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JPH01301684A - 有機金属化合物の製造方法 - Google Patents

有機金属化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH01301684A
JPH01301684A JP63130180A JP13018088A JPH01301684A JP H01301684 A JPH01301684 A JP H01301684A JP 63130180 A JP63130180 A JP 63130180A JP 13018088 A JP13018088 A JP 13018088A JP H01301684 A JPH01301684 A JP H01301684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gallium
indium
compound
magnesium alloy
magnesium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63130180A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Imori
徹 伊森
Koichi Nakamura
中村 紘一
Takayuki Ninomiya
二宮 貴之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP63130180A priority Critical patent/JPH01301684A/ja
Publication of JPH01301684A publication Critical patent/JPH01301684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、アルキルガリウム又はインジウム等の有機金
属化合物の製造方法に関する。
高純度の上記有機金属化合物は、電子工業における化合
物半導体の原料、有機合成での出発原料や触媒等に用い
られている。
[従来の技術] アルキルガリウム又はインジウム等の有機金属化合物は
、 ■金属ガリウム又はインジウムとアルキル水銀との反応
、 ■ハロゲン化ガリウム又はインジウムとアルキル亜鉛と
の反応、 ■ハロゲン化ガリウム又はインジウt1とアルキルアル
ミニウムとの反応、 ■ハロゲン化ガリウム又はインジウムとグリニヤール試
薬との反応、 ■ガリウム又はインジウム−マグネシウム合金とハロゲ
ン化アルキルとの反応、 等の方法で合成されている。
このうち、グリニヤール反応による方法(■、■)は、
グリニヤール試薬或いはガリウム又はインジウム−マグ
ネシウム合金の細片をエーテルに浸し、これにハロゲン
化アルキルのエーテル溶液を攪拌しながら滴下し、次い
で加熱して反応させるものであった(例えば、新実験化
学講座、1又 p324.1976 丸首発行)。
しかし、反応の際に、大量のエーテル系溶媒を用いると
、合成された有機金属化合物に溶媒であるエーテル化合
物が配位してエーテラートを形成し、単なる蒸留操作で
は、これを解離させることは困難であった。
特に、最近、これらの有機金属化合物は1M○CV D
 (Metalorganjc Chemjcal V
aper Deposition)をはじめとした化合
物半導体の原料或いはドーパントとして用いられること
が多くなってきた。しかし、上記エーテル化合物が配位
したエーテラートを含む有機金属化合物をこのような用
途に用いると、結晶成長過程に酸素を同伴することにな
り、製造された半導体の電気特性を低下させる原因とな
っていた。
このためこの種の用途に用いられる有機金属化合物は、
もっばらエーテル系溶媒を用いないで済む、上記グリニ
ヤール反応によらない方法(■、■、■)が採用されて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記方法は、反応速度が遅く、また収率
が悪く、またアルキル水銀や亜鉛やアルミニウムが不純
物として含まれ、この除去のため複雑な操作を要すると
いう問題点がある。
本発明者は、かかる問題を解決すべく鋭意研究を進めた
結果、ガリウム−マグネシウム合金又はインジウム−マ
グネシウム合金とハロゲン化アルキルとを反応させてア
ルキルガリウム又はアルキルインジウムを合成する反応
においては、先ず、ガリウム又はインジウム−マグネシ
ウム合金中のマグネシウムがエーテル溶媒の介在下にハ
ロゲン化アルキルと反応してグリニヤール試薬となると
考えられるが、このエーテル溶媒は触媒的に作用し、過
剰のエーテル溶媒は必要でないことを見い出した。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
の目的は、少量のエーテル化合物を溶媒として使用し、
効率良く、また高い収率で、エーテラートの含有量の極
めて少ない高純度のアルキルガリウム又はアリキルイン
ジウムを製造する方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ガリウム−マグネシウム合金又はインジウム
−マグネシウム合金とハロゲン化アルキルとを反応させ
てアルキルガリウム又はアルキルインジウムを製造する
方法において、前記ガリウム−マグネシウム合金又はイ
ンジウム−マグネシウム合金とハロゲン化アルキルとを
直接混合し、当該混合物中にマグネシウム1当量に対し
、エーテル化合物を0.5当量以下添加して反応させる
ことからなるものである。
上記ガリウム又はインジウム−マグネシウム合金は、ガ
リウム又はインジウム/マグネシウムの原子比が2〜1
0の割合の合金を用いることが、これらの金属とハロゲ
ン化アルキルとの反応を効率良く進める上で好ましい。
この合金は、純度の高いガリウム又はインジウムとマグ
ネシウムとを溶融混合することによりえられる。こメミ
場合のガリウム又はインジウムとしては、ス−4= リーナインの市販のこれらの金属を真空蒸発精製及び真
空蒸留精製を行ったシックスナインの純度を有するのも
のを用いると好ましい。またマグネシウムとしては、市
販されているスリーナイン以上のもの、またはそれらを
