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JPH01315745A - 自動現像機における乾燥風制御方法 - Google Patents

自動現像機における乾燥風制御方法

Info

Publication number
JPH01315745A
JPH01315745A JP14025588A JP14025588A JPH01315745A JP H01315745 A JPH01315745 A JP H01315745A JP 14025588 A JP14025588 A JP 14025588A JP 14025588 A JP14025588 A JP 14025588A JP H01315745 A JPH01315745 A JP H01315745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidity
drying
temperature
drying air
photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14025588A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Arai
健夫 荒井
Hiromitsu Kosugi
浩充 小杉
Toshiharu Nagashima
永島 利晴
Shinichi Otani
大谷 新一
Akio Kashino
樫野 昭雄
Masakazu Ando
政和 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP14025588A priority Critical patent/JPH01315745A/ja
Publication of JPH01315745A publication Critical patent/JPH01315745A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、写真感光材料を現像処理する自動現像機に適
用される乾燥風制御方法に関する。更に詳しくは、カラ
ー印刷に用いる3版ないし4版で構成されるカラー原版
用写真感光材料の現像処理を行うのに最適な乾燥風制御
方法に関する。
「従来の技術」 現行のハロゲン化銀写真感光材料は、湿度か低いときは
「ちぢむ」、高いときは「のびる」特性を持っている。
またこれとは別に、処理前後の写真感光材料寸法か変化
する特性をもっている。これは写真感光材料露光時の写
真感光材料及び写真感光材料上の画像寸法(原版寸法に
等しい)と、現像処理後の写真感光材料及び写真感光材
料上の画像寸法が異なる現象であり、露光時の温・湿度
条件及び処理待の乾燥部・湿度条件の影響をうける。後
者は、原稿と複製写真感光材料の寸法か異なる結果とな
り、以下のような問題かある。
特にカラー印刷用の写真感光材料原版は、シアン、マゼ
ンタ、イエローの3原版ないしスミ版を加えた4原版て
構成されているため、−組の原版として寸法安定性が要
求される。現在市販されているカラー印刷用の原版を作
成する写真感光材料は、温度ないし湿度に関して前記し
た特性を持っているために、露光時の温・湿度及び現像
処理時の乾燥条件(温度及び湿度)、乾燥条件(温度・
湿度)の変動によって引き起こされる処理前後寸法変化
が問題になる場合が多い。
例えばシアン版として露光現像した写真感光材料を原稿
として、マゼンタ版の絵柄の位置合せを行い、露光現像
すると、できたマゼンタ版と元のシアン版との間に寸法
のずれが生じる、といった問題が起こるのである。
従来の自動現像機においても、外部環境湿度に対応させ
て乾燥風のリサイクル率(乾燥部内を循環させる乾燥空
気として外部空気の取り入れ量の比率)を変化させる。
乾燥部の出口から入口に向って温度勾配をつける、乾燥
に用いる空気な除湿する、等の方法による乾燥風の制御
は公知であるが、このような制御は乾燥の効率化、省エ
ネルギー、乾燥ムラの発生防止等を目的としだものて、
寸法安定性に関する考慮は全くなされていなかった。
[発明が解決しようとする課題] 前記した従来の乾燥風制御方法は、寸法安定性の向上対
策として成されたものではなく1次のような問題かある
。即ち、 A、外界環境湿度に合わせて乾燥風のリサイクル率を変
化させる方法は、外界環境湿度に拘らず乾燥部内部の湿
度を均一にすることが困難であり、処理前後の寸法安定
性を制御することかできない。
B、温度勾配を設ける方法は、乾燥の効率化には有効で
あるが、温度及び湿度の変動が大きく、寸法安定性に関
しては悪い結果となる。
