JPH02132175A - 摩擦材 - Google Patents
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- JPH02132175A JPH02132175A JP28375388A JP28375388A JPH02132175A JP H02132175 A JPH02132175 A JP H02132175A JP 28375388 A JP28375388 A JP 28375388A JP 28375388 A JP28375388 A JP 28375388A JP H02132175 A JPH02132175 A JP H02132175A
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- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車のブレーキパッド，ブレーキライニン
グ，クラッチフエーシング等として使用される摩擦材に
関するものである。
グ，クラッチフエーシング等として使用される摩擦材に
関するものである。
従来、自動車のブレーキパッド，ブレーキライニング，
クラッチフエーシング等に使用される摩擦材は、その基
材として石綿が多く使用されているが，石綿はその粉塵
が人体への有害性を指摘された結果、その使用を規制さ
れつつあり、石綿を使用しない摩擦材に対する要求が強
くなってきている。
クラッチフエーシング等に使用される摩擦材は、その基
材として石綿が多く使用されているが，石綿はその粉塵
が人体への有害性を指摘された結果、その使用を規制さ
れつつあり、石綿を使用しない摩擦材に対する要求が強
くなってきている。
そこで、石綿を使用しない摩擦材について多くの提案が
なされているが、それらの多くは基材としてガラス繊維
や金属繊維，耐熱性有機繊維を用いている。
なされているが、それらの多くは基材としてガラス繊維
や金属繊維，耐熱性有機繊維を用いている。
然し乍ら、」：記のガラス繊維や金属繊維，耐熱性有機
繊維を用いた摩擦材は、種々の問題点がある。
繊維を用いた摩擦材は、種々の問題点がある。
即ち、ガラス繊維を用いた摩擦材は、自動車の降坂時、
連続的にブレーキを使用すると、摩擦材の表面温度が上
昇し、結合材である樹脂成分が熱分解し易くなって、ガ
ラス繊維が脱落して摩耗量が増大ずるという問題があり
、金属繊維を用いた摩擦材は、高温時の耐摩耗性や耐フ
ェード性などには優れているものの、重量が重かったり
、高温時に発火するという問題がある。また、上記のガ
ラスｗｔＲや金属繊維を用いた摩擦材は、ディスクロー
タなどの相手材との当接時には勿論、非当接時にも振動
で接触し、相手材を攻撃して傷つけるおそれがある。一
方、耐熱性有機繊維を用いた摩擦材は、と記のような攻
撃性はないが、石綿に比べて耐熱性が低く、高温で溶融
または分解してガスを発生すると、摩擦係数が低下し、
フェード現象を起こすという問題があるのである。
連続的にブレーキを使用すると、摩擦材の表面温度が上
昇し、結合材である樹脂成分が熱分解し易くなって、ガ
ラス繊維が脱落して摩耗量が増大ずるという問題があり
、金属繊維を用いた摩擦材は、高温時の耐摩耗性や耐フ
ェード性などには優れているものの、重量が重かったり
、高温時に発火するという問題がある。また、上記のガ
ラスｗｔＲや金属繊維を用いた摩擦材は、ディスクロー
タなどの相手材との当接時には勿論、非当接時にも振動
で接触し、相手材を攻撃して傷つけるおそれがある。一
方、耐熱性有機繊維を用いた摩擦材は、と記のような攻
撃性はないが、石綿に比べて耐熱性が低く、高温で溶融
または分解してガスを発生すると、摩擦係数が低下し、
フェード現象を起こすという問題があるのである。
上記のほかにも種々の摩擦材があるが、それらも３００
″Ｃ．以上の高温での耐摩耗性が充分でなかったり．摩
擦挙動の安定のし７ないものが多い。
″Ｃ．以上の高温での耐摩耗性が充分でなかったり．摩
擦挙動の安定のし７ないものが多い。
本考案は上述のような従来の非石綿系摩擦材の問題点を
解決し、安定した摩擦性能を具え、３００℃以上の高温
下でも優れた耐摩耗性を示し、且つ強度の高い摩擦材を
提供することを目的どしてなされたもので，その構成は
，石綿以外の繊維成分と，黒鉛，硫酸バリウム等の充填
材粉末成分と、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂成分と
を含有する摩擦材において、前記繊維成分の少なくとも
−部にセピオライト繊維を含むことを特徴とす２）もの
である。
解決し、安定した摩擦性能を具え、３００℃以上の高温
下でも優れた耐摩耗性を示し、且つ強度の高い摩擦材を
提供することを目的どしてなされたもので，その構成は
，石綿以外の繊維成分と，黒鉛，硫酸バリウム等の充填
