JPH0135560Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135560Y2 JPH0135560Y2 JP9744383U JP9744383U JPH0135560Y2 JP H0135560 Y2 JPH0135560 Y2 JP H0135560Y2 JP 9744383 U JP9744383 U JP 9744383U JP 9744383 U JP9744383 U JP 9744383U JP H0135560 Y2 JPH0135560 Y2 JP H0135560Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- cover
- flange
- bracket
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 14
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 14
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 6
- 239000010730 cutting oil Substances 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003570 air Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本案は工作機の主軸駆動用などに用いられるフ
ランジ形回転電機におけるフランジ側の冷却装置
に関するものである。
ランジ形回転電機におけるフランジ側の冷却装置
に関するものである。
[従来の技術]
従来、工作機械などに取り付けるため、負荷側
のブラケツトをフランジ形に構成した回転電機に
おいては、フランジ側ブラケツトは工作機械など
の取付面に直接取り付けられ、軸方向の通風がで
きない。このため、外わくを構成するフレームの
負荷側端部に側方に開口させた冷却通風窓を設
け、回転軸に取り付けたフアンにより回転電機内
を通る冷却風が、負荷側軸受の周囲を通風して負
荷側軸受部の熱を冷却し、前記冷却通風窓から径
方向に排気されるようにして回転電機の熱が工作
機などへ伝達されないようにしてある。
のブラケツトをフランジ形に構成した回転電機に
おいては、フランジ側ブラケツトは工作機械など
の取付面に直接取り付けられ、軸方向の通風がで
きない。このため、外わくを構成するフレームの
負荷側端部に側方に開口させた冷却通風窓を設
け、回転軸に取り付けたフアンにより回転電機内
を通る冷却風が、負荷側軸受の周囲を通風して負
荷側軸受部の熱を冷却し、前記冷却通風窓から径
方向に排気されるようにして回転電機の熱が工作
機などへ伝達されないようにしてある。
[本考案が解決しようとする課題]
しかるに、近年、工作機械が高速、高精度にな
るにともなつて、主軸駆動用などの回転電機から
の熱や振動の影響が重視されるようになり、前述
のように外わくの側面に通風窓を設け、回転軸に
取り付けた冷却扇によつて通風するものでは、低
速回転時の風量が不足し、工作機への熱の伝達を
防止できないとともに、通風窓によつて外わくの
機械的強度が減じ振動発生の原因となるおそれが
あつた。
るにともなつて、主軸駆動用などの回転電機から
の熱や振動の影響が重視されるようになり、前述
のように外わくの側面に通風窓を設け、回転軸に
取り付けた冷却扇によつて通風するものでは、低
速回転時の風量が不足し、工作機への熱の伝達を
防止できないとともに、通風窓によつて外わくの
機械的強度が減じ振動発生の原因となるおそれが
あつた。
[課題を解決するための手段]
本案は、このような点にかんがみ、フランジ側
ブラケツトに負荷側軸受を囲む凹溝とカバーで冷
却媒体の通路を構成し、この冷却媒体通路内にブ
ラケツトと一体に構成した補強リブと、カバーと
一体に構成したフインとを周方向に交互に配置し
て通路をジグザグ状に屈曲させることにより冷却
面積を増大させ、軸受の冷却と工作機への熱遮断
を有効に行わせるとともに、ブラケツトと一体に
放射状に設けた補強リブによりブラケツトの強度
を従来の構造よりも大きくし、振動を防止するよ
うにしてある。
ブラケツトに負荷側軸受を囲む凹溝とカバーで冷
却媒体の通路を構成し、この冷却媒体通路内にブ
ラケツトと一体に構成した補強リブと、カバーと
一体に構成したフインとを周方向に交互に配置し
て通路をジグザグ状に屈曲させることにより冷却
面積を増大させ、軸受の冷却と工作機への熱遮断
を有効に行わせるとともに、ブラケツトと一体に
放射状に設けた補強リブによりブラケツトの強度
を従来の構造よりも大きくし、振動を防止するよ
うにしてある。
[実施例]
以下、図に示す実施例について説明する。
1はフレーム、2は冷却フイン、3はブラケツ
トで軸受ハウジング4とフランジ5をそなえ、こ
の軸受ハウジング4とフランジ5との間に一方
(図の実施例では負荷側)に開口する環状の凹溝
6を構成してある。7は前記凹溝6の開口部を閉
塞するカバーで、取付ねじ8あるいは溶接で取り