C9更に、従来の方法では、写真感光材料からの水分蒸
発による乾燥湿度条件の変化のために連続処理すると、
1枚目と最後の写真感光材料とて寸法安定度が変化して
しまう難点がある。
[発明の目的] 本発明は、上記に鑑みて創作されたものであり、外部環
境湿度(写真感光材料露光時の環境湿度)と、処理しよ
うとする写真感光材料の寸法変化特性との関係から最適
な乾燥条件を設定し、処理前後の写真感光材料の寸法変
動を安定化し得る乾燥風制御方法を明らかにすることを
主目的とするものであり、本発明の他の目的ないし利益
は、以下の記述から明白となるものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の上記目的を達成する自動現像機における乾燥風
制御方法は、支持体の片面又は両面に少なくとも1層の
感光性ハロゲン化双乳剤居を宥する写真感光材料を現像
、乾燥する自動現像機における乾燥風制御方法において
、前記支持体とその支持体上に塗設された全ての層を含
む厚みが50〜300ル1である写真感光材料に対する
露光、現像処理後の乾煙が、 (1,)外気温度及び湿
度を検出し、その検出情報に従ワて温度を自動制御され
た乾燥風によって行われること、(2,)外気温度及び
湿度を検出し、その検出情報に従って湿度を自動制御さ
れた乾燥風によって行われること、又は(3,)外気温
度及び湿度を検出し、その検出情報に従って湿度及び温
度を自動制御された乾燥風によって行われること、を特
徴とする。
本発明の好ましい実施態様は、検出する外気温度及び湿
度が、写真感光材ネ4の露光時の温度及び湿度であるこ
と、である。
本発明において検出する外気温・湿度の情報は、自動現
像機の乾燥条件の設定のための情報および乾燥風の制御
するための情報として用いられる。ここて露光される場
所が自動現像機の設置されている部屋と異なる場合、露
光時の温・湿度に基いて好ましい乾燥条件が決定される
が、自動現像機の乾燥風を制御するために必要に応じて
自動現像機周辺の外気温・湿度も検出する。更に、露光
される場所か空調されており、常に一定の温度および/
または湿度である場合、その一定にされた温度および/
または湿度はデータとして自動現像機にインプットされ
るならば特に検出されなくともよい。また、別室におけ
る温度および/または湿度の情報は自動現像機と接続し
たセンサーで検出されてもよいが、人間が露光時の温・
湿度条件を入力してやる形式であっても構わない。
[発明の作用及び具体的構成コ 本発明に係る写真感光材料は支持体に対し、少なくとも
一方の面に感光性ハロゲン化銀乳剤層を塗設してなる。
さて本発明によって解決しようとしている問題は既に述
べたように、写真感光材料の寸法か露光した時点と、現
像処理を行った時点とて異なっていることである。本発
明者らは鋭意研究を重ねた結果、これは、現像工程後の
乾燥部において、露光時の温・湿度条件に応じた最適の
温・湿度条件て処理することで解決できることか判った
本発明者らは更に研究を進めた結果、本方法か適用され
るためには写真感光材料の全厚さには制限があることか
判った。即ち、薄すぎる写真感光材料においては、外気
の細かな温・湿度の影響を受けて寸法が激しく変動し、
乾燥部を通過中における乾燥風の温・湿度の・わずかな
ハンチングの影τを受けて寸法が変動してしまい、事実
上1寸法の制御が困難であることが判明した。更に薄す
ぎる写真感光材料においては、写真感光材料の寸法変動
が乾燥風の温・湿度に対して敏感すぎて、例えば大金サ
イズといわれる810層腸X 508mmの大きざの写
真感光材料を処理した場合、本発明の乾燥装置を通過し
たときであっても先頭部と後尾部で寸法が異なっており
歪んだものになってしまうという事態も発生した。また
逆に厚すぎる場合、温・湿度による寸法の変動は遅すぎ
、通常の乾燥終了時にまだ寸法が最適のところに至って
いないという情況が起きた。I4に低湿条件で乾燥させ
る場合について本発明の効果が得られず、本発明の効果
を得るためには、充分乾燥した処理済写真材料を寸法の
ために更に長時間の乾燥をかけなければならないという
事態が起きた。このように、通常の乾燥処理以上に余分
の乾燥工程を必要とすることは本発明の効用である作業
性向上という趣旨に反する。
このように、本発明者らは1本発明の態様が処理すべき
写真感光材料の厚みと相互作用を持ち。
50g11〜300 p−mという適度の厚みをもった
写真感光材料を本発明に係る乾燥風で処理することによ
って初めて処理後における寸法変化を制御するという目
的を達することを見出したものである。
ここでいう厚みとは、支持体とその支持体上に塗設され
た全ての層を含む厚みであり、更にここでいう厚みは現
