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JPH0134152B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0134152B2
JPH0134152B2 JP5093382A JP5093382A JPH0134152B2 JP H0134152 B2 JPH0134152 B2 JP H0134152B2 JP 5093382 A JP5093382 A JP 5093382A JP 5093382 A JP5093382 A JP 5093382A JP H0134152 B2 JPH0134152 B2 JP H0134152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
copolymer
vinyl alcohol
alcohol copolymer
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5093382A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS57199659A (en
Inventor
Kichiji Maruhashi
Masao Tanigawa
Jinichi Yazaki
Sadao Hirata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP5093382A priority Critical patent/JPS57199659A/en
Publication of JPS57199659A publication Critical patent/JPS57199659A/en
Publication of JPH0134152B2 publication Critical patent/JPH0134152B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は積層プラスチツクシートに関し、より
詳細には、酸素バリヤー性の改善されたプラスチ
ツク容器を製造するための積層プラスチツクシー
トに関する。 本発明は特に、エチレン―ビニルアルコール共
重合体を主体とする層と塩化ビニリデン―アクリ
ル(メタクリル)共重合体(以下ポリ塩化ビニリ
デン系樹脂と記すこともある)の被覆層とを隣接
関係位置で設けると、何れの層の酸素透過係数よ
りも低い酸素透過係数が得られるという新規知見
に基づくものである。尚、酸素透過係数とはc.c.・
cm/cm2・sec・cmHgの単位で表わされるものであ
り、厚みの次元とは無関係な係数である。 プラスチツク容器は、程度の差はあれ容器壁を
通して酸素を透過し、この透過が無視できない場
合には、食品の長期保存を目的とする容器や、保
香性が要求される化粧料等の容器の分野には不適
当のものとなる。 このため、酸素バリヤー性に優れた樹脂を器壁
構成成分としたプラスチツク容器の開発も盛んに
行われている。現在、溶融押出可能な熱可塑性樹
脂の内最も酸素バリヤー性に優れた樹脂は、エチ
レン―酢酸ビニル共重合体ケン化物(エチレン―
ビニルアルコール共重合体)であるが、このケン
化共重合体は、耐湿性即ち水蒸気バリヤー性に劣
り、更に湿度の増大に伴なつて酸素透過係数が著
しく増大する傾向があり、かくして実際のプラス
チツク容器に使用する場合、ポリオレフインの如
き耐湿性樹脂でサンドイツチ状に重ね合せ、多層
積層物の形とすることによりこの欠点を改善して
いる。 エチレン―ビニルアルコール共重合体を器壁構
成成分としたプラスチツク容器に認められる他の
欠点は、紫外線の透過性が著しく大であり、従つ
て、このプラスチツク容器を用いた包装食品類
は、内容食品の酸敗等を防止するという目的に対
しては幾分満足し得るとしても、容器壁を通して
透過する紫外線により、色素、油脂、動物性蛋白
質、各種飲料エキス等が変質し、内容食品のフレ
ーバー、外観、衛生的特性を損うという問題があ
る。従来、プラスチツク容器における紫外線遮断
の手段としては、プラスチツク容器を構成する樹
脂に紫外線吸収剤を配合させることが知られてい
るが、このような手段は、容器の衛生的特性に関
して問題があると共に、その紫外線遮断効果にお
いても未だ十分に満足し得るものではない。 本発明者等は、エチレン―ビニルアルコール共
重合体を主体とする樹脂層と、以下に詳述する塩
化ビニリデン―アクリル(メタクリル)共重合体
の被覆層とを隣接関係位置で設けるときには、こ
の積層体は、何れの層の酸素透過係数よりも低い
酸素透過係数を示し、更に、この積層構造のプラ
スチツクシートは紫外線の遮断性においても顕著
に優れていることを見出した。 即ち、本発明の目的は、酸素等の気体に対する
遮断性に優れている積層プラスチツクシートを提
供するにある。 本発明の他の目的は、上述した低酸素透過係数
に加えて、紫外線遮断性をも有し、従つて容器に
成形使用した場合に内容物を変質なしに長期間に
わたつて安定に保存し得るプラスチツク容器を提
供することが可能な積層プラスチツクシートにあ
る。 本発明の更に他の目的は、エチレン―ビニルア
ルコール共重合体層の耐湿性や湿度の増大に伴な
う酸素透過の増大傾向も同時に改善された多層プ
ラスチツクシートを提供するにある。 本発明によれば、少なくとも一方の表面がエチ
レン―ビニルアルコール共重合体を主体とする樹
脂から成るプラスチツク基質に、該エチレン―ビ
ニルアルコール共重合体を主体とする樹脂表面と
隣接する位置関係で99乃至70重量%の塩化ビニリ
デン、1乃至30重量%のアクリル系乃至はメタク
リル系単量体の少なくとも1種及び前記単量体の
合計量100重量部に対して0乃至100重量部のそれ
以外のエチレン系不飽和単量体の少なくとも1種
類から実質的に構成され且つ20℃、100%RHに
おける酸素透過係数が9×10-14c.c.・cm/cm2
sec・cmHg以下及び水蒸気透過係数(JISZ―
0208)が3×10-3g・cm/m2・day以下である共
重合体を主体とする被覆層を設けたことを特徴と
する積層プラスチツクシートが提供される。 本発明の積層プラスチツクシートの層構成の例
を示す第1―A図乃至第1―D図において、この
シートは、少なくとも一方の表面1がエチレン―
ビニルアルコール共重合体を主体とする樹脂から
成るプラスチツク基質2と、この樹脂表面1と隣
接する位置関係で設けられた塩化ビニリデン―ア
クリル(乃至はメタクリル)共重合体を主体とす
る被覆層3とから成つている。 第1―A図に示す通り、プラスチツク基質2は
エチレン―ビニルアルコール共重合体を主体とす
る樹脂単層から成つており、第1―B図に示すご
とくその両表面1,1′に塩化ビニリデン―アク
リル(メタクリル)共重合体の被覆3,3′が設
けられていてもよい。 また、プラスチツク基質2は、エチレン―ビニ
ルアルコール共重合体を主体とする樹脂と他の樹
脂との積層体から成つていてもよい。例えば、第
1―C図に示す通り、この基質2は、エチレン―
ビニルアルコール共重合体を主体とする樹脂(以
下単にエチレン―ビニルアルコール共重合体と呼
ぶ)層4と、それ以外の樹脂、特にポリオレフイ
ン樹脂の如き耐湿性熱可塑性樹脂層5とから成る
ことができる。これら何れの場合にも、エチレン
―ビニルアルコール共重合体層4に対して、これ
と隣接するように、即ち、第1―B図では両表面
層として、また第1―C図では最内層もしくは最
外層として、塩化ビニリデン―アクリル(メタク
リル)共重合体の被覆層3,3′が設けられる。
更に、第1―D図において、この容器基質2は、
エチレン―ビニルアルコール共重合体の内外両層
4,4′とそれ以外の熱可塑性樹脂の中間層5と
から成り、これら内外両層4,4′に対して塩化
ビニリデン―アクリル(メタクリル)共重合体の
被覆層3,3′が設けられる。 本発明の重要な特徴は、既に前述した如くエチ
レン―ビニルアルコール共重合体層と塩化ビニリ
デン―アクリル(メタクリル)共重合体被覆層と
を隣接位置関係で設けると、この積層シートは、
同じ厚みで比較して、何れか一方の層の酸素透過
度よりも低い酸素透過度を示すという全く予想外
の知見に基づくものである。 第2図は、エチレン―ビニルアルコール共重合
体の厚みを、tEV、塩化ビニリデン―アクリル
(メタクリル)共重合体層の厚みをtCAとしたと
き、全体の厚みtCA+tEVを15μで一定として、
tCA/(tCA+tEV)の比と37℃、関係湿度0%乃至
15%RHにおける酸素透過度との関係を示す。 この第2図を参照すると、本発明の積層プラス
チツクシートにより製造された被覆プラスチツク
容器は、破線の曲線Aで示される通り、両樹脂層
の調和平均値である曲線Bよりも著しく低い酸素
透過度を示すこと、及びしかも全く意外なこと
に、tCA/(tCA+tEV)の比のかなり広い範囲にわ
たつて、酸素透過係数の小さい方のエチレン―ビ
ニルアルコール共重合体のそれよりもむしろ小さ
い酸素透過度を示すことがわかる。 同様に、第3図は、tCA+tEVを15μとした場合の
tCA/(tCA+tEV)の比と27℃、関係湿度100%RH
及び93%RHにおける酸素透過度との関係を示
す。既に前述した如く、エチレン―ビニルアルコ
ール共重合体は高湿度条件下では比較的大きい酸
素透過度を示すが、この場合にも、本発明の積層
プラスチツクシートにより成形された被覆プラス
チツク容器は、破線の曲線A′に示される通り、
両樹脂層の調和平均値B′よりも著しく低い酸素
透過度を示すと共に、tCA/(tCA+tEV)の比の或
る範囲内では、酸素透過係数の小さい方の塩化ビ
ニリデン―アクリル(メタクリル)共重合体より
も同じ厚さにおいて小さい酸素透過度を示すこと
がわかる。 第2図及び第3図の結果は、全体の厚みを15μ
で一定としているから、これらの図面に示した酸
素透過度は、厚みの因子を消去した酸素透過係数
そのものを示していると考て何等差支えない。 例えば、昭和47年9月1日幸書房発行の「高分
子と水分」第287頁によると一般に、積層体の酸
素透過度は、モデル的に各層の酸素透過度の調和
平均値(前記第287頁中の7.16式)で表わされる
ことから、本発明の積層プラスチツクシートにお
ける酸素透過度の著しい減少は、両樹脂層の単な
る積層効果によつてもたらされるものではなく、
両樹脂層の物理的乃至化学的相互作用に基づくも
のであることが了解されよう。 本発明によれば、このように積層シートの酸素
透過度を著しく減少させることが可能であり、特
にエチレン―ビニルアルコール共重合体の表面
に、薄い塩化ビニリデン―アクリル(メタクリ
ル)共重合体の被覆を設けることによつて、酸素
透過度の湿度依存性を小さくすることが可能とな
る。 本発明において、両樹脂層は下記不等式 0.95≧tCA/(tCA+tEV)≧0.005、 特に 0.75≧tCA/(tCA+tEV)≧0.008、 tCA≧0.5μ、 特に tCA≧1.0μ を満足する様に設けるのが望ましい。 また、エチレン―ビニルアルコール共重合体層
の厚み(tEV)はそのエチレン含有量やケン化度
によつても相違するが、一般的にいつて、 tEV≧3.0μ 特に tEV≧5.0μ を満足するように設けるのが望ましい。 本発明によれば更に、エチレン―ビニルアルコ
ール共重合体層の上に、塩化ビニリデン―アクリ
ル(メタクリル)共重合体の被覆層を設けること
により、優れた紫外線遮断性が得られる。 本発明の積層シートが優れた紫外線遮断性を有
するという事実は第4図を参照することにより直
ちに明白となる。即ち、第4図の曲線Aは、プラ
スチツク基質、即ちポリオレフイン/エチレン―
ビニルアルコール共重合体のみから成るシートを
容器に成形した場合、該容器壁について、波長と
透過率との関係を示している。この曲線Aによる
と、上記プラスチツクシートは波長が210乃至
400mμの紫外線に対して、可視光と同様にかなり
大きな透過率を示すことがわかる。これに対し
て、曲線Bは、上記プラスチツク基質のエチレン
―ビニルアルコール共重合体層に対して塩化ビニ
リデン―アクリル(メタクリル)共重合体の厚み
30μの被覆を設けたものの波長―透過率曲線であ
り、この曲線Bから、プラスチツク基質のエチレ
ン―ビニルアルコール共重合体層に対しわずか
30μの被覆を設けるという簡単な手段で紫外線遮
断性が得られることがわかる。 本発明の積層プラスチツクシートにおいては、
