JPH02298732A - 閉鎖系空間用空気調和装置 - Google Patents
閉鎖系空間用空気調和装置Info
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- JPH02298732A JPH02298732A JP1118180A JP11818089A JPH02298732A JP H02298732 A JPH02298732 A JP H02298732A JP 1118180 A JP1118180 A JP 1118180A JP 11818089 A JP11818089 A JP 11818089A JP H02298732 A JPH02298732 A JP H02298732A
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Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本願発明は、月面基地等の閉鎖系空間に設置される建物
の空気調和装置に関するものである。
の空気調和装置に関するものである。
(従来の技術)
月面基地、海底基地等の閉鎖系空間に設置される建物の
内室で人間が長期に亘って健康に生活するためには、約
6000Lxと太陽光に近い照度の照明を体に浴びなが
ら生活することが必要であるといわれている。
内室で人間が長期に亘って健康に生活するためには、約
6000Lxと太陽光に近い照度の照明を体に浴びなが
ら生活することが必要であるといわれている。
一方、このように高照度の照明を内室の天井面に設置し
た場合には、この照明からの発pA量が非常に大きくな
り、この照明熱が該内室の空調熱負荷の大部分を占める
ほどにもなる。そして、この照明熱は、自然対流あるい
は輻射によって内室の天井面側から内室各部に伝わるた
め、特に天井面付近の空気温度が高くなる。
た場合には、この照明からの発pA量が非常に大きくな
り、この照明熱が該内室の空調熱負荷の大部分を占める
ほどにもなる。そして、この照明熱は、自然対流あるい
は輻射によって内室の天井面側から内室各部に伝わるた
め、特に天井面付近の空気温度が高くなる。
従って、内室の空調を行うに際しては、この照明熱によ
る空調熱負荷の特異性を十分に考慮する必要があるが、
このような閉鎖系空間用建物の空調(冷房)を行う場合
における空調方式としては、地上と同じように冷風循環
による対流冷房方式とするのが最適であるとの考えが従
来一般的であった。
る空調熱負荷の特異性を十分に考慮する必要があるが、
このような閉鎖系空間用建物の空調(冷房)を行う場合
における空調方式としては、地上と同じように冷風循環
による対流冷房方式とするのが最適であるとの考えが従
来一般的であった。
(発明か解決しようとする課題)
ところが、このような対流冷房方式のみでは、冷風か天
井面近くまで十分に循環しにくいところから、依然とし
て該天井面付近に暖かい空気が滞溜し、上下方向におけ
る室内温度分布の不均衡が大きくなり、冷房の快適性を
確保できないという問題が生じる。
井面近くまで十分に循環しにくいところから、依然とし
て該天井面付近に暖かい空気が滞溜し、上下方向におけ
る室内温度分布の不均衡が大きくなり、冷房の快適性を
確保できないという問題が生じる。
そこで本願発明は、照明熱が冷房負荷の大半を占めると
いう特異性をもつ閉鎖系空間用建物において快適な冷房
を行うことができるようにした空気調和装置を提供せん
とするものである。
いう特異性をもつ閉鎖系空間用建物において快適な冷房
を行うことができるようにした空気調和装置を提供せん
とするものである。
(課題を解決するための手段)
本願発明では、かかる課題を解決するための手段として
、 (1) 請求項■記載の発明では、照明灯7が取り付
けられる内室2の天井面3に、冷水、冷風等によって冷
却される冷房輻射パネル4を配置する一方、該冷房輻射
パネル4の上面側に空気調和機5からの冷風を導きこれ
を上記天井面3に形成した吹出口6から上記内室2側に
向けて吹き出すようにし、さらに上記吹出口6の上記内
室2側位置に、上記吹出口6から吹き出される冷風との
間でエジェクター効果を発生さ仕て上記天井面3近傍の
空気を上記吹出口6側に吸引せしめる空気流制御手段X
を備えたことを特徴とし、 (2)#求項2記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、 上記天井面3の下方に
所定の間隔をもって略平行に延設され該天井面3との間
に通路部12を形成する水平部材■5と該水平部材15
の端部から略垂直方向に延び且つ上下方向において吹出
口5の口端部5aに位置する垂直部材【6とからなるL
字形整流体10で構成したことを特徴とし、 (3)請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、天井面3の吹出口周縁部31を、内室2側に向
けて湾曲状態で膨出させたことを特徴とし、 (4)請求項4記載の発明では、請求項!記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、上下方向において略吹出
口5の口端部5aに対応する位置から天井面3に略平行
に延びる複数の水平部材21.22.23を上記天井面
3との間及び上記各水平部材21,22.23相互間に
それぞれ上記天井面3と略平行方向に延びる通路部25
,26.27を形成する如く設けてなる多層形整流体2
