JPH02119634A - 外燃式ロータリピストンエンジン - Google Patents
外燃式ロータリピストンエンジンInfo
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- JPH02119634A JPH02119634A JP27262888A JP27262888A JPH02119634A JP H02119634 A JPH02119634 A JP H02119634A JP 27262888 A JP27262888 A JP 27262888A JP 27262888 A JP27262888 A JP 27262888A JP H02119634 A JPH02119634 A JP H02119634A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B55/00—Internal-combustion aspects of rotary pistons; Outer members for co-operation with rotary pistons
- F02B55/14—Shapes or constructions of combustion chambers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B2053/005—Wankel engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、外部からの熱によって作動する外燃式ロータ
リピストンエンジンに関するものである。
リピストンエンジンに関するものである。
(従来の技術)
従来より、外燃式エンジンとしては、例えば、特開昭6
1−212656号公報に見られるようなスターリング
エンジンが公知である。
1−212656号公報に見られるようなスターリング
エンジンが公知である。
このような外燃式エンジンは、連続燃焼により有害排出
物が少なく、しかも、各種熱の利用が可能で、静粛なエ
ンジンが構成できるなどの利点を有している。
物が少なく、しかも、各種熱の利用が可能で、静粛なエ
ンジンが構成できるなどの利点を有している。
(発明が解決しようとする課題)
しかして、上記のような外燃式エンジン、例えばスター
リングエンジンにおいては、少なくとも2つのピストン
が必要であり、コンパクトに構成することについては不
利である。また、ピストンの往復運動に伴って作動ガス
を往復移動させることから、作動ガスの種類によってエ
ンジン特性が大きく異なり、空気のように分子量の大き
な作動ガスでは熱交換器を作動ガスが通過するときの流
動抵抗が大きくなり、ガス移動の分子に対する慣性の影
響からも低回転での運転しか実現できないものである。
リングエンジンにおいては、少なくとも2つのピストン
が必要であり、コンパクトに構成することについては不
利である。また、ピストンの往復運動に伴って作動ガス
を往復移動させることから、作動ガスの種類によってエ
ンジン特性が大きく異なり、空気のように分子量の大き
な作動ガスでは熱交換器を作動ガスが通過するときの流
動抵抗が大きくなり、ガス移動の分子に対する慣性の影
響からも低回転での運転しか実現できないものである。
上記点に対し、作動ガスとしてヘリウム、水素等の分子
量の小さいガスを使用して、空気より高い回転数での作
動を可能としているが、この場合には、逆に、ガスの密
封が困難であり、圧縮比が小さいため、高効率、高出力
化には作動ガス圧を大きくする必要がある。さらに、燃
焼エア供給ブロア、ヘリウムまたは水素コンプレッサ、
蓄圧ボンベなどの補機類が多くなる問題を有している。
量の小さいガスを使用して、空気より高い回転数での作
動を可能としているが、この場合には、逆に、ガスの密
封が困難であり、圧縮比が小さいため、高効率、高出力
化には作動ガス圧を大きくする必要がある。さらに、燃
焼エア供給ブロア、ヘリウムまたは水素コンプレッサ、
蓄圧ボンベなどの補機類が多くなる問題を有している。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、ロータリピストンエ
ンジンの基本的構成を利用してコンパクトにかつ空気を
作動ガスとして使用可能な外燃式ロータリピストンエン
ジンを提供することを目的とするものである。
ンジンの基本的構成を利用してコンパクトにかつ空気を
作動ガスとして使用可能な外燃式ロータリピストンエン
ジンを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本発明の外燃式ロータリピスト
ンエンジンは、ロータハウジングとサイドハウジングと
によるケーシング内をロータが遊星回転運動し、ロータ
外周に容積が変化する作動室が形成されたエンジン本体
と、圧縮上死点付近でトロコイド短軸より進み側および
遅れ側の作動室を結ぶ受熱通路と、該受熱通路を加熱す
る燃焼器と、該燃焼器による受熱部分と作動室への開口
部との間の受熱通路を所定のタイミングで開閉するバル
ブ手段と、トロコイド長軸に対して上記開口部とは反対
側に設け、作動ガスを吸入、排出する吸気ボートおよび
排気ポートとを備えるように構成したものである。
ンエンジンは、ロータハウジングとサイドハウジングと
によるケーシング内をロータが遊星回転運動し、ロータ
外周に容積が変化する作動室が形成されたエンジン本体
と、圧縮上死点付近でトロコイド短軸より進み側および
遅れ側の作動室を結ぶ受熱通路と、該受熱通路を加熱す
る燃焼器と、該燃焼器による受熱部分と作動室への開口
部との間の受熱通路を所定のタイミングで開閉するバル
ブ手段と、トロコイド長軸に対して上記開口部とは反対
側に設け、作動ガスを吸入、排出する吸気ボートおよび
排気ポートとを備えるように構成したものである。
(作用)
上記のような外燃式ロータリピストンエンジンでは、ロ
ータの回転に対して吸気ボートから作動室に吸入された
作動ガスは、圧縮され、この圧縮作動室からトロコイド
短軸より進み側の位置でバルブ手段によって開作動され
ている受熱通路を通って燃焼器で加熱昇温され、圧力の
上昇した作動ガスが受熱通路によってトロコイド短軸よ
り遅れ側の位置で再び作動室に供給し、膨張してロータ
