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JPH01259142A - キヤンエンド用アルミニウム合金板とその製造方法 - Google Patents

キヤンエンド用アルミニウム合金板とその製造方法

Info

Publication number
JPH01259142A
JPH01259142A JP8860288A JP8860288A JPH01259142A JP H01259142 A JPH01259142 A JP H01259142A JP 8860288 A JP8860288 A JP 8860288A JP 8860288 A JP8860288 A JP 8860288A JP H01259142 A JPH01259142 A JP H01259142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thickness
aluminum alloy
alloy plate
plate
cold rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8860288A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shoji
了 東海林
Miki Kanbayashi
神林 幹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Aluminum Co Ltd filed Critical Furukawa Aluminum Co Ltd
Priority to JP8860288A priority Critical patent/JPH01259142A/ja
Publication of JPH01259142A publication Critical patent/JPH01259142A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキャンエンド用アルミニウム合金板に関し、特
に高温塗装焼付は処理後の強度を向上し、薄肉化を可能
とするものである。
〔従来の技術〕
飲料缶として広く用いられているイージーオープン缶は
、キャンボディ(缶胴)とキャンエンド(缶蓋)からな
り、キャンボディはしごき加工(DI成形)によりカッ
プ状に加工され、キャンエンドは塗装焼付は処理を施し
てからスコア加工とリベット成形(多段張出成形)を行
ってタブを取付けた後、キャンボディに巻締め接合され
る。
キャンボディとしては深絞り性及びDI成形性に優れた
JIS3004合金板又はティンフリースチール板が用
いられ、キャンエンドとしてはコーヒー、果汁用等には
リベット成形性の優れたJIS 5052合金板が用い
られ、内圧の発生する炭酸飲料やビール等には更に強度
の高いJI85082合金板やJIS5182合金板等
が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年アルミ缶の需要が増大し、製造価格の低減のため缶
体の薄肉軽量化が進められており、これに伴って素材の
高強度化が強く望まれている。しかし上記従来の合金板
は成、形性に優れているものの、缶の塗装焼付け(以下
ベーキングと称す)時の加熱により強度が低下し、これ
に伴って耐圧強度が不足するため、内圧のかかる炭酸飲
料やビール用のキャンエンドでは板厚0.3 mm以下
の薄肉化が困難である。
しかるに最近は生産性向上を目的として、アルミコイル
を連続的に高温短時間塗装焼付けするコイルコーティン
グ設備(C0P、C,L ; co i 1prepe
ration  and  C,oating  1i
ne  )が設置されろようになっている。このコイル
コーティング設備によるベーキング条件は240〜30
0℃で数10秒程度であり、従来のシートコーティング
(通常200℃程度で10〜20分)よりもかなり高い
温度で処理されている。このため、このようなベーキン
グ条件の高温化に伴ない、従来合金板では強度の低下が
更に大きくなり、このため薄肉化がますます困難となる
、という問題があった。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明はかか
る状況に鑑み、成形性を損わず且つ高強度の包装用アル
ミニウム合金板およびその製造法を提供しようとするも
ので、本発明の策士発明は、Si0.5〜1.5重量%
