JPH0122228Y2 - - Google Patents
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- JPH0122228Y2 JPH0122228Y2 JP1983102172U JP10217283U JPH0122228Y2 JP H0122228 Y2 JPH0122228 Y2 JP H0122228Y2 JP 1983102172 U JP1983102172 U JP 1983102172U JP 10217283 U JP10217283 U JP 10217283U JP H0122228 Y2 JPH0122228 Y2 JP H0122228Y2
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Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、電線の一端部を単に差込むだけで他
の電線との接続を行なうことのできる差込み型コ
ネクタに関する。
の電線との接続を行なうことのできる差込み型コ
ネクタに関する。
この種の差込み型コネクタは、耐熱絶縁材から
なるホルダ内に電線相互の結線を行なう導電部材
とこの導電部材に電線を圧接するばね片とを内設
した構造を有し、結線すべき電線の接続端部の被
覆を剥し、この剥離部をホルダの差込み口から単
に差込むだけで、だれにでも簡単に結線作業を行
なうことができ、その利点は大きい。
なるホルダ内に電線相互の結線を行なう導電部材
とこの導電部材に電線を圧接するばね片とを内設
した構造を有し、結線すべき電線の接続端部の被
覆を剥し、この剥離部をホルダの差込み口から単
に差込むだけで、だれにでも簡単に結線作業を行
なうことができ、その利点は大きい。
そして、この種のコネクタとして、従来から第
1図および第2図a,bに示すような構造のもの
が知られている。これを簡単に説明すると、図中
符号1は板状部材を折曲げ形成した導電板、2は
この導電板1に付設されその折曲げ頂部1aに対
し圧接されるばね片2aを有する板ばねで、これ
らは耐熱絶縁材からなるホルダ3内に配設されて
いる。なお、この例では、5本の電線を差込み接
続し得るタイプを示している。
1図および第2図a,bに示すような構造のもの
が知られている。これを簡単に説明すると、図中
符号1は板状部材を折曲げ形成した導電板、2は
この導電板1に付設されその折曲げ頂部1aに対
し圧接されるばね片2aを有する板ばねで、これ
らは耐熱絶縁材からなるホルダ3内に配設されて
いる。なお、この例では、5本の電線を差込み接
続し得るタイプを示している。
そして、その接続端を剥離した電線4を、ホル
ダ3の差込み口3aからその内部に差込み、さら
に導電板1の基部側に穿設された孔部16から電
線4の剥離部4aを、その折曲げ頂部1aとばね
片2a間に臨ませ、ばね片2aをたわませた状態
で押し込むとよい。このようにすれば、第2図a
に示されるように、電線4の剥離部4aは、導電
板1の折曲げ頂部1aに対し直交する方向から当
接されるとともに、その上方からばね片2aの先
端部にて圧接して挾持されるもので、これにより
この電線4は導電板1に対し電気的に接続される
ことになる。そして、この導電板1に対し、第1
図に示すように、必要本数の電線4を並べて適宜
接続することにより電線相互の結線が行なわれる
ものであつた。
ダ3の差込み口3aからその内部に差込み、さら
に導電板1の基部側に穿設された孔部16から電
線4の剥離部4aを、その折曲げ頂部1aとばね
片2a間に臨ませ、ばね片2aをたわませた状態
で押し込むとよい。このようにすれば、第2図a
に示されるように、電線4の剥離部4aは、導電
板1の折曲げ頂部1aに対し直交する方向から当
接されるとともに、その上方からばね片2aの先
端部にて圧接して挾持されるもので、これにより
この電線4は導電板1に対し電気的に接続される
ことになる。そして、この導電板1に対し、第1
図に示すように、必要本数の電線4を並べて適宜
接続することにより電線相互の結線が行なわれる
ものであつた。
しかしながら、このような従来構造では、第2
図bからも明らかなように、電線4は、導電板1
の折曲げ頂部1aとばね片2aの先端との間でそ
