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JPH02232529A - 回転機械の振動診断方法およびその振動診断装置 - Google Patents

回転機械の振動診断方法およびその振動診断装置

Info

Publication number
JPH02232529A
JPH02232529A JP1054591A JP5459189A JPH02232529A JP H02232529 A JPH02232529 A JP H02232529A JP 1054591 A JP1054591 A JP 1054591A JP 5459189 A JP5459189 A JP 5459189A JP H02232529 A JPH02232529 A JP H02232529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
random point
event
continuous
standard deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1054591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH054618B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Shimada
敏幸 島田
Toshihiro Noda
俊博 野田
Katsuro Momoeda
桃枝 克郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1054591A priority Critical patent/JPH02232529A/ja
Publication of JPH02232529A publication Critical patent/JPH02232529A/ja
Publication of JPH054618B2 publication Critical patent/JPH054618B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) (産業上の利用分野) 本発明は蒸気タービン・発電機プラント等にお1ノる高
速回転機械の運転状憇の5v常徴候の早期検出およびそ
の診断を軸振動の検出値に基づいて行う回転機械の振動
診断方法およびその振動診断装置に関する。
(従来の技術) 一般に回転機械の運転中の異常の大部分は軸振妨の変化
として現われる。特に発電プラント用の蒸気タービン・
R′ifiユニット等では数十〜数百1・ンのロータが
^速で回転しており、微小な振動もそれが異常なもので
あれば、重大な事故に発展する恐れがある。そこで、こ
の振動を詳細に分析することによって回転機械の異常を
早期検出する方法および診断装置が例えば特間昭61−
128128号公報に示すようにいくつか提案されてい
る。
第10図に蒸気タービン・fe電機ユニツ1・5の従来
の診断装置を示す.a・中圧タービン6、低圧タービン
7a,7b、および発電機8の各ロータを支える軸受部
9a,・・・91に各ロータの軸振動を検出する振動検
出器1 0a,・・・101が設(ノられている。また
、ロータの回転数を検出する回転計11、各軸受部9a
,・・・91での軸振動の位相を検出する際に基準とな
るパルスを発信する位相基準パルス発信各12、および
発電機出力(ロ荷)や蒸気温度、軸受謳度等プラントの
運転状態を検出する各種センサ群13が設置されている
そして回転計11および各種センサ群13の出力が、中
央操作114内に設けられる運転監視菰E15に送られ
、!i動検出器1 0a,−1 0 i t3よび位相
基準パルス発信器12の出力が中火操作盤14内に設け
られる振a監視装置16に送られて常時チェックされ、
所定のv1限値を越える場合には、警報装δ17に指令
信号が発せられ、警報や自助1−リップの信号が出力さ
れる。なお、振動検出Z10a,−10i.回転計11
、位相基準パルス発信器12、および各種しンサ群13
の出力は、アナログ望の連続記録計18にも送られ記録
される。また、振動検出器10a,・・・101および
位相リ準パルス発信器12の出力である振動データは、
振動監視装置16によってA/D変換され、軸振動診断
装置3に送られて診断が行われる。この軸振動診断装置
3は、計算機を用い、異常診断を行って運転員を支援す
るシステムである。
上配A/D変換された振動データは所定のしきい値と比
較され、異常徴候が異常yi候検出装ili!19によ
って検出される。また、上記A/D変換された振動デー
タに基づいて軸振動の周波数成分の分布が周波数分析1
20によって解析される。そして、各種センサ群13、
異常徴候検出装置19、および周波数分析器20の各出
力、ならびにメモリ24に記憶された過去の履歴データ
にMづいC、異常徴候の原因の診断が診断部22によっ