に対して仕事を行ってから排気ポートから排出するよう
に作動し、作動ガスの流れが常に一方向で慣性によるガ
ス移動の遅れがなく、作動ガスとして空気を使用しても
回転限界が高くなり、しかも1ピストンでサイクルを構
成するようにしてコンパクト化が有利となるようにして
いる。
ータの回転に対して吸気ボートから作動室に吸入された
作動ガスは、圧縮され、この圧縮作動室からトロコイド
短軸より進み側の位置でバルブ手段によって開作動され
ている受熱通路を通って燃焼器で加熱昇温され、圧力の
上昇した作動ガスが受熱通路によってトロコイド短軸よ
り遅れ側の位置で再び作動室に供給し、膨張してロータ
に対して仕事を行ってから排気ポートから排出するよう
に作動し、作動ガスの流れが常に一方向で慣性によるガ
ス移動の遅れがなく、作動ガスとして空気を使用しても
回転限界が高くなり、しかも1ピストンでサイクルを構
成するようにしてコンパクト化が有利となるようにして
いる。
(実施例)
以下、図面に沿って本発明の各実施態様を詳細に説明す
る。
る。
実施例1
第1図は作動ガスを密封した形式の外燃式ローリピスト
ンエンジンの構造を示している。
ンエンジンの構造を示している。
本例の外燃式ロータリピストンエンジンIAにおけるエ
ンジン本体2は、トロコイド状の内周面3aを有するロ
ータハウジング3と、ロータハウジング3の両側に配設
されたサイドハウジング4とによって構成されるケーシ
ング内を多角形状のロータ6がその頂辺をトロコイド状
の内周面3aに摺接せしめながら遊星回転運動し、容積
が変化する作動室7を形成するようにしている。該ロー
タ6は偏心軸8に支承されると共に、上記ロータ6には
各作動室7間のガスシール性を保つために、アペックス
シール9、コーナシール10およびサイドシール11が
装着されている。
ンジン本体2は、トロコイド状の内周面3aを有するロ
ータハウジング3と、ロータハウジング3の両側に配設
されたサイドハウジング4とによって構成されるケーシ
ング内を多角形状のロータ6がその頂辺をトロコイド状
の内周面3aに摺接せしめながら遊星回転運動し、容積
が変化する作動室7を形成するようにしている。該ロー
タ6は偏心軸8に支承されると共に、上記ロータ6には
各作動室7間のガスシール性を保つために、アペックス
シール9、コーナシール10およびサイドシール11が
装着されている。
上記ロータハウジング3には、圧縮上死点付近でトロコ
イド短軸Aより遅れ側の位置に上流側開口部12が形成
されると共に、進み側の位置に下流側開口部13が形成
され両開口部12.13は受熱通路14によって連通さ
れている。
イド短軸Aより遅れ側の位置に上流側開口部12が形成
されると共に、進み側の位置に下流側開口部13が形成
され両開口部12.13は受熱通路14によって連通さ
れている。
上記ロータ6はその圧縮上死点近傍の回転位置にある場
合には、そのロータ面がトロコイド短軸A部分のロータ
ハウジング内周面3aと略接するように近接して、圧縮
作動室7を前室7aと後室7bとに分離するように構成
され、前記受熱通路14はこの前室7aと後室7bとを
連通する。
合には、そのロータ面がトロコイド短軸A部分のロータ
ハウジング内周面3aと略接するように近接して、圧縮
作動室7を前室7aと後室7bとに分離するように構成
され、前記受熱通路14はこの前室7aと後室7bとを
連通する。
そして、前記エンジン本体2には圧縮側部分に外部から
、バルブ手段15を備えたバルブボディ16と、バーナ
用燃料噴射弁17を備えた燃焼器18とが設置されてい
る。そして、前記受熱通路14は、上記バルブボディ1
6から燃焼器18内に設置されている。すなわち、受熱
通路14は、上流側開口部12に連通してバルブボディ
16に形成された上流側通路14aと、下流側開口部1
3に連通してバルブボディ16に形成された下流側通路
14bと、上記上流側通路14aと下流側通路14bと
を連通し、燃焼器18内に配設された受熱バイブ14c
とで構成されている。該受熱バイブ14cは上流側およ
び下流側が連通溝14dによって相互に連通された多数
の細いバイブが並設されてなる。
、バルブ手段15を備えたバルブボディ16と、バーナ
用燃料噴射弁17を備えた燃焼器18とが設置されてい
る。そして、前記受熱通路14は、上記バルブボディ1
6から燃焼器18内に設置されている。すなわち、受熱
通路14は、上流側開口部12に連通してバルブボディ
16に形成された上流側通路14aと、下流側開口部1
3に連通してバルブボディ16に形成された下流側通路
14bと、上記上流側通路14aと下流側通路14bと
を連通し、燃焼器18内に配設された受熱バイブ14c
とで構成されている。該受熱バイブ14cは上流側およ
び下流側が連通溝14dによって相互に連通された多数
の細いバイブが並設されてなる。
一方、前記バルブ手段15は、受熱通路14の上流側通
路14aに介装された第10−タリバルブ19と、下流
側通路14bに介装された第20−クリバルブ20とで
構成され、両ロータリバルブ19.20はエンジンの回
転すなわち偏心軸8の回転に同期して回転作動され、そ
の開閉におけるバルブタイミングは、例えば、第10−
タリバルブ19が上死点前BTDC30”から上死点後
ATDC90°で開作動し、第20−タリバルブ20は
上死点前BTDC10°から下死点前BBDC60’で
開作動するように設定されている。
路14aに介装された第10−タリバルブ19と、下流
側通路14bに介装された第20−クリバルブ20とで
構成され、両ロータリバルブ19.20はエンジンの回
転すなわち偏心軸8の回転に同期して回転作動され、そ
の開閉におけるバルブタイミングは、例えば、第10−
タリバルブ19が上死点前BTDC30”から上死点後
ATDC90°で開作動し、第20−タリバルブ20は
上死点前BTDC10°から下死点前BBDC60’で
開作動するように設定されている。
また、前記燃焼器18は、燃焼室18aの端部に燃料噴
射弁17が設置され、この燃料噴射弁17から噴出され
た燃料に着火を行う点火プラグ21が設けられ、さらに
、燃焼室18aには前記受熱バイブ14cが配設されて
いる。上記燃料噴射弁17の近傍には燃焼室18aに対
して燃焼用エアを導入するエア導入通路18bが接続さ
れ、燃焼ガスは燃焼ガス排出通路18cによって排出さ
