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JPH01160943A - ナフタレンジカルボン酸の製造法 - Google Patents

ナフタレンジカルボン酸の製造法

Info

Publication number
JPH01160943A
JPH01160943A JP62319399A JP31939987A JPH01160943A JP H01160943 A JPH01160943 A JP H01160943A JP 62319399 A JP62319399 A JP 62319399A JP 31939987 A JP31939987 A JP 31939987A JP H01160943 A JPH01160943 A JP H01160943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
heavy metals
dipn
reaction
diisopropylnaphthalene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62319399A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruaki Yamada
輝明 山田
Yoshiharu Douko
道古 義治
Kazuki Sugiura
一樹 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Water Inc
Original Assignee
Sumikin Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumikin Chemical Co Ltd filed Critical Sumikin Chemical Co Ltd
Priority to JP62319399A priority Critical patent/JPH01160943A/ja
Priority to US07/284,678 priority patent/US4925977A/en
Priority to EP19880403223 priority patent/EP0323309A3/en
Publication of JPH01160943A publication Critical patent/JPH01160943A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
    • C07C51/265Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ジイソプロピルナフタレンを溶媒中におい
て分子状酸素により酸化し、高機能性高分子材料の原料
として有用なナフタレンジカルボン酸を高収率で製造す
る方法に関する。
[従来技術] ナフタレンジカルボン酸く以下rNDcAJという)は
、ジアルキルナフタレンを、酢酸等の低級脂肪酸の溶媒
中、コバルト、マンガンおよび臭素よりなる触媒の存在
下、分子状酸素により酸化して得る方法が一般的である
2.6−ジメチルナフタレンを酸化原料として用いた場
合、比較的高収率で2.6−NDCAを得ることができ
るが、原料である2、6−ジメチルナフタレンの合成収
率が低く、しかも、物性の近似している10種の異性体
があり、これらの混合物から2.6一体のみを分離する
ことはかなりの困難を伴う。このため、2.6−NDC
Aをこの方法で得ることは経済的に不利である。
一方、ジイソプロピルナフタレン(以下rDIPNJと
いう)は、合成も容易であり、しかも、2.6一体ある
いは2.7一体等の各種異性体の分離も比較的容易であ
るが、酸化して得られるNDCAの収率が、ジメチルナ
フタレンを原料として用いた場合に較べ、低いという欠
点がある。
2.6−DIPNを原料として2.6−NDCAを製造
する場合の収率を向上させる方法としては、コバルトお
よび/まなはマンガンよりなる重金属と、臭素よりなる
触媒の存在下、2.6−DIPNまたはその中間体1モ
ルあたり、重金属を少なくとも0.2モル使用して行な
う方法(特開昭60−89445号公報)、酸化反応混
合物中における該重金属を、溶媒あたり少なくとも1重
量%以上存存在せしめて行なう方法(特開昭60−89
446号公報)あるいは酸化反応混合物中における臭素
を、溶媒あたり0.1〜10重量%存在せしめて行なう
方法く特開昭61−246144号公報)等多くの提案
が行われている。また、コバルトとセリウムあるいはニ
ッケルを用いる方法〈特開昭62−212344号公報
、特開昭62−212343号公報〉も提案されている
しかし、コバルト、マンガンおよびセリウムよりなる3
種の重金属触媒の効果については、未だ検討されていな
いのが現状である。
[解決しようとする問題点] この発明は、前記DIPNを原料として使用し、これを
酸化して高収率でNDCAを製造できる方法を提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、DIPNを溶媒中、分子状酸素を用いて
酸化し、NDCAを得る方法について、種々試験研究の
結果、重金属触媒として、セリウム、コバルトおよびマ
ンガンを用いることにより、上記の目的を達成できるこ
とを究明し、この発明を完成させたのである。
すなわちこの発明は、DIPNを、低級脂肪酸を含む溶
媒中、酸化触媒の存在下、分子状酸素により酸化してN
DCAを製造する方法において、セリウム、コバ7 ト
およびマンガンよりなる重金属と臭素からなる酸化触媒