更にこの紫外線遮断性が永続して得られるという
予想外の利点がある。即ち、第4図の曲線C及び
曲線Dは前記曲線Bの被覆プラスチツク容器を、
夫々ウエザロメーターで60℃、25時間及び60℃、
50時間の紫外線曝露に付したものの波長―透過率
曲線である。これらの曲線C及びDによると、本
発明の積層プラスチツクシートにおいては、紫外
線に照射されればされる程、紫外線に対する透過
率がより低いレベルに抑制されると共に、より吸
収波長側に移行していることが明白である。かよ
うに、本発明による積層プラスチツクシートは、
紫外線が照射されればされる程、より紫外線を透
過させないように作用し、長時間の紫外線曝露に
付された場合においてさえ、全体としての紫外線
の透過量を著しく低いレベルに抑制することが可
能となるのである。この理由は、紫外線照射につ
れて、塩化ビニリデン―アクリル(メタクリル)
共重合体層には共役ジエン結合が形成され、この
共役ジエン結合がより紫外線を吸収するように作
用するためと思われる。 本発明で被覆層として使用する共重合体は、99
乃至70重量%、特に96乃至80重量%の塩化ビニリ
デン及び1乃至30重量%、特に4乃至20重量%の
アクリル系乃至メタクリル系単量体の少なくとも
1種を必須成分として含有し、所望により前記単
量体の合計量100重量部当り100重量部迄のそれ以
外のエチレン系不飽和単量体を任意成分として含
有する。 前述したアクリル系乃至メタクリル系単量体と
しては、アクリル酸、メタクリル酸或いはこれら
の誘導体が使用され、その好適な例として、下記
式中、R1は水素原子、ハロゲン原子或いはメ
チル基を表わし、Xはニトリル基(―C≡N)或
いは式 (式中Yはアミノ基、水酸基、アルキルオキシ
基、シクロアルキルオキシ基、アミノアルキルオ
キシ基、ヒドロキシアルキルオキシ基、アルコキ
シアルキルオキシ基、ハロアルキルオキシ基、グ
リシジルオキシ基、アリールオキシ基、アラール
キルオキシ基を表わす) で表わされる基である、 の単量体、特にアクリル酸、アクリロニトリル、
アクリルアミド、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、α―クロロアクリル酸メチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキ
シル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シクロヘ
キシル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸―2
―ヒドロキシエチル、アクリル酸モノグリセリ
ド、アクリル酸フエニル、メタクリル酸、メタク
リロニトリル、メタクリルアミド、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸グリ
シジル、メタクリル酸モノグリセリド、メタクリ
ル酸―2―ヒドロキシプロピル、メタクリル酸β
―メトキシエチル、メタクリル酸β―アミノエチ
ル、メタクリル酸γ―N,N―ジエチルアミノプ
ロピルを挙げることができる。 これらのアクリル系乃至はメタクリル系単量体
は単独でも2種以上の組合せで使用できる。本発
明の目的に特に好適なアクリル系乃至はメタクリ
ル系単量体は、(i)アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、α―クロロアクリロニトリル等のニト
リル単量体、(ii)アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸―2―
ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジルメタク
リル酸グリシジル、アクリル酸モノグリセリドメ
タクリル酸モノグリセリドメトキシエチルアクリ
レート、メトキシエチルメチルメタアクリレート
等のエステル単量体及び(iii)上記(i)及び(ii)の組合せ
単量体である。 塩化ビニリデンやアクリル系乃至メタクリル系
単量体を除くエチレン系不飽和単量体としては、
スチレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族単量
体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル
エステル類;ブタジエン、イソプレン等のジオレ
フイン類;メチルビニルエーテル、グリシジルア
クリルエーテル、塩化ビニル、三塩化エチレン、
四塩化エチレン、フツ化ビニル、フツ化ビニリデ
ン、三フツ化エチレン、四フツ化エチレン、無水
マレイン酸、フマル酸、ビニルコハク酸イミド、
ビニルピロリドン等を挙げることができ、これら
の単量体も単独で或いは2種以上の組合せで使用
し得る。 好適な共重合体の例は、これに限定されるもの
ではないが、次の通りである。 塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/メタクリ
ロニトリル共重合体、 塩化ビニリデン/メタクリロニトリル共重合
体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/アクリル
酸グリシジル共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/メタクリ
ル酸グリシジル共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/アクリル
酸モノグリセリド共重合体、 塩化ビニリデン/アクリル酸エチル/アクリル
酸グリシジル共重合体、 塩化ビニリデン/メタクリル酸メチル/スチレ
ン共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/スチレン
共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/三塩化エ
チレン共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/塩化ビニ
ル共重合体、 塩化ビニリデン/アクリロニトリル/メタクリ
ル酸モノグリセリド/三塩化エチレン共重合体、 塩化ビニリデン/メトキシエチルメチルメタア
クリレート/メチルメタアクリレート/三塩化エ
チレン共重合体。 本発明に用いる共重合体においては、紫外線遮
断性やガスバリヤー性の点で、70重量%以上の塩
化ビニリデン単位を有することが重要であり、一
方紫外線遮断性やガスバリヤー性や耐湿性を損う
ことなしにプラスチツク容器への被覆を可能なら
しめるためには、少なくとも1重量%のアクリル
系単量体乃至はメタクリル系単量体を含有するこ
とが重要である。 また、種々のプラスチツク基質への密着性を高
めるには、式 式中、R2及びR3の各々は水酸基であり、ここ
でこれら2つの水酸基は脱水されてオキシラン環
を形成していてもよい の単量体を全単量体当り0.5乃至15重量%の量で
用いるのが望ましい。 更に、プラスチツク基質への被覆性能を一層向
上させる目的には、塩化ビニリデンとアクリル系
乃至はメタクリル系単量体との合計量100重量部
当り100重量部迄の他のエチレン系不飽和単量体
を含有することが許容される。 本発明に用いる共重合体は、一般に水性媒体中
に乳化剤及び分散剤の作用により、構成単量体を
乳化乃至は懸濁させ、ラジカル開始剤の存在下に
乳化重合乃至は懸濁重合させることにより容易に
得られる。ラジカル開始剤としては、それ自体公
知の過酸化物、アゾ化合物或いはレドツクス系の
触媒が使用される。 本発明に用いる共重合体の分子量は、一般にフ
イルムを形成するに足る分子量を有していればよ
い。本発明に用いる重合体は、熱溶融による成形
が一般に困難であり、有機溶媒溶液の形で、或い
は水性エマルジヨン乃至はラテツクスの形で、後
述する方法でプラスチツク基質の被覆に使用され
る。 プラスチツク基質を形成するエチレン―ビニル
アルコール共重合体としては、エチレン含有量が
20乃至80モル%、特に25乃至60%モルで、ケン化
度が90%以上、特に95%以上のエチレン―酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物が好適に使用される。この
エチレン―ビニルアルコール共重合体単独を使用
する代りに、ガスバリヤー性を損わない範囲内
で、即ち、全体の50重量%を越えない範囲内で、
他の樹脂、例えばオレフイン系樹脂、ポリアミド
等をブレンドして使用することができる。 エチレン―ビニルアルコール共重合体との組合
せで使用される耐湿性熱可塑性樹脂としては、水
蒸気透過係数が5×10-1g・cm/m2・day(JIS
Z―0208)以下の熱可塑性樹脂、特に低―、中
―、或いは高―密度ポリエチレン、プリプロピレ
ン、エチレン―プロピレン共重合体、エチレン―
ブテン―共重合体、アイオノマー、エチレン―酢
酸ビニル共重合体、エチレン―アクリル酸エステ
ル共重合体等のオレフイン系重合体;ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレー
ト等のポリエステル;ナイロン6、ナイロン6,
6、ナイロン6,10等のポリアミド;ポリスチレ
ン、スチレン―ブタジエンブロツク共重合体、ス
チレン―アクリロニトリル共重合体、スチレン―
ブタジエン―アクリロニトリル共重合体(ABS
樹脂)等のスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体等の塩化ビ
ニル系共重合体;ポリメチルメタクリレート、メ
チルメタクリレート―エチルアクレート共重合体
等のアクリル系共重合体;ポリカーボネート等で
ある。これらの熱可塑性樹脂は単独で使用しても
或いは2種以上のブレンド物の形で存在していて
もよい。 耐湿性熱可塑性樹脂としては、経済性及び成形
性等の見地からポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフインを用いることが望ましい。 耐湿性樹脂層とエチレン―ビニルアルコール共
重合体層との間に接着性がない場合には、両層の
間にそれ自体公知の接着剤層を介在させることが
できる。かかる接着剤層としては、例えばアクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸の如きエチレ
ン系不飽和カルボン酸乃至はその無水物でグラフ
ト変性されたオレフイン系樹脂を挙げることがで
きる。また、両者の間に接着剤を介在させる代り
に、例えば特公昭52―11263号公報に開示されて
いる通り、耐湿性樹脂層或いはエチレン―ビニル
アルコール共重合体層の少なくとも一方に、熱可
塑性含カルボニル基重合体を含有させて、両者の
接着性を向上させてもよい。 本発明においては上述したプラスチツク基質を
共押出成形、ドライラミネーシヨン或いはサンド
イツチラミネーシヨン等の貼合わせにより形成さ
れた多層のフイルム乃至はシートに前述した共重
合体のラテツクス乃至は有機溶媒溶液を塗布し、
次いで乾燥して被覆層を形成し、積層プラスチツ
クシートとする。 共重合体の水性ラテツクスとしては、固形分濃
度が20乃至65%、粘度が3乃至500センチポイズ
の範囲にあるものが好適に使用され、一方有機溶
媒溶液としては、テトラヒドロフラン、酢酸エチ
ル、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、ジメ
チルフオルムアミド、ジメチルスルフオキシド、
ジオキサン等の有機溶媒に固形分濃度が5乃至60
%となるように溶解した溶液が使用される。 プラスチツク基質に、上述したラテツクス乃至
は溶液を塗布するには、浸漬塗布法、フローコー
ト法、スプレ塗布法、ブラシ塗布法、ローラ塗布
法、静電塗布法、スラツシユ塗布法、遠心塗布
法、流延塗布法、電気泳動塗布法およびそれらの
組合せ等のそれ自体公知の塗布法が使用できる。
塗布法は一回で行つても、或いは2段以上の多段
塗布法で行つてもよく、更に塗布に際して、必要
に応じプラスチツク容器基質の濡れ特性を向上さ
せる目的で、フレーム処理、アンカー剤による前
処理、コロナ放電処理、界面活性剤塗布処理、化
学的エツチング処理等の前処理を行ない、また導
電性を賦与するために導電処理等を行つてもよ
い。 塗布した共重合体層の乾燥は、塗膜の厚みによ
