JPH02245563A - 動力伝達用緩衝ギヤ - Google Patents
動力伝達用緩衝ギヤInfo
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- JPH02245563A JPH02245563A JP6696789A JP6696789A JPH02245563A JP H02245563 A JPH02245563 A JP H02245563A JP 6696789 A JP6696789 A JP 6696789A JP 6696789 A JP6696789 A JP 6696789A JP H02245563 A JPH02245563 A JP H02245563A
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Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばトラクタ等のトランスミツシランに組
込まれる動力伝達用緩衝ギヤに関する。
込まれる動力伝達用緩衝ギヤに関する。
(従来の技術)
例えば、トラクタのPTO伝動系又は走行伝動系に使用
されるギヤは、噛合相手のギヤとの間にバックラッシュ
があり、エンジンが低回転域で起す回転変動、スプライ
ン嵌合のガタ、動力の断接又は正逆転切換の噛合衝撃等
によって、ギヤ振動を生じることがあり、このギヤ振動
は共振を起して、ガラ音を発生する原因になる。
されるギヤは、噛合相手のギヤとの間にバックラッシュ
があり、エンジンが低回転域で起す回転変動、スプライ
ン嵌合のガタ、動力の断接又は正逆転切換の噛合衝撃等
によって、ギヤ振動を生じることがあり、このギヤ振動
は共振を起して、ガラ音を発生する原因になる。
前記ギヤ振動を吸収するのに、ギヤを内外に2分割して
、その境界位置に緩衝体を介在させ、内外輪の動力伝達
を緩衝体を介して行なうように構成されているものがあ
る。
、その境界位置に緩衝体を介在させ、内外輪の動力伝達
を緩衝体を介して行なうように構成されているものがあ
る。
(発明が解決しようとする課題)
前記従来技術では、動力伝達を緩衝体で行なっているの
で、大トルクの伝達には使用し難<、緩衝体が破損され
ることがある。
で、大トルクの伝達には使用し難<、緩衝体が破損され
ることがある。
本発明は、内輪と外輪とを爪部と溝部の係合により動力
伝達可能にし、爪部と溝の係合に周方向の遊び間隙を形
成しておくと共に、それらの側方に環状緩衝体を圧入し
ておくことにより、遊び間隙の範囲内で緩衝作用を行な
わせるように構成することによって、前記従来技術の問
題点を解決できるようにした動力伝達用緩衝ギヤを提供
することを目的とする。
伝達可能にし、爪部と溝の係合に周方向の遊び間隙を形
成しておくと共に、それらの側方に環状緩衝体を圧入し
ておくことにより、遊び間隙の範囲内で緩衝作用を行な
わせるように構成することによって、前記従来技術の問
題点を解決できるようにした動力伝達用緩衝ギヤを提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明における課題解決のための具体的構成は、軸7に
嵌合された内輪26と、この内輪26に外嵌していてギ
ヤ部17を有する外輪28と、内輪26と外輪28との
境界位置に介在される緩衝体29とを有する動力伝達用
緩衝ギヤにおいて、 内輪26の外周と外輪28の内周とには、一方に周方向
複数の爪部30を形成し、他方に前記爪部30と周方向
の遊び間隙32を介して係合する溝部31を形成し、内
外輪26.28の境界位置で且つ爪部30及び溝部31
の側方に環状溝33を形成し、この環状溝33に環状緩
衝体29を圧入していることである。
嵌合された内輪26と、この内輪26に外嵌していてギ
ヤ部17を有する外輪28と、内輪26と外輪28との
境界位置に介在される緩衝体29とを有する動力伝達用
緩衝ギヤにおいて、 内輪26の外周と外輪28の内周とには、一方に周方向
複数の爪部30を形成し、他方に前記爪部30と周方向
の遊び間隙32を介して係合する溝部31を形成し、内
外輪26.28の境界位置で且つ爪部30及び溝部31
の側方に環状溝33を形成し、この環状溝33に環状緩
衝体29を圧入していることである。
(作 用)
噛合相手のギヤからギヤ部17を介して外輪28に動力
が伝達されてくると、内外輪26.28間に介在された
環状緩衝体29に剪断力が生じ、その剪断力が所定以上
になれば、内外輪26.28は爪部30と溝部31との
遊び間隙32を無くすように相対回動を生じ、爪部30
と溝部31とが係合することにより、内外輪26.28
は一体的に回転する。
が伝達されてくると、内外輪26.28間に介在された
環状緩衝体29に剪断力が生じ、その剪断力が所定以上
になれば、内外輪26.28は爪部30と溝部31との
遊び間隙32を無くすように相対回動を生じ、爪部30
と溝部31とが係合することにより、内外輪26.28
は一体的に回転する。
エンジンの回転変動のように伝達動力が小さい場合、環
状緩衝体29には所定以下の剪断力しか加わらなく、内
外輪26.28は遊び間隙32の範囲内で弾力的に相対
回動を生じ、エンジンの回転変動を吸収する。
状緩衝体29には所定以下の剪断力しか加わらなく、内
外輪26.28は遊び間隙32の範囲内で弾力的に相対
回動を生じ、エンジンの回転変動を吸収する。
(★施例)
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は農用トラクタのトランスミッションの後部を示
しており、ミッションケースlの第1)第2中間壁2.