れる。
射弁17が設置され、この燃料噴射弁17から噴出され
た燃料に着火を行う点火プラグ21が設けられ、さらに
、燃焼室18aには前記受熱バイブ14cが配設されて
いる。上記燃料噴射弁17の近傍には燃焼室18aに対
して燃焼用エアを導入するエア導入通路18bが接続さ
れ、燃焼ガスは燃焼ガス排出通路18cによって排出さ
れる。
また、前記ロータハウジング3には、トロコイド長軸B
に対して上記圧縮側の開口部12.13とは反対側に、
作動ガスを吸入する吸気ポート23と、作動ガスを排出
する排気ポート24とが形成されている。この吸気ボー
ト23および排気ポート24には、吸気通路25および
排気通路26がそれぞれ接続され、両道路25.26が
冷却器27を介して連結されている。この冷却器27は
熱交換フィン27aが設置され、図示しない冷却水通路
が接続されて排気通路26から吸気通路25に流れる作
動ガスの冷却を行うように構成されている。
に対して上記圧縮側の開口部12.13とは反対側に、
作動ガスを吸入する吸気ポート23と、作動ガスを排出
する排気ポート24とが形成されている。この吸気ボー
ト23および排気ポート24には、吸気通路25および
排気通路26がそれぞれ接続され、両道路25.26が
冷却器27を介して連結されている。この冷却器27は
熱交換フィン27aが設置され、図示しない冷却水通路
が接続されて排気通路26から吸気通路25に流れる作
動ガスの冷却を行うように構成されている。
上記構造において、エンジン本体2内の各作動室7、受
熱通路14、吸排気ボート23.24から吸排気通路2
5.26および冷却器27には作動ガスとして、空気、
H2、Heなどのガス、または水を含むペーパーなどが
充填され、密封される。
熱通路14、吸排気ボート23.24から吸排気通路2
5.26および冷却器27には作動ガスとして、空気、
H2、Heなどのガス、または水を含むペーパーなどが
充填され、密封される。
上記のような構成を有する本例の外燃式ロークリピスト
ンエンジンIAの作動を説明する。ロータ6の回転に対
し、各作動室7には冷却器27で冷却された作動ガスが
吸入されて圧縮され、その作動室7の前側のアペックス
シール9が上流側開口部12を越えた圧縮途中から、第
10−クリバルブ19の開作動に伴って後室7bの作動
ガスが受熱通路14の上流側通路14a内に流入し、受
熱バイブ14cの部分で燃焼器18の熱によって加熱さ
れ、温度が上昇して圧力も高くなった作動ガスは、第1
0−タリバルブ19より遅れて開く第20−タリバルブ
20の開作動に伴って下流側通路14bを通って前室7
aに流入する。この前室7aに流入した高温高圧の作動
ガスのエネルギによって、該作動室7は膨張してロータ
6が回転駆動される。そして、排気ポート24が開いて
排気通路26から冷却器27に膨張後の作動ガスが導入
され、冷却されてから吸気ポート23を通って先行する
吸気作動室7に供給して、1サイクルを終了する。
ンエンジンIAの作動を説明する。ロータ6の回転に対
し、各作動室7には冷却器27で冷却された作動ガスが
吸入されて圧縮され、その作動室7の前側のアペックス
シール9が上流側開口部12を越えた圧縮途中から、第
10−クリバルブ19の開作動に伴って後室7bの作動
ガスが受熱通路14の上流側通路14a内に流入し、受
熱バイブ14cの部分で燃焼器18の熱によって加熱さ
れ、温度が上昇して圧力も高くなった作動ガスは、第1
0−タリバルブ19より遅れて開く第20−タリバルブ
20の開作動に伴って下流側通路14bを通って前室7
aに流入する。この前室7aに流入した高温高圧の作動
ガスのエネルギによって、該作動室7は膨張してロータ
6が回転駆動される。そして、排気ポート24が開いて
排気通路26から冷却器27に膨張後の作動ガスが導入
され、冷却されてから吸気ポート23を通って先行する
吸気作動室7に供給して、1サイクルを終了する。
前記第10−タリバルブ19は、圧縮作動室7の後側の
アペックスシール9が通過する前に閉作動され、受熱通
路14によって圧縮行程の作動室7と吸気行程の作動室
7とが連通ずるのを防止する。また、次の作動室7が圧
縮行程となって第40−タリバルブ19が開作動する前
に第20−タリバルブ20が閉作動して、圧縮作動ガス
が排気側に流出するのを防止するものである。また、効
率を高めることから、圧縮上死点の少し前(例えばBT
DC30°)まで両ロータリバルブ19゜20を閉状態
とし、作動ガスの圧力を高めた状態で第10−タリバル
ブ19を開き、作動ガスを受熱通路14に導入して加熱
し、そして、やや遅れて第20−タリバルブ20を開き
、昇温した作動ガスを作動室7内に導入するようにして
いる。
アペックスシール9が通過する前に閉作動され、受熱通
路14によって圧縮行程の作動室7と吸気行程の作動室
7とが連通ずるのを防止する。また、次の作動室7が圧
縮行程となって第40−タリバルブ19が開作動する前
に第20−タリバルブ20が閉作動して、圧縮作動ガス
が排気側に流出するのを防止するものである。また、効
率を高めることから、圧縮上死点の少し前(例えばBT
DC30°)まで両ロータリバルブ19゜20を閉状態
とし、作動ガスの圧力を高めた状態で第10−タリバル
ブ19を開き、作動ガスを受熱通路14に導入して加熱
し、そして、やや遅れて第20−タリバルブ20を開き
、昇温した作動ガスを作動室7内に導入するようにして
いる。
上記サイクルのP−v線図を第2図に示す。a点で容積
が最大で、吸気ポート23が閉じて作動ガスの圧縮が開
始し、b点で第10−タリバルブ19が開いて作動ガス
の一部が受熱通路14に流入し、0点からさらに圧縮さ
れると共に加熱されて圧力が上昇し、d点で圧縮上死点
となり、作動室7の容積は拡大するが受熱によってさら
に圧力が上昇し、e点から実質的に膨張行程に移行して
圧力が低下し、f点で排気ポート24が開いて圧力が開
放され、a点の排気下死点から容積が等圧減少してg点
の排気上死点となり、ここからa点まで容積が拡大して
吸入を行うものである。
が最大で、吸気ポート23が閉じて作動ガスの圧縮が開
始し、b点で第10−タリバルブ19が開いて作動ガス
の一部が受熱通路14に流入し、0点からさらに圧縮さ
れると共に加熱されて圧力が上昇し、d点で圧縮上死点
