JPH02247557A - 光音響分光計 - Google Patents
光音響分光計Info
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- JPH02247557A JPH02247557A JP1068563A JP6856389A JPH02247557A JP H02247557 A JPH02247557 A JP H02247557A JP 1068563 A JP1068563 A JP 1068563A JP 6856389 A JP6856389 A JP 6856389A JP H02247557 A JPH02247557 A JP H02247557A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 8
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
この発明は光音響分光計に関する。より詳細には、パル
ス状エネルギー波が照射された試料内部のサーマルウェ
ーブの伝搬の様子を観測する光音響分光計に関する。
ス状エネルギー波が照射された試料内部のサーマルウェ
ーブの伝搬の様子を観測する光音響分光計に関する。
[従来の技術]
従来、光音響分光計にはレーザー光を用いたPAS1電
子線PAS、X!1IPAS等が用いられている。従来
例に係る光音響分光計の構成を第3図及び第4図に示す
。第3図に示されるように、図示しない光源から出た光
はチョッパー101により断続光にされ、パルス状エネ
ルギー波として試料102の表面に照射される。パルス
状エネルギー波が照射された試料102の内部では、パ
ルス状エネルギー波の周波数に対応した周波数のサーマ
ルウェーブが発生し、このサーマルウェーブは試料10
2の全体に伝搬する。このサーマルウェーブによって生
じる、試料102の内部の温度の高い領域では局所的に
膨張していて、原子間距離が大きくなっている。逆に、
温度が低い領域では原子間距離は短くなっている。この
結果、サーマルウェーブの伝搬によって、試料102の
表面が振動され、この振動が試料102の裏面に貼付け
られた圧電素子103で検出される。
子線PAS、X!1IPAS等が用いられている。従来
例に係る光音響分光計の構成を第3図及び第4図に示す
。第3図に示されるように、図示しない光源から出た光
はチョッパー101により断続光にされ、パルス状エネ
ルギー波として試料102の表面に照射される。パルス
状エネルギー波が照射された試料102の内部では、パ
ルス状エネルギー波の周波数に対応した周波数のサーマ
ルウェーブが発生し、このサーマルウェーブは試料10
2の全体に伝搬する。このサーマルウェーブによって生
じる、試料102の内部の温度の高い領域では局所的に
膨張していて、原子間距離が大きくなっている。逆に、
温度が低い領域では原子間距離は短くなっている。この
結果、サーマルウェーブの伝搬によって、試料102の
表面が振動され、この振動が試料102の裏面に貼付け
られた圧電素子103で検出される。
あるいは、第4図に示されるように、試料111は密閉
セル112の内部に設けられた試料台113に載置され
、密閉セル112には空気、窒素等の気体が充填されて
いる。チョッパー114により変調されたパルス状エネ
ルギー波が試料111の表面に照射されると、音響信号
が発生して気体を媒体として密閉セル112内を伝わる
。この音響波が、密閉セル112の内側に配置されたマ
イクロフォン等の音響センサー115によって検出され
る。
セル112の内部に設けられた試料台113に載置され
、密閉セル112には空気、窒素等の気体が充填されて
いる。チョッパー114により変調されたパルス状エネ
ルギー波が試料111の表面に照射されると、音響信号
が発生して気体を媒体として密閉セル112内を伝わる
。この音響波が、密閉セル112の内側に配置されたマ
イクロフォン等の音響センサー115によって検出され
る。
いずれの場合にもパルス状エネルギー波の照射位置また
は試料を、試料表面に沿って走査させるとPAS像が得
られ、試料表面及び内部の構造、例えば格子欠陥等につ
いての知見が得られる。
は試料を、試料表面に沿って走査させるとPAS像が得
られ、試料表面及び内部の構造、例えば格子欠陥等につ
いての知見が得られる。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、第3図に示されるように、試料の裏面に圧電素
子を貼付ける構成においては、試料の表面形状を変化さ
せる恐れがあり、検出される電圧信号の誤差原因となる
。また、第4図に示されるような、試料面から放射され
る音響信号を検出する構成においては、試料の音響イン
ピーダンスと気体の音響インピーダンスとでは、その値
