[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH02242851A - 低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド - Google Patents

低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド

Info

Publication number
JPH02242851A
JPH02242851A JP1336768A JP33676889A JPH02242851A JP H02242851 A JPH02242851 A JP H02242851A JP 1336768 A JP1336768 A JP 1336768A JP 33676889 A JP33676889 A JP 33676889A JP H02242851 A JPH02242851 A JP H02242851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abs
rubber content
polycarbonate
low gloss
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1336768A
Other languages
English (en)
Inventor
Omar M Boutni
オマー・モハメド・ボウトニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH02242851A publication Critical patent/JPH02242851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、芳香族カーボネートポリマーと、乳化重合に
より製造された超高ゴム含量の特定のABS組成物との
ブレンドに係わり、特に低光沢であり、物理的性質を良
好に保持し、そして特に熱老化特性を良好に保持した前
記ブレンドに係わる。
先行技術の概説 高い衝撃強さを有する有用な熱可塑性ブレンドを製造す
るために、ABS熱可塑性樹脂をポリカーボネート等の
芳香族カーボネートポリマーとブレンドできることが以
前から知られている。この種のブレンドの詳細な説明が
、チャンら、ポリマー・エンシアリング・アンドやサイ
エンス、27(9)、632乃至639頁(1987年
5月)[Chjang  et  al、fn  Po
lymer  Engineering  and  
5cicncc、27(9)、632−639(May
 1987)コ及びスアレツら、ジャーナル・オブ・ア
プライド・ポリマー・サイエンス、29.3253 (
1984年)[5uarez et al、 J、Ap
pl、Po1yller Scf、、29.3253(
1984)]に示されている。チャンらは、32%のゴ
ム含量のABSを使用することを記載している。
しかし、商業的に有用な性質の組合せを得ることは、多
大な実験を要し、そして多くのこの種の組合せは有用で
はなく、また、特定の種類のABSによる特別の利点は
十分には理解されていなかった。チャンら(前掲文献)
に示されている様に、ポリカーボネート−ABSブレン
ドの性質は、成分の性質の単純な平均ではない。特に、
良好な熱老化特性を有するポリカーボネート−ABSブ
レンドを得ることは困難である。また、慢数の入口をを
する型を用いて製造される成形物品が、溶融ポリマーの
流れが型内で接する個所で弱さを持たない様な、良好な
ウェルドライン強さを有するこの種のブレンドを得るこ
とも困難であった。ポリカーボネート−ABSブレンド
のそのほかの主な欠点は、物理的性質の損失を伴なわず
に低光沢性を得るのが困難なことである。しかし、これ
は驚くべきことではない、というのも、低光沢特性は光
学的次元のドメイン又はトロの生成により生起し、そし
てこの様な相を形成するためには成分の分離が必要とさ
れ、これが最適な強度特性に反する様に作用し、そして
、極端な場合には離層を悪化させ、そして成形品におけ
る弱いウェルドラインを生起させることになるからであ
る。
例えばコンピュータ一端末のハウジング、タイプライタ
−1数々の電気器具及び自動車部品等の製品に対しては
、しばしばつや消し又は非光沢の表面が好ましいが、し
かしこれらの用途は、同時に良好な熱機械的特性、良好
な耐熱老化性及び強力なウェルドライン強さを必要とす
る。
本発明は、良好な衝撃強さ、良好な耐熱老化性及び強力
なウェルドライン強さを有する低光沢の芳香族カーボネ
ートポリマー−ABSブレンドを提供する。これらの望
ましい性質の全てを同時に達成するには、ある重量パー
セントである特定の種類のABSを使用することにより
達成され、−方、一般に他のタイプのABS又は他のパ
ーセントを用いても、これらの性質は同時に全てが得ら
れることはない。
発明の概要 約65乃至95%(本明細書における全パーセントは重
量パーセントである)がカーボネートポリマーであり、