材粉末成分と、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂成分と
を含有する摩擦材において、前記繊維成分の少なくとも
−部にセピオライト繊維を含むことを特徴とす２）もの
である。
即ち、本発明の発明者は，非石綿系摩擦材に安定した摩
擦性能を与えると共に高温時における耐摩耗性を良好に
し、且つ、高い強度を持たせることを目的として研究を
重ねた結果、繊１惟成分中にセピオライト繊維を含有さ
せれば、前記の１１的在達成できることを知得し、本発
明を成し遂げたのである。
擦性能を与えると共に高温時における耐摩耗性を良好に
し、且つ、高い強度を持たせることを目的として研究を
重ねた結果、繊１惟成分中にセピオライト繊維を含有さ
せれば、前記の１１的在達成できることを知得し、本発
明を成し遂げたのである。
而して、本発明において、繊維成分どして使用されるも
のには、ガラス１１ｉ維，セラミノグス繊♀１［やスチ
ール繊維，ステンレススチール繊維，銅繊維または青銅
繊維等の金属繊紐゛に代表される無機或いは金属繊維、
ステープルファイバー等のバルプ繊維，アラミド繊維，
ボリアミド繊維，ボリノミド繊維等の有機系繊維が挙げ
られ、これｔ二）に更にセピオライト繊維が付加される
が、このセピオライト繊維は１ｌ均繊維長が０．１−１
０画のものが好ましく、また、その量はｊｆ．擦＋４全
量に対して、３〜５０体積％が好ましい。
のには、ガラス１１ｉ維，セラミノグス繊♀１［やスチ
ール繊維，ステンレススチール繊維，銅繊維または青銅
繊維等の金属繊紐゛に代表される無機或いは金属繊維、
ステープルファイバー等のバルプ繊維，アラミド繊維，
ボリアミド繊維，ボリノミド繊維等の有機系繊維が挙げ
られ、これｔ二）に更にセピオライト繊維が付加される
が、このセピオライト繊維は１ｌ均繊維長が０．１−１
０画のものが好ましく、また、その量はｊｆ．擦＋４全
量に対して、３〜５０体積％が好ましい。
また、結合材としては、フェノール樹脂，尿２｛４樹脂
，メラミン樹脂またはそれらの変＋’ｔ樹脂のような熱
硬化性樹脂や、ポリアセタール，芳香族ポリイミト樹脂
，フッ素樹脂等の酎熱性樹脂が挙げられる。
，メラミン樹脂またはそれらの変＋’ｔ樹脂のような熱
硬化性樹脂や、ポリアセタール，芳香族ポリイミト樹脂
，フッ素樹脂等の酎熱性樹脂が挙げられる。
更に、摩擦調整剤及び充填材としては、黒鉛，二硫化モ
リブデン，カシューダス１・のような潤滑作用のあるも
のや、硫酸バリウム，炭酸力ルシウｌ１等があり、ジル
コンサンド，アルミナ等モース硬度が比較的大きいもの
も充填材とし，で用いられる。
リブデン，カシューダス１・のような潤滑作用のあるも
のや、硫酸バリウム，炭酸力ルシウｌ１等があり、ジル
コンサンド，アルミナ等モース硬度が比較的大きいもの
も充填材とし，で用いられる。
本発明において、繊維成分の一つとしてセピオライト繊
維を含有させると、得られた摩擦材は、安定した摩擦性
能と高温時における耐摩耗性を有すると共に、強度も高
くなる。
維を含有させると、得られた摩擦材は、安定した摩擦性
能と高温時における耐摩耗性を有すると共に、強度も高
くなる。
この理由は定かではないが、セピオライトｉＡ！ｌｉｔ
の持つ吸着性及び固結性が他の成分とうまく結び付いて
、耐熱性を高くすると共に摩擦性能を安定にし，、ｆ：
Ｇ温時における結合材樹脂などの１欧化，溶ＶＡヲ抑制
するからであると考えられる。
の持つ吸着性及び固結性が他の成分とうまく結び付いて
、耐熱性を高くすると共に摩擦性能を安定にし，、ｆ：
Ｇ温時における結合材樹脂などの１欧化，溶ＶＡヲ抑制
するからであると考えられる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 １
アラミド繊維 ５体積％セピオライ１
・繊維 ２０フェノール樹脂
２０ 黒釦 １０ 硫酸バリウム ｌ５ その他の充填材 ３０ を均一に混合した後、温度１５０゜Ｃ，月二カ２ ０
０ Ｋ ｇ／０１で１０ウ）間熱プレスし、その後、１
冫｝０“０て５時間アフターキュアを行い、本発明のー
・例のＩ’／ Ｉ＜？Ｈのバンドを得た。
・繊維 ２０フェノール樹脂
２０ 黒釦 １０ 硫酸バリウム ｌ５ その他の充填材 ３０ を均一に混合した後、温度１５０゜Ｃ，月二カ２ ０
０ Ｋ ｇ／０１で１０ウ）間熱プレスし、その後、１
冫｝０“０て５時間アフターキュアを行い、本発明のー
・例のＩ’／ Ｉ＜？Ｈのバンドを得た。
この摩擦材は、ＪＡＳＯ Ｃ４０ｒｉ性能テス１・後の
パソ１−の亀裂発生状態を調へたところ、亀裂の発生は
なく、また、上記テス１へ後のパッドの摩耗量は、０．
５膿であった。
パソ１−の亀裂発生状態を調へたところ、亀裂の発生は
なく、また、上記テス１へ後のパッドの摩耗量は、０．
５膿であった。
実施例 ２
アラミド繊維 ５体積％チタン酸カリ