さらに蒸留等の操作で不純物濃度を低減させたもの髪用
いることができる。
また、本発明で用いられるハロゲン化アルキルとしては
、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル等の低級アルキル基と臭素。
塩素、沃素等のハロゲンとのモノハロゲン化合物を例示
しうる。
これらの合金とハロゲン化アルキルの量は、量論比、す
なわちハロゲン化アルキル3当量に対し合金はガリウム
又はインジウムとしてコーモルとするのが良いが、この
量は、この3:1の比を中心に、1:3〜10:1の範
囲で適宜変更しても、特に、支障はない。
本発明においては、先ず反応容器に上記合金を投入し、
次いで上記ハロゲン化アルキルを入れ、攪拌加熱しなが
らエーテル化合物を添加する。この添加は、滴下方式が
好ましい。
また、添加するエーテル化合物の量は、上記合金中のマ
グネシウムの少なくとも0.5当量以下とする。より好
ましくは、0.01〜0.5当量の範囲で適宜選定する
と良い。
反応温度は、0−150℃とするのが好ましく、特には
、ジエチルエーテルを用いる場合、その還流下に行なう
と良い。
エーテル化合物としては、ジエチルエーテルが好ましい
が、ジイソプロピルエーテル、ジローブチルエーテル、
アニソール、フエネトール等のエーテルを用いることも
できる。
反応は、常圧下、必要ならば加圧下或いは減圧下で、1
0分〜2時間行われる。
反応終了後に、蒸留により、アルキルガリウム又はイン
ジウムを留出させて回収するが、この化合物は分解温度
が比較的低いため、真空蒸留とすることが好ましい。こ
の蒸留条件は、アルキル基の種類、すなわち、化合物の
沸点と分解温度を勘案して適宜選定される。この蒸留に
おいて、高純度のアルキルガリウム又はインジウムを得
ることができる。
[実施例] 実施例し マグネシウム/ガリウムの原子比が5.8のガリウム−
マグネシウム合金の切り粉50gをパイレックス製フラ
スコに入れ、これに臭化エチルを300m1加え、攪拌
しながら、ジエチルエーテル5mlを1時間かけて滴下
した。滴下終了後、引き続いて90℃の温度で2時間加
熱、攪拌した。この結果、灰色のスラッジ状の反応生成
物が得られた。次いで、フラスコに蒸留装置を取付け、
50mmHgで減圧蒸留し、60〜70°Cの留分を2
4g得た。この留分をトルエンで希釈し、エタノール及
び水を加えて蒸発乾固し、塩酸水溶液を加えて誘導結合
プラズマ発光法によりガリウム含有率を測定した。この
結果、ガリウム含有率は、41−.6%であり、ジエチ
ルエーテルは、6.3%含まれていると推算された。
ル1口」1 実施例1で用いた合金と同し合金50.0 gとジエチ
ルエーテル300m1とをパイレックス製フラスコに入
れ、攪拌しながら、これに臭化エチル300m]を1時
間かけて滴下し、他は、実施例]と同様の操作を行なっ
た。この結果、ガリウム含有率は、25.9%であり、
ジエチルエーテルは、41.7%含まれていると推算さ
れた。
失胤鮮主 マグネシウム/インジウムの原子比が2.9のインジウ
ム−マグネシウム合金20.0gをパイレックス製フラ
スコに入れ、これに臭化エチルをiooml加え、攪拌
しながら、ジエチルエーテル7mlを30分間かけて滴
下し、引き続き2時間反応させた。次に、20Torr
で減圧蒸留し、95〜110℃の留分を22g採取した
。この留分を、実施例1と同様の方法により分析した結
果、インジウムの含有率は、50.2%で、ジエチルエ
ーテルは11.7%含まれていると推算された。
比較例2 実施例2で用いた合金と同じ合金20.0gをジエチル
エーテル150m1とをパイレックス製反応装置に入れ
、攪拌しながら、これに臭化エチルを1時間かけて滴下
し、引き続いて1−時間反応を行わせた。次いで、実施
例2と同様の方法により、減圧蒸留して、95〜110
℃の留分を26.0g採取した。この留分を、実施例]
と同様の方法により分析した結果、インジウムの含有率
は、43.0%であり、ジエチルエーテルは、24.3
%含まれていると推算された。
[発明の効果コ 本発明は、ガリウム又はインジウム−マグネシウム合金
とハロゲン化アルキルとを直接混合し、<W該混合物中
にマグネシウム1重量部に対し、び。
C左−チル化合物を0.5重量部以下添加して反応させ
るようにしたため、効率良く、高収率で、しかもエーテ
ラートの含有量の極めて少ない高純度のアルキルガリウ
ム又はアルキルインジウムを製造できるという格別の効
果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガリウム−マグネシウム合金又はインジウム−マグネシ
    ウム合金とハロゲン化アルキルとを反応させてアルキル
    ガリウム又はアルキルインジウムを製造する方法におい
    て、前記ガリウム−マグネシウム合金又はインジウム−
    マグネシウム合金とハロゲン化アルキルとを直接混合し
    、当該混合物中にマグネシウム1当量に対し、エーテル
    化合物を0.5当量以下添加して反応させることを特徴
    とする有機金属化合物の製造方法。
JP63130180A 1988-05-30 1988-05-30 有機金属化合物の製造方法 Pending JPH01301684A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5043462A (en) * 1989-04-28 1991-08-27 Messer Greisheim Process for the production of gallium-alkyl compounds
US5248800A (en) * 1991-11-19 1993-09-28 Shell Research Limited Process for the preparation of trialkyl gallium compounds
EP1705719A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-27 Nichia Corporation Methods for producing trialkyl gallium

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