像処理を行う前のいわゆる生写真感光材料といわれる状
態において定義されるものである。厳密にいえば、現像
処理前後における厚みは必ずしも一致しないが、この厚
みの変動は、本発明の態様における厚みに対しては充分
に小さく、本発明は生写真感光材料の厚みによって定義
してよいことも本発明者らの研究の過程で明らかになっ
た。
ここて支持体として好ましい厚みは、使い易さ、搬送性
の面からしても、下引層を含まない厚さて25pm〜2
80 g曽であり、更に好ましくは40鉢11〜250
 g rsである。
本発明に係る支持体としては、トリアセテートセルロー
スの如きセルロースニスデルフィルム、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムの如きポリエステルフィルム又は
α−オレフィン系ポリマーを被覆した紙等が好ましい、
またトリアセテートセルロースフィルムの上に薄いポリ
エチレンテレフタレートフィルムを接着層によって剥離
可能な状態で被覆したフィルム等も用いることができる
更に、ここにいうポリエステルについて詳しく述べれば
、芳香族2塩基酸とクライコールを主要な構成成分とす
るポリエステルてあって代表的な2塩基酸としてはテレ
フタル酸、イソフタル酸、p−β−オキシエトキシ安息
香醜、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アセラ
イン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ジフェニ
レンジカルボン酸、2.5−ナフタレンジカルボン酸等
があり、クライコールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブタンジオール。
ネオベンチレンゲリコール、1.4−シクロヘキサンジ
オール、1.4−シクロヘキサンジメタツール。
1.4−ビスオキシエトキシベンゼン、ビスフェノール
A、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等
がある。これらのポリエステルフィルムは例えば特開昭
52−54428号に記載されているような公知の2軸
延伸法を用いて製造することかできる。
上記したようないずれの支持体もハロゲン化銀写真感光
材料の構#、要素として使用するにあたり、ゼラチンの
ような親水性コロイド層との間に強い接着力をもたせる
ために様々な処理を施すことができる。
例えば表面を薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、
火焔処理、紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、
活性プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸
化処理等の表面活性化処理したり、酸成分、水酸基成分
、エポキシ基成分、N−アルカノール基成分、ジオレフ
ィン単量体成分、ポリマーラテックス成分等の中から選
ばれる単一または複数の成分を含有する下引層を塗設す
る方法等である。またこれとは独立に帯電性を防止する
ための公知の手段を用いることもさしつかえない。例え
ばフッ素系界面活性剤、各種導電性ポリマー、無機酸化
物、有機帯電防止剤等を下引層中に含有せしめる方法等
である。
これらの処理はいずれも支持体の片面のみに対して行わ
れても1両面に対して行われてもよいし、勿論、支持体
に対しである面について施す処理か他の一方の面封して
施す処理と異なっていてもかまわない。更に1種類を異
にする処理を2以上併用してもかまわない。
本発明の写真感光材料は少なくとも1層の感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含む写真構成層を有する。該写真構成層
は親木性コロイド層てあり、該層に用いられる親水性コ
ロイドとしてはゼラチンか好ましい。
本発明に用いるゼラチンは石灰処理されたちのでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい。ゼラチ
ンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、ザ・マクロモ
レキュラー・ケミストリー・オブ・ゼラチン、(アカデ
ミツク・プレス、1964年発行)に記載がある。本発
明に用いることができるゼラチン以外の親水性コロイド
とルては、例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分
子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋
白質:ヒトロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、セルロース硫酸エステル類等の如きセルロ
ース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体等の糖誘導
体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分
アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一ある
いは共重合体の如き多種の合成親木性高分子物質がある
本発明の写真感光材料を構成する写真構成層の親水性コ
ロイド量は、感光性乳剤層を含む側の写真構成層の合計
として 1.0〜10.0g/m’が好ましく、より好
ましくは1.5〜5.0g/rn’であり、バッキング
層を設けた場合、その層の親水性コロイド量は0.5〜
7.0g/rrfが好ましく、より好ましくは1.0〜
S、Og/rn’である。
本発明の写真感光材料を構成する写真構成層は、本発明
の目的をより効果的に達成する上でポリマーラテックス
を含有することが好ましい。
本発明の写真感光材料に含有せしめられるポリマーラテ
ックスとしては例えば米国特許2,772,166号、
同3,325,286号、同3,411,911号、同
3,3II、912号、同:1、525,620号、リ
サーチ・ディスクローシャー (Research D
isclosure)誌No、195 19551  
(1980年7月)等に記載されている如き、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン等のビニ
ル重合体の水和物がある。
本発明に好ましく用いられるポリマーラテックスとして
はメチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメ
タアルキルアクリレートの単独重合体、スチレンの単独
重合体、又はメタアルキルアクリレートやスチレンとア
クリル酸、N−メチロールアクリルアミド、グリシドー
ルメタクリレート等との共重合体、メチルアクリレート
、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアルキ
ルアクリレートの単独重合体もしくはアルキルアクリレ
ートとアクリル酸、N−メチロールアクリルアミド等と
の共重合体(好ましくはアクリル酸等の共重合成分は3
0重量%まで)、ブタジェンの単独重合体もしくはブタ
ジェンとスチレン、ブトキシメチルアクリルアミド、ア
クリル酸の1つ以上との共重合体、塩化ビニリデン−メ
チルアクリレート−アクリル酸3元共重合体等が挙げら
れる。
次に本発明に好ましく用いられるポリマーラテックスの
具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
[ラテックス1体例] Cθ C11,。
COOC,It、   C=0 酔 C11。
酵 R !、−9 CI1、       C11゜ ■ rl+、。
OCI1、     Oll C11゜ l 0CII3Nl’l  CII’yOIICII+  
    CHs      C113H3 C11゜ ■ (x/y/z=93/3/4) し−18 C11゜ e cQ         L、uυしlla      
 I;IJυ11(w/X/y/z=63/32/3/
2)本発明で用いるポリマーラテックスの平均粒径の好
ましい範囲はo、oos〜lpm特に0.02〜0.1
ルlである。
本発明に用いられるポリマーラテックスは支持体に対し
片面のみに含有されてもよいし、また両面に含有されて
いてもよい、支持体に対し両面に含有せしめられる場合
、各々の面に含有せしめられるポリマーラテックスのS
類及び/又は量は同じであっても、また異なっていても
よい。
更に、ポリマーラテックスの添加される層はどこてあっ
てもよく、例えば支持体に対し感光性ハロゲン化銀乳剤
層を含む側に含有される場合、ポリマーラテックスは感
光性ハロゲン化銀乳剤層に含有せしめられてもよく、ま
た通常保護層といわれる最上層の非感光性コロイド層中
に含有せしめられてもよい。無為それ以外の層例えば下
引層や、感光性ハロゲン化銀乳剤層と最上層の間に中間
層が存在する場合はその中間層であってもよい。さらに
ポリマーラテックスは複数の層よりなる面において、ど
の単一の層中に含有させられてもよく、任意のMlみ合
わせよりなるM数の層(2層とは限らない)に含有され
ていてもよい。
本発明においてポリマーラテックスの含有量は、感光性
乳剤層を含む側の写真構成層の合計として0.1〜10
