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JPH02286393A - 感熱記録型ラベル用紙 - Google Patents

感熱記録型ラベル用紙

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Publication number
JPH02286393A
JPH02286393A JP1107421A JP10742189A JPH02286393A JP H02286393 A JPH02286393 A JP H02286393A JP 1107421 A JP1107421 A JP 1107421A JP 10742189 A JP10742189 A JP 10742189A JP H02286393 A JPH02286393 A JP H02286393A
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JP
Japan
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layer
heat
laminate
paper
label paper
Prior art date
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Granted
Application number
JP1107421A
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English (en)
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JPH082694B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
Nobuyuki Nakayama
中山 信之
Yasuhiro Yamanashi
山梨 泰弘
Toshio Fujii
藤井 俊雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP1107421A priority Critical patent/JPH082694B2/ja
Priority to AU46137/89A priority patent/AU621961B2/en
Priority to US07/448,140 priority patent/US5061677A/en
Priority to DE68921164T priority patent/DE68921164T2/de
Priority to EP89313000A priority patent/EP0373903B1/en
Publication of JPH02286393A publication Critical patent/JPH02286393A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は感熱記録型ラベル用紙、詳しくは打ち抜き加工
特性に優れ、かつ記録感度及び読み取り性に優れた感熱
記録型ラベル用紙に関する。
〈従来の技術〉 一般に無色又は淡色のロイコ染料とロイコ染料と熱時反
応して発色させる顕色剤とを主成分とする感熱記録層を
有する感熱記録体は、特公昭45−14035号に公表
され、広く実用化されている。この感熱記録体に記録を
おこなうには、サーマルヘッドを内蔵したサーマルプリ
ンター等が用いられるが、このような感熱記録法は、従
来実用化された他の記録法に比べて、記録時に騒音がな
い、現像定着の必要がない、メンテナンスフリーである
、機器が比較的安価でありコンパクトである、得られる
発色が非常に鮮明であるといった特徴から、コンピュー
ターのアウトプット、ファクシミリ、電卓や計測機等の
レコーダー用紙や自動券売機の券紙として広く使用され
ている。
近年、上記感熱記録の利用分野の1つとして急速に普及
してきたものとして、小売店等のPOSシステム(Po
int of 5ale)化の拡大に伴うラベルとして
の用途があげられる。これらPOSシステムに利用され
る感熱記録型ラベルは、主に生鮮食品の価格表示やバー
コード表示に用いられ、水、食品用ラップあるいは油等
に触れる機会が多いため、通常上記薬品の侵入を防ぐ目
的で、例えば特開昭57−188392号に示されるよ
うに、感熱発色層上に保護層を設けたり、裏面からの薬
