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JPH01250341A - 新規生理活性物質KS−506m及びKS−506h及びその製造法 - Google Patents

新規生理活性物質KS−506m及びKS−506h及びその製造法

Info

Publication number
JPH01250341A
JPH01250341A JP8008588A JP8008588A JPH01250341A JP H01250341 A JPH01250341 A JP H01250341A JP 8008588 A JP8008588 A JP 8008588A JP 8008588 A JP8008588 A JP 8008588A JP H01250341 A JPH01250341 A JP H01250341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methanol
culture
physiologically active
active substances
microorganism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8008588A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Kuroda
和俊 黒田
Hiroshi Kase
廣 加瀬
Katsuhiko Ando
勝彦 安藤
Isao Kawamoto
勲 川本
Toru Yasuzawa
亨 安澤
Hiroshi Sano
浩 佐野
Joji Goto
譲治 後藤
Koji Yamada
耕二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP8008588A priority Critical patent/JPH01250341A/ja
Priority to US07/329,329 priority patent/US5142096A/en
Priority to DE8989105611T priority patent/DE68902670T2/de
Priority to EP89105611A priority patent/EP0335386B1/en
Priority to CA000595121A priority patent/CA1335367C/en
Publication of JPH01250341A publication Critical patent/JPH01250341A/ja
Priority to US07/889,388 priority patent/US5223637A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明はモルティエレーラ(Mortierel la
)・属に属する微生物が生産するヒスタミン遊離抑制作
用を有する新規な生理活性物質及びその製造法に関する
。 従来の技術 微生物が生産するヒスタミン遊離抑制作用を有する化合
物としては、ノカルディオプシス(Nocardiop
sis)属に属する微生物が生産するに−252(特開
昭60−41489)およびKT5556 (特開昭6
l−176531)が知られている。 発明が解決しようとする課題 本発明は、抗アレルギー剤、抗炎症剤などの有用な医薬
品となる新規ヒスタミン遊離抑制剤を提供することにあ
る。 課題を解決するだめの手段 本発明台は、医薬品またはその中間体となりうる有用な
新規生理活性物質を提供するという目的のもとに、天然
界より人手した数多くの微生物の生産物について研究を
行った。その結果、新たに分離した微生物の培養物中に
ヒスタミン遊離抑制作用を示す生理活性物質が生産され
る事実を見い出した。該培養物から該物質を単離、精製
し、その理化学的性質を調べたところ新規物質であるこ
とが判明した。以下、該物質をKS−506m及びKS
−506hと称する。 以下に本発明の詳細な説明する。 本発明は、新規生理活性物質KS−506m及びKS−
5061及びその!3!lii法に関する。 KS−506m及びKS−506hの理化学的性質は以
下に示す通りである。 KS−506m ■ 性 状ニガラス状固体 ■ 光外部吸収スペクトル(溶液法、C11fJ、中)
cts−’ :3630.3400.1715.166
5.1615.1585゜1460、1313.117
0.1104■’H−NMR7,ヘク) ル(400R
IHz、CDC13中)δ(ppm)  : 11.4
j(IH,s)、 5.44(1t1.br s)、 
5.17(Ill、br s)、 3.06(2ft、
br t)、 2.52(2ft、br t)。 2、55 (3H,s)、 2.21(3ft、s)、
 2.19(3H,s)、 2.154(311,s)
、 2.146(3fl、s)、 2.04(3tl、
s)、 1.93(3H,s)■”C−NMRスペクト
ル(100RIHz、 CDC1,中)δ(ppm) 
: 206.2.194.7.170.4.161.1
゜157.9.153.9.143.4.138.4.
132J、  126.4゜121.0.115.5.
114.9.107.7.104.9.43.0゜29
.4.23.6.19.2.16.6. +2.1.1
1.9.9.9゜8.1 ■ マススペクトル(HRMS) 実測値:460.1540 計算値: C,、H,,0,Sとして460.1553
■ 分子式: C24H2@OtS ■ 溶解性:メタノール、アセトン、酢酸エチル。 アセトニトリル、ジメチルスルホキシドに可溶。 ヘキサン、水に不溶。 ■ 呈色反応:ヨウ素、50%硫酸、アニスアルデヒド
、ニトロプルシドの各反応に陽性、アニリン・フタル酸
、ニンヒドリン、ライダン・スミスの各反応に陰性。 KS−506h (O性 状:無色扮末 ■ 光外部吸収スペクトル(溶液法、CHCl1.中)
cm−’ : 3630.3400.1723.165
4.1,618.1588゜1460、1433.13
1’4.127B、 1168.1113.1094■
’H−NMRスペクトル(400RIHz、 CDCj
! 、中)δ (ppm)   :  1lJ6(IH
,s)、  5.28(ltl、br  s)、  5
.01(LH,br s)、 3.69(3H,s>、
 2.55(3t−1,s)、 2.28(3H。 s)、 2.19(6H,s)、 2.16(3tl、
s)、 2.06(3H,s)■”C−NMRスペクト
ル(100!JHz、 CDCl 、中)δ(ppm)
  :  170.5. 168.0. 160.8.