0で構成したことを特徴とし、 (5)請求項5記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、天井面3の下方側に適宜
離間し且つ」二下方向において吹出口5の口端部5aに
対応する位置から水平方向外方に向って該天井面3から
次第に遠ざかる如く滑らかに湾曲するとともに該天井面
3との間に該吹出口5側に向って次第に通路面積が減少
する通路部44を形成する湾曲面部42と、該湾曲面部
42の上記吹田口5側の端部から内室2側に向って延び
る平面部43とをもつ湾曲整流体12で構成したことを
特徴とし、 (6)請求項6記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、吹出口5の口端部5aか
ら冷風吹出し方向に延びる縦壁部51と、その一端か該
縦壁部51に開口し、他端が天井面3に設けられた照明
灯7の近傍位置に開口する略筒状の空気導入孔部52と
をもつ孔付き整流体50で構成したことを特徴とし、(
7)請求項7記載の発明では、請求項1ないし6記載の
発明において、天井面3に高輻射率をもつ塗料を塗布し
たことを特徴としている。
、 (1) 請求項■記載の発明では、照明灯7が取り付
けられる内室2の天井面3に、冷水、冷風等によって冷
却される冷房輻射パネル4を配置する一方、該冷房輻射
パネル4の上面側に空気調和機5からの冷風を導きこれ
を上記天井面3に形成した吹出口6から上記内室2側に
向けて吹き出すようにし、さらに上記吹出口6の上記内
室2側位置に、上記吹出口6から吹き出される冷風との
間でエジェクター効果を発生さ仕て上記天井面3近傍の
空気を上記吹出口6側に吸引せしめる空気流制御手段X
を備えたことを特徴とし、 (2)#求項2記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、 上記天井面3の下方に
所定の間隔をもって略平行に延設され該天井面3との間
に通路部12を形成する水平部材■5と該水平部材15
の端部から略垂直方向に延び且つ上下方向において吹出
口5の口端部5aに位置する垂直部材【6とからなるL
字形整流体10で構成したことを特徴とし、 (3)請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、天井面3の吹出口周縁部31を、内室2側に向
けて湾曲状態で膨出させたことを特徴とし、 (4)請求項4記載の発明では、請求項!記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、上下方向において略吹出
口5の口端部5aに対応する位置から天井面3に略平行
に延びる複数の水平部材21.22.23を上記天井面
3との間及び上記各水平部材21,22.23相互間に
それぞれ上記天井面3と略平行方向に延びる通路部25
,26.27を形成する如く設けてなる多層形整流体2
0で構成したことを特徴とし、 (5)請求項5記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、天井面3の下方側に適宜
離間し且つ」二下方向において吹出口5の口端部5aに
対応する位置から水平方向外方に向って該天井面3から
次第に遠ざかる如く滑らかに湾曲するとともに該天井面
3との間に該吹出口5側に向って次第に通路面積が減少
する通路部44を形成する湾曲面部42と、該湾曲面部
42の上記吹田口5側の端部から内室2側に向って延び
る平面部43とをもつ湾曲整流体12で構成したことを
特徴とし、 (6)請求項6記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、空気流制御手段Xを、吹出口5の口端部5aか
ら冷風吹出し方向に延びる縦壁部51と、その一端か該
縦壁部51に開口し、他端が天井面3に設けられた照明
灯7の近傍位置に開口する略筒状の空気導入孔部52と
をもつ孔付き整流体50で構成したことを特徴とし、(
7)請求項7記載の発明では、請求項1ないし6記載の
発明において、天井面3に高輻射率をもつ塗料を塗布し
たことを特徴としている。
(作 用)
本願各発明では、このような構成とすることにより、
(1) 請求項I記載の発明では、吹出口5から吹き
出される冷風による対流冷房と冷房輻射パネル4による
天井面3側からの輻射冷房との相乗的作用により内室2
の冷房が行なわれるとともに、空気流制御手段Xと吹出
口6から吹き出される冷風流との間に発生するエジェク
ター効果によって天井面3の近傍の暖かい室内空気が該
吹出口6側に吸引されて上記冷風流と混合且つ撹拌され
内室2の下部側に吹き出されることにより室内空気の対
流が促進され、該天井面3近傍における暖かい室内空気
の滞溜が可及的に防止される、(2)請求項2記載の発
明では、上記(1)の作用に加えて、L字形整流体10
の垂直部材16により吹田口6からの冷風流がガイドさ
れることによってエジェクター効果の向上が図られると
ともに、水平部材15と天井面3との間に形成された通
路部12から該天井面3近傍の暖かい室内空気が該冷風
流側にスムーズに吸引されるところから、該冷風流によ
る室内空気の混合撹拌作用がより一層良好ならしめられ
る、 (3)請求項3記載の発明では、上記(1)及び(2)
の作用に加えて、天井面3とL字形整流体lOめ水平部
材15との間に形成される通路部17の吹出口6側の端
部が、内室2側に膨出する吹出口周縁部31によりノズ
ル状に絞られるとともに冷風下流側に指向するため、冷
風流のエジェクター効果による室内空気の吸引作用およ