そして約5乃至35%が、少なくとも34%、好ましく
は少なくとも40%のゴム含量を有し、乳化重合により
製造されている超高ゴノ、含量のABSである範囲割合
の、芳香族カーボネートポリマー好ましくはポリカーボ
ネートと高ゴム含ff1ABs組成物のブレンドが、良
好な衝撃、熱老化及びウェルドライン強ざ特性ど共に低
光沢を与える。
前記ゴム含量、ABSの製造方法及びブレンド中のパー
セントが光沢の減少を達成するために同時に臨界的であ
ることは、驚くべきことであり予期しないことであった
発明の詳細 な説明のブレンドは、 (a)約65乃至約95%(好ましくは約70乃至約9
0%)の重量割合範囲の少なくとも1種の芳香族カーボ
ネートポリマー、好ましくはポリカーボネート及び (b)約5乃至約35%(好ましくは約10乃至約30
%)の重量割合範囲の少なくとも1種の超高ゴム含量の
ABSポリマー から成り、前記ABSポリマーは少なくとも34%(好
ましくは少なくとも40%)のゴム含量を有し、そして
乳化重合により製造されている。
成分(a)としてを用な芳香族カーボネートポリマーは
、ポリカーボネートとポリエステル−カーボネートを包
含する。ポリカーボネートの界面重合による製造法は周
知であり、例えば米国特許第3.028.365号、同
3.334.154号、同3,275.601号、同3
. 915. 926号、同3,030,331号、同
3,169゜121号、同3,027,814号及び同
4,1種8.314号各明細書の詳細な説明を参照する
ことができる。
一般的に、界面重合法は二価フェノールとノ10ゲン化
カルボニル(カーボネート前駆物質)との反応を含む。
前記製造法の反応条件は変動し得るが、好適な製造法の
いくつかは、典型的には前記ジフェノール反応物質を苛
性水溶液に溶解又は分散させ、得られる混合物を適宜の
水不混和性溶剤媒体に加え、そして調節されたpH条件
下、適宜の触媒の存在下で、前記反応物質をホスゲン等
のカーボネート前駆物質と接触させることを含む。最も
普通に使用される水不混和性溶剤は、塩化メチレン、1
゜2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン等を
包含する。
使用する触媒は、二価フェノール反応物質とカーボネー
ト前駆物質との重合速度を加速する。触媒の代表例には
、これらに限定されないが、]・リエチルアミン等の第
三級アミン、第四級ホスホニウム化合物、第四級アンモ
ニウム化合物等が包含される。本発明に係わるポリカー
ボネート樹脂の好適な製造法は、ホスゲン化反応を含む
。ホスゲン化反応が進行する温度は、0℃以下から10
0℃以上まで変動する。ホスゲン化反応を、好ましくは
室温(25°C)乃至50°Cの温度で進行させる。反
応が発熱性であるため、ホスゲン添加速度を反応温度を
調節するために利用することができる。必要とするホス
ゲンの量は、通常二価フェノールの量及び同じく存在す
るときのジカルボン酸の量次第で決まる。
使用する二価フェノールは公知であり、その反応性基は
2個のフェノール性ヒドロキシル基である。二価フェノ
ールのあるものは、一般式(1):[式中Aは1乃至約
15個の炭素原子を含む2価の炭化水素基;1乃至約1
5個の炭素原子及びハロゲン等の置換基を含む置換され
た2価の炭化水素話、−s−,−5−s−,−s−,−
s−OO −〇−又は−〇−であり、各Xは、夫々水素、ハロゲン
、及び1乃至約8個の炭素原子を含むアルキル基、6乃
至1種個の炭素原子を含むアリール基、7乃至約14個
の炭素原子を含むアルアルキル基、7乃至約14個の炭
素原子を含むアルカリール基、1乃至約8個の炭素原子
を含むアルコキシ基又は6乃至1種個の炭素原子を含む
アリールオキシ基等の1価の炭化水素基から成る群から
選ばれ、mは0又は1であり、モしてnはO乃至5の整
数である] で表わされる。
本発明の実施に際して使用することができる二価フェノ
ールのいくつかの代表例は、例えばビス(4−ヒドロキ
シフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン(ビスフェノール−Aとしても知られ
ている)、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン等のビスフェノール;ビス(
4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−ジ
クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル等の二価フ
ェノールエーテル;p、p’ −ジヒドロキシジフェニ
ル、3.3′−ジクロロ−4,4′ジヒドロキシジフエ
ニル等のジヒドロキシジフェニル;ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)スルホン等のジヒドロキシアリー
ルスルホン;レゾルシノール、ハイドロキノン、1,4
−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼン、1.4−
ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン等のハロー及びアル
キル−置換ジヒドロキシベンゼンなどのジヒドロキシベ
ンゼン;及びビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド及び
ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホキシド等のジヒドロキシジフェニルスルフィド及び
スルホキシドである。様々な他の二価フェノールも人手
でき、そして米国特許第2,999. 835号、同3
.028,365号及び同3,153.008号各明細
書に開示されている。勿論、2種又はそれ以上の異なる
二価フェノール、又は二価フェノールとグリコールとの
組合せを使用することもできる。
カーボネート前駆物質は、ハロゲン化カルボニル、炭酸
ジアリール又はとスハロホルメートの何れかであること
ができる。ハロゲン化カルボニルは、臭化カルボニル、
塩化カルボニル及びこれらの混合物を包含する。ビスハ
ロホルメートは、2゜2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)プロパン、ハイドロキノン等のビ
スクロロホルメートなどの二価フェノールのビスハロホ
ルメート;又はエチレングリコール等のビスハロホルメ
ートなどのグリコールのビスハロホルメートを包含する
。前記カーボネート前駆物質の全てが有用であるが、ホ
スゲンとしても知られている塩化カルボニルが好適であ
る。
又、本発明の範囲には、高分子量熱可塑性のランダムに
枝分れしたポリカーボネートも包含される。これらのラ
ンダムに枝分れしたポリカーボネートは、多官能有機化
合物を前記二価フェノール及びカーボネート前駆物質と
共反応させることにより製造される。枝分れポリカーボ
ネートを製造するのに有用な多官能有機化合物が、米国
特許第3.635.895号及び同4,001,1種4
号各明細書に示されている。これらの多官能化合物は、
一般に芳香族であり、そしてカルボキシル、カルボン酸
無水物、フェノール、ハロホルミル又はこれらの混合物
である官能基少なくとも3個を含む。これらの多官能芳
香族化合物のいくつかの非限定的な例は、1,1.1−
1す(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリメリド酸
無水物、トリメリド酸、トリメリチルトリクロリド、4
−クロロホルミルフタル酸無水物、ピロメリト酸、ピロ
メリト酸二無水物、メリト酸、メリト酸無水物、トリメ
シン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸無水物等を包含する。好適な多官
能芳香族化合物は、1.1.1−トリ (4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、トリメリド酸無水物、もしくはト
リメリド酸、又はこれらのハロホルミル誘導体である。
又本発明には、線状ポリカーボネートと枝分れポリカー
ボネートとのブレンドも包含される。
本発明の組成物の成分(a)として使用するのに適した
芳香族カーボネートポリマーは、コポリエステル−ポリ
カーボネートとしても知られているポリエステルカーボ
ネート、即ち式(IIa):(式中りは重合反応におい
て使用される二価フェノールの二価の芳香族基である) の繰返しポリカーボネート鎖単位に加えて、例えば式(
Ilb): (式中りは前述の意味を有し、モしてR1は以下に定義
するとおりである) の反復又は繰返しカルボン酸エステル単位を含む樹脂を
包含する。
前記コポリエステル−ポリカーボネート樹脂も、同様に
当該技術分野の熟達者に周知の界面重合法により製造さ
れ、例えば米国特許第3,169゜121号及び同4,
487,896号各明細書を参照することができる。
一般的に、コポリエステル−ポリカーボネート樹脂は、
ポリカーボネートホモポリマーの製造に関して前述した
と同様に製造されるが、しかし前記水不混和性溶剤中に
ジカルボン酸(エステル前駆物質)を添加存在させて製
造される。
一般的に、本発明に係わるコポリエステルカーボネート
樹脂においては、線状ポリエステルの製造に従来から使
用されている何れのジカルボン酸を使用することができ
る。一般的に、使用することができるジカルボン酸は、
脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸及び脂肪族−
芳香族ジカルボン酸を包含する。これらの酸は周知であ
り、そして例えば米国特許第3,169,121号明細
書に開示されている。かかる芳香族ジカルボン酸の代表
例は、一般式(■): HOOC−R1−C0OH [式中R1はフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、
置換フェニレン等の芳香族基:例えばアルアルキル又は
アルカリール基等の2価の脂肪族−芳香族炭化水素基;
又は式ニーE−(式中Eは2価のアルキレン又はアルキ
リデン基である)の非芳香族結合により連結された2個
