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JPH02164765A - 高強度磁器製品の製造法 - Google Patents

高強度磁器製品の製造法

Info

Publication number
JPH02164765A
JPH02164765A JP63319222A JP31922288A JPH02164765A JP H02164765 A JPH02164765 A JP H02164765A JP 63319222 A JP63319222 A JP 63319222A JP 31922288 A JP31922288 A JP 31922288A JP H02164765 A JPH02164765 A JP H02164765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze
porcelain
ware
alumina
larger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63319222A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0611668B2 (ja
Inventor
Yuichi Kobayashi
雄一 小林
Etsuro Kato
加藤 悦朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKISHI
Original Assignee
TOKISHI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKISHI filed Critical TOKISHI
Priority to JP63319222A priority Critical patent/JPH0611668B2/ja
Publication of JPH02164765A publication Critical patent/JPH02164765A/ja
Publication of JPH0611668B2 publication Critical patent/JPH0611668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は通常の磁器組成中の石英をアルミナで置換した
高強度磁器製品の製造法に関するものである。
(従来の技術) −vLm器はカオリン−石英−長石系磁器を普通とする
が、機械的強度に劣るものがあるため、磁器組成中の石
英をアルミナで置換したアルミナ含有磁器よりなる製品
が機械的強度を大きく改善できるものとして近年その生
産を増加しつつある。
しかし、アルミナ含有磁器製品にしてもその生素地の成
形性や原料コストなどの面から工業的生産に適応できる
アルミナ含有率30%程度の製品においては重要な曲げ
強度の点で未だ充分満足できないという問題があり、大
量に取り扱われて1員傷されることの多い小中学校や病
院、工場などの給食分野においては洗浄などに伴う損傷
ができるだけ少ないより一層曲げ強度の大きな磁器製品
が期待されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は前記のような従来技術の問題点であるアルミナ
含有磁器の曲げ強度の点を工業的生産に適応して解決し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明はアルミナ含有磁器の調合原料を30μm以下9
8%よりも微細に湿式粉砕した後325メツシュまたは
それよりも細かい篩を通して調製した泥漿または坏土を
もって成形した生素地を素焼または締焼によって焼成素
地とし、次に、釉原料の配合物を54m以下60〜90
%、10μm以下95〜100%の粒度に粉砕した後3
25メソンユまたはそれよりも細かい篩を通して焼成後
の熱膨張係数が前記焼成素地の熱膨張係数より 10〜
1.5 X 10−’/”C(20〜150℃)低い値
となるようにした釉薬を前記焼成素地に施釉して125
0〜l 400 ’Cで焼成することを特徴とするもの
である。
本発明におけるアルミナ含有磁器としての調合原料はそ
の好ましい生素地の成形性や原料コストなどの点からア
ルミナ30〜45%、長石15〜35%、粘土またはカ
オリン25〜45%、セリサイト0−10%の配合組成
とするのが適当であって、このような調合原料を30μ
m以下98%よりも微細に湿式粉砕した後325メンシ
ユまたはそれよりも細かい篩を通して強度を低下さゼる
原因となる粗粒子を除去した泥漿とする。この泥漿は脱
水して坏土としたうえ可塑成形により所要の形状に成形
して生素地とするか、または適当な解膠剤により鋳込み
用泥漿としたうえ鋳込み成形により所要の形状に成形し
て生素地とし、次いでこの生素地は乾燥した後素焼また
は締焼によって焼成素地とする。そして、このようにし
て得られる焼成素地はその熱膨張係数が5.8〜6.7
X10−6/’C(20〜750℃)であり、また、曲
げ強度は2100〜2500kg/cfflを示すもの
である。
一方、釉薬は通常の釉原料の配合物をボールミルで長時
間粉砕したうえ篩を通して調製するものであるが、この
際、該釉原料の配合物は54m以下60〜90%、10
μm以下95〜100%の粒度に粉砕した後325メツ
シュまたはそれよりも細かい篩を通して破壊の原因とな
る石英粗粒子を除去する。従来、釉は焼成によりガラス
化して均質な状態になると考えられ、釉配合物の粒度な
らびにその分布には余り注意が払われていなかった。と
ころが、本発明者が施釉曲げ強度を詳細に測定し、強度