び該室内空気の冷風への混合作用がともに促進される、
(4)請求項3記載の発明では、上記(1)の作用に加
えて、天井面3の近傍において該冷風流に臨む通路部2
5,26.27が該冷風流の流れ方向に多層状に設けら
れているため、該天井面3の直下方部分からさらに下方
に下がった部分までの上下方向広範囲において暖かい室
内空気と冷風流との混合撹拌作用が行なわれ室内空気の
対流促進が図られる、 (5)請求項5記載の発明では、天井面3と湾曲整流体
41との間に形成される通路部44を通って吹田ロ6側
に吸引される室内空気が該吹出口6に近付くに従って縮
流されその流速を増すとともに、該通路部44の他端部
が大きく開かれているため、該通路部44を流れる室内
空気の流量が増加し、それだけ該室内空気の天井面3へ
の接触が促進され冷房輻射パネル4と該室内空気との間
の熱交換作用が向上する、 (6)請求項6記載の発明では、上記(1)の作用に加
えて、主たる冷房熱色゛高となる照明熱の発生部である
照明灯7の近傍の最も温度の高い空気が空気導入孔部5
2を通って直接的に冷風流側に吸引され、天井面3近傍
の高温化がより一層抑制される、 (7)請求項7記載の発明では、上記(1)ないしく6
)の作用に加えて、天井面3の表面が高輻射率を有する
ところから、該天井面3に設けられた冷房輻射パネル4
による冷房輻射作用が促進される、 等の作用がそれぞれ得られるものである。
出される冷風による対流冷房と冷房輻射パネル4による
天井面3側からの輻射冷房との相乗的作用により内室2
の冷房が行なわれるとともに、空気流制御手段Xと吹出
口6から吹き出される冷風流との間に発生するエジェク
ター効果によって天井面3の近傍の暖かい室内空気が該
吹出口6側に吸引されて上記冷風流と混合且つ撹拌され
内室2の下部側に吹き出されることにより室内空気の対
流が促進され、該天井面3近傍における暖かい室内空気
の滞溜が可及的に防止される、(2)請求項2記載の発
明では、上記(1)の作用に加えて、L字形整流体10
の垂直部材16により吹田口6からの冷風流がガイドさ
れることによってエジェクター効果の向上が図られると
ともに、水平部材15と天井面3との間に形成された通
路部12から該天井面3近傍の暖かい室内空気が該冷風
流側にスムーズに吸引されるところから、該冷風流によ
る室内空気の混合撹拌作用がより一層良好ならしめられ
る、 (3)請求項3記載の発明では、上記(1)及び(2)
の作用に加えて、天井面3とL字形整流体lOめ水平部
材15との間に形成される通路部17の吹出口6側の端
部が、内室2側に膨出する吹出口周縁部31によりノズ
ル状に絞られるとともに冷風下流側に指向するため、冷
風流のエジェクター効果による室内空気の吸引作用およ
び該室内空気の冷風への混合作用がともに促進される、
(4)請求項3記載の発明では、上記(1)の作用に加
えて、天井面3の近傍において該冷風流に臨む通路部2
5,26.27が該冷風流の流れ方向に多層状に設けら
れているため、該天井面3の直下方部分からさらに下方
に下がった部分までの上下方向広範囲において暖かい室
内空気と冷風流との混合撹拌作用が行なわれ室内空気の
対流促進が図られる、 (5)請求項5記載の発明では、天井面3と湾曲整流体
41との間に形成される通路部44を通って吹田ロ6側
に吸引される室内空気が該吹出口6に近付くに従って縮
流されその流速を増すとともに、該通路部44の他端部
が大きく開かれているため、該通路部44を流れる室内
空気の流量が増加し、それだけ該室内空気の天井面3へ
の接触が促進され冷房輻射パネル4と該室内空気との間
の熱交換作用が向上する、 (6)請求項6記載の発明では、上記(1)の作用に加
えて、主たる冷房熱色゛高となる照明熱の発生部である
照明灯7の近傍の最も温度の高い空気が空気導入孔部5
2を通って直接的に冷風流側に吸引され、天井面3近傍
の高温化がより一層抑制される、 (7)請求項7記載の発明では、上記(1)ないしく6
)の作用に加えて、天井面3の表面が高輻射率を有する
ところから、該天井面3に設けられた冷房輻射パネル4
による冷房輻射作用が促進される、 等の作用がそれぞれ得られるものである。
(発明の効果)。
従って、本願各発明ではそれぞれ次のような効果が得ら
れる。
れる。
(1)請求項1記載の発明では、最も高温となる天井面
3側からの冷房輻射パネル4による輻射冷房と吹出口6
からの冷風による対流冷房との相乗的作用により内室2
の熱負荷特性に対応した冷房が行なわれるとともに、エ
ジェクター効果により天井面3近傍の暖かい室内空気が
冷風流に混合撹拌され室内空気の対流作用が促進される
ため、天井面3に熱負荷の高い照明灯7が設けられた特
異な冷房熱負荷特性をもつ閉鎖系空間用建物においても
その室内温度を可及的にその全域において平均化するこ
とができ、より快適な冷房を実現し得る。
3側からの冷房輻射パネル4による輻射冷房と吹出口6
からの冷風による対流冷房との相乗的作用により内室2
の熱負荷特性に対応した冷房が行なわれるとともに、エ
ジェクター効果により天井面3近傍の暖かい室内空気が
冷風流に混合撹拌され室内空気の対流作用が促進される
ため、天井面3に熱負荷の高い照明灯7が設けられた特
異な冷房熱負荷特性をもつ閉鎖系空間用建物においても
その室内温度を可及的にその全域において平均化するこ
とができ、より快適な冷房を実現し得る。
(2)請求項2記載の発明では、上記(1)の効果に加
えて、構造の簡単なL字形整流体lOを設けることのみ