つても相違するが、一般に40乃至150℃の温度で、
2秒乃至60分間程の乾燥で十分である。 また、本発明においてガスや香気の遮断向上効
果は前述した乾燥だけでも充分に発揮されるが、
必要な場合には乾燥後に30℃乃至120℃の温度下
で30秒乃至7日間エージング(熱処理)をおこな
えば、その効果はより一層顕著に発揮される。 本発明において、塩化ビニリデン系共重合体は
一般に0.5乃至50μ、特に1乃至40μの厚みで設け
れば満足すべき結果が得られる。 プラスチツク基質の肉厚は、成形すべき容器の
種類によつても異なるが、一般に0.05乃至2.5mm、
特に0.1乃至1.5mmの範囲にあるのがよく、また多
層の場合には、耐湿性樹脂層とエチレン―ビニル
アルコール共重合体層とは、1:10乃至200:1、
特に1:2乃至150:1の厚み比を有することが
望ましい。 本発明は、特に透明性を要求されるプラスチツ
ク容器の紫外線遮断に特に有用である。 本発明の積層プラスチツクシートは、それ自体
公知の成形法、例えば真空成形、圧空成形、プラ
グアシスト成形等の絞り成形或いは張出し成形等
に賦することによつてカツプ或いはびん等の容器
とすることができる。 この場合構成樹脂層の延伸可能温度で圧空成
形、プラグアシスト成形等に賦すれば、容器壁に
1軸乃至は2軸方向の分子配向を与えることもで
きる。 本発明の積層プラスチツクシートは、容器の形
態に成形した場合には、該壁面の両方の表面に前
記共重合体層を形成させることが望ましいが、透
視特性をも同時に改善する目的には外表面にのみ
共重合体層を有し、一方内容物からのガスや香気
或いはプラスチツク層からの匂い成分の放出を遮
断する目的には内表面にのみ共重合体層を有する
ような層構成とすることもできる。 本発明に用いる前記共重合体層は、これらの加
工に耐えると共に、基質との密着性を失わないと
いう優れた利点を示す。 本発明においては共重合体層の形成に際して、
所望によりそれ自体公知の配合剤を、共重合体に
含有させることができる。 例えば、補強剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、減粘剤、ブ
ロツキング防止剤、滑剤、レベリング剤、着色料
等の1種或いは2種以上をそれ自体公知の処方に
従つて、共重合体中に配合できる。 勿論、前記の溶融成形可能な耐湿性熱可塑性樹
脂或いはエチレン―ビニルアルコール共重合体の
少なくとも一方には、所望に応じて顔料、酸化防
止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、滑剤などの添
加剤の1種或いは2種類以上を樹脂100重量部当
りに合計量として0.001部乃至5.0部の範囲内で添
加することもできる。また例えば、この積層プラ
スチツクシートを容器として成形した際に該容器
を補強するために、ガラス繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維、カーボン繊維、バルブ、コツトン・リン
ター等の繊維補強材、或いはカーボンブラツク、
ホワイトカーボン等の粉末補強材、或いはガラス
フレーク、アルミフレーク等のフレーク状補強材
の1種類或いは2種類以上を、前記熱可塑性樹脂
100重量部当り合計量として2乃至150重量部の量
で配合でき、更に増量の目的で、重質乃至軟質の
炭酸カルシウム、雲母、滑石、カオリン、石膏、
クレイ、硫酸バリウム、アルミナ粉、シリカ粉、
炭酸マグネシウム等の1種類或いは2種類以上を
前記熱可塑性樹脂100重量部当り合計量として5
乃至150重量部の量でそれ自体公知の処方に従つ
て配合しても何ら差支えない。 本発明の積層プラスチツクシートは、上述した
利点を生かして、各種食品、調味料、飲料、医薬
品、化粧料、農薬類等を長期にわたつて保存す
る。軽量プラスチツク容器の原材料として有用で
ある。 本発明を次の例で説明する。 ここで、後述する各実施例においては、本発明
の積層プラスチツクシートを容器の形に成形し、
下記の各特性値を測定した。 各実施例に記載の各湿度条件下における酸素透
過度(Qo2―DおよびQo2―W)、および波長が
280mμにおける紫外線透過率(UVT)は下記の
方法に従つて各測定をおこない、結果を計算し
た。 (i) 低湿度下(0%RH/15%RH)における酸
素透過度(Qo2―D): 測定すべき空容器内を真空中で窒素ガスに置換
し、容器の口部をゴム栓で密封し、更に口部とゴ
ム栓との接触界面部分をエポキシ系接着剤で覆つ
たのち、容器を温度が27℃、湿度が15%RHの恒
温恒湿槽内で一定期間保存したのち、容器内へ透
過した酸素の濃度をガスクロマトグラフで求め、
次式に従つて、容器内が0%RH、容器外が15%
RH(以下低湿度化と記す)、温度が27℃における
酸素ガス透過度を算出し、更に厚さと酸素透過度
とが逆比例の関係にあることを利用して、ポリ塩
化ビニリデン系樹脂のコート厚(tCA)とエチレ
ンビニルアルコール共重合体の厚さ(tEV)との
和が15μとなるように酸素ガス透過度を換算し
た。従つてQo2―DはtCA+tEV=15(μ)における
酸素ガス透過度の値を意味する。結果はN=3本
の測定結果の平均値である。 Qo2=m×ct/100/t×Op×A 〔c.c./m2・day・atm〕 こゝで m;容器内への窒素ガスの充填量〔ml〕、 t;温槽内での保存期間〔day〕、 ct;t日後の容器内の酸素濃度〔Vol%〕、 A;容器の有効表面積〔m2〕、 Op;酸素ガス分圧(=0.209)〔atm〕。 (ii) 高湿度下(100%RH/93%RH)における酸
素透過度(Qo2−W): 測定すべき空容器内に、あらかじめ200c.c.の蒸
溜水を充填したのち容器内を真空中で窒素ガスに
置換し、容器の口部をゴム栓で密封し、更に口部
とゴム栓との接触界面部分をエポキシ系接着剤で
覆つたのち、容器を温度が27℃に設定され、か
つ、硝酸カリウムの飽和水溶液によつて湿度が93
%RHにコントロールされた恒温恒湿槽内で一定
期間保存したのち、容器内へ透過した酸素の濃度
をガスクロマトグラフで求め、(i)の低湿度下にお
ける酸素透過度の項に記載した式に従つて、容器
内が100%RH、容器外が93%RHの条件(以下高
湿度下と記す)、および温度が27℃における酸素
ガス透過度を算出し、更に厚さと酸素透過度とが
逆比例の関係にあることを利用して、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂のコート厚(tCA)とエチレン―
ビニルアルコール共重合体の厚さ(tEV)との和
が15μとなるように酸素ガス透過度を換算した。
従つてQo2―WはtCA+tEV=15(μ)における酸素
ガス透過度の値を意味する。結果はN=3本測定
の平均値である。 (iii) 紫外線透過率(UVT): 得られた容器の胴部もしくは底部を所定の大き
さに切断し、(株)日立製作所製の自記分光光度計
(レコーデイングスペクトフオトメーター)を使
用した。第4図の場合と同様に、波長が201乃至
700mμに亘つて測定をおこない、波長が280mμ
(第4図中の矢印)における紫外線透過率をUVT
で表わした。 実施例 1 エチレン含有量が59モル%、ケン化度が96%の
エチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物(エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体)を、直径が40
mm、有効長さが800mmのメターリング型スクリユ
ーを内蔵した押出機及び単層のフラツトダイ(リ
ツプ巾:300mm)を用いて公知の溶融押出法によ
つて、厚さが1.1mmの前記エチレン―ビニルアル
コール共重合体単層のシートを得た。 つぎに得られた前記単層シートの内表面および
外表面に、塩化ビニリデンが89重量%、アクリロ
ニトリルが4重量%、メチルメタクリレートが5
重量%、メチルアクリレートが2重量%の組成比
を有するポリ塩化ビニリデン系樹脂ラテツクス
(分散媒;水、固形分濃度;52重量%)を公知の
フローコート法によつて前記シートの外表面に塗
布し、80℃で2分間空気循環式オーブン内で乾燥
したのち、公知のスラツシユ塗布法によつて前記
シートの内表面に塗布し、前記オーブン内で80
℃、3分間さらに乾燥した。 そして第1―B図に記載されるような層構成
(基材は前記エチレン・ビニルアルコール共重合
体で、内外表面は前記ポリ塩化ビニリデン系樹
脂)の積層シートを得た。得られた積層シートの
外表面に塗布された前記ポリ塩化ビニリデン系樹
脂の平均膜厚(コート厚)は10.7μ、同じく前記
シート内表面のコート厚は7.4μであつた(合計厚
み;18.1μ)。 つぎに前記積層プラスチツクシートを、公知の
プラグアシスト真空圧空成形法によつて、直径
(内径)が4cm、高さが11cm、平均肉厚が0.4mmの
円筒状のカツプに成形した。 このようにして得られた前記塗布積層カツプ、
及び比較のために前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂
が塗布されていない前記エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体単体のカツプについて、本文に記載
の方法に従つて、各湿度条件下における酸素透過
度(Qo2―DおよびQo2―W)および波長が
280mμにおける紫外線透過率(UVT)の各測定
をおこなつた。結果を表1に示す。 さらに上記2種類のカツプ(単体カツプおよび
塗布カツプ)に135c.c.の水道水を充填し、口部を
アルミ箔入りの積層フイルムで密封したのち、50
℃、10%RHに調整された恒温槽内に21日間放置
した。 21日後、各カツプに充填された水道水の減量を
500mg迄坪量が可能な上皿天坪よつて秤量し水分
減量(=1−放置後の水分量/充填直後の水分
量)を求めた。 前記水分減量は前記エチレン―ビニルアルコー
ル共重合体単体のカツプでは0.84であつたのに対
して、前記膜厚のポリ塩化ビニリデン系樹脂が内
外表面にコートされたエチレン―ビニルアルコー
ル共重合体カツプでは前記天秤が検知可能な範囲
内では減量測定が不可能であつた。
The present invention relates to laminated plastic sheets, and more particularly to laminated plastic sheets for producing plastic containers with improved oxygen barrier properties. The present invention particularly provides a layer mainly composed of ethylene-vinyl alcohol copolymer and a coating layer composed of vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer (hereinafter also referred to as polyvinylidene chloride resin) in an adjacent position. This is based on the new finding that when provided, an oxygen permeability coefficient lower than that of any of the layers can be obtained. Furthermore, the oxygen permeability coefficient is cc・
