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JPH0191759A - ゲル状食品 - Google Patents

ゲル状食品

Info

Publication number
JPH0191759A
JPH0191759A JP62245875A JP24587587A JPH0191759A JP H0191759 A JPH0191759 A JP H0191759A JP 62245875 A JP62245875 A JP 62245875A JP 24587587 A JP24587587 A JP 24587587A JP H0191759 A JPH0191759 A JP H0191759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
protein
water
gel
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62245875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0430824B2 (ja
Inventor
Tokutsugu Ota
太田 篤胤
Yutaka Nakajima
裕 中島
Tadanori Ooyama
大山 薫徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP62245875A priority Critical patent/JPH0191759A/ja
Publication of JPH0191759A publication Critical patent/JPH0191759A/ja
Publication of JPH0430824B2 publication Critical patent/JPH0430824B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゲル状食品に関する。本発明のゲル状食品は
、糖尿病患者耐糖能の低下した患者における血糖値の急
激な上昇を防止するための食品として使用される。さら
に、本ゲル状食品は、過食の防止用食品として使用され
る。
[従来の技術および問題点コ 糖尿病などの耐糖能不全を伴う疾患の患者の耐糖能は著
しく低下しており、通常の食事を通常の方法で摂取させ
ると、血糖値が急激に上昇し、高血糖症状を呈する。こ
れは血糖上昇抑制作用を有するインスリンの分泌不全や
インスリンの作用低下によるものであり、このような症
状はひいては網膜症、腎障害、意識障害などの様々の合
併症をひき起こす原因となる。
従って急激な血糖値の上昇を防止するために、糖尿病患
者などに対して、必要なカロリーを何回にも分けて与え
たり、血糖上昇作用の強い少糖類の摂取制限を行なうな
どの食事療法が採られているが、患者やその家族にとっ
て煩雑である。
またインスリンや血糖降下剤の使用による薬物療法もあ
るが、副作用があり望ましくない。
さらに、食物繊維にも、食後血糖上昇抑制作用があるこ
とが見出されているが、食物繊維を大量に摂取しなけれ
ばならなかったり、投与方法が異なると一定の効果が得
られなかったりで、未だ商品化の段階まで研究が進んで
いない。
[問題点を解決するための手段] 本発明の第1の目的は、糖尿病患者等の耐糖能が低下し
た患者における急激な血糖値の上昇を防止し得る食品を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、胃内滞留時間が長く、栄養価の
高いタンパク質を含有する肥満治療または予防に使用さ
れる過食防止用の食品を提供することにある。
かかる目的は下記の構成を有する本発明のゲル状食品に
よって達成される。
1)水溶性食物繊維と酸性領域に等電点を有するタンパ
ク質とを5 v/v%以上含有するゲル状食品。
2)水溶性食物繊維が、カラギナシである第1項に記載
の食品。
3)タンパク質が、カゼインまたはその塩である第1項
に記載の食品。
4)水溶性食物繊維とタンパク質の重量比が1:1〜1
:20である第1項に記載の食品。
[発明の詳細な説明] 本発明は上記のとおり水溶性食物繊維と酸性領域に等電
点を有するタンパク質とを5 w/v%以上含有するゲ
ル状食品である。
本発明において、水溶性食物繊維としては、カラギナン
またはグアガムを用いることが望ましく、カラギナンが
特に望ましい。食物繊維は、糖質や脂質の代謝を改善す
る作用を有することで近年注目されている物質でもある
本発明において用いられるタンパク質は酸性領域に等電
点を有するものであってカゼインまたはその塩例えばカ
ゼインナトリウムもしくはカゼインカルシウムが望まし
い。
本発明の食品は、上記食物繊維と上記タンパク質との混
合物を5 w/v%以上の濃度となるように熱湯に溶解
したゲル状物である。上記食物繊維とタンパク質の総計
の濃度が5ν/V%以下では、ゲル化が不充分となり望
ましくない。
また水溶性食物繊維とタンパク質との割合は、本発明の
食品がゲル状となるような割合であり、しかも本食品が
胃液と接触した際に、ゲルが強化されるような割合であ
る。
このような割合は水溶性食物繊維およびタンパク質の種
類とその組合せによって異なるがおよそ1:1〜1:2
0重量比である。
水溶性食物繊維に対するタンパク質の量(重量)が、1
倍より少ない場合は、本発明の食品が胃液と接触しても
ゲル化せず液状のままであり、また20倍より多くなる
とタンパク質が沈澱して水溶性食物繊維と分離し、ゲル
を形成しない。
本発明の食品は、胃中でさらにゲル化して、同時に摂取
した食品中の糖質の消化吸収過程への移行を遅延させる
。これによって糖尿病等の患者の血糖値の急激な上昇を
防ぐことができる。また、ゲルは胃内に滞在する他の飲
食物に含まれていた糖質を吸収して、その体内への吸収
を遅らせる。
従って、消化吸収が早く、食後血糖上昇作用の強い(グ
リセミックインデックスの高い)食品、例えばパン、ケ
ーキ等に塗布して摂取すると効果が大きい。本発明の食
品は、咀噌の過程でこれら・の食品と混合された後、胃
内で胃酸と接触して全。
体がゲル化し、同時に摂取した食品の胃内滞留時間を長
くして消化吸収過程への移行を遅延させる。
このことより、食後の血糖上昇を抑制することが可能と
なる。また、胃内滞留時間が長くなることにより、胃に
対して機械的伸展刺激が長時間にわたって加わり、食欲
を抑制することができ、ひいては過食の防止になる。
本発明による食品は、呈味性が低いので、少量の調味料
、香辛料、フレーバー、甘味料などを添加することによ
って、容易に嗜好性を高めることが可能である。これら
調味料、香辛料、フレーバーは通常用いられるもののう
ち1種類または2種類以上を組合わせて用いることがで
きる。
、本発明による食品は、ジャム様、ペースト様等にする
ことができる。ジャム様にする場合には、ストロベリー