によってエジェクター効果を発生させて天井面3近傍の
暖かい室内空気の対流促進を図ることができ、低コスト
で冷房の快適性を向上させることができる。
えて、構造の簡単なL字形整流体lOを設けることのみ
によってエジェクター効果を発生させて天井面3近傍の
暖かい室内空気の対流促進を図ることができ、低コスト
で冷房の快適性を向上させることができる。
(3)請求項3記載の発明では、上記(1)の効果に加
えて、天井面3近傍の暖かい室内空気の冷風流側への吸
引作用および混合作用がともに促進されるところから、
室内空気の対流がより一層促進され、冷房時の快適性が
さらに向上せしめられる。
えて、天井面3近傍の暖かい室内空気の冷風流側への吸
引作用および混合作用がともに促進されるところから、
室内空気の対流がより一層促進され、冷房時の快適性が
さらに向上せしめられる。
(4)請求項4記載の発明では、上記(1)の効果に加
えて、エジェクター効果を利用した天井面3近傍の暖か
い室内空気の対流促進が該天井面3から下方により広い
範囲で行なわれるところから、室内空気の対流促進がよ
り一層図られ、冷房快適性の向上に寄与しえる。
えて、エジェクター効果を利用した天井面3近傍の暖か
い室内空気の対流促進が該天井面3から下方により広い
範囲で行なわれるところから、室内空気の対流促進がよ
り一層図られ、冷房快適性の向上に寄与しえる。
(5)請求項5記載の発明では、上記(1)の効果に加
えて、冷房輻射パネル4と室内空気との熱交換作用がさ
らに促進されるところから、冷房効率の向上をはかれる
。
えて、冷房輻射パネル4と室内空気との熱交換作用がさ
らに促進されるところから、冷房効率の向上をはかれる
。
(6)請求項6記載の発明では、上記(1)の効果に加
えて、天井面3近傍の最も高温となる部位の室内空気を
集中的に対流さけるようにしているため、室内空気の対
流促進による室内温度の均一化がより一層促進される。
えて、天井面3近傍の最も高温となる部位の室内空気を
集中的に対流さけるようにしているため、室内空気の対
流促進による室内温度の均一化がより一層促進される。
(7)請求項7記載の発明では、上記(1)ないしく6
)の効果に加えて、冷房輻射パネル4による天井面3か
らの輻射冷房作用がより効率的におこなわれるところか
ら、装置全体としての冷房効率の向上をはかれる。
)の効果に加えて、冷房輻射パネル4による天井面3か
らの輻射冷房作用がより効率的におこなわれるところか
ら、装置全体としての冷房効率の向上をはかれる。
(実施例)
以下、第1図ないし第10図を参照して本願各発明の好
適な実施例を説明する。
適な実施例を説明する。
第1実施例
第1図には、請求項1.2及び9記載の発明の実施例に
かかる空気調和装置を備えた建物lが示されている。こ
の建物1は、例えば月面基地とか海底基地等のいわゆる
閉鎖系空間に設置されるものであって、その内部に居住
室となる内室2を設けている。この内室2の天井面3は
、冷風により冷却されることによって輻射冷房を行う冷
房輻射パネル4の下面で構成されている。また、この天
井面3には、所要の照度(約6000LX)を得るため
の照明灯7が多数取り付けられている。従って、この天
井面3の近傍は照明熱により内室2の中で最も高温部位
となることは既述の通りである。
かかる空気調和装置を備えた建物lが示されている。こ
の建物1は、例えば月面基地とか海底基地等のいわゆる
閉鎖系空間に設置されるものであって、その内部に居住
室となる内室2を設けている。この内室2の天井面3は
、冷風により冷却されることによって輻射冷房を行う冷
房輻射パネル4の下面で構成されている。また、この天
井面3には、所要の照度(約6000LX)を得るため
の照明灯7が多数取り付けられている。従って、この天
井面3の近傍は照明熱により内室2の中で最も高温部位
となることは既述の通りである。
さらに、この、天井面3には、例えばコルディライト系
等の金属酸化物を含む高輻射率を有する塗料が塗布され
ている。この、ような塗料は、可視光線域での分光輻射
率が低く、赤外線域での分光輻射率が高いという特性を
有している。
等の金属酸化物を含む高輻射率を有する塗料が塗布され
ている。この、ような塗料は、可視光線域での分光輻射
率が低く、赤外線域での分光輻射率が高いという特性を
有している。
また一方、この冷房輻射パネル4の上面側には、ダクト
で構成された通風路つが設けられている。
で構成された通風路つが設けられている。
そして、この通風路9の一端は、上記内室2の側部に配
置された空気調和機5(室内機)のファン51に接続さ
れている。尚、図中符号52は熱交換器、53は圧縮機
である。
置された空気調和機5(室内機)のファン51に接続さ
れている。尚、図中符号52は熱交換器、53は圧縮機
である。
上記天井面3を構成する冷房輻射パネル4には、所定間
隔で吹出口5,5.・・・が形成されている。
隔で吹出口5,5.・・・が形成されている。
さらに、この各吹出口5,5.・・・の内室2側下方位
置には、第1図及び第2図にそれぞれ示すように、本願
発明の要旨である請求項1記載の空気流制御手段Xに該
当する後述のL字形整流体+0゜10、・・・が、該吹
出口5の周囲を取り囲むようにして配置されている。
置には、第1図及び第2図にそれぞれ示すように、本願
発明の要旨である請求項1記載の空気流制御手段Xに該
当する後述のL字形整流体+0゜10、・・・が、該吹
出口5の周囲を取り囲むようにして配置されている。
上記り字形整流体lOは、略直交ケる水平部材15と垂