It is expressed in units of cm/cm 2 · sec · cmHg, and is a coefficient unrelated to the dimension of thickness. Plastic containers allow oxygen to permeate through the container walls to varying degrees, and if this permeation cannot be ignored, it may be necessary to use containers for long-term storage of food or containers for cosmetics that require fragrance retention. It becomes inappropriate for the field. For this reason, the development of plastic containers whose walls are made of resin with excellent oxygen barrier properties is being actively conducted. Currently, the resin with the best oxygen barrier properties among melt-extrudable thermoplastic resins is saponified ethylene-vinyl acetate copolymer (ethylene-vinyl acetate copolymer).
(vinyl alcohol copolymer), but this saponified copolymer has poor moisture resistance, i.e., water vapor barrier properties, and furthermore, its oxygen permeability coefficient tends to increase significantly with increasing humidity, thus making it difficult to use in practical plastics. When used in containers, this drawback is overcome by layering moisture-resistant resins such as polyolefins in a sandwich pattern to form a multilayer laminate. Another disadvantage of plastic containers whose walls are made of ethylene-vinyl alcohol copolymer is that they are highly transparent to ultraviolet rays. Although the purpose of preventing food from going rancid may be somewhat satisfied, the ultraviolet light transmitted through the container wall may alter the quality of pigments, fats and oils, animal proteins, various beverage extracts, etc., resulting in changes in the flavor and appearance of the food contents. , there is a problem of impairing hygienic properties. Conventionally, as a means of blocking ultraviolet rays in plastic containers, it has been known to incorporate an ultraviolet absorber into the resin constituting the plastic container, but such a method has problems with the hygienic properties of the container, and Its ultraviolet blocking effect is still not fully satisfactory. When the present inventors provide a resin layer mainly composed of an ethylene-vinyl alcohol copolymer and a coating layer of a vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer described in detail below in an adjacent position, this lamination It has been found that the plastic sheet exhibits an oxygen permeability coefficient lower than that of any of the layers, and that the plastic sheet with this laminated structure is also significantly superior in its UV blocking properties. That is, an object of the present invention is to provide a laminated plastic sheet that has excellent barrier properties against gases such as oxygen. Another object of the present invention is that, in addition to the above-mentioned low oxygen permeability coefficient, it also has ultraviolet blocking properties, and therefore, when molded into a container, the contents can be stored stably for a long period of time without deterioration. It is possible to provide a plastic container made of laminated plastic sheets. Still another object of the present invention is to provide a multilayer plastic sheet in which the moisture resistance of the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer and the tendency for oxygen permeation to increase with increase in humidity are simultaneously improved. According to the present invention, a plastic substrate having at least one surface made of a resin mainly composed of an ethylene-vinyl alcohol copolymer is provided with a 99° 70% by weight of vinylidene chloride, 1% to 30% by weight of at least one of acrylic or methacrylic monomers, and 0 to 100 parts by weight of other monomers based on 100 parts by weight of the total amount of the monomers. It is substantially composed of at least one type of ethylenically unsaturated monomer, and has an oxygen permeability coefficient of 9×10 -14 cc cm/cm 2 at 20°C and 100% RH.
sec・cmHg or less and water vapor permeability coefficient (JISZ-
Provided is a laminated plastic sheet characterized in that it is provided with a coating layer mainly composed of a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a copolymer having a 0208) of 3×10 −3 g·cm/m 2·day or less. In Figures 1-A to 1-D showing examples of the layer structure of the laminated plastic sheet of the present invention, at least one surface 1 is ethylene-
A plastic substrate 2 made of a resin mainly composed of a vinyl alcohol copolymer, and a coating layer 3 mainly made of a vinylidene chloride-acrylic (or methacrylic) copolymer provided in a position adjacent to the resin surface 1. It consists of As shown in Figure 1-A, the plastic substrate 2 consists of a single layer of resin mainly composed of ethylene-vinyl alcohol copolymer, and as shown in Figure 1-B, vinylidene chloride is coated on both surfaces 1 and 1'. - A coating 3, 3' of an acrylic (methacrylic) copolymer may be provided. Furthermore, the plastic substrate 2 may be made of a laminate of a resin mainly composed of ethylene-vinyl alcohol copolymer and other resins. For example, as shown in Figure 1-C, the substrate 2 is ethylene-
It can be composed of a resin layer 4 mainly composed of a vinyl alcohol copolymer (hereinafter simply referred to as ethylene-vinyl alcohol copolymer) and a moisture-resistant thermoplastic resin layer 5 of other resins, particularly polyolefin resin. . In any of these cases, the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4 is adjoined to it, that is, as both surface layers in FIG. 1-B, and as the innermost layer or the innermost layer in FIG. 1-C. As the outermost layer, a coating layer 3, 3' of vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer is provided.
