JPH01179265A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッドを存するテープレコーダたとえば
ＶＴＲ，ＤＡＴなどの磁気記録再生装Ｔ１特にキャプス
タンおよびテープガイド部材の構成に関するものである
。

従来の技術 従来、ＶＴＲやＤＡＴなどの磁気記録再生装置は、磁気
テープを左右一対のガイドローラによりテープカセット
から引き出し、回転ドラムの所定の位置に巻き付け、キ
ャプスタン軸とピンチローラにより磁気テープを挟持し
テープ走行させる構成となっていた。（たとえば、特開
昭６０〜１６４９４８号公報）。

以下図面を参照しながら、上述した従来の磁気記録再生
装置の一例について説明する。

第２図は、従来の磁気記録再生装置の一例を示すもので
ある。１は磁気テープである。２は供給リールで、磁気
テープ１を供給する。３は回転ドラムで、磁気へンドを
有する回転自在の回転ヘッドドラムと外周部にヘリカル
状にテープリードが形成された固定ドラムからなる。回
転ドラム３は磁気テープ１を斜めに巻き付けるためにそ
の回転軸が基台に対し斜めに取り付けられている。６゜
７は傾斜ポストで、回転ドラム３に斜めに巻き付いた磁
気テープｌに対応して傾斜しており、回転ドラム３に対
して固定位置に設けられている。８゜９はガイドローラ
である。１０．１１はベースで、ガイドローラ８．９が
固定されており両者は磁気テープ１をテープカセット内
より回転ドラム３の両側にローディングして回転ドラム
３および傾斜ポスト６．７に巻き付ける０図中の破線は
テープローディング前、実線はテープローディング後の
位置を示す、磁気テープ１の移送時間を短縮するため２
組のガイドローラ８．９およびベース１０゜１１はほぼ
同時に移動可能なように構成されている。４．５はスト
ッパーで回転ドラム３に対し固定位置に設けられ、ベー
ス１０．１１の移動位置を規制する。このような磁気記
録再生装置においてガイドローラ８，９は、磁気テープ
１を安定して走行させるためにその磁気テープ案内面に
は高い回転振れ精度が要求される。また回転ドラム３に
傾斜して巻き付けられる磁気テープ１に捻れを生じさせ
ないために位置および垂直度精度が要求される。その精
度を磁気テープ１を移送するたびに再現性良く維持する
のがストッパー４．５およびベース１０．１１であり、
ストッパー４．５には形状精度および取り付は位置精度
が要求される。

このためストッパー４．５は治具等で位置決めが行われ
る。１６は移動可能に設けられた垂直ガイド部材で、ガ
イドローラ８．９、ベース１０゜１１と共にテープカセ
ット内から磁気テープｌを引出し、キャプスタン軸１２
への磁気テープ巻き付き角を規制する。１３はピンチロ
ーラで、テープカセットから引き出された磁気テープ１
は、キャプスタン軸１２とピンチローラ１３で挟み付け
られ、キャプスタン軸１２の回転駆動力により走行する
。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、左右−対のガイ
ドローラ８，９を同時にテープカセット内より回転ドラ
ム３の両側に移動させるためのテープローディング機構
が？３１１雑になること、ストッパー４．５という高精
度な位置決めが２カ所必要であること、またベース１０
．１１、ストッパー４．５、ガイドローラ８．９という
高い形状精度を要求される部品も２つずつ必要であるこ
となどの問題点を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、簡素なテープ走行系と簡
単なローディング機構およびストッパーの位１１ｆｌ！
整の省力化を図れる磁気記録再生装置を提供するもので
ある。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、回転ドラムと、キャプスタン軸との間に配置されて
おり磁気テープに対して所定の角度傾斜させた傾斜ポス
トと、キャプスタン軸との間で、磁気テープの走行経路
に影響する部材が配置されないことを特徴としている。

さらに傾斜ポストとキャプスタン軸の両側面が共通に接
する平面に、同様に側面で接する垂直ガイド部材を設け
たものである。

作用 本発明は、上記した手段によって従来はキャプスタン軸
と回転ドラムとの間に位置していたガイドローラを削除
することとなり、簡素なテープ走行系となる。また巻取
り側の傾斜ポストを固定させた場合には供給側のガイド
ローラと、；トヤプスクン軸への磁気テープ巻付きを規
制する垂直ガ・イド部材とで磁気テープを回転ドラムに
巻き付けることができ、巻取り側のテープローディング
機構は不要となる。同時にガイドローラを固定するため
のベースとストッパーも１組不要となり、ストッパーの
位置調整も１カ所でよい。さらに垂直ガイド部材を、巻
取り側の傾斜ポストとキャプスタン軸の両側面が共通に
接する平面に、同様に側面で接する位置に、つまりは領
ｊ：’Ｉボストとキャプスタン軸とで形成されるテープ
走行経路の延長上に設けることで、キャプスタン軸から
ピンチローラが離開し、磁気テープへの駆動力の伝達が
行われない早送り等のモードにおいても磁気テープの走
行経路は変わらないため磁気テープの捻れがない安定し
た走行が得られる。