直部材16とからなる略I7字状断面形状をもつ板部材
で構成されている。そして、このL字形整流体10は、
その水平部材I5を上記天井面3に平行で且つ離間対向
させるとともに、その垂直部材16を上下方向において
上記吹出口5の口端部5aにほぼ対応せしめた状態で該
天井面3側に吊下支持されており、この状態において該
天井面3と水平部材15との間に所定の通路面積をもつ
通路部12が形成されている。
直部材16とからなる略I7字状断面形状をもつ板部材
で構成されている。そして、このL字形整流体10は、
その水平部材I5を上記天井面3に平行で且つ離間対向
させるとともに、その垂直部材16を上下方向において
上記吹出口5の口端部5aにほぼ対応せしめた状態で該
天井面3側に吊下支持されており、この状態において該
天井面3と水平部材15との間に所定の通路面積をもつ
通路部12が形成されている。
次に、このように構成された空気調和装置による上記内
室2の空気調和作用を、冷房運転時を例にとって説明す
る。
室2の空気調和作用を、冷房運転時を例にとって説明す
る。
冷房運転が開始されると、まず空気調和機5のファン5
1から通風路9を介して冷風が天井面3の上面側、即ち
冷房輻射パネル4の上面側に送り出される。そして、こ
の天井面3側に送られた冷風は、該天井面3に形成され
た各吹出口5.5.・・・から内室2側に下方に向けて
吹き出され、該内室2内を対流冷房により冷房するとと
もに、冷房輻射パネル4の冷却を行う。
1から通風路9を介して冷風が天井面3の上面側、即ち
冷房輻射パネル4の上面側に送り出される。そして、こ
の天井面3側に送られた冷風は、該天井面3に形成され
た各吹出口5.5.・・・から内室2側に下方に向けて
吹き出され、該内室2内を対流冷房により冷房するとと
もに、冷房輻射パネル4の冷却を行う。
一方、この冷風により冷却された冷房輻射パネル4は、
吸熱輻射作用により天井面3側から内室2の輻射冷房を
行なう。このように天井面3側から輻射冷房を行うとい
うことは、最も熱負荷の高い部分を直接的に冷却するこ
とであり、理にかなったより効果的な冷房が行えるとい
うことである。
吸熱輻射作用により天井面3側から内室2の輻射冷房を
行なう。このように天井面3側から輻射冷房を行うとい
うことは、最も熱負荷の高い部分を直接的に冷却するこ
とであり、理にかなったより効果的な冷房が行えるとい
うことである。
また、この実施例においては、天井面3に高輻射率をも
つ塗料が塗布されているため、冷房輻射パネル4による
輻射冷房がより一層効率良くおこなわれるとともに、該
塗料が可視光線域での分光輻射率が低いという特性をも
っているところから、天井面3への照明光の吸収が少な
く、それだけ低照度照明が可能となる。尚、この低照度
照明の実現という点では、上記塗料を内室2の壁面にも
塗布することが有効である。
つ塗料が塗布されているため、冷房輻射パネル4による
輻射冷房がより一層効率良くおこなわれるとともに、該
塗料が可視光線域での分光輻射率が低いという特性をも
っているところから、天井面3への照明光の吸収が少な
く、それだけ低照度照明が可能となる。尚、この低照度
照明の実現という点では、上記塗料を内室2の壁面にも
塗布することが有効である。
さらに、この実施例のものにおいては、第2図に示すよ
うに、冷風Acが吹出口5から上記り字形整流体10の
垂直部分16に沿って内室2側に吹き出される時に該り
字形整流体IOとの間にエジェクター効果を発生し、該
冷風流に臨んで開口する通路部12から天井面3の近傍
にある暖かい室内空気Ahを該冷風流側に吸引し、これ
を冷風Acに混合させ且つ撹拌して、該冷風Acととも
に内室2内にふきだす。従って、天井面3の近傍に暖か
い室内空気が滞溜するのが可及的に防止され、室内空気
の対流促進が図られることになる。
うに、冷風Acが吹出口5から上記り字形整流体10の
垂直部分16に沿って内室2側に吹き出される時に該り
字形整流体IOとの間にエジェクター効果を発生し、該
冷風流に臨んで開口する通路部12から天井面3の近傍
にある暖かい室内空気Ahを該冷風流側に吸引し、これ
を冷風Acに混合させ且つ撹拌して、該冷風Acととも
に内室2内にふきだす。従って、天井面3の近傍に暖か
い室内空気が滞溜するのが可及的に防止され、室内空気
の対流促進が図られることになる。
このような、冷風による対流冷房と冷房輻射パネル4に
よる輻射冷房及びエジェクター効果による対流促進作用
及び塗料塗布による天井面3の高輻射率化の相乗的効果
により内室2の冷房が効率良く行なわれるものである。
よる輻射冷房及びエジェクター効果による対流促進作用
及び塗料塗布による天井面3の高輻射率化の相乗的効果
により内室2の冷房が効率良く行なわれるものである。
また、構造の簡単なL字形整流体lOを設けることのみ
によってこのような有益な作用効果が得られるものであ
り、低コスト化の要請にも応え得るものである。
によってこのような有益な作用効果が得られるものであ
り、低コスト化の要請にも応え得るものである。
尚、上記説明では冷房輻射パネル4を冷風冷却方式とし
たが、本願発明はこれに限定されるものでなく、例えば
第3図に示すように、冷房輻射パネル4の上面側に冷水
配管11を通し、該冷水により該冷房輻射パネル4を冷
却する方式とすることもできる。また、この場合、該配
管内に冷水のかわりに、例えば上記空気調和機5から冷
媒を循環させるようにしてもよい。
たが、本願発明はこれに限定されるものでなく、例えば
第3図に示すように、冷房輻射パネル4の上面側に冷水
