JPH02159351A - 高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法 - Google Patents
高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法Info
- Publication number
- JPH02159351A JPH02159351A JP31564788A JP31564788A JPH02159351A JP H02159351 A JPH02159351 A JP H02159351A JP 31564788 A JP31564788 A JP 31564788A JP 31564788 A JP31564788 A JP 31564788A JP H02159351 A JPH02159351 A JP H02159351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- expansion
- low
- strength
- plastic working
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 8
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 title description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 29
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 29
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 19
- 230000032683 aging Effects 0.000 claims abstract description 15
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims abstract description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims abstract description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims abstract description 4
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 19
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 8
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 229910052790 beryllium Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000012535 impurity Substances 0.000 abstract description 2
- 229910017709 Ni Co Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910003267 Ni-Co Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910003262 Ni‐Co Inorganic materials 0.000 abstract 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 11
- 239000011572 manganese Substances 0.000 description 10
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N nickel Substances [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 6
- 238000004881 precipitation hardening Methods 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 2
- PWHULOQIROXLJO-UHFFFAOYSA-N Manganese Chemical compound [Mn] PWHULOQIROXLJO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003483 aging Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N beryllium atom Chemical compound [Be] ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- -1 first Substances 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 229910000833 kovar Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/005—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment of ferrous alloys
