JPH01250194A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動販売機に関し、更に詳しくは、丁寧に取り
扱わないと破損するおそれのある壜入り飲料等の商品を
複数種にわたって分類貯蔵し該商品から購入者の選択に
基づいて特定の商品を選び出してこれを適宜搬送した上
で商品払出口から払い出す自動販売機に関する。

〔従来の技術〕

壜入り飲料等の破損し易い商品は丁寧に取り扱う必要が
あるので、かかる商品を取り扱う自動販売機としては、
第３図に示す如く、商品（Ａ）を横送りし得る上下複数
段の貯蔵棚（４１）と、該貯蔵棚（４１）のうちの選択
された貯蔵棚（４１）から横送りされてくる商品（＾）
を商品受台（４３ａ）にて受け取って商品払出口（４２
）の高さまで昇降させる上下搬送機構（４３）とを備え
たものが用いられ、商品（Ａ）を自然落下させることな
く上下搬送機構（４３）にて昇降させた上で払い出すこ
とにより、その丁寧な取扱いを可能ならしめて商品（Ａ
）の破損を防止している。

また、自動販売機としては商品（Ａ＞をできるだけ多種
類にわたって貯蔵したものが購入者の希望に応じた商品
の販売が可能なものとして好ましいため、前記上下複数
段の貯蔵棚（４１）によって上下に複数種の商品（Ａ）
を分類貯蔵するのみならず、前記上下複数段の貯蔵棚（
４１）を、例えば第３図に示す如き左右２つのセクショ
ンに分割し、そのいずれのセクションからも前記上下搬
送機構（４３）にて商品（Ａ＞を受け取ることができる
ようにしてある。

ところで、第３図に示す自動販売機にあっては、前記貯
蔵棚（４１）に貯蔵された商品（Ａ）のうち、いずれの
種類の商品（Ａ）　　も、前記上下搬送機構（４３）の
商品受台（４３ａ）　　にて共通に受け取ってこれを昇
降させ得るように（そのようにした方が駆動源が少なく
て済み経済的である）、前記両セクションの中間に前記
上下搬送機構（４３）を配し、しかもその商品受台（４
３ａ）の昇降ストロークを前記貯蔵棚（４１）の全高さ
分に相応する゛ように即ち自動販売機の略全高さにわた
るように設定してある。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、上述の自動販売機にあっては、商品（Ａ）を受
け取るべく上下搬送機構（４３）の商品受台（４３ａ）
を昇降させるに際し、該商品受台（４３ａ）が商品（Ａ
）を受け取り得る位置に至るまでのロスタイムが長いと
、結果的に購入者が商品（Ａ）を取出し得る状態まで長
時間を要することとなって購入者に不快感や不安感を与
えることとなるため、前記ロスタイムを最短にすべく、
前記商品受台（４３ａ）をその昇降ストロークの中間点
にて待機させておくことが好ましいが、そのようにして
おいても前記ムスタイムとしては最悪の場合、前記昇降
ストロークの半分のストロークだけ商品受台（４３ａ）
を昇降させるに要する時間が必要となり、商品払出時間
が平均的に長くなってしまうという問題がある。

また、貯蔵棚（４１）にて貯蔵し得る商品（Ａ）の種類
をできるだけ多くするためには、貯蔵棚（４１）の多セ
クシヨン化が有効であるが、上述の自動販売機において
は３つ以上のセクションに分割することは、前記上下搬
送機構（４３）を前記セクションの中間に配したもので
兼用する限り難しいと問題がある。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、上述
の問題を解消し得る自動販売機を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動販売機は、商品を横送りし得る上下複
数段の貯蔵棚と、該貯蔵棚のうちの選択された貯蔵棚か
ら横送りされてくる商品を受け取って商品払出口の高さ
まで昇降させる上下搬送機構とを備えた自動販売機であ
って、前記貯蔵棚を、少なくとも高さ方向には分割され
た複数のセクションから構成すると共に、前記上下搬送
機構を、複数の上下方向経路を含む閉鎖経路に沿って回
動駆動される無端回動体と、前記複数のセクションのい
ずれにも対応し得るように上下方向経路に位置し且つ前
記複数のセクションの高さ分に相応する昇降ストローク
にて昇降するように前記無端回動体に付設された商品受
台とを組み合わせて構成してある点に特徴を有している
。