Furthermore, in FIG. 1-D, this container substrate 2 is
It consists of both inner and outer layers 4, 4' of ethylene-vinyl alcohol copolymer and an intermediate layer 5 of thermoplastic resin. A combined covering layer 3, 3' is provided. An important feature of the present invention is that, as already mentioned above, when the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer and the vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer coating layer are provided in an adjacent positional relationship, this laminated sheet can
This is based on the completely unexpected finding that, when compared at the same thickness, the oxygen permeability is lower than that of either layer. Figure 2 shows that when the thickness of the ethylene-vinyl alcohol copolymer is t EV and the thickness of the vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer layer is t CA , the total thickness t CA + t EV is constant at 15μ. As,
The ratio of tCA / ( tCA + tEV ) and 37℃, relative humidity 0% to
The relationship with oxygen permeability at 15%RH is shown. Referring to FIG. 2, the coated plastic container made from the laminated plastic sheet of the present invention has an oxygen permeability that is significantly lower than curve B, which is the harmonic average value of both resin layers, as shown by dashed curve A. and, quite surprisingly, over a fairly wide range of ratios of t CA /(t CA + t EV ), rather than that of the ethylene-vinyl alcohol copolymer, which has a lower oxygen permeability coefficient. It can be seen that the oxygen permeability is low. Similarly, Figure 3 shows the case where t CA + t EV is 15μ.
The ratio of t CA / (t CA + t EV ) and the relative humidity at 27°C and 100% RH
and the relationship with oxygen permeability at 93% RH. As already mentioned above, the ethylene-vinyl alcohol copolymer exhibits a relatively high oxygen permeability under high humidity conditions, and even in this case, the coated plastic container formed from the laminated plastic sheet of the present invention has a As shown in curve A′,
It shows an oxygen permeability significantly lower than the harmonic average value B′ of both resin layers, and within a certain range of the ratio of t CA /(t CA + t EV ), vinylidene chloride-acrylic (which has a smaller oxygen permeability coefficient) It can be seen that the methacrylate copolymer exhibits a lower oxygen permeability at the same thickness than the methacrylate copolymer. The results in Figures 2 and 3 show that the total thickness is 15μ.
Therefore, it is safe to assume that the oxygen permeability shown in these drawings represents the oxygen permeability coefficient itself, excluding the thickness factor. For example, according to page 287 of "Polymer and Moisture" published by Koshobo on September 1, 1971, the oxygen permeability of a laminate is generally calculated as the harmonic average value of the oxygen permeability of each layer (the 7.16) on page 7.16), the significant decrease in oxygen permeability in the laminated plastic sheet of the present invention is not caused by the mere lamination effect of both resin layers;
It will be understood that this is based on the physical or chemical interaction between both resin layers. According to the present invention, it is possible to significantly reduce the oxygen permeability of the laminated sheet as described above, and in particular, by coating the surface of the ethylene-vinyl alcohol copolymer with a thin vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer. By providing this, it becomes possible to reduce the humidity dependence of oxygen permeability. In the present invention, both resin layers satisfy the following inequality: 0.95≧t CA / (t CA + t EV ) ≧0.005, especially 0.75≧ t CA / (t CA + t EV ) ≧0.008, t CA ≧0.5μ, especially t CA ≧1.0 It is desirable to set it so that μ is satisfied. In addition, the thickness ( tEV ) of the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer varies depending on its ethylene content and degree of saponification, but in general, tEV ≧3.0μ, especially tEV ≧5.0μ. It is desirable to provide a system that satisfies the following. According to the present invention, excellent ultraviolet blocking properties can also be obtained by providing a coating layer of vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer on the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. The fact that the laminated sheet of the present invention has excellent UV blocking properties will be readily apparent by referring to FIG. That is, curve A in FIG.
When a sheet made only of vinyl alcohol copolymer is molded into a container, the relationship between wavelength and transmittance is shown for the container wall. According to this curve A, the wavelength of the plastic sheet is 210 to 210.
It can be seen that it exhibits a fairly high transmittance for ultraviolet light of 400 mμ, similar to visible light. On the other hand, curve B shows the thickness of the vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer layer relative to the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer of the plastic substrate.
This is the wavelength-transmittance curve for the 30μ coating, and from this curve B, it is found that the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer of the plastic substrate has a slight
It can be seen that UV blocking properties can be obtained by simply providing a 30μ coating. In the laminated plastic sheet of the present invention,
A further unexpected advantage is that this UV protection is permanently obtained. That is, curves C and D in FIG. 4 represent the coated plastic container of curve B.
60℃, 25 hours and 60℃ with Weatherometer, respectively.
This is a wavelength-transmittance curve after 50 hours of ultraviolet exposure. According to these curves C and D, in the laminated plastic sheet of the present invention, the more it is irradiated with ultraviolet rays, the more its transmittance to ultraviolet rays is suppressed to a lower level, and the more it shifts to the absorption wavelength side. It is clear that there are. Thus, the laminated plastic sheet according to the present invention is
The more UV rays are irradiated, the more UV rays are prevented from passing through, and even when exposed to UV rays for a long time, the overall amount of UV rays transmitted can be suppressed to a significantly low level. It becomes. The reason for this is that vinylidene chloride-acrylic (methacrylic)
This seems to be because conjugated diene bonds are formed in the copolymer layer, and these conjugated diene bonds act to absorb more ultraviolet rays. The copolymer used as the coating layer in the present invention is 99%
Contains as essential components at least one of vinylidene chloride in an amount of 70 to 70% by weight, particularly 96 to 80% by weight, and 1 to 30% by weight, particularly 4 to 20% by weight of an acrylic or methacrylic monomer; It optionally contains up to 100 parts by weight of other ethylenically unsaturated monomers per 100 parts by weight of the total amount of monomers. As the above-mentioned acrylic or methacrylic monomer, acrylic acid, methacrylic acid or derivatives thereof are used, and preferred examples include the following formula: In the formula, R 1 represents a hydrogen atom, a halogen atom, or a methyl group, and X represents a nitrile group (-C≡N) or a (In the formula, Y is an amino group, a hydroxyl group, an alkyloxy group, a cycloalkyloxy group, an aminoalkyloxy group, a hydroxyalkyloxy group, an alkoxyalkyloxy group, a haloalkyloxy group, a glycidyloxy group, an aryloxy group, an aralkyloxy group) is a group represented by ), especially acrylic acid, acrylonitrile,
Acrylamide, methyl acrylate, ethyl acrylate, methyl α-chloroacrylate, propyl acrylate, butyl acrylate, hexyl acrylate, octyl acrylate, cyclohexyl acrylate, glycidyl acrylate, acrylic acid-2
- Hydroxyethyl, acrylic acid monoglyceride, phenyl acrylate, methacrylic acid, methacrylonitrile, methacrylamide, methyl methacrylate, amyl methacrylate, glycidyl methacrylate, methacrylic acid monoglyceride, 2-hydroxypropyl methacrylate, beta methacrylate
-methoxyethyl, β-aminoethyl methacrylate, and γ-N,N-diethylaminopropyl methacrylate. These acrylic or methacrylic monomers can be used alone or in combination of two or more. Acrylic or methacrylic monomers particularly suitable for the purpose of the present invention include (i) nitrile monomers such as acrylonitrile, methacrylonitrile, α-chloroacrylonitrile, (ii) methyl acrylate, ethyl acrylate, Methyl methacrylate, methacrylic acid-2-
Ester monomers such as hydroxyethyl, glycidyl acrylate, glycidyl methacrylate, acrylic acid monoglyceride, methacrylic acid monoglyceride, methoxyethyl acrylate, methoxyethyl methyl methacrylate, and (iii) a combination monomer of the above (i) and (ii). . Ethylenically unsaturated monomers other than vinylidene chloride and acrylic or methacrylic monomers include:
Vinyl aromatic monomers such as styrene and vinyltoluene; Vinyl esters such as vinyl acetate and vinyl propionate; Diolefins such as butadiene and isoprene; Methyl vinyl ether, glycidyl acrylic ether, vinyl chloride, ethylene trichloride,
Ethylene tetrachloride, vinyl fluoride, vinylidene fluoride, ethylene trifluoride, ethylene tetrafluoride, maleic anhydride, fumaric acid, vinyl succinimide,
Examples include vinylpyrrolidone, and these monomers may be used alone or in combination of two or more. Examples of suitable copolymers include, but are not limited to: Vinylidene chloride/acrylonitrile copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/methacrylonitrile copolymer, vinylidene chloride/methacrylonitrile copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/glycidyl acrylate copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/glycidyl methacrylate Copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/monoglyceride acrylate copolymer, vinylidene chloride/ethyl acrylate/glycidyl acrylate copolymer, vinylidene chloride/methyl methacrylate/styrene copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/styrene copolymer combination, vinylidene chloride/acrylonitrile/ethylene trichloride copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/vinyl chloride copolymer, vinylidene chloride/acrylonitrile/methacrylic acid monoglyceride/ethylene trichloride copolymer, vinylidene chloride/methoxyethyl methyl methacrylate/ Methyl methacrylate/ethylene trichloride copolymer. In the copolymer used in the present invention, it is important to have 70% by weight or more of vinylidene chloride units in terms of UV blocking properties and gas barrier properties; In order to be able to coat plastic containers without causing damage, it is important to contain at least 1% by weight of acrylic monomer or methacrylic monomer. Additionally, to improve adhesion to various plastic substrates, the formula In the formula, each of R 2 and R 3 is a hydroxyl group, and these two hydroxyl groups may be dehydrated to form an oxirane ring in an amount of 0.5 to 15% by weight based on the total monomers. It is desirable to use it in Furthermore, for the purpose of further improving the coating performance on plastic substrates, up to 100 parts by weight of other ethylenically unsaturated monomers may be added per 100 parts by weight of the total amount of vinylidene chloride and acrylic or methacrylic monomers. is allowed to contain. The copolymer used in the present invention is generally prepared by emulsifying or suspending the constituent monomers in an aqueous medium by the action of an emulsifier and a dispersant, and then carrying out emulsion polymerization or suspension polymerization in the presence of a radical initiator. can be easily obtained by As the radical initiator, peroxides, azo compounds, or redox catalysts, which are known per se, are used. The copolymer used in the present invention generally has a molecular weight sufficient to form a film. The polymer used in the present invention is generally difficult to mold by hot melting, and is used in the form of a solution in an organic solvent or in the form of an aqueous emulsion or latex to coat a plastic substrate by the method described below. The ethylene-vinyl alcohol copolymer that forms the plastic matrix has a low ethylene content.