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本願発明は、多ピンIC用リードフレーム材料などとし
て好適な高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法に
関1、FeとNiとCoとMnとSiを特定n1含有す
る合金に13 aを特定m添加することにより、従来の
合金よりら優れた変形抵抗を示し、従来の合金と同等の
低膨張性を確保したもの、および、FaとNiとGoと
MnとSiを特定量含汀し、更にIleを特定■添加し
た合金に、特定の温度域において特定時間の熱処理を行
うようにするらのである。
て好適な高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法に
関1、FeとNiとCoとMnとSiを特定n1含有す
る合金に13 aを特定m添加することにより、従来の
合金よりら優れた変形抵抗を示し、従来の合金と同等の
低膨張性を確保したもの、および、FaとNiとGoと
MnとSiを特定量含汀し、更にIleを特定■添加し
た合金に、特定の温度域において特定時間の熱処理を行
うようにするらのである。
「従来の技術」
近年、集積度の高い大規模集積回路(LSI)や超大規
模集積回路(超WILsf)などの開発が盛んとなって
きているが、このようなLSIや超しSlにおいては、
シリコン素子が大型化し、発熱mも多くなってきている
。従ってシリコン素子とリードフレームとの間の熱膨張
率の差異が大きい場合は、通電発熱によるリードフレー
ムの膨張と収縮によりシリコン素子が熱ストレスを受け
て割れたり、亀裂を生じたりするおそれがある。そこで
LSIや超LSI用などのリードフレーム材料にあって
は、特にその熱膨張率をシリコン素子の熱膨張率に近付
ける必要がある。
模集積回路(超WILsf)などの開発が盛んとなって
きているが、このようなLSIや超しSlにおいては、
シリコン素子が大型化し、発熱mも多くなってきている
。従ってシリコン素子とリードフレームとの間の熱膨張
率の差異が大きい場合は、通電発熱によるリードフレー
ムの膨張と収縮によりシリコン素子が熱ストレスを受け
て割れたり、亀裂を生じたりするおそれがある。そこで
LSIや超LSI用などのリードフレーム材料にあって
は、特にその熱膨張率をシリコン素子の熱膨張率に近付
ける必要がある。
このため従来から、リードフレーム用の材料においては
、シリコン素子などに作用する熱応力を緩和することを
目的とした低膨張のF e−N i合金として、42
A 1loy(42%Ni−1?’e)(特開昭551
19156号など)、コバール(29%Ni−17%G
o−Fe)などが知られている。
、シリコン素子などに作用する熱応力を緩和することを
目的とした低膨張のF e−N i合金として、42
A 1loy(42%Ni−1?’e)(特開昭551
19156号など)、コバール(29%Ni−17%G
o−Fe)などが知られている。
ところがこれら従来のリードフレーム材料にあってら、
シリコン素子との間に若干の熱膨張差があるので、本願
発明者らは先に、この熱膨張差を更に改善し、前記LS
Iや超LSI用などとしてより好適なリードフレーム材
料について特許出願を行っている。
シリコン素子との間に若干の熱膨張差があるので、本願
発明者らは先に、この熱膨張差を更に改善し、前記LS
Iや超LSI用などとしてより好適なリードフレーム材
料について特許出願を行っている。
このリードフレーム材料は、特開昭59−198741
号公報に開示されているように、Niを26〜30%、
COを11〜16%、Mnを0.1〜0.8%、残部F
eの組成を有する半導体集積回路用リードフレー12材
と、Niを26〜30%、GoをII〜I(i%、Mn
を0.1〜0.8%、Siを0.5%以下含有し、残部
Pcの組成を有する半導体集積回路用す、−ドフレーム
材である。
号公報に開示されているように、Niを26〜30%、
COを11〜16%、Mnを0.1〜0.8%、残部F
eの組成を有する半導体集積回路用リードフレー12材
と、Niを26〜30%、GoをII〜I(i%、Mn
を0.1〜0.8%、Siを0.5%以下含有し、残部
Pcの組成を有する半導体集積回路用す、−ドフレーム
材である。
「発明が解決しようとする課題」
ところか、最近、リードフレームの多ピン化に伴い、以
前はインナーリードの幅が0.3〜0.51程度であっ
たものが、0.15〜0.2mm程度の幅に形成される
場合が生じている。このようにインナーリードの幅が小
さくなった場合、インナーリードの材料強度が不足する
ことから、製造工程途中において、運搬時やセパレータ
のテーピング時に、インナーリードが外力による変形を
起こしやすくなる問題があった。
前はインナーリードの幅が0.3〜0.51程度であっ
たものが、0.15〜0.2mm程度の幅に形成される
場合が生じている。このようにインナーリードの幅が小
さくなった場合、インナーリードの材料強度が不足する
ことから、製造工程途中において、運搬時やセパレータ
のテーピング時に、インナーリードが外力による変形を
起こしやすくなる問題があった。
本願発明は前記課題を解決するためになされた乙ので、
従来の合金よりも硬度と引張強度と曲げ性に優れ、変形
抵抗が大きいとともに、本願発明者らが先に特許出願し
ているリードフレーム材と同等の低膨張率を示す高強度
低膨張Fe−Ni合金を提供することおよびその製法を
提供することを目的とする。
従来の合金よりも硬度と引張強度と曲げ性に優れ、変形
抵抗が大きいとともに、本願発明者らが先に特許出願し
