JPH02113920A - 延伸フィルム又はシートの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は延伸フィルム又はシートの製造方法に関する。

詳しくはフィルム又はシートを連続的に斜めに延伸する
方法１て関するものである。

（従来の技術） 従来、報告されている斜め延伸方法はあるが、連、続的
に斜め配向のフィルム又はシートを作るのはむつかしい
。例えば、デュポンの特公昭１ｌＯ−！１１９ではチュ
ーブラ−延伸ｔておいて、マンドレルを回転しながら延
伸をする方法がある。しかしチューブラ−延伸そのもの
がむつかしいだけでなく、斜め延伸の場合はさらにマン
ドレルを回転するので、斜めのしわが入りやすく、連続
延伸は一層困難である。また、マンドレルを使うかぎり
、フィルムの表面を傷つけζ。

などの難点がある。別の方法に・・−キュレスの特公昭
！ｇ−３，２０９０がある。テンターで横方向に延伸し
たものと、ロール延伸で縦方向して延伸したものを張合
わせろ方法である。この場合：ま二台の装置が必要であ
りまた樅・横ｑｏ度の角度以外には作ることはできない
。

また特開昭！；０−８３’１ｇ２号公報では異なる速度
で移行するチャックを用いる方法が提案されているが、
この方法ではチャックのスピード制御は容易でなく複雑
な装置を必要とする。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はこれらの欠点を解決するために、テンターを使
って、災面に傷のない均一な斜め延伸フィルム又はシー
トを連続的に作る方法に関するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の要旨は、合成樹脂フィルム又はシートの両端部
を、所定走行区間内におけるチャックの走行距離が異な
るよ５ＶＣ配置されたテンターレール上を走行するコ列
のチャック間に把持して走行させることにより前記フィ
ルム又はシートの長さ方向と斜交する方向に延伸するこ
とをｖｆ徴とする延伸フィルム又はシートの製造方法に
関する。

以下、図面を用いて本発明の方法の一例につき更に詳細
て説明する。

第１図は、本発明の方法に用いる装置の一例の概略説明
図である。

図中／、／’はテンターレール、２はフィルム又はシー
トを示す。

本発明の原理は第１図て示すように、テンターの進路を
曲げることにより、内外周の進む距離の違いを利用する
ことにある。内外周のテンターレールの曲率をそれぞれ
、ｒｚ　（距離ｉ１：’　　ａ’）、ｒｌ（距離０−ａ
）、円弧の角度なθ（角度ａ、ｏ、ｂ）とすると、内外
のチャックを同じ速度で走行させれば外周のチャックは
内周よりも遅れる。その大きさは、θ（ｒｘ　　ｒｚ）
となる。ｒｌ−ｒｚはテンターの幅であるから、外周の
遅れはテンターの幅のθ倍になる。丁度θ＝７ラジアン
（１７度）にすれば、分子配向が１４５度の連続したフ
ィルムが得られる。必要に応じて、円弧の角度や内外の
チャックの相対的走行速度を変えることにより、フィル
ム又はシート２中の分子配向の角度を任意に変えること
ができる。

但し、操作性、安定性等から、走行速度は内外のチャッ
クをほぼ同じとするのが良い。

また血路に入る前に、あらかじめ、フィルム又はシー１
−．２を横方向（幅方向）に延伸しておを二つ折にして
接着すれば、延伸配向が交叉１−た、縦横の強度がほぼ
均一な積層フィルム又はシートを得ることができる。

なお、血路に入る前にフィルム又は／−トユなある程度
、二軸延伸しておくか、または、二軸延伸したものを、
さらに縦方向に延伸して、相対的に縦方向の配向の大き
いフィルムな作り、この発明の方法にかげることもでき
る。また、血路においても、末広がり状に延伸をするこ
と、すなわち、距離θ−３より距離θ−ｂを長く設定し
たり、距離０−ａ′より距離０−ｂ′を短かくすること
も可能である。

なお、本発明で適用可能なフィルム又はシートの材料と
してはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
、ポリカーボネート、ポリエステル等通常延伸可能な材
料であれば全て適用可能である。

（実施例） 以下に実施例を示し、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。

実施例／ 第１図に示す装置を用い、ポリエチレンテレフタレート
のシートをｇり℃の温度で横方向に、２．　ｌ１倍延伸
した後、ｒｚ（距離ｏ　　ａ／　）がデ０Ｃｆｎ、ｒｌ
　（距離０−ａ）が／６０１、θが５７度のＭｌ１曲テ
ンタレールに導入し、ｑｏ℃で延伸を行なった。なお、
ｒ２′（距離ｏ　−ｂ’　）はｒｚと同−距離、ｒ１′
（距離ｏ−ｂ）はｒｌと同一距離に設定した。

このフィルムの複屈折率と配向の方向を４１１１っだ結
果、下記表７の通りであった。ただし、チャック周辺の
フィルムは延伸されな（・か、はとんど伸ばされないで
不均一圧なるので、測定はフィルムの中央と中央から左
右両方に’０ＣＴｎずつ離れた位置で測定した。

六／ 配向角度、複屈折率ともに、フィルムの位置によらず、
はぼ一定である。

また、テンター人口近くのａ、ａ’の位置でフィルムの
流れ方向に直角に左右のチャック間に速乾性インクで直
線を書いたところチャックの進行とともに、囲路の位置
で外側が遅れ、テンター出口では、それぞれのチャック
を基点とする斜めの直線（フィルムの進行方向に対して
斜めの直線）となって出て来た。

（発明の効果） 本発明で作った斜めに延伸したフィルムを二つ折して張
り合わせるだけで配向方向が交差した、縦横共に強度の
ある直交積層フィルムをつくることができる。

また、クロスニコルにした偏光フィルムの間て複屈折を
持ったフィルムをはさめば、光の干渉色が現れ、これを
張合わせれば染色では見られない独特の色感のフィルム
ができる。これを０．５關程度の繊維状にスリットし織
物にする際には長（連続したフィルムが必要である。こ
れに必要なりロスニコルの延伸フィルムや中央に挾むフ
ィルムを本発明により容易に連続して作ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の方法に用いる装置の一例の概略説明
図である。 １１ａ中／はテンタ−出口コはフィルム又はシートを示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）合成樹脂フィルム又はシートの両端部を、所定走
   行区間内におけるチャックの走行距離が異なるように配
   置されたテンターレール上を走行する２列のチャック間
   に把持して走行させることにより前記フィルム又はシー
   トの長さ方向と斜交する方向に延伸することを特徴とす
   る延伸フィルム又はシートの製造方法。