れぞれ点接触にて接続されているだけであるた
め、その接触抵抗が大きく、電流が流れにくく、
また差込み状態によつては接触不良を生じるとい
つた問題があり、信頼性の高い接続を行なううえ
で好ましいものではなかつた。
図bからも明らかなように、電線4は、導電板1
の折曲げ頂部1aとばね片2aの先端との間でそ
れぞれ点接触にて接続されているだけであるた
め、その接触抵抗が大きく、電流が流れにくく、
また差込み状態によつては接触不良を生じるとい
つた問題があり、信頼性の高い接続を行なううえ
で好ましいものではなかつた。
特に、上述したコネクタは、線径の異なる2種
類以上の電線接続用として共通に使用されること
が多く、このため導電板1の基部側の孔部1bは
その最大径よりも大きめに形成されており、この
孔部1b部分やそれ以外の部分で電線との接続を
取ることもできないもので、何らかの対策を講じ
ることが望まれている。
類以上の電線接続用として共通に使用されること
が多く、このため導電板1の基部側の孔部1bは
その最大径よりも大きめに形成されており、この
孔部1b部分やそれ以外の部分で電線との接続を
取ることもできないもので、何らかの対策を講じ
ることが望まれている。
また、上述した従来のコネクタでは、導電板1
を折曲げ形成するといつた加工上の問題があるば
かりでなく、電線を圧接するばね片と電線との接
触抵抗が導電板側と同じであるため、このばね片
側に過大な電流が流れ、その圧接力を弱めるとい
つた虞れもあつた。
を折曲げ形成するといつた加工上の問題があるば
かりでなく、電線を圧接するばね片と電線との接
触抵抗が導電板側と同じであるため、このばね片
側に過大な電流が流れ、その圧接力を弱めるとい
つた虞れもあつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、導電板に電線が差込まれる差込み孔とし
て、この導電板の電線差込み側と板ばね側の孔縁
のそれぞれの二位置で電線に接触するような非真
円形状の孔部を穿設し、かつこの孔部を覆うよう
に導電板の反差込み側の面に沿つて板ばねを付設
して前記差込み孔孔縁による支持位置よりも電線
の差込み端側を板ばね先端の押圧片で導電板側に
圧接させるとともに、この板ばねを付設した導電
板をホルダ内で電線の差込み方向に傾斜させた状
態で遊動可能に組込んで配置させるという簡単な
構成によつて、電線の導電板に対する接触面積を
増し、その接触抵抗を小さくして電流を流し易く
し、安全で適切かつ確実な接続が行なえるばかり
でなく、各部の成形加工性や耐久性の面でも優
れ、コスト的にも安価であるといつた利点を奏す
る差込み型コネクタを提供するものである。
であり、導電板に電線が差込まれる差込み孔とし
て、この導電板の電線差込み側と板ばね側の孔縁
のそれぞれの二位置で電線に接触するような非真
円形状の孔部を穿設し、かつこの孔部を覆うよう
に導電板の反差込み側の面に沿つて板ばねを付設
して前記差込み孔孔縁による支持位置よりも電線
の差込み端側を板ばね先端の押圧片で導電板側に
圧接させるとともに、この板ばねを付設した導電
板をホルダ内で電線の差込み方向に傾斜させた状
態で遊動可能に組込んで配置させるという簡単な
構成によつて、電線の導電板に対する接触面積を
増し、その接触抵抗を小さくして電流を流し易く
し、安全で適切かつ確実な接続が行なえるばかり
でなく、各部の成形加工性や耐久性の面でも優
れ、コスト的にも安価であるといつた利点を奏す
る差込み型コネクタを提供するものである。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
第3図ないし第7図a,bは本考案に係る差込
み型コネクタの一実施例を示すものであり、本実
施例では4本の電線を接続するタイプを示してい
る。
み型コネクタの一実施例を示すものであり、本実
施例では4本の電線を接続するタイプを示してい
る。
これらの図において、全体を符号10で示す差
込み型コネクタは、4個の電線差込み口11を有
する耐熱絶縁材からなるホルダ12と、このホル
ダ12内に組込まれる電線接続用の導電板13お
よびこれに付設された電線圧接用の押圧片14a
を有する板ばね14と、このホルダ12の電線差
込み口11と反対側の開口端を閉塞するキヤツプ
15などによつて構成されている。そして、この