付けてある。9は凹溝内にブラケツトと一体に放
射状に形成した複数個の補強リブで、凹溝の深さ
より低くしてカバー7との間に冷却媒体を通す間
〓10を設けてある。11,12は凹溝の外周壁
を貫通させた供給口と排出口で図示しない冷媒パ
イプが接続される。13はカバー7の内面に放射
状に取り付けた複数個のフインで前記補強リブ9
相互間に挿入し、凹溝の深さより低くして凹溝底
との間に冷却媒体を通す間〓14を設けてある。
トで軸受ハウジング4とフランジ5をそなえ、こ
の軸受ハウジング4とフランジ5との間に一方
(図の実施例では負荷側)に開口する環状の凹溝
6を構成してある。7は前記凹溝6の開口部を閉
塞するカバーで、取付ねじ8あるいは溶接で取り
付けてある。9は凹溝内にブラケツトと一体に放
射状に形成した複数個の補強リブで、凹溝の深さ
より低くしてカバー7との間に冷却媒体を通す間
〓10を設けてある。11,12は凹溝の外周壁
を貫通させた供給口と排出口で図示しない冷媒パ
イプが接続される。13はカバー7の内面に放射
状に取り付けた複数個のフインで前記補強リブ9
相互間に挿入し、凹溝の深さより低くして凹溝底
との間に冷却媒体を通す間〓14を設けてある。
[作用]
ブラケツト3のフランジ5によつて工作機械に
取り付けられ、供給口11に接続した冷媒パイプ
から冷却媒体たとえば工作機の切削油を供給する
と、切削油は凹溝6に流れ込み、補強リブ9とカ
バー7との間〓10およびカバーのフイン13と
凹溝底部との間〓14を通つて凹溝6内を第2図
矢示のように両側に分かれて周方向に、かつ、補
強リブ9およびフイン13によつて凹溝6内を屈
曲してジグザグ状に流れ、排出口12から排出さ
れる。この間に軸受ハウジング4の熱および回転
電機内からブラケツト3に伝達される熱は、凹溝
内面および補強リブとフインの表面を介して広い
接触面で冷却媒体に吸収冷却される。
取り付けられ、供給口11に接続した冷媒パイプ
から冷却媒体たとえば工作機の切削油を供給する
と、切削油は凹溝6に流れ込み、補強リブ9とカ
バー7との間〓10およびカバーのフイン13と
凹溝底部との間〓14を通つて凹溝6内を第2図
矢示のように両側に分かれて周方向に、かつ、補
強リブ9およびフイン13によつて凹溝6内を屈
曲してジグザグ状に流れ、排出口12から排出さ
れる。この間に軸受ハウジング4の熱および回転
電機内からブラケツト3に伝達される熱は、凹溝
内面および補強リブとフインの表面を介して広い
接触面で冷却媒体に吸収冷却される。
また、補強リブ9が凹溝6の内壁相互間および
底面とを放射状に多数個所で連結しているので、
ブラケツト3に大きな凹溝を設けたことによる機
械的強度の低下を防止し、かえつて強度を大きく
している。
底面とを放射状に多数個所で連結しているので、
ブラケツト3に大きな凹溝を設けたことによる機
械的強度の低下を防止し、かえつて強度を大きく
している。
前記の実施例では、冷却媒体として工作機の切
削油を用いているが、冷却空気あるいは水、潤滑
油など他の冷却媒体を使用することもでき、ま
た、補強リブの1つにカバー7との間〓10を設
けずに凹溝内を仕切り、この補強リブを挟んで両
側に供給口と排出口を設けて冷却媒体が凹溝内を
ほぼ1周して排出されるように構成してもよい。
削油を用いているが、冷却空気あるいは水、潤滑
油など他の冷却媒体を使用することもでき、ま
た、補強リブの1つにカバー7との間〓10を設
けずに凹溝内を仕切り、この補強リブを挟んで両
側に供給口と排出口を設けて冷却媒体が凹溝内を
ほぼ1周して排出されるように構成してもよい。
なお、図の実施例では凹溝6をブラケツトの負
荷側に開口させてあるが、反対側あるいは外周方
向に開口させても同様の作用効果が得られること
は明らかであり、外周方向に開口させた場合は、
この開口部を囲んで筒状に曲げたカバーを設け、
このカバーに供給口と排出口を設けるようにすれ
ばよい。
荷側に開口させてあるが、反対側あるいは外周方
向に開口させても同様の作用効果が得られること
は明らかであり、外周方向に開口させた場合は、
この開口部を囲んで筒状に曲げたカバーを設け、
このカバーに供給口と排出口を設けるようにすれ
ばよい。
[本考案の効果]
このように、本案は工作機械などに取り付けら
れるフランジ形回転電機において、フランジ側ブ
ラケツトに軸受ハウジングを囲んで環状に形成し
た凹溝と、この凹溝の開口部を閉塞するカバーを
設け、前記凹溝内にブラケツトと一体に構成され
て凹溝両側と底を連結し、凹溝の深さより低い複
数個の補強リブを放射状にそなえ、前記カバーに
凹溝の深さより低い複数個のフインを放射状に設
けてこのフインを補強リブ相互の間に挿入し、凹
溝内にジグザグ状に屈曲した冷却媒体通路を形成
させ、この凹溝内に冷却媒体を流通させるように
してある。このため、凹溝内を流れる冷却媒体に
よつて回転電機に発生した熱が工作機械へ伝達さ
れないように熱吸収層が形成され、回転電機の低
速あるいは停止中であつても有効な冷却効果が得
られ、工作機械への熱の影響をなくすとともに、
凹溝内に複数個設けた補強リブが、カバーのフイ
ンとともに凹溝内の冷却面積を増大して冷却効果