が大きく異なるため、試料表面で発生した音波の大部分
は界面で反射されて気体中によく伝達されないという欠
点がある。さらに、この構成では真空中でのn1定は不
可能である。また、検出器である圧電素子やマイクロフ
ォンは、検出感度を高めるために大型になり、解析する
物質構造の分解能が低い。
子を貼付ける構成においては、試料の表面形状を変化さ
せる恐れがあり、検出される電圧信号の誤差原因となる
。また、第4図に示されるような、試料面から放射され
る音響信号を検出する構成においては、試料の音響イン
ピーダンスと気体の音響インピーダンスとでは、その値
が大きく異なるため、試料表面で発生した音波の大部分
は界面で反射されて気体中によく伝達されないという欠
点がある。さらに、この構成では真空中でのn1定は不
可能である。また、検出器である圧電素子やマイクロフ
ォンは、検出感度を高めるために大型になり、解析する
物質構造の分解能が低い。
この発明は、試料面の形状を変化させることなく、サー
マルウェーブの伝搬の様子が良好に測定できる光音響分
光計を提供することにある。
マルウェーブの伝搬の様子が良好に測定できる光音響分
光計を提供することにある。
この発明の光音響分光計は、パルス状エネルギー波を試
料表面の所定領域に照射する照射手段と、前記パルス状
エネルギー波の照射領域以外の試料表面の近傍に非接触
で支持された尖鋭な先端を有する探針と、該探針と試料
表面との間に流れるトンネル電流または前記探針と試料
表面との間に作用する原子間力を検出する検出手段とを
備え、該検出手段で検出された前記トンネル電流または
前記原子間力から、試料表面及び内部に発生するサーマ
ルウェーブの伝搬の様子を測定し、試料の表面または内
部の構造を解析することを特徴とする。
料表面の所定領域に照射する照射手段と、前記パルス状
エネルギー波の照射領域以外の試料表面の近傍に非接触
で支持された尖鋭な先端を有する探針と、該探針と試料
表面との間に流れるトンネル電流または前記探針と試料
表面との間に作用する原子間力を検出する検出手段とを
備え、該検出手段で検出された前記トンネル電流または
前記原子間力から、試料表面及び内部に発生するサーマ
ルウェーブの伝搬の様子を測定し、試料の表面または内
部の構造を解析することを特徴とする。
[作用]
試料表面にパルス状エネルギー波が照射されると、試料
表面及び内部にサーマルウェーブが発生し伝搬する。サ
ーマルウェーブが発生すると、試料内で局所的に温度が
高い領域が形成される。この局所的に温度が高い領域で
は、試料は膨張して原子間距離が大きくなる。この結果
、サーマルウェーブの伝搬は試料表面の表面変位として
現れ、この表面変位がサーマルウェーブの伝搬速度で試
料表面を伝わっていく。
表面及び内部にサーマルウェーブが発生し伝搬する。サ
ーマルウェーブが発生すると、試料内で局所的に温度が
高い領域が形成される。この局所的に温度が高い領域で
は、試料は膨張して原子間距離が大きくなる。この結果
、サーマルウェーブの伝搬は試料表面の表面変位として
現れ、この表面変位がサーマルウェーブの伝搬速度で試
料表面を伝わっていく。
この発明では、この表面変位が試料表面近傍に非接触で
配置された探針で検出される。すなわち、予め探針と試
料表面との間にトンネル電流を流しておき、試料表面が
変位すると、探針と試料表面との間隔の距離が変化し、
この結果がトンネル電流の変化として検出される。また
は、試料表面が変位して探針に接近した結果、探針の受
ける原子間力が検出手段で検出される。
配置された探針で検出される。すなわち、予め探針と試
料表面との間にトンネル電流を流しておき、試料表面が
変位すると、探針と試料表面との間隔の距離が変化し、
この結果がトンネル電流の変化として検出される。また
は、試料表面が変位して探針に接近した結果、探針の受
ける原子間力が検出手段で検出される。
[実施例]
この発明の一実施例に係る光音響分光計について、第1
図を参照にしながら説明する。レーザ〒ダイオード1か
ら出たレーザー光は、コリメータレンズ2で平行光にさ
れた後、チョッパー3で断続光にされてビームスプリッ
タ−4に照射される。
図を参照にしながら説明する。レーザ〒ダイオード1か
ら出たレーザー光は、コリメータレンズ2で平行光にさ
れた後、チョッパー3で断続光にされてビームスプリッ
タ−4に照射される。
ビームスプリッタ−4で反射されたレーザー光は第1の
集光レンズ5を介して試料8の表面上に合焦され、パル
ス状エネルギー波が基板8の所定領域に照射される。一
方、適宜に証明された試料8の表面から反射されたレー
ザー光は、第1の集光レンズ、ビームスプリッタ−4、
第2の集光レンズ6を介して撮影装置7に照射される。
集光レンズ5を介して試料8の表面上に合焦され、パル