コネクタ10には、その接続端の被覆を剥し、剥
離部16aとしてなる電線16(一般には単芯電
線が用いられる)が適宜差込まれて第4図a,b
に示す導電板13と板ばね14とによつて接続さ
れる。
込み型コネクタは、4個の電線差込み口11を有
する耐熱絶縁材からなるホルダ12と、このホル
ダ12内に組込まれる電線接続用の導電板13お
よびこれに付設された電線圧接用の押圧片14a
を有する板ばね14と、このホルダ12の電線差
込み口11と反対側の開口端を閉塞するキヤツプ
15などによつて構成されている。そして、この
コネクタ10には、その接続端の被覆を剥し、剥
離部16aとしてなる電線16(一般には単芯電
線が用いられる)が適宜差込まれて第4図a,b
に示す導電板13と板ばね14とによつて接続さ
れる。
ここで、まず、ホルダ12およびキヤツプ15
について、第3図、第5図a,b、および第6図
を用いて簡単に説明すると、ホルダ12は、全体
が横長の略有底角筒状を呈し、その閉塞された前
端部12aに前記4個の電線差込み口11が一列
に並んで形成され、その内部空間17と外部とが
連通されている。なお、これら差込み口11は外
方に向つて拡がるラツパ状に形成され、外部から
差込まれる電線をホルダ12内に適切に案内し得
るように構成されている。また、その内方端でホ
ルダ12の内部空間17の底部は、第3図に示す
ように、差込み口11形成部分を差込み方向に延
設する突条部18が突設され、これによつてその
上、下に段部18a,18bが形成されている。
この段部18a,18bは後述する板ばね14が
付設された導電板13の一端を支持する支持段部
として機能するとともに、この導電板13をホル
ダ12内に組込む際のガイドとしての機能をも備
えている。
について、第3図、第5図a,b、および第6図
を用いて簡単に説明すると、ホルダ12は、全体
が横長の略有底角筒状を呈し、その閉塞された前
端部12aに前記4個の電線差込み口11が一列
に並んで形成され、その内部空間17と外部とが
連通されている。なお、これら差込み口11は外
方に向つて拡がるラツパ状に形成され、外部から
差込まれる電線をホルダ12内に適切に案内し得
るように構成されている。また、その内方端でホ
ルダ12の内部空間17の底部は、第3図に示す
ように、差込み口11形成部分を差込み方向に延
設する突条部18が突設され、これによつてその
上、下に段部18a,18bが形成されている。
この段部18a,18bは後述する板ばね14が
付設された導電板13の一端を支持する支持段部
として機能するとともに、この導電板13をホル
ダ12内に組込む際のガイドとしての機能をも備
えている。
また、このホルダ12の両側部後方には、長溝
状の係止孔19a,19aが穿設され、一方この
ホルダ12の開口端側を閉塞するようにして圧入
されるキヤツプ15の両側部には前記係止孔19
a,19a内に係止される係止突起19b,19
bが一体に突設されている。さらに、このキヤツ
プ15の内方端には、前述した差込み口11から
差込まれる電線16の先端を逃げる凹陥部15a
が凹設されている。
状の係止孔19a,19aが穿設され、一方この
ホルダ12の開口端側を閉塞するようにして圧入
されるキヤツプ15の両側部には前記係止孔19
a,19a内に係止される係止突起19b,19
bが一体に突設されている。さらに、このキヤツ
プ15の内方端には、前述した差込み口11から
差込まれる電線16の先端を逃げる凹陥部15a
が凹設されている。
さて、本考案によれば、上述したようなホルダ
12内に組込まれる導電板13を、第4図a,b
に示すように、たとえば純銅スズメツキなどのよ
うな板状導電材料にて略平板状に形成し、これに
平行して押圧片14aを有するたとえばりん青銅
などによる板ばね14を付設するとともに、前記
導電板13に対しその差込み側とばね側の孔縁の
それぞれ二位置で電線16に接触し得るような非
真円形状を呈する差込み孔20を穿設し、かつこ
の差込み孔20を電線16の反差込み側において
覆うように板ばね14が延設して付設するように
し、さらにこの板ばね14を付設した導電板13
を、ホルダ12内で差込み孔11からの電線剥離
部16aの差込み方向に傾斜した状態で差込み時
に遊動可能に組込むようにしたところに特徴を有
している。