となり、作動室7の容積は拡大するが受熱によってさら
に圧力が上昇し、e点から実質的に膨張行程に移行して
圧力が低下し、f点で排気ポート24が開いて圧力が開
放され、a点の排気下死点から容積が等圧減少してg点
の排気上死点となり、ここからa点まで容積が拡大して
吸入を行うものである。
上記のように作動ガスは密閉された系の中で圧縮、加熱
、膨張、冷却を繰り返しており、このような外燃式ロー
タリピストンエンジンIAでは、圧縮作動室7と膨張作
動室7とがロータ6の頂部を介して隣接し、また、圧縮
部分と膨張部分とが分離しているなどのロータリピスト
ンエンジン特有の構造を利用し、作動ガスの常に同一方
向の循環流の中に受熱部と冷却部を構成して、時間的遅
れなく、効率的に作動ガスの加熱、冷却を繰り返すこと
ができるものである。このことにより、コンパクトでか
つ負荷に対してレスポンスのよい外燃式エンジンが実現
できるものである。
、膨張、冷却を繰り返しており、このような外燃式ロー
タリピストンエンジンIAでは、圧縮作動室7と膨張作
動室7とがロータ6の頂部を介して隣接し、また、圧縮
部分と膨張部分とが分離しているなどのロータリピスト
ンエンジン特有の構造を利用し、作動ガスの常に同一方
向の循環流の中に受熱部と冷却部を構成して、時間的遅
れなく、効率的に作動ガスの加熱、冷却を繰り返すこと
ができるものである。このことにより、コンパクトでか
つ負荷に対してレスポンスのよい外燃式エンジンが実現
できるものである。
実施例2
本例は第3図に示し、熱の利用効率を高めると共に出力
制御機構を付設した例を示す。
制御機構を付設した例を示す。
本例における外燃式ロータリピストンエンジンIBのエ
ンジン本体2、受熱通路14、バルブ手段15、および
燃焼器18は、基本的には前例と同様に構成されている
。
ンジン本体2、受熱通路14、バルブ手段15、および
燃焼器18は、基本的には前例と同様に構成されている
。
そして、排気ポート24から排気される作動ガスは排気
通路26によって冷却器27に導かれ、冷却された後に
吸気通路25によって吸気ポート23から作動室7に導
入されるものであるが、この冷却器27によって回収さ
れた熱を燃焼器18において使用する燃焼用エアの予熱
に利用するものである。
通路26によって冷却器27に導かれ、冷却された後に
吸気通路25によって吸気ポート23から作動室7に導
入されるものであるが、この冷却器27によって回収さ
れた熱を燃焼器18において使用する燃焼用エアの予熱
に利用するものである。
すなわち、上記冷却器27には予熱器29が付設され、
該予熱器29にはフロア30からの燃焼用エアが流量計
31を介して送風され、この予熱器29で冷却器27に
よって吸収した膨張後の作動ガスの熱で燃焼用エアの予
熱を行う。予熱器29を経た燃焼用エアは燃焼器18の
エア導入通路18bから燃焼器18内に導入される。こ
の導入された燃焼用エアは、まず、燃焼室18aの外周
部の予熱部32を通過してさらに加熱された状態で、該
燃焼室18aの燃料噴射弁17側の端部から燃焼室18
a内に導入されて燃焼に使用され、燃焼ガスは受熱通路
14の加熱を行うと共に、予熱部32で導入された燃焼
用エアの予熱を行ってから、排出通路18cによって外
部に排出されるものである。
該予熱器29にはフロア30からの燃焼用エアが流量計
31を介して送風され、この予熱器29で冷却器27に
よって吸収した膨張後の作動ガスの熱で燃焼用エアの予
熱を行う。予熱器29を経た燃焼用エアは燃焼器18の
エア導入通路18bから燃焼器18内に導入される。こ
の導入された燃焼用エアは、まず、燃焼室18aの外周
部の予熱部32を通過してさらに加熱された状態で、該
燃焼室18aの燃料噴射弁17側の端部から燃焼室18
a内に導入されて燃焼に使用され、燃焼ガスは受熱通路
14の加熱を行うと共に、予熱部32で導入された燃焼
用エアの予熱を行ってから、排出通路18cによって外
部に排出されるものである。
また、前記吸気ポート23に接続された吸気通路25に
は、出力制御用の制御弁33が介装されている。該制御
弁33の設置構造は、第4図に示すように、吸気通路2
5にバタフライバルブ状の弁体33aがバルブシャフト
34に支持されて回動自在に介装され、該バルブシャフ
ト34は支持部35を外部に貫通し、その端部にはプー
リ36が固着されている。該プーリ36にはステッピン
グモータ37の駆動プーリ38からの伝動部材39が係
合され、ステッピングモータ37の駆動に応じて所定開
度に開閉されるように構成されている。
は、出力制御用の制御弁33が介装されている。該制御
弁33の設置構造は、第4図に示すように、吸気通路2
5にバタフライバルブ状の弁体33aがバルブシャフト
34に支持されて回動自在に介装され、該バルブシャフ
ト34は支持部35を外部に貫通し、その端部にはプー
リ36が固着されている。該プーリ36にはステッピン
グモータ37の駆動プーリ38からの伝動部材39が係
合され、ステッピングモータ37の駆動に応じて所定開
度に開閉されるように構成されている。
そして、上記吸気通路25内の作動ガスがバルブシャフ
ト34に沿って外部に流出するのを防止するシール構造
が設置されている。すなわち、まず、バルブシャフト3
4には軸受40の内側にOリング41が介装されて第1
段階のシールが行われると共に、軸受40の外側にはテ
フロン系バッキング42を介してバルブシャフト34に
形成されたフランジ部34aが背部のキャップ43との
間に介装されたスプリング44の付勢力によって当接し
、その当接部分で面シールを行うように構成されている
。
ト34に沿って外部に流出するのを防止するシール構造
が設置されている。すなわち、まず、バルブシャフト3
4には軸受40の内側にOリング41が介装されて第1
段階のシールが行われると共に、軸受40の外側にはテ
フロン系バッキング42を介してバルブシャフト34に
形成されたフランジ部34aが背部のキャップ43との
間に介装されたスプリング44の付勢力によって当接し
、その当接部分で面シールを行うように構成されている
。
さらに、前記第3図においては、コントローラ45によ
ってエンジン制御が行われる。このコントローラ45は
、燃料噴射弁17から噴射する燃料量を運転状態に応じ
て制御すると共に、この燃料量に相当する燃焼用エアを