3に後輪デフ装置4へ動力を伝達すルヘヘルピニオン軸
5が支持され、このベベルピニオン軸5の上方にPTO
系の第1、第2伝動軸6.7が、下方に前輪駆動系の伝
動軸8が夫々配置されている。
しており、ミッションケースlの第1)第2中間壁2.
3に後輪デフ装置4へ動力を伝達すルヘヘルピニオン軸
5が支持され、このベベルピニオン軸5の上方にPTO
系の第1、第2伝動軸6.7が、下方に前輪駆動系の伝
動軸8が夫々配置されている。
PTO第1伝動軸6上にはギヤ8と前方伝動輪との間の
動力断接用油圧クラッチ9とが設けられ、PTO第2伝
動軸7には前部に緩衝ギヤlOが軸方向摺動自在に設け
られ、後部には第1、第2変速ビニオン1).12がス
プライン嵌合されている。
動力断接用油圧クラッチ9とが設けられ、PTO第2伝
動軸7には前部に緩衝ギヤlOが軸方向摺動自在に設け
られ、後部には第1、第2変速ビニオン1).12がス
プライン嵌合されている。
前記緩衝ギヤlOは前記ギヤ8と噛合する第1ギヤ部1
7aと、ベベルピニオン軸5に設けられたギヤ16と噛
合する第2ギヤ部17bとを有し、中立位置から前方移
動してギヤ8に噛合させると、PTO第1、第2伝動軸
6.7は直結されてライブPTO伝動状態となり、後方
移動してギヤ16に噛合させると、PTO第2伝動軸7
にはベベルピニオン軸5から動力が伝達されてグランド
PTO伝動状態になる。
7aと、ベベルピニオン軸5に設けられたギヤ16と噛
合する第2ギヤ部17bとを有し、中立位置から前方移
動してギヤ8に噛合させると、PTO第1、第2伝動軸
6.7は直結されてライブPTO伝動状態となり、後方
移動してギヤ16に噛合させると、PTO第2伝動軸7
にはベベルピニオン軸5から動力が伝達されてグランド
PTO伝動状態になる。
ミッションケース1の後部には第3中間壁18が設けら
れ、且つPTO変速ケース19が取付けられており、そ
れらによってPTO第2伝動軸7の後部と、それと平行
なPTO軸20とが支持されていて、それらの軸7.2
0の間にPTO変速機構25が組込まれている。
れ、且つPTO変速ケース19が取付けられており、そ
れらによってPTO第2伝動軸7の後部と、それと平行
なPTO軸20とが支持されていて、それらの軸7.2
0の間にPTO変速機構25が組込まれている。
PTO軸2軸上0上前記第1、第2変速ピニオン1).