12内に組込まれる導電板13を、第4図a,b
に示すように、たとえば純銅スズメツキなどのよ
うな板状導電材料にて略平板状に形成し、これに
平行して押圧片14aを有するたとえばりん青銅
などによる板ばね14を付設するとともに、前記
導電板13に対しその差込み側とばね側の孔縁の
それぞれ二位置で電線16に接触し得るような非
真円形状を呈する差込み孔20を穿設し、かつこ
の差込み孔20を電線16の反差込み側において
覆うように板ばね14が延設して付設するように
し、さらにこの板ばね14を付設した導電板13
を、ホルダ12内で差込み孔11からの電線剥離
部16aの差込み方向に傾斜した状態で差込み時
に遊動可能に組込むようにしたところに特徴を有
している。
すなわち、本実施例によれば、この導電板13
に形成される差込み孔20は、第4図aに示すよ
うに、略ひし形形状を呈し、前記ホルダ12側の
差込み口11と対向して4個が一列に並設されて
いる。ここで、注目すべきことは、これら差込み
孔20は、第7図a,bから明らかなように、差
込まれる電線16の径よりも十分に大きく形成さ
れ、かつ第3図に示すように、ホルダ12内で導
電板13が差込み方向に傾斜して電線差込み時に
遊動可能に配置されたときに、その上、下孔縁に
て電線16に対しそれぞれ二位置で接触し得るよ
うに構成されることである。
に形成される差込み孔20は、第4図aに示すよ
うに、略ひし形形状を呈し、前記ホルダ12側の
差込み口11と対向して4個が一列に並設されて
いる。ここで、注目すべきことは、これら差込み
孔20は、第7図a,bから明らかなように、差
込まれる電線16の径よりも十分に大きく形成さ
れ、かつ第3図に示すように、ホルダ12内で導
電板13が差込み方向に傾斜して電線差込み時に
遊動可能に配置されたときに、その上、下孔縁に
て電線16に対しそれぞれ二位置で接触し得るよ
うに構成されることである。
これを第7図a,bにて詳述すると、上述した
ように、略ひし形形状を呈する差込み孔20は、
その導電板13をホルダ12内で傾斜させると、
電線16の差込み方向からみると、その上、下孔
線部分が電線16の径寸法と略等しい間隔を有す
る状態となり、これに電線16の剥離部16aを
差込むと、導電板13の差込み側上部孔縁とばね
側下部孔縁とが電線16の差込み方向に所定間隔
αをおいてそれぞれ第7図bで示すように二位置
で接触状態となるものである。そして、このよう
な合計4個所での接触状態は、第7図aに示され
るように、電線16のばね側差込み孔20孔縁の
支持位置よりも差込み方向に所定間隔βをおいて
さらに前方で圧接される板ばね14の押圧片14
a先端にて確実に維持され、その結果電線16と
導電板13との間の接触面積が従来に比べて増大
し、その接触抵抗を小さくすることが可能となる
ものである。
ように、略ひし形形状を呈する差込み孔20は、
その導電板13をホルダ12内で傾斜させると、
電線16の差込み方向からみると、その上、下孔
線部分が電線16の径寸法と略等しい間隔を有す
る状態となり、これに電線16の剥離部16aを
差込むと、導電板13の差込み側上部孔縁とばね
側下部孔縁とが電線16の差込み方向に所定間隔
αをおいてそれぞれ第7図bで示すように二位置
で接触状態となるものである。そして、このよう
な合計4個所での接触状態は、第7図aに示され
るように、電線16のばね側差込み孔20孔縁の
支持位置よりも差込み方向に所定間隔βをおいて
さらに前方で圧接される板ばね14の押圧片14
a先端にて確実に維持され、その結果電線16と
導電板13との間の接触面積が従来に比べて増大
し、その接触抵抗を小さくすることが可能となる
ものである。
また、上述したように電線16を、導電板13
における差込み孔20に差込みかつ板ばね14の
押圧片14a先端で圧接させることにより差込み
孔20の差込み側と反差込み側(板ばね側)との
4個所で接触させる構造によれば、これら各接触
点において導電板13の差込み孔20孔縁が電線
16側に喰い込み、電線16の抜き出しを防いで
確実なコネクタ接続を行なえるという利点もあ
る。勿論、電線16の取外しは、電線16を両方
向に回転させながら徐々に抜き出すことで行なえ
るものである。
における差込み孔20に差込みかつ板ばね14の
押圧片14a先端で圧接させることにより差込み