を低下させている原因につき幾多研究を重ねた結果、多
くの場合、釉薬中の溶は残った石英粗粒子が破壊源とな
り、強度を低下させていることが明らかとなった。即ち
、釉薬においてもt5)砕後の残留石英粗粒子が軸中で
完全には熔融せず、強度低下の原因になっているのであ
る。しかして、この場合、釉原料の配合物の粒度が前記
粒度範囲を外れたものとすれば、施釉面に亀裂を生した
り、焼成時に釉の剥離があったりして好ましくない。ま
た、焼成後の釉の熱膨張係数は前記焼成素地の熱膨張係
数より 1.0〜1.5 X I O−/’C(20〜
750℃)低い値となるようにするものであって、その
配合組成は次の軸式のとおりである。
このような釉薬をiり記焼成素地に常法により施釉して
還元雰囲気で1250〜1400℃の焼成温度範囲にお
いて焼成すれば、ここに所期の高強度iff器製品が得
られるものであって、前記成形した生素地を施釉するこ
となく同条件で焼成した磁器製品と比較してその曲げ強
度は約1.3〜1.4倍まで高められた2 700〜3
350kg/c−の曲げ強度のものとなる。しかして、
このような曲げ強度の大きな向上はアルミナ含有磁器の
調合原料を30μm以下98%よりも微細に粉砕したう
え325メンシユまたはそれよりも細かい篩を通すこと
によって強度を低下させる原因となる粗粒子を除去した
こと、および釉薬の釉原料の配合物を54m以下60〜
90%、10μm以下95〜100%の粒度にわ)砕し
た後325メンシユまたはそれよりも細かい篩を通すこ
とによって焼成後も軸中に残留して破壊原因となる石英
粗粒子を除去したこと、そして、焼成後の熱膨張係数が
焼成素地の熱膨張係数より 1.0−1.5 X 10
−/”C(20〜750℃)低い値となるようにしたこ
との総合による結果と認められ、そのため、特に軸中に
生じる圧縮応力は200〜750 kg/cdとなり、
焼成素地と釉とは1250〜1400℃の焼成温度下に
適正に調和されて曲げ強度を大きく向上させるものであ
る。しかして、軸中の圧縮応力が750 kg / c
dを超えると製品の縁欠は強度はかえって減少するため
前記以上に釉を低熱膨張化することは好ましくない、な
お、前記のような釉薬の特定の条件を満足させない釉薬
を使用した場合には、前記のような曲げ強度の顕著な向
上効果を期待できないことは幾多の実験研究の結果究明
された。
(実験例) アルミナ30%(重量%、以下同じ)、長石30%、蛙
目粘土10%、チャイナクレー(カオリン)30%の配
合組成の調合原料をボールミルで18時時間式粉砕した
後350メツシュの篩を通して調製した泥漿をもって1
0鵬×511II11×80Bの試験体を鋳込み成形し
、次いで、乾燥後700℃で電気炉において30分間素
焼した。
一方、釉薬は磁器釉原料の配合物をボールミルで48時
時間式粉砕したうえ350メツシュの篩に通して5μm
以下85%(島津製作所製粒度分析装JR51000に
よる)の粒度に微粉砕したものとし、その配合組成は次
の軸式のとおりとしてその熱膨張係数を前記焼成素地の
熱膨張係数6.0〜6.2 X 10−6/゜C(20
〜750’C)より低い値の4.8X 10−”/”C
(20〜750℃)のものとした。
(KgO/NazO= 1.00 ) 次に、前記素焼した試験体に濃度をボーメで約34〜3
8度とした前記釉薬を厚さ約150μmに均ゴに施釉し
た後還元雰囲気で1350℃で焼成した。この焼成品の
曲げ強度は3000 kg/c+flであった。
(発明の効果) 本発明は以上の説明によって明らかなように、釉原料の
配合物を特に5μm以下60〜90%、10μm以下9
5〜100%の粒度に粉砕した後325メツシュまたは
それよりも細かい篩を通し、なおかつ焼成後の熱膨張係
数が焼成素地の熱膨張係数より 1.0〜1.5 X 
10−6/゜C(20〜750℃)低い値となるように
した特定の釉薬をアルミナ含有磁器となる素焼または締
焼した焼成素地に施釉して1250〜1400 ’Cで
の焼成と相撲ち焼成素地と釉とを適正に調和させて軸中
に生じる圧縮応力をして特に高い曲げ強度の高強度磁器
製品となるようにしたものであって、その曲げ強度は約
3350 kg/cjまで得られることが確認されると
ころであり、しかも、アルミナ含有磁器としてその生素
地の成形性に支障がなく、原料も特にコスト高となるも
のを必要としないことによって工業的生産にも全(問題
はないものであって、特に大量に取り扱われて損傷され
ることの多い小中学校や病院、工場などの給食分野にお
いて使用される食器としての磁器製品を提供するのに好
適なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  アルミナ含有磁器の調合原料を30μm以下98%よ
    りも微細に湿式粉砕した後325メッシュまたはそれよ
    りも細かい篩を通して調製した泥漿または坏土をもって
    成形した生素地を素焼または締焼によって焼成素地とし
    、次に、釉原料の配合物を5μm以下60〜90%、1
    0μm以下95〜100%の粒度に粉砕した後325メ
    ッシュまたはそれよりも細かい篩を通して焼成後の熱膨
    張係数が前記焼成素地の熱膨張係数より1.0〜1.5
    ×10^−^6/゜C(20〜750゜C)低い値とな
    るようにした釉薬を前記焼成素地に施釉して1250〜
    1400℃で焼成することを特徴とする高強度磁器製品
    の製造法。
JP63319222A 1988-12-17 1988-12-17 高強度磁器製品の製造法 Expired - Lifetime JPH0611668B2 (ja)

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