A saponified ethylene-vinyl acetate copolymer having a saponification degree of 90% or more, especially 95% or more is preferably used in an amount of 20 to 80% by mole, particularly 25 to 60% by mole. Instead of using this ethylene-vinyl alcohol copolymer alone, within a range that does not impair gas barrier properties, that is, within a range that does not exceed 50% by weight of the total,
Other resins such as olefin resins, polyamides, etc. can be blended and used. The moisture-resistant thermoplastic resin used in combination with the ethylene-vinyl alcohol copolymer has a water vapor permeability coefficient of 5×10 -1 g・cm/m 2・day (JIS
Z-0208) The following thermoplastic resins, especially low-, medium-, or high-density polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymers, ethylene-
Olefin polymers such as butene copolymers, ionomers, ethylene-vinyl acetate copolymers, and ethylene-acrylic acid ester copolymers; polyesters such as polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, and polyethylene terephthalate/isophthalate; nylon 6, nylon 6,
6. Polyamides such as nylon 6, 10; polystyrene, styrene-butadiene block copolymer, styrene-acrylonitrile copolymer, styrene-
Butadiene-acrylonitrile copolymer (ABS
Styrenic copolymers such as polyvinyl chloride and vinyl chloride-vinyl acetate copolymers; Acrylic copolymers such as polymethyl methacrylate and methyl methacrylate-ethyl acrylate copolymers Coalescence; polycarbonate, etc. These thermoplastic resins may be used alone or in the form of a blend of two or more. As the moisture-resistant thermoplastic resin, it is desirable to use polyolefins such as polyethylene and polypropylene from the viewpoints of economy and moldability. If there is no adhesiveness between the moisture-resistant resin layer and the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer, a known adhesive layer may be interposed between the two layers. Examples of such an adhesive layer include olefinic resins graft-modified with ethylenically unsaturated carboxylic acids such as acrylic acid, maleic acid, and maleic anhydride or their anhydrides. In addition, instead of interposing an adhesive between the two, for example, as disclosed in Japanese Patent Publication No. 11263/1983, at least one of the moisture-resistant resin layer or the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer contains a thermoplastic material. A carbonyl group polymer may be included to improve the adhesion between the two. In the present invention, a latex or an organic solvent solution of the above-mentioned copolymer is applied to a multilayer film or sheet formed by laminating the above-mentioned plastic substrate by coextrusion molding, dry lamination, sandwich lamination, etc. Apply,
It is then dried to form a coating layer to form a laminated plastic sheet. As the aqueous latex of the copolymer, one having a solid content concentration of 20 to 65% and a viscosity of 3 to 500 centipoise is preferably used, while as an organic solvent solution, tetrahydrofuran, ethyl acetate, methyl ethyl ketone, cyclohexane are used. , dimethyl formamide, dimethyl sulfoxide,
Solid content concentration in organic solvent such as dioxane is 5 to 60
% solution is used. The above-mentioned latexes or solutions can be applied to plastic substrates by dip coating, flow coating, spray coating, brush coating, roller coating, electrostatic coating, slush coating, centrifugal coating, or flow coating. Coating methods known per se can be used, such as spread coating methods, electrophoretic coating methods, and combinations thereof.
The coating method may be carried out in one step or in a multi-stage coating method of two or more steps.Furthermore, in order to improve the wetting properties of the plastic container substrate, flame treatment or anchoring agent may be applied before coating, if necessary. Pretreatment such as corona discharge treatment, surfactant coating treatment, chemical etching treatment, etc. may be performed, and conductive treatment or the like may be performed to impart conductivity. Drying of the applied copolymer layer varies depending on the thickness of the coating film, but it is generally dried at a temperature of 40 to 150°C.
Drying for about 2 seconds to 60 minutes is sufficient. In addition, in the present invention, the gas and fragrance blocking effect is sufficiently exhibited by the above-mentioned drying alone; however,
If necessary, aging (heat treatment) at a temperature of 30° C. to 120° C. for 30 seconds to 7 days after drying will further enhance the effect. In the present invention, satisfactory results can be obtained if the vinylidene chloride copolymer is provided at a thickness of generally 0.5 to 50 μm, particularly 1 to 40 μm. The wall thickness of the plastic substrate varies depending on the type of container to be molded, but is generally between 0.05 and 2.5 mm.
In particular, the thickness is preferably in the range of 0.1 to 1.5 mm, and in the case of multiple layers, the ratio of the moisture-resistant resin layer and the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer is 1:10 to 200:1,
In particular, it is desirable to have a thickness ratio of 1:2 to 150:1. The present invention is particularly useful for blocking ultraviolet light in plastic containers that require transparency. The laminated plastic sheet of the present invention can be made into a container such as a cup or a bottle by applying a forming method known per se, such as drawing or stretch forming such as vacuum forming, pressure forming, plug assist forming, etc. can. In this case, by performing pressure molding, plug assist molding, etc. at a temperature at which the constituent resin layer can be stretched, it is possible to impart monoaxial or biaxial molecular orientation to the container wall. When the laminated plastic sheet of the present invention is molded into the form of a container, it is desirable to form the copolymer layer on both surfaces of the wall surface. On the other hand, for the purpose of blocking the release of gas and aroma from the contents or odor components from the plastic layer, the layer structure should have a copolymer layer only on the inner surface. You can also do it. The copolymer layer used in the present invention exhibits the excellent advantage of being resistant to these processes and of not losing its adhesion to the substrate. In the present invention, when forming the copolymer layer,
If desired, compounding agents known per se can be included in the copolymer. For example, reinforcing agents, fillers, plasticizers, heat stabilizers,
One or more of antioxidants, ultraviolet absorbers, thickeners, thinners, antiblocking agents, lubricants, leveling agents, colorants, etc. are added to the copolymer according to known formulations. Can be mixed. Of course, additives such as pigments, antioxidants, antistatic agents, ultraviolet absorbers, and lubricants may be added to at least one of the melt-moldable moisture-resistant thermoplastic resin and the ethylene-vinyl alcohol copolymer, as desired. One or more of these may be added in a total amount of 0.001 to 5.0 parts per 100 parts by weight of the resin. For example, in order to reinforce the container when this laminated plastic sheet is molded into a container, fiber reinforcing materials such as glass fiber, aromatic polyamide fiber, carbon fiber, valve, cotton linter, etc., or carbon black,
One or more types of powder reinforcing materials such as white carbon, or flaky reinforcing materials such as glass flakes and aluminum flakes are added to the thermoplastic resin.
It can be blended in a total amount of 2 to 150 parts by weight per 100 parts by weight, and for the purpose of increasing the amount, heavy to soft calcium carbonate, mica, talc, kaolin, gypsum,
Clay, barium sulfate, alumina powder, silica powder,
5 as a total amount of one or more types of magnesium carbonate etc. per 100 parts by weight of the thermoplastic resin.
There is no problem even if it is blended in an amount of 150 parts by weight according to a recipe known per se. The laminated plastic sheet of the present invention takes advantage of the above-mentioned advantages and can preserve various foods, seasonings, drinks, medicines, cosmetics, agricultural chemicals, etc. for a long period of time. Useful as a raw material for lightweight plastic containers. The invention is illustrated by the following example. Here, in each example described later, the laminated plastic sheet of the present invention is molded into the shape of a container,
The following characteristic values were measured. Oxygen permeability (Qo 2 -D and Qo 2 -W) and wavelength under each humidity condition described in each example
The ultraviolet transmittance (UVT) at 280 mμ was measured according to the method below, and the results were calculated. (i) Oxygen permeability (Qo 2 -D) under low humidity (0%RH/15%RH): The inside of the empty container to be measured is replaced with nitrogen gas in a vacuum, and the mouth of the container is sealed with a rubber stopper. After sealing and covering the contact interface between the mouth and the rubber stopper with epoxy adhesive, the container was stored for a certain period of time in a constant temperature and humidity chamber at a temperature of 27°C and a humidity of 15% RH. The concentration of oxygen that permeated into the interior was determined using a gas chromatograph.
According to the following formula, 0% RH inside the container and 15% outside the container.