孔20の差込み側と反差込み側(板ばね側)との
4個所で接触させる構造によれば、これら各接触
点において導電板13の差込み孔20孔縁が電線
16側に喰い込み、電線16の抜き出しを防いで
確実なコネクタ接続を行なえるという利点もあ
る。勿論、電線16の取外しは、電線16を両方
向に回転させながら徐々に抜き出すことで行なえ
るものである。
なお、上述した導電板13および板ばね14
は、電線16の差込み状態とこれによる挾持状態
とが適切かつ円滑に行なえるように、ホルダ12
内で多少遊動し得る状態で差込み方向に傾斜して
組込まれるもので、その理由は容易に理解されよ
う。また、板ばね14は導電板13に対しその上
端部で適宜の連結手段21にて連結支持され、こ
れにより前記差込み孔20を閉塞し得る長さにて
延設された各押圧片14aが電線16の差込みに
より湾曲変形されるもので、その結果この板ばね
14の押圧片14aで導電板13側に押圧された
電線16が、差込み孔20に差込まれた電線16
の剥離部16aが差込み孔20の差込み側と板ば
ね側の孔縁に二位置で4点接触されることにな
る。
は、電線16の差込み状態とこれによる挾持状態
とが適切かつ円滑に行なえるように、ホルダ12
内で多少遊動し得る状態で差込み方向に傾斜して
組込まれるもので、その理由は容易に理解されよ
う。また、板ばね14は導電板13に対しその上
端部で適宜の連結手段21にて連結支持され、こ
れにより前記差込み孔20を閉塞し得る長さにて
延設された各押圧片14aが電線16の差込みに
より湾曲変形されるもので、その結果この板ばね
14の押圧片14aで導電板13側に押圧された
電線16が、差込み孔20に差込まれた電線16
の剥離部16aが差込み孔20の差込み側と板ば
ね側の孔縁に二位置で4点接触されることにな
る。
さらに、本実施例で示すようなひし形形状を呈
する差込み孔20によれば、その中央部分を横方
向に大きく取ることによつて、第8図に示すよう
に、径寸法の異なる電線16,22に対処し得る
ものである。
する差込み孔20によれば、その中央部分を横方
向に大きく取ることによつて、第8図に示すよう
に、径寸法の異なる電線16,22に対処し得る
ものである。
したがつて、上述した構成によれば、導電板1
3に形成する差込み孔20を前述した所定の形状
にて形成し、さらにこの差込み孔20を閉塞する
ように延設された押圧片14aを有する板ばね1
4と共にホルダ12内で電線16の差込み方向に
傾斜させた状態で電線差込み時に多少遊動し得る
ようにして保持させるだけで、電線16に対する
接触面積を増大させ、接触抵抗を小さくし得ると
いう利点がある。また、本実施例によれば、導電
板13、板ばね14共に、平板状を呈し、単に孔
加工やスリツト加工のみが施こされているだけ
で、しかもこれらを単に一端部で連結するだけで
よいため、その成形加工および組立が簡単である
といつた利点がある。
3に形成する差込み孔20を前述した所定の形状
にて形成し、さらにこの差込み孔20を閉塞する
ように延設された押圧片14aを有する板ばね1
4と共にホルダ12内で電線16の差込み方向に
傾斜させた状態で電線差込み時に多少遊動し得る
ようにして保持させるだけで、電線16に対する
接触面積を増大させ、接触抵抗を小さくし得ると
いう利点がある。また、本実施例によれば、導電
板13、板ばね14共に、平板状を呈し、単に孔
加工やスリツト加工のみが施こされているだけ
で、しかもこれらを単に一端部で連結するだけで
よいため、その成形加工および組立が簡単である
といつた利点がある。
ここで、このコネクタ10の組立てについて簡
単に述べると、板ばね14を導電板13に対し連
結した後、これらをホルダ12内にその連結端を
先にして挿入する。このとき、これら導電板13
および板ばね14の連結端がホルダ12内でのい
ずれか一方の支持段部18aまたは18bに対し
係入されるように挿入すればよいものである。そ
して、この状態で手をはなし、導電板13等を第
3図に示すように傾斜させ、しかる後ホルダ12
にキヤツプ15を組付けて、前記導電板13等を
ホルダ12内で多少遊動し得るようにして傾斜さ
せて配設すればよいものである。勿論、導電板1
3を上述した状態でホルダ12内に組込むため
に、キヤツプ15を用いず、別の係止手段を利用
