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JPH018002Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH018002Y2
JPH018002Y2 JP8680482U JP8680482U JPH018002Y2 JP H018002 Y2 JPH018002 Y2 JP H018002Y2 JP 8680482 U JP8680482 U JP 8680482U JP 8680482 U JP8680482 U JP 8680482U JP H018002 Y2 JPH018002 Y2 JP H018002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
finline
dielectric plate
metal film
strip conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8680482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58189605U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8680482U priority Critical patent/JPS58189605U/ja
Publication of JPS58189605U publication Critical patent/JPS58189605U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH018002Y2 publication Critical patent/JPH018002Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフインラインで構成するダイオード
スイツチの高性能化に関するものである。
第1図に従来のフインラインを用いて構成する
ダイオードスイツチの構造の一例を示す。
導波管1の幅広面の概略中央に電界に平行に誘
導体板2を配置し、誘電体板2の表面には電波伝
搬方向に沿つて細隙3を設けた金属膜4が被着し
ている。また、ダイオード5が上記細隙を橋渡し
するように所定の間隔で金属膜4にボンデイン
グ、またはハンダ付け等により接続されている。
第1図に示した構成例のダイオードスイツチ
は、ダイオード5に印加するバイアスの極性を順
逆切り換えることにより、フインラインを伝搬す
る電波を遮断、通過状態に切り換えるものであ
る。
すなわち、順バイアス状態ではダイオード5の
呈するインピーダンスが低インピーダンスとなる
ため細隙3に沿つて流れるマイクロ波電流を短絡
し遮断状態を、一方、逆バイアス状態では逆にダ
イオード5が高インピーダンスとなるため上記マ
イクロ波電流に影響を与えず、通過状態を得てい
る。
また、通常、ダイオード5は所定の間隔で複数
個接続され(図では2個)アイソレーシヨン特性
及び反射特性の改善を図つている。
ところで、フインラインで構成したダイオード
スイツチは、ダイオード5の装着が容易、導波管
との変換が容易、比較的低損失な特徴があるため
高周波数帯で用いられる場合が多い。しかし、周
波数が高くなるに従い、逆バイアス状態において
ダイオード5がマイクロ波に対して呈するインピ
ーダンスは低くなる。そのため、スイツチの通過
状態における反射特性が劣化するという欠点があ
つた。
この考案は、この欠点を除去するため、ダイオ
ードを装着した側の誘電体板面に対向する面で、
かつダイオード装着部と対向する位置に金属膜を
被着したもので、ダイオードと金属膜を並列共振
させてインピーダンスを高くし、スイツチにおい
て良好な反射特性を得ようとするものである。
第2図にこの考案の一実施例を示す。
第2図aは斜視図、第2図bは第2図aの電波
伝搬方向に垂直な面でのBB′位置における断面
図、第2図cは第2図bの電波伝搬方向に沿つた
面のCC′位置における断面図である。
誘電体板2の一方の面には細隙3を設けた金属
膜4が被着されており、細隙3を橋渡しするよう
にダイオード5が所定の間隔で2個装着されてい
る。誘電体板2の他方の面には、ダイオード5の
装着位置と対向する位置に金属膜からなるストリ
ツプ導体6が被着されている。このストリツプ導
体6はフインラインの金属膜4を地導体とするマ
イクロストリツプ線路を構成する。このマイクロ
ストリツプ線路をフインラインに装荷した状態の
等価回路は第3図で示される。このときフインラ
インとマイクロストリツプ線路接続部からマイク
ロストリツプ線路側を見たサセプタンスBは B=−jN2・2/Yomtao(θm/2+Δθm) (1) で与えられる。ここで、Yomはマイクロストリ
ツプ線路の特性アドミタンス、θmはマイクロス
トリツプ線路の電気長、Δθmは線路端容量Cocに
よる等価的な電気長の増分である。また、Nは結
合状態を表わす変成器の変成比である。
このマイクロストリツプ線路の呈するアドミタ
ンスBの値は、線路の特性アドミタンスYomお
よび電気長θmだけで決まり、形状に依存しない。
すなわち、ストリツプ導体の幅W、長さlによつ
て決まり形状にはよらない。
このストリツプ導体6がフインラインに対して
示すサセプタンスを、ミリ波のW帯用導波管
WRJ−900に誘電体基板を装着して構成したフイ
ンラインを用いて実測した。この実測値と計算値
を第4図に示す。ここで実測値は設計周波数での
フインラインの波長をλとし、細隙3の間隔Sは
波長で規格化して0.016、ストリツプ導体6の幅
Wは波長で規格化して0.063とした場合にストリ
ツプ導体の全長lに対して測定した結果である。
なお、誘電体板2の厚みは波長で規格化して
0.037である。
この図よりl/λが0から0.35まではストリツ
プ導体は容量性を示し、l/λが0.35以上では誘
導性を示すことがわかる。
次に、フインラインに接続したダイオード5の
92〜98GHz帯でのアドミタンス実測値をフインラ
インの特性インピーダンスYoで規格化し第5図
に示す。用いたダイオード5は、ビームリード形
ダイオードである。順バイアスとして10mA、逆
バイアスとして10Vを印加した。順バイアスにお