.0g/rn’か好ましく、より好ましくは0.2〜5
.0g/m”てあり、バッキング層を設けた場合、その
層のポリマーラテックス量は0.1〜1000g/m’
が好ましく、より好ましくは0.2〜5.0g/m’で
ある。
本発明において、前記ゼラチン等の親水性コロイドとポ
リマーラテックスの比率は、親木性コロイド17IIf
f1部に対してポリマーラテックス0.01〜lO重量
部か好ましく、より好ましくは0.02〜4.0重量部
である。
以下、本発明に好ましく用いられる自動現像機の詳細を
説明する。
第1図は、本発明の方法が適用される自動現像機の一例
を示す概略図てあり、処理しようとする写真感光材料F
は1例えばマガジン等lに収納された状態で、装置枠体
2の側面等に用意されている挿入部3にセットされる。
マガジン1をセットした後、スタートボタンをONにす
ると、写真感光材料検出手段により、処理しようとする
写真感光材料の存在か確認され、写真感光材料引き出し
ローラの回転により写真感光材料端が取り込みローラ4
に係合され、以下順次搬送ローラ5群の回転に従って現
像槽6、定着槽7、水洗槽8に案内されて処理される。
水洗か完了した写真感光材料は、スクイズ部に案内され
て水切りされた後、乾燥部lOに案内されて乾燥され、
矢符て示す如く写真感光材料排出口を通じて装置外に排
出される。
IIは乾燥ファン、12はヒータ、13は乾燥ラック、
14は乾燥ダクト、15は排気ファンである。
16は乾燥風の湿度センサー、17は同じく温度センサ
ーであり1両センサーは自動現像機内の乾燥ファン11
の出口付近に設けるのか好ましいが、乾燥風の他の循環
経路内に設けてもよい。
■8は加湿装置てあり、乾燥ファン11の出口に設ける
が、乾燥風の他の循環経路又は外部空気取入口付近に設
けるようにしてもよい。
18は除湿装置であり、一対の管により乾爆ダク)14
に連結されており、乾燥風の除湿を行う。
20は制御部であり、外気用湿度センサー21及び外気
用温度センサー22を持って、いる。
本実施例では外気用温度・湿度センサーは自動現像機に
設けたが、露光機と自動現像機の温・湿度が異なった環
境、例えば別室に各装置が設置されている場合には、外
気用温度・湿度センサーは露光機付近にも設ける。
この場合、乾燥風の温度・湿度条件は、露光機付近の温
度・湿度センサーによる情報に基いて決定される。自動
現像機にとりつけた外気用温度・湿度センサーは乾燥風
の温度・湿度を制御するにあたっての乾燥風として取り
込まれる空気の温度・湿度の情報を得るために使われる
が、この場合、自動現像機の乾燥風制御が、自動現像機
周辺の外気温・湿度を検出せずに可能な場合に限り。
自動現像機にとりつける温度・湿度センサーはなくても
よい。
[実施例] 以下、上記の装置を用いて行う1本発明の乾燥風制御方
法を実験データと共に説明する。
尚、表1〜表8に示す実験データは、下記の試料及び処
理剤を用い、第1図に示す自動現像機によって処理して
得られたものである。
実施例 l 硝酸銀溶液と塩化ナトリウム及び臭化カリウム水溶液を
、ゼラチン溶液に同時添加してへロゲン化銀乳剤を調整
した。この乳剤を通常の方法で硫黄増感した後、ラテッ
クスL−6を0.1g/rn’含有するような下引きを
施した厚さ 100IL朧のPETベース(ポリエチレ
ンテレフタレート写真感光材料)上にゼラチンi2g/
m″となりラテックス(L−6)をIg/m”となるよ
うに塗布する。またこのとき、乳剤保護層をベースに対
し乳剤層の外側にゼラチンfi l godとなるよう
に同時塗布した。この試料を乾燥して試料を調製した。
このとき塗布8量は3.5g/m”であり、全膜厚は1
10pmであった。
この試料を30c+aX 60co+の大きさに切り 
P−627FM明室プリンター(大日本スクリーン社製
)を用いて間隔的56cmで2本の細線を画像露光し現
像処理したものを1g稿とした。
この原稿、未露光試料(原稿と同じ大きさ)。
プリンター及び自動現像機を25℃にて各湿度条件で充
分に調湿した後、原稿に未露光試料を密着露光し、自動
現像機で現像処理した。現像処理された試料を元の原稿
に重ね、m線の間隔が元の原稿に対しどの程度変化した
かを目盛付ルーペで測定した。
尚、各外気条件における処理前後の寸法安定性からみた
最適の乾燥条件は各写真感光材料ごとに独立に決定され
るべきものてあり、本実施例に示す乾燥条件に限定され
るものではない。
測定はn=6て行い、その平均値をとった。測定誤差は
平均値±10gmである。
自動現像機の処理条件及び処理剤の組成は次の通りであ
る。
処理条件 現   像    20秒    38℃定   着 
   20秒    38℃水   洗    14.