Calculate the oxygen gas permeability at RH (hereinafter referred to as low humidity) and temperature of 27℃, and further utilize the fact that thickness and oxygen permeability are inversely proportional to coat polyvinylidene chloride resin. The oxygen gas permeability was converted so that the sum of the thickness (t CA ) and the thickness of the ethylene vinyl alcohol copolymer (t EV ) was 15 μ. Therefore, Qo 2 -D means the value of oxygen gas permeability at t CA +t EV =15 (μ). The results are the average values of N=3 measurement results. Qo 2 = m x ct/100/t x Op x A [cc/m 2・day・atm] where m: Amount of nitrogen gas filled into the container [ml], t: Storage in a hot tank Period [day], ct: Oxygen concentration in the container after t days [Vol%], A: Effective surface area of the container [m 2 ], Op: Oxygen gas partial pressure (=0.209) [atm]. (ii) Oxygen permeability (Qo 2 −W) under high humidity conditions (100% RH/93% RH): Fill the empty container to be measured with 200 c.c. of distilled water in advance, and then vacuum the inside of the container. After replacing the inside with nitrogen gas, sealing the mouth of the container with a rubber stopper, and covering the interface between the mouth and the rubber stopper with epoxy adhesive, the temperature of the container was set at 27°C. And the humidity is reduced to 93% by the saturated aqueous solution of potassium nitrate.
After storing for a certain period of time in a constant temperature and humidity chamber controlled at %RH, the concentration of oxygen that permeated into the container was determined using a gas chromatograph, and calculated using the formula described in the section on oxygen permeability under low humidity in (i). Therefore, we calculated the oxygen gas permeability under conditions of 100% RH inside the container and 93% RH outside the container (hereinafter referred to as high humidity) and a temperature of 27°C, and further calculated the oxygen gas permeability when the thickness and oxygen permeability were reversed. Using the proportional relationship, the coating thickness of polyvinylidene chloride resin (t CA ) and ethylene
The oxygen gas permeability was converted so that the sum with the thickness of the vinyl alcohol copolymer ( tEV ) was 15μ.
Therefore, Qo 2 -W means the value of oxygen gas permeability at t CA +t EV =15 (μ). The results are the average values of N=3 measurements. (iii) Ultraviolet transmittance (UVT): The body or bottom of the obtained container was cut into a predetermined size, and a recording spectrophotometer manufactured by Hitachi, Ltd. was used. As in the case of Figure 4, the wavelength is 201 to
Measurement was carried out over 700 mμ, and the wavelength was 280 mμ.
(arrow in Figure 4)
It was expressed as Example 1 A saponified ethylene-vinyl acetate copolymer (ethylene-vinyl alcohol copolymer) with an ethylene content of 59 mol% and a degree of saponification of 96% was made into a saponified product with a diameter of 40 mol%.
The ethylene-vinyl alcohol to a thickness of 1.1 mm was produced by a known melt extrusion method using an extruder equipped with a metering screw with an effective length of 800 mm and a single-layer flat die (lip width: 300 mm). A sheet of copolymer monolayer was obtained. Next, 89% by weight of vinylidene chloride, 4% by weight of acrylonitrile, and 5% by weight of methyl methacrylate were applied to the inner and outer surfaces of the single-layer sheet obtained.
A polyvinylidene chloride resin latex (dispersion medium: water, solid content: 52% by weight) having a composition ratio of 2% by weight and methyl acrylate is applied to the outer surface of the sheet by a known flow coating method. After drying in an air circulation oven at 80°C for 2 minutes, it was applied to the inner surface of the sheet by a known slush coating method, and then dried in the oven for 80°C.
Further drying was performed at ℃ for 3 minutes. Then, a laminated sheet having a layer structure as shown in FIG. 1-B (the base material was the above-mentioned ethylene/vinyl alcohol copolymer, and the inner and outer surfaces were the above-mentioned polyvinylidene chloride resin) was obtained. The average film thickness (coat thickness) of the polyvinylidene chloride resin applied to the outer surface of the obtained laminated sheet was 10.7μ, and the coat thickness on the inner surface of the sheet was 7.4μ (total thickness: 18.1μ). ). Next, the laminated plastic sheet was formed into a cylindrical cup having a diameter (inner diameter) of 4 cm, a height of 11 cm, and an average wall thickness of 0.4 mm by a known plug-assisted vacuum-pressure forming method. The coated laminated cup obtained in this way,
And for comparison, the oxygen permeability (Qo 2 - D and Qo 2 - W) and the wavelength is
Various measurements of ultraviolet transmittance (UVT) at 280 mμ were performed. The results are shown in Table 1. Furthermore, after filling the above two types of cups (single cup and coated cup) with 135 c.c. of tap water and sealing the mouth with laminated film containing aluminum foil,
It was left in a constant temperature bath adjusted to ℃ and 10% RH for 21 days. After 21 days, reduce the amount of tap water in each cup.
It was weighed using a top plate capable of weighing up to 500 mg, and the moisture loss (=1 - moisture content after standing/moisture content immediately after filling) was determined. The water loss was 0.84 for the ethylene-vinyl alcohol copolymer cup, whereas it was 0.84 for the ethylene-vinyl alcohol copolymer cup coated with polyvinylidene chloride resin of the above thickness on the inner and outer surfaces. It was impossible to measure weight loss within the range that the balance could detect.

【表】 さらに上記2種類の積層カツプについて、市販
の18罐入りのブドウ濃縮液を満注量充填し、口
部をアルミ箔入りの積層フイルムで密封したの
ち、30℃、80%RHに調整された恒温槽(以下暗
所と記す)、及び30℃、80%RHに調整され且つ
1000Luxの光源を有する恒温槽(以下明所と記
す)の中に前記2種類の充填カツプをそれぞれ静
置し、3ケ月間保存した。その後各カツプに充填
されたブドウ濃縮液を取出し、分光光度計を用い
て波長が520mμにおける各ブドウ濃縮液の吸光度
を測定し、吸光度の変化率(=保存後の吸光度/
充填直後の吸光度)を計算した。 結果を表2に示す。値はいずれもn=3の平均
値である。
[Table] Furthermore, the above two types of laminated cups were filled with 18 cans of commercially available grape concentrate, and after sealing the mouth with a laminated film containing aluminum foil, the temperature was adjusted to 30℃ and 80% RH. in a constant temperature bath (hereinafter referred to as dark place), and adjusted to 30℃ and 80%RH.
The two types of filled cups were placed in a constant temperature bath (hereinafter referred to as a light place) equipped with a 1000 Lux light source and stored for 3 months. After that, the grape concentrate filled in each cup was taken out, and the absorbance of each grape concentrate at a wavelength of 520 mμ was measured using a spectrophotometer, and the rate of change in absorbance (=absorbance after storage/
The absorbance immediately after filling was calculated. The results are shown in Table 2. All values are average values of n=3.

【表】 実施例 2 直径が65mm、有効長さが1430mmのメターリング
型スクリユーを内蔵した上層用押出機、直径が40
mm、有効長さが800mmのメターリング型スクリユ
ーを備えた下層用押出機、直径が32mm、有効長さ
が704mmのメターリング型スクリユーを内蔵した
前記接着層用押出機、およびリツプ巾が520mmの
3層用フラツトダイを用いて公知の共押出法によ
つて下記の各層からなる三層構成の積層シートを
得た(前記シートの全厚;0.8mm、構成比;上
層:接着層:下層=1:0.1:1) 上 層:メルトインデツクスが1.4g/10mm、密
度が0.91g/c.c.のアイソタクテイツクポ
リプロピレン 接着層:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(三
菱油化社製、P―40B) 下 層:エチレン含有量が25モル%ケン化度が
99.6%のエチレン―ビニルアルコール共
重合体 つぎに得られた積層シートの下層(エチレン―
ビニルアルコール共重合体層)の表面に、塩化ビ
ニリデンが90重量%、アクリロニトリルが10重量
%の組成比を有するポリ塩化ビニリデン系樹脂ラ
テツクス(分散媒:水、固形分濃度:30重量%)
を公知の浸漬塗布法によつて塗布し、空気循環式
オーブンを使用して、60℃で30分間乾燥した。さ
らにその後空気恒温槽によつて40℃で2日間エー
ジング(熱処理)をおこなつた。そして第1―C
図に示されるような層構成(片方の表面は前記ア
イソタクテイツクポリプロピレンで、その反対側
の表面は前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂)からな
る塗布積層シートを得た。得られたシートの下層
表面に塗布された前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂
の平均膜厚(コート厚)は4.4μであつた。 そして、前記の塗布積層シートを公知の固相圧
空成形法によつて四角型の積層カツプ(内容積:
540ml)を得た。この場合、上層(アイソタクテ
イツクポリプロピレン層)がカツプの外層に、カ
ツプの内表面には前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂
層が配位されるようにカツプ成形をおこなつた。 得られた前記塗布積層カツプおよび比較のため
に前記ポリ塩化ビニリデン系樹脂が塗布されてい
ない前記積層カツプ基質について、本文に記載の
方法に従つて、各湿度条件下における酸素透過度
(Qo2―DおよびQo2―W)および波長が280mμに
おける紫外線透過率(UVT)の各測定をおこな
つた。結果を第3に示す。
[Table] Example 2 Upper layer extruder with a built-in metering type screw with a diameter of 65 mm and an effective length of 1430 mm, a diameter of 40 mm
A lower layer extruder equipped with a metering screw with a diameter of 32 mm and an effective length of 704 mm, an extruder for the adhesive layer with a built-in metering screw with a diameter of 32 mm and an effective length of 704 mm, and three layers with a lip width of 520 mm. A laminate sheet with a three-layer structure consisting of the following layers was obtained by a known co-extrusion method using a flat die (total thickness of the sheet: 0.8 mm, composition ratio: upper layer: adhesive layer: lower layer = 1:0.1) :1) Upper layer: Isotactic polypropylene with melt index of 1.4 g/10 mm and density of 0.91 g/cc Adhesive layer: Maleic anhydride modified polypropylene (manufactured by Mitsubishi Yuka Co., Ltd., P-40B) Lower layer: Contains ethylene The amount is 25 mol% and the degree of saponification is
99.6% ethylene-vinyl alcohol copolymer Next, the lower layer of the obtained laminated sheet (ethylene-vinyl alcohol copolymer)
Polyvinylidene chloride resin latex (dispersion medium: water, solid content concentration: 30% by weight) having a composition ratio of 90% by weight vinylidene chloride and 10% by weight acrylonitrile on the surface of the vinyl alcohol copolymer layer)
was applied by a known dip coating method and dried at 60° C. for 30 minutes using a circulating air oven. Furthermore, aging (heat treatment) was performed for 2 days at 40°C in an air constant temperature bath. And 1st-C
A coated laminated sheet was obtained having a layer structure as shown in the figure (one surface was the above-mentioned isotactic polypropylene, and the opposite surface was the above-mentioned polyvinylidene chloride resin). The average film thickness (coat thickness) of the polyvinylidene chloride resin coated on the surface of the lower layer of the obtained sheet was 4.4 μm. The coated laminated sheet was then molded into a rectangular laminated cup (inner volume:
540ml) was obtained. In this case, the cup was molded so that the upper layer (isotactic polypropylene layer) was the outer layer of the cup, and the polyvinylidene chloride resin layer was arranged on the inner surface of the cup. The oxygen permeability (Qo 2 - D and Qo 2 -W) and ultraviolet transmittance (UVT) at a wavelength of 280 mμ were measured. The results are shown in the third section.