いては、大きい誘導性を示し、逆バイアスにおい
てはB/Yoとして約1.5の容量性サセプタンスが
線路に並列に装荷された状態を示す。
したがつて、このダイオード5の接続されたフ
インラインの細隙部に、誘導性サセプタンスを並
列に接続すれば、ダイオード5の順バイアス状態
ではさらに大きい誘導性を示してより短絡状態に
近づき、逆バイアス状態ではダイオード5の容量
性と、打ち消しあつて、並列装荷サセプタンスを
0に近づけることができる。これは、ダイオード
の容量性サセプタンス1.5に等しい誘導性サセプ
タンスを接続した場合であり、第4図よりl/λ
を0.5にすれば実現できる。
第6図は、ダイオード5を2個約3/4λ間隔で
フインラインに接続し、ストリツプ導体6をダイ
オード5に対向する位置に設けた場合のW帯にお
ける比帯域6%での挿入損失、アイソレーシヨ
ン、VSWRの実測値を示す。
W帯において比帯域6%にわたりVSWR1.5以
下の広帯域特性が得られ、また、40bB近傍の高
アイソレーシヨンが得られた。
このように、フインラインを構成する誘電体板
2のダイオード5の装着部と対向する位置に金属
膜からなるストリツプ導体6を設け、この長さを
誘導性サセプタンスを示す値に設定することによ
り、逆バイアス状態のダイオードの容量性サセプ
タンスと並列共振させ、サセプタンスを小さくす
ることができる。
したがつて、ミリ波帯におけるフインラインダ
イオードスイツチの反射特性が広帯域に低
VSWRとできる効果を有している。
また、第2図では、ダイオード5を2個用いた
例を示したが、この考案は、これに限らずダイオ
ード5を1個あるいは3個以上用いた場合でも有
効である。ストリツプ導体6の効果により、ダイ
オード5は逆バイアス状態において低サセプタン
スかつ、順バイアス状態において高サセプタンス
を呈するため、1個用いた場合も中心周波数にお
いて低反射のスイツチを実現できる。
また、第7図に示すようにストリツプ導体6を
配置する位置は、ダイオード5に対向する位置か
ら若干ずらしても良い。ストリツプ導体6の金属
膜の一部がダイオード5に対向していれば同様の
効果を実現できる。
この考案に係るフインラインダイオードスイツ
チでは、ダイオードを装着した誘電体板に概略対
向する位置に金属膜からなるストリツプ導体を設
けることにより、スイツチの通過状態における良
好な特性を得るとともに、スイツチの遮断状態に
おける高アイソレーシヨンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフインラインダイオードスイツ
チの構造を示した斜視図、第2図はこの考案の一
実施例によるフインラインダイオードスイツチの
構造を示した図、第3図はフインラインに装荷し
たストリツプ導体の等価回路図、第4図はフイン
ラインに装荷したストリツプ導体の呈するW帯に
おけるサセプタンスの実測値を示した図、第5図
はダイオードをフインラインに並列接続した状態
の92〜98GHzにおけるアドミタンス特性実測値を
示した図、第6図は、ダイオードを2個3/4波長
間隔でフインラインに接続した本考案によるフイ
ンラインダイオードスイツチのW帯におけるスイ
ツチ特性の実測値を示した図、第7図はこの考案
によるフインラインダイオードスイツチの他の実
施例の構造を示した図である。 図中、1は導波管、2は誘電体板、3は細隙、
4は金属膜、5はダイオード、6はストリツプ導
体である。なお図中、同一あるいは相当部分には
同一符号を付して示してある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導波管の幅広面の概略中央に電界に平行に誘電
    体板を配置し、上記誘電体板の一方の面に電波伝
    搬方向に沿つて細隙を設けた金属膜を被着すると
    ともに上記細隙に橋渡しするようにダイオードを
    装着し、上記ダイオードのバイアス状態を変える
    ためのバイアス回路を具備して成るフインライン
    ダイオードスイツチにおいて、ダイオード装着部
    と対向する面の誘電体板面に形成されかつ上記ダ
    イオード装着部に対向する部分を有する金属膜か
    ら成り、上記ダイオードが逆バイアス状態におい
    て並列共振するストリツプ導体を形成したことを
    特徴とするフインラインダイオードスイツチ。
JP8680482U 1982-06-11 1982-06-11 フインラインダイオ−ドスイツチ Granted JPS58189605U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8680482U JPS58189605U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 フインラインダイオ−ドスイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8680482U JPS58189605U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 フインラインダイオ−ドスイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58189605U JPS58189605U (ja) 1983-12-16
JPH018002Y2 true JPH018002Y2 (ja) 1989-03-02

Family

ID=30095571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8680482U Granted JPS58189605U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 フインラインダイオ−ドスイツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58189605U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58189605U (ja) 1983-12-16

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