(以下%と略記)、Mg0.5〜2.0%、Zr060
2〜0.15%を含有し、更にFe0.1〜0.6%、
Mn0.05〜1.0%、Cr0005〜0.3%のう
ち1〜3種を含有し残部がAlと不純物からなることを
特徴とするキャンエンド用アルミニウム合金板である。
本発明の合金は、時効処理、ベーキング中にMg−8i
系の析出硬化を起こすAl1−Mg−8i合金にZrを
添加して高温ベーキング後の強度を向上し、更にFe、
MnζCrを添加して成形性や異方性(耳率)を安定化
したものである。
本発明のキャンエンド用アルミニウム合金板の合金成分
の限定理由を以下に説明する。
3iは0.5%未満では時効処理やベーキングによりA
6−Mg−8i系化合物を析出させて強化するのには量
的に不十分であり、1.5%を超えると焼入感受性が高
くなり溶体化処理後の冷却過程において粗大なMg−8
i系化合物が粒界に析出して靭性が劣化し成形性が低下
する。
更には時効処理やベーキングでのAl−Mg−8i系化
合物の析出量が不足し十分な強度が得られなくなる。
Mgは0.5%未満ではMg−8i系化合物を析出させ
て強化するのには量的に不十分であり、2.0%を超え
ると靭性が劣化し成形性が損われる。
Zrは上記Al−Mg−8i系の析出硬化を更に安定化
し、高温ベーキング後の強度を更に改善するために添加
するが、0.02%未満ではその効果が少な(、逆に0
.15%を超えると粗大な金属間化合物となってリベッ
ト成形性を劣化させると共にMg−8i系化合物の析出
核サイトとなり焼入れ感受性が高くなってしまう。
Fe、 Mn、 Crは結晶粒を微細化して成形性を改
善し、集合組織を安定化させてカップ耳率な低減させ更
に強度も向上する効果を有する。添加量が各々0.01
%、0.05%、0.05%未満では上記効果が少なく
、逆に各々0゜6.1,0.0.3%を超えると粗大な
金属間化合物を形成してリベット成形性を劣化させる。
また、鋳塊組織の微細化剤として通常添加されるT1、
Bは、それぞれ0.1%、0.02%以下の範囲で添加
するのが好ましい。
更にCuは0.5%以下の添加であれば、耐食性を損わ
ずに強度を向」ニするので添加してもよい。
その他の不純物は0.1%程度以下であれば特に問題は
ない。
本発明の第2発明は上記第1発明のキャンエンド用アル
ミニウム合金板の製造方法であって、前記限定のAlJ
合金鋳塊を均質化処理後熱間圧延または/および冷間圧
延により最終板厚の1.6倍以上の厚さの板に加工し、
これを450〜580℃の温度で溶体化処理したのち冷
間圧延により最終板厚とすることを特徴とするキャンエ
ンド用アルミニウム合金板の製造方法であり、最終板厚
に冷間圧延したあと必要に応じ100〜250℃の温度
で時効処理が施される。
上記第2発明において、熱間圧延または/および冷間圧
延した上りの板厚を最終板厚の1.6倍以上に限定した
理由は、1.6倍未満ではそのあとの溶体化処理後の冷
間圧延で十分な加工硬化が得られず又再結晶組織か残存
して成形性が損われるためである。
上記の溶体化処理温度を450〜580°Cに限定した
理由は450℃未満ではMgおよびSlが十分な量固溶
せず強度向上に寄与しな(なるためで、580℃を超え
ると結晶粒が粗大化して成形性が低下するためである。
上記第3発明では、冷間圧延後に時効処理を行う。これ
はAl−Mg−8i系の析出を更に十分に起こさせ、強
度を得るためである。
最終板厚での時効処理温度を100〜250℃に限定し
た理由は、100℃未満ではAl−Mg −8i系化合
物を均−且つ高密度に析出させるのが困難であり、25
0℃を超えると上記化合物が粗大化して十分な強度が得
られな(なるためである。
このようにして得られる本発明合金板は、続(ベーキン
グ処理を高温で行っても強度の低下が少ないか、又はむ
しろ強度がベーキング前よりモ向上し、薄肉用キャンエ
ンド材として好適なものである。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明の第1発明の詳細な説明する
実施例1 第1表に示す組成のA1合金を溶解しDC鋳造法により
厚さ500+IImのスラブに鋳造し、これを均質化処
理してから熱間圧延により厚さ3.OTn+++の板に
圧延し、次いで冷間圧延により厚さ0.8闘の板に圧延
したあと、連続焼鈍炉により520°C・10秒間の溶
体化処理を施し、空冷後冷間圧延により厚さ0.25 
rnmO板に仕上げた。これに280°Cで10秒間の
ベーキング(CPCLによる)を施したのち、外径60
mmφのキャンエンドに成形し、耐圧強度、リベット成
