JPH019931Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビカメラやスチールカメラと連結
可能な内視鏡に関する。

工業用、医科学等の内視鏡において、その観察
対象をテレビカメラやスチールカメラに撮ること
が行なわれるが、このような場合従来は内視鏡の
後端に取付けた接眼レンズ部にテレビカメラやス
チールカメラを接続して撮影しているが、これに
よると撮影中はカメラのフアインダーを介して観
察対象を見なければならない欠点を有すると共に
カメラの着脱時には観察を行なうことができない
欠点を有している。

本考案はこれ等の欠点を解決することを日的と
し、イメージガイドの後部を柄部から突出延長
し、その先端にカメラを対向させることができる
と共にビームスプリツター等の分光量装置によつ
て光の一部を送像用光学繊維束を介して接眼レン
ズに対向させ、この接眼レンズを柄部に着脱可能
にし、常に観察対象を観祭しながら撮影を行なう
ことができると共に接眼レンズを必要に応じて柄
部に取付けられるようにしたことを特徴とする。

以下に本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。

第１図は内視鏡全体を示す一部破断側面図、第
２図は要部側断面図である。１は内視鏡、２は可
撓管、３は柄部である。４はこの柄部３に突出延
長させた送像用光学繊維束から成るイメージガイ
ドであり、その先端に対向して半透過プリズム、
半透過鏡もしくはビームスプリツター等による分
光量装置５を設け、さらにそれに対向してレンズ
系６を配置しておく。また、分光量装置によつて
分光量される方向にプリズムもしくは反射鏡等に
よる反射部材７を設け、その反射部材７の反射方
向に送像用光学繊維束８の一端面を対向させ、そ
の他端面を接眼レンズ９に対向させる。１０はケ
ースであつて上記したイメージガイド４および送
像用光学繊維束８の端部さらに分光量装置５、レ
ンズ系６および反射部材７を内蔵している。

１１もケースであり、送像用光学繊維束８の端
部および接眼レンズ１１を内蔵しており、柄部３
の後端に着脱可能になつていて、接眼レンズ１１
の焦点調節可能になつている。

なお、図面中１２は送光用光学繊維束によるラ
イトガイド、１３は送気、送水チユーブ、１４は
吸引チユーブである。また、上記実施例において
反射部材を無くして送像用光学繊維束をレンズを
介して直接対向させてもよい。

以上の構成を有する本考案の作用を述べると、
イメージガイド４に送られて来た像の光の大部分
は分光量装置５を介してレンズ系６に送られ、分
光量送置５で分光量された他の像の光は反射部材
７によつて送像用光学繊維束８を介して接眼レン
ズ９に送られる。従つて、必要に応じてケース１
１を柄部３に取付けることにより接眼レンズ９で
確察しながらレンズ系６に向けたカメラ１５によ
つてその像を撮影したり、また観察だけを行なつ
たりすることができる。

以上の構成、作用を有する本考案によると、イ
メージガイドの後部を柄部より突出延長させ、分
光量装置によつて像の光の一部を分光量して、送
像用光学繊維束によつて内視鏡から分割して接眼
レンズに送り、しかもこの接眼レンズを柄部に着
脱可能にしたことにより、接眼レンズで観察しな
がらレンズ系にカメラを向けることができて観察
をしながら撮影可能となり、また接眼レンズ部が
柄部に着脱可能であることによつて所望の位置で
観察が行なえることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は接眼レンズを柄部から外した状態の側
面一部断面図、第２図は接眼レンズを柄部に取付
けた状態の要部側断面図である。 １……内視鏡、２……可撓管、３……柄部、４
……イメージガイド、５……分光量装置、６……
レンズ系、８……送像用光学繊維束、９……接眼
レンズ、１０……ケース、１１……ケース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 柄部からイメージガイドの後部を突出延長させ
   てその端部を分光量装置に対向させ、さらにこの
   分光量装置をレンズ系に対向させると共に分光量
   装置による分光方向に送像用光学繊維束の一端を
   対向させ、その他端を接眼レンズに対向させてこ
   の送像用光学繊維束の端部と接眼レンズとをケー
   ス内に納め、このケースを柄部に着脱可能にした
   ことを特徴とする内視鏡。