 157.7゜153.9. 145,0. 138J
、  134.4. 120.8. 120.0゜11
5.4. 114.7. 107,7. 105.1.
 52.2. 18.9゜17.3. 12.0(2)
、  9.8. 8,1゜■ マススペクトル(HRM
S) 実測値:388.1518 計算値: C11Ha40tとして388.1520■
 分子式: C*1Hz−Oi ■ 溶解性:メタノール、アセトン、酢酸エチル。 アセトニトリル、ジメチルスルホキシドに可溶、ヘキサ
ン、水に不溶。 ■ 呈色反応:ヨウ素、50%硫酸、アニスアルデヒド
の各反応に陽性、アニリン・フタル酸。 ニア t: )’ IJン、ライダン・スミス、ニトロ
プルシドの各反応に陰性。 以上の結果よりKS−506m及びKS−506hは下
記の式で表わされる新規物質であることが判明した。 O KS−506m : R= −5co2co2’ecn
aKS−506h  :  R= −0CH3次に各種
展開剤によるKS−506m及びKS−506hの薄層
クロマトグラフィーのRr値を第1表に示す。 検出は50%硫酸を噴霧した後、ホットプレート玉で加
熱するか、または254nmの紫外線を照射することに
よって行った。 第    1    表 薄層:■、■ニジリカゲル6叶27.プレート (メル
ク社、Nα5628) ■、■: r< P−8F、、、、プレート (メルク
社、Nロ13725) 展開:室温、」二昇法、10〜3()分KS−506m
及びKS−506hは、ヒスタミンItt離抑制作用を
有する。 次にKS−506m及びKS−506hの製造法につい
て説明する。 KS−506m及びKS−506hは、モルディエレー
ラ(Mortierel la)属に属し、KS−50
[im及び/又はKS−50fih生産能を有する微生
物を培地に培養し、培養物中、主に菌体にKS−506
m及び/又はKS−506hを生成蓄積させ、該培養物
からKS−50fim及び/又はKS−506hを採取
することにより製凸される。 KS−506m及び/又はKS−’、+0[ib生産性
微生物としては、モルティエレーラ(MorLiere
llal属に属し、KS−506+++及び/又はKS
−506h生産能を有するものであればいずれの微生物
でもよい。具体的に好適な一例として、本発明者らによ
り、長野県においてブナの落枝から分離されたモルティ
エレーラ・ビナセア(Mortierella vin
acea)KAC−1436株(以下、KAC−143
6と称する。)があげられる。 KA[ニー1436の菌学的性質は次のとおりである。 麦芽エキス寒天培地を用いて25℃で培養した時、集落
の直径は培養7日目で35〜40m、mに達する。集落
は初め灰色を呈するが、培養期間の経過に伴い赤色を帯
びてくる。光学顕微鏡観察の結果、本閑の菌糸は培地上
及び培地中に良好に伸長・分岐するが、その菌糸は子の
う菌類、担子菌類及び不完全菌類に見られるような明瞭
な隔壁形成を欠く。 胞子のう柄は、主に気中菌糸から形成され、長さ100
μmにおよび、幅は2.5〜4.5μmである。 胞子のうは、球形あるいは亜球形で、平滑、直径12〜
13.5μm、柱軸を欠き、胞子のう内に非運動性の胞
子のう胞子を多数形成する。胞子のう胞子は不正多角形
を呈し、平滑で2〜4μmである。 接合胞子は観察されない。 以上の観察の結果、本菌株は、モルティエレーラ・ビナ
セア(Mortierella vinacea)と同
定された。モルティエレーラ・ビナセアについての菌学
的性質は、tl、 Zychaらの著書rMucora
les  (ムコラレス) J  ((:ramer社
、1969年)の163頁に詳しく記載されている。本
発明者らは、本菌株をモルテイエレーラ1ビナセア(M
ortierella  vinacea)にAC−1
436と命名した。本菌株は昭和63年3月2日付で工
業技術院微生物工業技術研究所に微工研条寄第1776
号として寄託されている。 微生物の培養に際しては菌類の培養に用いられる通常の
培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化しつ
る炭素源、窒素源、無機物などを程よく含有する培地で
あれば天然培地、合成培地いずれでも用いられる。 炭素源としてはグルコース、フラクトース、スタビロー
