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JPH0223875Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0223875Y2
JPH0223875Y2 JP19319185U JP19319185U JPH0223875Y2 JP H0223875 Y2 JPH0223875 Y2 JP H0223875Y2 JP 19319185 U JP19319185 U JP 19319185U JP 19319185 U JP19319185 U JP 19319185U JP H0223875 Y2 JPH0223875 Y2 JP H0223875Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
caliper
disc brake
power screw
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19319185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62100349U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19319185U priority Critical patent/JPH0223875Y2/ja
Publication of JPS62100349U publication Critical patent/JPS62100349U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0223875Y2 publication Critical patent/JPH0223875Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はエアデイスクブレーキ、詳しくはブレ
ーキ時のストロークロスを出来るだけ小さくした
エアデイスクブレーキに関するものである。
〔考案の背景〕
従来、一般的なエアデイスクブレーキは、エア
チヤンバ等を利用した駆動力によつて回転される
パワースクリユーの回転力をこれに螺合し、かつ
軸回り回転不能にキヤリパシリンダ内に滑合され
たピストンに伝え、このピストンの前進力によつ
て摩擦パツドをロータに圧接させる方式のものが
通常である。
これはパワースクリユーのブレーキ作動方向の
回により、螺合したピストンが前進し、ブレーキ
解除方向の回転により螺合したピストンが後退す
るように動作する。
ところで、このようなエアデイスクブレーキに
おいては、通常ピストンの軸回り回転を、キヤリ
パのロータ径方向内面とピストンとの係合によつ
て与えるようにしており、第4図はこのような例
のものを示している。すなわち、キヤリパ30の
内面31,32に対し、ピストン33の前端矩形
状押圧部34の両肩部35,36を係合可能とさ
せ、これらの係合によりピストン本体の回り止め
を与えるようにしている。
しかしこのような構成の場合、製品間のバラツ
キ等を考慮して、2つの係合部の間に若干のガタ
eを生ずることは避け難く、これはブレーキ作動
時の入力駆動機構のストロークロスにつながると
いう問題があつた。つまり、仮りにキヤリパの内
面31とピストンの肩部34の係合がブレーキ作
動時に生ずるとすると、反対側の内面31と肩部
35の間は隙間を生じ、ブレーキ解放時にはこの
隙間を埋めるまでのピストンの連れ回りが許容さ
れるため、前記ストロークロスを招くこととなる
のである。
〔考案の目的〕 本考案はかかる観点に基づいてなされたもので
あり、その目的は、ピストンのブレーキ解放時に
おけるパワースクリユーによる連れ回りを解消
し、これによつて次のブレーキ作動時における入
力駆動機構のストロークロスをなくすようにした
ところにある。
〔考案の概要〕
而してかかる目的のためになされた本考案より
なるエアデイスクブレーキの特徴は、キヤリパシ
リンダ内に軸回り回転が規制して滑合され、軸方
向の進出・後退により摩擦パツドをロータに圧接
させるピストンと、このピストンと相対的な螺
出、螺入回転が可能に螺合され、かつ軸方向の移
動が拘束されているパワースクリユーと、このパ
ワースクリユーに軸回りの回転力を与える駆動機
構とを備えたエアデイスクブレーキにおいて、前
記ピストンには、キヤリパシリンダ外に延出した
前端部に、該ピストン前進時の前記回転規制を与
えるキヤリパとの係合部を設け、かつキヤリパと
該ピストンの一部の間には、前記係合部の接触を
常時与えるバネを介挿せしめた構成をなすところ
にある。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図面に示すフローテイングタイプ
エアデイスクブレーキに基づいて説明する。
第1図において、1はロータ、2はロータ1縁
部の一部を跨座するように配置されたキヤリパで
あり、不図示の滑動支持装置によりロータ軸方向
移動可能に支持されている。
またこのキヤリパ2はロータ1の片側にシリン
ダ脚部3を有し、ロータ他側に反作用脚部4を有
するように形成されている。5はシリンダ脚部3
の軸方向貫通シリンダ3aの後部に、不図示のボ
ルトにより一体化された後部ブラケツトであり、
内部にはパワースクリユー8の大径フランジ部8
bの円滑な軸回り回転を支えるように、スラスト
ベアリング機構9が内蔵されている。
6はシリンダ4内に軸方向摺動可能に滑合収容
されたピストンであり、筒状をなしていて、その
前端はイクスペンシヨンプラグ7によつて閉塞さ
れ、かつ筒内部には多条雌ネジ6aが形成されて
いる。またこのピストン6は、不図示の突起がキ
ヤリパの軸方向溝と係合することで軸回り回転が
できないように設けられている。
8はパワースクリユーであり、前端部は外周へ
多条雄ネジ部8aがピストン内筒の多条雌ネジ部
6aに螺合され、中央の大径フランジ部8bの後
端面が前記スラストベア機構9に係合され、更に
後端部8cは後部ブラケツト5の後方に延出し
て、その外周部にスプラインが形成され、エアチ
ヤンバ等の駆動源機構に連結の回転力伝達アーム
11に軸回り回転不能に連結されている。10は
抜け止めワツシヤである。