て行われ、その結果が表示装置23によって表示される
とともに、診断に使用された各種データおよび診断結果
がメモリ24に記憶される。
(発明が解決しようとでる課題) 回転機械のN振動は運転状態の異常の程度により急激に
変化することがあることから、異常徴候の早期検出、異
常程度の早期診断が要求され、いわゆるオンライン、リ
アルタイム特性が必要となる。しかしながらこれらの診
断結果はプラントの運転に直接寄与することが期待され
ていることから、異常徴候検出の誤動作の防止も重要な
課題となる。例えば111図は従来の異常徴候検出の一
方法として特開昭50〜142902号公報における表
示方法を示すもので、軸振a!&幅レベルとその時の振
幅増加率の値により、正常域、II報域、トリップ域に
判定領域を区別し、緊急度を判定している。さらに上記
判定に使用する振幅レベルとi幅増加率はA/D変換後
の.データのバラッキによる異常ffil検出の誤動作
を防止するため、第12図に示す様に検出時点1,での
計測値v1以前のn個のデータV,  〜V.を最小二
乗法巨ロ十11 による一次近似式 V一α・T+β    ・・・・・・・・・・・・(1
)で求めた値、■(振紡振幅レベル)、α(振幅増加率
;傾き)が使用されている。ここで王はサンプリングイ
ンターバルと個数で定まるサンプリングタイムである。
このような処理を行うことで、データのバラツキによる
異常徴候検出の誤動作は防止できる。しかしながら、変
化を平均化することにより、微小な変化を伴う異常の場
合にはその徴候を検出できないという問題がある。この
ような問題を解決する手段の一例が本出願人による特願
昭62−260193号で提案されている。この手段に
よれば第7図のような機械的アンバランスによる突変事
象と第8図に示すようにラビング事象とを判別できるよ
うになるが、これだけでは充分と言えない。
ずなわら、上記の手段では振幅変化の方向が一方向に増
加するような場合は判別できるが、増加と減少を瞬時に
繰り返す乱点のような事象を捉えることができない。ま
た、乱点の場合はデータのバラツキそのものが問題であ
るため、データの平均化によってその特徴をなくしてし
まえば、これを判別4ることは困難である。したがって
、現状ではオフラインでの運転員の専門知識に基づいた
セ1定に依存している。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、従来人問
系により行っていた乱点検出に客観的な評価基準を用い
ることで尉口機による処理を可能とし、軸振動の異常徴
候を♀朋に検出し診断機能の強化を図る回転機械の振動
診断方法およびイの振動診所装行を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(H題を解決するための手段) 本発明による回転機械の振動診断方法は、回転機械の軸
振動を検出器で検出し、この検出信jlを振動監視手段
にてA/D変換し、このWt動監視手段により検出され
た現時点から過去のある定められた時間までの複数の振
動データを標準偏差監視手段に送出して標準偏差を算出
し、この標準偏差を監視しつつこの監視結果に基づいて
前記振動データが異常であると判定されたとき、継続的
に不規則な振動を伴う乱点事象であるか否かを継続的乱
点判定手段により判定し、さらに継続的乱点とp1定さ
れたとき、前記振動データを表示手段に送出して表示す
ることを特徴とする。
また、前記継続的乱点判定手段により前記振動データが
継続的乱点と判定されなかったときは、突変事象検出手
段で機械的アンバランスによる突変事象かラビングによ
る振幅急増の事象かを検出するとともに、単発的乱点判
定手段で瞬時に起こる単発的乱点事象かを検出ずればよ
い。
他方、本発明による回転機械の振動診断装置は、回転機
械の軸振動を検出する検出器と、この検出器の検出信q
をA/D変換するとともに現時点から過去のある定めら
れた時間までの複数の振動データを検出する振妨監視手
段と、この振動監視手段にて検出された振動データから
標準偏差を算出する標準偏差監視手段と、この標準偏差
監視手段で前記振動データが異常であると判定ざされた
とき継続的に不規則な振動を伴う乱点事象であるかを判
定する継続的乱点判定手段と、このm続的乱点判定手段
にて継続的乱点と判定された場合に振動データを表示す
る表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記継続的乱点判定手段が前記振動γ一タを非継
続的乱点と判定したときに、機械的アンバランスによる
突変事象かラビングによる振幅急増の事象かを検出する
突変事染検出手段と、瞬時に起こるIl1発的乱点事象
かを検出する甲発的乱点判定手段とを設けることもでき
る。
《作用》 以上の構成を有する本発明においては、回転機械の軸振
を検出固で検出し、この検出信号を振動監視手段にてA
/D変換し、この振動監視手段により検出された現時点
から過去のある定められた時間までの複数の振動データ
を4!2準偏差【視手段に送出する。次いで、この標準