又はそれ以上の芳香族基を表わす] で表わされるものである。そのほか、Eは、例えば芳香
族結合、第三級アミノ結合、エーテル結合、カルボニル
結合、ケイ素含を結合、又は例えばスルフィド、スルホ
キシド、スルホン等の硫黄含有結合などの非アルキレン
又はアルキリデン基により連結された2個又はそれ以上
のアルキレン又はアルキリデン基から成ることができる
。また、Eは5乃至7個の炭素原子を含む脂環式基(例
えばシクロペンチル、シクロヘキシル)又は例えばシク
ロへキシリデン等の5乃至7個の炭素原子を含むシクロ
アルキリデンであることができる。そのほか、Eは、ス
ルフィド、スルホキシド又はスルホン等の炭素を含まな
い硫黄含有結合;エーテル結合;カルボニル基;直接結
合;第三級窒素基;又はシランもしくはシロキシ等のケ
イ素含有結合であることができる。Eが表わすことがで
きるそのほかの基が、当該技術分野の熟達者には想起さ
れよう。本発明のためには、芳香族ジカルボン酸が好適
である。従って、好適な芳香族三官能カルボン酸におい
ては R1はフェニレン、ビフェニレン、ナフチレン又
は置換フェニレン等の芳香族基である。本発明に係わる
ポリ(エステル−カーボネート)樹脂の製造に使用する
ことができる適切な芳香族ジカルボン酸のいくつかの非
限定的な例は、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
、ホモフタル酸、o−lm−及びp−フエニレンニ酢酸
、及び例えばジフェニルジカルボン酸及び異性体ナフタ
レンジカルボン酸等の多核芳香族酸を包含する。芳香族
酸は、Y基で置換されていてもよい。Yは、塩素、臭素
、フッ素等の無機原子;ニトロ基等の有機基;アルキル
等の有機基;アルコキシ等のオキシ基であることができ
、Yが反応物質及び反応条件に対して不活性でありこれ
らから影響を受けないことのみが必要とされる。特にを
用な芳香族ジカルボン酸は、一般式(■):E式中jは
O乃至4の値を有する正の整数であり、そして各R3は
夫々アルキル基、好ましくは低級アルキル基(1乃至約
6個の炭素原子を含む)から成る群から選ばれる] で表わされるものである。
これらのジカルボン酸の混合物を使用することもできる
。従って、本明細書においてジカルボン酸という用語を
使用する場合、2種又はそれ以上のジカルボン酸の混合
物を包含する。
芳香族ジカルボン酸として最適なのは、イソフタル酸、
テレフタル酸、及びこれらの混合物である。特に有用な
三官能カルボン酸は、テレフタル酸のイソフタル酸に対
する重量比が約10:1乃至約0.2:9.8の範囲に
あるイソフタル酸とテレフタル酸の混合物から成る。
ジカルボン酸自体を使用する以外に、前記酸の反応性誘
導体を使用することができ、そして時として好ましい。
これらの反応性誘導体の例は、酸ハライドである。好適
な酸ハライドは、酸ジクロリド及び酸ジブロミドである
。この様に、例えばイソフタル酸、テレフタル酸又はこ
れらの混合物を用いる代りに、イソフタロイルジクロリ
ド、テレフタロイルジクロリド及びこれらの混合物を用
いることができる。
本発明に係わるコポリエステルカーボネート樹脂を製造
するために使用する反応物質の割合は、製品樹脂の目的
とする用途に従って変動する。前記で引用した米国特許
明細書に記載されている様に、当該技術分野の熟達者は
有用な割合を熟知している。−船釣に、カーボネート結
合にし、エステル結合の量は約5乃至約90モル%であ
ることができる。例えば、4モルのイソフタロイルジク
ロリドと1モルのホスゲンに5モルのビスフェノールA
を完全に反応させると、80モル%がエステル結合であ
るコポリエステルカーボネートを与える。
本発明において使用するのに好適なポリカーボネートは
、ビスフェノールAとホスゲンから誘導され、そして塩
化メチレン中、25℃で測定して0.3乃至1.0デシ
リツトル/グラムの開存粘度を有するものである。
成分(b)として使用する超高ゴム含量のABSポリマ
ーは、これ迄にポリカーボネートとのポリブレンドに使
用されてきたABSブレンドとは区別され、少なくとも
34%、好ましくは約40%以上、乃至は約55%まで
のゴム含量を有する乳化重合ポリマーである必要がある
。これ迄は、この種の超高ゴム含量のABSが本発明に
より得られる格別な性質の組合せを与えることは認識さ
れていなかった。前述した様に、(b)は市販のABS
の製造に一般に用いられている方法である塊状又は懸濁
重合よりも寧ろ乳化重合により製造されるABSである
必要があり、乳化重合により製造されるABSは、米国
特許第2,820,773号明細書(1958年)に例
示されている。
乳化重合により製造され、そして超高ゴム含量を有する
ABS樹脂は市販されており、例えば次のものである。
約50%のプタジエンゴム含量、1゜04の密度及び4
.0メルト・フロー・インデックスを有する粉末化AB
Sであるツバ・ポリマース社(Nova Po1yII
lers、Inc、)製の登録商標ノバラ−(Nova
lar O)  ;及び34%のポリプタジエンゴム含
量、A、 S T M法D−792のA−1により0.