、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ペパーミント
、ブルーベリー等のフレーバーと甘味料を用いる。甘味
料は、アスバルテ−ム、サッカリン、還元麦芽糖などの
低カロリーのものを用いることが望ましい。
また、本発明の範囲を逸脱しない範囲で他の栄養成分た
とえば炭水化物、ビタミン類、無機質類を加えてもよい
以下実施例を示して本発明をさらに詳しく説明する。
実施例 1 カラギナンVX−IEi(三菱アセテート■製)1gお
よびカゼインナトリウム(和光紬薬■製)4gを80℃
の熱湯100m1に溶解し本発明のゲル状食品を得た。
この食品に、ストロベリーエツセンス■(三栄化学工業
■製) 0.1mlとパルスイード@ 1/80(味の
素側製)3gを加え、溶解後、室温に放置し冷却した。
この食品30gを市販の食パン1枚に塗布し、被験者に
日中で咀噌を加えさせた後、その一部を50m1のビー
カーに吐き出させた。
一方、同じ市販の食パンを同じ被験者に日中で咀噌を加
えさせた後、その一部を別の50m1ビーカーに吐き出
させて対照とした。
両ビーカーに人工胃液(日本薬局方、崩壊試験法第1液
)を30m1ずつ加え、性状の変化を観察した。
本発明の食品を塗布した食パンの咀噌物は、人工胃液と
の接触ですみやかに強固なゲル塊を形成した。一方、対
照群の食パンの咀噌物は、容易に人工胃液中に分散した
さらに、人工胃液中で形成されたゲルを取り出し、別の
50m1ビーカーに移した後、30m1の人工腸液(日
本薬局方崩壊試験法第2液)を加えたところ、容易にゲ
ルは崩壊し、人工腸液中に分散した。
実施例 2 カラギナンC5−215(三栄化学工業■製)1.5 
gおよびカゼインナトリウム(和光純薬味製)3.5g
を80℃の熱湯100m1に溶解し本発明のゲル状食品
を得た。
この食品に、ビーフコンソメ調味料(富士食品■製)5
gを加えて溶解した後、室温に放置し冷却した。この食
品を、食パン1枚につき30.塗布し3枚を健常者に約
10分間で摂取させた。
一方、対照として同じ被験者に対して、−週間後に、食
パン3枚を約10分間で摂取させた。
摂取前0分、および摂取終了後、30分、60分、90
分、120分、180分の時点で上腕より採血し、血糖
および血中インスリン濃度を測定した。
図に示すごとく、食パンに本発明の食品を塗布すること
により食後30分値における血糖値の上昇が抑えられた
。また、摂取後の全時点において血中インスリン濃度は
低値を示し、インスリンの節約効果が認められた。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明によるゲル状食品は、水溶
性の食物繊維と、酸性領域に等電点を有するタンパク質
とを5 w/v%以上の濃度で含有するものであり、こ
れをグリセミツクインデ・ソクスの高い食品に塗布し摂
取することにより、日中で咀哨混合され、胃内で胃酸と
接触し強固なゲル塊を形成するものである。
通常摂取物の胃内滞留時間は、摂取物の粘度が大きいほ
ど長くなるので、本発明品を他の食品に、塗布して同時
に摂取すれば、当該他の食品の胃内。
滞留時間も遅延し、消化吸収過程への移行が遅れて、糖
質の体内への吸収を遅延させ、それにより急激な血糖値
の上昇を防止することができる。この点において、肥満
症患者や糖尿病患者のように耐糖が低下している患者に
おいて、食後の高血糖の発症を有効に防止し得る。
また、本発明の食品を食前に、または他の食品と一緒に
摂取すれば、他の食品は少量しか摂取しなくても胃に対
して機械的伸展刺激が長時間にわたって加わり、食欲を
抑制することができ、ひいては過食の防止になる。
なお、胃中で形成された本発明の食品のゲルは、腸液と
接触した場合には容易に崩壊するため、腸における栄養
成分の吸収は阻害されず、患者が栄養不良状態におちい
る危険性はない。
【図面の簡単な説明】
図は、食後30分後毎の血糖値と血中インスリン濃度を
示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)水溶性食物繊維と酸性領域に等電点を有するタンパ
    ク質とを5w/v%以上含有するゲル状食品。 2)水溶性食物繊維が、カラギナンである特許請求の範
    囲第1項に記載の食品。 3)タンパク質が、カゼインまたはその塩である特許請
    求の範囲第1項に記載の食品。 4)水溶性食物繊維とタンパク質の重量比が1:1〜1
    :20である特許請求の範囲第1項に記載の食品。
JP62245875A 1987-10-01 1987-10-01 ゲル状食品 Granted JPH0191759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62245875A JPH0191759A (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゲル状食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62245875A JPH0191759A (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゲル状食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0191759A true JPH0191759A (ja) 1989-04-11
JPH0430824B2 JPH0430824B2 (ja) 1992-05-22

Family

ID=17140105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62245875A Granted JPH0191759A (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゲル状食品

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JP (1) JPH0191759A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229947A (ja) * 1985-07-31 1987-02-07 Ajinomoto Co Inc 難消化性多糖含有ゲルの製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229947A (ja) * 1985-07-31 1987-02-07 Ajinomoto Co Inc 難消化性多糖含有ゲルの製造法

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Publication number Publication date
JPH0430824B2 (ja) 1992-05-22

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