してもよいことは言うまでもない。
単に述べると、板ばね14を導電板13に対し連
結した後、これらをホルダ12内にその連結端を
先にして挿入する。このとき、これら導電板13
および板ばね14の連結端がホルダ12内でのい
ずれか一方の支持段部18aまたは18bに対し
係入されるように挿入すればよいものである。そ
して、この状態で手をはなし、導電板13等を第
3図に示すように傾斜させ、しかる後ホルダ12
にキヤツプ15を組付けて、前記導電板13等を
ホルダ12内で多少遊動し得るようにして傾斜さ
せて配設すればよいものである。勿論、導電板1
3を上述した状態でホルダ12内に組込むため
に、キヤツプ15を用いず、別の係止手段を利用
してもよいことは言うまでもない。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更するこ
とは自由である。
ず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更するこ
とは自由である。
たとえば導電板13に穿設される差込み孔20
としては、第9図a,b,cに示すように、楕円
形状、正方形状、平行四辺形状等、種々の変形例
が考えられるものである。また、導電板13とし
ても、実施例のように、単に平板状を呈するもの
に限らず、たとえばその一部を湾曲させたり、ま
た第10図に示すように、板ばね14を確実に固
定するため、その一端23を折返すように形成す
るなど、種々の変形例が考えられる。
としては、第9図a,b,cに示すように、楕円
形状、正方形状、平行四辺形状等、種々の変形例
が考えられるものである。また、導電板13とし
ても、実施例のように、単に平板状を呈するもの
に限らず、たとえばその一部を湾曲させたり、ま
た第10図に示すように、板ばね14を確実に固
定するため、その一端23を折返すように形成す
るなど、種々の変形例が考えられる。
以上説明したように、本考案に係る差込み型コ
ネクタによれば、板材にて形成された導電体とし
ての導電板に穿設して形成される電線の差込み孔
を、この導電板の電線差込み側と板ばねの側の孔
縁のそれぞれの二位置で電線に接触するような非
真円形状の孔部とし、かつこの孔部を閉塞するよ
うに導電板の面に沿つて一端が結合された板ばね
を付設して前記差込み孔孔縁による支持位置より
も電線の差込み端側を板ばね先端の押圧片で導電
板側に圧接させるとともに、この板ばねを付設し
た導電板をホルダ内で電線の差込み方向に傾斜さ
せた状態で遊動可能に組込んで配置させるように
したので、簡単で、加工性、コスト面で優れた構
成にもかかわらず、電線の導電板に対する接触面
積を従来に比べて大幅に増大させ、その接触抵抗
を小さくし、その接続を安全で適切かつ確実に行
うことができる等、その実用上の効果は大きい。
ネクタによれば、板材にて形成された導電体とし
ての導電板に穿設して形成される電線の差込み孔
を、この導電板の電線差込み側と板ばねの側の孔
縁のそれぞれの二位置で電線に接触するような非
真円形状の孔部とし、かつこの孔部を閉塞するよ
うに導電板の面に沿つて一端が結合された板ばね
を付設して前記差込み孔孔縁による支持位置より
も電線の差込み端側を板ばね先端の押圧片で導電
板側に圧接させるとともに、この板ばねを付設し
た導電板をホルダ内で電線の差込み方向に傾斜さ
せた状態で遊動可能に組込んで配置させるように
したので、簡単で、加工性、コスト面で優れた構
成にもかかわらず、電線の導電板に対する接触面
積を従来に比べて大幅に増大させ、その接触抵抗
を小さくし、その接続を安全で適切かつ確実に行
うことができる等、その実用上の効果は大きい。
第1図および第2図a,bは従来例を説明する
ための概略斜視図とその要部断面図、第3図は本
考案に係る差込み型コネクタの一実施例を示す要
部断面図、第4図a,bはこれに用いる導電板と
板ばねとを示す平面図および側面図、第5図a,
bは同じくホルダの正面図および側断面図、第6
図は同じくキヤツプの側面図、第7図a,bおよ
び第8図は本考案による作用効果を説明するため
の図、第9図a,b,cおよび第10図は本考案
の変形例を示す図である。 10……差込み型コネクタ、11……差込み
口、12……ホルダ、13……導電板、14……
板ばね、14a……押圧片、16……電線、16