ス、サッカロース、ラクトース、Il粉。 チーt−ストリン、マンノース、マルトース、糖蜜。 マツシュポテトの素などの炭水化物、クエン酸。 リンゴ酸、酢酸、フマール酸などの有機酸、グルタミン
酸などのアミノ酸あるいはグリセロール、綿実油などが
用いられる。 窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムl工どのアンモ
ニウム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、ア
ラニンなどのアミノ酸、尿素、麦芽エキス、ペプトン、
肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチーブ・
リカー、大豆粉、綿実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸、
ファーマメディア、ソルブル・ベジタブル・プロティン
、野菜・果実のジュースなどが用いられる。 無機物としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水累ニナ
トリウl1.硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マン
ガン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウ
ム、モリブチ゛ン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカ
リウム、炭酸バリウム。 炭酸カルシウム、塩化コバルト、塩化ナトリウム。 リン酸マグネシウムなどが用いられる。 その他必要に応じて培地にサイアミンなどのビタミンな
ど菌体の増殖あるいはKS−506m及び/又はKS−
506hの生産を促進する物質を加えることができる。 用いられる微生物が生育に特定の物質を要求する場合は
、生育に必要な物を加えることが必要である。 培養は振盪培養法、通気攪拌培養法などにより15〜3
0℃の温度で中性付近のρIで行われる。 5〜12日の培養によってKS−506m及び/又はK
S−506hの蓄積が最大に達し、培養は完了する。 蓄積したKS−506m及び/又はKS−506hを菌
体から単離採取するに際しては、通常の生理活性物質を
菌体から採取する方法が適用される。 即ち、ρ過、遠心分離などによる菌体の取得、メタノー
ル、アセトンなどの有機溶剤による菌体からの抽出、水
または二種以上の有機溶剤による分配、吸着樹脂、シリ
カゲル、化学修飾シリカゲル、アルミニウム、セルロー
ス、珪藻上、珪酸マグネシウム、ゲル濾過剤などを用い
るカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマトグラ
フィーによる活性物質の吸脱着処理などによってKS−
5(16m及び/又はKS−506hを単離することが
できる。 菌体からKS−506m及び/又はKS−506hを単
離する1例は次の通りである。 培養液を濾過もしくは遠心分離することによって菌体を
塩1等する。得られた菌体にメタノールなどの有機溶剤
を添加し、充分攪拌した後、再度濾過もしくは遠心分離
によって菌体とp液もしくは上清液とを分離する。得ら
れた戸液もしくは上清液から溶剤を減圧下で蒸発させて
濃縮し、水溶液とする。ついで、この水溶液から酢酸エ
チルなどの水と混和しない適当な溶剤を用いて抽出する
。 抽出液を減圧a縮した後、り[10ホルム−メタノール
または水−ア七トニ) IJルなどの混合溶媒を展開溶
媒として、シリカゲルカラムクロマトクラフィーを繰り
返し行う。 次に、KS−506m及び/又は−KS−506hをそ
れぞれ車−に含む両分を減圧下で濃縮することにより、
KS−506m及び/又はKS−506hを得る。 E 記v4製工程中(D KS−506tn及U/又ハ
KS−506hの検出はシリカゲル薄層り9マドグラフ
イー、次いで50%硫酸を噴霧後、加熱するか、または
254nmの紫外線を照射することによって行った。 また、所望により、KS−506hはKS−506a 
(参考例)を塩基性メタノール中で加熱することによっ
て51aすることができる。KS−506mは、所望に
よ1:) KS−506aをメチルビニルケトンの存在
下で加熱還流することによって、製造することができる