5秒 乾   煙     23秒 現像液組成 [M1成A] 純水(イオン交換水)         150mJl
エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウムJ1!2g ジエチレングリコール         50g亜硫酸
カリウム(55%w/v水溶液)   100mJL炭
酸カリウム             50gハイドロ
キノン            15g!−フェニルー
5−メルカプト テトラゾール           :10mg水酸化
カリウム        使用後のpHを1O09にす
る量 臭化カリウム              4.5g[
組成り] 純水(イオン交換水)          3ggジエ
チレングリコール         50gエチレンジ
アミン四酢酸二 ナトリウム塩            25g酢#(9
0%水溶液)          0.3+JLl−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾール00mg 2−メルカプト−ベンゾイミダゾール −5−スルホン酸ナトリウム      50ff1g
現像液の使用時に水500mu中に上記組成A、組成り
の順に溶かし、11に仕上げて用いた。
LiL亙亙J [組成A] チオ硫酸アンモニウム (72,5%w/v水溶液)         2:1
OtJl亜硫酸ナトリウム           9.
5g酢酸ナトリウム・3水jfi        15
.9g硼酸                 6.7
gクエン酸ナトリウム・2水塩      2g酢酸(
90%w/w水溶液)8.1■見[組成り] 純水(イオン交換水)          17m文硫
#(50%W/豐水溶液)         5.8g
硫酸アルミニウム(A文20.換算含量が8.1%w/
wの水溶液)         26.5g定着液の使
用時に水50OmIL中に上記組成A、組成りの順に溶
かし、1Mに仕上げて用いた。
この定着液の911は4.3であった。
制御方法の第1の態様は、外気湿度即ち環境湿度に対応
させて乾燥風温度を変化させるものである。この方法に
よれば表1に示す如く、環境湿度が低い場合には乾燥風
温度を低く(相対湿度を高く)シて乾燥することにより
、寸法の「のび」をおさえることかできる。
また環境湿度か高い場合には乾燥風温度を高く(相対湿
度を低く)シて乾燥することにより1寸法の「ちぢみ」
をおさえることかてきる。
表      1 表1のA1を見ると、乾燥風温度を40℃に一定して乾
燥を行った場合、外気(25℃)をそのまま取り入れて
加温し乾燥風とすると、乾燥風の絶対湿度は外気の絶対
湿度に等しく、その結果、試料は処理面後で著しく寸法
変化が生じているのが  ・判る。
一般にカラー印刷用の写真感光材料の精度誤差は±20
1Lm程度以内であることか要請されており2表1に示
す一25〜+65pLmの寸法変化は好ましくない。
そこで、本発明の方法(第1態様)によるデータ(表1
のBl)を見ると、外気をそのまま取り入れても乾燥風
の温度を調整することにより寸法変化は1〜7JLIl
の範囲であり、極めて有効な処理性能が得られる。
なお、以下の表でも同じであるが、寸法変化のデータは
、試料が外気温度(25℃)まで低下した状態で測定し
た。
制御寸法の第2の態様は、環境湿度に対応させて乾燥風
湿度を変化させるものである。この方法によれば表2に
示す如く、環境湿度が低い場合には乾燥風を加湿して相
対湿度の高い状態で乾燥することにより、寸法の「のび
」をおさえることができる。また環境湿度が高い場合に
は乾燥風を除湿して相対湿度の低い状態で乾燥すること
により、寸法の「ちぢみ」をおさえることができる。
以下余白 表      2 表2のA、とA2のデータを比較すると明白な如く、単
に乾燥風温度を上昇させただけでは、全ての環境温度・
湿度条件において、寸法変化を許容範囲内にすることは
できないが、B1とB2のデータで明白な通り、乾燥風
の絶対湿度を調整することにより、寸法変化を著しく低
くおさえることができる。