a……剥離部、17……ホルダ内部空間、20…
…差込み孔。
ための概略斜視図とその要部断面図、第3図は本
考案に係る差込み型コネクタの一実施例を示す要
部断面図、第4図a,bはこれに用いる導電板と
板ばねとを示す平面図および側面図、第5図a,
bは同じくホルダの正面図および側断面図、第6
図は同じくキヤツプの側面図、第7図a,bおよ
び第8図は本考案による作用効果を説明するため
の図、第9図a,b,cおよび第10図は本考案
の変形例を示す図である。 10……差込み型コネクタ、11……差込み
口、12……ホルダ、13……導電板、14……
板ばね、14a……押圧片、16……電線、16
a……剥離部、17……ホルダ内部空間、20…
…差込み孔。
Claims (1)
- 複数本の電線16が差込まれる複数の差込み口
11を有するホルダ12と、このホルダ12の内
部空間17内に配置されかつ各電線16が差込ま
れることにより電線差込み側と反差込み側の孔縁
のそれぞれ二位置で前記電線に接触する非真円形
状を呈する複数の差込み孔20が穿設されている
導電板13と、この導電板13の一端側に結合さ
れかつこの導電板13の反差込み側の面に沿つて
付設されて先端側の電線押圧片14aが前記各差
込み孔20を覆うように延設され前記各電線16
の差込み端側を前記差込み孔20の反差込み側の
孔縁による支持位置よりも先端側で前記導電板1
3側に圧接させる板ばね14とを備えてなり、こ
の板ばね14が付設された前記導電板13を、前
記ホルダ12の内部空間17内に、前記電線16
の差込み方向に傾斜させた状態で遊動可能に組込
んだことを特徴とする差込み型コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10217283U JPS6010272U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 差込み型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10217283U JPS6010272U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 差込み型コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010272U JPS6010272U (ja) | 1985-01-24 |
JPH0122228Y2 true JPH0122228Y2 (ja) | 1989-06-30 |
Family
ID=30240954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10217283U Granted JPS6010272U (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 差込み型コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010272U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8550838B2 (en) * | 2011-07-25 | 2013-10-08 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector having poke-in wire contact |
JP6019092B2 (ja) * | 2014-12-08 | 2016-11-02 | リズム協伸株式会社 | 電線コネクタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5349689U (ja) * | 1976-09-30 | 1978-04-26 |
-
1983
- 1983-07-01 JP JP10217283U patent/JPS6010272U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6010272U (ja) | 1985-01-24 |
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