配管11を通し、該冷水により該冷房輻射パネル4を冷
却する方式とすることもできる。また、この場合、該配
管内に冷水のかわりに、例えば上記空気調和機5から冷
媒を循環させるようにしてもよい。
さらに、第3図に示すように、L字形整流体IOを、天
井面3に取り付けられた照明灯7の近傍に設けた場合に
は、該照明灯7近傍の最も高温となる空気を天井面3あ
るいは内室2側に伝達される以前に冷風Acに混合させ
ることができ、天井面3近傍の高温化の抑制という点に
おいて有効である。
井面3に取り付けられた照明灯7の近傍に設けた場合に
は、該照明灯7近傍の最も高温となる空気を天井面3あ
るいは内室2側に伝達される以前に冷風Acに混合させ
ることができ、天井面3近傍の高温化の抑制という点に
おいて有効である。
第2実施例
第4図には、請求項1及び3記載の発明の実施例にかか
る空気調和装置の要部(吹出口5近傍)が示されている
。この実施例のものは、上記第1実施例と同様の17字
形整流体■0を吹出口5の下方側に設けたらのであるが
、さらに、この実施例においては天井面3の吹出口周縁
部31を内室2側に湾曲状に膨出させ、これにより天井
面3とL字形整流体■0の水平部材15との間に形成さ
れる通路部17の先端部を絞るとともに、これを冷風の
吹出方向下流側に指向せしめている。
る空気調和装置の要部(吹出口5近傍)が示されている
。この実施例のものは、上記第1実施例と同様の17字
形整流体■0を吹出口5の下方側に設けたらのであるが
、さらに、この実施例においては天井面3の吹出口周縁
部31を内室2側に湾曲状に膨出させ、これにより天井
面3とL字形整流体■0の水平部材15との間に形成さ
れる通路部17の先端部を絞るとともに、これを冷風の
吹出方向下流側に指向せしめている。
このようにすることにより、冷風流のエジェクター効果
による室内空気の吸引作用および該室内空気の冷風への
混合作用がともに促進され、室内空気の対流状態が良好
となり、冷房時の快適性がより一層向上することになる
。
による室内空気の吸引作用および該室内空気の冷風への
混合作用がともに促進され、室内空気の対流状態が良好
となり、冷房時の快適性がより一層向上することになる
。
東±X東脛
第5図には、請求項1及び3記載の発明の実施例にかか
る空気調和装置の要部が示されている。
る空気調和装置の要部が示されている。
この実施例のものは、請求項1記載の空気流制御手段X
を、平板状の第1水平部材21と同じく平板状の第2水
平部材22と略三角形断面をもつ第3水平部材23とを
上下方向に相互に適宜対向離間させて構成される多層形
整流体20で構成したものである。
を、平板状の第1水平部材21と同じく平板状の第2水
平部材22と略三角形断面をもつ第3水平部材23とを
上下方向に相互に適宜対向離間させて構成される多層形
整流体20で構成したものである。
そして、この多層形整流体20を天井面3に対して、上
記第1水平部材21が該天井面3との間にほぼ上記各水
平部材21、22.23相互間の間隔に相当する間隔を
もつようにして取り付けるごとにより、該天井面3と第
1水平部材21との間に第1通路部25を、該第1水平
部材21と第2水平部材22との間に第2通路部26を
、また該第2水平部材22と第3水平部材23との間に
第3通路部27をそれぞれ形成している。
記第1水平部材21が該天井面3との間にほぼ上記各水
平部材21、22.23相互間の間隔に相当する間隔を
もつようにして取り付けるごとにより、該天井面3と第
1水平部材21との間に第1通路部25を、該第1水平
部材21と第2水平部材22との間に第2通路部26を
、また該第2水平部材22と第3水平部材23との間に
第3通路部27をそれぞれ形成している。
このようにした場合には、上記第1実施例の作用効果に
加えて、エジェクター効果を利用した天井面3近傍の暖
かい室内空気の冷風側への吸引作用が各通路部25.2
6.27を介して該天井面3から下方により広い範囲で
行なえるところから、室内空気の対流促進がより一層図
られ、冷房時の快適性が向上することになる。
加えて、エジェクター効果を利用した天井面3近傍の暖
かい室内空気の冷風側への吸引作用が各通路部25.2
6.27を介して該天井面3から下方により広い範囲で
行なえるところから、室内空気の対流促進がより一層図
られ、冷房時の快適性が向上することになる。
第4実施例
第6図には、請求項1及び5記載の発明の実施例にかか
る空気調和装置の要部が示されている。
る空気調和装置の要部が示されている。
この実施例のものは、請求項!記載の空気流制御手段X
を、滑らかに湾曲する湾曲面部42と該湾曲面部42の
一端からほぼ直交方向に延びる平面部43とを有する略
三角断面状の湾曲整流体41で構成したものである。そ
して、この湾曲整流体4Iを、その湾曲面部42を天井
面3から適宜離間させるとともに、平面部43を上下方
向において吹出口5の口端部5aに対応する位置に位置
せしめた状態で該天井面3側に取り付けることにより、
該天井面3と湾曲面部42との間に吹出口5側に向かう
に従って縮小する通路部44を形成している。
を、滑らかに湾曲する湾曲面部42と該湾曲面部42の
一端からほぼ直交方向に延びる平面部43とを有する略
三角断面状の湾曲整流体41で構成したものである。そ
して、この湾曲整流体4Iを、その湾曲面部42を天井
面3から適宜離間させるとともに、平面部43を上下方
向において吹出口5の口端部5aに対応する位置に位置
せしめた状態で該天井面3側に取り付けることにより、