ス状エネルギー波が基板8の所定領域に照射される。一
方、適宜に証明された試料8の表面から反射されたレー
ザー光は、第1の集光レンズ、ビームスプリッタ−4、
第2の集光レンズ6を介して撮影装置7に照射される。
この結果、撮影装置7には、試料の表面の像がつくられ
、試料表面のレーザー光スポットの近傍が観察される。
、試料表面のレーザー光スポットの近傍が観察される。
ビームスプリッタ−4、第1の集光レンズ5、第2の集
光レンズ6及び撮影装置7で構成されるパルス状エネル
ギー波照射体10は、試料8の表面に対して平行に走査
できるように構成されている。
光レンズ6及び撮影装置7で構成されるパルス状エネル
ギー波照射体10は、試料8の表面に対して平行に走査
できるように構成されている。
また、試料台9に固定された保持部材11には、マイク
ロメーター12が試料台9に平行に固定され、スピンド
ル13が基板方向に延出している。
ロメーター12が試料台9に平行に固定され、スピンド
ル13が基板方向に延出している。
スピンドル13の先端部には第1のアクチュエーター1
4が取り付けられ、第1のアクチュエーター14の下面
には試料台9に垂直に第2のアクチュエーター15が取
り付けられ、第2のアクチュエーターの先端には探針1
6が取り付けられている。第1のアクチュエーター14
及び第2のアクチュエーター15は、例えば複数の電極
を備える圧電体からなり、探針16は第2のアクチュエ
ーター15で試料面に対して垂直方向に微動され、また
第1のアクチュエーター14で試料面に対して平行に微
動される。さらに探針16はマイクロメーター12によ
って、スピンドル13が延在する方向に粗動される。
4が取り付けられ、第1のアクチュエーター14の下面
には試料台9に垂直に第2のアクチュエーター15が取
り付けられ、第2のアクチュエーターの先端には探針1
6が取り付けられている。第1のアクチュエーター14
及び第2のアクチュエーター15は、例えば複数の電極
を備える圧電体からなり、探針16は第2のアクチュエ
ーター15で試料面に対して垂直方向に微動され、また
第1のアクチュエーター14で試料面に対して平行に微
動される。さらに探針16はマイクロメーター12によ
って、スピンドル13が延在する方向に粗動される。
基板8の表面にパルス状エネルギー波が照射されると、
試料8の表面及び内部にサーマルウェーブが発生し伝搬
していく。試料8の表面において、サーマルウェーブに
よって発生した局所的に温度の高い領域では、試料8の
体積膨張(微少ではあるカリにより変位している。この
微少変位は、サーマルウェーブの伝搬とともに試料8の
表面を伝わり、パルス状エネルギー波の照射位置から所
定距離離れて配置された探針16で検出される。すなわ
ち、探針16はパルス状エネルギー波の照射位置から所
定距離離れた所で、試料8の表面からIO人程度上方に
支持され、予め探針16と試料8をバイアスされていて
トンネル電流が流されている。試料8の表面の微少変位
が伝搬されて、探針16と試料8の表面の間隔が変化す
ると、この変化に比例してトンネル電流の値が変化する
。このトンネル電流の変化が、図示しない電流検出器で
検出される。従って、トンネル電流の変化を検出するこ
とにより、試料8の表面でのサーマルウェーブの伝搬の
様子が測定される。
試料8の表面及び内部にサーマルウェーブが発生し伝搬
していく。試料8の表面において、サーマルウェーブに
よって発生した局所的に温度の高い領域では、試料8の
体積膨張(微少ではあるカリにより変位している。この
微少変位は、サーマルウェーブの伝搬とともに試料8の
表面を伝わり、パルス状エネルギー波の照射位置から所
定距離離れて配置された探針16で検出される。すなわ
ち、探針16はパルス状エネルギー波の照射位置から所
定距離離れた所で、試料8の表面からIO人程度上方に
支持され、予め探針16と試料8をバイアスされていて
トンネル電流が流されている。試料8の表面の微少変位
が伝搬されて、探針16と試料8の表面の間隔が変化す
ると、この変化に比例してトンネル電流の値が変化する
。このトンネル電流の変化が、図示しない電流検出器で
検出される。従って、トンネル電流の変化を検出するこ
とにより、試料8の表面でのサーマルウェーブの伝搬の
様子が測定される。
このように、この発明によれば、サーマルウェーブの伝
搬の様子が、試料面に非接触に配置された探針によって
測定されるので、試料を傷つけることなく測定できる。
搬の様子が、試料面に非接触に配置された探針によって
測定されるので、試料を傷つけることなく測定できる。
さらに、気体媒体を必要としないので、試料が汚染され
ることもない。
ることもない。
トンネル電流を検出する際、探針16を走査させて異な
る位置におけるトンネル電流の変化を検出することによ