上記の第1の態様では、環境湿度が低い場合には低温乾
燥で充分な乾燥能力か得られない場合かある。また第2
の態様では、環境湿度が高い場合には乾燥湿度を、実際
には除湿機の能力の限界があり、短時間内に充分に下げ
ることができず、寸法の「ちぢみ」をおさえきれない場
合がある。
また、第1及び第2の態様のいずれの場合も、環境湿度
の細かい変化に対応してその都度自動的に寸法安定性の
面で最適な乾燥条件に設定することかてきる。しかし、
これら2つの方法では、温度又は湿度のいずれか一方し
か制御していないため、寸法の「のび」或いは「ちぢみ
」をおさえきれない場合や乾燥が不充分になるという場
合も生しる。
そこで本発明の第3の態様では、環境湿度に対応させて
乾燥温度及び湿度を変化させるものである。
第3の態様の1つ目の方法は1表3のデータに示す如く
、予め基準温度を設定しておき、環境湿度が低い場合に
は加湿によって相対湿度の高い状態で乾燥することによ
り、寸法の「のび」をおさえ、環境湿度か高い場合には
加湿を停止し、乾燥温度を上げて相対湿度を低い状態で
乾燥することにより1寸法の「ちぢみ」をおさえるとい
う方法である。
尚、基準温度のまま乾燥風絶対湿度を設定しようとする
と、外気湿度よりも低くなる場合で除湿機能を備えてい
ない場合は、自動的に外気絶対湿度を乾燥風絶対湿度と
して乾燥温度を設定するのか好ましい。
以下余白 表      3 第3の態様の2つ目の方法は、表4のデータに示す如く
、予め基準湿度を設定しておき、環境湿度が低い場合に
は乾燥風温度を下げて相対湿度の高い状態で乾燥し、環
境湿度が高い場合には乾燥風温度を上げて相対湿度が低
い状態で乾燥させる。設定される乾燥風温度が自動現像
機の制御可能範囲(写真感光材料の写真性能に悪影響を
与えない温度範囲あるいは乾燥可能な範囲)を超えると
きには乾燥風湿度を変化させ、自動現像機の制御可能範
囲内の温度で最適条件に制御するようにするのか好まし
い。
また、基準湿度のままて乾燥風温度を設定すると60°
Cを超える場合は自動的に調湿器をOFFとし、外気絶
対湿度を乾燥風絶対湿度として乾燥風温度を設定するの
か好ましい。
以下余白 表     4 実施例 2 実施例1と同様の試料調製を厚さ30ILI11.7S
JLra、100 p、 cm、 270 g m、 
320 JL taのPETベースにて行った。このと
きの全厚はそれぞれ40ILm、85JLm。
110gm、280 g m、 :r30 g yIで
あった。
これらの試料にて実施例1の第1の態様から第3の態様
の2つ目の方法における寸法制御を行った結果をそれぞ
れ表5〜8に示す。
以下余白 表   5(第1の態様) 表   6(第2の態様) 表   7鎚3の態様の1つ目の方ぬ 表   8(第3の態様の2つ目の方法)尚、以上の実
施例1および実施例2による本発明の説明において、外
気湿度は現像処理時の外気湿度を想定しているが、これ
は写真感光材料の露光時と現像処理時が近接している場
合に有効で。
両者に時間的な隔たりがあり、且つ写真感光材料露光時
の湿度条件と、自動現像機の環境条件が大きく異なる場
合には、現像処理時の環境条件を検出するかわりに露光
時の湿度条件を作業者が入力して最適乾燥条件とするの
が好ましい。
また、処理前後の写真感光材料の寸法変動特性は、写真
感光材料(メーカー、品別)によって異なる場合がある
が、本発明の適用に際しては写真感光材料の特性に合せ
て制御を行うことが好ましいのは勿論である。
[発明の効果] 本発明の乾燥風制御方法及び自動現像機により全厚さ5
0pm 〜:100#Lmの写真感光材料を処理すれば
、表1〜表8の実験データに示す如く、外部環境湿度条
件に拘らず、寸法安定性の良好な処理を行うことが可能
であり、特にカラー印刷用の写真感光材料原版を作成す
る場合に極めて有効である。
また、従来の方法では、連続処理を行った場合、乾燥風
を乾燥部内で循環させるため、乾燥風の湿度か変化(上
昇)し、1枚目と最後の処理では仕上かり寸法の変化率
が異なるものであったが、本発明によれば、連続処理を
行った場合でも、安定した仕上がり寸法の処理を行うこ
