JPH0224816A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に係わり、さらに詳しくはその結
合剤の改良に関する。

〔従来の技術〕

近年磁気記邊媒体の大谷量化の要請に伴い、高密度記録
金目的に、磁性粉の微粒子化が行われている。微粒子化
した磁性＃を用いｆｃ媒体は磁性Ｊ−の表面性が向上す
るため、短波長記録特注には浸れるものの、磁気ヘッド
に対する貼＃等のｔめ。

媒体使用時の起動トルクが犬きくなったり、摩擦係数が
増大したりするため、媒体の耐久性が低下したりする。

次世代の高密度記録化塗布型６％記録媒体上して開発が
急がれている板状六方晶フェライト粉を磁性粒子として
用いた媒体に２いては、その粒子サイズが約０．１μ角
以下と小さく、筐たＢＥ’ｒ比表面積も５０ゼ／ｙを超
えるものが用いられるため、ｈ記の高記録密度磁気記録
媒体が示す問題点が一ノー顧著となり、その解決が精力
的に図られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は、高記録＠反磁気記録媒体上しての板状六方
晶フェライト磁性粉を用いた媒体の磁性１＃表面のＪｌ
ｌ鰯係数が増大するという欠点を解決し。

以って耐久性に優れた磁気記録媒体を提供することを目
的とする。

〔問題を解決する九めの手段〕

本発明者らは、板状六方晶フェライト磁性粉を用いた磁
気記録媒体が臂してい九欠点を改良するため鋭意＠討を
行った。

その結果、結合剤樹脂としてガラス転移＠度（Ｔ９）が
−２０℃〜５０゛Ｃで極性基としてスルホン酸基および
カルボキシル基のうち少なくとも１種を！し、その他１
ｉｌ：基敢が分子量１０，０００当り０．５個〜２個Ｍ
するポリウレタン樹脂と繊維素系樹脂との混合樹脂を用
いることによって、ａ性塗膜の表面平ｌｌ１ｔ注が良好
で、高密度記録特性に優れ、かつ磁気ヘッドに対する貼
着もなく、起動トルクが小さく、摩擦係数も低い、耐久
性に優れた磁気記録媒体が得られることを見出し１本発
明をなすに至った。

従来磁性粉の分散性に優れ１ヒ結合剤樹脂として。

塩化ビニル−酢酸ビニル系共は合体が広く用いられてい
る。一方、高速摺動耐久性が要求されるビデオテープヤ
、磁気ヘッド荷誌が大きく、高い信頼性も要求されるフ
ロッピーディスク用の結合剤樹脂としては、分散゛注お
よび耐久性に優れた繊維素系樹脂が主に用いられている
。これらの樹脂を六方晶フェライト粉を用いた媒体に応
用した場合。

塩化ビニル−酢酸ビニル系共医合体は分散性に医れでい
るが、耐久性が悪い。また−維素系樹脂を用い九場合は
鵠・注粒子の分散中に凝集を起こすため夏用することが
できない。

従来から用いられているポリウレタン樹脂と繊維素系樹
脂の混合−脂を用い友場合にも磁性粒子の分散中に塗膜
４の凝集を起し之り１粒子との接、ａ注が不十分だった
りする。そこでポリウレタン樹脂を主成分とし、しかも
ポリウレタン樹脂としてガラス転移温度が一２０℃〜５
０℃の範囲にあり。

スルホン酸基およびカルボキシル基のうち少なくともｌ
橿の極性基を有し、その数が分子量１０，０００当り０
．５禰〜２個であるポリウレタン樹脂と繊維素系樹脂の
混合結合剤を用いることによって１分散性、耐久性に優
れかつ＃Ｉ擦係数も低い磁気記録媒体が得られ友。

ガラス転移温度が一２０℃以下のポリウレタン樹脂を用
いた場合には、ｒ１１膜の弾性が低くなり。

磁気ヘッドに貼着しやすくなるため耐久性が低下する。

またこの値が５０℃以上となると媒体の可とり性が悪く
なるため好ましくない。

１之ポリウレタン樹脂中の極性基は、その含有量が分子
ｔｔｏ、ｏｏｏ当り０．５個以下となると結合剤として
の接着性が悪くなる。−万２個以上とし次場合にはａａ
粒子の分散中に塗料が凝集を起こす。

混合結合剤の組成としては−ｍ素系樹脂の量が１０這皮
％〜５０直量％の範囲ｖｃめるのが好筐しい。１０ｉ［
量％以下の場合には、磁性粉の分＃！ｉ性に優れている
が、磁性塗膜の強度が低くなり耐久性が悪くなる。また
５０ｉｉ黛％以上となると磁性ｅＩｋ膜の表面平滑性が
悪くなり、’ｉｔ磁変換特注が低下する。