ウム繊維 ５ 〃ウォラストナイトｍ維
５ セピオライ１・繊維 １０フェノール樹脂
２Ｏ ｎ黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填利 ３０ ｎを均一に混合した後、
実施例１と同様の方法により，別例の摩擦材のパッドを
得た。
ウム繊維 ５ 〃ウォラストナイトｍ維
５ セピオライ１・繊維 １０フェノール樹脂
２Ｏ ｎ黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填利 ３０ ｎを均一に混合した後、
実施例１と同様の方法により，別例の摩擦材のパッドを
得た。
この摩擦材は、実施例１のテスト後、バットに亀裂の発
生はなく，また、その摩耗量は、０ ． ６ ｎｌｎで
あった。
生はなく，また、その摩耗量は、０ ． ６ ｎｌｎで
あった。
実施例 ３
アラミド繊維 ５体拭％チタン酸カリ
ウム繊維 １０ ウォラストナイト繊維 ５ セピオライト繊維 ５ フェノール樹脂 ２ｏ 黒鉛 １ｏ 硫酸バリウム １５ その他の充填材 ３ｏ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により，更
に別例の摩擦材のパッドを得た。
ウム繊維 １０ ウォラストナイト繊維 ５ セピオライト繊維 ５ フェノール樹脂 ２ｏ 黒鉛 １ｏ 硫酸バリウム １５ その他の充填材 ３ｏ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により，更
に別例の摩擦材のパッドを得た。
この摩擦材は、実施例１のテスト後，パッドに亀裂の発
生はなく、また、パッドの摩耗量は，０．７庇であった
． 比較例 １ アラミド繊維 ５体積％ガラス繊維
２ｏ フェノール樹脂 ２ｏ 黒鉛 ＩＱ ｎ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填材 ３Ｑ ｎを均一に混合した後、実
施例１と同様の方法により、摩擦材のパッドを得た。
生はなく、また、パッドの摩耗量は，０．７庇であった
． 比較例 １ アラミド繊維 ５体積％ガラス繊維
２ｏ フェノール樹脂 ２ｏ 黒鉛 ＩＱ ｎ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填材 ３Ｑ ｎを均一に混合した後、実
施例１と同様の方法により、摩擦材のパッドを得た。
この摩擦材は、実施例１のテスト後、パッドの表面に小
さい亀裂が発生しており、また，パッ１・の摩耗量は１
． Ｏ ｎｙｎであった。
さい亀裂が発生しており、また，パッ１・の摩耗量は１
． Ｏ ｎｙｎであった。
比較例 ２
アラミ１一繊維 ５体積％チタｙ酸カ
リウム繊維 ２０ ノノフェノール樹脂
２０ 黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｕその他の充
填材 ３０ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により、摩
擦材のパットを得た。
リウム繊維 ２０ ノノフェノール樹脂
２０ 黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｕその他の充
填材 ３０ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により、摩
擦材のパットを得た。
この摩擦材は、実施例１のテスト後、パッドの表面及び
側面に大きな亀裂が発生しており、また、パッドの摩耗
量は２ ． ５ ｌ１１ｕであった。
側面に大きな亀裂が発生しており、また、パッドの摩耗
量は２ ． ５ ｌ１１ｕであった。
比較例 ３
アラミト繊維 ５体積％ガラス繊維
５ チタン酸カリウム繊維 １０ ウォラストナイト繊維 ５ フェノール樹脂 ２０ 黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填材 ３ｏ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により、摩
擦材のパッドを得た。
５ チタン酸カリウム繊維 １０ ウォラストナイト繊維 ５ フェノール樹脂 ２０ 黒鉛 １０ 硫酸バリウム １５ ｎその他の充
填材 ３ｏ を均一に混合した後、実施例１と同様の方法により、摩
擦材のパッドを得た。
この度擦材は，実施例１のテス１・後、バンドの表面に
中程度の亀裂が発生しており、また、パッドの摩耗量は
２ ． ０ ＩＩｎであった。
中程度の亀裂が発生しており、また、パッドの摩耗量は
２ ． ０ ＩＩｎであった。
以上のように、セピオライトＩＩ １１１＋を繊維成分
の中に含有させた本発明摩擦材は、これを用いない摩擦
材に比し、安定したＪＩＡ擦性能を示すばかりでな＜．
３００℃以上の高温下でも優れた耐摩耗性を具え、且つ