供給するべくブロア30の送風量を制御し、さらに、燃
焼開始時に点火プラグ21による点火を行うように、点
火回路46に電源47を接続するスイッチ48の作動を
制御する。一方、前記吸気通路25に介装した制御弁3
3の開閉をステッピングモータ37の駆動によって制御
する。そして、上記コントローラ45にはエンジンの運
転状態を検出するために、アクセル操作量などの負荷信
号りとエンジン回転数信号Nが入力され、また、燃焼用
エアのフィードバック制御のために流量計31からのエ
ア量信号がそれぞれ入力される。
ってエンジン制御が行われる。このコントローラ45は
、燃料噴射弁17から噴射する燃料量を運転状態に応じ
て制御すると共に、この燃料量に相当する燃焼用エアを
供給するべくブロア30の送風量を制御し、さらに、燃
焼開始時に点火プラグ21による点火を行うように、点
火回路46に電源47を接続するスイッチ48の作動を
制御する。一方、前記吸気通路25に介装した制御弁3
3の開閉をステッピングモータ37の駆動によって制御
する。そして、上記コントローラ45にはエンジンの運
転状態を検出するために、アクセル操作量などの負荷信
号りとエンジン回転数信号Nが入力され、また、燃焼用
エアのフィードバック制御のために流量計31からのエ
ア量信号がそれぞれ入力される。
その他は、前記各側と同様に構成され、同一機能部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
は同一符号を付して、その説明を省略する。
上記コントローラ45は、基本的には負荷と回転数とに
よるエンジンの運転状態に応じて燃料量および燃焼用エ
ア量の制御および制御弁33の開度制御を行うものであ
り、負荷および回転数の上昇に対して燃料量を増大して
加熱熱量を増加し、制御弁33開度を大きくするように
制御するものであるが、負荷の急激な低下に対応してエ
ンジン出力を低下させる場合には、熱量制御では応答が
低くなるのでステッピングモータ37の駆動によって制
御弁33の開度を小さく閉じ、吸気行程作動室7への作
動ガスの導入量を絞って、ロータ6の回転に抵抗を与え
てエンジンの減速を行うものである。
よるエンジンの運転状態に応じて燃料量および燃焼用エ
ア量の制御および制御弁33の開度制御を行うものであ
り、負荷および回転数の上昇に対して燃料量を増大して
加熱熱量を増加し、制御弁33開度を大きくするように
制御するものであるが、負荷の急激な低下に対応してエ
ンジン出力を低下させる場合には、熱量制御では応答が
低くなるのでステッピングモータ37の駆動によって制
御弁33の開度を小さく閉じ、吸気行程作動室7への作
動ガスの導入量を絞って、ロータ6の回転に抵抗を与え
てエンジンの減速を行うものである。
上記のような本例においては、前記冷却器27での熱を
利用した予熱器29および燃焼器18の予熱部32によ
って、燃焼熱量が回収再利用されて熱効率の向上を図っ
ている。一方、排気ポート24から吸気ポート23への
作動ガス循環路中に通路断面積を調整する制御弁33を
設け、作動ガスの流量を調整することで応答よく出力制
御を行うことができるものである。特に、吸気ポート2
3部分は作動ガスの温度も低く、制御弁33の信頼性の
点から好ましく、しかも単一通路に集合している部分で
簡易な構造で制御できるものである。
利用した予熱器29および燃焼器18の予熱部32によ
って、燃焼熱量が回収再利用されて熱効率の向上を図っ
ている。一方、排気ポート24から吸気ポート23への
作動ガス循環路中に通路断面積を調整する制御弁33を
設け、作動ガスの流量を調整することで応答よく出力制
御を行うことができるものである。特に、吸気ポート2
3部分は作動ガスの温度も低く、制御弁33の信頼性の
点から好ましく、しかも単一通路に集合している部分で
簡易な構造で制御できるものである。
また、バルブシャフト34の部分に2重のシール構造を
採用して、このシャフト34からの密封した高圧作動ガ
スの漏れを防止するようにしている。
採用して、このシャフト34からの密封した高圧作動ガ
スの漏れを防止するようにしている。
実施例3
本例は第5図に示し、空気を作動ガスとした場合におい
て、熱の利用効率を高めるようにした例を示す。
て、熱の利用効率を高めるようにした例を示す。
本例における外燃式ロータリピストンエンジンICのエ
ンジン本体2、受熱通路14、バルブ手段15、および
燃焼器18は、基本的には前例と同様に構成されている
。
ンジン本体2、受熱通路14、バルブ手段15、および
燃焼器18は、基本的には前例と同様に構成されている
。
そして、作動ガスとして空気を使用し、膨張後の作動空
気を直接燃焼器18の燃焼用エアとして利用するもので
、作動ガスの冷却を不要にし、前記各側の冷却器27が
設置されておらず、この冷却器27での熱損失を大幅に
減少させ、機関の熱効率を向上させるようにしたもので
ある。
気を直接燃焼器18の燃焼用エアとして利用するもので
、作動ガスの冷却を不要にし、前記各側の冷却器27が
設置されておらず、この冷却器27での熱損失を大幅に
減少させ、機関の熱効率を向上させるようにしたもので
ある。
すなわち、エンジン本体2の吸気ボート23にはエアク
リーナ50を経た空気(外気)が作動ガスとして導入さ
れ、この作動空気がそのまま受熱通路14を通過するこ
とで燃焼器18によって加熱され、再びエンジン本体2
の作動室7に導入されて膨張した後、排気ポート24か
ら排出される。
リーナ50を経た空気(外気)が作動ガスとして導入さ
れ、この作動空気がそのまま受熱通路14を通過するこ
とで燃焼器18によって加熱され、再びエンジン本体2
の作動室7に導入されて膨張した後、排気ポート24か
ら排出される。
排気ポート24から排出された膨張後の作動空気は、バ
ッファ空間51を経て圧力変動が緩和された後に、流路
切換バルブ52を経て燃焼器18のエア導入通路18b
に導入される。また、上記流路切換バルブ52の作動に
応じて、始動用ブロア53からのエアが燃焼器18のエ
ア導入通路18bに導入される。
ッファ空間51を経て圧力変動が緩和された後に、流路
切換バルブ52を経て燃焼器18のエア導入通路18b
に導入される。また、上記流路切換バルブ52の作動に
応じて、始動用ブロア53からのエアが燃焼器18のエ