99の比重及びA S T M法D−648により、1
0ミルのたわみ及び1. 81MPa  (アニール)
で172下の熱変形温度を有する粉末化ABSであるボ
ルダ・ワーナー・ケミカルズ社(Borg−Warne
r Chclcals、lnc、)製の登録商標ブレン
デックス(Blenclex■)301゜全ての超高ゴ
ム含量乳化重合ABSを使用することができるが、これ
ら2種のABS製品が、本発明のブレンドにおいて使用
するのに好適である。
実施例1乃至4 下記表に示した組成物を、220乃至270°C110
0乃至200回転/分の二軸押出機内で溶融ブレンドし
て試料を調製した。ブレンドし、そして押出した材料を
、その後ベレット化し、乾燥し、そして被験試料を調製
するために約240℃で射出成形した。光沢を、AST
M試験法D1003により、ガードナー光沢計を用いて
、60″で測定した。下記のA37M試験法を用いて、
射出成形試料の他の物理的性質を測定した:引張特性、
D63g、ノツチ付アイゾツトによる衝撃、D256;
熱変形温度(DTUL) 、D64 g−56、1種 
、 6 kg/cI#;曲げ特性、D790;ウェルド
ライン強さ、D256゜ 実施例N。
組成(重量%) ポリカーボネート 登録商標ノバラー (表注1) ABS (表注2) 性質 60°光沢 降伏引張強さ(MPa) 破壊引張強さ(MPa ) 伸び(%) 降伏曲げ強さ(MPa ) 2.75 mmノツチ付アイゾツト(Jam )同上、
125℃/24時間後 6.35 mmノツチ付アイゾツト(Jam)1.81
 MPaでのDTUL(℃) ウェルドライン強さ (J) 〉100 63.3 75.0 99.8 50.5 57.1 73.0 66.7 37.5 56.9 66.1 93.6 30.6 46.1 55.1 93.6 表注 1.ゼネラル・エレクトリック・カンバニイの、ビスフ
ェノールAとホスゲンから製造されたポリカーボネート
である、登録商標レキサン(Lexan■)125゜ 2、ツバ・ボリマーズ社からの、41%のゴム含量を有
する乳化重合、粉末化ABS0実施例5乃至8 本実施例では、別の超高ゴム含1ABs及び別のポリカ
ーボネートの使用例を示し、ここではブレンドを、22
0乃至270”、100乃至200回転/分の二軸押出
機内で行なった。試料の調製及び試験を、前記実施例と
同様に行なった。配合及び結果は、次のとおりである。
表2 実施例No。
組成(重量%) ポリカーボネート(表注1) 登録商標ブレンデックス 30 (表注2) 性質 60°光沢 降伏引張強さ(MPa ) 破壊引張強さ(MPa ) 伸び(%) 降伏曲げ強さ(MPa) 3.175關ノツチ付アイゾツト(J/m )6.35
 mmノツチ付アイゾツト(J/m )1.81 MP
aでのDTUL (’F)77.4 85.4 53.0 75.7 34.6 66.8 51.6 57.8 表注 1.ゼネラル・エレクトリック・カンバニイの、ビスフ
ェノールAとホスゲンから製造されたポリカーボネート
である、登録商標レキサン145゜2、ASTM法D−
64により77″F(10ミル、1.81MPa、アニ
ール)の熱変形温度を有する、ボルダ・ワーナー・ケミ
カル社製の、34%のゴム含量を有する粉末化ABS。
参考のため、市販のポリカーボネート−ABSブレンド
[パルス(Pulse ) 830、ダウ中ケミカル社
(Day Cheap!cat Co、)の製品]は塊
状重合により製造されたものと考えられるゴム含量25
%のABSを約35%含み、そして70乃至80の60
″光沢を有していた。
これらの教示から、本発明の他の変形例や変更例が可能
であることが明らかである。本発明の個々の態様につい
て変化を加えることができ、そしてそれらが請求の範囲
に定義した本発明の完全に意図した範囲内に入ることが
理解される。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)約65乃至約95重量%の芳香族カーボネ