以上の構成により、回転力伝達アームによつて
パワースクリユー8がブレーキ作動方向に回転さ
れると、このパワースクリユー8の回転に伴なつ
てピストン6はロータ1方向に非回転のまま前進
し、インナーバツド12をロータ1に圧接させ
る。この圧接反力によりキヤリパは図の右方に摺
動し、反作用脚部4がアウタバツド13をロータ
1に圧接させ、これらによりロータ挾圧のブレー
キ力を生ずることになる。
本例の特徴は、以上の構造のエアデイスクブレ
ーキにおいて、第2図に示す如く、ピストン6の
前端矩形状部6bのロータ周方向片側(ブレーキ
作動時のピストンのパワースクリユー回転による
連れ回りを防止する側)に、キヤリパ2の跨座部
内面2aと係合する回り止め係合部6cを設け、
このピストン前端矩形状部6bのロータ周方向反
対側には、キヤリパ2との間で、ピストン6に対
して前記内面2aと回り止め係合部6cの係合を
維持するためのバネ力(第2図の反時計回り方向
のバネ力)を付勢する板バネ15を設けたところ
にある。本例のこの板バネ15は、不図示のボル
トによりキヤリパ2に固定され、屈曲延出した弾
性先端がピストンに弾着係合する構造をなし、そ
のバネ力は、ブレーキ解放時のパワースクリユー
8によるピストン6の連れ回り回転を防止するに
足る荷重として設定付与されることは言うまでも
ない。
このような構成によれば、ピストン6は実質的
にシリンダ3a内で軸回り回転を全く生ずること
なく進出、後退の移動を行ない、したがつてパワ
ースクリユーに対するピストンの連れ回りがない
ため、パワースクリユー8に対するエアチヤンバ
等による外力付加ストロークにロスがなくなり、
エアチヤンバ等のストローク方向長さを短縮でき
る等の効果が得られる他、ブレーキ作動初期の遅
れも解消される利点がある。
また駆動力伝達アーム内等に摩擦パツドとロー
タの隙間を、ライニング摩耗に伴なつて調整する
方式の自動間隙調整装置を組込んだタイプの装置
では、調整と相まつて、遅れのないブレーキ作動
が一層好ましく得られるという利点もある。
また第3図は本考案の他の実施例を示すもので
あり、この例では、前記板バネ15に換えて、ピ
ストン6の前端矩形状部6bに形成した凹孔6d
内に嵌入されたコイル状スプリング16を用い、
前記キヤリパ内面2aと回り止め係合部6cの係
合維持を図るようにしている。本例の場合にも、
前記例と同様の効果が得られるという利点がある
他、バネの固定ネジが不要となる効果がある。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、エアデイスクブレ
ーキにおいて、パワースクリユーと螺合したピス
トンの回転拘束が好ましく達成され、これによつ
てブレーキ解放時のピストンの連れ回りがないた
め、入力駆動機構のストロークロスが解消される
という効果があり、その実用上の利益は大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の適用されるエアデイスクブレ
ーキの構成概要一例を示す図、第2図は一の実施
例の連り回り防止の構造を示す概要図、第3図は
他の実施例の同概要図、第4図従来例の概要図で
ある。 1……ロータ、2……キヤリパ、3……シリン
ダ脚部、3a……シリンダ、4……反作用脚部、
5……後部ブラケツト、6……ピストン、6a…
…多条雌ネジ部、6b……前端矩形状部、6c…
…回り止め係合部、6d……凹孔、8……パワー
スクリユー、8a……多条雄ネジ部、8b……大
径フランジ部、8c……延出後部、8d,8e,
8f……グリース充填流路(流路)、9……スラ
ストベアリング機構、15……板バネ、16……
コイルバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤリパシリンダ内に軸回り回転が規制して滑
    合され、軸方向の進出・後退により摩擦パツドを
    ロータに圧接させるピストンと、このピストンと
    相対的な螺出、螺入回転が可能に螺合され、かつ
    軸方向の移動が拘束されているパワースクリユー
    と、このパワースクリユーに軸回りの回転力を与
    える駆動機構とを備えたエアデイスクブレーキに
    おいて、前記ピストンには、キヤリパシリンダ外
    に延出した前端部に、該ピストン前進時の前記回
    転規制を与えるキヤリパとの係合部を設け、かつ
    キヤリパと該ピストンの一部の間には、前記係合
    部の接触を常時与えるバネを介挿したことを特徴
    とするエアデイスクブレーキ。
JP19319185U 1985-12-16 1985-12-16 Expired JPH0223875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19319185U JPH0223875Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19319185U JPH0223875Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62100349U JPS62100349U (ja) 1987-06-26
JPH0223875Y2 true JPH0223875Y2 (ja) 1990-06-29

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ID=31148985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19319185U Expired JPH0223875Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16

Country Status (1)

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JP (1) JPH0223875Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS62100349U (ja) 1987-06-26

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