ア導入通路18bに導入される。
前記流路切換バルブ52はアクチュエータ54によって
切換作動され、このアクチュエータ54は前記コントロ
ーラ45からの制御信号によって作動制御され、同様に
始動用ブロア53の作動がコントローラ45によって制
御される。
切換作動され、このアクチュエータ54は前記コントロ
ーラ45からの制御信号によって作動制御され、同様に
始動用ブロア53の作動がコントローラ45によって制
御される。
また、第5図においては、エンジン本体2のロータハウ
ジング3の圧縮側部分において、受熱通路14の上流側
開口部12と下流側開口部13との間で、ロータ6の周
面と最も近接するトロコイド短軸Aの部分に、ロータ6
と接触してシールを行う可変シール部材55が配設され
ている。すなわち、ロータハウジング3に形成されたシ
ール溝5.6に、背部に縮装されたスプリング57によ
って突出方向に付勢されて、可変シール部材55が出没
動自在に設置されている。
ジング3の圧縮側部分において、受熱通路14の上流側
開口部12と下流側開口部13との間で、ロータ6の周
面と最も近接するトロコイド短軸Aの部分に、ロータ6
と接触してシールを行う可変シール部材55が配設され
ている。すなわち、ロータハウジング3に形成されたシ
ール溝5.6に、背部に縮装されたスプリング57によ
って突出方向に付勢されて、可変シール部材55が出没
動自在に設置されている。
この可変シール部材55によって圧縮作動室7が前室7
aと後室7bに完全に分離され、ロータ6とロータハウ
ジング3との間の隙間を通って吹き抜けるガス量が低減
して、全量が受熱通路14を通過させるようにして効率
の向上を図っている。
aと後室7bに完全に分離され、ロータ6とロータハウ
ジング3との間の隙間を通って吹き抜けるガス量が低減
して、全量が受熱通路14を通過させるようにして効率
の向上を図っている。
また、ロータ6の表面にテフロン系フィルムを貼り付け
、ロータハウジング3の内周面3aとのクリアランスを
小さくして吹き抜はガス量を低減するようにしてもよい
。
、ロータハウジング3の内周面3aとのクリアランスを
小さくして吹き抜はガス量を低減するようにしてもよい
。
さらに、第5図の例においては、出力制御手段として、
燃焼器18の受熱通路14の部分を通過する作動ガスを
調整することによってエンジン出力を調整する機構が設
置され、受熱通路14の途中に上流側通路14aと下流
側通路14bとを短絡連通する連通路58を設け、この
連通路58の開閉制御を行う開閉弁59を設け、その開
度制御によって出力制御を行うようにしている。
燃焼器18の受熱通路14の部分を通過する作動ガスを
調整することによってエンジン出力を調整する機構が設
置され、受熱通路14の途中に上流側通路14aと下流
側通路14bとを短絡連通する連通路58を設け、この
連通路58の開閉制御を行う開閉弁59を設け、その開
度制御によって出力制御を行うようにしている。
その他は、前記各側と同様に構成され、同一機能部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
は同一符号を付して、その説明を省略する。
上記コントローラ45は、始動時には始動用ブロア53
を駆動してアクチュエータ54によって切換作動した流
路切換バルブ52を経て燃焼器18に始動用エアを導入
し、燃料噴射弁17から噴射された燃料と混合し、点火
プラグ21の作動によって燃焼を開始するものである。
を駆動してアクチュエータ54によって切換作動した流
路切換バルブ52を経て燃焼器18に始動用エアを導入
し、燃料噴射弁17から噴射された燃料と混合し、点火
プラグ21の作動によって燃焼を開始するものである。
上記燃焼の開始に伴って運転状態となると、流路切換バ
ルブ52を排気ボート24側にし、作動室7から膨張排
気された作動空気を残留熱量をもった状態でそのまま燃
焼器18に導入し燃焼させるものである。
ルブ52を排気ボート24側にし、作動室7から膨張排
気された作動空気を残留熱量をもった状態でそのまま燃
焼器18に導入し燃焼させるものである。
また、始動後においては、エンジン自体がブロアの機能
を有し、燃焼用エアを送給するので別途にブロアは不要
となる。
を有し、燃焼用エアを送給するので別途にブロアは不要
となる。
上記のような本例においては、作動ガスとなる空気は大
気から供給し、燃焼室18aによって受熱膨張後に排気
されるが、これをそのまま燃焼器18に燃焼用エアとし
て導入し、この燃焼器18内の予熱部32で燃焼ガスに
よって予熱した状態で燃焼室18aに流入させて燃焼さ
せるものであり、排気時に有する残留熱量の利用および
燃焼ガスによる予熱でさらに熱効率の向上を図っている
。
気から供給し、燃焼室18aによって受熱膨張後に排気
されるが、これをそのまま燃焼器18に燃焼用エアとし
て導入し、この燃焼器18内の予熱部32で燃焼ガスに
よって予熱した状態で燃焼室18aに流入させて燃焼さ
せるものであり、排気時に有する残留熱量の利用および
燃焼ガスによる予熱でさらに熱効率の向上を図っている
。
なお、作動室7からの排気ガスには大きな圧力変動があ
ることから、バッファ空間51でその変動を抑制してい
る。
ることから、バッファ空間51でその変動を抑制してい
る。
実施例4
本例は第6図に示し、作動ガスに水を噴射したペーパー
を用いた例である。
を用いた例である。
本例13おける外燃式ロークリピストンエンジン1Dの
受熱通路14には燃焼器18の内部での加熱状態で作動
ガスに水を噴射する水噴射弁61が配設され、該水噴射
弁61にはポンプ62によって水が供給される。
受熱通路14には燃焼器18の内部での加熱状態で作動
ガスに水を噴射する水噴射弁61が配設され、該水噴射
弁61にはポンプ62によって水が供給される。
燃焼室18aで加熱されている状態の作動ガスに噴射さ
れた水は、水蒸気に気化して作動ガスの圧力がさらに上
昇し、仕事効率が向上する。また、冷却器27には前記
作動ガス中の水分が凝縮した水を回収する腹水器63が
付設され、複水器63の水は水タンク64に蓄えられ、
前記ポンプ62によって再び受熱作動ガスに噴射される
。
れた水は、水蒸気に気化して作動ガスの圧力がさらに上
昇し、仕事効率が向上する。また、冷却器27には前記