〔作　用〕

かかる自動販売機にあっては、前記貯蔵棚を少なくとも
高さ方向に分割された複数のセクションから構成してあ
るため、例えば単に左右に分割された従来の自動販売機
に比し、高さ方向に分割された分だけセクションの多い
貯蔵棚を形成することができる。

また、前記無端回動体には、それが回動する閉鎖回路の
うちの前記複数のセクションのいずれにも対応し得るよ
うに前記上下方向経路に位置し且つ前記複数のセクショ
ンの高さ分に相応する昇降ストロークにて昇降する商品
受台が付設されているため、該商品受台によって前記複
数のセクションから送り出される商品をもれなく受け取
ってこれを昇降させることができ、また該商品受台が商
品を受け取り得る位置に至るまでのロスタイムを前記貯
蔵棚が高さ方向に分割されている分に相応して短縮でき
る。

しかも、前記上下搬送機構の商品受台はいずれも、前記
無端回動体に付設されているため、これを昇降させるの
に無端回動体の中途に設けた駆動源にて共通に無端回動
体を回動させ、これを昇降させることができる。

〔発明の効果〕

従って、本発明の自動販売機を用いれば、商品棚の多セ
クシヨン化が可能となってより多種類の商品を貯蔵でき
るようになり、商品受台を商品を受け取り得る位置まで
昇降させるときのロスタイムを短縮して商品払出時間を
可及的に短くすることができ、しかも上下搬送機の駆動
源を例えば１個だけで済ませることができて経済的とな
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、（Ａ）　は壜入り飲料等の破損し易い
商品であり、該商品（Ａ）は、それ自体が横送りコンベ
アにて構成され前記商品（Ａ）を横送りし得る上下複数
段の貯蔵棚（１０）に分類貯蔵されている。

前記貯蔵棚（１０）は少なくとも高さ方向には分割され
、また必要に応じて左右方向（自動販売機を正面視した
状態で左右方向をいう）にも分割された複数のセクショ
ンから構成されている。

具体的には、前記貯蔵棚（１０）は高さ方向に上下２分
割され、しかもその上側は左右２分割されることにより
、上側左の第１セクシヨン（１１）と上側布の第２セク
シヨン（１２）と下側の第３セクンヨン（１３）とに分
割され、合計３個のセクションから構成されている。

前記第３セクシヨン（１３）の右側方には、前記貯蔵棚
（１０）のいずれかから横送りされて送り出される商品
（Ａ）を２つの商品受台（２１）、　（２２）のいずれ
かにて受け取って商品払出口（３０）の高さまで昇降さ
せる上下搬送機構（２０）の前記商品受台（２１）、　
（２２）のうちの一方の商品受台（２２）の昇降スペー
ス（２２Ｓ）が形成されており、また前記第１セクシヨ
ン（１１）と前記第２セクシヨン（１２）との中間には
、前記商品受台（２１）、　（２２）のうちの他方の商
品受台（２１）の昇降スペース（２１Ｓ）が形成されて
いる。

前記上下搬送機構（２２）ついて更に詳述するには、該
上下搬送機構（２０）は、前記２つの昇降スペース（２
１Ｓ）、　（２２Ｓ）に夫々対応するように位置する２
つの上下方向経路（２３ａ）、　（２３ｂ）を含む閉鎖
経路（２３）に沿って回動し１つの駆動源（２４）によ
って駆動される無端回動体（２５）と、該無端回動体（
２５）の適宜位置即ち前記昇降スペース（２１Ｓ）。

（２２Ｓ）に対応する位置に付設された前記商品受台（
２１）、　（２２）　　とが組み合わされてなり、前記
商品受台（２１）を前記上側のセクション（１１）、　
（１２）の高さ分に相応する昇降ストロークにて昇降さ
せるように且つ前記商品受台（２２）を前記下側のセク
ション（１３）の高さ分に相応する昇降ストロークにて
昇降させるように前記無端回動体（２５）の回動駆動が
行われるようになっている。