偏差監祝手段によって振動データにバラツキがあると判
定された場合は異常なものと判定され、継続的乱点判定
手段でイのバラツキが一定時間継続している場合は継続
的乱点事象と判定し、その振動データを表示手段で表示
寸る。
−− hs継続的乱貞事象と判定されなかった場合は、
突変事象検出手段で、機械的アンバランスによる突変か
ラどングによる振動急増の事象かを判別し、ここで判別
できない事蒙については単発的乱j;、{セ1定手段で
甲発的で瞬時に起こる事蒙かを判定する。
したがって、本発明では振幅の変化が一方的に増加づる
ような乱点事象を判別ηるとともに、増加と減少を瞬時
に繰り返す乱点事采をも71別可能となる。
(実施例) 以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明4゛る。
第1図に本発明の一実施例による回転機械の振IJ診所
装置を示す。この実施例の撮初診所装置は、第10図に
示した従来の診所装置と同様、高中1丁タービン6、低
圧タービン7a,7b,および発電礪8からなる蒸気タ
ービン・発電ユニツ1−5に使用され、軸受9a,・・
・91部での振動検出器1Qa,・・・101、回転計
11、位相基準パルス発信器12、各種センサ市13が
蒸気タービン・発電ユニツ1−5に伺設ざれている。各
振動検出器1Qa,・・・10iや各種センサ群13か
らの検出信号は中央操作盤14に送られるようになって
いる。
中央操作盤14は運転監視装l15、△/D変換用振v
J監視手段としての振動監視装置16、警報装置17、
記録計18を協えている。
また、第1図に示す振動診所装置は振初データの標準偏
差を算出する標準偏差監視手段としての標準偏差監視n
S 1 、継続的乱点判定手段としてのJIirc的乱
点判定部2、軸振動診断装置3の突変事象検出装ri2
1およびφ発的乱点判定手段としての単発的乱点判定部
4を第10図に示す従来例に付加したものであって、こ
れら以外は従来の技術の項で説明済のため説明を省略す
る。
振動診断装Uに組み混まれる中央な作詔14の振動監視
装置16は、標準!ia差監視部1および継続的乱点判
定81I2を介して軸振8診断装置3の異/it徴候検
出装冒19に接続され、この検出装置19に監視判定信
号が入力される。また、中央操作114の運転監視装置
15は、軸振動診断装置3の診断部22に入力される。
ところで、第1図において振動検出器ioa,・・・1
0iおよび位相基準パルス発信器12の出力データであ
る振動データは振動監祝B置16によって△,/Q変換
され、Fi準偏差監視部1に送られる。この標摩偏差監
視部1では?d常徴候の検出が行われ、貸常徴奴が検出
されなければ正常と判断される。つまり、標準偏差監視
部1で異常m候が検出された時のみ1!勤データは継続
的乱点籾定部2へ送出され、継続的乱点の判定を行なう
。ここで、継続的乱点と判定された場合は軸振fJJ診
断装i!!3へ@初データを送出せず、結果が表示装置
23へ直接出力される。
他方、継続的乱点p1定部2で継続的乱点と判定されな
かった場合、上記振81′F一タは軸振勅診r所装胃3
へ送られる。
軸振!ll診断!!iIδ3は異常徴奴検出装置19と
,周波数分析器20と、突変事象検出装置21と、診断
部22と、表示装置23と、メ七り24とを有しており
、Mu的乱点籾定部2からの振動データは周波数分析器
20に伝送され、周波故成分の分布が求められるととも
に、%’/常yi奴検出装置19にも伝送される。
また、異常徴候検出装置19からの検出信号は突変事象
検出装置21に伝送ざれ、この突911蒙検出装置21
は機械的アンバランスによる突変事象またはラビングに
よる振幅急増の事象について▼11定し、診断部22で
診断の結果、この各事象を捉えることができれば、結果
が表示装置23へ出力されて表示するとともに、診断に
使用された各種データおよび診断結果がメモリ24に記
憶ざれる。
他方、軸振動診断装置3で−F記の各事象を捉えること
ができなかった場合、振動デークi1 111発的乱点
判定部4へ送出され、甲発的乱点の判定を行う。ここで
、単発的乱点と判定された場合はその結果が表示装置2
3へ出力される。
本実施例では振動データが得られることを竹提条件とし
ているので、振動検出xioa,・・・10、振動監視
装置16等、振動データを獲得処理手段が必要である。
なお、中央操作盤14の振動監視装置16より得られる
振動データは、全ての周波数成分を含むオーバオールの
振動据幅である。
このような振動データにより、振1jJ診断を行う動作
を説明する。
二Lず、?!準偏差監視部1では、現時点から過去のあ
る定められた時問までの複数個の成動データにバラツキ
があるかどうかで異常か否かを判定する。ここで、振初
データにバラツキがあると判定された場合はその振動は
異常なものと¥172され、継続的乱点判定部2におい
て、そのバラツキが一定時1n以上継続している場合は
、g続的に不規律1な振動を伴う乱点事象と判定する。
このような乱点事象を継続的乱点と定義し、その典型.