って、検出されたトンネル電流の測定値の差から、トン
ネル電流検出位置近傍の状態変化がわかる。
る位置におけるトンネル電流の変化を検出することによ
って、検出されたトンネル電流の測定値の差から、トン
ネル電流検出位置近傍の状態変化がわかる。
また、パルス状エネルギー波の照射位置を変えてトンネ
ル電流の変化を検出することによって、パルス状エネル
ギー波の照射位置近傍での試料8の状態変化がわかる。
ル電流の変化を検出することによって、パルス状エネル
ギー波の照射位置近傍での試料8の状態変化がわかる。
さらに、パルス状エネルギー波の照射位置とトンネル電
流検出位置の距離を変えないように、探針16とパルス
状エネルギー波照射体10を同時に試料8の表面上を走
査させてトンネル電流を検出することによって、バルク
の変化がわかる。
流検出位置の距離を変えないように、探針16とパルス
状エネルギー波照射体10を同時に試料8の表面上を走
査させてトンネル電流を検出することによって、バルク
の変化がわかる。
この実施例においては、試料8の表面の変位をトンネル
電流の変化として検出したが、例えば原子開力顕微鏡を
用いて試料8の表面変位による原子間力の変化として検
出してもよい。
電流の変化として検出したが、例えば原子開力顕微鏡を
用いて試料8の表面変位による原子間力の変化として検
出してもよい。
この発明の別の実施例に係る光音響分光計について、第
2A図及び第2B図を参照にして説明する。第2A図に
示されるように、集光レンズ26はla筒21の内部に
おいて固定されている。鏡筒21の下端には例えばガラ
スからなる透明体22が取り付けられ、この透明体22
の下方にトンネル電流を検出する探針25を備える16
本のカンチレバー24がアクチュエーター23を介して
固定されている。16本のカンチレバー24は下端にお
いて第2B図に示されるように、中心に向けて鏡筒21
の外周に等間隔で配置されている。カンチレバ24は、
例えば電極を備える圧電体からなるアクチュエーター2
3によって、試料3oの表面に対して垂直方向に微動さ
れ、予め探針25と試料30の表面が所定間隔になるよ
うに保持される。
2A図及び第2B図を参照にして説明する。第2A図に
示されるように、集光レンズ26はla筒21の内部に
おいて固定されている。鏡筒21の下端には例えばガラ
スからなる透明体22が取り付けられ、この透明体22
の下方にトンネル電流を検出する探針25を備える16
本のカンチレバー24がアクチュエーター23を介して
固定されている。16本のカンチレバー24は下端にお
いて第2B図に示されるように、中心に向けて鏡筒21
の外周に等間隔で配置されている。カンチレバ24は、
例えば電極を備える圧電体からなるアクチュエーター2
3によって、試料3oの表面に対して垂直方向に微動さ
れ、予め探針25と試料30の表面が所定間隔になるよ
うに保持される。
集光レンズ26で集光されたパルス状エネルギー波が試
料30の表面に照射されることにより発生するサーマル
ウェーブによって生じる試料30の表面変位は、探針2
5と試料30.との間に流れるトンネル電流の変化とし
て検出される。
料30の表面に照射されることにより発生するサーマル
ウェーブによって生じる試料30の表面変位は、探針2
5と試料30.との間に流れるトンネル電流の変化とし
て検出される。
この実施例において、複数の探針25は、パルス状エネ
ルギー波の照射位置から等距離の同心円上に配置される
ので、試料30の異方性の測定に効果がある。作用及び
他の効果は先の実施例と同様であり、ここでは省略する
。
ルギー波の照射位置から等距離の同心円上に配置される
ので、試料30の異方性の測定に効果がある。作用及び
他の効果は先の実施例と同様であり、ここでは省略する
。
[発明の効果]
この発明によれば、サーマルウェーブの伝搬にともなう
試料表面の変位は、試料表面近傍に非接触で配置された
探針で、トンネル電流の変化または原子間力として検出
されるので、試料面を処理することなく、しかも精度よ
くサーマルウェーブの伝搬の様子が測定される。この結
果、試料表面及び内部の構造をより正確に観察するのに
貢献する。
試料表面の変位は、試料表面近傍に非接触で配置された
探針で、トンネル電流の変化または原子間力として検出
されるので、試料面を処理することなく、しかも精度よ
くサーマルウェーブの伝搬の様子が測定される。この結
果、試料表面及び内部の構造をより正確に観察するのに
貢献する。
第1図はこの発明の一実施例を説明する図、第2A図は
この発明の別の実施例に係る光音響分光計の部分断面図
、 第2B図は、第2A図に示されるカンチレバーの配置を
説明する図、 第3図は従来例に係る光音響分光計の構成を示す図、 第4図は従来例に係る別の光音響分光計の構成を示す図
である。 (符号の説明) 1・・・レーザーダイオード、2・・・コリメータレン