作動ガス中の水分が凝縮した水を回収する腹水器63が
付設され、複水器63の水は水タンク64に蓄えられ、
前記ポンプ62によって再び受熱作動ガスに噴射される
。
その他は、前記各側と同様に構成され、同一機能部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
は同一符号を付して、その説明を省略する。
実施例5
本例は第7図〜第9図に示し、外燃式ロータリピストン
エンジンにおける外部シールの構造例を示している。
エンジンにおける外部シールの構造例を示している。
外燃式ロータリピストンエンジンIEにおいては、シー
ル部分のシール性を確保するために作動ガスとの接触部
分にオイルを供給すると、このオイルが作動ガスに混入
して燃焼器18での受熱時に炭化物が生成されて受熱通
路14に付着することから、作動室7間のシールは基本
的には無潤滑状態で行うが、ロータ6側面の偏心軸8に
対する部分については、中心部分の近傍にオイルを供給
した状態でシールを行って、良好なシール状態を得るよ
うにしている。
ル部分のシール性を確保するために作動ガスとの接触部
分にオイルを供給すると、このオイルが作動ガスに混入
して燃焼器18での受熱時に炭化物が生成されて受熱通
路14に付着することから、作動室7間のシールは基本
的には無潤滑状態で行うが、ロータ6側面の偏心軸8に
対する部分については、中心部分の近傍にオイルを供給
した状態でシールを行って、良好なシール状態を得るよ
うにしている。
すなわち、ロータ6の側面には、頂部にアペックスシー
ル9が、側面の縁部にサイドシール11が配設されてい
る。そして、上記サイドシール11の中心側には、リン
グ状メカニカルシール65が装着され、このメカニカル
シール65の内側部分の複数位置にオイル供給孔66が
開口されている。さらに、該オイル供給孔66より内周
側部分のロータ6側面にはオイルシール67が設けられ
ている。上記オイル供給孔66には偏心軸8の中心部分
に形成されたメインのオイル通路68から分岐してロー
タ6の軸受は部分を通って形成されたオイル通路69が
接続されてオイルが供給され、供給されたオイルが前記
メカニカルシール65とオイルシール67との間に保持
されるように構成されている。
ル9が、側面の縁部にサイドシール11が配設されてい
る。そして、上記サイドシール11の中心側には、リン
グ状メカニカルシール65が装着され、このメカニカル
シール65の内側部分の複数位置にオイル供給孔66が
開口されている。さらに、該オイル供給孔66より内周
側部分のロータ6側面にはオイルシール67が設けられ
ている。上記オイル供給孔66には偏心軸8の中心部分
に形成されたメインのオイル通路68から分岐してロー
タ6の軸受は部分を通って形成されたオイル通路69が
接続されてオイルが供給され、供給されたオイルが前記
メカニカルシール65とオイルシール67との間に保持
されるように構成されている。
また、前記メカニカルシール65にはベローズ65aが
内装され、シール体65bをサイドハウジング4面に圧
接するように構成されている。
内装され、シール体65bをサイドハウジング4面に圧
接するように構成されている。
(発明の効果)
上記のような本発明によれば、圧縮上死点付近でトロコ
イド短軸より進み側および遅れ側の作動室を受熱通路で
結び、この受熱通路途中に燃焼器を設け、該燃焼器と各
作動室への開口部間の受熱通路をバルブ手段によって所
定のタイミングで開閉し、さらに、トロコイド長軸に対
して上記開口部とは反対側に作動ガスを吸入、排出する
吸気ボートおよび排気ポートとを設けて構成したことに
より、圧縮上死点近傍位置にある作動室が実質的に2つ
の部分に別れて、遅れ側の部分から進み側の部分に作動
ガスを受熱通路を介して外部の燃焼器に導くことができ
、高率よく熱交換が行えるものであって、ロータリピス
トンエンジンの基本構成を利用してコンパクトに外燃式
エンジンが構成できる。
イド短軸より進み側および遅れ側の作動室を受熱通路で
結び、この受熱通路途中に燃焼器を設け、該燃焼器と各
作動室への開口部間の受熱通路をバルブ手段によって所
定のタイミングで開閉し、さらに、トロコイド長軸に対
して上記開口部とは反対側に作動ガスを吸入、排出する
吸気ボートおよび排気ポートとを設けて構成したことに
より、圧縮上死点近傍位置にある作動室が実質的に2つ
の部分に別れて、遅れ側の部分から進み側の部分に作動
ガスを受熱通路を介して外部の燃焼器に導くことができ
、高率よく熱交換が行えるものであって、ロータリピス
トンエンジンの基本構成を利用してコンパクトに外燃式
エンジンが構成できる。
また、作動ガスの移動方向が常に一方向であるため、慣
性によるガス移動遅れはなくなり、作動ガスとして空気
を利用しても回転限界はスターリングエンジンに比べて
高くなり、この作動ガスとして空気を使用できると、作
動ガスの外部からの補給が容易であり、作動ガス圧力が
常圧付近であればその補給装置は不要で、しかも低圧で
密封装置も簡単な構造とすることができる。
性によるガス移動遅れはなくなり、作動ガスとして空気
を利用しても回転限界はスターリングエンジンに比べて
高くなり、この作動ガスとして空気を使用できると、作
動ガスの外部からの補給が容易であり、作動ガス圧力が
常圧付近であればその補給装置は不要で、しかも低圧で
密封装置も簡単な構造とすることができる。
さらに、上記のような外燃式ロータリピストンエンジン
では圧縮比が大きくなり、作動ガスの初期圧力が小さく
ても高出力が得られ、この点からもコンパクト化を図る
ことができるものである。
では圧縮比が大きくなり、作動ガスの初期圧力が小さく
ても高出力が得られ、この点からもコンパクト化を図る
ことができるものである。
第1図は本発明の第1の実施例における外燃式ロークリ
ピストンエンジンの断面構成図、第2図は外燃式ロータ
リピストンエンジンの作動におけるp−v線図、 第3図は第2の実施例における外燃式ロータリピストン
エンジンの概略構成図、 第4図は第3図の制御弁の部分の具体例を示す要部断面
図、 第5図は第3の実施例における外燃式ロータリピストン
エンジンの概略構成図、 第6図は第4の実施例における外燃式ロークリピストン
エンジンの概略構成図、 第7図は外部シール構造を示す断面図、第8図は同要部