例を第3図に示す。
また、継続的乱点と判定されなかった場合は、上述のよ
うに機械的アンバランスによる突変(典型例を第5図に
示す)と、ラビングによる振幅だl増《典型例を第6図
に示す》の2つの事蒙を判別する。ここで、判別できな
い事蒙についU LL甲允的乱点判定部4にて単発的で
瞬時に起こる乱点事象か否かを判定する。このJ:うh
乱Jj1小采を単発的乱点と定義し、その典型例を第4
図に承り。
次に、第2図は本実施例の各部の動作を示ずノローチt
y − l−である。なお、同図にJ3いC一点鎖線で
囲んだ部分はその符号1.2, 3.4を付した第1図
の各部1.2.3./lの仙作に対1,6シている。
まず、ステップaで振!jl監視装若16により現時点
から過去のある定められた時jllまでの複数a61の
振動データを検出し、次いでステップbr−標準偏差監
視部1はその振動データを入力することにより、次式か
ら(母)標準偏差σ1のit tl’3を行う。
・・・・・・ 〈2》 上記(2)式において、nは振動データの個数、V,は
現峙点t.の振幅データ、■・  はV・1     
 +         +−n+1   +よりn個前
のIJit幅データ、Vavはn個の振幅データV・ 
 .・・・viの平均値である。
1−n÷1 上記のF!r¥偏差σiはデータのバラッキ度合を示し
ているので、次式よりデータのバラッキ度合のfi1定
をすることができる。
σ・ ≧ ε        ・・・・・・(3》ここ
で、εはバラツキ度合判定のためのしきい値である。こ
の(3)式を満足する場合、データのバラツキ度合が大
きく、現時点で検出された振動が異常なものと判定する
。但し、振動データの個数nを大きく定めれば、同じ条
件でも標準偏差σiは小さくなること、およびプラント
により正常とするデータのバラッキ度合が異なることを
考慮してしきい値を設定する必要がある(ステップC)
次いで、標学偏差監視部1で振初データがy?常なもの
と判定された時、すなわちスアップCでσi≧εである
と判断された時、ステップdにJ−5いて継続的乱点判
定部2は(3)式の判定条件がその後も一定時間継続し
て成立し゛(いるが占かをTjI定する。この判定の息
図は第3図〜第6図に示した振動波形と標準偏差との関
係の特徴を捉えることにあるので、各図より読み取れる
特徴について説明する。
第3図(A),(B)は継続的に不規111Jな振動を
伴う乱点事象(継続的乱点)について縦軸に各々振幅V
と標準Q差σをとり、横軸の時刻軸を合せて上下に並べ
て示している。この場合は事象の発生後、(3)式の判
定条件が成立し、その後も継続して条件が成立サるとい
う特徴がある。
第4図(A),(B)は単発的でl1時に起こる乱点事
象《単発的乱点)について前図と同様の形式で示してい
る。この場合は事客の発生後、(3)式の判定条件が成
立{るが、条性成立がらΔt時間後に条件不成立となり
、正常な状態へと移行するという特徴がある。
第5図(△>.  (B)Iよ機械的アンバランスによ
る突変事象について第3図と同様の形式で示している。
この場合も(3)式の判定条件については第4図と同様
の特徴がある。
以上の特徴を利用して次式よりItfM的乱点を検出す
ることができる。
Δt ≧ ε′     ・・・・・・・・・(4)こ
こで、ε′は継続的乱点と判定するためのしきい値であ
る。この《4》式を満足する場合、(3》式の判定条件
がその後も一定時間(ε′以上)II1続して条件が成
立していると判定し診断結果は継続的乱点となる(ス1
ツブe》。
一方、ステップdにJ3いて継続的乱点判定部2は継続
的乱点と診断しなかった時、軸振動診断装M3で機械的
アンバランスによる突変事象とラビングによる振幅急増
の事象について検出できる。
ここで、軸振動診断装置3の診断方法については特舶昭
62−260193号で詳述しているので、その概略を
説明する。第7図は上記診断方法によクて機械的アンバ