該天井面3と湾曲面部42との間に吹出口5側に向かう
に従って縮小する通路部44を形成している。
このようにした場合には、上記第1実施例と同様の作用
効果が得られる他に、通路部44を通って吹出口6側に
吸引される室内空気が該吹出口6に近付くに従って縮流
されその流速を増すとともに、該通路部44の他端部が
大きく開かれているため、該通路部44を流れる室内空
気の流量が増加し、それだけ該室内空気の天井面3への
接触が促進され冷房輻射パネル4と該室内空気との間の
熱交換作用が向上し、より一層冷房時の快適性が向上す
ることになる。
効果が得られる他に、通路部44を通って吹出口6側に
吸引される室内空気が該吹出口6に近付くに従って縮流
されその流速を増すとともに、該通路部44の他端部が
大きく開かれているため、該通路部44を流れる室内空
気の流量が増加し、それだけ該室内空気の天井面3への
接触が促進され冷房輻射パネル4と該室内空気との間の
熱交換作用が向上し、より一層冷房時の快適性が向上す
ることになる。
第5実施例
第7図には、請求項1及び6記載の発明の実施例にかか
る空気調和装置の要部が示されている。
る空気調和装置の要部が示されている。
この実施例゛のものは、第7図及び第8図にそれぞれ示
すように、平面状の縦壁部51に側方に向けて一体的に
円筒状の空気導入孔部52を複数個突設してなる孔付き
整流体50を、その各空気導入孔部52,52.・・・
の一端側を天井面3に設けた照明灯7の端部に臨ませた
状態で吹出口5の目端部5aに取り付けることにより、
請求項1記載の空気流制御手段Xを構成したものである
。
すように、平面状の縦壁部51に側方に向けて一体的に
円筒状の空気導入孔部52を複数個突設してなる孔付き
整流体50を、その各空気導入孔部52,52.・・・
の一端側を天井面3に設けた照明灯7の端部に臨ませた
状態で吹出口5の目端部5aに取り付けることにより、
請求項1記載の空気流制御手段Xを構成したものである
。
このようにすることにより、主たる冷房熱負荷となる照
明熱の発生部である照明灯7の近傍の最も温度の高い空
気を空気導入孔部52を通して直接的に吹出口5側に吸
引して冷風と混合撹拌させ室内空気の対流を促進させる
ことができるため、室内温度の均一化がより一層図られ
、冷房時の快適性の向上に寄与できることとなる。
明熱の発生部である照明灯7の近傍の最も温度の高い空
気を空気導入孔部52を通して直接的に吹出口5側に吸
引して冷風と混合撹拌させ室内空気の対流を促進させる
ことができるため、室内温度の均一化がより一層図られ
、冷房時の快適性の向上に寄与できることとなる。
尚、空気調和機5から内室2側に空調風を送る方法とし
ては、第9図に示すように、単一のダクト60を介して
内室2側に設けた変風量ユニット56まで送り、ここで
風量調整をして内室2側に吹き出す方法と、第1O図に
示すように、空気調和機5に温風用の第1熱交換器57
と冷風用の第2熱交換器58とを設け、これらから温風
と冷風とをそれぞれ別々にダクト60A、60Bを介し
て内室2側の混合ユニット59に送り、ここで風量及び
温度調整をしたのち、内室2側に吹き出すようにする方
法とが考えられる。
ては、第9図に示すように、単一のダクト60を介して
内室2側に設けた変風量ユニット56まで送り、ここで
風量調整をして内室2側に吹き出す方法と、第1O図に
示すように、空気調和機5に温風用の第1熱交換器57
と冷風用の第2熱交換器58とを設け、これらから温風
と冷風とをそれぞれ別々にダクト60A、60Bを介し
て内室2側の混合ユニット59に送り、ここで風量及び
温度調整をしたのち、内室2側に吹き出すようにする方
法とが考えられる。
第1図は本願発明の第1実施例にかかる閉鎖系空間用空
気調和装置のシステム図、第2図は第1図の■部拡大図
、第3図はその変形例を示す要部縦断面図、第4図は第
2実施例にかかる閉鎖系空間用空気調和装置の要部縦断
面図、第5図は第3実施例にかかる閉鎖系空間用空気調
和装置の要部縦断面図、第6図は第4実施例にかかる閉
鎖系空間用空気調和装置の要部縦断面図、第7図は第5
実施例にかかる閉鎖系空間用空気調和装置の要部縦断面
図、第8図は第7図に示した孔付き整流体の拡大斜視図
、第9図及び第10図は空調風の送風方法説明図である
。 1・・・・・建物 2・・・・・内室 3・・・・・天井面 4・・・・・冷房輻射パネル 5・・・・・空気調和機 6・・・・・吹出口 ア・・・・・照明灯 8・・・・・ダクト 9・・・・・通風路 IO・・・・L字形整流体 11・・・・冷水配管 + 2.17.24〜26.44・・・・通路部20・
・・・多層形整流体 41・・・・湾曲整流体 50・・・・孔付き整流体 X・・・・・空気流制御手段 第2図 五空蛎流制御手段 第3図 1内室 第4m!1 l内室 第5図 第6図 第7図 第9図 第℃図
気調和装置のシステム図、第2図は第1図の■部拡大図
、第3図はその変形例を示す要部縦断面図、第4図は第
2実施例にかかる閉鎖系空間用空気調和装置の要部縦断
面図、第5図は第3実施例にかかる閉鎖系空間用空気調
和装置の要部縦断面図、第6図は第4実施例にかかる閉
鎖系空間用空気調和装置の要部縦断面図、第7図は第5
実施例にかかる閉鎖系空間用空気調和装置の要部縦断面
図、第8図は第7図に示した孔付き整流体の拡大斜視図
、第9図及び第10図は空調風の送風方法説明図である
。 1・・・・・建物 2・・・・・内室 3・・・・・天井面 4・・・・・冷房輻射パネル 5・・・・・空気調和機 6・・・・・吹出口 ア・・・・・照明灯 8・・・・・ダクト 9・・・・・通風路 IO・・・・L字形整流体 11・・・・冷水配管 + 2.17.24〜26.44・・・・通路部20・
