等の膜質分布の
均一化も図れる。
べたが、本発明によると透過率、結晶性等の膜質分布の
均一化も図れる。
発明の効果
本発明のスパッタリング装置およびその制御方法によれ
ば、スパッタリングターゲットと基板の間に発生させた
プラズマを制御することにより、形成した薄膜の均一性
を飛躍的に高めることができる。
ば、スパッタリングターゲットと基板の間に発生させた
プラズマを制御することにより、形成した薄膜の均一性
を飛躍的に高めることができる。
それにより、大面積に均一な膜質の薄膜を歩留りよく作
製でき、製品の性能向上および低コスト化等に多大な効
果を発揮するものである。
製でき、製品の性能向上および低コスト化等に多大な効
果を発揮するものである。
第1図は本発明の一実施例におけるスパッタリング装置
の概略構成図、第2図は基板面に平行な発光スペクトル
検出用光学系を設置した面での発光スペクトル検出用光
学系とプラズマの概略図、第3図(a)、 (b)はそ
れぞれインジウムの酸化物ターゲットを用いて透明電極
を製膜した時の径方向のシート抵抗分布および製膜する
際のAr(811nm)とO(395nm)の発光スペ
クトルの相対強度分布を示した図、第4図は従来例にお
けるスパッタリング装置の概略構成図、第5図は同スバ
ッタ源の要部と基板の概略図である。 1...真空チャンバ、2...真空排気系、3...
ガス導入系、4...基板、6,..カソードホルダー
8...永久磁石、 12...電源系、 1 6 .
..孔、 17.,.スパッタリングターゲット、18
...パッキングプレート、1 9 ...プラズマ供
給装置、2 0 ...ガス導入系、21...発光ス
ペクトル検出用光学系、2 2 ...ガス流m制御系
、23...プラズマ供給装置用電源系、2 4 ..
.検出回路系、25...制御系。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名悪 図 2l 忙允スイクトル検あ用九了承 第 図 (4冫 ?便■9; ■ べす。匂1L ネ晃方′内 tb) Pi@+ Q石He + 吋応する位L 系k方向 第 図 第 5 図 l4
の概略構成図、第2図は基板面に平行な発光スペクトル
検出用光学系を設置した面での発光スペクトル検出用光
学系とプラズマの概略図、第3図(a)、 (b)はそ
れぞれインジウムの酸化物ターゲットを用いて透明電極
を製膜した時の径方向のシート抵抗分布および製膜する
際のAr(811nm)とO(395nm)の発光スペ
クトルの相対強度分布を示した図、第4図は従来例にお
けるスパッタリング装置の概略構成図、第5図は同スバ
ッタ源の要部と基板の概略図である。 1...真空チャンバ、2...真空排気系、3...
ガス導入系、4...基板、6,..カソードホルダー
8...永久磁石、 12...電源系、 1 6 .
..孔、 17.,.スパッタリングターゲット、18
...パッキングプレート、1 9 ...プラズマ供
給装置、2 0 ...ガス導入系、21...発光ス
ペクトル検出用光学系、2 2 ...ガス流m制御系
、23...プラズマ供給装置用電源系、2 4 ..
.検出回路系、25...制御系。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名悪 図 2l 忙允スイクトル検あ用九了承 第 図 (4冫 ?便■9; ■ べす。匂1L ネ晃方′内 tb) Pi@+ Q石He + 吋応する位L 系k方向 第 図 第 5 図 l4
Claims (2)
- (1)真空チャンバ、真空排気系、ガス導入系及び電源
系を具備し、前記真空チャンバのカソード部に、所定の
極性配置された永久磁石の内側磁石に近接する位置に孔
をもつスパッタリングターゲットおよびパッキングプレ
ートを設置し、前記孔の内部にプラズマ供給装置とこの
プラズマ供給装置にガスを供給するガス導入系とを設置
すると共に、基板近傍に発光スペクトル検出用光学系を
設置し、さらに前記ガス導入系より導入するガス流量を
制御するガス流量制御系と前記プラズマ供給装置に使用
するプラズマ供給装置用電源系とを設けたことを特徴と
するスパッタリング装置。 - (2)基板近傍において、永久磁石の内側磁石に対応す
る位置と、前記永久磁石の前記内側磁石と外側磁石の間
の部分に対応する位置における発光スペクトルが等しく
なるように制御することを特徴とする請求項1記載のス
パッタリング装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10933889A JPH02290966A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | スパッタリング装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10933889A JPH02290966A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | スパッタリング装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02290966A true JPH02290966A (ja) | 1990-11-30 |
Family
ID=14507695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10933889A Pending JPH02290966A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | スパッタリング装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02290966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19609970A1 (de) * | 1996-03-14 | 1997-09-18 | Leybold Systems Gmbh | Vorrichtung zum Aufbringen dünner Schichten auf ein Substrat |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP10933889A patent/JPH02290966A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19609970A1 (de) * | 1996-03-14 | 1997-09-18 | Leybold Systems Gmbh | Vorrichtung zum Aufbringen dünner Schichten auf ein Substrat |
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