【表】 さらに上述した2種類の積層カツプについて、
市販の白味噌を満注量充填し、口部をアルミ箔入
りの積層フイルムで密封したのち、30℃、80%
RHに調整された恒温槽(以下暗所と記す)、及
び30℃、80%RHに調整され且つ1000Luxの光源
を有する恒温槽(以下明所と記す)の中に前記2
種類の充填カツプをそれぞれ静置し、4ケ月間保
存した。その後各カツプに充填された白味噌を取
出し、色差計を用いて各白味噌の明度を測定し、
明度の変化率(=保存後の明度/充填直後の明
度)を計算した。 結果を表4に示す。値はいずれもn=3の平均
値である。
[Table] Furthermore, regarding the two types of laminated cups mentioned above,
After filling the full amount of commercially available white miso and sealing the mouth with a laminated film containing aluminum foil, it was heated to 30℃ and 80%
The two above were placed in a constant temperature bath adjusted to RH (hereinafter referred to as dark place) and a constant temperature bath adjusted to 30°C, 80% RH and equipped with a 1000 Lux light source (hereinafter referred to as bright place).
Each type of filled cup was left standing and stored for 4 months. After that, we took out the white miso filled in each cup and measured the brightness of each white miso using a color difference meter.
The rate of change in brightness (=brightness after storage/brightness immediately after filling) was calculated. The results are shown in Table 4. All values are average values of n=3.

【表】【table】 【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第1―A図、第1―B図、第1―C図及び第1
―D図は、本発明のプラスチツクシートの層構成
の数例を示す拡大断面図、第2図は、エチレンビ
ニルアルコール共重合体を主体とする樹脂層と塩
化ビニリデン系樹脂層との合計厚み(tCA+tEV
当たりの塩化ビニリデン系樹脂層の厚み(tCA
比と、酸素透過度(測定温度27℃、関係湿度:容
器内0%RH、容器外15%RH、tCA+tEVは15μに
換算して示す)との関係を示す線図で、曲線Aは
実測値、曲線Bは調和平均理論値、第3図は、
tCA/(tCA+tEV)と高湿条件下での酸素透過度
(測定温度27℃、関係湿度;容器内100%RH、容
器外93%RH、tCA+tEVは15μに換算して示す)と
の関係を示す線図で、曲線A′は実測値、曲線
B′は調和平均理論値、第4図は、プラスチツク
容器における波長と透過率との関係を示す線図
で、曲線Aはポリオレフイン/エチレンビニルア
ルコール共重合体から成る容器壁の透過率、曲線
BはAの容器壁に塩化ビニリデン/アクリル(メ
タクリル)共重合体の被覆を設けたものの透過
率、曲線C及びDは、Bの容器壁を紫外線曝露に
賦したものの透過率を夫々示す。 引照数字1,1′はエチレン・ビニルアルコー
ル共重合体樹脂表面、2はプラスチツク容器基
質、3,3′は塩化ビニリデン・アクリル(メタ
クリル)共重合体の被覆層、4はエチレン・ビニ
ルアルコール共重合体、5は耐湿性熱可塑性樹脂
を示す。
Figure 1-A, Figure 1-B, Figure 1-C, and Figure 1
-D is an enlarged sectional view showing several examples of the layer structure of the plastic sheet of the present invention, and FIG. t CA + t EV )
Thickness of vinylidene chloride resin layer (t CA )
Curve A is a diagram showing the relationship between the ratio and oxygen permeability (measured temperature 27℃, relative humidity: 0% RH inside the container, 15% RH outside the container, t CA + t EV is converted to 15μ). is the measured value, curve B is the harmonic mean theoretical value, and Figure 3 is:
t CA / (t CA + t EV ) and oxygen permeability under high humidity conditions (measurement temperature 27°C, relative humidity: 100% RH inside the container, 93% RH outside the container, t CA + t EV is converted to 15μ) ), where curve A' is the actual measured value, curve
B' is the harmonic mean theoretical value. Figure 4 is a diagram showing the relationship between wavelength and transmittance in plastic containers. Curve A is the transmittance of the container wall made of polyolefin/ethylene vinyl alcohol copolymer, and curve B Curves C and D show the transmittance of container wall A with a coating of vinylidene chloride/acrylic (methacrylic) copolymer, and curves C and D, respectively, with container wall B exposed to ultraviolet light. Reference numbers 1 and 1' are the ethylene-vinyl alcohol copolymer resin surface, 2 is the plastic container substrate, 3 and 3' are the vinylidene chloride-acrylic (methacrylic) copolymer coating layer, and 4 is the ethylene-vinyl alcohol copolymer resin surface. 5 indicates a moisture-resistant thermoplastic resin.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 少なくとも一方の表面がエチレン―ビニルア
ルコール共重合体を主体とする樹脂から成るプラ
スチツク基質に、該エチレン―ビニルアルコール
共重合体を主体とする樹脂表面と隣接する位置関
係で99乃至70重量%の塩化ビニリデン、1乃至30
重量%のアクリル系乃至はメタクリル系単量体の
少なくとも1種及び前記単量体の合計量100重量
部に対して0乃至100重量部のそれ以外のエチレ
ン系不飽和単量体の少なくとも1種類から実質的
に構成され且つ20℃、100%RHにおける酸素透
過係数が9×10-14c.c.・cm/cm2・sec・cmHg以下
及び水蒸気透過係数(JISZ―0208)が3×10-3
g・cm/cm2.day以下である共重合体を主体とす
る被覆を設けたことを特徴とする積層プラスチツ
クシート。 2 前記プラスチツク基質はエチレン―ビニルア
ルコール共重合体を主体とする樹脂単層からな
り、前記被覆層は該基質の両面に設けられている
特許請求の範囲第1項記載のプラスチツクシー
ト。 3 前記プラスチツク基質は溶融成形可能な耐湿
性熱可塑性樹脂と、エチレン―ビニルアルコール
共重合体を主体とする樹脂との積層体から成る特
許請求の範囲第1項記載のプラスチツクシート。 4 前記エチレン―ビニルアルコール共重合体が
エチレン含有量が20乃至80モル%で、ケン化度が
90%以上のエチレン―ビニルアルコール共重合体
である特許請求の範囲第1項のプラスチツクシー
ト。
[Scope of Claims] 1. A plastic substrate on which at least one surface is made of a resin mainly composed of an ethylene-vinyl alcohol copolymer, in a positional relationship adjacent to the resin surface mainly composed of the ethylene-vinyl alcohol copolymer. 99-70% by weight vinylidene chloride, 1-30
% by weight of at least one acrylic or methacrylic monomer and at least one other ethylenically unsaturated monomer in an amount of 0 to 100 parts by weight based on 100 parts by weight of the total amount of the monomers. The oxygen permeability coefficient at 20℃ and 100%RH is 9×10 -14 cc・cm/cm 2・sec・cmHg or less and the water vapor permeability coefficient (JISZ-0208) is 3×10 -3
g・cm/ cm2 . 1. A laminated plastic sheet characterized by being provided with a coating mainly composed of a copolymer having a surface resistance of less than 100 days. 2. The plastic sheet according to claim 1, wherein the plastic substrate is made of a single layer of resin mainly composed of ethylene-vinyl alcohol copolymer, and the coating layer is provided on both sides of the substrate. 3. The plastic sheet according to claim 1, wherein the plastic substrate is a laminate of a moisture-resistant thermoplastic resin that can be melt-molded and a resin mainly composed of an ethylene-vinyl alcohol copolymer. 4 The ethylene-vinyl alcohol copolymer has an ethylene content of 20 to 80 mol% and a saponification degree of
The plastic sheet according to claim 1, which is 90% or more of ethylene-vinyl alcohol copolymer.
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