品の侵入を防ぐためバック層やアンダー層を設け、画像
安定性を高めた構成を採っている。
上記、感熱記録型ラベル用紙は、例えば実開昭53−8
9334号に示されるように、裏面に感圧接着剤層を介
し離型処理された離型紙と粘着加工され、必要に応じ表
面に印刷処理された後、ロータリーカッター等を有した
打ち抜き機でラベル形状に打ち抜かれる。
最近、上記加工工程、特に打ち抜き工程では、生産性を
向上させるために、ラベル用紙の打ち抜き速度を上げる
試みと、またスケルトンと呼ばれる打ち抜き時にでる打
ち抜きカスの巾を短くし、歩留まりを向上させる試みが
なされている。しかるに、この打ち抜き工程の合理化は
、打ち抜き時にスケルトンにかかる力学的衝撃力を増す
ために、スケルトンの破断が起こりやすく、スケルトン
をラベルから取り除くこと、いわゆるカス上げが困難と
なり、逆に生産性を低下させる原因となっている。
一方、ラベルに要求される特性のうち記録特性としては
、バーコードプリンター等の記録機器がコンパクト化、
省エネルギー化される動向にあるために、低エネルギー
で高濃度の発色が得られること、即ち高感度化の要求が
高まっている。しかしながら、前記感熱記録型ラベル用
紙の層構成から明らかなように、感熱発色層上の保護層
が熱伝達効率を阻害するため、高感度化することは非常
に困難な命題である。この高感度化のために、感熱発色
層に使用されるロイコ染料や顕色剤、及び増感剤等の材
料の面での検討により、記録感度を高める提案が種々な
されている。しかしながら、上記保護層による熱伝達効
率の低下は否めず、感熱記録型ラベル用紙において記録
感度を高める方法としては、感熱ヘッドから印加される
熱エネルギーを少しでも有効に利用すること、即ち感熱
ヘッドと感熱記録型ラベル用紙表面の密着性を向上する
方法が重要である。
上記感熱ヘッドとの密着性を向上する手段としては、例
えば、特公昭52−20142号ではスーパーキャレン
ダーの手法をもって感熱記録用紙の表面をベック平滑度
で200〜1000秒に表面処理する方法が記載されて
いる。また、特開昭61−179786号では、ヘッド
との密着性を高めるために、支持体が顔料を10%以上
含有し、かつTappi RC−308に準じて測定さ
れる内部結合力が0.5〜2.5kg / csにする
ことが記載されている。即ち、内部結合力が弱い支持体
を用いて柔軟性を高め、ヘッドとの密着性を上げ、記録
感度を良好なものにする方法が提案されている。しかし
ながら、上記提案は支持体上に感熱発色層を設けただけ
の構成の感熱記録体について述べられたものであり、感
熱記録型ラベル用紙のように、発色層上に保護層を設け
た構成のものについて言及したものではない。
上記の如き課題、即ち加工特性向上と記録特性向上とい
う二つの要求項目を同時に満たすことのできる感熱記録
型ラベル用紙については、本発明者らが既に特開昭63
−312084号で言及しており、眉間剥離強度(Ta
ppi UM−403に準ずる)を2.5 kg−1以
上でかつ表面のベック平滑度(JIS P8119に準
ずる)を700秒以上、好ましくはioo。
秒以上とすることを提案している。
上記提案で眉間強度を2.5 kr −am以上とする
簡便で有効な手段としては、紙支持体中の内添顔料を極
力減らし、紙力増強剤を多量に添加したり、塗工層中の
結着剤の量を増加することが考えられる。しかしながら
これらの手段を採用することによって感熱記録型ラベル
用紙中の空隙率の減少を招き、空隙による光線の乱反射
率を低下させることとなり、不透明度が低下してしまう
という問題点を生ずることとなる。更に、同時に記録特
性も満足させるためには、JIS P8119に準じて
測定される表面のベック平滑度700秒以上、好ましく
は1000秒以上に処理することが必要であり、例えば
スーパーキャレンダーにより平滑化処理する場合、かな
り強いニップ圧が必要で、この平滑化処理においても感
熱記録型ラベル用紙中の空隙率はかなり低下し、不透明
度がかなり低下するという問題点を生ずることとなる。
このように不透明度が低いと、ラベルが貼付される物体
が黒色の場合、下地の黒色が透過し記録部分とのコント
ラストが不良となりそれによってバーコードリーダー等
での読み取り誤差を生じ易くなるという問題点を発生さ
せることとなる。従って打ち抜き加工特性、記録特性及
び上記不透明性に起因した読み取り誤差の少ない感熱記
録型ラベル用紙は未だ開発されていないのが現状である
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、具体