12と常噛みの第1、第2変速ギヤ21.22が遊嵌さ
れ、且つスプラインボス23が固定されており、スプラ
インボス23にスプライン嵌合されたシフタ24は、第
1)第2変速ギヤ21.22と択一的に咬合可能になっ
ている。
12と常噛みの第1、第2変速ギヤ21.22が遊嵌さ
れ、且つスプラインボス23が固定されており、スプラ
インボス23にスプライン嵌合されたシフタ24は、第
1)第2変速ギヤ21.22と択一的に咬合可能になっ
ている。
第1〜3図において、前記緩衝ギヤ10は第2伝動軸7
にスプライン嵌合された内輪26と、この内輪26に外
嵌していて、第1)第2ギヤ部17a、 17b及びシ
フタ係合部27を有する外輪28と、内輪26と外輪2
8との境界位置に介在された緩衝体29とを有している
。
にスプライン嵌合された内輪26と、この内輪26に外
嵌していて、第1)第2ギヤ部17a、 17b及びシ
フタ係合部27を有する外輪28と、内輪26と外輪2
8との境界位置に介在された緩衝体29とを有している
。
境界部分を形成する内輪26の外周には、周方向等間隙
に複数の爪部30が突設されている。この爪部30は軸
方向−側に内輪26の略半幅に形成されており、断面略
四角形状である。
に複数の爪部30が突設されている。この爪部30は軸
方向−側に内輪26の略半幅に形成されており、断面略
四角形状である。
また、同じく境界部分を形成する外輪28の内周には、
爪部30に対応して溝部31が形成されており、爪部3
0と係合している。爪部30と溝部31とは密着せず、
正逆転方向又は一方向に遊び間隙32を介在しており、
内輪26の外周面と外輪28の内周面とは嵌合していて
、遊び間隙32の範囲内で相対回動可能である。
爪部30に対応して溝部31が形成されており、爪部3
0と係合している。爪部30と溝部31とは密着せず、
正逆転方向又は一方向に遊び間隙32を介在しており、
内輪26の外周面と外輪28の内周面とは嵌合していて
、遊び間隙32の範囲内で相対回動可能である。
尚、内輪26は爪部30間に溝部を形成し、外輪28は
溝部31間に爪部を形成していると認識することもでき
る。
溝部31間に爪部を形成していると認識することもでき
る。
前記内外輪26.28の境界位置には、軸方向他側、即
ち、爪部30及び溝部31の側方には環状溝33が形成
され、この環状溝33は緩衝ギヤ10の側面に開放され
ている。この環状溝33は外輪28のみに溝部31と同
深さで形成しても良い。
ち、爪部30及び溝部31の側方には環状溝33が形成
され、この環状溝33は緩衝ギヤ10の側面に開放され
ている。この環状溝33は外輪28のみに溝部31と同
深さで形成しても良い。
緩衝体29は環状溝33に側方から圧入されており、内
外スリーブ29a 、 29b間にゴム又は合成樹脂等
で形成された弾性体29cが焼付は又は接着されて、環
状に形成されている。
外スリーブ29a 、 29b間にゴム又は合成樹脂等
で形成された弾性体29cが焼付は又は接着されて、環
状に形成されている。
前記爪部30と溝部31の係合及び緩衝体29の圧入位
置等は、内輪26に外嵌した止め輪34a+ 34b+
34cで設定されている。
置等は、内輪26に外嵌した止め輪34a+ 34b+
34cで設定されている。
前記外輪28は第1ギヤ部15又は第2ギヤ部17から
動力が伝達され、遊び間隙32の範囲内で内輪26に対
して相対回動じようとすると、緩衝体29は内外周が内
外輪26.28に圧着されているため、弾性体29に剪
断力が発生する。外輪28に加わる動力がエンジンの回
転変動のように細かい振動であれば、弾性体29の弾性
変形で吸収し、トルクであっても小さければ、弾性体2
9を介して内輪26に伝達される。しかし、大きいトル
クでは、爪部3oは溝部31と係合し、遊び間隙32が
無くなるまで弾性体29は弾性変形し、トルクは爪部3
oと溝部31 (実際は溝部31間の突部)とを介して
内輪26に伝達される。
動力が伝達され、遊び間隙32の範囲内で内輪26に対
して相対回動じようとすると、緩衝体29は内外周が内
外輪26.28に圧着されているため、弾性体29に剪
断力が発生する。外輪28に加わる動力がエンジンの回
転変動のように細かい振動であれば、弾性体29の弾性
変形で吸収し、トルクであっても小さければ、弾性体2
9を介して内輪26に伝達される。しかし、大きいトル
クでは、爪部3oは溝部31と係合し、遊び間隙32が
無くなるまで弾性体29は弾性変形し、トルクは爪部3
oと溝部31 (実際は溝部31間の突部)とを介して
内輪26に伝達される。
前記爪部30は内輪26の幅方向中央に形成し、その両
側に緩衝体29を配置しても良いが、そうであるならば