正面図、 第9図は第7図の■部の拡大図である。 ■A〜IE・・・・・・外燃式ロータリピストンエンジ
ン、2・・・・・・エンジン本体、3・・・・・・ロー
タハウジング、3a・・・・・・内周面、4・・・・・
・サイドハウジング、6・・・・・・ロータ、7・・・
・・・作動室、A・・・・・・トロコイド短軸、12.
13・・・・・・開口部、14・・・・・・受熱通路、
B・・・・・・トロコイド長軸、15・・・・・・バル
ブ手段、17・・・・・・燃料噴射弁、18・・・・・
・燃焼器、18a・・・・・・燃焼室、19.20・・
・・・・ロータリバルブ、23・・・・・・吸気ポート
、24・・・・・・排気ポート、27・・・・・・冷却
器。 第 図 容手1v 第 図
ピストンエンジンの断面構成図、第2図は外燃式ロータ
リピストンエンジンの作動におけるp−v線図、 第3図は第2の実施例における外燃式ロータリピストン
エンジンの概略構成図、 第4図は第3図の制御弁の部分の具体例を示す要部断面
図、 第5図は第3の実施例における外燃式ロータリピストン
エンジンの概略構成図、 第6図は第4の実施例における外燃式ロークリピストン
エンジンの概略構成図、 第7図は外部シール構造を示す断面図、第8図は同要部
正面図、 第9図は第7図の■部の拡大図である。 ■A〜IE・・・・・・外燃式ロータリピストンエンジ
ン、2・・・・・・エンジン本体、3・・・・・・ロー
タハウジング、3a・・・・・・内周面、4・・・・・
・サイドハウジング、6・・・・・・ロータ、7・・・
・・・作動室、A・・・・・・トロコイド短軸、12.
13・・・・・・開口部、14・・・・・・受熱通路、
B・・・・・・トロコイド長軸、15・・・・・・バル
ブ手段、17・・・・・・燃料噴射弁、18・・・・・
・燃焼器、18a・・・・・・燃焼室、19.20・・
・・・・ロータリバルブ、23・・・・・・吸気ポート
、24・・・・・・排気ポート、27・・・・・・冷却
器。 第 図 容手1v 第 図
Claims (1)
- (1)ロータハウジングとサイドハウジングとによるケ
ーシング内をロータが遊星回転運動し、ロータ外周に容
積が変化する作動室が形成されたエンジン本体と、圧縮
上死点付近でトロコイド短軸より進み側および遅れ側の
作動室を結ぶ受熱通路と、該受熱通路を加熱する燃焼器
と、該燃焼器による受熱部分と作動室への開口部との間
の受熱通路を所定のタイミングで開閉するバルブ手段と
、トロコイド長軸に対して上記開口部とは反対側に設け
、作動ガスを吸入、排出する吸気ポートおよび排気ポー
トとを備えたことを特徴とする外燃式ロータリピストン
エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27262888A JPH02119634A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 外燃式ロータリピストンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27262888A JPH02119634A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 外燃式ロータリピストンエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119634A true JPH02119634A (ja) | 1990-05-07 |
Family
ID=17516580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27262888A Pending JPH02119634A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 外燃式ロータリピストンエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02119634A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129550A1 (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Koji Sasaki | ロータリーエンジン |
WO2010010327A3 (en) * | 2008-07-25 | 2010-06-24 | K-Power Limited | Improved engine |
CN103925006A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-07-16 | 郭远军 | 一种转子负压动力设备及其做功方法 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP27262888A patent/JPH02119634A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129550A1 (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Koji Sasaki | ロータリーエンジン |
JP2007298013A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Koji Sasaki | ロータリーエンジン |
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GB2474801A (en) * | 2008-07-25 | 2011-04-27 | K-Power Limited | Improved engine |
GB2474801B (en) * | 2008-07-25 | 2012-11-07 | Power Ltd K | Improved engine |
CN103925006A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-07-16 | 郭远军 | 一种转子负压动力设备及其做功方法 |
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