ているリードフレーム材と同等の低膨張率を示す高強度
低膨張Fe−Ni合金を提供することおよびその製法を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段」
請求項1に記載した発明は、前記課題を解決ずろために
、 Ni 26〜32%(重量%、以下同じ)Co 1
l=llli%以下 Mn 0 1〜0.8% Si 0.5%以下 Be 0.05〜2.0% Fe 残部 の組成にしたものである。
、 Ni 26〜32%(重量%、以下同じ)Co 1
l=llli%以下 Mn 0 1〜0.8% Si 0.5%以下 Be 0.05〜2.0% Fe 残部 の組成にしたものである。
請求項2に記載した発明は、11η記課題を解決するた
めに、請求項Iに記載した組成を満たずように原材料を
配合し、溶解して得たインゴットを目的の形状になるま
で塑性加工と焼鈍処理を必要回数施し、最終塑性加工と
同時に、もしくは、最終塑性加工後に300〜700℃
の温度域において5時間以下熱処理を行って時効するも
のである。
めに、請求項Iに記載した組成を満たずように原材料を
配合し、溶解して得たインゴットを目的の形状になるま
で塑性加工と焼鈍処理を必要回数施し、最終塑性加工と
同時に、もしくは、最終塑性加工後に300〜700℃
の温度域において5時間以下熱処理を行って時効するも
のである。
「作用」
FeとNiとCoとMnとSiを所定m含有する低膨張
率の合金に、13 cを少li?添加J−ることで高強
度になるととらに、lleの添加ntか少量で済むので
、合金の主成分は低膨張率の合金であり、このため、リ
ードフレーム用の材料として好適な熱膨張率が確保され
る。また、前記組成とした合金に、300〜700℃で
5時間以下の熱処理を施すと、引張り強さの制御が可能
になり、時効硬化する。
率の合金に、13 cを少li?添加J−ることで高強
度になるととらに、lleの添加ntか少量で済むので
、合金の主成分は低膨張率の合金であり、このため、リ
ードフレーム用の材料として好適な熱膨張率が確保され
る。また、前記組成とした合金に、300〜700℃で
5時間以下の熱処理を施すと、引張り強さの制御が可能
になり、時効硬化する。
以下に本願発明を更に詳細に説明する。
本願発明の合金においては、Niにッケル)を26〜3
2%、Co(コバルト)を11〜16%以下、!3e(
ベリリウム)を0.05〜2.0%、Si(ケイ素)を
0.5%以下、Mn(マンガン)を0.1〜0.8%含
有している。前記組成において、Ni含fr fitを
26〜32%以外に、CO含有量を11〜16%以外に
すると、リードフレーム材料が適用されるシリコン素子
等の熱膨張率に適応した熱膨張率が得られなくなるため
に好ましくない。なお、この組成範囲は、本願発明者ら
が先に行った特許出願(特開昭59−198741号)
の明細書において、第1図と第2図に記載されているグ
ラフの関係から明らかにされている。また、Beの含a
mを0.05%未満とすると、析出硬化の効果が得られ
ずに時効不能であり、13eの含有mが2.0%を越え
る場合、強度向上の割に高価な[3eの使用量が多くな
ってコストが高くなり、不適当である。更に、Siは脱
酸剤として用いるが含有量が0.5%を越えると合金を
脆化さ仕るので不都合であり、Mnは鍛造性を向上さけ
るとともに脱酸剤として用いるが、含有量が0.1%未
満では十分な効果が得られず、0.8%を越えると曲げ
性を悪化さけるので好ましくない。
2%、Co(コバルト)を11〜16%以下、!3e(
ベリリウム)を0.05〜2.0%、Si(ケイ素)を
0.5%以下、Mn(マンガン)を0.1〜0.8%含
有している。前記組成において、Ni含fr fitを
26〜32%以外に、CO含有量を11〜16%以外に
すると、リードフレーム材料が適用されるシリコン素子
等の熱膨張率に適応した熱膨張率が得られなくなるため
に好ましくない。なお、この組成範囲は、本願発明者ら
が先に行った特許出願(特開昭59−198741号)
の明細書において、第1図と第2図に記載されているグ
ラフの関係から明らかにされている。また、Beの含a
mを0.05%未満とすると、析出硬化の効果が得られ
ずに時効不能であり、13eの含有mが2.0%を越え
る場合、強度向上の割に高価な[3eの使用量が多くな
ってコストが高くなり、不適当である。更に、Siは脱
酸剤として用いるが含有量が0.5%を越えると合金を
脆化さ仕るので不都合であり、Mnは鍛造性を向上さけ
るとともに脱酸剤として用いるが、含有量が0.1%未
満では十分な効果が得られず、0.8%を越えると曲げ
性を悪化さけるので好ましくない。
前記合金を製造するには、まず、前記の組成になるよう
に原材料を配合した後に、不純物の混入を避ける目的で
A「ガスなどの雰囲気中で真空溶解を行って前記組成の
インゴットを得る。
に原材料を配合した後に、不純物の混入を避ける目的で
A「ガスなどの雰囲気中で真空溶解を行って前記組成の
インゴットを得る。
次いでこのインゴットを1200〜1400℃で鍛造加
工し、目的の形状、例えば目的の板厚になるまで、好ま
しくは加工率70%以下で行う圧延加工と、800〜!
!00℃で行う焼鈍処理を繰り返し施す。そして、最終
圧延加工時に加工率を好ましくは50%以下程度に設定
し、この最終圧延中から連続して、ししくは、最終圧延
後に時効便化処理を目的として、300〜700℃の温
度域においζ、う2時間以内の熱処理を行い、所望の厚
さの板材を得る。
工し、目的の形状、例えば目的の板厚になるまで、好ま
しくは加工率70%以下で行う圧延加工と、800〜!