′！之混合結合剤樹脂量は磁性粉末１００重量部に対し
て８重量部〜５０１！盆部の範囲にあることが望ましい
。この樹脂量が８鉱量部以下の媒体は磁性塗膜強度が弱
く耐久性に劣る。５０重量部以ととなると塗料作製中に
凝集を起こす。

混合結合剤樹脂としての繊維素系樹脂としてはニトロセ
ルロース樹脂などが好ましい。

本発明においで使用する板状六方晶フェライト粉はガラ
ス結晶化法あるいは水熱法などの手段により合成された
もので１次の一般式で表わされるものである。

ＡＯ°ｎ（（Ｐ’ｅｔ−＜ｘ＋ｙ）　　Ｍ七Ｍ：”）２
０ｓ　　）（式中ＡはＢａ、　Ｓｒ、　Ｐｂ、　Ｃａの
中から選ばれる少なくとも１櫨の元ＬＭ”＋はＭｎ、　
Ｃｏ　、　Ｎｉ　。

Ｃｕ、　Ｚｎ、　Ｍ、９の中から選ばれる少なくとも１
種の２価金属イオン　Ｍ４＋はＴｉ、　Ｚｒ、　Ｓｎ、
　Ｇｅ。

Ｖ、　Ｎｂの中から選ばれる少なくとも１櫨の４１１［
１１金属イオン、ｎは３〜８の実数、）Ｃ，）’は（ｘ
＋ｙ　）が０．０２〜０．３で（ｘ／ｙ）が１〜１０と
なる実数である。） このようなフェライト粉の保磁力としては、−般に２０
０〜２００００ｅの範囲にあるのが望ましい。

２　Ｌ）　００ｅより小さくなると高密度記録を良好に
行えず、　２０　Ｌｌ　００ｓよりも大きくなると、磁
気記録媒体の記録素子として適さなくなる。また粒子サ
イズとしては、六角板の平均長径が０．０２〜０．５μ
講の範囲にあるのが望ましい。０．０２μ鴨よりも小さ
くなると、十分な磁性を持たせに＜＜、０．５μ負より
大きくなると、１ａ注１−の表面平滑性が低Ｆして、高
密度記録を良好に行えない。

本発明のｄｉ′Ａ記録媒体は、上述の板状六方晶フェラ
イト磁性Ｊｆ＆を、前記混合結合剤Ｓ脂、有機溶剤など
と混合分散して、磁性塗料を調製し、この塗料金ポリエ
ステルフィルムなどの非ａ′８：基体上にロールコータ
など任意の述布手段によって塗布。

乾燥して磁性）ｆｊＪｔ−形成することにより、得るこ
とができる。なお、六方晶フェライト粉を含む磁性塗料
は、これを基俸とに塗布したのち、磁性ノー面に対して
廉直方向に磁４Ｉを印訓して磁ユ易配同を行うと、磁化
容易方向がより良好に垂直方向に配向さｆＬるとともに
、磁性Ｊ−の表面平滑性も良好となる之め、磁場配向を
行うのが好筐しい。

また有＠醪剤としては、トルエン、メチルエチルケトン
、メチルインブチルケトン、７クロヘキサノン、テトラ
ヒドロフラン、酢酸エチルなど従来から汎用されている
有機ｍ剤が単独または２種以上晶合して使用される。

なお、磁性塗料中には通帛便用されている各１添加剤た
とえば１分散剤、潤滑剤、帯１防止剤などを任ｆｃＶこ
添加使用してもよい。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例について記す。

板状六方晶フェライト粉（板状比：５１粒径：０．０６
　ｔｔｖｈ、　Ｈｃ　＝　５０００ｅ　、　ｅｔｉ中５
５ｅｍｕ／＆）１０００ｄ菫部 ポリウレタン樹脂（Ｔ、＠　：　ｌ　０℃、数平均分子
量＝４０．０００．−８ｏｎ基１．４　偵／分子７１０
，０００）１９０−置部 ニトロセルロース　　　　　　　　４７．５　　／／３
官能性イン７アネート化合物（日本ポリウレタン社製、
コロネートＬ）　　　　５３重量部カーボンブラック　
　　　　　　　　２０／／α−ＡｊｌｚＯｓ　　　　　
　　　　　　　１００　　ｔｔオレイルオレート９０〃 ステアリン酸ブチルセルソルブ　　　　　１５　〃トル
エン　　　　　　　　　　　　９００　　ｉｔシクロヘ
キ丈ノン　　　　　　　　９００　〃と記組成物を混合
１分散させ磁性塗料をｉＡ製した。この磁性塗料を厚さ
７５μ漢のポリエステＡ／フィルムの両面に乾燥後の磁
性層の厚みが３μ講となるように塗布、乾燥した後１表
面平滑処理を行ない、これ金所定の径の円板状に打ち抜
きフロッピーディスクを作製した。