。 以下に実施例を示す。 実施例1 種菌としてモルティエレーラ・ビナセγ(Mortie
rella  vinacea)KAC−1436を用
いる。該菌株をグルコース1.0g、/a、ペプトン(
極東製薬工業社製) 0.5g/d1.乾燥酵母エビオ
ス(朝日麦酒社製) 0.5 g/di、 V−8’E
M’)ユース(++:/ベル社製> 0.2 dl/d
1.炭酸カルシウム0.3g/a。 pH6,0の組成の種培地30m1を含む300m1の
三角フラスコに一白金耳植菌した。ついで25℃で菌が
充分生育するまで振盪培養した。この種培養液全量を上
記組成の種培地300m1を含む21三角フラスコに植
菌し、ついで同様に培養した。この種培養液1800m
lを、グルコース0.5g/a、、 フルドース4g/
c+j!、  3−(N−モルホリノ)プロパンスルホ
ン酸1g/di、硫酸マグネシウl、・7水塩0.05
g/a。 ソイビーンミール1.5g/a、、 ファーマメディア
1.5g/a、炭酸hル’、t’)ム0.5g/a!、
 pH7,0の組成の発酵培地181を含む30fジャ
ーファーメンタ−に植菌した。 培養は25℃で、18f/分の通気下、300「ρωの
回転数で攪拌しながらlO日日間った。培養終了後、j
Δ養液301を濾過助剤を用いて濾過し、菌体とjΔ養
上清液上に分けた。菌体には20Jのメタノールを添加
し、充分撹拌し、KS−506m及びKS−506hの
抽出を行った。菌体のメタノール抽出液は、減圧下で濃
縮しメタノールを除去した。得られた水溶液は、5%(
V/V)になるようにメタノールを加えた後、あらかじ
め水で平衡化したダイヤイオンHP−20(三菱化成社
製)21を充填したカラ!、に通塔した。水ついで50
%メタノール水溶液各々61でカラムを洗浄した後、メ
タノール10IlでKS−506m及びKS−506h
を溶出した。溶出液は減圧下で濃縮した後、シリカゲル
(ワコーゲルC−200、和光紬薬工業社製)にまぶし
、あらかじめクロロホルム:メタノール−・!I : 
I (v/v)で充填したシリカゲル(ワ:J−ゲル[
: 20++ 、和光純桑I−業社製)カラ!、 l 
j! 0) i:、端に供給した。KS 5flfim
及びKS !101il+0)溶出は、クロτjホルト
:メタノール−・!l : l (v/v)51で行っ
た。この溶出液を減圧ドで濃縮した後、1%メタノール
を含むりτIt]ホルAl[1mlに溶解し、あらかじ
め1%メタノール−ク「ン
【2ホル)・で充Jハしたシ
リカゲル(ワコーゲル(: 2+111 、和光純桑1
−゛業社製)カラl−I R0)、iJiに供給した。 カラ1−tq、1%、2%、3%メタノールをそれぞれ
含むりy+τ1ホル1、2 iで順次展開し、溶出され
ろKS 5fHim及びKSF+0611を含む内分を
それぞれ集y〕て減圧ドで濃縮した。これらの両分をそ
れぞれ、あらかじめ10%酢酸エチル−[1−へ牛サン
で充填したシリカゲル(ワコーゲルc−2c+o 、和
光補薬I゛業社製)カラ!、:100m1の一ヒ端に、
同じシリカゲルにまぶして供給した。10%、20%、
 :lf1%、40%酢酸エチル−[1ヘキサン溶液を
用いて順次展開すると、KS 5i16t+が先に溶出
され、次いでKS−506mが溶出される。 それぞれを屯−に含む両分を隻め、減圧下濃縮すると、
ガラス状固体のKS 5tl(imを80mg、無色粉
末Q’)KS ’、+Ohを120mg得た。 1−2精製1′、程中、KS5−501i及びKS−5
0(ibの検出はシリカゲルプレート(シリカゲル60
F2.、メルク社3A)を用いて薄層り【】マドグラフ
ィーを行った後、50%硫酸を噴霧後ホットプレート」
二加熱ずろか、または254nmの紫外線を照射するこ
とによって行−〕だ。 実施例2 参考例によって得られたKS5fl[ia 230■を
メタ−ノル2:10m1に溶解し、IN水酸化ナトリウ
ノ、水溶液2:1mlを加え、60℃、30分間加熱し
反応を行−1た。反応路−r後、IN塩酸を用いて中和
した後、減圧下に3縮乾固した。I)られた固体をシリ
カゲル(ワコーゲルC−300、和光紬薬り業社製)に
まぶし、あらかじめ10%酢酸エチル−n−ヘキサンで
充tiしたシリカゲル(ワコーゲルc aoo 、和光
紬薬工業社製)カラム500m1の1一端に供給し、1