的には打ち抜き加工時においてカス上げ不良が起こらな
い、即ちスケルトンの切断が起こらずに加工特性が優れ
ており、かつ感熱記録時の熱感度が高く、また不透明度
が高いために読み取り誤差を起こしにくい感熱記録型ラ
ベル用紙に関するものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記問題点に鑑み、打ち抜き特性及び記
録特性を損なわず、かつ不透明度の低下による読み取り
不良発生を起こさない感熱記録型ラベル用紙について鋭
意検討した結果、厚さが65μ−から80μ−の通常の
ラベル用紙に要求される読み取り誤差を生じないための
不透明度としては、JIS P8138で測定される不
透明度として、最低80%が必要であることを突き止め
た。この対策として、種々検討を重ねた結果、紙支持体
表面に少くともスチレン−アクリル系共重合体の微粒子
と結着剤を主成分としたアンダー層を設け、その表面に
無色ないしは淡色のロイコ染料と顕色剤を主成分とした
感熱発色層と保護層を順次設ける構成を採ることが有効
であるという結論に達した。
すなわち本発明は、紙支持体表面に少くともスチレン−
アクリル系共重合体の微粒子と結着剤とからなるアンダ
ー層、無色ないしは淡色のロイコ染料と顕色剤を主成分
とした感熱発色層と保護層を順次設け、紙支持体裏面に
バック層を設けた積層構成をなし、該積層体の眉間強度
(Tappi IJM−403に準ずる)が2.5 k
g −e11以上であり、かつ該積層体の保護層表面の
ベック平滑度(JIS P8119に準ずる)が500
〜1500秒であり、かつ該積層体の不透明度(JIS
 P8138に準ずる)が80%以上であることを特徴
とする感熱記録型ラベル用紙である。
まず本発明の構成要件である眉間強度について説明する
本発明者らは、既に打ち抜き加工時のスケルトンの破断
現象に関して影響を及ぼしている感熱記録型ラベル用紙
の力学的特性として、感熱記録型ラベルの眉間強度との
相関を突き止めている。これは、破断現象が、打ち抜き
時にラベル用紙の厚さ方向に加わる衝撃力により起こる
ことを意味しており、打ち抜き直後、スケルトンを離型
紙から剥ず際に生じる厚さ方向の衝撃力により、スケル
トンの眉間にクランクが生じ、このクラック部分にスケ
ルトンを巻取る引っ張り応力が集中するために破断が生
じるものと解釈され、打ち抜き特性を向上するためには
、Tappi tlM−304に準じて測定される感熱
記録型ラベル用紙の眉間強度が2.5 kg−Cm以上
必要であるということを見い出したものである。
上記、眉間強度を2.5kir−cm以上とするために
は、まず支持体である紙の眉間強度を’1.5 kg 
−cm以上とすることが必要条件であり、更に、塗工層
自身の眉間の凝集破壊強度、塗工層と支持体の接着強度
も層間強度に影響を及ぼすため、感熱記録型ラベル用紙
を構成する積層体自身の眉間強度が2、5 kg −c
s以上あることも必要条件である。
従って、本発明において支持体として用いられる紙は、
パルプの種類や配合、添加剤等は特に限定されることな
く、紙層間強度2.5 kg−(至)以上となる様に例
えばバルブの種類や配合、叩解条件、紙力増強剤の種類
や添加量、ウェットプレス条件、乾燥条件等を適宜選択
することによって製造されたものが適用される。
また、塗工層自身の眉間強度や支持体との接着強度は、
各塗工層に使用される後述の如き結着剤をその種類や量
を適宜選択して使用することにより、目的とするラベル
用紙を構成する積層体の眉間強度を得ることができる。
次に、ベック平滑度および不透明度に関して説明する。
前述の如く読み取り誤差を生じないためのラベル用紙を
構成する積層体の不透明度としては80%以上が必要で
あるが、この対策として本発明においてはスチレン−ア
クリル系共重合体の微粒子を含むアンダー層が設けられ
る。該アンダー層は、感熱発色層の水系塗料を塗工する
際の目処めの役割を果たし、発色成分の紙への浸透によ
るロスを防止するだけでなく、紙表面の繊維による凹凸
を平坦化する作用をもつため、保護層を塗工した後の平
滑化処理圧力を低減してベック平滑度が500〜150
0秒としても十分な記録感度が得られ、かつ圧力低減の
効果として空隙率の減少程度が少なく、不透明度の低下
も少ないという効果をもたらす。
本発明に用いられるスチレン−アクリル系共重合体の微
粒子は、平均粒径10μI以下の微粒子を言うものであ
り、中でも5μ慣以下の微粒子が好適であり、スチレン