緩衝体29は2本必要とし、加工が面倒でコスト高にな
る。
側に緩衝体29を配置しても良いが、そうであるならば
緩衝体29は2本必要とし、加工が面倒でコスト高にな
る。
加工及びコストの点からは緩衝体29が1本のほうが良
いが、爪部30と緩衝体29とを内輪26の幅方向に振
分は配置すると、爪部3oと溝部31との係合の中心A
は、第2ギヤ部17の噛合の中心Bがら軸方向にrれる
ことになり、ラジアル荷重を受けてモーメントを発生す
ることがあり、グランドPTO伝動状態で、外輪28が
内輪26に対してこじれて、動力を円滑に伝達すること
が困難になることがある。
いが、爪部30と緩衝体29とを内輪26の幅方向に振
分は配置すると、爪部3oと溝部31との係合の中心A
は、第2ギヤ部17の噛合の中心Bがら軸方向にrれる
ことになり、ラジアル荷重を受けてモーメントを発生す
ることがあり、グランドPTO伝動状態で、外輪28が
内輪26に対してこじれて、動力を円滑に伝達すること
が困難になることがある。
そこでこのモーメントを支持するために、環状溝33に
は緩衝体29より外側に環状のカラー35を挿入してお
り、このカラー35の内外周面は内外輪26゜28と当
接している。このカラー35は、弾性体29cが万一裂
断した時には、抜止めの作用をする。
は緩衝体29より外側に環状のカラー35を挿入してお
り、このカラー35の内外周面は内外輪26゜28と当
接している。このカラー35は、弾性体29cが万一裂
断した時には、抜止めの作用をする。
前記内外輪26.28の加工及びはめあい嵌合は、種々
の態様を採ることができる。
の態様を採ることができる。
例えば、1個のギヤをワイヤカット又は放電加工等で内
外2分割する方法がある。この加工ではコストが高く、
はめあい交差の管理も困難であり、遊び間隙32を形成
するために、ブローチ加工も必要とするという問題があ
る。
外2分割する方法がある。この加工ではコストが高く、
はめあい交差の管理も困難であり、遊び間隙32を形成
するために、ブローチ加工も必要とするという問題があ
る。
そこで第2図に示したものは、内外輪26.28を別個
の素材を用い、内輪26には軸加工及び軸スプライン加
工を、外輪28には穴加工及び穴スプライン加工をして
おり、遊び間隙32は穴スプライン加工時に溝を広くす
ることにより形成し、同芯度及びはめあい交差は軸加工
及び穴加工でより正確に出せるようにしている。
の素材を用い、内輪26には軸加工及び軸スプライン加
工を、外輪28には穴加工及び穴スプライン加工をして
おり、遊び間隙32は穴スプライン加工時に溝を広くす
ることにより形成し、同芯度及びはめあい交差は軸加工
及び穴加工でより正確に出せるようにしている。
他の方法として、第4図に示すように、内輪26にイン
ボリュート歯車の歯底を切上げた爪部30’を形成し、
外輪28にキリ孔を半円状に穿設した溝部31″を形成
する。
ボリュート歯車の歯底を切上げた爪部30’を形成し、
外輪28にキリ孔を半円状に穿設した溝部31″を形成
する。
前記爪部30′はインボリュート歯切り用ホブの外周を
削り落して使用することにより、簡単に形成でき、溝部
31’ のドリル加工も簡単にできるので、低コストで
製作できる。内輪26の溝底と、外輪28の突起先端と
で、同芯度及びはめあい交差を確保するようにしている
。尚、爪部30’をフライス加工で、溝部31゛をブロ
ーチ加工で行なっても良い。
削り落して使用することにより、簡単に形成でき、溝部
31’ のドリル加工も簡単にできるので、低コストで
製作できる。内輪26の溝底と、外輪28の突起先端と
で、同芯度及びはめあい交差を確保するようにしている
。尚、爪部30’をフライス加工で、溝部31゛をブロ
ーチ加工で行なっても良い。
尚、緩衝ギヤ10は、内輪26が駆動側、外輪28が従
動側となっても良く、常に一方向に回転する場合は、遊
び間隙32を爪部30の一方側にのみ形成しても良いが
、両方側に形成しておくことが好ましく、その遊び間隙
32の大きさは、弾性体29cの弾性定数及び伝達トル
ク等によって決定されるが、例えばlOO馬力前後のト
ラクタで爪部3oの両側に各3″程度にするのが好まし
い。
動側となっても良く、常に一方向に回転する場合は、遊
び間隙32を爪部30の一方側にのみ形成しても良いが
、両方側に形成しておくことが好ましく、その遊び間隙
32の大きさは、弾性体29cの弾性定数及び伝達トル
ク等によって決定されるが、例えばlOO馬力前後のト
ラクタで爪部3oの両側に各3″程度にするのが好まし
い。
第3図において、PTO変速機構25における入力軸と
なる第2伝動軸7の支持は、変速ピニオン1).12の
前後に位置する軸受3B、39によって行なわれており