!00℃で行う焼鈍処理を繰り返し施す。そして、最終
圧延加工時に加工率を好ましくは50%以下程度に設定
し、この最終圧延中から連続して、ししくは、最終圧延
後に時効便化処理を目的として、300〜700℃の温
度域においζ、う2時間以内の熱処理を行い、所望の厚
さの板材を得る。
前記時効処理温度において300℃以下では、tli出
粒子粒子さずぎて析出硬化が進まずに未時効となり、7
00℃以上では時効により強度がピークになるまでの熱
処理時間が短かずぎて温度コンl−rr−ルが困難であ
り、それを越えると析出粒子が大きくなりすぎて十分な
析出硬化が期待できない。
粒子粒子さずぎて析出硬化が進まずに未時効となり、7
00℃以上では時効により強度がピークになるまでの熱
処理時間が短かずぎて温度コンl−rr−ルが困難であ
り、それを越えると析出粒子が大きくなりすぎて十分な
析出硬化が期待できない。
以」二説明したような製造方法で119記組成の合金を
製造4゛るならば、従来の合金より6強度が高く曲げに
強いなど変形抵抗が高いとともに、シリコン素子やセラ
ミック封止材料の熱膨張率に近い熱膨張率のリードフレ
ーム用材料を得ることができろ。しかも前記合金は時効
処理の温度と時間を調節”4”ることにより引張強さを
調節できるので、所望の強さのリードフレーム材料を得
ることができる。更に、Beの添加量が少量でも引張強
度の向上効果が得られるので、高価な[3eの使用量が
少なくて済み、低コストで製造できる効果がある。
製造4゛るならば、従来の合金より6強度が高く曲げに
強いなど変形抵抗が高いとともに、シリコン素子やセラ
ミック封止材料の熱膨張率に近い熱膨張率のリードフレ
ーム用材料を得ることができろ。しかも前記合金は時効
処理の温度と時間を調節”4”ることにより引張強さを
調節できるので、所望の強さのリードフレーム材料を得
ることができる。更に、Beの添加量が少量でも引張強
度の向上効果が得られるので、高価な[3eの使用量が
少なくて済み、低コストで製造できる効果がある。
「実施例」
以下に示す第1表の組成になるように各々原材料を配合
し、各配合物をA「ガスを含む801”orrの真空雰
囲気において溶解してインゴットを作成し、次いでこの
インゴットに1200〜1400℃で熱間鍛造加工を施
し、次いで、加工率70%以下で行う圧延加工と800
〜ll00℃に加熱後に徐冷する焼鈍処理とを繰り返し
行い、最終圧延加工を加工率50%以下で行って圧延加
工を終了し、厚さ0.15m−の板材を得、次いで50
0℃に2時間加熱する特効処理を行って試料Not〜5
の板状の試験片を得た。
し、各配合物をA「ガスを含む801”orrの真空雰
囲気において溶解してインゴットを作成し、次いでこの
インゴットに1200〜1400℃で熱間鍛造加工を施
し、次いで、加工率70%以下で行う圧延加工と800
〜ll00℃に加熱後に徐冷する焼鈍処理とを繰り返し
行い、最終圧延加工を加工率50%以下で行って圧延加
工を終了し、厚さ0.15m−の板材を得、次いで50
0℃に2時間加熱する特効処理を行って試料Not〜5
の板状の試験片を得た。
各試験片の引張強度(kg/saりと伸び(%)と硬度
と平均熱膨張係数(30〜300℃、μ/Ito・℃)
を測定した。その結果を第2表に示す。
と平均熱膨張係数(30〜300℃、μ/Ito・℃)
を測定した。その結果を第2表に示す。
(以下、余白)
第1表
第2表
第2表に示す結果から、本願発明品の試料3゜4におい
ては、いずれも従来品の試料1よりら引張強度が高く、
硬度ら高いことが明らかとなった。
ては、いずれも従来品の試料1よりら引張強度が高く、
硬度ら高いことが明らかとなった。
また、Beを0.03%添加している試料2(比較品)
にあっては試料](従来品)に比較して引張強度の向上
効果が少ないことが明らかである。これらの結果から鑑
みて本願発明ではBeの添加量を0.05〜2.0%に
限定した。
にあっては試料](従来品)に比較して引張強度の向上
効果が少ないことが明らかである。これらの結果から鑑
みて本願発明ではBeの添加量を0.05〜2.0%に
限定した。
一方、前記の手順で製造した発明品の試料について、時
効処理時間と引張り強さの関係を求めた。
効処理時間と引張り強さの関係を求めた。
その結果を第1図に示す。
第1図から明らかなように、時効処理の温度が300℃
の場合、処理時間の経過とともに引張強度は緩やかなカ
ーブで上昇し、処理時間5時間程度でピークに向かい、
500℃の場合、引張強さのピークは2時間程度に短縮
され、・700℃の場合、ピークは1時間程度に短縮さ
れるが1時間経過後の引張強度は^^少している。
の場合、処理時間の経過とともに引張強度は緩やかなカ
ーブで上昇し、処理時間5時間程度でピークに向かい、
500℃の場合、引張強さのピークは2時間程度に短縮
され、・700℃の場合、ピークは1時間程度に短縮さ
れるが1時間経過後の引張強度は^^少している。
第1図に示す結果から鑑みて本願発明方法では時効処理
温度を300〜700℃の範囲に限定し、時効処理時間
を5時間以下に限定した。
温度を300〜700℃の範囲に限定し、時効処理時間
を5時間以下に限定した。
また、前記の手順で製造した試料3(発明品)と試料l