と、アクリル酸、メタクリル酸およびこれらのエステル
類、その他誘導体等との共重合体であれば特に限定され
るものではない、更に、これらスチレン−アクリル系共
重合体の微粒子のなかでも、中空球体状粒子または金平
糖状多孔質粒子は、その粒子形状による光散乱能により
不透明度が一層あがることとなり、本発明の材料として
はより好適である。また、スチレン−アクリル系共重合
体の微粒子は、適度な疎水性と親水性を兼ね備えており
、感熱発色層との接着性も良好で、眉間剥離力を低下さ
せないことも本発明に関しては重要な作用効果である。
本発明のアンダー層はスチレン−アクリル共重合体の微
粒子と後述する結着剤を含む塗料を紙支持体上に周知・
慣用の塗工技術をもって塗布乾燥することにより形成さ
れるが、抄紙過程でサイズプレス等で設けることも可能
である。
なお、本発明のスチレン−アクリル系共重合体の微粒子
を含んだアンダー層は、その成分が本来可塑剤や食用油
といった油性成分に親和性があるため、感熱発色層への
裏面からの上記薬品の侵入に対しては存効な保護作用を
もたないため、本発明では裏面からの保護作用を存する
バック層を設けることが必要となる。
上記構成を採用することにより、眉間強度が高く打ち抜
き加工特性に優れるのみならず、記録感度は良好で、か
つ不透明度は80%以上で読み取り誤差のない保存性に
優れた感熱記録型ラベル用紙としての性能が満たされる
こととなる。
本発明の感熱記録型ラベル用紙の感熱発色層は無色ない
しは淡色のロイコ染料と該ロイコ染料を発色させる顕色
剤とを主成分として含有するものである。使用される代
表的なロイコ染料をあげると、クリスタルバイオレット
ラクトン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン
、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオ
ラン、3−シクロへキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−シクロヘキシルメチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−エチルイソアミルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、
3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オランなどがあるが、これらに限定されるものではない
また、上記ロイコ染料と反応して発色させる顕色剤とし
ては、α−ナフトール、β−ナフトール、4−t−ブチ
ルフェノール、4−t−オクチルフェノール、4−フェ
ニルフェノール、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル
)ブタン、  4.4’シクロヘキシリデンジフェノー
ル、2.2−ビス(2,5−ジブロム−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、4.4’−イソプロピリデンビス
(2−t−ブチルフェノール)、2.2’−メチレンビ
ス(4−クロロフェノール)、4.4’−スルホニルジ
フェノール、4.4’−チオビスフェノール、安息香酸
、サリチル酸、没食子酸等の誘導体等があるが、これら
に限定されるものではない。
また、本発明において、記録感度を向上させるために、
必要に応じ、更に慣用の種々の熱可融性物質を添加でき
る。熱可融性物質としては、適当な融点を持つ有機化合
物があげられ、例えば、ステアリン酸アミド等の高級脂
肪酸アミド、窓ロウ、シェラツクロウなどの動物性ワッ
クス、カルナバロウなどの植物性ワックス、モンタンワ
ックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス等のワックス類、高級脂肪
酸、高級脂肪酸エステル、ジメチルテレフタレート、ジ
フェニルフタレート等の芳香族カルボン酸エステル類、
アルキルナフタレン誘導体、アルキルジフェニル誘導体
、アルキルターフェニル誘導体等が用いられる。
前記、ロイコ染料および顕色剤、必要に応じて添加され
る熱可融性物質は、メディア式湿式分散機で粉砕処理さ
れ分散液として調整されるが、その被分散体の粒径は、
5μ鋼以下、好ましくは3μm以下である。
また、慣用の充填剤としての無機及び有機顔料、例えば
、重質及び軽質炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、クレー