ランスによる突変事象を検出する過程を示し、同図にお
いて、次の各項目の値、つまり 瞬時値の振幅変化吊ΔV  −V.−V,1・・・(5
)平均値の差    Δvl       ・・・(6
)予測値の差    ΔvC       ・・・(7
)が各々のtlJ限値を越えているかどうか判定し(ス
テップf)、上記3項目の姶が全て各々の制限値を越え
ている場合、次式を満足ずれば機械的アンバランスによ
る突変事象と診断される(スデツブQ). ΔvoΣΔv,ユΔvo    ・・・・・・(8)こ
こで、平均値の差Δvlとは異常徴候検出(t1)以前
のn個の振幅データvi−o,・・・v1−1の平均値
と、検出債のn個の振幅データV..・・・V・  の
平均値との差を示し、予測値+    ++n−1 の差Δvcは異常徴候検出以前の振動データから最小二
乗法によって一次近似式で求めた検出時刻む・の振妨振
幅値と、検出以後のデータから最小I 二乗法によって一次近似式で求めた時刻t1の振勤振I
lil値との差である。なお、(8)式でV。を判定基
準としているが、これは後述の単発的乱点の検出におい
てはΔV=Δvcとなることかあ層 り得るためである。
次に、第8図は上記と同様の診断方法によってラビング
による振幅急増の$条を検出する過程を示し、同図にお
いて、上記(5).(6).<7)の項目が全て各々の
υ1限値を越えている場合、次式を満足すればラビング
による振幅急増と診断される(ステップh)。
Δv >>  ΔvC    ・・・・・・《9》腫 さらに、上記ステップfで軸振動診断装置3が機械的ア
ンバランスによる突変、またはラビングによる振幅急増
と診断されなかった場合、単発的乱点判定部4でta発
的乱点か否かを判定する。第9図は軸振動診lFi装置
3と同様の診断方法によって、単発的乱点と検出過程を
示し、同図において(5).(6).(7)の各項目が
全てt,II限値を越えている場合、次式を満足づれば
単発的乱点と診断される(ステップi)。
Δ■o > >  ΔV,     ・・・・・・〈1
0》したがって、本実施例は振幅の変化が一方的に増J
flするような乱点事象および増加と減少を瞬時に繰り
返ず乱点事象をも自動的に判別することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る回転機械の振紡診所
方法によれば、振初データより惇出される標準偏差の監
視を行うことによって、回転機械の運転状態に異常徴候
を有するかどうかを自動的に検出し、継続的に不規則な
振動を伴う乱点事象か否かを即座に判定できる。その結
果、軸振動異常徴候の早期検出が可能となり、診断機能
を強化することができる。
また、突変事象判定手段により、機械的アンバランスに
よる突変事象およびラごングによる振幅急増の事象を、
かつ突発的乱点判定手段により瞬時に起こる単発的乱点
事象をも自動的に判別することができる。
ざらに、本発明に係る回転機械の振動診断装置によれば
、オンライン・リアルタイムでの軸振動の異常原因の推
定がより^い精爪で行うことが可能となり、発電プラン
トの運転員へのタイムリーな支援によりヒューマンエラ
ーによる事故を防止し得、かつ異営徴候の傾向監視を常
時行うことにより予防保全等、回転機械の保守管理が容
易となり、ひいてはプランi一としての信頼性を向上さ
せることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転機械の振!1jI診所装置の
一実施例を示すブロック図、第2図は第1図に示寸実施
例の作用を説明するフローチャート、第3図(Δ),(
B)は継続的に不)I41Jな振動を伴う乱点事象(継
続的乱点)が生じたとぎの振幅VJjよび標準fit差
σの変化を示プ−グラフ、第4図(A>,(B)は単発
的で瞬時に起こる乱点事象《単発的乱点》が生じたとき
の振幅Vおよびf!準偏差σの変化を示すグラフ、第5