実施例 以下本発明の一実施例の磁気記録再生装置について、図
面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の実施例における磁気記録再生装置の
構成を示す平面図である。第１図において、ｌは磁気テ
ープである。２は供給リールで、磁気テープ１を供給す
る。３は回転ドラムで、磁気ヘッドを有する回転自在の
回転ヘッドドラムと外周部にヘリカル状にテープリード
が形成された固定ドラムからなる。回転ドラム３は磁気
テープ１を斜めに巻き付けるためにその回転軸が基台に
対し斜めに取り付けられている。７は巻取り側の傾斜ポ
ストで、回転ドラム３に斜めに巻き付いた磁気テープ１
に対応して傾斜しており、回転ドラム３に対して固定位
置に設けられている。８はガイドローラである。６は供
給側の傾斜ポストで、磁気テープ１に対し所定の角度傾
斜して設けられる。１０は移動可能に構成されたベース
で、ガイドローラ８、傾斜ボスト６が固定され、テープ
カセット内より回転ドラム３の左側に移動させて磁気テ
ープ１を回転１′ラム３、巻取り側傾斜ボスト７に巻き
付ける。４はストッパーで回転ドラム３に対し固定位置
に設けられ、ベース１０の移動位置を規制する。１２は
キャプスタン軸で、回転ドラム３に傾斜して巻き付けら
れた磁気テープ１がねしれることなく走行できるように
傾斜ボスト７と共に所定の位置に固定されている。つま
りは傾斜ポスト７の位置、磁気テープ１に対する傾斜角
度やその方向、および磁気テープ１の巻き付は角は回転
ドラム３とキャプスタン軸１２との位置により磁気テー
プｌに捻れのないよう決定されている。Ｉ３はピンチロ
ーラである。１６は移動可能に構成された垂直ガイド部
材でキャプスタン軸１２への磁気テープ巻き付き角を規
制する。本実施例ではこの垂直ガイド部材１６は、傾斜
ポスト７とキャプスタン軸１２の両側面が共通に接する
平面に、同様に側面で接する位置、つまりは傾斜ボスト
７とキャプスタン軸１２とで形成されるテープ走行経路
の延長上に接線を存する位置に設けられている。

ベース１０．ガイドローラ８，１頃斜ボスト６゜垂直ガ
イド部材１６の移動によってテープカセントから引き出
された磁気テープ１は、回転ドラム３、巻取り側傾斜ボ
スト７に巻き付けられる。図中の破線はテープローディ
ング前、実線はテープローディング後の位置を示す。こ
の後、図外のスイッチを操作すれば、磁気テープ１はキ
ャプスタン軸１２とピンチローラ１３で挟み付けられ、
キャプスタン軸１２の回転駆動力により走行する。

図面より明らかなように磁気テープ１をテープカセ・２
トより引き出すガイドローラはヘースｌＯ上に固定され
たガイドローラ８のみとなり、これを移動させる機構も
１つでよい。精密な位置決めが必要なストッパー４も１
つとなり組立が容易になる。また巻取り側のガイドロー
ラを廃止したことで磁気テープガイド部材の少ない簡素
なテープ走行系となる。巻取り側の傾斜ボスト７および
キャプスタン軸１２が回転ドラム３に対し高精度に固定
されているため磁気テープ１の捻れが発生せず、従来の
ような磁気テープの捻れを発生させないためのガイド部
材の調整箇所も少なくなる。上述したような高価な機構
部品の削減によるコストの低減も可能となる。

さらにピンチローラ１３をキャプスタン軸１２から離す
早送り等のモードで磁気テープ１がキャプスタン軸１２
から離れテープ走行経路が変化し磁気テープ１に捻れが
発生しうる場合においても、垂直ガイド部材１６を傾斜
ボスト７とキャプスタン軸１２とで形成されるテープ走
行方向の延長線上に磁気テープ１との接線を有する位置
に設けることにより、磁気テープ１はねしれることな（
走行できるので早送り時などに磁気テープｌに記録され
た信号を読み出すこともでき、また磁気テープｌの捻れ
による損傷を防ぐこともできる。

発明の効果 以上のように本発明は、回転ドラムとキャプスタンとの
間に配置されており磁気テープに対して所定の角度傾斜
させた傾斜ポストと、キャプスタン軸との間で、磁気テ
ープの走行経路に影響する部材が配置されないように構
成したことにより従来必要であった巻取り側のガイドロ
ーラが１つ不要になり、またそれに伴いベースを移動さ
せる機構、ベース、ストッパーも１組なくすことができ
る。したがって簡素なテープ走行系となり、部品点数も
減らすことができ、また組み立ても容易になるのでコス
トダウンも図れる。

さらに傾斜ポストとキャプスタン軸の両側面に接する平
面上に接線を有する位置に垂直ガイド部材を設けたこと
により、ピンチローラをキャプスタン軸から離す早送り
等のモードでも回転ドラムに巻き付いた磁気テープには
ねじれが生じないので磁気テープに記録された信号を読
み出すこともでき、また磁気テープの捻れによる損傷を
防ぐこともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示す平面図、第２図
は従来の磁気記録再生装置を示す平面図である。 １・・・・・・磁気テープ、３・・・・・・回転ドラム
、４，５・・・・・・ストッパー、６，７・・・・・・
１頃斜ポスト、８，９・・・・・・ガイドローラ、１０
．１１・・・・・・ベース、１２・・・・・・キャプス
タン軸、１３・・・・・・ピンチローラ、１６・・・・
・・垂直ガイド部材。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名菓　１　図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ヘッドを有する回転ドラムと、キャプスタン
   軸とピンチローラにより磁気テープを挟み付けて走行駆
   動する駆動装置と、上記回転ドラムとキャプスタン軸と
   の間に配置されており磁気テープに対して所定の角度傾
   斜させた傾斜ポストとを有し、上記傾斜ポストとキャプ
   スタン軸との間で上記磁気テープの走行経路に影響する
   部材が配置されないことを特徴とする磁気記録再生装置
   。
2. （２）傾斜ポストとキャプスタン軸の両側面が共通に接
   する平面に、同様に側面で接する垂直ガイド部材を設け
   たことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の磁
   気記録再生装置。