実施例２ 実施例１に２けるニトロセルロース樹脂の配合量４７．
５重量部を１２８．７１を部に代えたこと以外は実施例
１と同様にしてフロッピーディスクを作製した。

実施例３ 実施例１におけるポリウレタン樹脂の極性基：スルホン
酸基に代えてカルボン酸基：１．４（ｆｉ／分子１１０
，０００ｔ−極性基とするポリウレタン樹脂を用いたこ
と以外は、実施例１と同様にしてフロッピーディスクを
作製し九。

比較例１ 実施例１におけるニトロセルロース樹脂の配合量４７．
５１量部を２８５’１ｆ部に代え念こと以外は％１Ｍ例
１と同＊ｖｃしてフロッピーディスクを作製し念。

比較例２ 実施例１におけるニトロセルロース樹脂の配合量４７．
５ｇ量部を１０重量部に代えたこと以外は実施例１と同
様にしてフロッピーディスクを作製し友。

比較例３ 実施例１におけるポリウレタン樹脂のＴ、＠＝１０℃の
樹脂に代えてＴｇ＝５５℃のポリウレタン樹脂を用いた
こと以外は、実施例１と同様にしてフロッピーディスク
金作製した。

比較例４ 実施例１におけるＴＩ＝ｌ’ｃのポリウレタン樹脂に代
えてＴＮ　＝　−２５℃のポリウレタン樹脂を用い九こ
と以外は実施例１と同様にしてフロッピーディスクを作
製した。

上記各実施例、比較例で得之フロッピーディスクの磁気
特性、電磁変換特性、物理特性ｔ−測測定た。走行耐久
性は、５インチフロッピーディスクドライブを用い６０
℃、　　１０％ＲＨの環境下で行つ九。

ま几、ルビー製球面模擬ヘッドを用いて、荷置３０ｇの
条件で、刀口速耐久性試験を行ない、摺動回数にともな
う、磁性面の摩擦係数の変化を求めたものを図に示す。

〔発明の効果〕

以上説明したようＶＣ板状六万晶フェライト磁性粉を用
い次磁気記録媒体において、磁性ノー茫構成する結合剤
樹脂にＴ９が一２０゛Ｃ〜５０℃の範囲にあり、極性基
としてスルホン酸基ｐよびカルボキシル基のうち少なく
とも１つ金イするポリクンメン樹脂と禰維素系樹脂の混
合結合剤を用い、結合剤量が磁性扮１［ｆｉｌｏｏに対
し８〜５０となる結合剤を用いた磁気記録媒体は、　１
７（磁変換特注にンいては従来結合剤音用いた媒体上同
等以との性能を示しながらも磁性ノーの表面平滑性に優
れ、摩擦係数も小さく、走行耐久性が格段に改良され九
ものとなった。

【図面の簡単な説明】

磁気記録媒体の磁性面をルビー球で摺動したときの摺動
回数の＃１７ＪＤによる。摺動面での摩擦係数の変化を
示したもので、走行耐久性能の指標となる。 出願人　　日立マクセル株式会社 代表者　　水　　井　　　　　　厚

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）非磁性支持体上に板状六方晶フェライト扮を含む
   磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、上記磁性層
   を構成する結合剤樹脂として、数平均分子量が１０，０
   ００〜１００，０００で分子内に極性基としてスルホン
   酸基およびカルボキシル基のうち少なくとも１つを有す
   るもので、ガラス転移温度が−２０℃〜５０℃の範囲に
   あるポリウレタン樹脂、および繊維素系樹脂を用い、合
   計樹脂量が磁性粉末１００重量部に対して８重量部〜５
   ０重量部の範囲内にあることを特徴とする磁気記録媒体
   。
2. （２）ポリウレタン樹脂と繊維素系樹脂の混合結合剤樹
   脂において、繊維素系樹脂の含有量が１０％〜５０％と
   なるようにした結合剤樹脂を用いたことを特徴とする請
   求項（１）記載の磁気記録媒体。
3. （３）結合剤成分のポリウレタン樹脂として、極性基量
   が分子量１０，０００当り０．５〜２個の範囲にあるポ
   リウレタン樹脂を用いたことを特徴とする請求項（１）
   記載の磁気記録媒体。