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JPH01143878A - ケイ素アジド化合物の製造方法 - Google Patents

ケイ素アジド化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH01143878A
JPH01143878A JP62304739A JP30473987A JPH01143878A JP H01143878 A JPH01143878 A JP H01143878A JP 62304739 A JP62304739 A JP 62304739A JP 30473987 A JP30473987 A JP 30473987A JP H01143878 A JPH01143878 A JP H01143878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azide
compound
alkali metal
formula
macroporous polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62304739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2654516B2 (ja
Inventor
Kazuaki Sugata
一明 須方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON TOKUSHU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON TOKUSHU KAGAKU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON TOKUSHU KAGAKU KOGYO KK filed Critical NIPPON TOKUSHU KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP62304739A priority Critical patent/JP2654516B2/ja
Publication of JPH01143878A publication Critical patent/JPH01143878A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分厨 本発明は、ケイ素アジド化合物の製造方法に関する。更
に詳しくは本発明は、−最大 %式%(1) 〔式中Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基又はア
リール基を示す。nは1〜3の整数を示す。〕 で表わされるケイ素アジド化合物の製造方法に関する。
従来の技術及びその問題点 上記一般式(1)で表わされるケイ素アジド化合物は、
ヘテロ環化合物の合成やアジ化剤として有用な化合物で
ある。
従来、ケイ素アジド化合物は、−最大 %式%(2) 〔式中R及びnは前記に同じ。Xはハロゲン原子を示す
。〕で表わされるシリルハロゲン化物に、アルカリ金属
アジド化合物を反応させて製造されてきたが、この方法
では反応完結にまで24〜48時間という長時間を必要
とし、またケイ素アシト化合物の収率も満足できるもの
ではなく、工業的製法としては難点を有している。上記
反応の反応溶媒としてヘキサメチルリン酸トリアミドや
ジメチルホルムアミドを用いて該反応に要する時間を短
縮させる試みもなされている(S、S。
Washburne、et al、、 J、Organ
ometal、Chem、、33.153(1971)
)が、これは学術文献としての価値を有しているものの
、ケイ素アジド化合物の工業的製造法としては到底利用
できないものである。即ち、前者の溶媒は発ガン性を有
しており環境衛生の点で不適当であり、また後者の溶媒
を用いれば好ましくない副反応が起り、その結果収率が
低下するを避は得ないのである。更に一般式(2)のシ
リルハロゲン化物にアルカリ金属アジド化合物を反応さ
せる従来の方法では、上記一般式(1)においてRが水
素原子又はアリール基である化合物を合成することは不
可能であった。
本発明の目的は、反応溶媒として安全性が高い慣用の溶
媒を用い、一般式(1)のケイ素アジド化合物を緩和な
温度条件下に且つ短時間で収率よく製造し得る方法を提
供することにある。
本発明の他の一つの目的は、上記一般式(1)において
Rが水素原子又はアリール基である化合物を、対応する
一般式(2)のシリルハロゲン化物から製造する方法を
提供することにある。
本発明の方法は、一般式(2)で表わされるシリルハロ
ゲン化物に、マクロポーラスポリマーに担持させたアル
カリ金属アジド化合物を反応させて一般式(1)で表わ
されるケイ素アジド化合物を得ることを特徴とするケイ
素アジド化合物の製造方法である。
上記一般式(1)及び(2)において、Rで示されるア
ルキル基にはメチル基、エチル基、ブチル基等が、アル
ケニル基にはビニル基等が、アリール基にはフェニル基
等がそれぞれ包含される。
またXで示されるハロゲン原子には塩素原子、臭素原子
、沃素原子等が包含される。
本発明では、マクロポーラスポリマーに担持させたアル
カリ金属アジド化合物を使用することを必須とする。
マクロポーラスポリマーとしては、従来公知のものを広
く使用でき、例えばアンバーライトXAD−2、アンバ
ーライトXAD−4[いずれもローム アンド ハース
社製〕、ダイヤイオンHPシリーズ〔三菱化成社製〕等
を挙げることができる。また、アルカリ金属アジド化合
物としては、例えばナトリウムアジド、リチウムアジド
等を挙げることができる。アルカリ金属アジド化合物の
担持量としては、特に制限がなく広い範囲内で適宜選択
が可能であるが、マクロポーラスポリマー100g当り