かかる自動販売機を用いる場合、商品受台（２１）、　
（２２）は予め、それらが各貯蔵棚（１０）からの商品
（Ａ）を受け取り得る位置に至るまでのロスタイムを最
短にすべ（、各昇降ストロークの中間点に待機させてお
く。そして購入者による商品（八〉　の選択が行われる
と、無端回動体（２５）を回動駆動して商品受台（２１
）、　　（２２）をして選択された商品（Ａ）を貯蔵棚
（１０）から受け取り得る位置にまで至らしめる。然る
後、貯蔵棚（１０）を横送り駆動して前記選択された商
品（Ａ）を横送りし、該商品（Ａ）を商品受台（２１）
、　（２２）へ移載した後、該商品受台（２１）、　（
２２）にて前記商品（八）を商品払出口（３０）の高さ
まで上下搬送して該商品払出口（３０）から前記商品（
Ａ）を払い出す。

かかる自動販売機は、前記貯蔵棚（１０）が高さ方向に
２つに分割されているため、左右にのみ分割された従来
の自動販売機に比し、高さ方向に分割された分だけ貯蔵
棚（１０）のセクションが多くなり、より多種類の商品
（Ａ）を貯蔵できるようになる。また商品受台（２１）
、　（２２）が商品（Ａ＞を受け取り得る位置に至るま
でのロスタイムは、前記貯蔵棚（１０）が高さ方向に分
割している分に相応して短縮できるようになり商品払出
時間を短くできるようになる。例えば全高さの半分の高
さの位置で上下に分割されていれば、前記ロスタイムを
半減されることとなる。しかも前記無端回動体（２５）
は共通の駆動源（２４）にて一体的に回動駆動されるた
め、駆動系の簡素化が図れて自動販売機のコストを低く
抑える上で有効である。

なお、前記閉鎖経路（２３）は自動販売機の中央に設け
ることができる。

〔別実施例〕

第２図に示す如く、前記閉鎖経路（２３）を、前記２つ
の上下方向経路（２３ａ）、　（２３ｂ）以外に更に２
つの上下方向経路（２３ｃ）、　（２３ｄ）をも含むよ
うに構成し、そのうちの一方の上下方向経路（２３Ｃ）
に沿って昇降する商品受台（２６）を、新設した第４セ
クシヨン（１４）及び第５セクシヨン（１５）からの商
品（Ａ）の受取用に設けた実施例も考えれる。

このように前記閉鎖経路（２３）に含まれる上下方向経
路の数を３つ以上となし、その上下方向経路のいずれか
に沿って商品受台を昇降させるように構成してもよい。

なお、上述の実施例を示す図面においては、商品払出口
（３０）が個別形成されたものを図示したが、該商品払
出口（３０）は横長状に形成し、いずれにも共通するも
のとしてもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動販売機の実施例を示す縦断面
図、第２図は別実施例を示す縦断面図、第３図は従来の
自動販売機を示す縦断面図である。 （１０）・・・・・・貯蔵棚、（１１）、　　（１２）
、（１３）・・・・・・セクション、（２０）・・・・
・・上下搬送機構、（２１）、　（２２）・・・・・・
商品受台、（２３）・・・・・・閉鎖経路、（２３ａ）
、　（２３ｂ）・・・・・・上下方向経路、（２５）・
・・・・・無端回動体、（Ａ）・・・・・・商品。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 商品（Ａ）を横送りし得る上下複数段の貯蔵棚（１０）
   と、該貯蔵棚（１０）のうちの選択された貯蔵棚（１０
   ）から横送りされてくる商品（Ａ）を受け取って商品払
   出口（３０）の高さまで昇降させる上下搬送機構（２０
   ）とを備えた自動販売機であって、前記貯蔵棚（１０）
   を、少なくとも高さ方向には分割された複数のセクショ
   ン（１１）、（１２）、（１３）から構成すると共に、 前記上下搬送機構（２０）を、複数の上下方向経路（２
   ３ａ）を含む閉鎖経路（２３）に沿って回動駆動される
   無端回動体（２５）と、前記複数のセクション（１１）
   、（１２）、（１３）のいずれにも対応し得るように上
   下方向経路（２３ａ）、（２３ｂ）に位置し且つ前記複
   数のセクション（１１）、（１２）、（１３）の高さ分
   に相応する昇降ストロークにて昇降するように前記無端
   回動体（２５）に付設された商品受台（２１）、（２２
   ）とを組み合わせて構成してある自動販売機。