、強度も大幅に向上できることが明らかとなった。
の中に含有させた本発明摩擦材は、これを用いない摩擦
材に比し、安定したＪＩＡ擦性能を示すばかりでな＜．
３００℃以上の高温下でも優れた耐摩耗性を具え、且つ
、強度も大幅に向上できることが明らかとなった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 石綿以外の繊維成分と、黒鉛、硫酸バリウム等の充
填材粉末成分と、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂成分
とを含有する摩擦材において、前記繊維成分の少なくと
も一部にセピオライト繊維を含むことを特徴とする摩擦
材。 ２ セピオライト繊維はその平均繊維長が０．１〜１０
ｍｍであることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
載の摩擦材。 ３ セピオライト繊維の量が摩擦材の全量に対して３〜
５０体積％であることを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載の摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63283753A JP2811574B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63283753A JP2811574B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132175A true JPH02132175A (ja) | 1990-05-21 |
| JP2811574B2 JP2811574B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17669665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63283753A Expired - Fee Related JP2811574B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811574B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0394608A2 (de) * | 1989-04-27 | 1990-10-31 | Rütgerswerke Aktiengesellschaft | Reibmaterial |
| JPH04168146A (ja) * | 1990-10-31 | 1992-06-16 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 導電性フェノール樹脂成形材料 |
| FR2750420A1 (fr) * | 1996-06-27 | 1998-01-02 | Akebono Brake Ind | Materiau de friction sans amiante |
| JPH10226833A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Toyota Motor Corp | 焼結摩擦材 |
| EP0959262A1 (en) | 1998-05-18 | 1999-11-24 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Non-asbestos disc brake pad for automobiles |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01294553A (ja) * | 1988-05-23 | 1989-11-28 | Kubota Ltd | 摩擦材 |
| JPH0288678A (ja) * | 1988-09-27 | 1990-03-28 | Nippon Valqua Ind Ltd | 摩擦材 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63283753A patent/JP2811574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JPH01294553A (ja) * | 1988-05-23 | 1989-11-28 | Kubota Ltd | 摩擦材 |
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Also Published As
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