通常0.1〜1.0モル程度、好ましくは0.2〜0.
5モル程度とするのがよい。
アルカリ金属アジド化合物が担持されたマクロポーラス
ポリマーは、容易に製造され得る。
アルカリ金属アジド化合物が担持されたマクロポーラス
ポリマーの使用量としては、特に制限がなく広い範囲内
で適宜選択し得るが、通常原料である一般式(2)のシ
リルハロゲン化物中のハロゲン原子1モル当り、アルカ
リ金属アジド化合物が1〜4モル程度、好ましくは1〜
2モル程度となるような割合で上記ポリマーを使用する
のがよい。
本発明の反応は、通常溶媒中で行なわれる。使用される
溶媒としては、例えばアセトニトリル等の極性非プロト
ン性溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、デカリン等
の脂環式炭化水素類、ジクロロメタン等のハロゲン化炭
化水素類、テトラヒドロフラン等のエーテル類等を例示
できる。
これらの中でもアセトニトリルが特に好適である。
本発明の反応は、通常室温〜60℃程度の低温で好適に
進行し、一般に0.5〜6時間程度の短時間で該反応は
完結する。
上記反応終了後、固体骨を濾過し、ジクロロメタン等の
溶媒で固体を洗浄後、該溶媒を留去し蒸留することによ
り目的化合物を単離、精製することができる。
発明の効果 本発明の方法では、温和な反応温度下で、しかも短時間
で目的とする一般式(1)のケイ素アジド化合物を収率
よく製造し得る。また本発明の方法で使用される溶媒は
、いずれも入手容易で安全性の高いものである。更に本
発明の方法では、上記一般式(1)においてRが水素原
子又はアリール基である化合物を、対応する一般式(2
)のシリルハロゲン化物から容易に製造することができ
る。従って、本発明の方法は、一般式(1)のケイ素ア
ジド化合物の工業的製造法として極めて好適なものであ
る。
実  施  例 以下に実施例を掲げて本発明をより一層明らかにする。
実施例1 アンバーライトXAD−4(8,6g)に担持させたナ
トリウムアジド(30ミリモル)、ジフェニルメチルク
ロロシラン(15ミリモル)及びジクロロメタン(40
11112)の混合物を40℃で5時間攪拌した。この
反応液をガスクロマトグラフィーで定量した結果、ジフ
ェニルメチルシリルアジドの生成率は98%以上であっ
た。固形分を濾過後、固形分をジクロロメタン(60m
12)で洗浄した。溶媒を留去後、減圧蒸留によりジフ
ェニルメチルシリルアジド3.18g(収率89%)を
得た。沸点:96〜98℃/ 0 、 2 mmHg実
施例2 アンバーライトXAD−4(8,6g)に担持させたナ
トリウムアジド(30ミリモル)、ジフェニルクロロシ
ラン(3,28g、15ミリモル)及びジクロロメタン
(40111Q)の混合物を40℃で5時間攪拌した。
この反応液をガスクロマトグラフィーで定量した結果、
ジフェニルシリルアジドの生成率は約100%であった
。以下実施例1と同様に処理して、ジフェニルシリルア
ジドを得た。
下記第1表に示すシリルハロゲン化物及び溶媒を使用し
、所定温度下に所定時間反応させる以外は、上記実施例
1と同様にして、対応するケイ素アジド化合物を得た。
ケイ素アジド化合物の生成率を調べたところ、いずれの
場合も98%以上であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 R_4_−_nSi(X)_n 〔式中Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基又はア
    リール基を示す。nは1〜3の整数を示す。Xはハロゲ
    ン原子を示す。〕 で表わされるシリルハロゲン化物に、マクロポーラスポ
    リマーに担持させたアルカリ金属アジド化合物を反応さ
    せて一般式 R_4_−_nSi(N_3)_n 〔式中R及びnは前記に同じ。〕 で表わされるケイ素アジド化合物を得ることを特徴とす
    るケイ素アジド化合物の製造方法。
JP62304739A 1987-12-01 1987-12-01 ケイ素アジド化合物の製造方法 Expired - Lifetime JP2654516B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102002A1 (de) * 2002-05-31 2003-12-11 Humboldt-Universität Zu Berlin Siliciumpolyazide und verfahren zu ihrer herstellung
WO2008144937A1 (en) * 2007-05-30 2008-12-04 Mcmaster University Automated solid phase analytical derivatization
US7781603B2 (en) 2004-09-30 2010-08-24 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Method for producing trimethylsilyl azide
JP2013116878A (ja) * 2011-10-31 2013-06-13 Toyobo Co Ltd トリメチルシリルアジドの製造における溶媒の回収方法

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JP2013116878A (ja) * 2011-10-31 2013-06-13 Toyobo Co Ltd トリメチルシリルアジドの製造における溶媒の回収方法

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JP2654516B2 (ja) 1997-09-17

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