・・・多層形整流体 41・・・・湾曲整流体 50・・・・孔付き整流体 X・・・・・空気流制御手段 第2図 五空蛎流制御手段 第3図 1内室 第4m!1 l内室 第5図 第6図 第7図 第9図 第℃図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、照明灯(7)が取り付けられる内室(2)の天井面
(3)に、冷水、冷風等によって冷却される冷房輻射パ
ネル(4)を配置する一方、該冷房輻射パネル(4)の
上面側に空気調和機(5)からの冷風を導きこれを上記
天井面(3)に形成した吹出口(6)から上記内室(2
)側に向けて吹き出すようにし、さらに上記吹出口(6
)の上記内室(2)側位置に、上記吹出口(6)から吹
き出される冷風との間でエジェクター効果を発生させて
上記天井面(3)近傍の空気を上記吹出口(6)側に吸
引せしめる空気流制御手段(X)を備えたことを特徴と
する閉鎖系空間用空気調和装置。 2、空気流制御手段(X)が、上記天井面(3)の下方
に所定の間隔をもって略平行に延設され該天井面(3)
との間に通路部(12)を形成する水平部材(15)と
該水平部材(15)の端部から略垂直方向に延び且つ上
下方向において吹出口(5)の口端部(5a)に位置す
る垂直部材(16)とからなるL字形整流体(10)で
構成されていることを特徴とする請求項1記載の閉鎖系
空間用空気調和装置。 3、天井面(3)の吹出口周縁部(31)が、内室(2
)側に向けて湾曲状態で膨出せしめられていることを特
徴とする請求項1及び2記載の閉鎖系空間用空気調和装
置。 4、空気流制御手段(X)が、上下方向において略吹出
口(5)の口端部(5a)に対応する位置から天井面(
3)に略平行に延びる複数の水平部材(21)、(22
)、(23)を上記天井面(3)との間及び上記各水平
部材(21)、(22)、(23)相互間にそれぞれ上
記天井面(3)と略平行方向に延びる通路部(25)、
(26)、(27)を形成する如く設けてなる多層形整
流体(20)で構成したことを特徴とする請求項1記載
の閉鎖系空間用空気調和装置。 5、空気流制御手段(X)が、天井面(3)の下方側に
適宜離間し且つ上下方向において吹出口(5)の口端部
(5a)に対応する位置から水平方向外方に向って該天
井面(3)から次第に遠ざかる如く滑らかに湾曲すると
ともに該天井面(3)との間に該吹出口(5)側に向っ
て次第に通路面積が減少する通路部(44)を形成する
湾曲面部(42)と、該湾曲面部(42)の上記吹出口
(5)側の端部から内室(2)側に向って延びる平面部
(43)とをもつ湾曲整流体(12)で構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の閉鎖系空間用空気調和
装置。 6、空気流制御手段(X)が、吹出口(5)の口端部(
5a)から冷風吹出し方向に延びる縦壁部(51)と、
その一端が該縦壁部(51)に開口し、他端が天井面(
3)に設けられた照明灯(7)の近傍位置に開口する略
筒状の空気導入孔部(52)とをもつ孔付き整流体(5
0)で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
閉鎖系空間用空気調和装置。 7、天井面(3)に高輻射率をもつ塗料が塗布されてい
ることを特徴とする請求項1ないし6記載の閉鎖系空間
用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1118180A JPH0756391B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 閉鎖系空間用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1118180A JPH0756391B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 閉鎖系空間用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02298732A true JPH02298732A (ja) | 1990-12-11 |
JPH0756391B2 JPH0756391B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=14730123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1118180A Expired - Lifetime JPH0756391B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 閉鎖系空間用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756391B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP1118180A patent/JPH0756391B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0756391B2 (ja) | 1995-06-14 |
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