とができる利点かある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法か適用される自動現像機の一例
を示す概略図である。 図中において、各符号は下記を指示する。 10:乾燥部 11:乾燥ファン I2:ヒーター 13:乾燥ラック 14:乾燥タクト 15:排気ファン 16:湿度センサー 17:温度センサー 18:加湿装置 19:除湿装置 20:制御部 21:外気用湿度センサー 22:外気用温度センサー F:写真感光材料 特許出願人  コ ニ カ 株 式 会 社代 理 人
  弁理士 坂口信昭

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体の片面又は両面に少なくとも1層の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層を有する写真感光材料を現像、乾燥す
    る自動現像機における乾燥風制御方法において、前記支
    持体とその支持体上に塗設された全ての層を含む厚みが
    50〜300μmである写真感光材料に対する露光、現
    像処理後の乾燥が、外気温度及び湿度を検出し、その検
    出情報に従って温度を自動制御された乾燥風によって行
    われることを特徴とする自動現像機における乾燥風制御
    方法。 2、支持体の片面又は両面に少なくとも1層の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層を有する写真感光材料を現像、乾燥す
    る自動現像機における乾燥風制御方法において、前記支
    持体とその支持体上に塗設された全ての層を含む厚みが
    50〜300μmである写真感光材料に対する露光、現
    像処理後の乾燥が、外気温度及び湿度を検出し、その検
    出情報に従って湿度を自動制御された乾燥風によって行
    われることを特徴とする自動現像機における乾燥風制御
    方法。 3、支持体の片面又は両面に少なくとも1層の感光性ハ
    ロゲン化銀乳剤層を有する写真感光材料を現像、乾燥す
    る自動現像機における乾燥風制御方法において、前記支
    持体とその支持体上に塗設された全ての層を含む厚みが
    50〜300μmである写真感光材料に対する露光、現
    像処理後の乾燥が、外気温度及び湿度を検出し、その検
    出情報に従って湿度及び温度を自動制御された乾燥風に
    よって行われることを特徴とする自動現像機における乾
    燥風制御方法。 4、検出する外気温度及び湿度が、写真感光材料の露光
    時の温度及び湿度であることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の自動現像機における乾燥風制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777150A1 (en) 1995-11-29 1997-06-04 Konica Corporation Developing composition for silver halide photographic light sensitive material

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695239A (en) * 1979-12-28 1981-08-01 Fuji Photo Film Co Ltd Controlling method for drying section of photosensitive material processing apparatus
JPS60214355A (ja) * 1984-04-10 1985-10-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 写真用ポリエステルフイルムの下引方法

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