形性を評価した。
耐圧強度は350+++l用キヤンボデイに巻締め接合
した後、高圧N2ガスを圧入し、座屈に至った時の内圧
力を測定して評価した。ビールや炭酸飲料では5〜6 
kg /crdの内圧が発生するため、これに耐える耐
圧強度として7 kgf / cr1以上が要求されて
いる。リベット成形性は3段階張出加工により、外径3
朋、高さ2.4 mmのリベットを成形した後、タブを
接合し、割れ発生率を測定し10.OO0個成形したと
きの割れ発生率で評価した。
又ベーキング前後の板の機械的性質を引張試験により測
定した。これらの結果を第2表に示す。
第  1  表 第  2  表 第2表から明らかなように本発明合金板%1〜5は28
0℃ベーキング後の耐力が37に9/−以上であり、従
来JIS 5182合金板よりも高強度であって、耐圧
強度も良好であり、リベット成形性にも優れている。こ
れに対し、組成範囲のはずれる比較合金板r1k16〜
11はベーキング後の耐力が低くて耐圧節0度に劣るか
、又は成形性が不良でリベット割れ発生率が高い。
実施例2 第1表のN1′12と同じ組成のk1合金を溶解し、D
C鋳造により厚さ500羽のスラブに鋳造し、これを均
質化処理してから熱間圧延により3. Ommの板に圧
延し、更に一部を冷間圧延して種々の板厚に圧延し、次
いでこれらの板を種々温度で溶体化処理してのち、冷間
圧延して厚さ0.25mrnO板に仕上げた。一部につ
いては時効処理を更に加えた。最後に、CPCLにより
270℃、18秒間のベーキングを施した。
このようにして得られた種々の合金板について耐圧強度
とリベット成形性を測定した。耐圧強度とリベット成形
性は実施例1と同じ方法で測定した。結果は製造条件と
共に第3表に示した。
第  3  表 第3表から明らかなように、本発明製造方法(礼(3)
によるアルミニウム合金板陥1〜5は良好な耐圧強度と
りベット成形性を示すことがわかる。これに対し比較例
1’th18〜21は、溶体化処理温度とその板厚、又
は時効処理条件がはずれ、耐圧強度またはリベット成形
性が劣る。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、キャンエンド用アルミニウ
ム合金板として高強度と良好なリベット成形性が得られ
、薄肉化可能となり工業上顕著な効果を奏するものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Si0.5〜1.5重量%、Mg0.5〜2.0
    重量%、Zr0.02〜0.15重量%を含有し、更に
    Fe0.1〜0.6重量%、Mn0.05〜1.0重量
    %、Cr0.05〜0.3重量%のうち1〜3種を含有
    し、残部Alと不純物からなることを特徴とするキャン
    エンド用アルミニウム合金板。
  2. (2)Si0.5〜1.5重量%、Mg0.5〜2.0
    重量%、Zr0.02〜0.15重量%を含有し、更に
    Fe0.1〜0.6重量%、Mn0.05〜1.0重量
    %、Cr0.05〜0.3重量%のうち1〜3種を含有
    し、残部Alと不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を
    均質化処理後、熱間圧延または/および冷間圧延により
    最終板厚の1.6倍以上の厚さの板に加工し、これを4
    50〜580℃の温度で溶体化処理したのち最終板厚に
    冷間圧延することを特徴とするキヤンエンド用アルミニ
    ウム合金板の製造方法。
  3. (3)最終板厚に冷間圧延したのち100〜250℃の
    温度で時効処理することを特徴とする請求項2記載のキ
    ヤンエンド用アルミニウム合金板の製造方法。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5302342A (en) * 1989-11-17 1994-04-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Aluminum alloy for heat exchangers
JP2008019483A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Kobe Steel Ltd 温間成形用アルミニウム合金板および温間成形方法

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