(従来品)について曲げ性のテストを行った。
(従来品)について曲げ性のテストを行った。
このテストは、板状の各試料の一端側を把持して水平に
支持し、他端側に上方から垂直荷重を加えた場合に、他
端に生じたへたりm (ms)を測定して行った。その
結場を第2図に示す。
支持し、他端側に上方から垂直荷重を加えた場合に、他
端に生じたへたりm (ms)を測定して行った。その
結場を第2図に示す。
第2図から明らかなように試料3(発明品)は試料1(
従来品)よりらへたりmが少ないことが明らかとなった
。
従来品)よりらへたりmが少ないことが明らかとなった
。
「発明の効果」
以上説明したように本願発明によれば、FeとNiとc
oとMnとSiを所定m含aする低膨張率の合金に、B
eを少量添加することで高強度にしたので、シリコン素
子や封n用セラミックなどに近い熱膨張率を維持した上
に、従来合金よりし硬度と引張強度に曲げ性?こ侵れた
変形抵抗の大きな合金を提供することができる。従って
本願発明によれば、従来よりし優れたリードフレーム材
料を提供4°ることかできる。また、本願発明の合金に
あっては高価なりeの添加量が少量で済むので、低コス
トで得ることができる。
oとMnとSiを所定m含aする低膨張率の合金に、B
eを少量添加することで高強度にしたので、シリコン素
子や封n用セラミックなどに近い熱膨張率を維持した上
に、従来合金よりし硬度と引張強度に曲げ性?こ侵れた
変形抵抗の大きな合金を提供することができる。従って
本願発明によれば、従来よりし優れたリードフレーム材
料を提供4°ることかできる。また、本願発明の合金に
あっては高価なりeの添加量が少量で済むので、低コス
トで得ることができる。
一方、前記組成とした合金に、300〜700℃で5時
間以下の熱処理を施すと、時効硬化させることができる
ので、時効条件の選定により引張り強さなどの値の制御
が可能になり、所望の引張強さと硬度と曲げ性を有する
リードフレーム用に好適な合金を得ることができる。従
って本願発明方法により得られた合金を用いてリードフ
レームを形成するならば、’Rlji工程途中において
外力が作用しても変形を起こすおそれが少ないリードフ
レームを得ることができる効果がある。
間以下の熱処理を施すと、時効硬化させることができる
ので、時効条件の選定により引張り強さなどの値の制御
が可能になり、所望の引張強さと硬度と曲げ性を有する
リードフレーム用に好適な合金を得ることができる。従
って本願発明方法により得られた合金を用いてリードフ
レームを形成するならば、’Rlji工程途中において
外力が作用しても変形を起こすおそれが少ないリードフ
レームを得ることができる効果がある。
第1図は試験片の引張強さと時効処理時間の関係を示す
グラフ、 第2図は試験片の曲げ性のテスト結果を示すグラフであ
る。
グラフ、 第2図は試験片の曲げ性のテスト結果を示すグラフであ
る。
Claims (2)
- (1)Ni26〜32%(重量%、以下同じ)Co11
〜16%以下 Mn0.1〜0.8% Si0.5%以下 Be0.05〜2.0% Fe残部 の組成を有する高強度低膨張Fe−Ni合金。 - (2)請求項1に記載した組成を満たすように原材料を
配合し、溶解して得たインゴットに目的の形状になるま
で塑性加工と焼鈍処理を必要回数施し、最終塑性加工と
同時に、もしくは、最終塑性加工後に、300〜700
℃の温度域において5時間以内の熱処理を行って時効す
ることを特徴とする高強度低膨張Fe−Ni合金の製法
。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31564788A JPH02159351A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法 |
US07/450,038 US5084111A (en) | 1988-12-14 | 1989-12-13 | Fe-Ni alloy and method for treating ingot the same |
US07/778,256 US5264052A (en) | 1988-12-14 | 1991-10-17 | Fe-Ni alloy and method for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31564788A JPH02159351A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159351A true JPH02159351A (ja) | 1990-06-19 |
Family
ID=18067886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31564788A Pending JPH02159351A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02159351A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5246511A (en) * | 1990-05-14 | 1993-09-21 | Hitachi Metals, Ltd. | High-strength lead frame material and method of producing same |