を使用することを特徴とするNDCAの製造法である。
この発明における原料であるDIPNとしては、2.6
一体、2.7一体等のすべての異性体を用いることがで
きる。
この発明において使用する溶媒としては、低級脂肪酸あ
るいは低級脂肪酸と他の溶媒との混合物を用いる。低級
脂肪酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸等が使用可
能であるが、酢酸が最も好ましい。混合して用いる溶媒
としては、クロロベンゼン、ブロモベンゼンのような酸
化に対して比較的安定な溶媒を用いる。
酸化触媒としては、セリウム、コバルトおよびマンガン
からなる重金属と、臭素を併用して用いる。これら酸化
触媒は、溶媒に溶けるものが望ましい。セリウム、コバ
ルト、マンガンについては、酢酸塩、臭化物等が好まし
く、臭素については、臭化カリウム、臭化ナトリウム等
が好ましい。
また、反応系中に酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等のア
ルカリ金属、またはメ゛チルエチルケトン、アセトアル
デヒドのようなケトン類を共存させて反応させることも
可能である。
触媒として使用する各重金属の比は、原子比で、である
。セリウムの量比がこの範囲を外れると、NDCAの収
率が低下する。
また 全重金属の量は、原料のDIPN1モルに対して
、0.1g原子以上、10g原子以下、好ましくは0.
2g〜2.0g原子である。これはDIPNに対して0
.1g原子以下および1゜g原子以上となると、NDC
Aの収率が低くなるからである。
触媒として使用する重金属および臭素の濃度は、前記溶
媒当たりそれぞれ0.5重量%以上、好ましくは1.0
重量%以上である。
分子状酸素含有ガスとしては、空気をそのまま使用する
こともできるし、また、空気または酸素を不活性ガスで
希釈して用いることもできる。
空気を用いた場合の反応圧力としては、23〜45 k
g/ cm2が好ましい。
反応温度は、150〜210°Cで、好ましくは180
〜200°Cである。
[作   用] セリウムを触媒として存在させることにより、公知のコ
バルトおよび/またはマンガンを使用する場合に比較し
、三種の重金属の相乗効果により高収率でNDCAを得
ることができるという利点があるが、さらに、従来公知
のコバルトおよび/またはマンガンを使用すると、酸素
含有ガス導入管の閉塞や、反応容器内壁へ反応生成物の
付着が生じるため、工業化の際問題となる恐れがあるの
に対し、セリウムを存在させることによって、酸素含有
ガス導入管の詰まりゃ、反応容器内壁への反応生成物の
付着は、殆ど見られないという予想もし得ない効果が得
られる。
セリウムを存在させると、生成するNDCAの結晶は非
常に細かくなるが、このことが詰まりゃ付着の防止に寄
与していると考えられる。
セリウムを重金属触媒の1種として存在させる場合には
、反応溶液中の水の許容量(’NDCAの収率が低下し
ない最大水分量)は、コバルトおよびマンガンを重金属
触媒として用いた場合よりも多い。したがって、反応溶
液中に一定量の水を存在させることにより、反応系での
溶媒である酢酸等の燃焼率を低く抑制でき、溶媒の損失
を少なくすることができる。
[実施例] 実施例1 容量0.5Eのチタン製オートクレーブに触媒として、
酢酸コバルト四水塩4.98 g、酢酸マンガン四水塩
4.89 g、酢酸セリウム−水塩6.71g、臭化カ
リウム7.14 g、酢酸カリウム5.91 g、溶媒
として酢酸230gを仕込み、攪拌しながら反応圧力3
0 kg/ cm” 、反応温度200 ’Cで過剰の
空気を吹き込みながら、2.6−D I PN 62.
70gを4時間かけて送入し、そのあと1時間ポストオ
キシデーションを行った。反応終了後生成物を回収し、
熱水洗浄して2,6〜NDCAを含む淡黄白色固形物を
回収した。この場合の2.6−NDCAの収率は945
モル%であった。
この反応において、空気吹込み管およびオー1へクレー
プ内壁への生成物の付着は、全く見られなかったつ なお、この反応における2、6−DIPN1モル当たり
重金属は0.203g原子、溶媒当たりの重金属は2.
21重量%、溶媒当たりの臭素は2.07重量%である
実施例2 DIPNとして2.7−DIPNを用いた以外は、実施
例1と同一条件で反応せしめ、生成した淡黄白色固形物
を回収した。この場合の2,7−NDCAの収率は、9
4.3モル%であった。
この反応において、空気吹き込み管およびオートクレー
ブ内壁への生成物の付着は、全く認められなかった。
比較例1 触媒として、酢酸コバルト四水塩2.48 g、酢酸マ
ンガン四水塩2.44 g、酢酸セリウム−水塩83.
30g、臭化カリウム16.20g 、酢酸カリウム1
3.37 gを用いた以外は、実施例1と同様の条件で
反応せしめ、生成した黒褐色固形物を回収した。
コ(7) 場合の2.6−NDCAの収率は、36.0
モル%であった。
rp っな。
比較例2 触媒として、酢酸コバルト四水塩7.48 g、酢酸マ
ンガン四水塩7.37g、臭化カリウム7.14g、酢
酸カリウム5.91 gを用いた以外は、実施例1と同
様の条件で反応せしめ、生成した淡黄白色固形物を回収
した。この場合の2.6−NDCAの収率は、87.2
モル%であった。
この反応においては、空気吹込み管およびオートクレー
ブ内壁への生成物の付着が見られたなお、この反応にお
ける2、6−DIPNIモル当たり重金属は0.203
g原子、溶媒当たりの重金属は2.21重量%、溶媒当
たりの臭素は2.07重量%である。
比較例3 反応温度を220℃とした以外は、実施例1と同様の条