ズ、3・・・チョッパー 5・・・集光レンズ、8・・
・試料、16・・・探針。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 第3図 第1図 第2A図 第2B図 第4図
この発明の別の実施例に係る光音響分光計の部分断面図
、 第2B図は、第2A図に示されるカンチレバーの配置を
説明する図、 第3図は従来例に係る光音響分光計の構成を示す図、 第4図は従来例に係る別の光音響分光計の構成を示す図
である。 (符号の説明) 1・・・レーザーダイオード、2・・・コリメータレン
ズ、3・・・チョッパー 5・・・集光レンズ、8・・
・試料、16・・・探針。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 第3図 第1図 第2A図 第2B図 第4図
Claims (3)
- (1)パルス状エネルギー波を試料表面の所定領域に照
射する照射手段と、前記パルス状エネルギー波の照射領
域以外の試料表面の近傍に非接触で支持された尖鋭な先
端を有する探針と、該探針と試料表面との間に流れるト
ンネル電流の変化または前記探針と試料表面との間に作
用する原子間力を検出する検出手段とを備え、該検出手
段で検出された前記トンネル電流または前記原子間力か
ら、試料表面及び内部に発生するサーマルウェーブの伝
搬の様子を測定し、試料の表面または内部の構造を解析
することを特徴とする光音響分光計。 - (2)前記パルス状エネルギー波が、マイクロ波、赤外
線、可視光、紫外線、X線、電子線のいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1記載の光音響分光計。 - (3)前記照射手段と前記探針の少なくともいずれか一
方が、他方に対して相対的に走査されることを特徴とす
る請求項1記載の光音響分光計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068563A JPH02247557A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光音響分光計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068563A JPH02247557A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光音響分光計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02247557A true JPH02247557A (ja) | 1990-10-03 |
Family
ID=13377355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1068563A Pending JPH02247557A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光音響分光計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02247557A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019164104A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 国立大学法人東北大学 | 光音響計測装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0269643A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Toshiba Corp | 表面分析装置 |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP1068563A patent/JPH02247557A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0269643A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Toshiba Corp | 表面分析装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019164104A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 国立大学法人東北大学 | 光音響計測装置 |
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