CN112453101A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-03-09 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种铁基高温合金的大口径厚壁管材成型制备工艺 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552733A (en) * | 1978-06-21 | 1980-01-10 | Hitachi Ltd | Deformable alloy of high strength and its manufacture |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP31564788A patent/JPH02159351A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552733A (en) * | 1978-06-21 | 1980-01-10 | Hitachi Ltd | Deformable alloy of high strength and its manufacture |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5246511A (en) * | 1990-05-14 | 1993-09-21 | Hitachi Metals, Ltd. | High-strength lead frame material and method of producing same |
CN112453101A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-03-09 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种铁基高温合金的大口径厚壁管材成型制备工艺 |
CN112453101B (zh) * | 2020-11-10 | 2023-03-10 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种铁基高温合金的大口径厚壁管材成型制备工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63186859A (ja) | (α+β)−チタン合金の動力学的且つ静力学的な機械的性質を改良する方法 | |
JPS6289855A (ja) | 加工性の優れた高強度Ti合金材及びその製造方法 | |
KR20210050546A (ko) | 내크리프성 티타늄 합금 | |
JPS62267438A (ja) | 低温での恒温鍛造が可能なTi合金材およびこれを用いたTi合金部材の製造法 | |
TWI537399B (zh) | 由鐵鈷鉬鎢氮合金構成的物品或工具及類似物的製造方法 | |
JPH0472037A (ja) | 高強度低熱膨張合金およびその製造方法 | |
JPH02159351A (ja) | 高強度低膨張Fe−Ni合金およびその製法 | |
JP2533625B2 (ja) | 多ピンICパッケ−ジ用リ−ドフレ−ム用高強度低膨張Fe−Ni合金の製法 | |
JPH01127653A (ja) | α+β型チタン合金冷延板の製造方法 | |
JPH0633206A (ja) | Ni基合金の熱処理方法 | |
JPH03219054A (ja) | リードフレーム用Fe―Ni―Co合金およびその製法 | |
JPH03219051A (ja) | リードフレーム用Fe―Ni合金およびその製法 | |
US5217548A (en) | Process for working β type titanium alloy | |
JPS6012421B2 (ja) | リ−ド線材の製造方法 | |
JPH0867914A (ja) | Icリ−ドフレ−ム材の製造方法 | |
JPS63130755A (ja) | α+β型チタン合金の加工熱処理方法 | |
KR101573709B1 (ko) | 타이타늄 합금을 이용한 비정질 복합재료와 그 제조방법 | |
JPS63255340A (ja) | フラツトテンシヨンシヤドウマスク材料とその製造方法 | |
JPS5933857A (ja) | Icリ−ドフレ−ム材料とその製造方法 | |
JPH01222038A (ja) | 高強度および高靭性を有するα+β型Ti合金部材の製造法 | |
JPH03240939A (ja) | 高延性、高靭性チタン合金の製造方法 | |
JPS63241150A (ja) | チタン合金の熱処理方法 | |
JPS63103055A (ja) | リ−ドフレ−ム用鉄銅合金薄帯の製造方法 | |
JPH03170652A (ja) | 高強度・高延性Ti合金の製法 | |
JP2513063B2 (ja) | リ―ドフレ―ムの製法 |