0%。 20%、30%、40%酢酸エチル−n−ヘキサン各2
1で順次溶出した。溶出液を!5mjずつ分取し、KS
−5(l fi t+を含む画分を集めて濃縮乾固する
と、;11(色粉末のKS −506bがG fl m
g得られた。 実施例3 参考例によって得られたKS−506a :J mgに
、メチルごニルケトン0.5mlを加えた後、6(1℃
、15時間加熱し反応を行った。反応終了後、濃縮乾1
=’、I L、シリカゲルプレート (シリカゲル6叶
、□、メルク社)を用いて薄層クロマトグラフィー4、
夕++ 11ホルト:メタノール−20:l(v/ν)
を展開溶媒として行った。254nmの紫外線4照射す
ることによってKS−506mを検出し、KS−506
mが構出された部分のシリカゲルをかきとり、メタノー
ル20m1で溶出を行った。メタノール溶出液を減圧ド
で濃縮乾固・することにより、KS−506m  2t
lg−’tl!)だ。 次いで、KS5−5fl(i及びにり−50iibのヒ
ス9ミンN離抑制作用を実験例により説明する。 実験例 ラット腹腔浸出細lI包からのヒスタミン遊離に及ばず
影′!で 1)ラット腹腔細RClγ遊液の調製とヒスタミン遊離
に対する作用 体’I′j 350−450gのラットを乾エーテル麻
酔下に放血致死せしめ、5ullivanらの方法〔ジ
ャナール・オブ・イムノロジー(J、 Immunol
、) 114 *1473、  (1973)]に準じ
て作製した肥満細胞用培液く組成:150mM NaC
R,:1.7mMにCIl、 :1mM Na2111
’0.、:1.5mM K112P口1.1mM Ca
[’、i’ 2.5.6mMグルコース、(1,1%生
血lt7アルブミン、1011/mlヘパリン)15■
17匹を腹腔内に注入した。腹部を2分間マツサージし
た後、開腹し腹腔内反出液を採取した。集めた浸出液を
4℃、  1100Xで5分間遠心分離後、沈渣に適r
、)の氷冷した上記の肥満細胞用培液を加えて3回洗浄
し、最終的に、肥満網lI包数が約2 X lo’ce
lls/mlとなるように細胞i′I遊液を調製した。 なお、肥満細胞の同定はfl、05%トルイジンブルー
で細胞内組粒を染色ずろことで行った。 このようにして得た細胞浮遊液1mlを37℃。 5分間プレインキコベートした後、種々の濃度の被験薬
10,1mlを加えて5分間インキコベートシ、フォス
ファチジルーL−セリンlO■/m1及びコンカナバリ
ンA 100M、/mlそれぞれ0.1mMを加えてさ
らに15分間インキュベートした。 この時にフォスファチジルーし一セリンとコンカナバリ
ンへの代わりに生理食塩水を用いて、同様にインキユベ
ートを行い、これを自発遊離とした。 氷冷した生理食塩水3mlを加えて反応を停止後、4℃
、1l10Oxで10分間遠心分離して上lIiと沈渣
を得た。上清及び沈渣のヒスタミン量は、小松の方法〔
アレルギー27.67(1978) ]に従い蛍光法で
測定した。ヒスタミン遊離率は細胞の総ヒスタミン量に
対する上清のヒスタミン徹の百分率として表した。また
次式により被験薬液のヒスタミン遊離抑制率を算出した
。 2)実験成績 第2表 参考例 実施例1と同様に培養を行って得た培養液301を濾過
助剤を用いて一過し、菌体と培養土清液とに分けた。菌
体には201のメタノールを添加し、充分攪拌し、KS
−506aの抽出を行った。菌体のメタノール抽出液は
、減圧下で濃縮しメタノールを除去した。得られた水溶
液は、5%(V/V)になるようにメタノールを加えた
後、あらかじめ水で平衡化したダイヤイオンHP−20
(三菱化成社製) 21を充填したカラムに通塔した。 水、次いで50%メタノール水溶液各々61でカラムを
洗浄した後、メタノール101でKS−506aを溶出
した。溶出液は減圧下で濃縮した後、シリカゲル(ワコ
ーゲルC−200、和光補薬工業社製)にまぶし、あら
かじめクロロホルム:メタノール= 9 : 1 (v
/v)で充填したシリカゲル(ワコーゲルC−200、
和光補薬工業社製)カラム11の上端に供給した。KS
−506aの溶出は、クロロホルム:メタノール−9:
 l (v/v)51で行った。この溶出液を減圧下で
濃縮した後、11%メタノールを含むクロロホルム10
m1に溶解シ、あらかじめ1%メタノール−クロロホル
ムで充填シたシリカゲル(ワコーゲルC−200、和光