を向上させるだけでなく、多数の補強リブにより
ブラケツトの機械的強度を大きくし剛性を増大さ
せることができ、工作機械への振動を阻止し得る
効果がある。
れるフランジ形回転電機において、フランジ側ブ
ラケツトに軸受ハウジングを囲んで環状に形成し
た凹溝と、この凹溝の開口部を閉塞するカバーを
設け、前記凹溝内にブラケツトと一体に構成され
て凹溝両側と底を連結し、凹溝の深さより低い複
数個の補強リブを放射状にそなえ、前記カバーに
凹溝の深さより低い複数個のフインを放射状に設
けてこのフインを補強リブ相互の間に挿入し、凹
溝内にジグザグ状に屈曲した冷却媒体通路を形成
させ、この凹溝内に冷却媒体を流通させるように
してある。このため、凹溝内を流れる冷却媒体に
よつて回転電機に発生した熱が工作機械へ伝達さ
れないように熱吸収層が形成され、回転電機の低
速あるいは停止中であつても有効な冷却効果が得
られ、工作機械への熱の影響をなくすとともに、
凹溝内に複数個設けた補強リブが、カバーのフイ
ンとともに凹溝内の冷却面積を増大して冷却効果
を向上させるだけでなく、多数の補強リブにより
ブラケツトの機械的強度を大きくし剛性を増大さ
せることができ、工作機械への振動を阻止し得る
効果がある。
第1図は本案の実施例の要部を示す上半部側断
面図、第2図はA−A線にそうブラケツトの断面
図、第3図はB−B線にそう展開断面図である。 1はフレーム、3はブラケツト、4は軸受ハウ
ジング、6は凹溝、7はカバー、9は補強リブ、
10は間〓、11は供給口、12は排出口、13
はフイン、14は間〓である。
面図、第2図はA−A線にそうブラケツトの断面
図、第3図はB−B線にそう展開断面図である。 1はフレーム、3はブラケツト、4は軸受ハウ
ジング、6は凹溝、7はカバー、9は補強リブ、
10は間〓、11は供給口、12は排出口、13
はフイン、14は間〓である。
Claims (1)
- フランジ形回転電機のフランジ側ブラケツトに
軸受ハウジングを囲む環状の凹溝と、この凹溝の
開口部を閉塞するカバーと、前記凹溝に冷却媒体
を流通させる供給口および排出口と、前記凹溝内
にブラケツトと一体に放射状に形成した複数個の
補強リブと、カバーの内面にカバーと一体に放射
状に形成した複数個のフインをそなえ、前記フイ
ンを補強リブ相互の間に挿入して前記補強リブと
カバーとの間およびフインと凹溝底との間にそれ
ぞれ間〓を設けて凹溝内に屈曲した冷却媒体通路
を構成したことを特徴とするフランジ形回転電機
の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9744383U JPS605260U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | フランジ形回転電機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9744383U JPS605260U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | フランジ形回転電機の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS605260U JPS605260U (ja) | 1985-01-16 |
JPH0135560Y2 true JPH0135560Y2 (ja) | 1989-10-30 |
Family
ID=30231786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9744383U Granted JPS605260U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | フランジ形回転電機の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605260U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4711159B2 (ja) * | 2001-07-17 | 2011-06-29 | 株式会社安川電機 | 主軸モータ |
DE102015216055B4 (de) * | 2015-08-21 | 2019-07-18 | Continental Automotive Gmbh | Kühlsystem für eine elektrische Maschine |
CN113016122A (zh) * | 2018-12-03 | 2021-06-22 | 日立安斯泰莫株式会社 | 转向装置 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP9744383U patent/JPS605260U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS605260U (ja) | 1985-01-16 |
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