    ートポリマー及び (b)約5乃至約35重量%の少なくと も1種の超高ゴム含量の乳化重合されたABSポリマー
    を含む低光沢熱可塑性ブレンド。
  2. (2)(a)約70乃至約90重量%の芳香族カーボネ
    ートポリマー及び (b)約10乃至約30重量%の少なく とも1種の超高ゴム含量の乳化重合されたABSポリマ
    ーを含む請求項1記載の低光沢熱可塑性ブレンド。
  3. (3)芳香族カーボネートポリマーがポリカーボネート
    である請求項1記載の低光沢熱可塑性ブレンド。
  4. (4)ポリカーボネートが主としてビスフェノールAと
    ホスゲンから誘導されている請求項3記載の低光沢熱可
    塑性ブレンド。
  5. (5)ABSポリマーが少なくとも34重量%のゴム含
    量を有する請求項1記載の低光沢熱可塑性ブレンド。
  6. (6)ABSポリマーが少なくとも40重量%のゴム含
    量を有する請求項5記載の低光沢熱可塑性ブレンド。
  7. (7)ABSポリマーが、乳化重合により製造され、そ
    して約41%のプタジエンゴム含量を有する粉末化され
    たABSポリマーである請求項6記載の低光沢熱可塑性
    ブレンド。
  8. (8)ABSポリマーが、乳化重合により製造され、そ
    して約34%のポリプタジエンゴム含量を有する粉末化
    されたABSポリマーである請求項5記載の低光沢熱可
    塑性ブレンド。
JP1336768A 1988-12-27 1989-12-27 低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド Pending JPH02242851A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/289,934 US4906689A (en) 1988-12-27 1988-12-27 Low-gloss aromatic carbonate polymer blend
US289,934 1988-12-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02242851A true JPH02242851A (ja) 1990-09-27

Family

ID=23113803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1336768A Pending JPH02242851A (ja) 1988-12-27 1989-12-27 低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4906689A (ja)
EP (1) EP0375932A3 (ja)
JP (1) JPH02242851A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2661184A1 (fr) * 1990-04-19 1991-10-25 Borg Warner Chemical Europ Bv Compositions de moulage a base de resine de polycarbonate aromatique, de polymerisat abs et de copolymere san ayant un aspect superficiel mat.
US5258215A (en) * 1990-06-05 1993-11-02 General Electric Company Method of coextruding a plate-shaped product and the products thus obtained
NL9001264A (nl) * 1990-06-05 1992-01-02 Gen Electric Werkwijze voor het coextruderen van een plaatvormig produkt en de zo verkregen produkten.