、この軸受38,39には、従来はラジアルボールベア
リングが使用されていたが、ここではテーバローラベア
リングを使用し、シム40を介して軸受押え板41で前
後軸受38.39にスラスト方向の予圧を与えるように
構成している。
なる第2伝動軸7の支持は、変速ピニオン1).12の
前後に位置する軸受3B、39によって行なわれており
、この軸受38,39には、従来はラジアルボールベア
リングが使用されていたが、ここではテーバローラベア
リングを使用し、シム40を介して軸受押え板41で前
後軸受38.39にスラスト方向の予圧を与えるように
構成している。
これは、エンジンの回転変動が第2伝動軸7に伝達され
てきた場合、変速ピニオン1).12と変速ギヤ21.
22との間でギヤ鳴りが発生することがあるためであり
、軸受38.39を介してスラスト方向の押圧力を与え
て、変速ビニオン1).12に制動トルクを与え、エン
ジン回転変動による変速ビニオン1).12の振動を防
止し、ギヤ鳴りを阻止している。
てきた場合、変速ピニオン1).12と変速ギヤ21.
22との間でギヤ鳴りが発生することがあるためであり
、軸受38.39を介してスラスト方向の押圧力を与え
て、変速ビニオン1).12に制動トルクを与え、エン
ジン回転変動による変速ビニオン1).12の振動を防
止し、ギヤ鳴りを阻止している。
このテーバローラベアリングにスラスト押圧力を与える
手段は、前記緩衝ギヤlOと共にPTO系に組込むこと
によって、トラクタのギヤ鳴りをより確実に防止できる
。
手段は、前記緩衝ギヤlOと共にPTO系に組込むこと
によって、トラクタのギヤ鳴りをより確実に防止できる
。
前記軸受38.39間にはカラー42が介在されていて
両方にスラスト押圧力が伝達されるようになっているの
で、シム40及び軸受押え板41は、第3図に示すよう
に一方の軸受に対してのみ設ければ良く、その拡大図は
第5図にも示されている。
両方にスラスト押圧力が伝達されるようになっているの
で、シム40及び軸受押え板41は、第3図に示すよう
に一方の軸受に対してのみ設ければ良く、その拡大図は
第5図にも示されている。
第5図には前記第1のスラスト押圧力発生手段に加えて
、PTO変速ケース19に設けた第2スラスト押圧力発
生手段を図示しており、両手段は併設しても良い。
、PTO変速ケース19に設けた第2スラスト押圧力発
生手段を図示しており、両手段は併設しても良い。
第2スラスト押圧力発生手段は、PTO変速ケース19
に押えネジ43を螺合し、テーパローラベアリング製の
軸受39の外輪に皿円板44の外周を当接し、この皿円
板44を押えネジ43で押圧するように構成されていて
、押えネジ43の調整でスラスト押圧力を調整可能であ
る。
に押えネジ43を螺合し、テーパローラベアリング製の
軸受39の外輪に皿円板44の外周を当接し、この皿円
板44を押えネジ43で押圧するように構成されていて
、押えネジ43の調整でスラスト押圧力を調整可能であ
る。
第6図には第3スラスト押圧力発生手段が例示されてお
り、PTO変速ケース19に軸受挿入孔45を形成し、
この挿入孔45を蓋46で閉鎖し、テーパローラベアリ
ング製軸受39の外輪に当接した皿バネ又はコイルバネ
47を、蓋46で押圧するように構成されている。この
蓋46とPTO変速ケース19との間にはシムを介在さ
せて、押圧力を調整可能にすることが好ましい。
り、PTO変速ケース19に軸受挿入孔45を形成し、
この挿入孔45を蓋46で閉鎖し、テーパローラベアリ
ング製軸受39の外輪に当接した皿バネ又はコイルバネ
47を、蓋46で押圧するように構成されている。この
蓋46とPTO変速ケース19との間にはシムを介在さ
せて、押圧力を調整可能にすることが好ましい。
(発明の効果)
以上詳述した本発明によれば、内輪26の外周と外輪2
8の内周とには、一方に周方向複数の爪部30を形成し
、他方に前記爪部30と周方向の遊び間隙32を介して
係合する溝部31を形成し、内外軸26゜28の境界位
置で且つ爪部30及び溝部31の側方に環状溝33を形
成し、この環状溝33に環状緩衝体29を圧入している
ので、伝達動力が大きい場合は、爪部30と溝部31が
係合し、環状緩衝体29を破損したりすることがなく、
エンジン回転変動又は噛合衝撃等の伝達動力が小さい場
合、環状緩衝体29でギヤ振動を吸収することができ、
ガラ音の発生を防止することができる。
8の内周とには、一方に周方向複数の爪部30を形成し
、他方に前記爪部30と周方向の遊び間隙32を介して
係合する溝部31を形成し、内外軸26゜28の境界位
置で且つ爪部30及び溝部31の側方に環状溝33を形
成し、この環状溝33に環状緩衝体29を圧入している
ので、伝達動力が大きい場合は、爪部30と溝部31が