補薬工業社製)カラム11の上端に供給した。カラムを
1%。 2%、3%メタノールをそれぞれ含むクロロホルム21
で順次展開し、溶出液を20■1ずつ分取するとフラク
ション番号101から181にKS−506aが溶出さ
れた。これらのフラクションを集めて減圧下で濃縮する
と、淡黄色あめ状物質が1.0g得られた。 このあめ状物質を80%ア七トニトリル水溶液2mlに
溶解し、その半量をあらかじめ80%アセトニトリル水
溶液で充填した逆相ローバーカラム(メルク社製、RP
−8、Bサイズ)に供給した。カラムを80%アセトニ
) IJル水溶液を用いて溶出し、溶出液を5mlずつ
分取すると、フラクション番号56から86にMS−5
068が溶出された。残りの半量も同様に80%アセト
ニトリル水溶液に溶解し、逆相ローパーカラムクロマト
グラフィーを行い、 KS−506aを含む両分を集め
た。KS〜5068を含む両分を減圧下で濃縮した後、
メタノール1mlに溶解し、あらかじめメタノールで充
填したセファデックスしl上20〈ファルマシア社製)
カラム200m1の上端に供給し、メタノール11を用
いて展開した。、溶出液を5mlずつ分取すると、フラ
クション番号51から61にKS−506aが溶出され
た。KS−506aを含む両分を集め、減圧下で濃縮し
た後、再度セファデックスLll−20カラムクロマト
グラフィーを繰り返すことにより、KS−506aを含
む固体450mgを得た。このうち42mgを60%ア
セトニトリル水溶液1mlに溶解し、あらかじめ60%
アセトニトリル水溶液で充填した逆相r1−バーカラ!
、(メルク社製、I櫂1’−18、I3サイズ)に供給
した3、カラ!・をに()%゛fセトニトリル水溶液2
1を用い一〇溶出し、溶出液を111m1ず一〕分取す
るとワラクシ9ン番号I;12から1501:KS−5
Of+ aが弔−に溶出された。KS−50fiaを?
11−に含む両分4集め、減圧下でに3縮すると、;!
I(色粉末のKSJ 01i nを7.amg得た。 1、配積製1−程中のKS 506aの検出は、シリカ
ゲルi’IJMりτ1マドグラフィー、次いで50%硫
酸を噴霧後、加熱することにより行−1た。なji、各
種展開剤によるKS−506aの薄層クロマトグラフィ
ーの11r値は′:P、:J表の通りである。 第    :)    表 0)りFur+ネルム:メタノール・9:1(ν/v)
                   f)、l  
8■nヘキサン:酢酸エチル−I:l(v/v)   
 0.50■メタノール:水 −8:2(v/v)  
     0.21薄層:■、■ニジリカゲル60F2
S4プレート (メルク社、Nα5628) ■、■:RP  8F23.−プレート (メルク社、
No、13725) 展開:室温、上昇法、lO〜30分 発明の効果 KS−506m及びKS−506hはヒスタミンilt
抑制作用を有する新規物質であり、抗アレルギー剤、抗
炎症剤等の医薬品として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ KS−506m:R=▲数式、化学式、表等があります
    ▼ KS−506h:R=−OCH_3 で表わされる新規生理活性物質KS−506m及びKS
    −506h。 (2)モルティエレーラ(Mortierella)属
    に属し、KS−506m及び/又はKS−506h生産
    能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKS−5
    06m及び/又はKS−506hを生成蓄積させ、該培
    養物からKS−506m及び/又はKS−506hを採
    取することを特徴とするKS−506m及び/又はKS
    −506hの製造法。(3)該微生物がモルティエレー
    ラ・ビナセア(Mortierellavinacea
    )に属する微生物であることを特徴とする請求項(2)
    記載の製造法。 (4)該微生物がモルティエレーラ・ビナセア(Mor
    tierellavinacea)KAC−1436(
    微工研条寄第1776号)であることを特徴とする請求
    項(2)または(3)記載の製造法。
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