TW222660B (ja) * 1992-02-25 1994-04-21 Gen Electric
US5336701A (en) * 1992-09-28 1994-08-09 General Electric Company Process improvement for improved color reduced gloss thermoplastic compositions
US5536780A (en) * 1993-08-20 1996-07-16 General Electric Company Process for the manufacture of low gloss resins
WO1995025772A1 (en) * 1994-03-22 1995-09-28 General Electric Company Reduced gloss, high impact compositions of polycarbonate and acrylonitrile-butadiene-styrene
EP0700971A3 (en) 1994-09-12 1996-07-17 Gen Electric Polycarbonate mixture for casting objects with low gloss
DE19519622A1 (de) * 1995-05-29 1996-12-05 Bayer Ag Elastisch-thermoplastische Pfropfpolymerisate mit verbesserten Eigenschaften
US20050228130A1 (en) * 2004-04-12 2005-10-13 General Electric Company Thermoplastic composition providing a low gloss, textured surface, and method
KR100617340B1 (ko) 2005-07-22 2006-08-28 제일모직주식회사 저광택 난연성 열가소성 수지 조성물
US8222351B2 (en) * 2007-02-12 2012-07-17 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Low gloss polycarbonate compositions
US8222350B2 (en) * 2007-02-12 2012-07-17 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Low gloss polycarbonate compositions
US20090189321A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Dow Global Technologies Inc. Thermoplastic composition and use for large parison blow molding applications
WO2019043094A1 (en) 2017-08-30 2019-03-07 Trinseo Europe Gmbh COMPOSITIONS USEFUL IN THE PREPARATION OF A RECYCLABLE POLYCARBONATE SHEET HAVING A MATT ASPECT

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075651A (ja) * 1973-11-08 1975-06-20
JPS5614549A (en) * 1979-07-12 1981-02-12 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Thermoplastic resin composition with excellent heat cycle property
JPS56116746A (en) * 1980-01-25 1981-09-12 Bayer Ag Flame retardant thermoplastic molding composition made of polycarbonate and abs polymer
JPS62169850A (ja) * 1985-12-09 1987-07-27 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ 組成物
JPH02214769A (ja) * 1988-12-19 1990-08-27 Monsanto Europe Sa 樹脂組成物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2820773A (en) * 1955-08-01 1958-01-21 Us Rubber Co Method of preparing rubber-and-resin compositions
US3130177A (en) * 1961-03-24 1964-04-21 Borg Warner Blends of polycarbonates with polybutadiene, styrene, acrylonitrile graft copolymers
US4526926A (en) * 1983-04-22 1985-07-02 The Dow Chemical Company Low gloss carbonate polymer blends
DE3413751A1 (de) * 1984-04-12 1985-10-24 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Thermoplastische formmassen auf basis von polycarbonat-pfropfpolymerisat-gemischen

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075651A (ja) * 1973-11-08 1975-06-20
JPS5614549A (en) * 1979-07-12 1981-02-12 Sumitomo Naugatuck Co Ltd Thermoplastic resin composition with excellent heat cycle property
JPS56116746A (en) * 1980-01-25 1981-09-12 Bayer Ag Flame retardant thermoplastic molding composition made of polycarbonate and abs polymer
JPS62169850A (ja) * 1985-12-09 1987-07-27 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ 組成物
JPH02214769A (ja) * 1988-12-19 1990-08-27 Monsanto Europe Sa 樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0375932A3 (en) 1991-06-26
EP0375932A2 (en) 1990-07-04
US4906689A (en) 1990-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4885335A (en) Low gloss thermoplastic blends
US4902743A (en) Low gloss thermoplastic blends
EP0711810B1 (en) Autoclave resistant blends of poly(ester-carbonate) and polyetherimide resins
JP2954465B2 (ja) ポリエステル‐カーボネートまたはポリアリーレートとポリイミド樹脂からなる延性のブレンド
US5034458A (en) Polycarbonates of substituted cyclohexylindenebisphenols
US5344910A (en) Heat-resistant polycarbonate resins containing 2-alkyl-3,3-bis(p-hydroxyphenyl)phthalimide
US4126602A (en) Aromatic polyesters having improved properties
JPS63213554A (ja) 改良された色特性を示すポリカーボネート樹脂とポリエステル樹脂のブレンド
JPH0374434A (ja) ポリカーボネート―シリコーンブロック共重合体の製造法
JPH02229851A (ja) 良好な耐燃性を示すポリカーボネート/ポリフタレートカーボネートブレンド
JPH02242851A (ja) 低光沢芳香族カーボネートポリマーブレンド
US4918125A (en) Flame retardant carbonate polymer blends
JPH10273591A (ja) ポリエーテルイミド樹脂の透明なブレンド
EP0114290B1 (en) Copolyester-carbonate blends
US4885336A (en) Low gloss polycarbonate blend
JPS63501428A (ja) ポリカ−ボネ−ト組成物
US4868244A (en) Low-gloss carbonate polymer blends
US6087468A (en) Method of branching and cross-linking a polycarbonate resin
EP0186927A2 (en) Polymer blends containing a polyetherimide and a polyphthalate carbonate
CA2025377A1 (en) Low gloss flame retardant thermoplastic blends
EP0479107A2 (en) Silane esters modified polycarbonates
JPH0726012B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS61215648A (ja) コポリエステル−カ−ボネ−ト組成物
JPH08120170A (ja) 応力クラッキング抵抗性のあるポリエステル−カーボネート組成物