係合し、環状緩衝体29を破損したりすることがなく、
エンジン回転変動又は噛合衝撃等の伝達動力が小さい場
合、環状緩衝体29でギヤ振動を吸収することができ、
ガラ音の発生を防止することができる。
第1〜3図は本発明の実施例を示しており、第1図は断
面側面図、第2図は第1図のn−n線断面図、第3図は
トラクタのトランスミッションを示す断面側面図、第4
図は爪部及び溝部の変形例を示す断面正面図、第5.6
図はPTO変速機構の軸受構造の2例を示す夫々断面側
面図である。 5・・・ベベルピニオン軸、7・・・第2伝動軸、10
・・・緩衝ギヤ、17a・・・第1ギヤ部、17b・・
・第2ギヤ部、26・・・内輪、28・・・外輪、29
・・・緩衝体、30・・・爪部、31・・・溝部、32
・・・遊び間隙、33・・・環状溝。
面側面図、第2図は第1図のn−n線断面図、第3図は
トラクタのトランスミッションを示す断面側面図、第4
図は爪部及び溝部の変形例を示す断面正面図、第5.6
図はPTO変速機構の軸受構造の2例を示す夫々断面側
面図である。 5・・・ベベルピニオン軸、7・・・第2伝動軸、10
・・・緩衝ギヤ、17a・・・第1ギヤ部、17b・・
・第2ギヤ部、26・・・内輪、28・・・外輪、29
・・・緩衝体、30・・・爪部、31・・・溝部、32
・・・遊び間隙、33・・・環状溝。
Claims (1)
- (1)軸(7)に嵌合された内輪(26)と、この内輪
(26)に外嵌していてギヤ部(17)を有する外輪(
28)と、内輪(26)と外輪(28)との境界位置に
介在される緩衝体(29)とを有する動力伝達用緩衝ギ
ヤにおいて、 内輪(26)の外周と外輪(28)の内周とには、一方
に周方向複数の爪部(30)を形成し、他方に前記爪部
(30)と周方向の遊び間隙(32)を介して係合する
溝部(31)を形成し、内外輪(26)(28)の境界
位置で且つ爪部(30)及び溝部(31)の側方に環状
溝(33)を形成し、この環状溝(33)に環状緩衝体
(29)を圧入していることを特徴とする動力伝達用緩
衝ギヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6696789A JPH02245563A (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 動力伝達用緩衝ギヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6696789A JPH02245563A (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 動力伝達用緩衝ギヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02245563A true JPH02245563A (ja) | 1990-10-01 |
Family
ID=13331303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6696789A Pending JPH02245563A (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 動力伝達用緩衝ギヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02245563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04362346A (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-15 | Kubota Corp | 動力伝達用緩衝ギヤ |
JP2006183848A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 動力伝達装置 |
-
1989
- 1989-03-17 JP JP6696789A patent/JPH02245563A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04362346A (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-15 | Kubota Corp | 動力伝達用緩衝ギヤ |
JP2006183848A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 動力伝達装置 |
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