図(A).(B)は機械的アンバランスによる突変事象
が生じたとさの振松vJゴよび標準偏差σの変化を示づ
グラフ、第6図(A),(B)はラビングによる振幅急
増の事象が生じたときの振幅Vおよび標摩偏差σの変化
を示すグラフ、第7図は機械的アンバランスによる突変
事象が生じたときの成幅変化を検出する方法を説明する
グラフ、第8図はラビングによる振幅怠欝の事象が生じ
たときの撮幅変化を検出する方法を説明するグラフ、第
9図は単発的で瞬時に起こる乱点事象が生じたときの振
幅変化を検出する方法を説明づるグラフ、第10図は従
来の振動診断装置を示すブロック図、第11図および第
12図は従来の振動診断装首の軸振動監視方法を説明す
るグラフである。 1・・・標準偏差監視郡、2・・・継続的乱点γり定&
i、3・・・軸振動診断装置、4・・・甲発的乱点判定
部、5・・・蒸気タービン・発′Ii機ユニツ1・、6
・・・n中圧タービン、7a.7b・・・低圧タービン
、8・・・発電曙、9a〜91・・・軸受部、10a〜
10i・・・振動検出器、11・・・回転計、12・・
・位相基準パルス発信器、13・・・各梗センサ/J,
14・・・中央操作盤、15・・・運転監視装置、16
・・・振動監視装置、17・・・警報装置、18・・・
配録計、19・・・異常徴候検出装置、20・・・周波
数分析囚、21・・・突変事象検出装置、22・・・診
断部、23・・・表示装置、24・・・メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転機械の軸振動を検出器で検出し、この検出信号
    を振動監視手段にてA/D変換し、この振動監視手段に
    より検出された現時点から過去のある定められた時間ま
    での複数の振動データを標準偏差監視手段に送出して標
    準偏差を算出し、この標準偏差を監視しつつこの監視結
    果に基づいて前記振動データが異常であると判定された
    とき、継続的に不規則な振動を伴う乱点事象であるかを
    継続的乱点判定手段により判定し、さらに継続的乱点と
    判定されたとき、前記振動データを表示手段に送出して
    表示することを特徴とする回転機械の振動診断方法。 2、前記継続的乱点判定手段により前記振動データが継
    続的乱点と判定されなかつたときは、突変事象検出手段
    で機械的アンバランスによる突変事象かラビングにより
    振幅急増の事象かを検出するとともに、単発的乱点判定
    手段で瞬時に起こる単発的乱点事象かを検出する請求項
    1記載の回転機械の振動診断方法。 3、回転機械の軸振動を検出する検出器と、この検出器
    の検出信号をA/D変換するとともに現時点から過去の
    ある定められた時間までの複数の振動データを検出する
    振動監視手段と、この振動監視手段にて検出された振動
    データから標準偏差を算出する標準偏差監視手段と、こ
    の標準偏差監視手段で前記振動データが異常であると判
    定さされたとき継続的に不規則な振動を伴う乱点事象で
    あるかを判定する継続的乱点判定手段と、この継続的乱
    点判定手段にて継続的乱点と判定された場合に振動デー
    タを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする回転
    機械の振動診断装置。 4、前記継続的乱点判定手段が前記振動データを非継続
    的乱点と判定したときに、機械的アンバランスによる突
    変事象かラビングによる振幅急増の事象かを検出する突
    変事象検出手段と、瞬時に起こる単発的乱点事象かを検
    出する単発的乱点判定手段とを有する請求項3記載の回
    転機械の振動診断装置。
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