件で反応せしめ、生成した黒色固形物を回収した。この
場合の2.6−NDCAの収率は、50.2モル%であ
った。
なお、この反応における2、6−DIPN1モル当なり
重金属は0.203g原子、溶媒当たりの重金属は2.
21重量%、溶媒当たりの臭素は2.07重量%である
比較例4 触媒として酢酸コバルト四水塩1.66 g、酢酸マン
ガン四水塩1.63 g、酢酸セリウム−水塩2.24
g、臭化カリウム2.47 g 、酢酸カリウム1.9
7gを用いた以外は、実施例1と同様の条件で反応せし
め、生成した黄褐色固形分を回収した。
この場合の2.6−NDCAの収率は、42.8モル%
であった。
なお、この反応における2、6−DIPN1モル当たり
重金属は0.068g原子、溶媒当たりの重金属は0.
74重量%、溶媒当たりの臭素は0.72重量%である
比較例5 触媒として酢酸コバルト四水塩0.83g、酢酸マンガ
ン四水塩0.82 g 、酢酸セリウム−水塩1.12
g 、臭化カリウム2.47 g、酢酸カリウム1.9
7gを用い、2 、6−D I PN 10.45gを
40分間で送入した以外は、実施例1と同様の条件で反
応せしめ、生成した淡黄色固形分を回収した。
この場合の2.6−NDCAの収率は、44.3モル%
であった。
なお、この反応における2、6−DIPN1モル当たり
重金属は0.203g原子、溶媒当たりの重金属は0.
37重量%、溶媒当たりの臭素は0.72重量%である
比較例6 触媒として酢酸コバルト四水塩4.98 g、酢酸マン
ガン四水塩4.89 g 、酢酸セリウム−水塩6.7
1 g、臭化カリウム1.43 g 、酢酸カリウム1
.18gを用いた以外は、実施例1と同様の条件で反応
せしめ、生成した淡黄白色固形分を回収した。
この場合の2.6−NDCAの収率は、53.1モル%
であった。
なお、この反応における2、6−DIPNIモル当たり
重金属は0.203g原子、溶媒当たりの重金属は2.
21重量%、溶媒当たりの臭素は0.41重量%である
また、比較例1および3〜6においては、空気吹き込み
管およびオートクレーブ内壁への生成物の付着は、殆ど
殆ど見られなかった。
し発明の効果コ 以上のとおりこの発明によれば、簡便な操作でDIPN
からNDCAを高収率で製造することができると共に、
酸素含有ガス吹込み管や反応容器内壁への反応生成物の
付着を防止でき、さらに溶媒の燃焼によるロスを低減で
きる等の効果を有する。
特許出願人  住金化工株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ジイソプロピルナフタレンを、低級脂肪酸を含む
    溶媒中、酸化触媒の存在下、分子状酸素により酸化して
    ナフタレンジカルボン酸を製造する方法において、セリ
    ウム、コバルトおよびマンガンよりなる重金属と臭素か
    らなる酸化触媒を使用することを特徴とするナフタレン
    ジカルボン酸の製造法。 (2)ジイソプロピルナフタレンが2,6−ジイソプロ
    ピルナフタレンおよび/または2,7−ジイソプロピル
    ナフタレンであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のナフタレンジカルボン酸の製造法。 (3)各重金属の比が、原子比で、 0.01≦Ce/(Co+Mn)≦10であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2項記載のナフ
    タレンジカルボン酸の製造法。 (4)150〜210℃で酸化することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第3項記載のナフタレンジカ
    ルボン酸の製造法。 (5)ジイソプロピルナフタレン1モルあたり重金属を
    0.1〜10g原子使用して酸化することを特徴とする
    特許請求の範囲第第1項ないし第4項記載のナフタレン
    ジカルボン酸の製造法。 (6)溶媒当たり重金属を0.5重量%以上使用して酸
    化することを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    5項記載のナフタレンジカルボン酸の製造法。 (7)溶媒あたり臭素を0.5重量%以上使用して酸化
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6
    項記載のナフタレンジカルボン酸の製造法。
JP62319399A 1987-12-17 1987-12-17 ナフタレンジカルボン酸の製造法 Pending JPH01160943A (ja)

Priority Applications (3)

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JP62319399A JPH01160943A (ja) 1987-12-17 1987-12-17 ナフタレンジカルボン酸の製造法
US07/284,678 US4925977A (en) 1987-12-17 1988-12-15 Method for the preparation of naphthalene dicarboxylic acids
EP19880403223 EP0323309A3 (en) 1987-12-17 1988-12-16 Process for the preparation of naphthalene dicarboxylic acids

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