、サテンホワイト、カオリナイト、ポリオレフィン粒子
、ポリスチレン粒子、尿素−ホルマリン樹脂粒子等を添
加し発色画像の鮮明性を向上させることができる。
その他、必要に応じて各種の界面活性剤や消泡剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等が添加され、更に、スチレン−
アクリル系共重合体の微粒子を含んだアンダー層上に結
着するための結着剤を用いることで感熱発色層が形成さ
れる。この結着剤としては、カゼイン、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、でん粉、変
性でん粉、イソブチレン−無水マレイン酸樹脂、ジイソ
ブチレン−無水マレイン酸樹脂、スチレン−無水マレイ
ン酸樹脂、ポリアクリルアミド、変性ポリアクリルアミ
ド、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、更に、酢酸ビニル、アク
リル酸エステル、塩化ビ。
ニルー酢酸ビニル共重合体、SBR,NBR等のエマル
シヨン、ラテックスなどが単独又は混合して使用される
保護層及びバック層は薬品の感熱発色層への侵入を防止
する目的で設けられるため、基本的には造膜性の良い高
分子結着剤を主成分とすることが必要である。この高分
子結着剤は、基本的には感熱発色層に使用される材料で
ある水溶性又は非水溶性樹脂結着剤が使用できるが、可
塑剤や油等の親油性の薬品の侵入を防ぐ目的では、水溶
性樹脂類の方が好ましい。しかしながら水溶性樹脂結着
剤は耐水性が劣ることとなるため、耐水性を付与する場
合には、水溶性樹脂結着剤にエマルジョン、ラテックス
などを混合したり、グリオキザール、クロム明パン、メ
ラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂等の耐水
化剤を添加して使用することが望ましい、また、必要に
応じて各種界面活性剤や消泡剤を添加することもできる
保護層は上記造膜性高分子結着剤の他に、感熱ヘッドと
のマツチング性を得るために必要に応じて無機あるいは
有機の顔料やステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム等の滑剤やフッソ樹脂等の離型剤を添加しておくこと
が望ましい。
上記の如き組成よりなる各店は、例えばエアーナイフコ
ーティング、ロールコーティング、バーコーティング、
ブレードコーティング等の公知の塗工方式により、支持
体表面あるいは裏面に順次塗料を塗布、乾燥することで
塗工層として形成される。
〈実施例〉 次に、本発明を実施例及び比較例をもって詳細に述べる
。なお、組成を示す部数は全て重量部である。
(実施例1,2及び比較例1.2) LBKP80重量部、NBKP20重量部を用い、叩解
度を400 tel (C3F) に叩解し、サイズ剤
、バンドを添加した後、ポリアクリルアミド系の紙力増
強剤の添加量を変えて、表1に示す物理特性の異なるA
、82種類の紙支持体を長網抄紙機で抄造した。なお、
表−1において坪量はJIS P8124に準じて測定
したものである。
表−1,紙支持体 次に、下記配合のアンダーN塗料を調整し、A。
82種類の紙支持体表面に乾燥塗布量3g/gとなるよ
う塗工し、アンダー層を形成した。
次に、感熱発色層塗料の調整のため、下記組成の混合物
をサンドミルを用い分散し、分散液A〜(C)を調整し
た。
(A)液 (B)液 (水 (C)液 20部 以上のようにして得られた(A)〜(C)の分散液を用
い、下記配合の感熱発色剤塗料を調整し、前記アンダー
層上に乾燥塗布量7 g / rdとなるよう塗工し感
熱発色層を形成した。
また、バック層として以下の配合の塗料を調整した。
た。
アンダー層及び感熱発色層が形成された紙支持体A、 
Bの裏面にバック層塗料を乾燥塗布量が5g/rdとな
るように塗布乾燥した後、感熱発色層表面に保護層塗料
を乾燥塗布量4 g / rdとなる様に塗布乾燥した
。さらにこの塗工品について、スーパーキャレンダーの
ニップ圧力を変えて平滑化処理を行ない、表−2に示す
如く保護層表面のベック平滑度の異なる実施例1,2及
び比較例1゜2の感熱記録型ラベル用紙を製造した。
実施例3.4 紙支持体としてAを用い、アンダー層塗料として下記の
配合の塗料を用いた以外は実施例1,2と同様にして実
施例3.4の感熱記録型ラベル用紙を製造した。
更に、上記バック層塗料100重量部に30%ステアリ
ン酸亜鉛分散液(ハイドリンZ−7−30、中東油脂社
製)を5重量部添加し保護層塗料とし比較例3,4 紙支持体としてAを用い、アンダー層を除いた以外は実
施例1,2と同様にして比較例3.4の感熱記録型ラベ
ル用紙を製造した。
比較例5.6 紙支持体としてAを用い、アンダー層塗料として下記の
配合の塗料を用いた以外は実施例1,2と同様にして比
較例5.6の感熱記録型ラベル用紙を製造した。
得られた実施例1〜4及び比較例1〜6の感熱記録型ラ
ベル用紙を松下電子部品■製の感熱印字装置にて印加電
力0.5W/ドツト、パルス巾1.0m5ecで印字し
、印字濃度をマクベス反射濃度計RD−914で測定し
、記録感度の評価を行なった。
また、実施例1〜4及び比較例1〜6の感熱記録型ラベ
ル用紙にエマルジッン型粘着剤層及び離型紙を積層して
JIS ZO237で規定されるボールタックナンバー
4の粘着力で粘着加工を行なった後、スピード70m/
分でスケルトン中3鶴の条件で打ち抜き試験を行なった
更に、上記打ち抜き加工後の感熱記録型ラベル用紙に、
アントンソンアベリー社製バーコードプリンター(コー
ドプリンター423)にてバーコード印字を行った後、
黒色の台紙に貼付し、RJS社製社製フーコードリータ
ーーダスキャン3600)にて読み取りエラー率(10
0回の読み取り操作での読み取り不良をおこした回数)
を測定した。
以上の実施例1〜4及び比較例1〜6の感熱記録型ラベ
ル用紙を構成する積層体の物性値および記録濃度、実用
特性の評価結果は表−2に示すとおりである。
(以下余白) 表−2かられかるように、本発明の感熱記録型ラベル用
紙は、良好な打ち抜き加工特性と優れた記録感度を有す
るだけでなく、バーコードの読み取り特性においても優
れていることがわかる。
〈発明の効果〉 本発明の感熱記録型ラベル用紙は、加工特性と記録特性
に優れているのみならず、読み取り特性においても優秀
な性能を有するため、さまざまな用途のラベルに適用で
きる従来にはない優れた品質のものである。
特許出暦人 株式会社巴川製紙所 手続補正書 平成2年 6月 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 平成1年特許願第107421号 2、発明の名称 感熱記録型ラベル用紙 3、補正をする者 日 7、補正の内容 (1)  明細書第6頁7行目の 昭」と訂正する。
(2)同書第25頁の 訂正する。
「表−2」を別紙のとおり 「特開昭」を「特訓 (以下余白) 4、補正命令の日付 明細書の「発明の詳細な説明」の欄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙支持体表面に少くともスチレン−アクリル系共
    重合体の微粒子と結着剤とからなるアンダー層、無色な
    いしは淡色のロイコ染料と顕色剤を主成分とした感熱発
    色層と保護層を順次設け、紙支持体裏面にバック層を設
    けた積層構成をなし、該積層体の層間強度(Tappi
    UM−403に準ずる)が2.5kg−cm以上であり
    、かつ該積層体の保護層表面のベック平滑度(JISP
    8119に準ずる)が500〜1500秒であり、かつ
    該積層体の不透明度(JISP8138に準ずる)が8
    0%以上であることを特徴とする感熱記録型ラベル用紙
  2. (2)アンダー層のスチレン−アクリル系共重合体の微
    粒子が中空球体状粒子および/または金平糖状多孔質粒
    子であることを特徴とする請求項1記載の感熱記録型ラ
    ベル用紙。
JP1107421A 1988-12-12 1989-04-28 感熱記録型ラベル用紙 Expired - Fee Related JPH082694B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1107421A JPH082694B2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 感熱記録型ラベル用紙
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US07/448,140 US5061677A (en) 1988-12-12 1989-12-12 Thermo-sensitive recording label paper
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